JP4302294B2 - Ptpシート及びその製造装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブリスタ包装シート(以下、「PTPシート」という)に係り、より詳しくは、錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシート及びその製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図13(a),(b)に示すように、PTPシート101は、例えばPP(ポロプロピレン)よりなり複数のポケット部102を備えた包装用フィルム部材103Aと、ポケット部102を塞ぐようにして包装用フィルム部材103Aに取着されたアルミニウム製のフィルムよりなるカバー部材104Aとを有している。各ポケット部102には錠剤が1つずつ収容されている。
【0003】
なお、PTPシート101の包装用フィルム部材103Aには、例えば2つのポケット部102が含まれたペア小片に切り離すことができるように複数の横スリット105が形成されている(もちろん縦スリットが形成されている場合もある)。また、PTPシート101の端部にはロットナンバー等の識別情報が刻印されたタグ部106が付設されている。
【0004】
ここで、PTPシート101を利用する者の便を考えたとき、上記PTPシート101の四隅にはエッジがない方が好ましい。このため、PTPシート101の四隅は、湾曲形成されている。
【0005】
上記のようなPTPシート101は、例えば図11,12に示すような製造装置によって製造される(但し、図12においては、便宜上一部の装置は省略されている)。すなわち、帯状の包装用フィルム103が、最上流側においてロール状に巻回されており、その引出し端側は、加熱装置111とポケット成形装置112とからなるポケット部形成手段113に案内されるようになっている。そして、ここでは、まず、加熱装置111によって包装用フィルム103が幅方向全域にわたって加熱され比較的柔軟になった状態において、ポケット成形装置113によって包装用フィルム103にポケット部102が成形される。このポケット部102の成形は、間欠的に移送される包装用フィルム103の搬送動作間のインターバルの際に行われる。
【0006】
さらに、ポケット部形成手段113から送り出された包装用フィルム103は、錠剤投入手段114の方へと案内される。該錠剤投入手段114は、包装用フィルム103の移送動作と同期して、所定間隔毎にシャッタを開くことで錠剤を落下させるものであり、このシャッタ開放動作に伴って各ポケット部102に錠剤が投入される。その後、検査装置115にて錠剤が各ポケット部102に確実に充填されているか等が検査される。
【0007】
また、検査装置115の下流側において、帯状に形成されたカバーフィルム104がロール状に巻回されており、その引出し端がカバー取着手段116に案内されている。カバー取着手段116は、包装用フィルム103を受けるためのフィルム受けロール117と、フィルム受けロール117に相対して設けられ、前記カバーフィルム104を包装用フィルム103に対し加熱圧接可能な加熱ロール118とを備えている。そして、このカバー取着手段116において、包装用フィルム103及びカバーフィルム104が、両ロール117,118間を圧接状態で通過することにより、包装用フィルム103にカバーフィルム104が貼着される。これにより、錠剤が各ポケット部102に充填されたPTPフィルム119が製造される。
【0008】
さらに、PTPフィルム119は、別の検査装置121を経てスリット成形装置122及び刻印装置123へと移送される。そして、スリット成形装置122においては、PTPフィルム119の所定位置に前記横スリット105が形成される。また、刻印装置123においては、PTPフィルム119の所定位置(タグ部106に相当する位置)に刻印が付される。
【0009】
その後、PTPフィルム119は、シート打抜装置124へと供される。そして、該シート打抜装置124において、PTPフィルム119は、PTPシート101単位に打抜かれ(図14参照)、これにより上述したPTPシート101が得られる。なお、シート打抜装置124によって打抜かれたPTPシート101は、取出しコンベア125によって搬送され、完成品用ホッパ126に一旦貯留される。また、シート打抜装置124の下流側には裁断装置127が設けられ、該裁断装置127において打抜き後に帯状に残った端材128が裁断され、スクラップ処理される。裁断処理された端材128はスクラップ用ホッパ129に貯留された後、別途廃棄処理される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の技術では、PTPフィルム119の幅方向両側を切断することで、包装用フィルム部材103A及びカバー部材104Aの両端部を一致させるようにしているため、PTPフィルム119の幅方向両側に対応する帯状の端材128が形成されてしまう。このため、PTPシート101の製造に際し、無駄が多く生じることになってしまっている。かかる点で、製造コスト面及び環境面において、従来とは違ったより好ましい態様が求められているのが実状である。
【0011】
本発明は、上記各事情に鑑みてなされたものであり、錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバー部材とを有してなるPTPシートに関し、製造に際しての端材の発生を低減することができ、もってコストの低減及び環境負荷の抑制を図ることのできるPTPシート及びその製造装置を提供することを主たる目的の一つとしている。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成し得る特徴的手段について以下に説明する。また、各手段につき、特徴的な作用及び効果を必要に応じて記載する。
【0013】
手段1.錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置であって、移送可能に設けられ、かつ、前記ポケット部に錠剤の投入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の端部にずれ代が生じるよう取着し、かつ、前記カバーの取着された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断することなくPTPシート単位に打ち抜くことができるよう構成したことを特徴とするPTPシート製造装置。ここで、「幅方向の両側部を切断することなく」とあるのは、「長手方向に沿って両端部を切断することなく」の意を含んでおり、例えばPTPシートの四隅部を湾曲状に形成するための隅部(コーナー部)の切断までをも排除する趣旨ではない(以下同様)。また、錠剤には、丸錠、レンズ錠等の固形製剤のほかにも、カプセル錠等も含まれる。
【0014】
