JP4304762B2 - ダビング装置及びダビング方法 - Google Patents

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    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク状記録媒体に記録されたデジタル情報を他の記録媒体に記録するダビング装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年においては、例えばミニディスク(MD)などのように、オーディオデータを記録再生可能なディスクメディア、及びこのようなディスクメディアに対応した記録再生装置が広く普及している。
そして、例えば、MDに対応した記録再生装置であるMDレコーダ/プレイヤーとCDプレーヤなどを組み合わせたオーディオシステムも広く普及している。
【0003】
ところで、上記MDレコーダ/プレイヤーやCDプレーヤなどのシステムでは、オーディオデータは、いわゆる「プログラム」といわれる単位で管理される。ここで、本明細書でいうところのプログラムとは、ディスク上において、1つの単位として管理して記録されるデータ群のことをいうもので、例えばオーディオデータであれば1つの楽曲(一般には1つの「トラック」といわれる)などが相当する。そこで、以降においては、プログラムについてトラックともいうことにする。
【0004】
上記のようなオーディオシステムにあっては、CDプレーヤにより再生したオーディオデータをMDレコーダ/プレーヤによってMDに記録するという、いわゆるダビング記録を行うことができるようになっているのが一般的である。
また、このようなダビング記録として、録音時間の短縮を図るために、いわゆる高速ダビングが可能に構成されたシステムも存在する。
【0005】
高速ダビングにあっては、CDプレーヤにおいて、通常の1倍速による再生速度よりも高速とされる所定の倍速度によってCDを再生するようにディスク回転駆動制御系及び再生信号処理系を制御する。そして、MDレコーダ/プレーヤ側においても、記録信号処理系を、CDの再生倍速度に対応させた倍速による動作となるように制御し、CDプレーヤにて再生されたオーディオデータを入力してMDに記録するものである。
例えば再生装置であるCDプレーヤと、記録装置であるMDレコーダ/プレーヤが一体とされている装置では、上記のような高速ダビングのためにCDプレーヤとMDレコーダ/プレーヤとを同時に所定倍速で動作するように制御することは容易である。また、再生装置と記録装置が別体とされたシステムであっても、例えば制御用のケーブルなどを使用して接続することで相互に通信可能な構成を採れば、再生装置と記録装置との動作を同期制御して高速ダビングは容易に実現できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上記した高速ダビングに際しての再生装置側のアクセス動作としては、一般には、先ず、ディスクを所定の倍速度によって回転駆動させた状態の下で、目的のトラック(ディスク上のアドレス)に対してアクセスするという動作を行うように構成される。
【0007】
但し、ディスクを高速回転させた状態では、例えばアクセスなどの光学ヘッドのディスク半径方向に沿った移送を伴う状況においては、適正にトラッキングサーボの引き込み動作を行うことが困難となることが分かっている。
この要因としては、例えばディスクを高速回転させることによって、ディスクの偏心が要因となるディスクのラジアル方向(ディスク半径方向)の揺れの周期が速くなるので、これに伴って、ディスク周回方向に沿って形成されるトラックも揺れの周期も速くなるためにトラッキングサーボが追従しにくくなることなどが挙げられる。
【0008】
このような状況の下で、実際に高速ダビングを実行しようとした場合、上記のようにしてトラッキングサーボ制御が適正に実行されないと、例えば記録装置側においては、入力された記録データに応じたチャンネルクロックを抽出するためのPLL(Phese Locked Loop)回路がロックできないために、再生装置側から供給される記録データに同期した記録信号処理も適正に実行されなくなるといった不都合が生じる可能性が高くなる。
【0009】
このような問題を解決する手法の1つとしては、例えば、周知のようにCDはCLV(Constant Linear Verocity)により回転駆動されるのであるが、これをCAV(Constant Angular Verocity)としての所定倍速により高速で回転駆動させる。そして、DRAM等のバッファメモリを設け、このバッファメモリに対してCDから読み出されたデータを一時蓄積して、書き込み時よりは低速の転送レートによってMDレコーダ/プレーヤ側にデータを送出するように構成することが挙げられる。
このような構成であれば、例えばCDに対するトラッキング引き込み制御がエラーとなってリトライを行っているような状態でも、既にバッファメモリに蓄積されているデータを記録データとしてMDレコーダ/プレーヤ側に供給すればよく、バッファメモリに蓄積されたデータが空にならないうちにCDに対するトラッキング引き込み制御のリトライに成功してCDに対する再生が再開されれば、記録データの連続性も維持される。
【0010】
但しこのような構成を採る場合には、バッファメモリとしてのメモリ素子を増設したり、メインとなるシステムコントローラ(マイクロコンピュータ)と通信するための新規の構成を採ることが必要になり、コストアップ及び回路規模の拡大などが避けられない。
更にこの場合には、実用上は、再生データに対するエラー訂正能力をより高いものに構成する(例えばC1,C2パリティに対するエラー訂正処理を2重、4重よりも重いものとする)必要があり、このための処理負担が大きいものとなってしまう。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は上記した課題を考慮して、1つには高速ダビングが適正に行われるようにすることなどを背景として、例えば定常速度よりも高速レートによっってディスク状記録媒体に対する再生(即ち定常速度よりも高速でディスクを回転駆動させる条件の下でのディスク再生)を行う際において、光学ヘッドのディスク半径方向に沿った移動動作が行われるような際にも、出来るだけ迅速に適正なサーボ制御が実行される状態に移行できるようにすることを目的とする。
【0012】
このため、ダビング装置として次のように構成する。
つまり、再生部と記録部とを有し、上記再生部において、再生用ディスク状記録媒体を、所定の回転駆動方式に従って所要の回転駆動速度で回転駆動する回転駆動手段と、上記再生部において、回転駆動される再生用ディスク状記録媒体に記録されているデジタル情報を読み出す再生ヘッド手段と、上記再生部において、上記再生ヘッド手段の情報読み出し位置と上記ディスク状記録媒体とのディスク半径方向における相対的な位置関係を変位させることのできる機構を備えた変位手段と、上記再生部において、上記再生ヘッド手段により読み出されたデジタル情報に基づいて得られる記録データを上記記録部に対して供給する記録データ供給手段と、上記記録部において、記録データを記録用ディスク状記録媒体に記録する記録手段と、上記再生ヘッド手段により情報の読み出しが行われているには、定常の1倍速よりも高速な倍速度によって上記再生用ディスク状記録媒体が回転駆動されるように上記回転駆動手段を制御し、アクセスの際には、上記回転駆動手段を制御して上記1倍速によって上記再生用ディスク状記録媒体が回転駆動させた状態で、上記変位手段によって目的のアドレスに到達させ、アクセスが完了した後において、上記倍速度によって上記再生用ディスク状記録媒体が回転駆動されるように上記回転駆動手段を制御し、この倍速度が適正に得られていると判定したことに応じて、上記再生部から供給する上記記録データを上記記録部においてディスク状記録媒体に記録するダビング記録が実行されるように制御するとともに、上記アクセスに応じて上記制御手段によって上記1倍速による上記再生用ディスク状記録媒体の回転駆動が行われ、この後において倍速度が適正に得られていると判定されるまでの間においては記録スタンバイ状態を設定し、この後、ダビング記録が実行されるように制御する制御手段とを備えることとした。
【0013】
また、ダビング方法としては、次のように構成する。
つまり、再生用ディスク状記録媒体を、所定の回転駆動方式に従って所要の回転駆動速度で回転駆動する回転駆動手段と、回転駆動される再生用ディスク状記録媒体に記録されているデジタル情報を読み出す再生ヘッド手段と、上記再生ヘッド手段の情報読み出し位置と上記ディスク状記録媒体とのディスク半径方向における相対的な位置関係を変位させることのできる機構を備えた変位手段と、上記再生ヘッド手段により読み出されたデジタル情報に基づいて得られる記録データを上記記録部に対して供給する記録データ供給手段とを備える再生部と、記録データを記録用ディスク状記録媒体に記録する記録手段を備える記録部とを有するダビン装置のダビング方法において、上記再生ヘッド手段により情報の読み出しが行われている際には、定常の1倍速よりも高速な倍速度によって上記再生用ディスク状記録媒体が回転駆動されるように上記回転駆動手段を制御し、アクセスの際には、上記回転駆動手段を制御して上記1倍速によって上記再生用ディスク状記録媒体が回転駆動させた状態で、上記変位手段によって目的のアドレスに到達させ、アクセスが完了した後において、上記倍速度によって上記再生用ディスク状記録媒体が回転駆動されるように上記回転駆動手段を制御し、この倍速度が適正に得られていると判定したことに応じて、上記再生部から供給する上記記録データを上記記録部においてディスク状記録媒体に記録するダビング記録が実行されるように制御するとともに、上記アクセスに応じて上記制御手段によって上記1倍速による上記再生用ディスク状記録媒体の回転駆動が行われ、この後において倍速度が適正に得られていると判定されるまでの間においては記録スタンバイ状態を設定し、この後、ダビング記録が実行されるように制御する制御手順を実行することとした。
