JP2001354201A - Ptpシート及びその製造装置 - Google Patents

Ptpシート及びその製造装置

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JP2001354201A JP2000177296A JP2000177296A JP2001354201A JP 2001354201 A JP2001354201 A JP 2001354201A JP 2000177296 A JP2000177296 A JP 2000177296A JP 2000177296 A JP2000177296 A JP 2000177296A JP 2001354201 A JP2001354201 A JP 2001354201A
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ptp sheet
film
ptp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造に際しての端材の発生を低減することが
でき、もってコストの低減及び環境負荷の抑制を図るこ
とのできるPTPシート及びその製造装置を提供する。 【解決手段】 PTPシート28は、錠剤Zが1つずつ
収容された複数のポケット部7を備えた包装用フィルム
部材2Aと、ポケット部7を塞ぐようにして包装用フィ
ルム部材2Aに取着されたカバー部材13Aとを有して
おり、PTPシート28の四隅部は湾曲形状となってい
る。また、包装用フィルム部材2Aの幅W1は、カバー
部材13Aの幅W2よりも狭くなっているとともに、幅
方向両側には、幅狭な分だけずれ代38が設けられてい
る。製造に際し、PTPフィルムが打ち抜かれることで
PTPシート28が得られるが、このとき、PTPフィ
ルムの幅方向両側が切断されることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブリスタ包装シー
ト(以下、「PTPシート」という)に係り、より詳し
くは、錠剤を収容するための複数のポケット部を備えた
包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞
ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバ
ー部材とを有してなる略矩形状のPTPシート及びその
製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、図13(a),(b)に示すよ
うに、PTPシート101は、例えばPP(ポロプロピ
レン)よりなり複数のポケット部102を備えた包装用
フィルム部材103Aと、ポケット部102を塞ぐよう
にして包装用フィルム部材103Aに取着されたアルミ
ニウム製のフィルムよりなるカバー部材104Aとを有
している。各ポケット部102には錠剤が1つずつ収容
されている。
【0003】なお、PTPシート101の包装用フィル
ム部材103Aには、例えば2つのポケット部102が
含まれたペア小片に切り離すことができるように複数の
横スリット105が形成されている(もちろん縦スリッ
トが形成されている場合もある)。また、PTPシート
101の端部にはロットナンバー等の識別情報が刻印さ
れたタグ部106が付設されている。
【0004】ここで、PTPシート101を利用する者
の便を考えたとき、上記PTPシート101の四隅には
エッジがない方が好ましい。このため、PTPシート1
01の四隅は、湾曲形成されている。
【0005】上記のようなPTPシート101は、例え
ば図11,12に示すような製造装置によって製造され
る(但し、図12においては、便宜上一部の装置は省略
されている)。すなわち、帯状の包装用フィルム103
が、最上流側においてロール状に巻回されており、その
引出し端側は、加熱装置111とポケット成形装置11
2とからなるポケット部形成手段113に案内されるよ
うになっている。そして、ここでは、まず、加熱装置1
11によって包装用フィルム103が幅方向全域にわた
って加熱され比較的柔軟になった状態において、ポケッ
ト成形装置113によって包装用フィルム103にポケ
ット部102が成形される。このポケット部102の成
形は、間欠的に移送される包装用フィルム103の搬送
動作間のインターバルの際に行われる。
【0006】さらに、ポケット部形成手段113から送
り出された包装用フィルム103は、錠剤投入手段11
4の方へと案内される。該錠剤投入手段114は、包装
用フィルム103の移送動作と同期して、所定間隔毎に
シャッタを開くことで錠剤を落下させるものであり、こ
のシャッタ開放動作に伴って各ポケット部102に錠剤
が投入される。その後、検査装置115にて錠剤が各ポ
ケット部102に確実に充填されているか等が検査され
る。
【0007】また、検査装置115の下流側において、
帯状に形成されたカバーフィルム104がロール状に巻
回されており、その引出し端がカバー取着手段116に
案内されている。カバー取着手段116は、包装用フィ
ルム103を受けるためのフィルム受けロール117
と、フィルム受けロール117に相対して設けられ、前
記カバーフィルム104を包装用フィルム103に対し
加熱圧接可能な加熱ロール118とを備えている。そし
て、このカバー取着手段116において、包装用フィル
ム103及びカバーフィルム104が、両ロール11
7,118間を圧接状態で通過することにより、包装用
