JP4003348B2 - 記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばディスク状記録媒体に記録されたオーディオ信号としての情報を再生して、他の記録媒体に記録可能な構成を採る記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年においては、例えばミニディスク(MD)などのように、オーディオデータを記録再生可能なディスクメディア、及びこのようなディスクメディアに対応した記録再生装置が広く普及している。
そして、例えば、MDに対応した記録再生装置であるMDレコーダ/プレイヤーとCDプレーヤなどを組み合わせたオーディオシステムも広く普及している。
【0003】
ところで、上記MDレコーダ/プレイヤーやCDプレーヤなどのシステムでは、オーディオデータは、いわゆる「プログラム」といわれる単位で管理される。ここで、本明細書でいうところのプログラムとは、ディスク上において、1つの単位として管理して記録されるデータ群のことをいうもので、例えばオーディオデータであれば1つの楽曲(一般には1つの「トラック」といわれる)などが相当する。そこで、以降においては、プログラムについてトラックともいうことにする。
【0004】
上記のようなオーディオシステムにあっては、CDプレーヤにより再生したオーディオデータをMDレコーダ/プレーヤによってMDに記録するという、いわゆるダビング記録を行うことができるようになっているのが一般的である。
また、このようなダビング記録として、録音時間の短縮を図るために、いわゆる高速ダビングが可能に構成されたシステムも存在する。
【0005】
高速ダビングにあっては、CDプレーヤにおいて、通常の1倍速による再生速度よりも高速とされる所定の倍速度によってCDを再生するようにディスク回転駆動制御系及び再生信号処理系を制御する。そして、MDレコーダ/プレーヤ側においても、記録信号処理系を、CDの再生倍速度に対応させた倍速による動作となるように制御し、CDプレーヤにて再生されたオーディオデータを入力してMDに記録するものである。
例えば再生装置であるCDプレーヤと、記録装置であるMDレコーダ/プレーヤが一体とされている装置では、上記のような高速ダビングのためにCDプレーヤとMDレコーダ/プレーヤとを同時に所定倍速で動作するように制御することは容易である。また、再生装置と記録装置が別体とされたシステムであっても、例えば制御用のケーブルなどを使用して接続することで相互に通信可能な構成を採れば、再生装置と記録装置との動作を同期制御して高速ダビングは容易に実現できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、CDの再生にあっては、周知のように、いわゆるCLV(Constant Linear Verocity)方式によりディスクの回転駆動が行われるようにされ、また、CDから再生されたEFM信号をPLL回路に供給するようにしている。このPLL回路は、EFM信号に同期したチャンネルクロックを生成するために設けられるのであるが、PLL回路がロックしている状態では、CDは規定のCLV速度によって安定的に回転駆動が行われていると共に、正常に再生信号処理が実行されている状態にある。
【0007】
ここで、前述したようなオーディオシステムにおいて、高速ダビングのために通常の1倍速よりも高速とされる倍速度によってCDを再生する場合には、例えば通常の1倍速時により再生を行う場合よりも、PLL回路がロックしにくくなる。
これは1つには、CDが高速で回転されることで、ディスクの偏心によるディスク半径方向の揺れの周期も速くなってトラッキングサーボ制御の追従性が低くなることが挙げられる。また、CDはいわゆるチャッキング機構によってその中心位置が固定保持された状態で回転駆動されるのであるが、高速に回転駆動されることでチャッキング機構による押さえが充分に効かなくなって、CDがスリップすることで、光学ヘッド側から見た場合の線速度が変化してしまうことなども要因として挙げられる。
【0008】
また、CDシステムにあっては、いわゆるCIRCといわれる符号を利用したエラー訂正を行うのであるが、CD再生のための信号処理系のシステムクロックを通常のままとしたうえで、例えば2倍速の高速再生を行う場合を仮定してみると、定常の1倍速再生ではエラー訂正能力としては、周知のようにC1パリティは2重、C2パリティは4重の訂正処理を行うようにされるのに対して、2倍速では、その演算処理速度の関係で、C1パリティは2重、C2パリティは2重の訂正処理を行うのが限界となる。
このため、同程度のディスクディフェクト(CDに付着する傷、ゴミなど)であっても、高速再生の場合のほうがエラー訂正能力が劣ることになる。このような点でも、再生動作の安定性は低下する。
【0009】
例えばCDを再生するシステムでは、周知のように、C2パリティによるエラー訂正がNGとなる結果が得られた場合には、補間処理を行うのであるが、この補間されたデータは実際のオーディオ信号波形とは異なる値が採られるために、補間結果、若しくは、補間が実行された期間の長さによっては、これがいわゆる補間ノイズとして聞こえる可能性がある。
【0010】
従って、CDの高速再生を伴う高速ダビングではでは、先に述べたような理由によってCDの再生動作が不安定となるために、補間ノイズも発生しやすい状態となっている。このため、例えば高速ダビングによってMDに記録された音声を再生して聴いたときには、この補間ノイズが無視できない程度に聞こえてしまう可能性もある。このようにして、高速ダビングでは、少なくとも倍速再生を行う再生(CD)側の再生動作が不安定となることで、ダビングされるデータの質(音質)が保証できなくなる可能性を多分に有している。
【0011】
この対策としては、例えばユーザの判断による処置として、高速ダビングを行ってみて補間ノイズが目立つような録音結果となったときには、1倍速による通常のダビング動作により録音を行うようにすることが考えられるのであるが、通常、一般のユーザでは、録音音声にノイズが生じていたとしても、これが補間ノイズであるのか、或いは例えば記録側の動作の不具合などによる他の要因が招いたノイズであるのかを判断することは難しい。
【0012】
また、他の対策として、先に述べたエラー訂正能力を向上させるために高速ダビング時には、再生倍速度に応じてシステムクロックを高速に変更設定することが考えられるのであるが、この場合には高速となったシステムクロックによる不要輻射が増加するので、この輻射ノイズ対策のためのコストアップを招くという問題を抱えることになる。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は上記した課題を考慮して、例えばシステムクロックの高速化などの処置を施すことなく、高速ダビングとして行われる録音(記録)の結果として良質なものが得られるようにすることを目的とする。
【0014】
そこで、所定種類の情報が記録されるディスク状記録媒体について再生を行う再生部位と、該再生部位にて再生された情報を所定の記録媒体に記録する記録部位を備えた記録再生装置として次のように構成する。
つまり、上記ディスク状記録媒体を所定の回転駆動方式に従って回転駆動させることのできる回転駆動手段と、回転駆動されるディスク状記録媒体に記録されている情報を読み出す再生ヘッド手段と、上記再生ヘッド手段の情報読み出し位置と上記ディスク状記録媒体とのディスク半径方向における相対的な位置関係を変位させることのできる機構を備えた変位手段と、上記再生ヘッド手段により上記ディスク状記録媒体から読み出された情報のエラー状態を検出するエラー検出手段と、上記エラー検出手段により連続的に所定時間以上エラーが発生したとされる検出結果が得られた場合に、このエラーが発生したとされるときに対応するディスク状記録媒体上の再生位置よりも以前の再生位置に上記再生ヘッド手段の情報読み出し位置を到達させるための戻りアクセス動作が実行されるように上記変位手段を制御する変位制御手段と、少なくとも、高速とされる所定の第1の回転駆動速度と、該第1の回転駆動速度よりも低速な所定の第2の回転駆動速度との設定切り換えが行われるように上記回転駆動手段を制御可能とされた上で、
上記第1の回転駆動速度を設定して再生が実行されている状態のもとで、上記エラー検出手段により連続的に所定時間以上エラーが発生したとされる検出結果が得られて上記戻りアクセス動作が実行された場合には、少なくとも、この戻りアクセス動作後の再生のために上記第2の回転駆動速度を設定する制御を実行可能とされる回転駆動速度制御手段とを備えて構成する。
【0015】