【0014】
上記構成によれば、通常にディスク状記録媒体からのデータの読み出し行う際には、例えば高速としてみなされる第1の回転駆動速度によってディスク状記録媒体を回転駆動し、再生ヘッド手段とディスク状記録媒体の半径方向との位置関係を変位させる動作が行われる場合に対応しては、上記第1の回転駆動速度よりも低速な所定の第2の回転駆動速度によって回転駆動される。
この第2の回転駆動速度によりディスク状記録媒体が回転駆動されている状態下では、例えば上記第1の回転駆動速度で回転駆動されている状態よりも、例えばトラッキングサーボをはじめとするサーボ制御を適正に実行しやすい条件が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態の再生装置としては、CDの再生及びMDの記録再生が可能とされたうえで、CDにて再生されたオーディオデータをMDに記録する、いわゆるダビング記録が可能に構成されるCD/MD複合機器としての記録再生装置を形成するCD再生部位を例に挙げることとする。
説明は次の順序で行う。
1.CDのサブコード及びTOC
2.記録再生装置の構成
3.本実施の形態の高速ダビング動作
4.変形例
【0016】
1.CDのサブコード及びTOC
ここでまず、CDに記録されるTOC、及びサブコードについて説明しておく。
TOCはいわゆるリードインエリアに記録され、サブコードは後述するようにしてデータ内に挿入される。
【0017】
CD方式のディスクにおいて記録されるデータの最小単位は1フレームとなる。そして98フレームで1ブロックが構成される。
【0018】
1フレームの構造は図4のようになる。
1フレームは588ビットで構成され、先頭24ビットが同期データ、続く14ビットがサブコードデータエリアとされる。そして、その後にデータ及びパリティが配される。
【0019】
この構成のフレームが98フレームで1ブロックが構成され、98個のフレームから取り出されたサブコードデータが集められて図5(a)のような1ブロックのサブコードデータが形成される。
98フレームの先頭の第1、第2のフレーム(フレーム98n+1,フレーム98n+2)からのサブコードデータは同期パターン(シンクパターン)とされている。そして、第3フレームから第98フレーム(フレーム98n+3〜フレーム98n+98)までで、各96ビットのチャンネルデータ、即ちP,Q,R,S,T,U,V,Wのサブコードデータが形成される。
【0020】
このうち、アクセス等の管理のためにはPチャンネルとQチャンネルが用いられる。ただし、Pチャンネルはトラックとトラックの間のポーズ部分を示しているのみで、より細かい制御はQチャンネル(Q1 〜Q96)によって行なわれる。96ビットのQチャンネルデータは図5(b)のように構成される。
【0021】
まずQ1 〜Q4 の4ビットはコントロールデータとされ、オーディオのチャンネル数、エンファシス、CD−ROM、デジタルコピー可否の識別などに用いられる。
次にQ5 〜Q8 の4ビットはアドレスとされ、これはサブQデータのコントロールビットの内容を示すものとされている。
そしてQ9 〜Q80で72ビットのサブQデータとされ、残りのQ81〜Q96はCRCとされる。
【0022】
リードインエリアにおいては、そこに記録されているサブQデータが即ちTOC情報となる。
つまりリードインエリアから読み込まれたQチャンネルデータにおけるQ9 〜Q80の72ビットのサブQデータは、図6(a)のような情報を有するものである。サブQデータは各8ビットのデータを有している。
【0023】
まずトラックナンバが記録される。リードインエリアではトラックナンバは『00』に固定される。
続いてPOINT(ポイント)が記され、さらにトラック内の経過時間としてMIN(分)、SEC(秒)、FRAME(フレーム番号)が示される。
さらに、PMIN,PSEC,PFRAMEが記録されるが、このPMIN,PSEC,PFRAMEは、POINTの値によって意味が決定されている。
【0024】
POINTの値が『01』〜『99』のときは、その値はトラックナンバを意味し、この場合PMIN,PSEC,PFRAMEにおいては、そのトラックナンバのトラックのスタートポイント(絶対時間アドレス)が分(PMIN),秒(PSEC),フレーム番号(PFRAME)として記録されている。
【0025】
POINTの値が『A0』のときは、PMINに最初のトラックのトラックナンバが記録される。また、PSECの値によってCD−DA(デジタルオーディオ),CD−I,CD−ROM(XA仕様)などの仕様の区別がなされる。
POINTの値が『A1』のときは、PMINに最後のトラックのトラックナンバが記録される。
POINTの値が『A2』のときは、PMIN,PSEC,PFRAMEにリードアウトエリアのスタートポイントが絶対時間アドレスとして示される。
【0026】
例えば6トラックが記録されたディスクの場合、このようなサブQデータによるTOCとしては図7のようにデータが記録されていることになる。
図7に示すようにトラックナンバTNOは全て『00』である。
ブロックNO.とは上記のように98フレームによるブロックデータとして読み込まれた1単位のサブQデータのナンバを示している。
各TOCデータはそれぞれ3ブロックにわたって同一内容が書かれている。
図示するようにPOINTが『01』〜『06』の場合、PMIN,PSEC,PFRAMEとして第1トラック#1〜第6トラック#6のスタートポイントが示されている。
【0027】
そしてPOINTが『A0』の場合、PMINに最初のトラックナンバとして『01』が示される。またPSECの値によってディスクが識別され、通常のオーディオ用のCDの場合は『00』となる。なお、ディスクがCD−ROM(XA仕様)の場合は、PSEC=『20』、CD−Iの場合は『10』というように定義されている。
【0028】
またPOINTの値が『A1』の位置にPMINに最後のトラックのトラックナンバが記録され、POINTの値が『A2』の位置に、PMIN,PSEC,PFRAMEにリードアウトエリアのスタートポイントが示される。
ブロックn+27以降は、ブロックn〜n+26の内容が再び繰り返して記録されている。
【0029】
トラック#1〜トラック#nとして楽曲等が記録されているプログラム領域及びリードアウトエリアにおいては、そこに記録されているサブQデータは図6(b)の情報を有する。
まずトラックナンバが記録される。即ち各トラック#1〜#nでは『01』〜『99』のいづれかの値となる。またリードアウトエリアではトラックナンバは『AA』とされる。
続いてインデックスとして各トラックをさらに細分化することができる情報が記録される。
【0030】
そして、トラック内の経過時間としてMIN(分)、SEC(秒)、FRAME(フレーム番号)が示される。
さらに、AMIN,ASEC,AFRAMEとして、絶対時間アドレスが分(AMIN),秒(ASEC),フレーム番号(AFRAME)で記録されている。
【0031】
2.記録再生装置の構成
続いて、本実施の形態としての記録再生装置であるMD/CD複合機器の構成について図1を参照して説明する。
図1において、MD90(光磁気ディスク)は、MDに対する記録再生動作を行うMD部に装填される。
MD90は音声データを記録できるメディアとして用いられ、記録/再生時にはスピンドルモータ2により回転駆動される。
光学ヘッド3は光磁気ディスクとしてのMD90に対して記録/再生時にレーザ光を照射することで、記録/再生時のヘッドとしての動作を行なう。即ち記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力を行い、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力を行う。
【0032】
このため、光学ヘッド3はレーザダイオードや、偏光ビームスプリッタや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2軸機構4によってディスク半径方向及びMD90に接離する方向に変位可能に保持されており、また、光学ヘッド3全体はスレッド機構5によりMD90の半径方向に移動可能とされている。
また、磁気ヘッド6aはMD90を挟んで光学ヘッド3と対向する位置に配置されている。この磁気ヘッド6aは供給されたデータによって変調された磁界をMD90に印加する動作を行なう。
磁気ヘッド6aは光学ヘッド3とともにスレッド機構5によりディスク半径方向に移動可能とされている。