手段1によれば、移送可能に設けられ、かつ、ポケット部に錠剤の投入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーが取着される。このとき、少なくとも一方の端部にずれ代が生じるようカバーが取着される。そして、カバーの取着された包装用フィルムが、幅方向の両側部が切断されることなくPTPシート単位に打ち抜かれることで、略矩形状のPTPシートが製造される。このため、打ち抜きに際し、幅方向の両側部が切断されることに基づく端材が発生しないこととなり、端材の発生量の低減を図ることが可能となる。その結果、端材処分のための負担軽減が図られる。また、幅方向両側の端材の分だけ包装用フィルム及びカバーの使用量の抑制を図ることができることから、コストの低減をも図ることができる。
【0015】
手段2.錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置であって、移送可能に設けられ、かつ、前記ポケット部に錠剤の投入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の端部にずれ代が生じるよう取着するためのカバー取着手段と、前記カバーの取着された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断することなくPTPシート単位に打ち抜くための打抜手段とを備えたことを特徴とするPTPシート製造装置。
【0016】
手段2によれば、カバー取着手段によって、移送可能に設けられ、かつ、ポケット部に錠剤の投入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーが取着される。このとき、少なくとも一方の端部にずれ代が生じるようカバーが取着される。そして、カバーの取着された包装用フィルムが、打抜手段によって、幅方向の両側部が切断されることなくPTPシート単位に打ち抜かれることで、略矩形状のPTPシートが製造される。このため、打ち抜きに際し、幅方向の両側部が切断されることに基づく端材が発生せず、端材の発生量の低減を図ることができ、結果として、端材処分のための負担軽減が図られる。また、幅方向両側の端材の分だけ包装用フィルム及びカバーの使用量の抑制を図ることができることから、コストの低減をも図ることができる。
【0017】
手段3.錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置において、移送可能に設けられた帯状の包装用フィルムに前記ポケット部を形成するためのポケット部形成手段と、前記ポケット部に錠剤を投入するための錠剤投入手段と、前記包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の端部にずれ代が生じるよう取着するためのカバー取着手段と、前記カバーが取着された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断することなくPTPシート単位に打ち抜くための打抜手段とを備えたことを特徴とするPTPシート製造装置。
【0018】
手段3によれば、ポケット部形成手段によって、移送可能に設けられた帯状の包装用フィルムにポケット部が形成される。また、錠剤投入手段によって、ポケット部に錠剤が投入される。さらに、カバー取着手段によって、ポケット部に錠剤の投入された包装用フィルムに対し、該包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーが取着される。このとき、少なくとも一方の端部にずれ代が生じるようカバーが取着される。そして、カバーの取着された包装用フィルムが、打抜手段によって、幅方向の両側部が切断されることなくPTPシート単位に打ち抜かれることで、略矩形状のPTPシートが製造される。このため、打ち抜きに際し、幅方向の両側部が切断されることに基づく端材が発生せず、端材の発生量の低減を図ることができ、結果として、端材処分のための負担軽減が図られる。また、幅方向両側の端材の分だけ包装用フィルム及びカバーの使用量の抑制を図ることができることから、コストの低減をも図ることができる。
【0019】
手段4.前記ポケット部形成手段は、前記包装用フィルムのうち、ポケット部に対応する部分をスポット的に加熱して軟化状態とするための部分加熱手段と、前記軟化した部分をポケット状に成形するための成形手段とを備えていることを特徴とする手段3に記載のPTPシート製造装置。
【0020】
手段4によれば、ポケット部形成手段は部分加熱手段及び成形手段を備えており、部分加熱手段では、包装用フィルムのうち、ポケット部に対応する部分がスポット的に加熱して軟化状態とさせられる。そして、成形手段では、前記部分的に軟化した部分がポケット状に成形される。このため、成形後の冷却に際し、包装用フィルムの収縮が起こりうるが、このとき包装用フィルムが幅方向全体にわたって加熱軟化されているわけではないので、冷却に伴う収縮も最小限に抑制される。従って、最終的に得られるPTPシートの幅を、当初の包装用フィルムの幅にほぼ等しいものとすることができる。
【0021】
手段5.前記部分加熱手段は、前記包装用フィルムを幅方向に位置ずれなく移送するためのガイド手段を具備していることを特徴とする手段4に記載のPTPシート製造装置。
【0022】
手段5によれば、包装用フィルムは、部分加熱手段を移送されるにあたりガイド手段によって、幅方向に位置ずれを起こすことなく移送される。このため、形成されるポケット部に位置ずれが生じにくく、その後のカバー取着に際しても位置ずれを生じにくくすることができる。特に、包装用フィルムは、ポケット部に対応して部分的に加熱されるだけであるため、その幅方向両側部は加熱軟化されにくい。このため、包装用フィルムの両側部は所定の硬さを確保した状態でガイドされることとなり、上記作用効果がより確実に奏される。
【0023】
手段6.前記成形手段は、前記包装用フィルムを幅方向に位置ずれなく移送するためのガイド手段を具備していることを特徴とする手段4又は5に記載のPTPシート製造装置。
【0024】
手段6によれば、包装用フィルムは、成形手段を移送されるにあたりガイド手段によって、幅方向に位置ずれを起こすことなく移送される。このため、形成されるポケット部に位置ずれが生じにくく、その後のカバー取着に際しても位置ずれを生じにくくすることができる。特に、包装用フィルムは、ポケット部に対応して部分的に加熱軟化されるだけであるため、その幅方向両側部は加熱軟化されにくい。このため、包装用フィルムの両側部は所定の硬さを確保した状態でガイドされることとなり、上記作用効果がより確実に奏される。
【0025】
