JP3783802B2 - 自動ドアのストッパ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動ドアのドアを懸架するガイドレールに取り付けられ、ドアの全開位置を決定する自動ドアのストッパ装置に関する。
【0002】
【発明の背景】
一般に、片引きドアあるいは引分けドアを含む引きタイプのドアの場合、ドアが閉じる際には、対向する固定側の部分、あるいは他方の開閉ドアが閉じ位置を規制する。したがって、ドアの閉方向の動きを制限するためのストッパ装置は、通常不要である。それに対し、開方向の動きについては、ストッパ装置によって制限することが必要である。このような自動ドアのストッパ装置は、無目内部のガイドレールの端部に取り付けられ、ドア側の部材、たとえばドア上部のハンガーを受けることによってドアの開方向の動きを制限する。
【0003】
自動ドアのストッパ装置に対しては、いくつかの技術的な要請がある。第1の要請は、ガイドレールに対し強固に取り付けることである。自動ドアは、スムーズな開閉のため、全開位置に達する少し手前でその開き速度を下げるように制御される。しかし、速度を下げたとしても、厚みのあるガラス板などで構成されるドアは重い。そのために、そのドアを受けるストッパ装置には、本質的に強固な取付けが必要とされるわけである。
ストッパ装置に対する第2の要請は、取付け位置を任意に設定することができ、しかも、より簡単に取り付けることができることである。この第2の要請は、施工現場の状況や自動ドアの使用者からの要望などに応える上からの要請である。したがって、第1の要請が本質的なものであるのに対し、第2の要請は、二次的なものともいえる。
【0004】
【解決しようとする課題】
第1の本質的な要請の観点から見た場合、従来のストッパ装置には、取付け強度の点で改良の余地がある。ストッパ装置が充分な強度をもって取り付けられていないと、ストッパ装置の取付け位置は、ドアが開閉する度にずれてしまう。そうした取付け位置のずれは、何回もの積重ねによって徐々に大きくなる。それにより、ドアは、最初に設定した全開位置からさらに大きく開くことになる。ついには、ドアが建物の開口部の枠体に当たり、ドア自体および建物の枠体に対し、好ましくない衝撃を与えることになってしまう。
こうした問題を、もう少し具体的にとらえてみよう。たとえば、実公平4−12238号の公報は、戸車走行部分が溝形状のガイドレールであるが、そのガイドレールの上下を全体が断面コ字形状のストッパ本体によって挾み付け、そのストッパ本体の上下の部分を一本のビスによって締め付けるようにした第1の従来技術を示している。第1の従来技術の取付け作業自体は、縦方向に延びる一本のネジ部材(ビス)を締め付けるだけであるため、比較的に簡単である。しかし、ネジ部材による締付けによる力は、ガイドレールを挾むストッパ本体に対し、上下方向に加わるだけであり、しかもまた、ネジ部材はガイドレールの戸車走行面の部分から離れた位置にある。そのため、断面コ字形状のストッパ本体は、ドアが当たる衝撃によって動き、ストッパ装置の取付け位置が次第にずれるおそれがある。特に、ストッパ装置のストッパ本体は、ガイドレールとの接触部分における摩擦力を利用し、その取付け位置を保持しているため、それに少しでもずれを生じると、接触部分が摩耗して摩擦力を低下させ、一層ずれやすい状態となる。
【0005】
一方、別の実公平7−9991号の公報は、戸車走行部分が凸状のガイドレールであり、そのガイドレールの両側面を左右(あるいは水平)方向に挾み付けるようにしてストッパ本体を支持するに際し、ガイドレールの一側面とストッパ本体の溝側面との間にクサビ部材を挿入し、クサビ作用により前記の挾み付け力を得るようにした第2の従来技術を示している。この第2の従来技術で用いるクサビ部材は、ガイドレールのレール上面の上方においてボルト部材とねじ結合する部材と一体であり、ボルト部材によるねじ結合力によって上方への引上げ力が与えられている。この第2の従来技術によれば、ボルト部材を締め付けるという比較的に簡単な作業によってストッパ装置を取り付けることができる。しかし、第1の従来技術が上下方向の挾付け力であるのに対し、第2の従来技術では、水平方向の挾付け力を利用しているという相違はあるが、一方向の挾付け力を利用しているだけである。しかも、第2の従来技術では、有効なクサビ作用を得るため、ストッパ本体を含む固定のための部材は、ガイドレールの両側面に接触するだけであり、接触部分が少ない。そのため、ガイドレールに対する取付け強度は充分ではなく、取付け位置が次第に変動して行くことは避けがたい。