フィルム103にカバーフィルム104が貼着される。
これにより、錠剤が各ポケット部102に充填されたP
TPフィルム119が製造される。
【0008】さらに、PTPフィルム119は、別の検
査装置121を経てスリット成形装置122及び刻印装
置123へと移送される。そして、スリット成形装置1
22においては、PTPフィルム119の所定位置に前
記横スリット105が形成される。また、刻印装置12
3においては、PTPフィルム119の所定位置(タグ
部106に相当する位置)に刻印が付される。
【0009】その後、PTPフィルム119は、シート
打抜装置124へと供される。そして、該シート打抜装
置124において、PTPフィルム119は、PTPシ
ート101単位に打抜かれ(図14参照)、これにより
上述したPTPシート101が得られる。なお、シート
打抜装置124によって打抜かれたPTPシート101
は、取出しコンベア125によって搬送され、完成品用
ホッパ126に一旦貯留される。また、シート打抜装置
124の下流側には裁断装置127が設けられ、該裁断
装置127において打抜き後に帯状に残った端材128
が裁断され、スクラップ処理される。裁断処理された端
材128はスクラップ用ホッパ129に貯留された後、
別途廃棄処理される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術では、PTPフィルム119の幅方向両側を切断す
ることで、包装用フィルム部材103A及びカバー部材
104Aの両端部を一致させるようにしているため、P
TPフィルム119の幅方向両側に対応する帯状の端材
128が形成されてしまう。このため、PTPシート1
01の製造に際し、無駄が多く生じることになってしま
っている。かかる点で、製造コスト面及び環境面におい
て、従来とは違ったより好ましい態様が求められている
のが実状である。
【0011】本発明は、上記各事情に鑑みてなされたも
のであり、錠剤を収容するための複数のポケット部を備
えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部
を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着された
カバー部材とを有してなるPTPシートに関し、製造に
際しての端材の発生を低減することができ、もってコス
トの低減及び環境負荷の抑制を図ることのできるPTP
シート及びその製造装置を提供することを主たる目的の
一つとしている。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成し得る特徴的手段について以下に説明する。また、
各手段につき、特徴的な作用及び効果を必要に応じて記
載する。
【0013】手段1.錠剤を収容するための複数のポケ
ット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記
ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に
取着されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTP
シートを製造するためのPTPシート製造装置であっ
て、移送可能に設けられ、かつ、前記ポケット部に錠剤
の投入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フ
ィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の
端部にずれ代が生じるよう取着し、かつ、前記カバーの
取着された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断す
ることなくPTPシート単位に打ち抜くことができるよ
う構成したことを特徴とするPTPシート製造装置。こ
こで、「幅方向の両側部を切断することなく」とあるの
は、「長手方向に沿って両端部を切断することなく」の
意を含んでおり、例えばPTPシートの四隅部を湾曲状
に形成するための隅部(コーナー部)の切断までをも排
除する趣旨ではない(以下同様)。また、錠剤には、丸
錠、レンズ錠等の固形製剤のほかにも、カプセル錠等も
含まれる。
【0014】手段1によれば、移送可能に設けられ、か
つ、ポケット部に錠剤の投入された帯状の包装用フィル
ムに対し、該包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバー
が取着される。このとき、少なくとも一方の端部にずれ
代が生じるようカバーが取着される。そして、カバーの
取着された包装用フィルムが、幅方向の両側部が切断さ
れることなくPTPシート単位に打ち抜かれることで、
略矩形状のPTPシートが製造される。このため、打ち
抜きに際し、幅方向の両側部が切断されることに基づく
端材が発生しないこととなり、端材の発生量の低減を図
ることが可能となる。その結果、端材処分のための負担
軽減が図られる。また、幅方向両側の端材の分だけ包装
用フィルム及びカバーの使用量の抑制を図ることができ
ることから、コストの低減をも図ることができる。
【0015】手段2.錠剤を収容するための複数のポケ
ット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記
ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に