上記構成によれば、記録再生装置において、再生部位にて高速とされる第1の回転駆動速度で再生を行っている状態でエラー訂正処理時のエラー検出結果(エラー訂正結果)として連続的に所定時間以上エラーが発生したとされる場合には、このエラーが発生したとされるときの再生位置よりも以前の再生位置にアクセスさせる戻りアクセス動作が実行され、例えばこの後の再生については第1の回転速度よりも低速な第2の回転駆動速度が設定される。
これは、連続的に所定時間以上エラーが発生したとされる検出結果が得られたときは、高速な第1の回転駆動速度によって再生を行っていることが原因であるとみなし、より低速な第2の回転駆動速度によって再生を行うことで、再生動作の安定性を得る、即ち、補間ノイズの発生頻度を抑えるようにしていることを意味する。
また、第2の回転駆動速度によって再生を行う際には、少なくともエラー発生が検出された再生位置より前の再生位置から再生を開始させることになるのであるが、これは、エラーが発生した再生位置よりも前の再生位置から再生のやり直しを行うことを意味している。
【0016】
【発明の実施の形態】
以降、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態の記録再生装置としては、CDの再生及びMDの記録再生が可能とされたうえで、CDにて再生されたオーディオデータをMDに記録する、いわゆるダビング記録が可能に構成されるCD/MD複合機器としての記録再生装置を例に挙げることとする。
1.補間ノイズ
2.記録再生装置の構成
3.MDトラックフォーマット
4.U−TOC
3.本実施の形態の高速ダビング動作
3−1.概要
3−2.処理動作
【0017】
1.補間ノイズ
本実施の形態としては、高速ダビングとして、出来るだけCDから再生される音声に補間ノイズが発生しないようにして、できるだけ音質の良い録音結果が得られるようにすることを目的とする。そこで、まず図7を参照して、補間ノイズについて説明を行っておく。
図7には、再生データの信号波形が示されている。この信号波形に対しては、エラー訂正処理のためのサンプルポイントA〜Qが時間経過に従って示されている。これらのサンプルポイントA〜Qは、CIRCを使用した方式のもとでのC2パリティによるエラー訂正処理に対応している。
【0018】
例えば、CDシステムにおけるエラー訂正処理としてC2パリティによるエラー訂正時には、エラー訂正(検出)結果を示すC2PO(C2ポインタ)が得られるようになっている。このC2POは、C2パリティによるエラー訂正がOKであればLレベルとしてされ、NGであればHレベルとして出力される。つまりC2POは、エラー訂正結果がNGとされる場合に出力される信号である。
【0019】
図7においては、各サンプルポイントA〜Qごとに、○印若しくは×印が対応して示されているが、○印はC2POがLレベル(C2訂正OK)である場合に対応し、×印はC2POがHレベル(C2訂正NG)である場合に対応している。
【0020】
この図の場合には、サンプルポイントB,F,G,H,Mの各ポイントについて、C2POがHレベルとされてC2パリティによるエラー訂正がNGであったことが示されている。
そして、CDシステムにあっては、このようにしてC2POが得られたサンプルポイントはいわゆるバーストエラーとして現れるもので、これをそのまま音声としてデコード出力すると非常に大きなノイズとして現れる。そこで、これを防ぐために補間処理を行うようにされる。
【0021】
補間処理としては、平均値補間と、前置ホールドの2つの補間が適宜選択されて実行される。
図7にあっては、サンプルポイントB,H,Mの各々について、平均値補間が行われている。平均値補間はそのサンプルポイントに対して時間的に前後のサンプルポイントを利用して算出した平均値を補間値として得るものである。つまり、サンプルポイントB,H,Mは、それぞれ
B=1/2(A+C)
H=1/2(E+I)
M=1/2(L+N)
により表される演算によって補間値が設定される。
【0022】
また、前置ホールドはサンプルポイントF,Gについて行われている。つまり、
E=F=G
として表されるもので、サンプルポイントF,Gの補間値としては、サンプルポイントEと同一の値が設定される。
【0023】
このようにして、補間を行うことで、再生信号波形としては、本来の再生信号波形に近くはなるのであるが実際の波形には忠実ではないために、音声として出力したときには、補間したサンプルポイントに対応する音声部分がノイズとして聞こえることになる。これが補間ノイズである。そして、補間ノイズとしては、例えば単位時間あたりにC2POがHレベルとなるサンプル数が多いほど目立つことになる。
【0024】
2.記録再生装置の構成
続いて、本実施の形態としての記録再生装置であるMD/CD複合機器の構成について図1を参照して説明する。
図1において、MD90(光磁気ディスク)は、MDに対する記録再生動作を行うMD部に装填される。
MD90は音声データを記録できるメディアとして用いられ、記録/再生時にはスピンドルモータ2により回転駆動される。
光学ヘッド3は光磁気ディスクとしてのMD90に対して記録/再生時にレーザ光を照射することで、記録/再生時のヘッドとしての動作を行なう。即ち記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力を行い、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力を行う。
【0025】
このため、光学ヘッド3はレーザダイオードや、偏光ビームスプリッタや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2軸機構4によってディスク半径方向及びMD90に接離する方向に変位可能に保持されており、また、光学ヘッド3全体はスレッド機構5によりMD90の半径方向に移動可能とされている。
また、磁気ヘッド6aはMD90を挟んで光学ヘッド3と対向する位置に配置されている。この磁気ヘッド6aは供給されたデータによって変調された磁界をMD90に印加する動作を行なう。
磁気ヘッド6aは光学ヘッド3とともにスレッド機構5によりディスク半径方向に移動可能とされている。
【0026】
再生動作時に光学ヘッド3によりMD90から検出された情報はRFアンプ7に供給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理により、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、グルーブ情報(MD90の記録トラックであるグルーブに形成されたウォブル(蛇行)形状として記録されている絶対位置情報)等を抽出する。そして、抽出された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給される。
また、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号はサーボ回路9に供給され、グルーブ情報はアドレスデコーダ10に供給されて復調される。グルーブ情報からデコードされたアドレス情報、及びデータとして記録されエンコーダ/デコーダ部8でデコードされたアドレス情報、サブコード情報などは、マイクロコンピュータによって構成されるMDコントローラ11に供給され、各種制御に用いられる。
なお、MDコントローラ11は、MD部における各種動作制御を実行する部位として機能する。
【0027】
サーボ回路9は供給されたトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号や、MDコントローラ11からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピンドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御してフォーカス及びトラッキング制御を行ない、またスピンドルモータ2を一定線速度(CLV)に制御する。
【0028】
再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、CIRC等のデコード処理された後、メモリコントローラ12によって一旦バッファメモリ13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3によるMD90からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッファメモリ13までの系における再生データの転送は1.41Mbit/secで、しかも間欠的に行なわれる。
【0029】