【0033】
再生動作時に光学ヘッド3によりMD90から検出された情報はRFアンプ7に供給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理により、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、グルーブ情報(MD90の記録トラックであるグルーブに形成されたウォブル(蛇行)形状として記録されている絶対位置情報)等を抽出する。そして、抽出された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給される。
また、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号はサーボ回路9に供給され、グルーブ情報はアドレスデコーダ10に供給されて復調される。グルーブ情報からデコードされたアドレス情報、及びデータとして記録されエンコーダ/デコーダ部8でデコードされたアドレス情報、サブコード情報などは、マイクロコンピュータによって構成されるMDコントローラ11に供給され、各種制御に用いられる。
なお、MDコントローラ11は、MD部における各種動作制御を実行する部位として機能する。
【0034】
サーボ回路9は供給されたトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号や、MDコントローラ11からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピンドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御してフォーカス及びトラッキング制御を行ない、またスピンドルモータ2を一定線速度(CLV)に制御する。
【0035】
再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、CIRC等のデコード処理された後、メモリコントローラ12によって一旦バッファメモリ13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3によるMD90からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッファメモリ13までの系における再生データの転送は1.41Mbit/secで、しかも間欠的に行なわれる。
【0036】
バッファメモリ13に書き込まれたデータは、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミングで読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給される。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号処理を施され、16ビット量子化、44.1KHz サンプリングの音声データとされる。そしてD/A変換器15によってアナログ信号とされた後、切換回路50の端子TMDに供給される。MD90の再生動作時には、装置全体の動作を制御するシステムコントローラ21により切換回路50が端子TMDに接続させるように制御されており、従ってエンコーダ/デコーダ部14から出力されD/A変換器15によってアナログ信号とされた再生音声信号は、切換回路50を介して音量調節部51、パワーアンプ52に供給されて、スピーカ53から再生音声として出力される。
【0037】
なお、バッファメモリ13へのデータの書込/読出は、メモリコントローラ12によって書込ポインタと読出ポインタの制御によりアドレス指定されて行なわれるが、上記のように書込と読出のビットレートに差異がもたされることで、バッファメモリ13内には常に或る程度データが蓄積された状態となる。
このようにバッファメモリ13を介して再生音声信号を出力することにより、例えば外乱等でトラッキングが外れた場合などでも、再生音声出力が中断してしまうことはなく、バッファメモリ13にデータ蓄積が残っているうちに例えば正しいトラッキング位置までにアクセスしてデータ読出を再開することで、再生出力に影響を与えずに動作を続行できる。即ち、耐振機能を著しく向上させることができる。
【0038】
また、この記録再生装置ではデジタルインターフェース54が設けられ、再生時にエンコーダ/デコーダ部14でデコードされた再生データはデジタルインターフェース54にも供給される。デジタルインターフェース54では、再生データや、再生時に同時に抽出されるサブコード情報などを用いて所定のデジタルインターフェースフォーマットのデータストリームにエンコードを行い、デジタル出力端子56から出力できる。例えば光デジタル信号として出力する。即ち再生データを、デジタルデータのままで外部機器に出力できる。
【0039】
MD90に対して記録動作が実行される際には、アナログ入力端子17に供給された記録信号(アナログオーディオ信号)は、A/D変換器18によって16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、データ量を約1/5に圧縮する音声圧縮エンコード処理が施される。
また、MD90に対しては、デジタルインターフェース54を介して取り込まれたデータを記録することもできる。即ち外部機器からデジタル入力端子55に供給された信号(デジタルインターフェースフォーマットの信号)はデジタルインターフェース54でデコードされ、音声データとサブコード等が抽出される。このときサブコード等の制御情報はシステムコントローラ21に供給され、記録データとしての音声データ(16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタルデータ)はエンコーダ/デコーダ部14に供給され、データ量を約1/5に圧縮する音声圧縮エンコード処理が施される。
さらにMD90に対しては、後述するCD部でCD91から再生された音声データを記録することもできる。いわゆるダビング記録である。この場合、CD91から再生され、EFM/CIRCデコーダ37から出力されたオーディオデータ(16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタルデータ)である、CD再生データcdgが、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、データ量を約1/5に圧縮する音声圧縮エンコード処理が施される。
【0040】
また、デジタル入力PLL回路58は、デジタルインターフェイス54を介して入力されたデジタルオーディオデータ、又は後述するCD部から出力されるCD再生データcdgを入力することで、入力されたオーディオデータに挿入されている同期信号(同期パターン)に同期したクロックCLK・Mを生成する部位とされる。このクロックCLK・Mとしては、例えばfs=44.1KHzを基底として逓倍した所定周波数を有する。
そして、このクロックCLK・Mは、分周又は逓倍されて所要の周波数に変換されて、デジタル形態のままMD部に入力されたデータの記録時において、少なくとも、エンコーダ/デコーダ部14内の信号処理及び、その入出力のデータ転送のためのクロックとして利用することができる。
【0041】
エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮された記録データはメモリコントローラ12によって一旦バッファメモリ13に書き込まれ、また所定タイミングで読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給される。
【0042】
磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理された記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド駆動信号を供給する。つまり、MD90に対して磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行させる。また、このときMDコントローラ11は光学ヘッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するように制御信号を供給する。
【0043】
ところで、MD90に対して記録/再生動作を行なう際には、MD90に記録されている管理情報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、U−TOC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。MDコントローラ11はこれらの管理情報に応じてMD90上の記録すべきエリアのアドレスや、再生すべきエリアのアドレスを判別することとなる。この管理情報はバッファメモリ13に保持される。このためバッファメモリ13には、上記した記録データ/再生データのバッファエリアと、これら管理情報を保持するエリアが分割設定されている。