手段7.前記カバー取着手段は、前記包装用フィルムを受けるためのフィルム受けロールと、前記フィルム受けロールに相対して設けられ、カバー本体及び該カバー本体に設けられたシーラントよりなるカバーを、前記カバー本体側から前記包装用フィルムに対し加熱圧接可能な加熱ロールとを備えており、かつ、前記フィルム受けロール及び加熱ロールの少なくとも一方の幅方向両端は、前記カバーの両端部が他の部位に比べて弱く圧接されるよう弱圧部となっていることを特徴とする手段2乃至6のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
【0026】
手段7によれば、フィルム受けロールによって包装用フィルムが受けられ、加熱ロールによってカバーが包装用フィルムに対し加熱圧接される。このとき、カバーは、カバー本体側から加熱ロールにて圧接させられ、シーラントが一旦加熱融解されることで包装用フィルムと接合する。さて、手段7では、フィルム受けロール及び加熱ロールの少なくとも一方の幅方向両端が弱圧部となっており、これによりカバーの両端部が他の部位に比べて弱く圧接される。従って、圧接に際しシーラントがカバーの両端部からはみ出したり飛び出したりするといった不具合が防止される。一方で、カバーの両端部は弱く圧接されるものの、加熱ロールからの伝達熱により包装用フィルムとの間での十分な接合が担保される。このため、カバーはその両端部においても、包装用フィルムに対し確実に取着される。
【0027】
手段8.前記弱圧部は、前記フィルム受けロールの両端部が他の部位に比べて小径に形成されることによって構成されていることを特徴とする手段7に記載のPTPシート製造装置。
【0028】
手段8によれば、フィルム受けロールの両端部が他の部位に比べて小径に形成されることによって弱圧部が構成されているため、上記作用効果を容易かつ確実に奏せしめることができる。また、包装用フィルムの幅等がそのときどきによって相違する場合には、その幅等に応じてフィルム受けロールを取り替えればよく、加熱ロールに関してはそれまでと同じものを用いることが可能となる。
【0029】
手段9.前記打抜手段は、四隅部が湾曲形状をなすPTPシートを打ち抜くことができるとともに、前記湾曲形状に形成するための隅部に対応する部分のみを端材として導出可能に構成されていることを特徴とする手段1乃至8のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
【0030】
手段9によれば、打抜手段により、四隅部が湾曲形状をなすPTPシートが打ち抜かれる。このため、PTPシートの四隅にエッジが存在せず、取扱者にとっての取扱性の向上が図られる。また、打ち抜きに際しては、湾曲形状に形成するための隅部に対応する端材のみが導出されるため、端材の量を極わずかなものとすることができる。
【0031】
手段10.前記打抜手段は、前記打ち抜きに際し前記端材が落下により前記PTPシートとは区別されて導出されるよう構成されていることを特徴とする手段9に記載のPTPシート製造装置。
【0032】
手段10によれば、打抜手段による打ち抜きに際し、端材は、落下によりPTPシートとは区別されて導出される。このため、PTPシートと区別して別途端材を導出するための装置、機構を設けなくて済む。
【0033】
手段11.前記打抜手段は、前記包装用フィルムよりも幅広の開口部を有する第1部材と、前記第1部材に対し、相対向した状態で相対移動可能に設けられ、四隅部に丸みのあるPTPシートを打ち抜くべく、四隅部が湾曲形状をなす打抜刃を有する第2部材とを備えていることを特徴とする手段2乃至10のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
【0034】
手段11によれば、包装用フィルムよりも幅広の開口部を有する第1部材に対し、第2部材が近接方向に相対移動されることで、四隅部が湾曲形状をなす打抜刃が開口部に入り込んで四隅部に丸みのあるPTPシートが一度に打ち抜かれる。
【0035】
手段12.前記カバー取着手段又はその近傍には、前記カバーを幅方向に位置ずれなく取着するための修正手段を具備していることを特徴とする手段2乃至11のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
【0036】
手段12によれば、カバーが包装用フィルムに取着されるに際して位置ずれを生ずることなく確実な取着を図ることができ、ずれ代を一定に保つことができる。
【0037】
手段13.帯状の包装用フィルムの幅に対する製造されるPTPシートの幅の比率が99.0%以上100%以下となるよう構成したことを特徴とする手段1乃至12のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
【0038】
手段13によれば、帯状の包装用フィルムの幅に対する製造されるPTPシートの幅の比率が99.0%以上100%以下となるため、得られるPTPシートの幅をある程度予見した上で包装用フィルムを使用することができる。また、予定されているPTPシートの幅と同一幅の包装用フィルムを用いたとしても、ほとんど支障が生じない。なお、比率は、99.2%以上100%以下となるのがより望ましく、99.5%以上100%以下となるのがより一層望ましい。
【0039】
手段14.錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシートであって、前記カバー部材の幅を前記包装用フィルム部材の幅よりも小さくし、かつ、少なくとも一方の端部にずれ代を設けたことを特徴とするPTPシート。
【0040】
手段14によれば、PTPシートの包装用フィルム部材のポケット部には錠剤が収容され、包装用フィルム部材に取着されたカバー部材によって少なくともポケット部が塞がれている。かかるPTPシートにおいて、カバー部材の幅が包装用フィルム部材の幅よりも小さく、しかも少なくとも一方の端部にずれ代が設けられている。このため、取扱いに際し不都合を生じることなくカバー部材の使用量の低減を図ることができる。その結果、コストの低減を図ることができる。また、包装用フィルム部材及びカバー部材間の収縮の程度に差があったとしても、カバー部材が包装用フィルム部材からはみ出したりしないので、取扱いに支障が生じたりしない。さらには、包装用フィルム部材及びカバー部材を同一幅とするために幅方向の両側部を切断する必要があった従来技術に対し、本手段では両側部をあえて切断しなくても製造することができる。その結果、無駄な端材の発生の低減を図ることができる。
【0041】
手段15.錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシートであって、移送可能に設けられ、かつ、前記ポケット部に錠剤の投入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の端部にずれ代が生じるよう取着し、かつ、前記カバーの取着された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断することなく打ち抜くことで得られてなるPTPシート。
【0042】