取着されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTP
シートを製造するためのPTPシート製造装置であっ
て、移送可能に設けられ、かつ、前記ポケット部に錠剤
の投入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フ
ィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の
端部にずれ代が生じるよう取着するためのカバー取着手
段と、前記カバーの取着された包装用フィルムを、幅方
向の両側部を切断することなくPTPシート単位に打ち
抜くための打抜手段とを備えたことを特徴とするPTP
シート製造装置。
【0016】手段2によれば、カバー取着手段によっ
て、移送可能に設けられ、かつ、ポケット部に錠剤の投
入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フィル
ムよりも幅狭な帯状のカバーが取着される。このとき、
少なくとも一方の端部にずれ代が生じるようカバーが取
着される。そして、カバーの取着された包装用フィルム
が、打抜手段によって、幅方向の両側部が切断されるこ
となくPTPシート単位に打ち抜かれることで、略矩形
状のPTPシートが製造される。このため、打ち抜きに
際し、幅方向の両側部が切断されることに基づく端材が
発生せず、端材の発生量の低減を図ることができ、結果
として、端材処分のための負担軽減が図られる。また、
幅方向両側の端材の分だけ包装用フィルム及びカバーの
使用量の抑制を図ることができることから、コストの低
減をも図ることができる。
【0017】手段3.錠剤を収容するための複数のポケ
ット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記
ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に
取着されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTP
シートを製造するためのPTPシート製造装置におい
て、移送可能に設けられた帯状の包装用フィルムに前記
ポケット部を形成するためのポケット部形成手段と、前
記ポケット部に錠剤を投入するための錠剤投入手段と、
前記包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少な
くとも一方の端部にずれ代が生じるよう取着するための
カバー取着手段と、前記カバーが取着された包装用フィ
ルムを、幅方向の両側部を切断することなくPTPシー
ト単位に打ち抜くための打抜手段とを備えたことを特徴
とするPTPシート製造装置。
【0018】手段3によれば、ポケット部形成手段によ
って、移送可能に設けられた帯状の包装用フィルムにポ
ケット部が形成される。また、錠剤投入手段によって、
ポケット部に錠剤が投入される。さらに、カバー取着手
段によって、ポケット部に錠剤の投入された包装用フィ
ルムに対し、該包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバ
ーが取着される。このとき、少なくとも一方の端部にず
れ代が生じるようカバーが取着される。そして、カバー
の取着された包装用フィルムが、打抜手段によって、幅
方向の両側部が切断されることなくPTPシート単位に
打ち抜かれることで、略矩形状のPTPシートが製造さ
れる。このため、打ち抜きに際し、幅方向の両側部が切
断されることに基づく端材が発生せず、端材の発生量の
低減を図ることができ、結果として、端材処分のための
負担軽減が図られる。また、幅方向両側の端材の分だけ
包装用フィルム及びカバーの使用量の抑制を図ることが
できることから、コストの低減をも図ることができる。
【0019】手段4.前記ポケット部形成手段は、前記
包装用フィルムのうち、ポケット部に対応する部分をス
ポット的に加熱して軟化状態とするための部分加熱手段
と、前記軟化した部分をポケット状に成形するための成
形手段とを備えていることを特徴とする手段3に記載の
PTPシート製造装置。
【0020】手段4によれば、ポケット部形成手段は部
分加熱手段及び成形手段を備えており、部分加熱手段で
は、包装用フィルムのうち、ポケット部に対応する部分
がスポット的に加熱して軟化状態とさせられる。そし
て、成形手段では、前記部分的に軟化した部分がポケッ
ト状に成形される。このため、成形後の冷却に際し、包
装用フィルムの収縮が起こりうるが、このとき包装用フ
ィルムが幅方向全体にわたって加熱軟化されているわけ
ではないので、冷却に伴う収縮も最小限に抑制される。
従って、最終的に得られるPTPシートの幅を、当初の
包装用フィルムの幅にほぼ等しいものとすることができ
る。
【0021】手段5.前記部分加熱手段は、前記包装用
フィルムを幅方向に位置ずれなく移送するためのガイド
手段を具備していることを特徴とする手段4に記載のP
TPシート製造装置。
【0022】手段5によれば、包装用フィルムは、部分
加熱手段を移送されるにあたりガイド手段によって、幅
方向に位置ずれを起こすことなく移送される。このた
め、形成されるポケット部に位置ずれが生じにくく、そ
の後のカバー取着に際しても位置ずれを生じにくくする
ことができる。特に、包装用フィルムは、ポケット部に
対応して部分的に加熱されるだけであるため、その幅方
向両側部は加熱軟化されにくい。このため、包装用フィ
ルムの両側部は所定の硬さを確保した状態でガイドされ