そして、MDコントローラ11はこれらの管理情報を、MD90が装填された際に管理情報の記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行させることによって読み出し、バッファメモリ13に記憶しておき、以後そのMD90に対する記録/再生動作の際に参照できるようにしている。
【0044】
また、U−TOCはデータの記録や消去に応じて編集されて書き換えられるものであるが、MDコントローラ11は記録/消去動作のたびにこの編集処理をバッファメモリ13に記憶されたU−TOC情報に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタイミングでMD90のU−TOCエリアについても書き換えるようにしている。
【0045】
この記録再生装置では、さらにCDに対応する再生系が形成されている。
再生専用の光ディスクであるCD91はCD再生動作を行うCD部に装填される。
【0046】
CD91はCD再生動作時においてスピンドルモータ31によって一定線速度(CLV)で回転駆動される。そして光学ヘッド32によってCD91にピット形態で記録されているデータを読み出され、RFアンプ35に供給される。光学ヘッド32において対物レンズ32aは2軸機構33によって保持され、トラッキング及びフォーカス方向に変位可能とされる。
また光学ヘッド32はスレッド機構34によってCD91の半径方向に移動可能とされる。
【0047】
RFアンプ35では再生RF信号のほか、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を生成し、これらのエラー信号はサーボ回路36に供給される。
サーボ回路36はフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号から、フォーカス駆動信号、トラッキング駆動信号、スレッド駆動信号、スピンドル駆動信号の各種駆動信号を生成し、2軸機構33、スレッド機構34、及びスピンドルモータ31の動作を制御する。
【0048】
再生RF信号はデコーダ37に供給される。デコーダ37では先ず入力された再生RF信号について二値化を行ってEFM信号を得る。そして、このEFM信号についてEFM復調,CIRCデコード等を行なってCD91から読み取られた情報を16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタル音声データ形態にデコードする。
またデコーダ37ではTOCやサブコード等の制御データも抽出可能な構成を採っているが、これらTOC及びサブコードは、システムコントローラ21に供給され、各種制御に用いられる。
【0049】
また、デコーダ37における二値化処理により得られたEFM信号はPLL回路39に対しても供給される。
PLL回路39は、入力されたEFM信号のチャンネルビットに同期したクロックPLCKを出力する。このクロックPLCKの周波数としては、定常の1倍速では4.3218MHzとされる。そして、クロックPLCKは、例えばデコーダ37以降の信号処理回路系のクロックとして利用される。
【0050】
また、デコーダ37においては、その信号処理過程において、信号GFS(Guarded Frame Sync),及び信号LOCKが得られる。
【0051】
デコーダ37では、周知のように、入力されたEFM信号のフレームシンク(シンクパターン)の同期検出を行うのにあたって内挿保護処理を実行している。簡単に説明すると、クロックPLCKでラッチしたEFM信号のフレームシンクを検出したタイミングで内挿カウンタをリセットして例えばその2352バイト後に再度フレームシンクが検出されれば、内挿タイミングの同期がとれているものとしてウィンドウを設定するようにされている。そして、このウィンドウ内にフレームシンクが検出されなければ、このウィンドウのタイミングで、内挿を行うようにしている。
ここで、ウィンドウがかかっていない状態では、検出されたフレームシンクは全て有効となって、内挿カウンタのリセット入力として扱われる。これに対してウィンドウがかかった状態ではウィンドウ内のタイミングで検出されたフレームシンクのみリセットとして有効となり、ウィンドウ外のタイミングで検出されたフレームシンクは無効としてイリーガルシンクとして扱われる。そして、イリーガルシンク(内挿処理)が例えば所定フレーム数連続した場合には、内挿同期が外れたものと判定してウィンドウをオープンにして、検出されたフレームシンクを全て同期のために有効であるものとして設定するようにしている。
【0052】
ここで、上記信号GFSは検出されたフレームシンクと、上記した内挿保護タイミングが一致しているときにHレベルとなり、一致していないときにLレベルとなる信号である。
また、信号LOCKは、上記信号GFSを例えば460Hzでサンプリングを行い、信号GFSがHレベルのときにはHレベルとなり、信号GFSが8回連続してLレベルとなったときにLレベルとなる信号である。
【0053】
このような信号GFS及び信号LOCKがHレベルを示す状態は、PLL回路39がロックしている状態に対応する。
従って、例えば図示するように、これら信号GFS,信号LOCKをデコーダ37からシステムコントローラ11に供給することで、システムコントローラ11においては、PLL回路39がロックしている状態にあるか否かを判別することが可能になる。つまり、CD部における再生信号処理が適正に実行されているか否かを判定することが可能になるものである。
【0054】
デコーダ37から出力されるデジタル音声データは、D/A変換器38によってアナログ信号とされ、切換回路50に端子TCDに供給される。CD再生動作時にはシステムコントローラ21は切換回路50に端子TCDを選択させており、従ってCD91から再生されD/A変換器38によってアナログ信号とされた再生音声信号は、切換回路50を介して音量調節部51、パワーアンプ52に供給されて、スピーカ53から再生音声として出力される。
【0055】
また本実施の形態では、CD再生データをMD90にダビング記録することができるが、その場合は、デコーダ37から出力されるデジタル音声データがそのままエンコード/デコード部14に供給されることになる。
また、デコーダ37から出力されるデジタル音声データについても、デジタルインターフェース54に供給されることで、デジタル出力端子56から外部機器に、デジタルデータ形態のCD再生データcdgを出力することができる。
【0056】
CD91の再生時には、CD91に記録されている管理情報、即ちTOCを読み出す必要がある。システムコントローラ21はこの管理情報に応じてCD91に収録されたトラック数、各トラックのアドレスなどを判別し、再生動作制御を行うことになる。このためシステムコントローラ21はCD91が装填された際にTOCが記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行させることによって読み出し、例えば内部RAMに記憶しておき、以後そのCD91に対する再生動作の際に参照できるようにしている。
【0057】
システムコントローラ21は装置全体を制御するマイクロコンピュータとされるが、MD部を動作制御をMDコントローラ11に実行させるためにMDコントローラ11に各種指示を与える。またMD90の記録再生時には、MDコントローラ11からサブコード等の管理情報を受け取ることになる。
またCD部に関しては、例えばシステムコントローラ11が直接動作制御を行うようにされる。
【0058】
ここで、本実施の形態にあっては、システムコントローラ11からは、例えばCD部側にて得られたクロックCLK(例えばPLCKに基づいて得られる所定周波数のクロック),各種データDATA、及び、例えばCD部での再生動作に応じてMDコントローラ11に各種指示を与えるためのコマンドCOMMAND等が出力される。なお、上記データDATAとしては、例えば、CD再生時に得られるTOC、及びサブコードの情報等も含まれる。
【0059】
なお、このような制御系の形態は一例であり、例えばCD側の制御を行うCDコントローラを設けるようにしてもよいし、さらにはシステムコントローラ21とMDコントローラ11を一体化するような構成を採ってもよい。
【0060】
操作部19には、録音キー、再生キー、停止キー、AMSキー、サーチキー、ダビングキー(定常速ダビング/高速ダビングの設定が可能とされる)等がユーザー操作に供されるように設けられ、MD90及びCD91に関する再生/記録操作を行なうことができるようにされている。
またトラックネームなどの付随データをMD90に記録するための文字列の入力や登録決定操作、登録モード操作なども可能とされている。
操作部19からの操作情報はシステムコントローラ21に供給され、システムコントローラ21はその操作情報と動作プログラムに基づいて各部に対する所要の動作を実行させる。
なお図示していないが、操作部19としては、例えば赤外線リモートコマンダーによる遠隔操作機能を付加してもよい。
【0061】
また表示部20ではMD90,CD91の再生時、録音時などに所要の表示動作が行なわれる。例えば総演奏時間、再生や録音時の進行時間などの時間情報や、トラックナンバ、動作状態、動作モードなどの各種の表示がシステムコントローラ11の制御に基づいて行なわれる。
【0062】
このように構成される本例の記録再生装置では、MD再生動作、MD記録動作、CD再生動作、またCDからMDへのダビング動作が可能とされる。