【0006】
この発明は、以上の背景を考慮してなされたものであり、ガイドレールへの取付けをより強固なものにするという第1の要請に有効に応えることができ、ドアと接触したときの衝撃によって、設定した取付け位置からずれることがないような自動ドアのストッパ装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、取付け位置を調整し、しかもまた、より簡単な作業で取付けを行うことができるという第2の要請にも応えることができるストッパ装置を提供することを他の目的とする。
【0007】
【発明の解決手段】
この発明には、基本的に、ドアの戸車をガイドするガイドレールに、ストッパ装置を取り付けるに際し、ガイドレールを左右方向から挾み付けるだけでなく、ガイドレールを上下方向からも挾み付けるようにする点に特徴がある。互いに異なる二方向からの力によって、ガイドレールに対し、ストッパ装置をより強固に取り付けるわけである。
ストッパ装置の主体であるストッパ本体は、下面がガイドレールのレール上面に載置され、ガイドレールの一方側に位置する第1の支持脚部、およびガイドレールの他方側に位置する第2の支持脚部とを含む。一方の第1の支持脚部は、ガイドレールのレール第1側面に当たるが、他方の第2の支持脚部は、ガイドレールのレール第2側面から離れ、レール上面よりも下方向に延びる。それらレール第2側面と第2の支持脚部との間には、固定部材が位置する。その固定部材は、ガイドレールとストッパ本体とを互いに結合するための部材である。固定部材は、締結部材によって、ストッパ本体に向けて上方に引き上げることができる。締結部材による引上げ力は、ねじ結合あるいはカム作用に伴う変位を利用して得ることができる。締結部材としては、固定部材にねじ結合するボルト部材が最も好ましい。
【0008】
この発明では、ガイドレールのレール第2側面と固定部材との接触部分を、固定部材を引き上げるとき、その固定部材がガイドレールに対し斜め上方に押し付けるような第1の作用力を与える結合とする。しかも、その結合に関与する接触部分を、ガイドレールのレール上面よりも下方に位置させるようにしている。それにより、前記した上下および左右の二方向の取付け力を得る。
【0009】
この発明は、戸車をガイドするレール上面を構成する部分(戸車走行部分)が凸形状のガイドレールだけでなく、戸車走行部分が溝となったガイドレールにも適用することができる。しかし、この発明は、前者の凸形状のものに好適である。なぜなら、戸車走行部分が凸形状のガイドレールでは、ストッパ本体の下面の形状をレール上面の形状に適合させることが比較的容易であり、ストッパ本体の下面をレール上面に確実に密着させることができるからである。それによって、ストッパ本体は、第1および第2の支持脚部に加えて、その下面の部分がガイドレールあるいは固定部材に接触することになり、より多くの部分で接触し合うことになる。そのために、接触する部分における全体の摩擦力も大きくなり、強固な取付けとなり、しかも、接触面積が増大することに応じて、応力集中の発生を防止するという効果を得る。
【0010】
また、この発明では、固定部材に加わる上方への引上げ力によって、ストッパ本体を固定する力を得る。この点を、固定部材周辺の力の作用関係を示す図1を参照しながら説明する。固定部材が、両側に傾斜角度θa ,θb で傾斜する傾斜面をもっているとする。一方の傾斜面は、ガイドレールのレール第2側面に当たり、また、他方の傾斜面は、ストッパ本体の第2の支持脚部に当たる。