バッファメモリ13に書き込まれたデータは、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミングで読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給される。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号処理を施され、16ビット量子化、44.1KHz サンプリングの音声データとされる。そしてD/A変換器15によってアナログ信号とされた後、切換回路50の端子TMDに供給される。
MD90の再生動作時には、装置全体の動作を制御するシステムコントローラ21により切換回路50が端子TMDに接続させるように制御されており、従ってエンコーダ/デコーダ部14から出力されD/A変換器15によってアナログ信号とされた再生音声信号は、切換回路50を介して音量調節部51、パワーアンプ52に供給されて、スピーカ53から再生音声として出力される。
【0030】
なお、バッファメモリ13へのデータの書込/読出は、メモリコントローラ12によって書込ポインタと読出ポインタの制御によりアドレス指定されて行なわれるが、上記のように書込と読出のビットレートに差異がもたされることで、バッファメモリ13内には常に或る程度データが蓄積された状態となる。
このようにバッファメモリ13を介して再生音声信号を出力することにより、例えば外乱等でトラッキングが外れた場合などでも、再生音声出力が中断してしまうことはなく、バッファメモリ13にデータ蓄積が残っているうちに例えば正しいトラッキング位置までにアクセスしてデータ読出を再開することで、再生出力に影響を与えずに動作を続行できる。即ち、耐振機能を著しく向上させることができる。
【0031】
また、この記録再生装置ではデジタルインターフェース54が設けられ、再生時にエンコーダ/デコーダ部14でデコードされた再生データはデジタルインターフェース54にも供給される。デジタルインターフェース54では、再生データや、再生時に同時に抽出されるサブコード情報などを用いて所定のデジタルインターフェースフォーマットのデータストリームにエンコードを行い、デジタル出力端子56から出力できる。例えば光デジタル信号として出力する。即ち再生データを、デジタルデータのままで外部機器に出力できる。
【0032】
MD90に対して記録動作が実行される際には、アナログ入力端子17に供給された記録信号(アナログオーディオ信号)は、A/D変換器18によって16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、データ量を約1/5に圧縮する音声圧縮エンコード処理が施される。
また、MD90に対しては、デジタルインターフェース54を介して取り込まれたデータを記録することもできる。即ち外部機器からデジタル入力端子55に供給された信号(デジタルインターフェースフォーマットの信号)はデジタルインターフェース54でデコードされ、音声データとサブコード等が抽出される。このときサブコード等の制御情報はシステムコントローラ21に供給され、記録データとしての音声データ(16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタルデータ)はエンコーダ/デコーダ部14に供給され、データ量を約1/5に圧縮する音声圧縮エンコード処理が施される。
さらにMD90に対しては、後述するCD部でCD91から再生された音声データを記録することもできる。いわゆるダビング記録である。この場合、CD91から再生され、EFM/CIRCデコーダ37から出力されたオーディオデータ(16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタルデータ)である、CD再生データcdgが、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、データ量を約1/5に圧縮する音声圧縮エンコード処理が施される。
【0033】
また、デジタル入力PLL回路58は、デジタルインターフェイス54を介して入力されたデジタルオーディオデータ、又は後述するCD部から出力されるCD再生データcdgを入力することで、入力されたオーディオデータに挿入されている同期信号(同期パターン)に同期したクロックCLK・Mを生成する部位とされる。このクロックCLK・Mとしては、例えばfs=44.1KHzを基底として逓倍した所定周波数を有する。
そして、このクロックCLK・Mは、分周又は逓倍されて所要の周波数に変換されて、デジタル形態のままMD部に入力されたデータの記録時において、少なくとも、エンコーダ/デコーダ部14内の信号処理及び、その入出力のデータ転送のためのクロックとして利用することができる。
【0034】
エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮された記録データはメモリコントローラ12によって一旦バッファメモリ13に書き込まれ、また所定タイミングで読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給される。
【0035】
磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理された記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド駆動信号を供給する。つまり、MD90に対して磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行させる。また、このときMDコントローラ11は光学ヘッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するように制御信号を供給する。
【0036】
ところで、MD90に対して記録/再生動作を行なう際には、MD90に記録されている管理情報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、U−TOC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。MDコントローラ11はこれらの管理情報に応じてMD90上の記録すべきエリアのアドレスや、再生すべきエリアのアドレスを判別することとなる。この管理情報はバッファメモリ13に保持される。このためバッファメモリ13には、上記した記録データ/再生データのバッファエリアと、これら管理情報を保持するエリアが分割設定されている。
そして、MDコントローラ11はこれらの管理情報を、MD90が装填された際に管理情報の記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行させることによって読み出し、バッファメモリ13に記憶しておき、以後そのMD90に対する記録/再生動作の際に参照できるようにしている。
【0037】
また、U−TOCはデータの記録や消去に応じて編集されて書き換えられるものであるが、MDコントローラ11は記録/消去動作のたびにこの編集処理をバッファメモリ13に記憶されたU−TOC情報に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタイミングでMD90のU−TOCエリアについても書き換えるようにしている。
【0038】
この記録再生装置では、さらにCDに対応する再生系であるCD部を備える。
再生専用の光ディスクであるCD91はCD再生動作を行うCD部に装填される。
【0039】
CD91はCD再生動作時においてスピンドルモータ31によって一定線速度(CLV)で回転駆動される。そして光学ヘッド32によってCD91にピット形態で記録されているデータを読み出され、RFアンプ35に供給される。光学ヘッド32において対物レンズ32aは2軸機構33によって保持され、トラッキング及びフォーカス方向に変位可能とされる。
また光学ヘッド32はスレッド機構34によってCD91の半径方向に移動可能とされる。
【0040】
RFアンプ35では再生RF信号のほか、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を生成し、これらのエラー信号はサーボ回路36に供給される。
サーボ回路36はフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号から、フォーカス駆動信号、トラッキング駆動信号、スレッド駆動信号、スピンドル駆動信号の各種駆動信号を生成し、2軸機構33、スレッド機構34、及びスピンドルモータ31の動作を制御する。
【0041】