手段15によれば、PTPシートの包装用フィルム部材のポケット部には錠剤が収容され、包装用フィルム部材に取着されたカバー部材によって少なくともポケット部が塞がれている。かかるPTPシートにおいて、カバー部材の幅が包装用フィルム部材の幅よりも小さく、しかも少なくとも一方の端部にずれ代が設けられている。このため、取扱いに際し不都合を生じることなくカバー部材の使用量の低減を図ることができる。その結果、コストの低減を図ることができる。また、包装用フィルム部材及びカバー部材間の収縮の程度に差があったとしても、カバー部材が包装用フィルム部材からはみ出したりしないので、取扱いに支障が生じたりしない。さらには、包装用フィルム部材及びカバー部材を同一幅とするために幅方向の両側部を切断する必要があった従来技術に対し、本手段では両側部が切断されることなく打ち抜かれることでPTPシートが得られるので、結果として、無駄な端材の発生の低減を図ることができる。
【0043】
手段16.四隅部が湾曲状をなしていることを特徴とする手段14又は15に記載のPTPシート。
【0044】
手段16によれば、取扱者にとっての取扱性の向上を図ることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、一実施の形態について、図1乃至図10を参照しつつ説明する。
【0046】
図1,2に示すように、PTPシート28は、例えばPP(ポロプロピレン)よりなり複数のポケット部7を備えた包装用フィルム部材2Aと、ポケット部7を塞ぐようにして包装用フィルム部材2Aに取着されたアルミニウム製のフィルムよりなるカバー部材13Aとを有している。各ポケット部7には錠剤Zが1つずつ収容されている。
【0047】
本実施の形態では、PTPシート28の包装用フィルム部材2Aには、例えば2つのポケット部7が含まれたペア小片に切り離すことができるように複数の横スリット36が形成されている(もちろん縦スリットが形成されていてもよいし、スリットを省略してもよい)。また、PTPシート28の幅方向一端部にはロットナンバー等の識別情報が刻印されたタグ部37が付設されている(該タグ部37についても省略してもよい)。
【0048】
PTPシート28の四隅部は、湾曲形状となっており、これにより、PTPシート28を取り扱う者にとっての取扱性の向上が図られている。また、本実施の形態において、包装用フィルム部材2Aの幅W1は、カバー部材13Aの幅W2よりもくなっているとともに、幅方向両側には、前記幅狭な分だけ「ずれ代38」が設けられている。なお、本実施の形態におけるずれ代38は、それぞれ1.5mmに設定されている。これは、後述するカバー取着手段22等における幅方向の取着誤差の上限がプラスマイナス1mmであることを考慮してのものである。
【0049】
次に、上記のように構成されてなるPTPシート28を製造するための製造装置1の概略について図3に基づいて説明する。
【0050】
帯状の包装用フィルム2は、最上流側においてロール状に巻回されている。包装用フィルム2は上述したようにPP等の比較的硬質で所定の剛性を有する合成樹脂によって構成され(PVCとの他の熱可塑性樹脂材料により構成してもよい)、透明又は半透明(ここでは透明)を呈している。
【0051】
ロール状に巻回された包装用フィルム2の引出し端側は、ガイドロール3に案内されている。包装用フィルム2は、ガイドロール3の下流側において間欠送りロール4に掛装されている。間欠送りロール4は、間欠的に回転するモータに連結されているため、包装用フィルム2を間欠的に搬送する。ガイドロール3と間欠送りロール4との間における包装用フィルム2搬送経路に沿って、加熱装置5とポケット成形装置6とが順に並設されている。これら加熱装置5及びポケット成形装置6によってポケット部形成手段9が構成されている。そして、加熱装置5によって包装用フィルム2が部分的に加熱されて、該包装用フィルム2が比較的柔軟になった状態において、ポケット成形装置6によって包装用フィルム2にポケット部7が成形される。なお、このポケット部7の成形は、間欠送りロール4による包装用フィルム2の搬送動作間のインターバルの際に行われる。
【0052】
間欠送りロール4から送り出された包装用フィルム2は、テンションロール8及びフィルム受けロール10の順に掛装されている。フィルム受けロール10は、一定回転するモータに連結されているため、包装用フィルム2を連続的に且つ一定速度で搬送する。テンションロール8は、包装用フィルム2を弾性力によって緊張する側へ引っ張った状態とされており、前記間欠送りロール4とフィルム受けロール10との搬送動作の相違による包装用フィルム2の撓みを防止して包装用フィルム2を常時緊張状態に保持する。
【0053】
テンションロール8とフィルム受けロール10との間における包装用フィルム2移送経路に沿って、ポケット部7に錠剤Zを自動的に充填する錠剤投入装置11が配設されている。錠剤投入装置11は、フィルム受けロール10による包装用フィルム2の搬送動作と同期して、所定間隔毎にシャッタを開くことで錠剤Zを落下させるものであり、このシャッタ開放動作に伴って各ポケット部7に錠剤Zが投入される。
【0054】
錠剤投入装置11とフィルム受けロール10との間における包装用フィルム2移送経路に沿って、錠剤Zが各ポケット部7に確実に充填されているか否か、また錠剤Zの異常の有無、異物混入の有無等の検査を行うための検査装置12が配設されている。この検査装置12はポケット部7の開口側からの検査を行うものである。
【0055】
帯状に形成されたカバーフィルム13は、最上流側においてロール状に巻回されている。本実施の形態におけるカバーフィルム13は、アルミニウム箔よりなるカバー本体13a(厚さ約20μm)と、該カバー本体13aに塗布形成されたPPよりなるシーラント13b(厚さ約3μm)とによって構成されている(図8参照)。ロール状に巻回されたカバーフィルム13の引出し端は、ガイドロール14に案内され、修正手段を構成するカバー蛇行修正手段21を介して加熱ロール15の方へと案内されている。なお、カバー蛇行修正手段21は、軸傾動可能なロールを備えており、その下流側に設けられた位置合わせセンサ21aの検出結果に基づき、前記ロールの傾動角が適宜制御され、これにより、カバーフィルム13の蛇行、位置ずれが抑制されるようになっている。
【0056】
前記加熱ロール15は、前記フィルム受けロール10に圧接可能となっており、両ロール10,15間に包装用フィルム2及びカバーフィルム13が送り込まれるようになっている。そして、包装用フィルム2及びカバーフィルム13が、両ロール10,15間を加熱圧接状態で通過することで、包装用フィルム2にカバーフィルム13が貼着され、これにより、錠剤Zが各ポケット部7に充填されたPTPフィルム16が製造される。本実施の形態では、前記フィルム受けロール10及び加熱ロール15によって、カバー取着手段22が構成されている。
【0057】