ることとなり、上記作用効果がより確実に奏される。
【0023】手段6.前記成形手段は、前記包装用フィ
ルムを幅方向に位置ずれなく移送するためのガイド手段
を具備していることを特徴とする手段4又は5に記載の
PTPシート製造装置。
【0024】手段6によれば、包装用フィルムは、成形
手段を移送されるにあたりガイド手段によって、幅方向
に位置ずれを起こすことなく移送される。このため、形
成されるポケット部に位置ずれが生じにくく、その後の
カバー取着に際しても位置ずれを生じにくくすることが
できる。特に、包装用フィルムは、ポケット部に対応し
て部分的に加熱軟化されるだけであるため、その幅方向
両側部は加熱軟化されにくい。このため、包装用フィル
ムの両側部は所定の硬さを確保した状態でガイドされる
こととなり、上記作用効果がより確実に奏される。
【0025】手段7.前記カバー取着手段は、前記包装
用フィルムを受けるためのフィルム受けロールと、前記
フィルム受けロールに相対して設けられ、カバー本体及
び該カバー本体に設けられたシーラントよりなるカバー
を、前記カバー本体側から前記包装用フィルムに対し加
熱圧接可能な加熱ロールとを備えており、かつ、前記フ
ィルム受けロール及び加熱ロールの少なくとも一方の幅
方向両端は、前記カバーの両端部が他の部位に比べて弱
く圧接されるよう弱圧部となっていることを特徴とする
手段2乃至6のいずれかに記載のPTPシート製造装
置。
【0026】手段7によれば、フィルム受けロールによ
って包装用フィルムが受けられ、加熱ロールによってカ
バーが包装用フィルムに対し加熱圧接される。このと
き、カバーは、カバー本体側から加熱ロールにて圧接さ
せられ、シーラントが一旦加熱融解されることで包装用
フィルムと接合する。さて、手段7では、フィルム受け
ロール及び加熱ロールの少なくとも一方の幅方向両端が
弱圧部となっており、これによりカバーの両端部が他の
部位に比べて弱く圧接される。従って、圧接に際しシー
ラントがカバーの両端部からはみ出したり飛び出したり
するといった不具合が防止される。一方で、カバーの両
端部は弱く圧接されるものの、加熱ロールからの伝達熱
により包装用フィルムとの間での十分な接合が担保され
る。このため、カバーはその両端部においても、包装用
フィルムに対し確実に取着される。
【0027】手段8.前記弱圧部は、前記フィルム受け
ロールの両端部が他の部位に比べて小径に形成されるこ
とによって構成されていることを特徴とする手段7に記
載のPTPシート製造装置。
【0028】手段8によれば、フィルム受けロールの両
端部が他の部位に比べて小径に形成されることによって
弱圧部が構成されているため、上記作用効果を容易かつ
確実に奏せしめることができる。また、包装用フィルム
の幅等がそのときどきによって相違する場合には、その
幅等に応じてフィルム受けロールを取り替えればよく、
加熱ロールに関してはそれまでと同じものを用いること
が可能となる。
【0029】手段9.前記打抜手段は、四隅部が湾曲形
状をなすPTPシートを打ち抜くことができるととも
に、前記湾曲形状に形成するための隅部に対応する部分
のみを端材として導出可能に構成されていることを特徴
とする手段1乃至8のいずれかに記載のPTPシート製
造装置。
【0030】手段9によれば、打抜手段により、四隅部
が湾曲形状をなすPTPシートが打ち抜かれる。このた
め、PTPシートの四隅にエッジが存在せず、取扱者に
とっての取扱性の向上が図られる。また、打ち抜きに際
しては、湾曲形状に形成するための隅部に対応する端材
のみが導出されるため、端材の量を極わずかなものとす
ることができる。
【0031】手段10.前記打抜手段は、前記打ち抜き
に際し前記端材が落下により前記PTPシートとは区別
されて導出されるよう構成されていることを特徴とする
手段9に記載のPTPシート製造装置。
【0032】手段10によれば、打抜手段による打ち抜
きに際し、端材は、落下によりPTPシートとは区別さ
れて導出される。このため、PTPシートと区別して別
途端材を導出するための装置、機構を設けなくて済む。
【0033】手段11.前記打抜手段は、前記包装用フ
ィルムよりも幅広の開口部を有する第1部材と、前記第
1部材に対し、相対向した状態で相対移動可能に設けら
れ、四隅部に丸みのあるPTPシートを打ち抜くべく、
四隅部が湾曲形状をなす打抜刃を有する第2部材とを備
えていることを特徴とする手段2乃至10のいずれかに
記載のPTPシート製造装置。
【0034】手段11によれば、包装用フィルムよりも
幅広の開口部を有する第1部材に対し、第2部材が近接
方向に相対移動されることで、四隅部が湾曲形状をなす
打抜刃が開口部に入り込んで四隅部に丸みのあるPTP
シートが一度に打ち抜かれる。
【0035】手段12.前記カバー取着手段又はその近
傍には、前記カバーを幅方向に位置ずれなく取着するた
めの修正手段を具備していることを特徴とする手段2乃
至11のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
【0036】手段12によれば、カバーが包装用フィル
ムに取着されるに際して位置ずれを生ずることなく確実
な取着を図ることができ、ずれ代を一定に保つことがで
きる。
【0037】手段13.帯状の包装用フィルムの幅に対
する製造されるPTPシートの幅の比率が99.0%以
上100%以下となるよう構成したことを特徴とする手
段1乃至12のいずれかに記載のPTPシート製造装
置。
【0038】手段13によれば、帯状の包装用フィルム