再生RF信号はデコーダ37に供給される。デコーダ37では先ず入力された再生RF信号について二値化を行ってEFM信号を得る。そして、このEFM信号についてEFM復調,CIRCデコード等を行なってCD91から読み取られた情報を16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタル音声データ形態にデコードする。
ここでCIRCデコードとは、CIRCを利用したエラー検出及びエラー訂正処理をいうもので、周知のように、C1、C2符号によるエラー検出、エラー訂正処理が実行されるものである。そして、図7にても述べたように、C2符号によるエラー訂正結果がNGであった場合には、HレベルのC2POが得られる。
【0042】
本実施の形態では、後述するようにして、高速ダビング時においてこのC2POに基づいて所要の制御処理を実行するようにされる。このため、本実施の形態では、パルス幅弁別回路40が設けられる。
例えば、C2によるエラー訂正処理がNGとなるサンプルポイントが連続すれば、HレベルとしてのC2POのパルス幅もその連続数に応じて長くなるのであるが、パルス幅弁別回路40は、デコーダ37から得られるC2POを入力して、C2POのパルス幅が予め設定された所定以上であるか否かを検出する。
そしてここでは、C2POのパルス幅が所定以上であれば、パルス幅検出信号DTとしてHレベルを出力し、所定以下であればLレベルを出力するようにされる。
ここで、検出されるべきC2POのパルス幅としては、例えば、先に図7にて説明した補間ノイズが無視できない程度に目立つ状態に対応してC2POがHレベルとなる連続数(パルス幅)を求め、このパルス幅に基づいて設定を行うようにされる。
従って、パルス幅検出信号DTがHレベルとなる状態とは、補間ノイズが音声として無視できない状態となり得る程度に、再生動作が不安定となっている(C2POがHとなる頻度が高くなっている)状態にあることを示していることになる。
【0043】
またデコーダ37ではTOCやサブコード等の制御データも抽出可能な構成を採っているが、これらTOC及びサブコードは、システムコントローラ21に供給され、各種制御に用いられる。
【0044】
また、デコーダ37における二値化処理により得られたEFM信号はPLL回路39に対しても供給される。
PLL回路39は、入力されたEFM信号のチャンネルビットに同期したクロックPLCKを出力する。このクロックPLCKの周波数としては、定常の1倍速では4.3218MHzとされる。そして、クロックPLCKは、例えばデコーダ37以降の信号処理回路系のクロックとして利用される。
【0045】
デコーダ37から出力されるデジタル音声データは、D/A変換器38によってアナログ信号とされ、切換回路50に端子TCDに供給される。CD再生動作時にはシステムコントローラ21は切換回路50に端子TCDを選択させており、従ってCD91から再生されD/A変換器38によってアナログ信号とされた再生音声信号は、切換回路50を介して音量調節部51、パワーアンプ52に供給されて、スピーカ53から再生音声として出力される。
【0046】
また本実施の形態では、CD再生データをMD90にダビング記録することができるが、その場合は、デコーダ37から出力されるデジタル音声データがそのままエンコード/デコード部14に供給されることになる。
また、デコーダ37から出力されるデジタル音声データについても、デジタルインターフェース54に供給されることで、デジタル出力端子56から外部機器に、デジタルデータ形態のCD再生データcdgを出力することができる。
【0047】
CD91の再生時には、CD91に記録されている管理情報、即ちTOCを読み出す必要がある。システムコントローラ21はこの管理情報に応じてCD91に収録されたトラック数、各トラックのアドレスなどを判別し、再生動作制御を行うことになる。このためシステムコントローラ21はCD91が装填された際にTOCが記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行させることによって読み出し、例えば内部RAMに記憶しておき、以後そのCD91に対する再生動作の際に参照できるようにしている。
【0048】
システムコントローラ21は装置全体を制御するマイクロコンピュータとされるが、MD部を動作制御をMDコントローラ11に実行させるためにMDコントローラ11に各種指示を与える。またMD90の記録再生時には、MDコントローラ11からサブコード等の管理情報を受け取ることになる。
またCD部に関しては、例えばシステムコントローラ11が直接動作制御を行うようにされる。
【0049】
なお、このような制御系の形態は一例であり、例えばCD側の制御を行うCDコントローラを設けるようにしてもよいし、さらにはシステムコントローラ21とMDコントローラ11を一体化するような構成を採ってもよい。
【0050】
操作部19には、録音キー、再生キー、停止キー、AMSキー、サーチキー、ダビングキー(定常速ダビング/高速ダビングの設定が可能とされる)等がユーザー操作に供されるように設けられ、MD90及びCD91に関する再生/記録操作を行なうことができるようにされている。
またトラックネームなどの付随データをMD90に記録するための文字列の入力や登録決定操作、登録モード操作なども可能とされている。
操作部19からの操作情報はシステムコントローラ21に供給され、システムコントローラ21はその操作情報と動作プログラムに基づいて各部に対する所要の動作を実行させる。
なお図示していないが、操作部19としては、例えば赤外線リモートコマンダーによる遠隔操作機能を付加してもよい。
【0051】
また表示部20ではMD90,CD91の再生時、録音時などに所要の表示動作が行なわれる。例えば総演奏時間、再生や録音時の進行時間などの時間情報や、トラックナンバ、動作状態、動作モードなどの各種の表示がシステムコントローラ11の制御に基づいて行なわれる。
【0052】
このように構成される本例の記録再生装置では、MD再生動作、MD記録動作、CD再生動作、またCDからMDへのダビング動作が可能とされる。
【0053】
そして、特に本実施の形態にあっては、CDからMDへのダビング動作として、定常の1倍速による定常速ダビング動作を実行することも可能ではあるが、より高速な所定倍速度による高速ダビング動作を実行することも可能とされる。なお、本発明としては、高速ダビング時の倍速度としては、任意に設定されて構わないのであるが、以降の説明にあっては、2倍速による高速ダビング(2倍速ダビング)を実行可能に構成されていることを前提とする。
【0054】
上記図1に示した構成のもとでは、例えば次のようにして2倍速ダビングの動作を得ることができる。
まず、CD部のサーボ回路36においては、2倍速のCLVに設定してスピンドルモータ31を駆動する。そしてこの状態のもとで、CD91からのデータ再生を行うようにされる。そして、PLL回路39では、例えば、2倍速に対応してロックさせるためのターゲット値として、2×4.3218=8.6436MHz(即ち定常速度時の2倍のクロック周波数)を設定する。なお、このようなPLL回路39に対するターゲット値の切り換えは、システムコントローラ21により制御される。
これにより、PLL回路39がロックしている状態では、CD91は2倍速CLVで安定的に回転制御が行われると共に、デコーダ37(及びD/A変換器38)においては2倍速の転送レートによって正常な信号処理が実行される。
そして、このようにして2倍速によって処理されることで、定常1倍速時に対して2倍の転送レートを有するCD再生データcdg(サンプリング周波数88.2KHz(=44.1×2)、量子化ビット数16)がMD部側のエンコーダ/デコーダ部14に対して伝送される。
【0055】
また、2倍の転送レートによるCD再生データcdgはデジタル入力PLL回路58に対しても入力される。デジタル入力PLL回路58では、定常速度の2倍のチャンネルクロック周波数でロックするようにそのターゲット値を設定する。このターゲット値の切り換えについては例えば、システムコントローラ21からのコマンド(COMMAND)等に応じて、MDコントローラ11が制御を行うようにされる。
これにより、デジタル入力PLL回路58がロックしている状態では、クロックCLK・Mとして、定常速度時の2倍の周波数が得られる。そして、このクロックCLK・Mのタイミングで、例えばエンコーダ/デコーダ部14が信号圧縮処理及びメモリコントローラ12への転送(バッファメモリ13へのデータ書き込み)を行うことで、CD部から供給される2倍の転送レートのCD再生データcdgに同期した記録信号処理が実行される。
【0056】
また、バッファメモリ13に対して蓄積されたデータのエンコーダ/デコーダ部8への読み込み、及び、エンコーダ/デコーダ部8における信号処理を経てMD90へデータを記録するまでの動作タイミングは、例えばMDコントローラ11側から供給するマスタークロック、若しくはMDに形成されたウォブル周期を利用した回転制御時に得られるクロック等を適宜利用して行われる。