連続送りロール10から送り出されたPTPフィルム16は、テンションロール17及び間欠送りロール18の順に掛装されている。間欠送りロール18は、間欠的に回転するモータに連結されているため、PTPフィルム16を間欠的に搬送する。テンションロール17は、PTPフィルム16を弾性力によって緊張する側へ引っ張った状態とされており、前記フィルム受けロール10と間欠送りロール18との搬送動作の相違によるPTPフィルム16の撓みを防止してPTPフィルム16を常時緊張状態に保持する。
【0058】
フィルム受けロール10とテンションロール17との間におけるPTPフィルム16移送経路に沿って、錠剤等の異常の有無、異物混入の有無等の検査を行うための検査装置19が配設されている。この検査装置19はポケット部7の突出面側からの検査を行うものである。従って、前記検査装置12による検査と相俟って、PTPフィルム16の表裏両面側からの検査を実行することができるようになっている。なお、各検査装置12,19によって不良品判定された場合、その不良品判定となったPTPシートは、図示しない不良シート排出機構によって別途排出される。
【0059】
間欠送りロール18から送り出されたPTPフィルム16は、ガイドロール20に掛装されている。間欠送りロール18及びガイドロール20間におけるPTPフィルム16移送経路に沿って、スリット成形装置23と刻印装置24とが順に配設されている。スリット成形装置23は、PTPフィルム16の所定位置にスリットを形成する機能を有する。刻印装置24はPTPフィルム16の所定位置(例えばタグ部37に相当する位置)に刻印を付す機能を有する。
【0060】
ガイドロール20下流側のPTPフィルム16移送経路に沿って、打抜手段を構成するシート打抜装置25が配設されている。シート打抜装置25は、PTPフィルム16をPTPシート28単位に打抜く機能を有する。
【0061】
シート打抜装置25によって打抜かれたPTPシート28は、アーム機構26によって取出しコンベア29上へと案内され、該取出しコンベア29によって搬送され、完成品用ホッパ30に一旦貯留される。
【0062】
前記シート打抜装置25の下側には、シート打抜装置25から落下する端材31を貯留するためのスクラップ用ホッパ32が設けられている。
【0063】
なお、前記各ロール4,10,18,20は、そのロール表面とポケット部7とが対向する位置関係となっているが、各ロール4,10,18,20の表面には、ポケット部7が収容される凹部が形成されているため、ポケット部7が潰れてしまうことがない。また、ポケット部7が各ロール4,10,18,20の各凹部に収容されながら送り動作が行われることで、間欠送り動作や連続送り動作が確実に行われる。
【0064】
PTP包装機1の概略は以上のとおりであるが、以下においては、ポケット部形成手段9、カバー取着手段22及びシート打抜装置25について、より具体的に説明する。
【0065】
まず、ポケット部形成手段9について説明する。上述したように、ポケット部形成手段9は、加熱装置5とポケット成形装置6とを備えている。図4,5に示すように、加熱装置5は、部分加熱手段を構成しており、上部ヒータプレート41及び下部ヒータプレート42並びに両ヒータプレート41,42を加熱するための図示しないヒータを備えている。両ヒータプレート41,42は、包装用フィルム2を上下から挟むようにして相対向した状態で相対移動可能に設けられており、ポケット部7に対応する部位が突出部43,44となっている。そして、該加熱装置5においては、間欠的に送り込まれた包装用フィルム2が、近接位置にセットされている両ヒータプレート41,42の突出部43,44からの放射熱によって部分的に(スポット的に)加熱され、該加熱部分が軟化状態となるよう構成されている。
【0066】
また、包装用フィルム2の幅方向両側には、該フィルム2の蛇行を規制するべくガイド手段を構成するガイドレール45が包装用フィルム2の長手方向に延びるようにして設けられている。これにより、包装用フィルム2が幅方向に位置ずれすることなくまっすぐに移送されるようになっている。
【0067】
さらに、図4,6に示すように、ポケット成形装置6は、成形手段を構成しており、下型46及び上型47を備えている。下型46及び上型47は前記加熱装置5で部分加熱された包装用フィルム2を上下から挟むようにして相対向した状態で相対移動可能に設けられている。下型46には、前記軟化部分に対し空気を吹き付けるためのブロー穴48が設けられているとともに、上型47には、前記ブロー穴48に対応するようにして成形凹部49が形成されている。そして、包装用フィルム2がポケット成形装置6に間欠的に送り込まれると、下型46及び上型47が型閉状態にセットされ、その後ブロー穴48より前記包装用フィルム2の軟化部分に対し空気が吹き付けられ、これに伴い軟化部分が膨張して上型47の成形凹部49に密接するようになっている。これにより、前記ポケット部7が形成されることとなる。
【0068】
前記上型47には、包装用フィルム2の幅方向両側に対応するようにして、ガイド手段を構成するガイドプレート51が設けられている。かかるガイドプレート51は、型開き状態にあっても下型46両側にまで及ぶようになっており、包装用フィルム2の移送に際し幅方向に位置ずれを起こすことがないように構成されている。
【0069】
次に、カバー取着手段22について説明する。上述したように、カバー取着手段22は、フィルム受けロール10及び加熱ロール15を備えている。図4,7に示すように、両ロール10,15は、包装用フィルム2よりも幅広となっており、特に加熱ロール15は所定温度に加熱されるようになっている。そして、フィルム受けロール10側に包装用フィルム2が、加熱ロール15側にカバーフィルム13がそれぞれ当接するように、両ロール10,15間に包装用フィルム2及びカバーフィルム13が送り込まれるようになっている。ここで、カバーフィルム13の幅は、包装用フィルム2の幅よりも幾分小さく、包装用フィルム2の幅方向両側にずれ代38が形成されるように両者は互いに貼着される。
【0070】
さて、図8に示すように、前記加熱ロール15の表面は格子目状に形成されているとともに、そのロール径[直径(格子目外径)]はいずれの部位においても等しく設定されている。これに対し、フィルム受けロール10の両側部は若干段差状に形成されている。つまり、フィルム受けロール10の両端部の半径D1は、それ以外の部分(例えば中央部分)の半径D2に比べて小さく形成されている。これにより、カバーフィルム13は、その両端部を除く部位においては、加熱ロール15により、加熱されるとともに包装用フィルム2に対し強く圧接される。これに対し、カバーフィルム13の両端部は、加熱ロール15からの熱は伝達されるが、包装用フィルム2に対しては非常に弱い力で接触させられる。従って、カバーフィルム13の両端部における圧接力は弱いものの(弱圧部)、前記熱により十分にシーラント13bが融解し、カバーフィルム13の両端部は包装用フィルム2に対し確実に貼着される。その一方で、カバーフィルム13の両端部においては強い圧力がかけられていないので、シーラント13bが融解したとしても両側からはみ出たり飛び出たりすることがないように構成されている。なお、前記段差の程度は、シーラント13bがはみ出すことなく、かつ、カバーフィルム13の両端が確実に貼着されるよう予め実験的に設定されている。また、本実施の形態では、加熱ロール15に関しては、各種幅を有してなる包装用フィルム2の最大幅に合わせて加熱ロール15の幅が設定されているのに対し、フィルム受けロール10に関しては、そのときどきの包装用フィルム2の幅やポケット部7の配置に合わせて適宜取替可能となっている。