の幅に対する製造されるPTPシートの幅の比率が9
9.0%以上100%以下となるため、得られるPTP
シートの幅をある程度予見した上で包装用フィルムを使
用することができる。また、予定されているPTPシー
トの幅と同一幅の包装用フィルムを用いたとしても、ほ
とんど支障が生じない。なお、比率は、99.2%以上
100%以下となるのがより望ましく、99.5%以上
100%以下となるのがより一層望ましい。
【0039】手段14.錠剤を収容するための複数のポ
ケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前
記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材
に取着されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPT
Pシートであって、前記カバー部材の幅を前記包装用フ
ィルム部材の幅よりも小さくし、かつ、少なくとも一方
の端部にずれ代を設けたことを特徴とするPTPシー
ト。
【0040】手段14によれば、PTPシートの包装用
フィルム部材のポケット部には錠剤が収容され、包装用
フィルム部材に取着されたカバー部材によって少なくと
もポケット部が塞がれている。かかるPTPシートにお
いて、カバー部材の幅が包装用フィルム部材の幅よりも
小さく、しかも少なくとも一方の端部にずれ代が設けら
れている。このため、取扱いに際し不都合を生じること
なくカバー部材の使用量の低減を図ることができる。そ
の結果、コストの低減を図ることができる。また、包装
用フィルム部材及びカバー部材間の収縮の程度に差があ
ったとしても、カバー部材が包装用フィルム部材からは
み出したりしないので、取扱いに支障が生じたりしな
い。さらには、包装用フィルム部材及びカバー部材を同
一幅とするために幅方向の両側部を切断する必要があっ
た従来技術に対し、本手段では両側部をあえて切断しな
くても製造することができる。その結果、無駄な端材の
発生の低減を図ることができる。
【0041】手段15.錠剤を収容するための複数のポ
ケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前
記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材
に取着されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPT
Pシートであって、移送可能に設けられ、かつ、前記ポ
ケット部に錠剤の投入された帯状の包装用フィルムに対
し、該包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少
なくとも一方の端部にずれ代が生じるよう取着し、か
つ、前記カバーの取着された包装用フィルムを、幅方向
の両側部を切断することなく打ち抜くことで得られてな
るPTPシート。
【0042】手段15によれば、PTPシートの包装用
フィルム部材のポケット部には錠剤が収容され、包装用
フィルム部材に取着されたカバー部材によって少なくと
もポケット部が塞がれている。かかるPTPシートにお
いて、カバー部材の幅が包装用フィルム部材の幅よりも
小さく、しかも少なくとも一方の端部にずれ代が設けら
れている。このため、取扱いに際し不都合を生じること
なくカバー部材の使用量の低減を図ることができる。そ
の結果、コストの低減を図ることができる。また、包装
用フィルム部材及びカバー部材間の収縮の程度に差があ
ったとしても、カバー部材が包装用フィルム部材からは
み出したりしないので、取扱いに支障が生じたりしな
い。さらには、包装用フィルム部材及びカバー部材を同
一幅とするために幅方向の両側部を切断する必要があっ
た従来技術に対し、本手段では両側部が切断されること
なく打ち抜かれることでPTPシートが得られるので、
結果として、無駄な端材の発生の低減を図ることができ
る。
【0043】手段16.四隅部が湾曲状をなしているこ
とを特徴とする手段14又は15に記載のPTPシー
ト。
【0044】手段16によれば、取扱者にとっての取扱
性の向上を図ることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態について、図
1乃至図10を参照しつつ説明する。
【0046】図1,2に示すように、PTPシート28
は、例えばPP(ポロプロピレン)よりなり複数のポケ
ット部7を備えた包装用フィルム部材2Aと、ポケット
部7を塞ぐようにして包装用フィルム部材2Aに取着さ
れたアルミニウム製のフィルムよりなるカバー部材13
Aとを有している。各ポケット部7には錠剤Zが1つず
つ収容されている。
【0047】本実施の形態では、PTPシート28の包
装用フィルム部材2Aには、例えば2つのポケット部7
が含まれたペア小片に切り離すことができるように複数
の横スリット36が形成されている(もちろん縦スリッ
トが形成されていてもよいし、スリットを省略してもよ
い)。また、PTPシート28の幅方向一端部にはロッ
トナンバー等の識別情報が刻印されたタグ部37が付設
されている(該タグ部37についても省略してもよ
い)。
【0048】PTPシート28の四隅部は、湾曲形状と
なっており、これにより、PTPシート28を取り扱う
者にとっての取扱性の向上が図られている。また、本実
施の形態において、包装用フィルム部材2Aの幅W1
は、カバー部材13Aの幅W2よりも狭くなっていると