【0057】
ここで、MD部においては先にも述べた説明からも分かるように、記録時においては、バッファメモリ13に対するデータの書き込み速度に対して、読み出し速度が高速に設定されるために、MD90に対しては間欠的に記録が行われる。つまり、バッファメモリ13に対して或る所定量以上のデータが蓄積されたのであれば、MD90に対してデータの書き込みを行い、このデータ書き込み動作によってバッファメモリ13におけるデータ蓄積量が所定以下、若しくは‘0’となったのであれば、書き込みが可能となる所定量のデータが蓄積されるまで待機する。このような動作を繰り返し実行するものである。
【0058】
このため、2倍速ダビング時のMD91の回転駆動速度、及びエンコーダ/デコーダ部8に対する入出力データの転送レート及び信号処理速度としては、必ずしも、CD部側が2倍速による再生を行っているのに対応して2倍速を設定する必要はない。
つまり、MD90を1倍速により回転駆動して、エンコーダ/デコーダ部8に対するデータの入出力レート及びここでの信号処理速度を1倍速に設定したとしても、MD90への書き込み休止期間が定常1倍速時よりも短縮されるように動作する(或いは間欠記録を行わずに連続記録動作とする)ことで、MD90へのデータ記録は適正に実行される。
但し、例えばバッファメモリ13の容量等の条件によっては、MD91の回転駆動速度、及びエンコーダ/デコーダ部8に対する入出力データの転送レート及び信号処理速度を、2倍速に設定することも可能である。
【0059】
3.MDトラックフォーマット
ここで光磁気ディスク(MD)90の記録データトラックのクラスタフォーマットについて説明する。
ミニディスクシステムにおける記録動作はクラスタという単位で行われるが、このクラスタのフォーマットは図2に示される。
ミニディスクシステムでの記録トラックとしては図2のようにクラスタCLが連続して形成されており、1クラスタが記録時の最小単位とされる。1クラスタは2〜3周回トラック分に相当する。
【0060】
そして1クラスタCLは、セクターSFC〜SFFとされる4セクターのサブデータ領域と、セクターS00〜S1Fとして示す32セクターのメインデータ領域から形成されている。メインデータとは、オーデイオ用の場合は上記ATRAC処理により圧縮されたオーデイオデータとなる。
1セクタは2352バイトで形成されるデータ単位である。
4セクターのサブデータ領域はサブデータやリンキングエリアとしてなどに用いられ、TOCデータ、オーディオデータ等の記録は32セクターのメインデータ領域に行なわれる。リンキングエリアのセクターは、エラー訂正処理を施す際にCD等で採用されている1セクター長(13.3msec)と比較して今回採用したCIRCのインターリーブ長が長いので、そのつじつまをあわせる為に設けられている捨てセクタであり、基本的にはリザーブエリアとされるが、これらのセクターは何らかの処理や何らかの制御データの記録に用いることも可能である。
なお、アドレスは1セクター毎に記録される。
【0061】
また、セクターはさらにサウンドグループという単位に細分化され、2セクターが11サウンドグループに分けられている。
つまり図示するように、セクターS00などの偶数セクターと、セクターS01などの奇数セクターの連続する2つのセクターに、サウンドグループSG00〜SG0Aが含まれる状態となっている。1つのサウンドグループは424バイトで形成されており、11.61msec の時間に相当する音声データ量となる。
1つのサウンドグループSG内にはデータがLチャンネルとRチャンネルに分けられて記録される。例えばサウンドグループSG00はLチャンネルデータL0とRチャンネルデータR0で構成され、またサウンドグループSG01はLチャンネルデータL1とRチャンネルデータR1で構成される。
なお、Lチャンネル又はRチャンネルのデータ領域となる212バイトをサウンドフレームとよんでいる。
【0062】
4.U−TOC
光磁気ディスク(MD)90には、上記図2に示したようなクラスタフォーマットが全領域にわたって形成されるが、半径方向に分割されるエリアとして最内周側が管理領域とされ、その管理領域に続いてプログラム領域が形成される。
なお、ディスク最内周側は位相ピットにより再生専用データが記録される再生専用領域が設けられ、その再生専用領域に続いて光磁気記録再生可能な光磁気領域が形成される。上記管理領域は、再生専用領域と、光磁気領域の最内周部分となる。
【0063】
光磁気領域の管理領域に続いてプログラム領域が形成されるが、そのプログラム領域においては、上記図3のメインデータ領域としての各セクターにオーディオデータが記録されていく。
一方、管理領域として、再生専用領域にはディスク全体のエリア管理等を行うP−TOC(プリマスタードTOC)が設けられ、それに続く光磁気領域での管理領域に、プログラム領域に記録された各プログラム(楽曲等)を管理する目録情報(U−TOC:所謂user table of contents)が記録される。
【0064】
ここで、MD90においてトラック(楽曲等)の記録/再生動作などの管理を行なう管理情報として、U−TOCセクターについて説明する。
図3はU−TOCセクター0のフォーマットを示すものである。
なお、U−TOCセクターとしてはセクター0〜セクター31まで設けることができる。つまり管理領域における1クラスタの各セクター(S00〜S1F)を用いることができる。そしてセクター1,セクター4は文字情報、セクター2は録音日時を記録するエリアとされる。
U−TOCセクター0は、主にユーザーが録音を行なった楽曲や新たに楽曲が録音可能なフリーエリアについての管理情報が記録されているデータ領域とされる。即ちセクター0ではプログラム領域に記録されている各プログラムの起点(スタートアドレス)、終点(エンドアドレス)や、各プログラムの性格(トラックモード)としてのコピープロテクト情報、エンファシス情報等が管理されている。
【0065】
例えばディスク1に或る楽曲の録音を行なおうとする際には、システムコントローラ11は、U−TOCセクター0からディスク上のフリーエリアを探し出し、ここに音声データを記録していくことになる。また、再生時には再生すべき楽曲が記録されているエリアをU−TOCセクター0から判別し、そのエリアにアクセスして再生動作を行なう。
【0066】
図3に示すようにU−TOCセクター0には、12バイトでシンクパターンが形成されるヘッダ部に続いて、当該セクターのアドレスとして3バイトのデータ(「Cluster H 」「Cluster L 」「SECTOR」)と、ディスクの製造元を示すメーカコード(「maker code」)とモデルコード(「model code」)、最初のプログラム番号(「First TNO 」)、最後のプログラム番号(「Last TNO」)、セクター使用状況(「used sectors」)、ディスクシリアル番号(「disc serial No」)、ディスクID等が記録されている。
【0067】
更にディスク上に生じた欠陥位置情報を格納するスロットの先頭位置を示すポインタP-DFA (Pointer for defective area)と、スロットの使用状況を示すポインタP-EMPTY (pointer for Empty slot)、記録可能領域を管理するスロットの先頭位置を示すポインタP-FRA (Pointer for Freely area )、各プログラム番号に対応したスロットの先頭位置を各々示すポインタP-TNO1,P-TNO2,.............,P-TNO255から構成される対応テーブル指示データ部が記録されている。
【0068】
続いて各8バイトのスロットが255個設けられている管理テーブル部が設けられる。各スロットにはスタートアドレス、エンドアドレス、トラックモード、リンク情報が管理されている。
本例の光磁気ディスク90は、記録媒体上にデータを必ずしも連続した形態で記録しなくてもよく、シーケンシャルなデータ列を記録媒体上で離散して(複数のパーツとして)記録してもいいことになっている(なおパーツとは時間的に連続したデータが物理的に連続したクラスタに記録されている部分を指す)。
【0069】
すなわちディスク90に適応される記録再生装置(図1のMD部)では上述のようにデータを一旦バッファメモリ13に蓄積することと、バッファメモリ13への書込レートと読出レートを変えるようにしたので、光学ヘッド3をディスク90上に離散的に記録されたデータに順次アクセスさせてはバッファメモリ13にデータを蓄積させることで、バッファメモリ13上ではシーケンシャルなデータ列に復元して再生することができる。
