JPH06886U - 剛体電車線用架台の接続部 - Google Patents

剛体電車線用架台の接続部

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JPH06886U
JPH06886U JP10100691U JP10100691U JPH06886U JP H06886 U JPH06886 U JP H06886U JP 10100691 U JP10100691 U JP 10100691U JP 10100691 U JP10100691 U JP 10100691U JP H06886 U JPH06886 U JP H06886U
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connection
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longitudinal direction
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rigid train
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JP10100691U
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敏明 小野
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 接続すべき架台相互の鍔部に当接する当接面
を長手方向中央部から両端に極く僅かに傾斜するテーパ
ー状に形成した接続金具で、接続すべき架台相互を接続
して剛体電車線用架台の接続部を構成した。 【効果】 接続すべき架台相互の接続が、架台を接続金
具にボルトとナット或いはリベットにより締結するだけ
の簡単な作業で極めて迅速に、且つ、確実強固に行え、
また、架台相互の鍔部に当接する接続金具の当接面を長
手方向中央部から両端に極く僅かに傾斜するテーパー状
に形成することにより、架台に自重による撓みが生じて
も、架台の接続部は沿線方向に対し僅かに凹むか平坦と
なるので、架台の接続部でパンタグラフが跳ねて離線す
るようなおそれは全くない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は剛体電車線用架台の接続部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地下鉄、モノレール等の車両に電力を供給する剛体電車線用架台の布設 は、長さが5m〜10mのアルミ又はアルミ合金からなるT型架台を軌道に沿っ て順次溶接接続して布設している。而して、アルミ又はアルミ合金は高温におい て瞬時に酸化するため、その溶接法には溶接部を不活性ガスでシールドするアル ゴンガスアーク溶接法が一般的に用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、アルミ又はアルミ合金からなるT型架台を軌道に沿って順次ア ルゴンガスアーク溶接法により溶接接続するには、大型で重量の嵩む溶接機やガ スボンベ等の溶接機器を隧道内等に搬入し、移動させながら順次架台の接続作業 を行わなければならないために、多くの作業者と熟練した溶接技術者を要するば かりでなく、作業性が極めて悪い等の問題点があった。
【0004】 本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、大型で重量の嵩む溶接機やガスボ ンベ等の溶接機器を必要とせず、しかも、パンタグラフの離線のおそれのない剛 体電車線用架台の接続部を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解消するために、架台鍔部に当接する当接面を長手方向 中央部から両端に僅かに傾斜するテーパー状に形成した接続金具で、接続すべき 架台相互を接続して剛体電車線用架台の接続部を構成したものである。
【0006】
【作用】 接続すべき架台相互を接続金具にボルトとナット或いはリベットで締結するこ とで架台相互を接続することができるので、大型で重量の嵩む溶接機やガスボン ベ等の溶接機器を必要としない。また、架台の鍔部に当接する接続金具の当接面 を長手方向中央部から両端に僅かに傾斜するテーパー状に形成することで、架台 に自重による撓みが生じても、架台の接続部は沿線方向に対し極く僅かに凹むか 平坦となるので、架台の接続部でパンタグラフが跳ねて離線するのを確実に防止 し得る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面により説明する。図1は本考案の一実施例を示す 縦断面図、図2は要部拡大縦断面図、図3は右側面図で、図において1、1’は 長さが5m〜10mのアルミ又はアルミ合金からなるT型架台、2、2’はT型 架台1、1’の鍔部、3、3’は該鍔部2、2’に所定の間隔で穿設されたボル ト或いはリベット挿通孔である。
【0008】 4は長さが0.2m〜1.5mのアルミ又はアルミ合金からなる接続金具で、 T型架台1、1’の鍔部2、2’の上面に当接する当接面4aは図2に示すよう に長手方向中央部の板厚tに対し、両端の板厚t’が0.1mm〜2mmの極く 僅かに厚いテーパー状に形成されている。5は該接続金具4に穿設されたボルト 或いはリベット挿通孔で、該ボルト或いはリベット挿通孔5はT型架台1、1’ の鍔部2、2’に所定の間隔で穿設されたボルト或いはリベット挿通孔3、3’ と合致する位置に穿設されている。6は接続金具4の上面長手方向中心位置に設 けられた補強用のリブで、該リブ6は省略してもよい。