【0071】
次に、シート打抜装置25について説明する。図4,9に示すように、シート打抜装置25は、固定型61と可動型62とを備えている。可動型62には駆動・伝達機構63が連結され、固定型61に近接した作業位置と、固定型61から離間した待機位置とに切換駆動される。駆動・伝達機構63としては、モータ、流体圧シリンダ、カム伝達機構等の適宜のものを使用することができる。
【0072】
本実施の形態において、可動型62及び固定型61は共に鉛直方向に延びるようにして配設されている。可動型62には、打抜刃64が固定型61に向かって突設されている。打抜刃64は枠状(略矩形状で四隅が湾曲形状)に形成されている。一方、固定型61には、前記打抜刃64と対応して打抜孔65が貫通形成されている。
【0073】
但し、打抜刃64の幅(図4の左右幅)は、製品たるPTPシート28(包装用フィルム部材2A)の幅W1よりも大きく設定されている。ここで、可動型62の作業位置への移動に伴って打抜刃64によってPTPフィルム16がPTPシート28単位に打抜かれるのであるが、このとき、打抜刃64の幅が前記幅W1よりも大きく設定されているためPTPフィルム16の両側は打ち抜かれることがない。従って、打抜きに際しては、PTPシート28の四隅部を湾曲状に形成するための略三角形状の微小な端材31のみが発生するよう構成されている。また、発生した端材31は、自由落下し、前記スクラップ用ホッパ32に自動的に導かれるようになっている。
【0074】
なお、図10に示すように、可動型62の奥側には前述したアーム機構26が設けられている。アーム機構26は、基端部の軸を中心に回動可能に設けられたアーム本体26aを備えているとともに、アーム本体26aの先端部分は吸引部26bとなっている。そして、前記可動型62の作業位置への移動に伴って打抜刃64によって打ち抜かれたPTPシート28は、前記吸引部26bによって吸引吸着される。この吸着状態で、アーム本体26aが倒され、その後吸引が解除された上で前記取出しコンベア29上へと案内されるようになっている。
【0075】
さて、以上のように構成された製造装置1によって図1,2に示したPTPシート28を製造する手順及びそのときどきの作用効果について、主要な工程を中心として説明する。
【0076】
包装用フィルム2は、まず、ポケット部形成手段9において、ポケット部形成工程を経る。すなわち、包装用フィルム2はまず、加熱装置5へと間欠的に移送される。そして、近接位置にセットされている両ヒータプレート41,42の突出部43,44からの放射熱によって、包装用フィルム2はポケット部7に対応する部位においてスポット的に加熱され、該加熱部分が軟化状態となる。かかる加熱装置5における移送に際し、包装用フィルム2は、ガイドレール45に沿って前方へと案内される。このとき、包装用フィルム2は、部分的に加熱されるだけであるため、その幅方向両側部は加熱軟化されにくい。このため、包装用フィルム2の両側部は所定の硬さを確保した状態でガイドされることとなる。従って、包装用フィルム2が加熱装置5を移送されるにあたっては、幅方向に位置ずれを起こすことなくまっすぐに移送される。その結果、次のポケット成形装置6において形成されるポケット部7に位置ずれが生じにくく、またその後のカバーフィルム13の取着に際しても位置ずれを生じにくくすることができる。
【0077】
次に、包装用フィルム2はまず、ポケット成形装置6へと間欠的に移送される。そして、所定量移送され間欠停止された時点で下型46及び上型47が閉じられる。その後ブロー穴48より前記包装用フィルム2の軟化部分に対し空気が吹き付けられ、これに伴い軟化部分が膨張して上型47の成形凹部49に密接する。これにより、ポケット部7が形成され硬化する。その後、両型46,47は型開きされ、包装用フィルム2はさらに前方へ向けて移送される。
【0078】
かかるポケット成形装置6における移送に際し、包装用フィルム2は、ガイドプレート51に沿って前方へと案内される。このときにも、包装用フィルム2の幅方向両側部は所定の硬さを確保した状態でガイドされることとなる。従って、包装用フィルム2がポケット成形装置6を移送されるにあたっても、幅方向に位置ずれを起こすことなくまっすぐに移送される。その結果、上記作用効果がより確実に奏される。
【0079】
その後、包装用フィルム2は錠剤投入装置11の方へと移送される。該錠剤投入装置11によって前記ポケット部7に錠剤が投入され、また続く検査装置12による検査工程を経た後、包装用フィルム2は、前記カバーフィルム13とともに、カバー取着手段22の方へと移送される。カバー取着手段22では、フィルム受けロール10及び加熱ロール15によってカバーフィルム13が包装用フィルム2に対し加熱圧接されることで、取着される。このとき、カバーフィルム13は、包装用フィルム2の幅方向両側にずれ代38が形成されるようにして取着される。また、このとき、カバーフィルム13の両端部ににおいても十分にシーラント13bが融解し、カバーフィルム13の両端部は包装用フィルム2に対し確実に貼着される。その一方で、カバーフィルム13の両端部においては強い圧力がかけられていないので、シーラント13bが融解したとしても両側からはみ出たり飛び出たりすることがない。このため、シーラント13bのはみ出しに伴って、例えば加熱ロール15やシール受けロール10にシーラント13bが付着するといった不具合が発生してしまうのを確実に防止することができる。
【0080】
次に、カバーフィルム13が取着されることにより得られたPTPフィルム16は、検査装置19による検査工程を経た後、さらにスリット形成工程及び刻印工程を経てシート打抜装置25の方へと移送される。そして、固定型61の打抜孔65に対し、可動型62側の打抜刃64が挿通させられることで、PTPフィルム16がPTPシート28単位に打抜かれる。このとき、打抜刃64の幅は、製品たるPTPシート28(PTPフィルム16)の幅W1よりも大きく設定されているため、PTPフィルム16の両側は打ち抜かれることがなく、PTPシート28の四隅部の湾曲形状に対応する微小な端材31のみが発生する。従って、従来に比べて端材31の発生量の著しい低減を図ることができ、結果として、端材31処分のための負担軽減を図ることができる。また、従来発生していた幅方向両側の端材の分だけ包装用フィルム2及びカバーフィルム13の使用量の抑制を図ることができることから、コストの著しい低減をも図ることができる。
【0081】