ともに、幅方向両側には、前記幅狭な分だけ「ずれ代3
8」が設けられている。なお、本実施の形態におけるず
れ代38は、それぞれ1.5mmに設定されている。こ
れは、後述するカバー取着手段22等における幅方向の
取着誤差の上限がプラスマイナス1mmであることを考
慮してのものである。
【0049】次に、上記のように構成されてなるPTP
シート28を製造するための製造装置1の概略について
図3に基づいて説明する。
【0050】帯状の包装用フィルム2は、最上流側にお
いてロール状に巻回されている。包装用フィルム2は上
述したようにPP等の比較的硬質で所定の剛性を有する
合成樹脂によって構成され(PVCとの他の熱可塑性樹
脂材料により構成してもよい)、透明又は半透明(ここ
では透明)を呈している。
【0051】ロール状に巻回された包装用フィルム2の
引出し端側は、ガイドロール3に案内されている。包装
用フィルム2は、ガイドロール3の下流側において間欠
送りロール4に掛装されている。間欠送りロール4は、
間欠的に回転するモータに連結されているため、包装用
フィルム2を間欠的に搬送する。ガイドロール3と間欠
送りロール4との間における包装用フィルム2搬送経路
に沿って、加熱装置5とポケット成形装置6とが順に並
設されている。これら加熱装置5及びポケット成形装置
6によってポケット部形成手段9が構成されている。そ
して、加熱装置5によって包装用フィルム2が部分的に
加熱されて、該包装用フィルム2が比較的柔軟になった
状態において、ポケット成形装置6によって包装用フィ
ルム2にポケット部7が成形される。なお、このポケッ
ト部7の成形は、間欠送りロール4による包装用フィル
ム2の搬送動作間のインターバルの際に行われる。
【0052】間欠送りロール4から送り出された包装用
フィルム2は、テンションロール8及びフィルム受けロ
ール10の順に掛装されている。フィルム受けロール1
0は、一定回転するモータに連結されているため、包装
用フィルム2を連続的に且つ一定速度で搬送する。テン
ションロール8は、包装用フィルム2を弾性力によって
緊張する側へ引っ張った状態とされており、前記間欠送
りロール4とフィルム受けロール10との搬送動作の相
違による包装用フィルム2の撓みを防止して包装用フィ
ルム2を常時緊張状態に保持する。
【0053】テンションロール8とフィルム受けロール
10との間における包装用フィルム2移送経路に沿っ
て、ポケット部7に錠剤Zを自動的に充填する錠剤投入
装置11が配設されている。錠剤投入装置11は、フィ
ルム受けロール10による包装用フィルム2の搬送動作
と同期して、所定間隔毎にシャッタを開くことで錠剤Z
を落下させるものであり、このシャッタ開放動作に伴っ
て各ポケット部7に錠剤Zが投入される。
【0054】錠剤投入装置11とフィルム受けロール1
0との間における包装用フィルム2移送経路に沿って、
錠剤Zが各ポケット部7に確実に充填されているか否
か、また錠剤Zの異常の有無、異物混入の有無等の検査
を行うための検査装置12が配設されている。この検査
装置12はポケット部7の開口側からの検査を行うもの
である。
【0055】帯状に形成されたカバーフィルム13は、
最上流側においてロール状に巻回されている。本実施の
形態におけるカバーフィルム13は、アルミニウム箔よ
りなるカバー本体13a(厚さ約20μm)と、該カバ
ー本体13aに塗布形成されたPPよりなるシーラント
13b(厚さ約3μm)とによって構成されている(図
8参照)。ロール状に巻回されたカバーフィルム13の
引出し端は、ガイドロール14に案内され、修正手段を
構成するカバー蛇行修正手段21を介して加熱ロール1
5の方へと案内されている。なお、カバー蛇行修正手段
21は、軸傾動可能なロールを備えており、その下流側
に設けられた位置合わせセンサ21aの検出結果に基づ
き、前記ロールの傾動角が適宜制御され、これにより、
カバーフィルム13の蛇行、位置ずれが抑制されるよう
になっている。
【0056】前記加熱ロール15は、前記フィルム受け
ロール10に圧接可能となっており、両ロール10,1
5間に包装用フィルム2及びカバーフィルム13が送り
込まれるようになっている。そして、包装用フィルム2
及びカバーフィルム13が、両ロール10,15間を加
熱圧接状態で通過することで、包装用フィルム2にカバ
ーフィルム13が貼着され、これにより、錠剤Zが各ポ
ケット部7に充填されたPTPフィルム16が製造され
る。本実施の形態では、前記フィルム受けロール10及
び加熱ロール15によって、カバー取着手段22が構成
されている。
【0057】連続送りロール10から送り出されたPT
Pフィルム16は、テンションロール17及び間欠送り
ロール18の順に掛装されている。間欠送りロール18
は、間欠的に回転するモータに連結されているため、P
TPフィルム16を間欠的に搬送する。テンションロー
ル17は、PTPフィルム16を弾性力によって緊張す
る側へ引っ張った状態とされており、前記フィルム受け
ロール10と間欠送りロール18との搬送動作の相違に
よるPTPフィルム16の撓みを防止してPTPフィル
ム16を常時緊張状態に保持する。
【0058】フィルム受けロール10とテンションロー
ル17との間におけるPTPフィルム16移送経路に沿
って、錠剤等の異常の有無、異物混入の有無等の検査を
行うための検査装置19が配設されている。この検査装
置19はポケット部7の突出面側からの検査を行うもの
である。従って、前記検査装置12による検査と相俟っ
て、PTPフィルム16の表裏両面側からの検査を実行