このように構成しても再生時のバッファメモリ13への書込レートを読出レートより早くしているので連続した音声再生が妨げられる事はない。
【0070】
また、既に記録済みのプログラムの上に記録済みのプログラムより短いプログラムを上書きしても、余った部分を消去することなく記録可能領域(ポインタP-FRA から管理される領域)として指定することで効率よく記録容量を使用することができる。
【0071】
記録可能領域を管理するポインタP−FRAの例を用いて離散的に存在するエリアの結合方法について図4を用いて説明する。
記録可能領域を管理するスロットの先頭位置を示すポインタP-FRA に例えば03h( hexia-decimal) という値が記録されたとすると、続いてこの「03h 」に対応するスロットがアクセスされる。即ち管理テーブル部におけるスロット03hのデータが読み込まれる。
スロット03hに記録されているスタートアドレス及びエンドアドレスデータはディスク上に記録された1つのパーツの起点と終点を示す。
スロット03hに記録されているリンク情報は次に続くべきスロットのアドレスを示しており、この場合は18hが記録されている。
スロット18hに記録されているリンク情報を次にたどってスロット2Bhをアクセスしスロット2Bhに記録されているスタートアドレス及びエンドアドレスとしてディスクの1つのパーツの起点と終点を把握する。
さらに同様にリンク情報として「00h」のデータが現われる迄リンク情報をたどっていくことで、ポインタP-FRA から管理される全パーツのアドレスを把握できる。
【0072】
このようにポインタP-FRA によって指示されるスロットを起点にリンク情報がnull(=00h)になるまでスロットを辿り、ディスク上に離散的に記録されたパーツをメモリ上でつなげることが可能となる。この場合、ディスク90上の記録か納涼域としての全パーツが把握できる。
この例ではポインタP-FRA を例に説明したがポインタP-DFA 、P-EMPTY 、P-TNO1,P-TNO2,.............,P-TNO255も同様に離散的に存在するパーツを結合して管理する。
【0073】
3.本実施の形態の高速ダビング動作
3−1.概要
続いて本実施の形態の高速ダビング(2倍速ダビング)動作について説明することとし、まず、その動作の概要について図5を参照して説明する。
【0074】
図5には、CD部においてCD91から1トラック目から4トラック目までの4トラック分を再生すると共に、これに対応して、MD部においても1トラック目から4トラック目までの4トラック分の記録を行う場合が示されている。以下、図において▲1▼〜▲9▼により示した手順に従って説明する。
【0075】
手順▲1▼:CD部側では、1トラック目の再生を2倍速によって再生を開始する。この際、CD91は2倍速CLVにより回転駆動されることになる。これと共に、MD部側では、この2倍速に同期した信号処理を実行して1トラック目の記録を行うための動作を開始する。
【0076】
手順▲2▼:CD部においては、先に述べたC2POに基づいて得られるパルス幅検出信号DTがHレベルとならず、Lレベルとされている限りは、2倍速再生を実行する。これに応じて、MD部側においても、2倍速に対応した記録動作を継続して実行する。つまり、2倍速ダビングが実行される。
ここでは、1トラック目→2トラック目については、適正に2倍速ダビングが適正に実行されて、3トラック目についても、2倍速ダビングが開始されている。
【0077】
手順▲3▼:ここでは、3トラック目について2倍速ダビングを行っている途中において、パルス幅検出信号DTについてHレベルとなったことが検出される。
【0078】
手順▲4▼:パルス幅検出信号DTがHレベルとなったことが検出されると、CD部側では、再生動作を一時停止(PLAYポーズ)となるように制御し、この後、これまで再生を行っていた現トラックである、3トラック目の再生開始位置に対してアクセスを行う。
MD部側でも、記録動作を一時停止(RECポーズ)となるように制御し、この後、これまで記録を行っていた現トラックである、3トラック目の記録開始位置に対してアクセスを行う。
【0079】
手順▲5▼:上記手順▲4▼によりアクセスが完了すると、CD部側では再度PLAYポーズとして1倍速を設定する。つまり、CD91の回転駆動速度としては、2倍速CLVに対してより低速な、1倍速CLVとなるようにされる。
また、これに応じて、MD部側においても、再度RECポーズとしたうえで1倍速に対応した記録動作が得られるように設定の変更が行われる。
【0080】
手順▲6▼:上記手順▲5▼による1倍速の設定が終了したとすると、CD部側では3トラック目の開始位置から1倍速による再生を実行し、MD部側においても、先に途中まで記録が行われた3トラック目の記録開始位置から、1倍速に対応した記録が行われる。即ち、定常速度である1倍速ダビング動作が行われる。
この手順▲6▼による1倍速ダビングは、この3トラック目のみについて行われる。つまり、先の手順▲3▼によってDT=Hであることが検出されたトラックについてのみ行われる。
即ち本実施の形態では、この場合のようにして3トラック目についてDT=Hであることが検出された場合、何らかの要因によって3トラック目とされる記録領域については、2倍速としての高速再生が困難な状態にあり、補間ノイズの発生頻度が高いものとみなすものである。そして、このようなトラックについては、1倍速によってダビングを行うことでより安定した再生動作を得て、補間ノイズの発生頻度を抑えるようにするものである。
【0081】
手順▲7▼:ここで、上記手順▲6▼によって3トラック目の1倍速ダビングが完了したとすると、CD部側では、次の4トラック目の開始位置(スタートアドレス)にてPLAYポーズとして2倍速を設定する。
また、MD部においても、例えば3トラック目の記録終了位置(エンドアドレス)の直後のアドレスにてRECポーズ状態として2倍速を設定する。
【0082】
手順▲8▼:上記手順▲7▼にて2倍速が設定されたのであれば、CD部側ではPLAYポーズ状態を解除して、4トラック目の開始位置(スタートアドレス)から2倍速再生を実行する。またMD部側においてはRECポーズ状態を解除して、3トラック目の記録終了位置(エンドアドレス)の直後のアドレスをスタートアドレスとして2倍速に対応して4トラック目の記録を開始する。つまり、この4トラック目から2倍速ダビングが再開される。
【0083】
手順▲9▼:この図では、4トラック目については、2倍速ダビングを継続することができている。そして、この場合には、4トラック目にてCD91の再生が終了されている。これに応じて、MD部側でもMD90への記録を終了させる。つまり、ダビング動作が終了される。
【0084】
このような手順では、2倍速ダビング中においてエラーが発生したとされるトラックについては、1倍速ダビングによってやり直しが行われることになる。これは即ち、エラーが発生しやすく補間ノイズが目立つ可能性のある場合には、1倍速によって安定的な再生状態を得てダビングを行うことで補間ノイズの発生を抑えるようにしているものである。これにより、ダビング記録が行われたMDの記録結果としては、補間ノイズの目立たない良好な音質が得られることになる。
【0085】
また、エラーが発生して(DT=Hとなって)ダビングのやり直し(リトライ)が実行される際には、エラーが発生したトラックをはじめからダビングし直すようにされている。
例えば、仮にあるトラックのダビング時においてエラーが発生した時点で、その記録位置から、ダビングのリトライを行うとすれば、最初にそのトラックを記録したときのエラーが発生した時点までの記録結果が1つの記録済のトラックとして余分に管理されてしまうことになる。これは、例えば後のユーザの編集操作によって消去することも可能であるがその作業は煩わしいものであるし、また、CD側の総再生時間が、MDの記録可能時間をほぼ使い切るような状況では、CDの再生データをMDにダビングしきれないという状況になってしまう可能性も充分に考えられる。
これに対して本実施の形態では、ダビング記録されるMDとしては、エラーが発生してしまったトラックについては消去が行われて、新たにそのトラックが上書きされるようにして記録し直されていくことになるわけであるから、上記したような不都合が解消されるものである。
【0086】
但し、上記図5に示した手順では、1倍速によりダビングされるトラックもあることから、純粋には高速ダビングが実行されるとは言えないのであるが、例えば、敢えて高速ダビングを行って補間ノイズの目立ちがちな音質の良好でない記録結果となってしまうことを考えれば、例えば実用に際して、10数曲ダビングするうちの数曲については1倍速ダビングが行われるような結果になったとしても、短時間のダビングという高速ダビングのメリットをさほど阻害するものではない。