さらに、発生した端材31は、自由落下し、前記スクラップ用ホッパ32に自動的に導かれ、製品として得られるPTPシート28とは区別される。このため、別途端材31を導出するための装置、機構を設けなくて済むこととなり、かかる点でさらなるコストの低減及び装置の簡素化を図ることができる。
【0082】
また、本実施の形態では、ポケット部7の形成に際し、包装用フィルム2の幅方向全域にわたって加熱軟化させるのではなく、ポケット部7に対応する部分のみスポット的に加熱することとした。このため、その後の冷却に伴う収縮も最小限に抑えることができ、最終的に得られるPTPシート28の幅を、当初の包装用フィルム2の幅にほぼ等しいものとすることができる。より詳しくは、従来技術に則って製造した場合の当初包装用フィルムの幅に対するPTPシートの収縮率平均値は2.20%であったのに対し、本実施の形態に則って製造した場合の当初包装用フィルム2の幅に対する得られたPTPシート28の収縮率平均値は0.48%に抑えることができた。その結果、得られるPTPシート28の幅(W1)をある程度予見した上で包装用フィルム2を使用することができる。また、本実施の形態の如く収縮率が極わずかで済むような場合には、予定されているPTPシート28の幅と同一幅の包装用フィルム2を用いたとしても、ほとんど支障が生じないといった効果も奏される。
【0083】
尚、上述した実施の形態の記載内容に限定されることなく、例えば次のように実施してもよい。
【0084】
(a)上記実施の形態におけるスリット形成装置23や刻印装置24等を省略することとしても差し支えない。
【0085】
(b)また、PTPシート28単位のポケット部7の配列や、個数も上記実施の形態の態様(2列、10個)に何ら限定されるものではなく、様々な配列、個数からなるPTPシートを採用することができる。
【0086】
(c)上記実施の形態では横スリット36を形成することとしたが、それ以外にも、横スリット及び縦スリットを有するPTPシート、縦スリットのみを有するPTPシート、スリットを有しないPTPシート等に具体化することもできる。もちろん、スリットに代えて、ミシン目としてもよい。
【0087】
(d)上記実施の形態では、PTPシート28の幅方向両側にずれ代38を設ける構成としたが、一側のみにずれ代を設け、他側においては包装用フィルム部材及びカバー部材の端部を一致させてもよい。
【0088】
(e)上部ヒータプレート41、下部ヒータプレート42に突出部43,44を設けてそこからの放射熱で包装用フィルム2をスポット的に加熱する代わりに、熱風を吹き付けることによりスポット的に加熱することとしてもよい。
【0089】
(f)ガイドレール45、ガイドプレート51を幅方向の一側にのみ設けることとしてもよい。この場合、ガイドレール45及びガイドプレート51が互いに反対側に設けられていることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態に係るPTPシートを示す図であって、(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。
【図2】 PTPシートを示す拡大断面図である。
【図3】 PTPシート製造装置の全体構成を示す概略図である。
【図4】 PTPシート製造装置の主要部分を説明するための模式的な斜視図である。
【図5】 加熱装置を示す断面図である。
【図6】 ポケット成形装置を示す断面図である。
【図7】 カバー取着手段を示す一部破断側面図である。
【図8】 カバー取着手段の端部を拡大して示す断面図である。
【図9】 シート打抜装置の構成を示す断面図である。
【図10】 シート打抜装置における作用を説明するための断面図である。
【図11】 従来技術における製造装置の全体構成を示す概略図である。
【図12】 従来技術におけるPTPシート製造装置の主要部分を説明するための模式的な斜視図である。
【図13】 従来技術に係るPTPシートを示す図であって、(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。
【図14】 従来のPTPシート及び端材の発生状況を説明するための模式的な平面図である。
【符号の説明】
1…PTPシート製造装置、2…包装用フィルム、2A…包装用フィルム部材、5…ポケット部形成手段を構成する部分加熱手段としての加熱装置、6…ポケット部形成手段を構成する成形手段としてのポケット成形装置、7…ポケット部、9…ポケット部形成手段、10…カバー取着手段を構成するフィルム受けロール、12…錠剤投入装置、13…カバーとしてのカバーフィルム、13A…カバー部材、15…カバー取着手段を構成する加熱ロール、16…PTPフィルム、21…修正手段を構成するカバー蛇行修正手段、25…打抜手段を構成するシート打抜装置、28…PTPシート、31…端材、38…ずれ代、41…上部ヒータプレート、42…下部ヒータプレート、45…ガイド手段としてのガイドレール、46…下型、47…上型、48…ブロー穴、49…成形凹部、51…ガイド手段としてのガイドプレート、61…固定型、62…可動型、64…打抜刃。

Claims (15)

  1. 錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたアルミニウム製のカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置であって、
    移送可能に設けられ、かつ、前記ポケット部に錠剤の投入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の端部にずれ代が生じるよう取着し、かつ、前記カバーの取着された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断することなくPTPシート単位に打ち抜くことができるよう構成したことを特徴とするPTPシート製造装置。
  2. 錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたアルミニウム製のカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置であって、
    移送可能に設けられ、かつ、前記ポケット部に錠剤の投入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の端部にずれ代が生じるよう取着するためのカバー取着手段と、
    前記カバーの取着された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断することなくPTPシート単位に打ち抜くための打抜手段と
    を備えたことを特徴とするPTPシート製造装置。
  3. 錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置であって、