することができるようになっている。なお、各検査装置
12,19によって不良品判定された場合、その不良品
判定となったPTPシートは、図示しない不良シート排
出機構によって別途排出される。
【0059】間欠送りロール18から送り出されたPT
Pフィルム16は、ガイドロール20に掛装されてい
る。間欠送りロール18及びガイドロール20間におけ
るPTPフィルム16移送経路に沿って、スリット成形
装置23と刻印装置24とが順に配設されている。スリ
ット成形装置23は、PTPフィルム16の所定位置に
スリットを形成する機能を有する。刻印装置24はPT
Pフィルム16の所定位置(例えばタグ部37に相当す
る位置)に刻印を付す機能を有する。
【0060】ガイドロール20下流側のPTPフィルム
16移送経路に沿って、打抜手段を構成するシート打抜
装置25が配設されている。シート打抜装置25は、P
TPフィルム16をPTPシート28単位に打抜く機能
を有する。
【0061】シート打抜装置25によって打抜かれたP
TPシート28は、アーム機構26によって取出しコン
ベア29上へと案内され、該取出しコンベア29によっ
て搬送され、完成品用ホッパ30に一旦貯留される。
【0062】前記シート打抜装置25の下側には、シー
ト打抜装置25から落下する端材31を貯留するための
スクラップ用ホッパ32が設けられている。
【0063】なお、前記各ロール4,10,18,20
は、そのロール表面とポケット部7とが対向する位置関
係となっているが、各ロール4,10,18,20の表
面には、ポケット部7が収容される凹部が形成されてい
るため、ポケット部7が潰れてしまうことがない。ま
た、ポケット部7が各ロール4,10,18,20の各
凹部に収容されながら送り動作が行われることで、間欠
送り動作や連続送り動作が確実に行われる。
【0064】PTP包装機1の概略は以上のとおりであ
るが、以下においては、ポケット部形成手段9、カバー
取着手段22及びシート打抜装置25について、より具
体的に説明する。
【0065】まず、ポケット部形成手段9について説明
する。上述したように、ポケット部形成手段9は、加熱
装置5とポケット成形装置6とを備えている。図4,5
に示すように、加熱装置5は、部分加熱手段を構成して
おり、上部ヒータプレート41及び下部ヒータプレート
42並びに両ヒータプレート41,42を加熱するため
の図示しないヒータを備えている。両ヒータプレート4
1,42は、包装用フィルム2を上下から挟むようにし
て相対向した状態で相対移動可能に設けられており、ポ
ケット部7に対応する部位が突出部43,44となって
いる。そして、該加熱装置5においては、間欠的に送り
込まれた包装用フィルム2が、近接位置にセットされて
いる両ヒータプレート41,42の突出部43,44か
らの放射熱によって部分的に(スポット的に)加熱さ
れ、該加熱部分が軟化状態となるよう構成されている。
【0066】また、包装用フィルム2の幅方向両側に
は、該フィルム2の蛇行を規制するべくガイド手段を構
成するガイドレール45が包装用フィルム2の長手方向
に延びるようにして設けられている。これにより、包装
用フィルム2が幅方向に位置ずれすることなくまっすぐ
に移送されるようになっている。
【0067】さらに、図4,6に示すように、ポケット
成形装置6は、成形手段を構成しており、下型46及び
上型47を備えている。下型46及び上型47は前記加
熱装置5で部分加熱された包装用フィルム2を上下から
挟むようにして相対向した状態で相対移動可能に設けら
れている。下型46には、前記軟化部分に対し空気を吹
き付けるためのブロー穴48が設けられているととも
に、上型47には、前記ブロー穴48に対応するように
して成形凹部49が形成されている。そして、包装用フ
ィルム2がポケット成形装置6に間欠的に送り込まれる
と、下型46及び上型47が型閉状態にセットされ、そ
の後ブロー穴48より前記包装用フィルム2の軟化部分
に対し空気が吹き付けられ、これに伴い軟化部分が膨張
して上型47の成形凹部49に密接するようになってい
る。これにより、前記ポケット部7が形成されることと
なる。
【0068】前記上型47には、包装用フィルム2の幅
方向両側に対応するようにして、ガイド手段を構成する
ガイドプレート51が設けられている。かかるガイドプ
レート51は、型開き状態にあっても下型46両側にま
で及ぶようになっており、包装用フィルム2の移送に際
し幅方向に位置ずれを起こすことがないように構成され
ている。
【0069】次に、カバー取着手段22について説明す
る。上述したように、カバー取着手段22は、フィルム
受けロール10及び加熱ロール15を備えている。図
4,7に示すように、両ロール10,15は、包装用フ
ィルム2よりも幅広となっており、特に加熱ロール15
は所定温度に加熱されるようになっている。そして、フ
ィルム受けロール10側に包装用フィルム2が、加熱ロ
ール15側にカバーフィルム13がそれぞれ当接するよ
うに、両ロール10,15間に包装用フィルム2及びカ
バーフィルム13が送り込まれるようになっている。こ
こで、カバーフィルム13の幅は、包装用フィルム2の
幅よりも幾分小さく、包装用フィルム2の幅方向両側に
ずれ代38が形成されるように両者は互いに貼着され
る。
【0070】さて、図8に示すように、前記加熱ロール
15の表面は格子目状に形成されているとともに、その
ロール径[直径(格子目外径)]はいずれの部位におい
ても等しく設定されている。これに対し、フィルム受け