固定部材に加わる上方への引上げ力Fは、各傾斜面に垂直な力Fa ,Fb に分割することができる。分割した力Fa ,Fb の値は、次の各式による。
Fa =F×{sinθb /sin(θa +θb )}
Fb =F×{sinθa /sin(θa +θb )}
これらの力Fa ,Fb に基づいて、ストッパ本体を固定するための摩擦力が生じる。ストッパ本体を強固に固定するためには、Fa ,Fb が大きい方が良い。そのためには、締結部材としてねじ結合によるボルト部材などが好ましく、また、傾斜角度θa ,θb を大きくする(つまり、90度に近づける)のが良い。また、大きな摩擦力を得るために、接触する部分の摩擦係数を大きくすることも有効である。
力Fa ,Fb を水平方向の力Fc ,Fd および上下方向の力Fe ,Ff に分割して考えると、力のつり合いから、次の関係を得る。
Fc =Fd
Fe +Ff =F
したがって、傾斜角度θa ,θb が異なると、固定部材、ひいてはそれにねじ結合するボルト部材に曲げモーメントを生じる。その曲げモーメントは、ボルト部材によるねじ結合上好ましいことではない。そのため、両傾斜角度θa ,θb を等しくすることによって、そうした曲げモーメントをゼロにするようにするのが最適である。両傾斜角度θa ,θb を等しくすることは、固定部材自体を左右対称の形状にすることになり、固定部材を左右の方向性を考慮することなく配置するという取付け上のメリットをも生む。
【0011】
【好適な実施例】
図2は無目部分の側断面図であり、図3はその正面からの図である。これらの図2および図3を参照しながら、まず、この発明の一実施例であるストッパ装置100の位置づけを明らかにする。
ドア10は、周囲の枠体12と、枠体12の内側に支持されたガラス14とを含む開閉部材である。このドア10の上部枠体12aの上面にハンガー16があり、ドア10を吊るように支持している。ハンガー16は、ドア10の両側近くの2箇所にあり、その一方は、ベルトを通してドアエンジン20から自動開閉のための駆動力を受ける。各ハンガー16は、回転自在な戸車17を支持し、その戸車17がガイドレール30上を走行する。したがって、ガイドレール30は、無目内部をドア10の開閉方向に延びている。ガイドレール30は、戸車走行部分が凸形状であり、その凸形状のレール上面に載る戸車17側が溝17aになっている。
【0012】
ストッパ装置100は、ガイドレール30の端部近くに取り付けられ、片方のハンガー16と機械的に接触することによって、ドア10の全開位置を規定する。ハンガー16とストッパ装置100とが接触する際の衝撃を緩和するため、衝突部分にはゴム部材が設けられる。衝撃緩和のためのゴム部材(ストッパゴム)は、ハンガー16側あるいはストッパ装置100側のいずれか一方に設ければ良い。各ドア10に対し、ハンガー16は2つ、ストッパ装置100は1つであることから、加工を容易にするため、通例、ストッパゴムはストッパ装置100側に取り付ける。
【0013】
図4〜図6がストッパ装置100の構成を明らかにしている。図4は、ストッパ装置100の全体構造を示し、図5はストッパ装置100の主体となるストッパ本体50、また、図6は固定部材70をそれぞれ示している。
ストッパ装置100は、ガイドレール30をまたいで配置されるストッパ本体50と、ストッパ本体50をガイドレール30に対し固定するための固定部材70と、固定部材70を上方に引き上げる締結部材としてのボルト部材90とを備えている。
【0014】
ドア10の上部のハンガー16と接触するストッパゴム60は、ストッパ本体50の一方側の側壁面51aに保持される。ストッパゴム60は、円盤形状のゴム本体62と、ゴム本体62の中心部に直立した筒形状の取付け部とを備える。ストッパゴム60は、中心部の取付け部がストッパ本体50の孔52の中にはめ込まれ、ゴム本体62の背面をストッパ本体50の側壁面51aに密着させている。ストッパ本体50の孔52は、両側壁面51a,51bを貫く貫通孔である。そのため、右勝手あるいは左勝手の開閉ドアに合わせ、ストッパゴム60は、一方側の側壁面51aだけでなく、他方側の側壁面51bに対しても取り付けることができる。