【0063】
そして、特に本実施の形態にあっては、CDからMDへのダビング動作として、定常の1倍速による定常速ダビング動作を実行することも可能ではあるが、より高速な所定倍速度による高速ダビング動作を実行することも可能とされる。なお、本発明としては、高速ダビング時の倍速度としては、任意に設定されて構わないのであるが、以降の説明にあっては、2倍速による高速ダビング(2倍速ダビング)を実行可能に構成されていることを前提とする。
【0064】
上記図1に示した構成のもとでは、例えば次のようにして2倍速ダビングの動作を得ることができる。
まず、CD部のサーボ回路36においては、2倍速のCLVに設定してスピンドルモータ31を駆動する。そしてこの状態のもとで、CD91からのデータ再生を行うようにされる。そして、PLL回路39では、例えば、2倍速に対応してロックさせるためのターゲット値として、2×4.3218=8.6436MHz(即ち定常速度時の2倍のクロック周波数)を設定する。なお、このようなPLL回路39に対するターゲット値の切り換えは、システムコントローラ21により制御される。
これにより、PLL回路39がロックしている状態では、CD91は2倍速CLVで安定的に回転制御が行われると共に、デコーダ37(及びD/A変換器38)においては2倍速によって正常な信号処理が実行される。
そして、このようにして2倍速によって処理されることで、定常1倍速時に対して2倍の転送レートを有するCD再生データcdg(サンプリング周波数88.2KHz(=44.1×2)、量子化ビット数16)がMD部側のエンコーダ/デコーダ部14に対して伝送される。
【0065】
また、2倍の転送レートによるCD再生データcdgはデジタル入力PLL回路58に対しても入力される。デジタル入力PLL回路58では、定常速度の2倍のチャンネルクロック周波数でロックするようにそのターゲット値を設定する。このターゲット値の切り換えについては例えば、システムコントローラ21からのコマンド(COMMAND)等に応じて、MDコントローラ11が制御を行うようにされる。
これにより、デジタル入力PLL回路58がロックしている状態では、クロックCLK・Mとして、定常速度時の2倍の周波数が得られる。そして、このクロックCLK・Mのタイミングで、例えばエンコーダ/デコーダ部14が信号圧縮処理及びメモリコントローラ12への転送(バッファメモリ13へのデータ書き込み)を行うことで、CD部から供給される2倍の転送レートのCD再生データcdgに同期した記録信号処理が実行される。
【0066】
また、バッファメモリ13に対して蓄積されたデータのエンコーダ/デコーダ部8への読み込み、及び、エンコーダ/デコーダ部8における信号処理を経てMD90へデータを記録するまでの動作タイミングは、例えばMDコントローラ11側から供給するマスタークロック、若しくはMDに形成されたウォブル周期を利用した回転制御時に得られるクロック等を適宜利用して行われる。
【0067】
ここで、MD部においては先にも述べた説明からも分かるように、記録時においては、バッファメモリ13に対するデータの書き込み速度に対して、読み出し速度が高速に設定されるために、MD90に対しては間欠的に記録が行われる。つまり、バッファメモリ13に対して或る所定量以上のデータが蓄積されたのであれば、MD90に対してデータの書き込みを行い、このデータ書き込み動作によってバッファメモリ13におけるデータ蓄積量が所定以下、若しくは‘0’となったのであれば、書き込みが可能となる所定量のデータが蓄積されるまで待機する。このような動作を繰り返し実行するものである。
【0068】
このため、2倍速ダビング時のMD91の回転駆動速度、及びエンコーダ/デコーダ部8に対する入出力データの転送レート及び信号処理速度としては、必ずしも、CD部側が2倍速による再生を行っているのに対応して2倍速を設定する必要はない。
つまり、MD90を1倍速により回転駆動して、エンコーダ/デコーダ部8に対するデータの入出力レート及びここでの信号処理速度を1倍速に設定したとしても、MD90への書き込み休止期間が定常1倍速時よりも短縮されるように動作する(或いは間欠記録を行わずに連続記録動作とする)ことで、MD90へのデータ記録は適正に実行される。
但し、例えばバッファメモリ13の容量等の条件によっては、MD91の回転駆動速度、及びエンコーダ/デコーダ部8に対する入出力データの転送レート及び信号処理速度を、2倍速に設定することも可能である。
【0069】
3.本実施の形態の高速ダビング動作
本実施の形態においては、上述のようにして、高速ダビング(2倍速ダビング)を行うことができる。但し、従来の問題としても述べたように、例えば高速ダビングのために倍速によるCD回転駆動が行われている状態の下では、アクセス動作時などのために光学ヘッド32の移送を伴う際、トラッキングサーボループがオフの状態からオンの状態となるようにサーボ引き込み制御を行おうとしても、エラーとなる可能性が高い。
【0070】
そこで、本実施の形態においては、例えばアクセスのために光学ヘッド32を移送する際には、一時的にディスク回転駆動速度として1倍速のCLV(1倍速CLV)を設定する。つまり、この場合には2倍速のCLV(2倍速CLV)よりは低速な速度として1倍速CLVを選択しているものである。このようにして、1倍速CLVに設定を行えば、例えばディスクの偏心等によるトラックの揺れの周期も長いものとなるなど、トラッキングのサーボ引き込み制御が適正に実行される可能性を高める条件が得られることになる。
【0071】
そして、上記のようにして1倍速CLVの条件の下で適正にトラッキングサーボ制御が実行されてアクセスが完了すれば、2倍速CLVに移行させる。そして、2倍速CLVとしての回転状態が安定したことが判定されれば、CDから再生された再生CDデータの出力を開始して、MD90に対する2倍速ダビングを開始するようにされる。
【0072】
このような本実施の形態としての高速ダビング動作(2倍速ダビング動作)を実現するための処理動作を図2に示す。なお、この処理は、システムコントローラ21、及びMDコントローラ11が適宜実行するものとされる。
【0073】
この図に示す処理にあっては、まずステップS101においてシステムコントローラ21がダビング開始要求を待機している。そして、例えばユーザの操作部19に対する操作によって、2倍速ダビングを開始させるための操作が行われたとされると、ダビング開始要求が発生してステップS102に進むことになる。
【0074】
また、MDコントローラ11にあっては、ステップS101にて肯定結果が得られたことが例えばシステムコントローラ11から通知されると、ステップS117に示すようにして記録スタンバイ状態となるようにMD部側の各機能回路部を制御する。記録スタンバイ状態とは、例えばMD部側の各機能回路部について記録に適合した動作モードが設定されており、かつ、MD90に対するデータの書き込みは停止した状態を指す。
【0075】
ステップS102においては、まずCD91の回転速度を1倍速CLVに設定することが行われる。これに対応して、PLL回路39においては、1倍速に対応した4.3218MHzのチャンネルクロックPLCKが得られるようにそのターゲット値が設定される。
【0076】
そして、1倍速CLVによりCD91を回転駆動している状態の下で、次のステップS103によって、フォーカスサーボループ、及びトラッキングサーボループをオンとするための処理が実行される。これにより、光学ヘッド32によってCD91からの情報を読み出し可能な状態が得られることになる。
【0077】
そして、次のステップS104において、目的のアドレス(ここでは再生開始位置となる)に対してアクセスさせるための制御を開始し、次のステップS105において、光学ヘッド32のレーザ光照射位置(対物レンズ位置)を目的のアドレスに到達させるためのトラックジャンプ制御が実行される。このトラックジャンプ制御としては、現在位置からアクセス位置までのディスク半径方向に従った距離に応じて、必要があればスレッド機構34を制御して光学ヘッド32を移送させるための制御処理を実行する。また、スレッド機構34により光学ヘッド32を移送する必要が無い程度にアクセス位置に近づいている状態では、二軸機構33によって対物レンズをアクセス位置に到達させるための制御を実行する。
【0078】
そして、上記ステップS105としてのトラックジャンプ制御としての処理は、ステップS106にてアクセスが完了したと判別されるまで実行され、ステップS106にてアクセスが完了したことが判別されたのであれば、ステップS107に進むようにされる。
【0079】
ここまでの段階では、CD91の回転駆動速度は1倍速CLVとされていたのであるが、ステップS107においては、CD91の回転駆動速度を2倍速CLVに設定するための処理を実行する。ここでの処理は、例えば、PLL回路39にて抽出されるクロックPLCKが8.6436MHz(=2×4.3218MHz)となるように、ターゲット値を設定する処理等にとどめられ、2倍速CLVに対応したCLVゲイン設定については行わなず、この段階では、1倍速に対応した、2倍速CLV時よりも低いとされるCLVゲインが設定されているままとされる。こうすることの根拠については後述する。
【0080】
