JP4310375B2 - 巻き物用カートンの取付具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルミホイルやラップフィルムを収容する巻き物用カートンを冷蔵庫等に着脱自在に取り付ける用具、すなわち、ホイル、ラップ、調理用ペーパーなどの巻き物用カートンの取付具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、アルミホイルやラップフィルムなどは食品等の包装用として台所等で使用され、これを必要とする際には、迅速かつ手軽に使用したり手にすることができることが望ましい。
従来、この種の巻き物用カートンの取付具としては、ラップ包装箱を抱持し、冷蔵庫に着脱自在に取り付けるラップ包装箱支持具があった（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２０００−１４２７０７号公開公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のラップ包装箱支持具は、包装箱を抱持するための上下の支持部材から構成されているため、構造が複雑かつ取扱難いだけでなく、用具が高価である等の問題点があった。
【０００５】
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、構造および取扱が簡単で、安価に提供することができる巻き物用カートンの取付具を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の巻き物用カートンの取付具は、２枚の挟留板と、これらの挟留板を挟み方向に弾性的に付勢する付勢手段から構成されると共に、巻き物用カートンの側板に留め付けるクリップ部材と、該クリップ部材の上記２枚の挟留板の各側端部に、ほぼこれらに直交する状態でそれぞれ一体的に固着されると共に、冷蔵庫等の固定物に磁気的に吸着する吸着部材と、から構成される。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図１（Ａ）（Ｂ）は本発明の取付具の一実施例を示すもので、クリップ部材１と吸着部材２から構成されている。これらクリップ部材１と吸着部材２は、それら各端部において相互に一体的に固着され、全体としてＬ字状に構成されている。なお、クリップ部材１と吸着部材２を折り畳み自在に軸着して、連結してもよい。
【０００８】
上記クリップ部材１は、２枚の挟留板１ａ、１ｂと、これら挟留板１ａ、１ｂを一体的に連結すると共に挟み方向（相互方向）に弾性的に付勢する付勢手段１ｃから構成されている。本実施例のクリップ部材１は、プラスチック材による一体成形または１枚の金属板を湾曲状に折曲げて、全体を構成しているが、本発明のクリップ部はこれに限定するものではなく、上記挟留板１ａ、１ｂを別々に構成して、それらの上端部を、例えば捻りバネ等の付勢手段により弾性的に連結する、いわゆる紙挟み構造としてもよい。
【０００９】
上記吸着部材２は、ベース板２ａと磁石盤２ｂから構成されている。該ベース板２ａは、上記クリップ部材１の一方の挟留板１ａの側端部に、ほぼこれに直交する状態で一体的に固着されている。図１（ｂ）に示すように、上記磁石盤２ｂは、上記ベース板２ａの外面（上記クリップ部材１が突出する側とは反対側の面）に一体的に付設されている。本実施例の吸着部材２はベース板２ａと磁石盤２ｂにより構成されているが、本発明の吸着部材はこれに限定するものではなく、ベース板２ａが磁性金属板である場合には、これを上記磁石盤２ｂに兼用させてもよい。
【００１０】
以上のように構成された取付具を、図２に示すように、巻き物用カートンＣに装着する。具体的には、巻き物用カートンＣの左右の側板Ｃ１と裏板Ｃ２の内側角隅に位置せしめ、上記クリップ部材１を上記側板Ｃ１に挟留めると共に、上記吸着部材２を上記裏板Ｃ２の内面に当接せしめる。
【００１１】
上記取付具を装着した巻き物用カートンＣは、図３に示すように、その裏板Ｃ２を介して上記磁石盤２ｂの磁気吸着力により、冷蔵庫Ｆなどの固定物に着脱自在に取り付けられる。ホイルやラップは、巻き物用カートンＣを取り付けた状態のままで引き出したり、あるいは、巻き物用カートンＣを冷蔵庫Ｆから取り外して片手で持ちながら引き出すことができる。なお、上記固定物は冷蔵庫Ｆなどの電気器具に限らず、台所の建具や流し台などの器材であってもよい。固定物が磁性体でない場合には、該固定物に磁性体を付設して、これを介して取り付けるようにしてもよい。
【００１２】
上記実施例では、取付具を巻き物用カートンＣの左右の内側角隅に位置せしめるようになっているので、左右の取付具は、クリップ部材１と吸着部材２のＬ字状組付け状態がそれぞれ対称的になった構造のものを使用する。
図４は別の実施例を示すもので、上記クリップ部材１の挟留板１ａ、１ｂにそれぞれ吸着部材２を一体的に設けた、Ｔ字状の構造とする。これにより、同じ構造の取付具を巻き物用カートンＣの左右に装着することができる。なお、この場合には、必要に応じて巻き物用カートンＣの蓋の側板の一部を切欠き、蓋が十分に閉じるようにしておくとよい。
【００１３】
【発明の効果】
２枚の挟留板と、これらの挟留板を挟み方向に弾性的に付勢する付勢手段から構成されると共に、巻き物用カートンの側板に留め付けるクリップ部材と、該クリップ部材の上記２枚の挟留板の各側端部に、ほぼこれらに直交する状態でそれぞれ一体的に固着されると共に、冷蔵庫等の固定物に磁気的に吸着する吸着部材と、から構成したので、１種類の取付具のみで巻き物用カートンの左右の内側角隅に留め付けることができると共に、取付具を迅速かつ確実に巻き物用カートンに留め付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の取付具の一実施例を示す斜視図（Ａ）、および（Ａ）の裏側から見た斜視図（Ｂ）である。
【図２】図１の取付具を巻き物用カートンに留め付けた状態の説明図である。
【図３】図２の巻き物用カートンを冷蔵庫に取り付けた状態の説明図である。
【図４】本発明の取付具の別の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
１ クリップ部材
１ａ、１ｂ 挟留板
１ｃ 付勢手段
２ 吸着部材
２ａ ベース板
２ｂ 磁石盤
Ｃ 巻き物用カートン
Ｃ１ 側板
Ｃ２ 裏板
Ｆ 冷蔵庫
Claims (1)
- ２枚の挟留板と、これらの挟留板を挟み方向に弾性的に付勢する付勢手段から構成されると共に、巻き物用カートンの側板に留め付けるクリップ部材と、該クリップ部材の上記２枚の挟留板の各側端部に、ほぼこれらに直交する状態でそれぞれ一体的に固着されると共に、冷蔵庫等の固定物に磁気的に吸着する吸着部材と、から構成されることを特徴とする巻き物用カートンの取付具。
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| JP2003149504A JP4310375B2 (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | 巻き物用カートンの取付具 |
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| JP2003149504A JP4310375B2 (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | 巻き物用カートンの取付具 |
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- 2003-05-27 JP JP2003149504A patent/JP4310375B2/ja not_active Expired - Fee Related
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