【0015】
ストッパ本体50は、アルミニュームあるいはその合金製であり、貫通孔52の真下の下面53の部分がガイドレール30のレール上面33の凸形状に適合している。すなわち、ストッパゴム60を取り付けるための孔52と、レール上面33が当たる下面53とを結ぶ軸線は、上下方向に垂直に延びる。また、ストッパ本体50は、その下面53の両側部分に第1の支持脚部510と、第2の支持脚部520とを含み、さらに、それら第1および第2の支持脚部510,520の間に、ボルト部材90を上下方向に通すボルト孔59を備える。ボルト孔59は、レール上面33に載る下面53と第2の支持脚部520との間に位置し、ボルト頭部92が座金80を介して当たる上部座面55から、下面53に隣り合う部分まで上下方向に貫通している。このボルト孔59は、図5に示すように、ボルト部材90のボルト径よりも余分にスキマを設けたばか孔である。
【0016】
ボルト部材90は、ボルト孔59を通してストッパ本体50を上下方向に貫通し、頭部92側と反対側の端部94がストッパ本体50の下部よりも下方に位置する。したがって、ボルト部材90の軸線は、前記孔52と下面53とを結ぶ軸線(第2の軸線)と平行である。ストッパ本体50の第1の支持脚部510は、ガイドレール30のレール第1側面310に当たるが、第2の支持脚部520は、ガイドレール30のレール第2側面320から大きく離れている。しかも、第2の支持脚部520は、第1の支持脚部510に比べてより下方まで延びており、ガイドレール30のレール第2側面320との間に凹部を形成している。固定部材70は、ボルト部材90の下方端部94にねじ結合し、そうした凹部内に位置している。固定部材70は、図6に示すように、左右対称の板材からなり、真中には上下に貫通するねじ孔79があり、左右両側部に傾斜面72,74がある。ねじ孔79は、ボルト部材90のおねじに適合するめねじである。そのため、固定部材70は、ボルト部材90の締付けに伴い、ストッパ本体50に向けて上方へ持ち上げられる。固定部材70の両側の各傾斜面72,74は、対応するガイドレール30のレール第2側面320および第2の支持脚部520に対してそれぞれ面接触している。その接触部分は、断面形状がハの字型である。そこで、固定部材70を上方に引き上げるとき、固定部材70の各傾斜面72,74は、ガイドレール30および第2の支持脚部520に対し、斜め上方に押し付けるような作用力をそれぞれ与える。固定部材70の引上げ力は前記した力Fであり、各傾斜面72,74における作用力が、前記した力Fa ,Fb に相当する。これらの力によって、ストッパ本体50はガイドレール30に対して固定されることになる。この場合、固定部材70はボルト部材90に直接ねじ結合し、しかも、そのねじ結合部分が力Fa ,Fb に相当する作用力を与える箇所に近い位置にある。そのため、ボルト部材90の締付け力は、ストッパ本体50をガイドレール30へ押し付ける力へ効率良く変換される。
【0017】
図示した実施例では、固定部材70の各傾斜面72,74が、対応する側と面接触し、しかも、ガイドレール30の上面33−ストッパ本体50の下面53、およびガイドレール30のレール第1側面310−第1の支持脚部510にも面接触部分があるため、ストッパ装置100は、充分な強度でガイドレール30に支持される。比較的広い面と面同士の接触は、応力集中の発生を防止するため好ましいことではあるが、面に対し、1あるいは複数箇所で線接触させるようにすることもできる。たとえば、互いに接触する一方の側を断面形状円弧型にすることによって、1箇所の線接触する構成を得ることができるし、また、円弧を複数設けることによって、複数箇所で線接触する構成を得ることができる。
【0018】
また、ストッパ装置100の取付け位置を調整する場合には、ボルト部材90と固定部材70とのねじ結合をゆるめ、ストッパ装置100全体をガイドレール30に沿って移動すれば良く、取付け位置の調整も簡単である。
【0019】