上記ステップS107により2倍速CLVを設定した後、システムコントローラ11は、デコーダ37から入力される信号GFSを監視する。そして、或る所定期間内にわたって信号GFS=Hレベルの状態が得られているか否かを判別する。つまり、2倍速CLVとしてのディスク回転駆動速度が安定して、適正に2倍速によるCD再生データcdgが得られる状態であるか否かが判別されるものである。
ここで、肯定結果が得られればステップS109に進むのであるが、否定結果が得られたのであればステップS111に進むようにされる。
【0081】
ステップS109においては、CLVゲインについて2倍速CLVに対応した所定のゲインを設定する。これにより、例えばスピンドルモータ31は、2倍速CLVに適合したトルクで以てCD91を回転駆動することになる。
そして、次のステップS110においても、先のステップS108と同様に、或る所定期間内にわたって信号GFS=Hレベルの状態が得られているか否かを判別するようにされる。
【0082】
ここで上記ステップS110において肯定結果が得られる場合とは、2倍速CLVにより適正にCD91が回転駆動された上で、PLL回路39がロックしており、従って、安定した2倍速のレートによる再生CDデータcdgを出力可能な状態に対応しているものとされる。
そこで、この場合にはシステムコントローラ21及びMDコントローラ11としてはステップS118に進んで、2倍速CLVによるダビング記録を開始するように所要の制御処理を実行するものである。
【0083】
ところで、上記のようにして、アクセス完了後において2倍速CLVを設定するのに、ステップS107、ステップS108に示すようにして、まずは2倍速CLVを設定してから、この後、或る所定タイミングで2倍速に対応したCLVゲインを設定しているのは次のような理由による。
【0084】
仮に、1倍速CLVの状態から2倍速CLVに変速する際に、上記ステップS107とステップS108との処理を同時に行ったとすると、スピンドルモータ31は、初期段階から2倍速CLVに対応したゲインでもって、2倍速CLVとしての回転駆動速度に到達するように回転駆動される。これは、1倍速CLVの状態から急激に回転速度が高まるようにして2倍速CLVに変速する動作となることを意味している。
【0085】
周知のように、CDプレーヤなどにあっては、通常はいわゆるチャッキング機構によってCDの中心位置を上下から圧力をかけて挟むようにされ、この状態で回転駆動が行われる。
この場合、上記のようにして回転速度としての加速度が大きいと、このときの回転力に追従できずに、チャッキング機構により挟まれるCDがスリップする現象が起きやすいことが分かっている。この状態では、ディスクの押さえが効かなくなるために例えばトラッキングサーボがかからなくなったり、光学ヘッド側から見たトラックの線速度がずれてPLL回路39のロックが外れるといった状態を引き起こすことになる。
【0086】
そこで、本実施の形態のようにして、まずはステップS107により、例えば1倍速CLV時に対応したCLVゲインのまま2倍速CLVを設定することで、ステップS107処理後においては、小さな加速度でもって1倍速CLVから2倍速CLVに移行するように変速を行わせる。これによって、上記したようなチャッキング機構により固定されたCDがスリップするといった状態を引き起こさないようにしているものである。そして、この状態で2倍速CLVで安定して回転駆動されている状態が得られた後に、ステップS109の処理として示したようにして2倍速CLVに対応したCLVゲインを設定して、本来の2倍速CLVによる駆動状態が完全に得られるようにしているものである。
【0087】
先に述べた、ステップS108又はステップS110において否定結果が得られた場合、つまり、2倍速CLVを設定中にある状態の下で、PLL回路39がロックしていない状態にあるとされる場合にはステップS111に進むようにされる。
【0088】
ステップS111においては、例えばこのステップS111に最初に移行した時点から或る所定時間が経過したか否かを判別しており、ここで、所定時間が経過していないと判別された場合にはステップS112に進むようにされる。
【0089】
ステップS112においては、トラッキングサーボループを一旦オフとして、次のステップS113において、再度1倍速CLVを設定する。この際には、CLVゲインも1倍速CLVに対応した値に変更される。そして、次のステップS114において、予め設定された所定時間待機するウェイト処理を実行することで、1倍速CLVとしての回転速度が安定している状態を得る。そして、この後、ステップS115においてトラッキングサーボループをオンとしてステップS107に戻るようにされる。
【0090】
上記ステップS111〜ステップS115の処理を経てステップS107に戻る処理は、リトライ動作に相当する。つまり、ステップS107〜ステップS110の処理段階において、何らかの要因によってPLL回路39がロックした状態が得られない(ディスク回転駆動速度が安定しない、又はトラッキングサーボ引き込み制御が成功しない等)とされる状況のもとでは、一旦1倍速CLVに戻して安定した動作を得た上で、再度2倍速CLVを設定するようにするものである。
【0091】
但し、所定時間にわたって上記したリトライ動作を繰り返し実行してもPLL回路39がロックした状態が得られずに、ステップS111にて所定時間を経過したことが判別された場合には、ステップS116に進んで、CD91の回転駆動を停止させ、2倍速ダビングは実行しないようにされる。
なお、ユーザはこのような状態となって、CDの回転駆動が停止されたのであれば、対策として例えば1倍速ダビングに切り換えるための操作などを行うようにすればよい。
【0092】
これまで述べたようにして処理が実行されることで、アクセス時(この処理ではダビング開始時のアクセスとされている)においては、1倍速CVLが設定されることになるため、例えばトラッキングサーボ制御も適正に実行され、また、PLL回路も適正にロック可能な条件の下で、アクセスを実行することが可能になる。そして、アクセスが完了した後においてトラッキングサーボ制御が継続的に実行されている状態の下では、2倍速CLVを設定するようにされていることで、1倍速CVLから2倍速CLVへの変速も、トラッキングサーボ制御が外れたりPLL回路のロックが外れることなくスムーズに行われるようにされる。
【0093】
なお、上記処理動作としては、CD部側での2倍速設定が完了する以前の段階で、MD部側について記録スタンバイ状態となるように制御しているが、例えばCD部側での2倍速設定が完了した後にMD部側について記録スタンバイ状態とすることも考えられ無くはない。
但し、上記図2に示す処理シーケンスとしたのには次のような理由による。
【0094】
1つには、CD部側の処理であるステップS102〜ステップS116までの処理が実行されるごとに1倍速CVLと2倍速CLVとの間で変速が行われることになるのであるが、その変速処理の度に、MD部側のデジタル入力PLL回路58のロックが外れるのを防ぐことを考慮しているものである。
【0095】
また、1つには、次に説明するようにして、図2に示す処理を、CD部側でプログラム再生モード、若しくはシャッフル再生モードのように、トラック(楽曲)間でのランダムアクセスが要求されることのある再生モードによって2倍速ダビングを行う場合に適用することも考慮しているものである。
つまり、プログラム再生、若しくはシャッフル再生モードとしてのCD再生中において、或るトラックの再生が終了して、次のトラックにアクセスする際に、MD部側を記録ポーズの状態にしておかないと、アクセスを行っている期間がそのまま無音期間として録音されてしまうという不都合が生じる。これを避けるためには、次のトラックにアクセスする動作が開始されるタイミングでMD部側を記録ポーズの状態としておけばよいのであるが、このためには、次に述べるようにしてステップS117として示される処理が必要となるものである。
【0096】
そこで次に、上記図2に示した処理を、CD部側でプログラム再生又はシャッフル再生が行われる場合に適用した場合について説明する。
なお、周知のように、プログラム再生は、ユーザの操作によって選択指定されたトラック再生順に従って再生を行っていくもので、シャッフル再生は、例えば内部で発生させた乱数に基づいて再生すべきトラックナンバをランダムに指定して、この指定されたトラックナンバに従ってトラック再生を行っていく再生モードとされる。
【0097】
図2にて説明した処理は、その処理の流れからも分かるように、CDについてトラックナンバ順に再生を行った場合に対応した処理となっている。CDにあっては、トラックナンバ順にデータが物理的に連続して記録されているために、トラックナンバ順に再生を行う限りは、一旦再生が開始されれば例えばトラックの終了に際してランダムアクセスを行う機会は、通常、無い。これに対して、CD部側でプログラム再生又はシャッフル再生を行う場合には、トラックの終了に際してランダムアクセスを行う機会があり得るものである。
【0098】
このようなプログラム再生又はシャッフル再生により2倍速ダビングを行う場合の動作を図3により例示しておく。