【0009】 7、7は長さが0.2m〜1.5mのアルミ又はアルミ合金からなる一対の接 続金具で、T型架台1、1’の鍔部2、2’の下面に当接する当接面7aは図2 に示すように長手方向中央部の板厚tに対し、両端の板厚t’が0.1mm〜2 mmの極く僅かに薄いテーパー状に形成され、一方の上端縁長手方向にはT型架 台1、1’の鍔部とウエッブ部との角部に形成されたR面に合致するR面加工が 施され、前記接続金具4とペアーでT型架台1、1’を接続するようになってい る。8は接続金具7、7に穿設されたボルト或いはリベット挿通孔で、該挿通孔 8はT型架台1、1’の鍔部2、2’に所定の間隔で穿設されたボルト或いはリ ベット挿通孔3、3’と合致する位置に穿設されている。
【0010】 9はT型架台1、1’相互の電気的性能を保証するためのジャンパ線又は伸縮 性を有する接続金具(コーペル等)で、該ジャンパ線又は伸縮性を有する接続金 具等は省略してもよい。
【0011】 上述のように剛性電車線用架台の接続部を構成することにより、T型架台1、 1’の接続が、該T型架台1、1’の鍔部2、2’の上面及び下面に夫々接続金 具4と一対の接続金具7、7を配置し、ボルトとナット又はリベットにより挟着 固定するだけの簡単な作業で極めて迅速に且つ確実強固に行える。また、T型架 台1、1’の鍔部2、2’の上面と当接する接続金具4の当接面4aを長手方向 中央部の板厚が薄く両端の板厚が極く僅かに厚いテーパー状に形成し、T型架台 1、1’の鍔部2、2’の下面に当接する一対の接続金具7、7の当接面7aを 長手方向中央部の板厚に対し両端の板厚が極く僅かに薄いテーパー状に形成する ことで、T型架台1、1’の自重による撓みが生じても、T型架台1、1’の接 続部は沿線方向に対し極く僅かに凹むか平坦となるので、T型架台1、1’の接 続部でパンタグラフが跳ね離線するのようなおそれは全くない。さらに、T型架 台1、1’の鍔部2、2’の下面に当接する一対の接続金具7、7の上端縁長手 方向にT型架台の鍔部とウエッブ部との角部に形成されたR面に合致するR面加 工を施すことで、接続金具7、7の位置決めが容易に行える。
【0012】 なお、接続金具4と接続金具7のうち何れか一方は省略してもよい。
【0013】 図4及び図5はT型架台1、1’相互を接続する接続金具4の長手方向両側面 に鍔部2、2’を嵌合する袖片4b、4bを設け、鍔部2、2’の上面と当接す る当接面4aを長手方向中央部の板厚tに対し両端の板厚t’が0.1mm〜2 mmの極く僅かに厚いテーパー状に形成した本考案の他の実施例を示す要部拡大 縦断面図と右側面図で、接続金具4の長手方向両側面に鍔部2、2’を嵌合する 袖片4a、4aを設けることにより、T型架台1、1’相互の幅方向の位置決め 作業を必要とせずにT型架台1、1’相互を接続し得る。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば上述のように、T型架台の接続が、接続すべきT型架台を接続 金具にボルトとナット或いはリベットにより締結するだけの極めて簡単な作業で 極めて迅速に、且つ、確実強固に行えるので、従来のように大型で重量の嵩む溶 接機器や熟練技術者を必要とせず、また、T型架台の接続部は沿線方向に対し極 僅かに凹むか平坦となるので、T型架台の接続部でパンタグラフが跳ねて離線す るようなおそれは全くない等の優れた利点がある。
【0015】
【提出日】平成4年4月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 なお、接続金具4と接続金具7のうちいずれか一方は省略してもよい。 また、接続金具7はT型架台1、1′の側面側にボルト等で取り付けてもよい 。この場合接続金具7の架台鍔部2に当接する当接面は、その長手方向中央部か ら両端に極く僅かに傾斜するテーパー状に形成されている点は前記実施例と同様 である。
【提出日】平成4年6月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 なお、接続金具4と接続金具7のうちいずれか一方は省略してもよい。 また、接続金具7はT型架台1、1′の側面側にボルト等で取り付けてもよい 。この場合接続金具7の架台鍔部2に当接する当接面は、その長手方向中央部か ら両端に極く僅かに傾斜するテーパー状に形成されている点は前記実施例と同様 である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図
【図2】要部拡大縦断面図
【図3】右側面図
【図4】本考案の他の実施例を示す要部拡大縦断面図
【図5】右側面図
【符号の説明】
1、1’T型架台
2、2’ 鍔部 4 接続金具
4a 当接面 7 接続金具
7a 当接面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台鍔部に当接する当接面を長手方向中
    央部から両端に極く僅かに傾斜するテーパー状に形成し
    た接続金具で、接続すべき架台相互を接続したことを特
    徴とする剛体電車線用架台の接続部。
JP1991101006U 1991-11-12 1991-11-12 剛体電車線用架台の接続部 Expired - Fee Related JP2561283Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2612789A3 (de) * 2012-01-05 2014-07-09 BICC Holdings GmbH Verfahren zur Verbindung von Stromschienen

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JP2561283Y2 (ja) 1998-01-28

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