特にCDにあっては、CLVにより回転駆動されることで、回転速度としては内周側にいくに従って高速となっていく。つまり、内周側のほうが再生動作が不安定となる傾向にあるという事情がある。このため実用においては、1倍速ダビングが行われるとすれば、内周側を再生しているときがその可能性が高く、外周側では再生動作が安定していくために2倍速ダビングが継続可能となるものである。
【0087】
また、補間ノイズの発生を抑えた上で高速ダビングを行おうとすれば、先に従来としても述べたように、処理能力強化のためにシステムクロックを倍速に応じて高速化する必要があって、これに伴うコストアップが避けられないものであり、本実施の形態では、このようなコストアップの問題も回避できるものである。
【0088】
3−2.処理動作
続いて、上記図5に示した本実施の形態としてのダビング動作を実現するための処理動作を図6のフローチャートに示す。この図に示す処理は、システムコントローラ21及びMDコントローラ21が連携して実行するものとされる。
【0089】
この図に示す処理にあっては、例えば、操作部19に対するユーザの操作によって2倍速ダビングを開始させるための操作が行われたとすると、ステップS101において2倍速ダビングを開始させるようにCD部における再生動作とMD部における記録動作とを制御する。
そして、次のステップS102においてパルス幅検出信号DTがHレベルとされているか否かについて判別を行う。
【0090】
ここで、パルス幅検出信号DTについてLレベルの状態が得られており、ステップS102において否定結果が得られている状態では、ステップS113の処理として示すように、そのまま2倍速ダビングを継続させる。
そしてステップS114では、ダビング終了(CDの再生終了、又はMDの記録領域に対して全て記録が行われた場合が対応する)であるか否かが判別され、ここで否定結果が得られればステップS102に戻るようにされる。
つまり、パルス幅検出信号DTについてLレベルの状態が得られている限りは、ダビングが終了されるまで2倍速ダビングが行われる。
【0091】
これに対してパルス幅検出信号DTがHレベルとなってステップS102において肯定結果が得られた場合には、ステップS103以降の処理に進む。
【0092】
ステップS103においては、まず、CD部ではPLAYポーズ、MD部ではRECポーズの状態となるように制御を実行する。
そして、次のステップS104においては、CD部に対しては、これまで再生を行っていた現トラックの開始位置(スタートアドレス)に戻すようにアクセスさせ、このアクセスが完了すれば再度PLAYポーズ状態で待機させるようにに制御を実行する。また、MD部に対しては、これまでに記録を行っていた現トラックの記録開始位置(スタートアドレス)にまで戻すようにアクセスを実行させた後、RECポーズとなるように制御を実行する。
【0093】
ここで、MD部において、上記のように、現トラックの記録開始位置(スタートアドレス)にまで戻すためのアクセスを実現するには、現トラックの記録開始位置をMDコントローラが認識可能なようにしておく必要がある。
このためには、例えば、先にも述べたように、MD90から読み出されて例えばバッファメモリ13に保持されているU−TOCの内容を、その記録の進行に従って逐次更新していくようにすればよい、つまり、あるトラックの記録開始時に関していえば、この記録が行われるトラックについて、対応テーブル指示データ部のポインタによって指定した管理テーブル部のスロットに対して、そのスタートアドレスを書き込んでおけばよいものである。そして、アクセスの際には、U−TOCからこのスタートアドレスを参照して、このアドレスにアクセスすればよいものである。
【0094】
上記のようにしてステップS104の処理が終了した後は、ステップS105に進む。
ステップS105においては、CD部に対しては、これまで2倍速とされていた再生モードを1倍速に設定する。また、MD部に対しても同様に2倍速から1倍速の記録モードに設定する。
【0095】
上記ステップS105の処理によって、1倍速に対応した再生モード、記録モードが設定されると、ステップS106に進む。
ステップS106では、CD部に対してはPLAYポーズを解除し、MD部に対してはこれに同期させてRECポーズを解除させるための制御処理を実行する。これにより、続けては、ステップS107の処理として示すようにして、CD部側では1倍速再生を実行し、MD部側でもこれに同期した1倍速記録を実行する。つまり、1倍速ダビングが実行される。
【0096】
このステップS107としての1倍速ダビングは、次のステップS108において、CD部における現トラックの再生が終了したことが判別されるまで継続され、ここで現トラックの再生が終了したことが判別されればステップS109に進む。
【0097】
ステップS109では、これまでの1倍速によるトラックのダビング終了を以て、ダビングが終了したか否かが判別されるが、未だ、ダビングすべきトラック(CDから再生すべきトラック)が残っており、かつ、MDの記録時間に残りが在ってダビング終了ではないことが判別されれば、ステップS110に進む。
【0098】
ステップS110においては、CD部ではPLAYポーズ、MD部ではRECポーズの状態となるように制御を実行する。そして、次のステップS111により、CD部については2倍速の再生モードとなるようにし、MD部については2倍速の記録モードとなるように制御を実行する。
そして、上記ステップS111の処理が完了した後、続くステップS112において、CD部側のPLAYポーズとMD部側のRECポーズ状態とを解除することで、CD部では、先のステップS107によって再生されていたトラックの次のトラックからの再生が2倍速によって開始される。同様にして、MD部では、先のステップS107によって記録を行っていたトラックに続けて、新規のトラックの再生が実行される。つまり、改めて次のトラックについての2倍速ダビングが開始されるものである。そして、ステップS102の処理に戻るようにされる。
【0099】
そして、先に説明したステップS114又はステップS109においてダビングが終了したことが判別されれば、CD部の再生及びMD部での記録動作を終了してこのルーチンを終了させることになる。
【0100】
ところで、周知のようにCDシステムにあっては、プログラム再生やシャッフル再生などの特殊再生モードを備えるものが一般的である。プログラム再生は、ユーザの操作によって選択指定されたトラック再生順に従って再生を行っていくもので、シャッフル再生は、例えば内部で発生させた乱数に基づいて再生すべきトラックナンバをランダムに指定して、この指定されたトラックナンバに従ってトラック再生を行っていく再生モードとされる。
例えば、先に図5及び図6により説明した高速ダビング動作としては、CD部において、1トラック目から4トラック目まではトラックナンバが連続する4トラックを再生している場合を例に挙げてはいるが、本実施の形態としての高速ダビング動作は、例えば、上記のような特殊再生モードによる再生がCD部で行われている場合にも適用できるものである。
【0101】
また、例えば上記実施の形態にあっては、高速ダビングとして2倍速が設定され、アクセス時には、1倍速CLVが設定されるものとしているが、例えば、高速ダビングの速度としては、機器の信頼性が足りれば2倍速よりも高速な倍速度が設定されて構わないものである。また、アクセス時のディスク回転駆動速度も、1倍速に限定されるものではなく、その機器の性能として、安定的にトラッキングサーボ引き込みを実行可能とされる所要の回転速度にまで低速化するように構成すればよいものである。
【0102】
また、上記実施の形態では、高速ダビング時においてエラーが発生したとされる場合には、エラー発生時に再生、記録を行っていた現トラックの開始位置に戻るようにされているが、これは、実施の形態として対象となっているデータが時間的連続性が要求されるオーディオデータとされるために、記録音声の音飛び、重複を避けることを前提としているものである。従って、本発明の概念としては、必ずしもトラックの開始位置に戻す必要はなく、エラー発生時以前の再生位置、記録位置に戻るようにアクセスされればよいものである。
【0103】
また、上記実施の形態にあっては、CDプレーヤとMDレコーダ/プレーヤとを備えたダビング可能な複合機器として説明したが、例えば実際の機器としては、これに加えてラジオや、テープカセットレコーダなどの部位が設けられた構成とされても構わないものである。