ここでは、CDを再生するのに、トラックTr1→Tr3→Tr5・・・のトラック順で再生が行われる場合が示される。このようなトラック順に従ってCDから再生されたデータを2倍速ダビングするのにあたっては、図示するように、まず、トラックTr1は2倍速CLVによって再生を行う。そして、トラックTr1の再生が終了すると、1倍速CLVによってトラックTr3の再生開始位置(アドレス)へのアクセスを実行し、アクセスが完了したら2倍速CLVの設定を行う。そして、2倍速CLVが設定された状態で、かつ、PLL回路39がロックしている状態が得られれば、2倍速CLVによってトラックTr3の再生を開始するようにされる。ここで、上記のようにして1倍速CLVによってトラックTr3の再生開始位置へアクセスし、この後、2倍速を設定する期間が、実際には無音が出力される待機期間となる。
そして、トラックTr3の再生が終了すると、同様にして1倍速CLVによってトラックTr5にアクセスし、2倍速CLVを設定する待機期間が設けられ、この後、2倍速CLVによるトラックTr5の再生が行われる。
【0099】
このような動作を実現するのには、先に図2に示した処理に準じて次のような処理を実行すればよい。
まず、図2に示す処理自体は、2倍速ダビングが実行中にある状態での処理ルーチンとする。そして、ステップS101について、次のトラックにアクセスするためのアクセス要求の有無を判別する処理に置き換えればよいものである。このアクセス要求は、例えば、それまで再生していたトラックの終了位置と次のトラックの開始位置とが物理的に離間していることでランダムアクセスが必要なときにシステムコントローラ21にて発生するものである。
【0100】
このような処理構成とすれば、上記図3に示した2倍速ダビング動作を実現できるものである。つまり、例えば図3に示したトラックTr1の再生が終了した後に、ステップS101においてアクセス要求が得られたことが判別され、ステップS102以降の処理に移行する。
ここで、ステップS102〜ステップS106までの処理が待機期間における1倍速CLVによるアクセス動作であり、ステップS107〜ステップS110(或いはステップS116まで)に至るまでの処理が、同じ待機期間における2倍速CLVを設定する動作となる。そして、ステップS110にて肯定結果が得られれば、待機期間は終了して、ステップS118に進むことになる。つまり、トラックTr3についての2倍速ダビングが開始される。このような処理が、現トラックの再生が終了して次のトラックへのランダムアクセスが要求されるごとに実行されるものである。
【0101】
そしてプログラム再生又はシャッフル再生の2倍速ダビングにあって、上記図2に準じた処理に従えば、ステップS101にてアクセス要求が在ったことが判別されると、ステップS117の処理によってMD部側では記録スタンバイ状態とするように制御が実行される。
このような処理の流れでは、次のトラックへのアクセスが開始されるタイミングで、MD部側は記録ポーズ状態となる。そして、CD部側でアクセスが完了して2倍速CLVが適正に設定されるのを待って、ステップS118の処理によって2倍速ダビングが再開されることになる。
このような動作であれば、先にも若干の説明を行ったが、図3に示す待機期間においてMD90に対する記録は行われずに記録ポーズ状態が得られ、待機期間に対応する全区間が無音状態として録音されることが無いようにされる。これは、例えば、ダビング録音されたMD90として、トラックとトラックの間に、必要以上に長い無音期間が形成されるのを防ぐと共に、ディスク記録容量を節約できることにもなるものである。
【0102】
4.変形例
ところで、上記実施の形態として示した図2の処理にあっては、2倍速CLVの設定時においてその回転駆動速度の安定性を検出するのに、信号GFSを利用している。即ち、先にも述べたように、信号GFSによりPLL回路39が2倍速CLVに対応してロックしているか否かを判別することで以て、2倍速CLVとしての回転駆動速度の安定性を判定しているものである。
【0103】
これは逆に言えば、信号GFS以外であっても、PLL回路39がロックしている状態とロックしていない状態とに依存して変化する信号状態等の何らかの現象を利用すれば、システムコントローラ21としては2倍速CLVとしての回転駆動速度の安定性を判定できることになる。
そこで、本実施の形態としては、信号GFSに基づく以外にも、例えば下記のよう要素に基づいて2倍速CLVとしての回転駆動速度の安定性を判定することが可能である。
【0104】
1つには、信号LOCKを利用することが考えられる。信号LOCKは、前述したように、信号GFSを460Hzでサンプリングを行い、信号GFSがHレベルのときにはHレベルとなり、信号GFSが8回連続してLレベルとなったときにLレベルとなる信号である。つまり、信号LOCKによって、これがHレベルであれば、PLL回路39がロックしていることを示し、Lレベルであればロックが外れている状態にあることを示している。
従って、先に図2に示したステップS108及びS110にあっては、信号GFS信号を信号LOCKに代えて判別処理を行うことが可能とされる。
【0105】
また1つには、先に図4〜図7にて説明したCDのサブコードを利用することも考えられる。
つまり、サブコードは、CDにピットとして記録されているデジタルデータであり、従って例えば2倍速CLVによってサブコードが正確に読み出せるためには、PLL回路39が2倍速CLVに対応してロックしていることが要求されるものである。
【0106】
そこで、図2のステップS108,S110の処理としては、現在のアクセス位置からデータの読み出しを実行して、このときにデコーダ37からシステムコントローラ21に伝送されるサブコードデータについて検証を行い、そのデータ内容が適正にデコードされたものであるか否かを判定するように構成することも可能である。
ここで、サブコードデータが適正に読み出されてデコードされたものであることが判別されれば、PLL回路39はロックしているとみなすことができ、逆にサブコードデータが適正にデコードされていないという判別結果を得た場合にはPLL回路39はロックしていないとみなすことができる。
【0107】
また、通常のCDの再生システムにあっては、例えばCD部に対してCDが装填されたときに、例えば再生開始の操作が行われなくとも、システムが自動的にリードインエリアにアクセスしてTOCの情報を読み出し、これをシステムコントローラ21の内部RAMに保持するようにされている。
【0108】
ここで、高速ダビングとは直接的には関係ないが、このCD装填後のTOCの読み込みを2倍速でもって行えば、TOCの読み込みに要する時間は短縮されることになって好ましい。但しこの場合にも、リードインエリアにアクセスする都合上、CDを2倍速CLVで回転させている状態の下で、リードインエリアに対してアクセスを行ったのでは、トラッキングサーボ引き込み制御が困難となってサーボエラーの状態に陥る可能性がある。
そこで、2倍速CLVでTOCを読み込みのためにリードインエリアにアクセスする場合にも、図2に示した処理に準じて制御処理を実行することで、先ずは1倍速CLVの状態で安定したトラッキングサーボ引き込み動作を行ってサーボループをオンとし、そして、この後、2倍速CLVに変速して、高速にTOCの読み込みを行うようにすることが可能になるものである。
【0109】
なお、本発明としてはこれまで説明した実施の形態としての構成に限定されるものではない。
例えば上記実施の形態にあっては、高速ダビングとして2倍速が設定され、アクセス時には、1倍速CLVが設定されるものとしているが、例えば、高速ダビングの速度としては、機器の信頼性が足りれば2倍速よりも高速な倍速度が設定されて構わないものである。また、アクセス時のディスク回転駆動速度も、1倍速に限定されるものではなく、その機器の性能として、安定的にトラッキングサーボ引き込みを実行可能とされる所要の回転速度にまで低速化するように構成すればよいものである。
【0110】
また、上記実施の形態にあっては、CDプレーヤとMDレコーダ/プレーヤとを備えたダビング可能な複合機器として説明したが、例えば実際の機器としては、これに加えてラジオや、テープカセットレコーダなどの部位が設けられた構成とされても構わないものである。
また、ダビング可能な機器としては、CDプレーヤとMDレコーダ/プレーヤとの組み合わせに限定されるものではなく、他の種別のディスクに対応するディスクドライブ装置が組み合わされても構わない。従って、回転駆動方式としても、CLVに限定されるものではなく、実際に適用されるディスク、ディスクドライブ装置に対応して、CAV他各種方式が採用されても構わない。また、記録側に関すれば必ずしもディスクメディアに対応したドライブ装置である必要もなく、例えばDATなどに対応したテープドライブ装置も採用できる。
また、本発明としては、再生装置側に特徴を有するものとされることから、例えば倍速度によりディスクを駆動する単体の再生又は記録装置にも適用可能である。更には、本発明としては、ディスクから再生すべきデータとしては、オーディオデータに限定されるものではない。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、光学ヘッド自体、又は光学ヘッドの対物レンズの移送、移動(情報読み出し位置の変位)を伴う動作が実行される際には、例えば在る所定の第2の回転駆動速度によってディスクを回転駆動させ、アクセス後の再生時においては例えばこれより高速な第1の回転駆動速度によってディスクを回転駆動して再生を行うようにされる。