    移送可能に設けられ、かつ、前記ポケット部に錠剤の投入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の端部にずれ代が生じるよう取着するためのカバー取着手段と、
    前記カバーの取着された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断することなくPTPシート単位に打ち抜くための打抜手段と
    を備え
    前記カバー取着手段は、
    前記包装用フィルムを受けるためのフィルム受けロールと、
    前記フィルム受けロールに相対して設けられ、カバー本体及び該カバー本体に設けられたシーラントよりなるカバーを、前記カバー本体側から前記包装用フィルムに対し加熱圧接可能な加熱ロールと
    を備えており、かつ、前記フィルム受けロール及び加熱ロールの少なくとも一方の幅方向両端は、前記カバーの両端部が他の部位に比べて弱く圧接されるよう弱圧部となっていることを特徴とするPTPシート製造装置。
  4. 錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたアルミニウム製のカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置において、
    移送可能に設けられた帯状の包装用フィルムに前記ポケット部を形成するためのポケット部形成手段と、
    前記ポケット部に錠剤を投入するための錠剤投入手段と、
    前記包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の端部にずれ代が生じるよう取着するためのカバー取着手段と、
    前記カバーが取着された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断することなくPTPシート単位に打ち抜くための打抜手段と
    を備えたことを特徴とするPTPシート製造装置。
  5. 前記カバー取着手段は、前記包装用フィルムを受けるためのフィルム受けロールと、
    前記フィルム受けロールに相対して設けられ、カバー本体及び該カバー本体に設けられたシーラントよりなるカバーを、前記カバー本体側から前記包装用フィルムに対し加熱圧接可能な加熱ロールと
    を備えており、かつ、前記フィルム受けロール及び加熱ロールの少なくとも一方の幅方向両端は、前記カバーの両端部が他の部位に比べて弱く圧接されるよう弱圧部となっていることを特徴とする請求項2又は4に記載のPTPシート製造装置。
  6. 錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置において、
    移送可能に設けられた帯状の包装用フィルムに前記ポケット部を形成するためのポケット部形成手段と、
    前記ポケット部に錠剤を投入するための錠剤投入手段と、
    前記包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の端部にずれ代が生じるよう取着するためのカバー取着手段と、
    前記カバーが取着された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断することなくPTPシート単位に打ち抜くための打抜手段と
    を備え
    前記カバー取着手段は、
    前記包装用フィルムを受けるためのフィルム受けロールと、
    前記フィルム受けロールに相対して設けられ、カバー本体及び該カバー本体に設けられたシーラントよりなるカバーを、前記カバー本体側から前記包装用フィルムに対し加熱圧接可能な加熱ロールと
    を備えており、かつ、前記フィルム受けロール及び加熱ロールの少なくとも一方の幅方向両端は、前記カバーの両端部が他の部位に比べて弱く圧接されるよう弱圧部となっていることを特徴とするPTPシート製造装置。
  7. 前記ポケット部形成手段は、前記包装用フィルムのうち、ポケット部に対応する部分をスポット的に加熱して軟化状態とするための部分加熱手段と、
    前記軟化した部分をポケット状に成形するための成形手段とを備えていることを特徴とする請求項4又は5に記載のPTPシート製造装置。
  8. 前記部分加熱手段は、前記包装用フィルムを幅方向に位置ずれなく移送するためのガイド手段を具備していることを特徴とする請求項に記載のPTPシート製造装置。
  9. 前記成形手段は、前記包装用フィルムを幅方向に位置ずれなく移送するためのガイド手段を具備していることを特徴とする請求項又はに記載のPTPシート製造装置。
  10. 前記弱圧部は、前記フィルム受けロールの両端部が他の部位に比べて小径に形成されることによって構成されていることを特徴とする請求項3、5又は6に記載のPTPシート製造装置。
  11. 前記打抜手段は、四隅部が湾曲形状をなすPTPシートを打ち抜くことができるとともに、前記湾曲形状に形成するための隅部に対応する部分のみを端材として導出可能に構成されていることを特徴とする請求項2乃至10のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
  12. 前記打抜手段は、前記打ち抜きに際し前記端材が落下により前記PTPシートとは区別されて導出されるよう構成されていることを特徴とする請求項11に記載のPTPシート製造装置。
  13. 帯状の包装用フィルムの幅に対する製造されるPTPシートの幅の比率が99.0%以上100%以下となるよう構成したことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
  14. 錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたアルミニウム製のカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシートであって、
    前記カバー部材の幅を前記包装用フィルム部材の幅よりも小さくし、かつ、少なくとも一方の端部にずれ代を設けたことを特徴とするPTPシート。
  15. 錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたアルミニウム製のカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシートであって、
    移送可能に設けられ、かつ、前記ポケット部に錠剤の投入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の端部にずれ代が生じるよう取着し、かつ、前記カバーの取着された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断することなく打ち抜くことで得られてなるPTPシート。
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