また、ダビング可能な機器としては、CDプレーヤとMDレコーダ/プレーヤとの組み合わせに限定されるものではなく、他の種別のディスクに対応するディスクドライブ装置が組み合わされても構わない。従って、回転駆動方式としても、CLVに限定されるものではなく、実際に適用されるディスク、ディスクドライブ装置に対応して、CAV他各種方式が採用されても構わない。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の記録再生装置は、例えば再生部位において定常1倍速よりも高速な第1の回転駆動速度によってディスク状記録媒体を回転駆動して高速ダビングを行っているときに、例えば在る頻度以上の補間ノイズの発生に対応する程度の再生エラー状態となったことが検出された場合には、このエラーが検出されたときの再生位置以前の再生位置に戻すようにアクセスをさせた上で、ここから上記第1の回転駆動速度よりも低速な第2の回転駆動速度(例えば1倍速)によってディスク状記録媒体を回転させて再生を行うようにされる。例えばこの後は、次のプログラム(トラック)を再生するときに再度第1の回転駆動速度が設定される。
【0105】
このような構成によれば、定常的なダビング動作としては、第1の回転駆動速度による再生が伴う高速ダビング動作を行うものとされた上で、エラー検出結果に基づいて再生動作が不安定であるとみなされるような状況では、第2の回転駆動速度による再生を伴う低速なダビング動作が実行するようにされる。この第2の回転駆動速度による再生であれば、再生動作は安定することになるため、ダビングにより記録される情報としては、エラーの少ないものが得られることになる。そして、例えばオーディオデータに対応したダビング装置であれば、それだけ補間ノイズも減少することになって、良好な音質で記録された音源を得ることができる。
そして、上記したような本発明の構成であれば、敢えて高速ダビング(即ち再生側での高速なディスク回転駆動)を継続させてもエラーが発生しにくいようにするために、例えば再生側のシステムクロックを高速化してエラー訂正能力の強化を図る必要もないため、それだけ、処理負担が軽減されると共に、コストアップも免れるものである。
【0106】
また本発明としては、再生部位側において、エラー発生時の再生位置よりも以前の再生位置に対してアクセスさせる際には、このエラー発生時に再生していた現プログラム(トラック)の開始位置に戻るようにされる。つまり戻りアクセスが行われる。
これにより、ダビング動作の一環として、エラーが発生してダビングに失敗したとされるプログラムについては、自動的に最初から再生(第2の回転駆動速度に依る)のやり直しが行われるために、結果的には記録側の記録媒体に対しては、適正に再生されたプログラムをほぼ確実に記録していくことが可能になるものである。
【0107】
また、上記のようにして再生部位において戻りアクセスが行われるのに応じて、記録部位においても同様に、エラー発生時の記録位置よりも以前の記録位置に戻すという戻りアクセスを行うようにすれば、記録側においては、エラーのために品質の期待できない記録データは、少なくともその後のダビング記録に依って上書き消去されることになる。また、ここで、再生側でのエラー発生時の再生位置よりも以前の再生位置に対応した記録位置に戻すようにすれば、エラー発生時以前と以後とで内容の連続したデータを記録していくことも可能とされる。
【0108】
また記録部位側の戻りアクセスとして、エラー発生時に記録していた現プログラム(トラック)の記録開始位置に戻るようにすることで、エラーが発生してダビングに失敗したとされるプログラムのデータは、この後に第1の回転駆動速度によって改めて再生されたプログラムの情報の記録によって上書き消去されることになる。
これによって、ダビング動作中において、エラーが発生してダビングに失敗したとされるプログラムのデータは残ることが無いようにされるため、例えば、ユーザが後からダビングに失敗したトラックを消去するような操作作業は必要なくなる。また、ダビングに失敗したプログラムのデータによって、記録側の記録媒体の記録残り時間が削られることもないため、記録側の記録媒体の記録可能時間を有効に利用したダビングを行うことも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の記録再生装置のブロック図である。
【図2】ミニディスクシステムのクラスタフォーマットの説明図である。
【図3】ミニディスクシステムのU−TOCセクター0の説明図である。
【図4】ミニディスクシステムのU−TOCセクター0のリンク形態の説明図である。
【図5】本実施の形態としての高速ダビング時の動作例を示す説明図である。
【図6】本実施の形態の高速ダビング時の処理動作を示すフローチャートである。
【図7】CD再生における補間処理についての説明図である。
【符号の説明】
3,33 光学ヘッド、8 エンコード/デコード部、11 MDコントローラ、12 メモリコントローラ、13 バッファメモリ、14 エンコード/デコード部、19 操作部、20 表示部、21 システムコントローラ、37 デコーダ、39 PLL回路、58 デジタル入力PLL回路、40 パルス幅弁別回路
Claims (5)
- 所定種類の情報が記録されるディスク状記録媒体について再生を行う再生部位と、該再生部位にて再生された情報を所定の記録媒体に記録する記録部位を備えたダビング装置として、
上記ディスク状記録媒体を所定の回転駆動方式に従って回転駆動させることのできる回転駆動手段と、
回転駆動されるディスク状記録媒体に記録されている情報を読み出す再生ヘッド手段と、
上記再生ヘッド手段の情報読み出し位置と上記ディスク状記録媒体とのディスク半径方向における相対的な位置関係を変位させることのできる機構を備えた変位手段と、
上記再生ヘッド手段により上記ディスク状記録媒体から読み出された情報のエラー状態を検出するエラー検出手段と、
上記エラー検出手段により連続的に所定時間以上エラーが発生したとされる検出結果が得られた場合に、このエラーが発生したとされるときに対応するディスク状記録媒体上の再生位置よりも以前の再生位置に上記再生ヘッド手段の情報読み出し位置を到達させるための戻りアクセス動作が実行されるように上記変位手段を制御する変位制御手段と、
少なくとも、高速とされる所定の第1の回転駆動速度と、該第1の回転駆動速度よりも低速な所定の第2の回転駆動速度との設定切り換えが行われるように上記回転駆動手段を制御可能とされた上で、
上記第1の回転駆動速度を設定して再生が実行されている状態のもとで、上記エラー検出手段により連続的に所定時間以上エラーが発生したとされる検出結果が得られて上記戻りアクセス動作が実行された場合には、少なくとも、この戻りアクセス動作後の再生のために上記第2の回転駆動速度を設定する制御を実行可能とされる回転駆動速度制御手段と、
を備えていることを特徴とするダビング装置。 - 上記ディスク状記録媒体には、プログラム単位で情報が管理されて記録されているものとしたうえで、
上記以前の再生位置とは、上記エラー検出手段によりエラーが発生したとされる検出結果が得られたときに再生されていた現プログラムの再生開始位置であることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。 - 上記記録部位においては、上記記録媒体に対して情報の記録を行うための記録ヘッド手段と、該記録ヘッド手段の情報書き込み位置と上記記録媒体との記録位置との相対的な位置関係を変位させることのできる機構を備えた記録側変位手段とが備えられているものとされた上で、
上記エラー検出手段によりエラーが発生したとされる検出結果が得られた場合に、このエラーが発生したとされるタイミングで記録が行われていたとされる上記記録媒体上の記録位置よりも以前の記録位置に上記記録ヘッド手段の情報書き込み位置を到達させるための戻りアクセス動作が実行されるように上記記録側変位手段を制御する記録側変位制御手段が設けられることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。 - 上記回転駆動速度制御手段は、上記現プログラムの再生の再生が終了すると上記第1の回転駆動速度に設定することを特徴とする請求項2の記録再生装置。
- 上記ディスク状記録媒体にはプログラム単位で情報が管理されて記録されているのに対応して、記録部位においては、上記プログラム単位で管理されるようにして上記記録媒体に対する記録を行うようにされているものとしたうえで、
上記以前の記録位置とは、上記エラー検出手段によりエラーが発生したとされる検出結果が得られたときに記録されていた現プログラムの記録開始位置であることを特徴とする請求項3に記載の記録再生装置。
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