このような手順を踏むことで、例えばアクセスに伴ってトラッキングサーボ制御をオンとする場合には安定した動作が得られることになる。そして、例えば本発明の再生装置を高速ダビングが行われる装置に適用すれば、記録側においては、常に安定して入力された再生データに同期することが可能になるため、ダビング機器としての信頼性は向上されることになる。
【0112】
また、本発明としては、例えばアクセス時に伴って光学ヘッドの移送若しくは対物レンズの移動を伴う動作が実行される際に、上記第2の回転駆動速度を設定するようにされているが、これにより、例えば、CDのプログラム再生、シャッフル再生などによって、トラック間でランダムアクセスが要求されるような場合にも、その都度安定したアクセス動作が得られることになり、高速ダビングが行われる装置に適用すれば特に有効となる。
【0113】
また本発明としての構成を、ディスク装填時の回転起動時における、ディスク上の所定領域に記録される所定種類の情報(例えばリードインエリアのTOC)を読み出すためのアクセス動作に適用すれば、安定してTOCのエリアにアクセスできると共に、このTOC情報を高速で読み出すことが可能になる。これは、例えばディスク装填時から再生可能となるまでの待機時間の短縮を図る上で有効となる。
【0114】
また、本発明として第1から第2の回転駆動速度に変速させる際にあっては、いわゆる再生クロック抽出のためのPLL回路がロックしているか否かを判定するようにされるが、このような判定動作を含めることで、第1から第2の回転駆動速度に変速させる際の安定した動作を得ることができるものである。
また、このような判定は、例えば実際にディスクに記録されている所定種類のデータがデコード処理可能、つまり、適正に読み出しが行われたか否かを判別することによっても可能であり、実際の機器の使用条件に応じて、適切な判別手法を選択できるという在る程度の自由度も得られる。
【0115】
更に、本発明として第1から第2の回転駆動速度に変速させる際には、例えばチャッキング機構により固定されたディスクのスリップが生じない程度の所要以下の加速度でもって変速が行われるように構成することで、アクセス時において例えばトラッキングサーボ制御が適正かつ早期に実行されるようにしており、この点でも、倍速再生に際しての安定したアクセス動作の更なる向上を図っているものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の記録再生装置のブロック図である。
【図2】本実施の形態としての高速ダビング時の処理動作を示すフローチャートである。
【図3】プログラム再生、又はシャッフル再生が行われる場合の高速ダビング動作を示す説明図である。
【図4】CDのフレーム構造の説明図である。
【図5】CDのサブコードの説明図である。
【図6】CDのTOC及びサブコードの説明図である。
【図7】CDのTOCデータの説明図である。
【符号の説明】
3,33 光学ヘッド、8 エンコード/デコード部、11 MDコントローラ、12 メモリコントローラ、13 バッファメモリ、14 エンコード/デコード部、19 操作部、20 表示部、21 システムコントローラ、37 デコーダ、39 PLL回路、58 デジタル入力PLL回路

Claims (6)

  1. 再生部と記録部とを有し、
    上記再生部において、再生用ディスク状記録媒体を、所定の回転駆動方式に従って所要の回転駆動速度で回転駆動する回転駆動手段と、
    上記再生部において、回転駆動される再生用ディスク状記録媒体に記録されているデジタル情報を読み出す再生ヘッド手段と、
    上記再生部において、上記再生ヘッド手段の情報読み出し位置と上記ディスク状記録媒体とのディスク半径方向における相対的な位置関係を変位させることのできる機構を備えた変位手段と、
    上記再生部において、上記再生ヘッド手段により読み出されたデジタル情報に基づいて得られる記録データを上記記録部に対して供給する記録データ供給手段と、
    上記記録部において、記録データを記録用ディスク状記録媒体に記録する記録手段と、
    上記再生ヘッド手段により情報の読み出しが行われているには、定常の1倍速よりも高速な倍速度によって上記再生用ディスク状記録媒体が回転駆動されるように上記回転駆動手段を制御し、アクセスの際には、上記回転駆動手段を制御して上記1倍速によって上記再生用ディスク状記録媒体が回転駆動させた状態で、上記変位手段によって目的のアドレスに到達させ、アクセスが完了した後において、上記倍速度によって上記再生用ディスク状記録媒体が回転駆動されるように上記回転駆動手段を制御し、この倍速度が適正に得られていると判定したことに応じて、上記再生部から供給する上記記録データを上記記録部においてディスク状記録媒体に記録するダビング記録が実行されるように制御するとともに、
    上記アクセスに応じて上記制御手段によって上記1倍速による上記再生用ディスク状記録媒体の回転駆動が行われ、この後において倍速度が適正に得られていると判定されるまでの間においては記録スタンバイ状態を設定し、この後、ダビング記録が実行されるように制御する制御手段と、
    を備えるダビング装置。
  2. 上記制御手段は、
    上記再生部に対してプログラム再生又はシャッフル再生を実行させている際に、次のトラックにアクセスするためのアクセス要求が得られることに応じて、上記記録スタンバイ状態を設定する、
    請求項1に記載のダビング装置。
  3. 上記制御手段は、
    上記1倍速から上記倍速度に変速するように上記回転駆動手段に対する制御を実行する際には、
    先ず、上記再生ヘッド手段により読み出されるデジタル情報に同期した所定周波数のチャンネルクロックを抽出するためのフェイズロックドループ回路について、倍速度に対応するクロック周波数に対応するターゲット値を設定するとともに上記1倍速に対応した回転駆動用ゲインを設定し、この状態において、フェイズロックドループ回路がロックしているとされる状態であることが判別されることに応じて、上記倍速度に対応する回転駆動用ゲインを設定する、
    請求項1に記載のダビング装置。
  4. 上記再生ヘッド手段により読み出されるデジタル情報に同期した所定周波数のチャンネルクロックを抽出するためのフェイズロックドループ回路が備えられ、
    上記制御手段は、
    上記1倍速から上記倍速度に変速するように上記回転駆動手段に対する設定制御を実行した際には、
    上記倍速度に対応したチャンネルクロックの周波数によって上記フェイズロックドループ回路がロックしているとされる状態であることを判別したときに、上記倍速度が適正に得られているものと判定することを特徴とする請求項1に記載のダビング装置。
  5. 上記制御手段は、
    上記1倍速から上記倍速度に変速するように上記回転駆動手段に対する設定制御を実行した際には、
    上記再生ヘッド手段により読み出した、上記再生用ディスク状記録媒体に記録されているサブコードデータについて正常なデコード処理結果が得られたことを判別したときに、上記倍速度が適正に得られているものと判定することを特徴とする請求項1に記載のダビング装置。
  6. 再生用ディスク状記録媒体を、所定の回転駆動方式に従って所要の回転駆動速度で回転駆動する回転駆動手段と、回転駆動される再生用ディスク状記録媒体に記録されているデジタル情報を読み出す再生ヘッド手段と、上記再生ヘッド手段の情報読み出し位置と上記ディスク状記録媒体とのディスク半径方向における相対的な位置関係を変位させることのできる機構を備えた変位手段と、上記再生ヘッド手段により読み出されたデジタル情報に基づいて得られる記録データを上記記録部に対して供給する記録データ供給手段とを備える再生部と、記録データを記録用ディスク状記録媒体に記録する記録手段を備える記録部とを有するダビン装置のダビング方法において、
    上記再生ヘッド手段により情報の読み出しが行われている際には、定常の1倍速よりも高速な倍速度によって上記再生用ディスク状記録媒体が回転駆動されるように上記回転駆動手段を制御し、アクセスの際には、上記回転駆動手段を制御して上記1倍速によって上記再生用ディスク状記録媒体が回転駆動させた状態で、上記変位手段によって目的のアドレスに到達させ、アクセスが完了した後において、上記倍速度によって上記再生用ディスク状記録媒体が回転駆動されるように上記回転駆動手段を制御し、この倍速度が適正に得られていると判定したことに応じて、上記再生部から供給する上記記録データを上記記録部においてディスク状記録媒体に記録するダビング記録が実行されるように制御するとともに、
    上記アクセスに応じて上記制御手段によって上記1倍速による上記再生用ディスク状記録媒体の回転駆動が行われ、この後において倍速度が適正に得られていると判定されるまでの間においては記録スタンバイ状態を設定し、この後、ダビング記録が実行されるように制御する制御手順を実行する、
    ダビング方法。
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