さらに、この発明は、ドアの開き位置を規定するためだけでなく、ドアの閉じ位置を規定するためにも適用することができる。たとえば、片引きドアの面付きタイプにおいて、ドアの戸先を建造物に当てない構成とした場合などに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による固定部材周辺の力の作用関係を示す図である。
【図2】この発明の一実施例であるストッパ装置を含む無目部分の側断面図である。
【図3】図2の部分の正面図である。
【図4】この発明の一実施例であるストッパ装置の全体構造を示し、Aが正面図、Bが側面図である。
【図5】ストッパ装置の主体となるストッパ本体を示し、Aが平面図、Bが正面図である。
【図6】固定部材を示し、Aが平面図、Bが正面図である。
【符号の説明】
10 ドア
16 ハンガー
30 ガイドレール
33 レール上面
310 レール第1側面
320 レール第2側面
50 ストッパ本体
53 下面
59 ボルト孔
60 ストッパゴム
70 固定部材
72,74 傾斜面
79 ねじ孔
90 ボルト部材(締結部材)
100 ストッパ装置

Claims (9)

  1. ドアの戸車をガイドするガイドレールをまたぐように配置され、前記ドアの開閉方向の動きを制限するためのストッパ装置であって、
    a.下面がガイドレールのレール上面に載置され、ガイドレールの一方側に位置するレール第1側面に当たる第1の支持脚部、およびガイドレールの他方側に位置するレール第2側面の側に位置し、レール上面よりも下方向に延びる第2の支持脚部とを含むストッパ本体と、
    b.前記レール第2側面と前記第2の支持脚部との間に位置し、レール第2側面と第2の支持脚部とに互いに接触する固定部材と、
    c.その固定部材を前記ストッパ本体に向けて上方に引き上げる締結部材とを備え、
    前記ガイドレールのレール第2側面と固定部材との接触部分は、固定部材を引き上げるとき、その固定部材がガイドレールに対し斜め上方に押し付けるような第1の作用力を与える結合であり、しかも、その接触部分が前記ガイドレールのレール上面よりも下方に位置する、自動ドアのストッパ装置。
  2. 前記ガイドレールは、前記戸車をガイドするレール上面を構成する部分が凸形状であり、しかも、そのレール上面が前記ストッパ本体の下面の形状に適合する、請求項1のストッパ装置。
  3. 前記ストッパ本体は、前記第1および第2の各支持脚部、ならびにその下面の各部分が、前記ガイドレールあるいは固定部材に接触する、請求項1あるいは2のストッパ装置。
  4. 前記固定部材と前記ストッパ本体の第2の支持脚部との接触部分は、固定部材を引き上げるとき、その固定部材が前記ストッパ本体の第2の支持脚部をガイドレールから離すよう斜め上方に押し付けるような第2の作用力を与える結合である、請求項1のストッパ装置。
  5. 前記締結部材は、前記固定部材にねじ結合するボルト部材であり、その頭部側の端部と反対側の端部にわたる軸線が、前記ガイドレールのレール第2側面と前記第2の支持脚部との間で上下方向に延びる、請求項4のストッパ装置。
  6. 前記ストッパ本体は、前記ドア側に当たるストッパゴムを保持しており、そのストッパゴムは、前記ボルト部材の軸線と平行であり、前記ガイドレールのレール上面を上下に貫く第2の軸線上に位置する、請求項5のストッパ装置。
  7. 前記第1の作用力と第2の作用力とをほぼ等しくすることによって、前記ボルト部材に対する曲げモーメントをほぼゼロにした、請求項5のストッパ装置。
  8. 前記固定部材は、左右対称形状の板材からなり、その板材には、上下に貫通し、前記ボルト部材がねじ結合するねじ孔と、その板材の左右に位置し、前記ガイドレールのレール第2側面に当たる第1の接触面および前記ストッパ本体の第2の支持脚部に当たる第2の接触面とがある、請求項5〜7のいずれか一つのストッパ装置。
  9. 前記固定部材における第1および第2の各接触面は傾斜面であり、対応する前記レール第2側面および第2の支持脚部に対し、それぞれ面接触する、請求項8のストッパ装置。
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