ロール10の両側部は若干段差状に形成されている。つ
まり、フィルム受けロール10の両端部の半径D1は、
それ以外の部分(例えば中央部分)の半径D2に比べて
小さく形成されている。これにより、カバーフィルム1
3は、その両端部を除く部位においては、加熱ロール1
5により、加熱されるとともに包装用フィルム2に対し
強く圧接される。これに対し、カバーフィルム13の両
端部は、加熱ロール15からの熱は伝達されるが、包装
用フィルム2に対しては非常に弱い力で接触させられ
る。従って、カバーフィルム13の両端部における圧接
力は弱いものの(弱圧部)、前記熱により十分にシーラ
ント13bが融解し、カバーフィルム13の両端部は包
装用フィルム2に対し確実に貼着される。その一方で、
カバーフィルム13の両端部においては強い圧力がかけ
られていないので、シーラント13bが融解したとして
も両側からはみ出たり飛び出たりすることがないように
構成されている。なお、前記段差の程度は、シーラント
13bがはみ出すことなく、かつ、カバーフィルム13
の両端が確実に貼着されるよう予め実験的に設定されて
いる。また、本実施の形態では、加熱ロール15に関し
ては、各種幅を有してなる包装用フィルム2の最大幅に
合わせて加熱ロール15の幅が設定されているのに対
し、フィルム受けロール10に関しては、そのときどき
の包装用フィルム2の幅やポケット部7の配置に合わせ
て適宜取替可能となっている。
【0071】次に、シート打抜装置25について説明す
る。図4,9に示すように、シート打抜装置25は、固
定型61と可動型62とを備えている。可動型62には
駆動・伝達機構63が連結され、固定型61に近接した
作業位置と、固定型61から離間した待機位置とに切換
駆動される。駆動・伝達機構63としては、モータ、流
体圧シリンダ、カム伝達機構等の適宜のものを使用する
ことができる。
【0072】本実施の形態において、可動型62及び固
定型61は共に鉛直方向に延びるようにして配設されて
いる。可動型62には、打抜刃64が固定型61に向か
って突設されている。打抜刃64は枠状(略矩形状で四
隅が湾曲形状)に形成されている。一方、固定型61に
は、前記打抜刃64と対応して打抜孔65が貫通形成さ
れている。
【0073】但し、打抜刃64の幅(図4の左右幅)
は、製品たるPTPシート28(包装用フィルム部材2
A)の幅W1よりも大きく設定されている。ここで、可
動型62の作業位置への移動に伴って打抜刃64によっ
てPTPフィルム16がPTPシート28単位に打抜か
れるのであるが、このとき、打抜刃64の幅が前記幅W
1よりも大きく設定されているためPTPフィルム16
の両側は打ち抜かれることがない。従って、打抜きに際
しては、PTPシート28の四隅部を湾曲状に形成する
ための略三角形状の微小な端材31のみが発生するよう
構成されている。また、発生した端材31は、自由落下
し、前記スクラップ用ホッパ32に自動的に導かれるよ
うになっている。
【0074】なお、図10に示すように、可動型62の
奥側には前述したアーム機構26が設けられている。ア
ーム機構26は、基端部の軸を中心に回動可能に設けら
れたアーム本体26aを備えているとともに、アーム本
体26aの先端部分は吸引部26bとなっている。そし
て、前記可動型62の作業位置への移動に伴って打抜刃
64によって打ち抜かれたPTPシート28は、前記吸
引部26bによって吸引吸着される。この吸着状態で、
アーム本体26aが倒され、その後吸引が解除された上
で前記取出しコンベア29上へと案内されるようになっ
ている。
【0075】さて、以上のように構成された製造装置1
によって図1,2に示したPTPシート28を製造する
手順及びそのときどきの作用効果について、主要な工程
を中心として説明する。
【0076】包装用フィルム2は、まず、ポケット部形
成手段9において、ポケット部形成工程を経る。すなわ
ち、包装用フィルム2はまず、加熱装置5へと間欠的に
移送される。そして、近接位置にセットされている両ヒ
ータプレート41,42の突出部43,44からの放射
熱によって、包装用フィルム2はポケット部7に対応す
る部位においてスポット的に加熱され、該加熱部分が軟
化状態となる。かかる加熱装置5における移送に際し、
包装用フィルム2は、ガイドレール45に沿って前方へ
と案内される。このとき、包装用フィルム2は、部分的
に加熱されるだけであるため、その幅方向両側部は加熱
軟化されにくい。このため、包装用フィルム2の両側部
は所定の硬さを確保した状態でガイドされることとな
る。従って、包装用フィルム2が加熱装置5を移送され
るにあたっては、幅方向に位置ずれを起こすことなくま
っすぐに移送される。その結果、次のポケット成形装置
6において形成されるポケット部7に位置ずれが生じに
くく、またその後のカバーフィルム13の取着に際して
も位置ずれを生じにくくすることができる。
【0077】次に、包装用フィルム2はまず、ポケット
成形装置6へと間欠的に移送される。そして、所定量移
送され間欠停止された時点で下型46及び上型47が閉
じられる。その後ブロー穴48より前記包装用フィルム
2の軟化部分に対し空気が吹き付けられ、これに伴い軟
化部分が膨張して上型47の成形凹部49に密接する。
これにより、ポケット部7が形成され硬化する。その
後、両型46,47は型開きされ、包装用フィルム2は
さらに前方へ向けて移送される。
【0078】かかるポケット成形装置6における移送に
際し、包装用フィルム2は、ガイドプレート51に沿っ
て前方へと案内される。このときにも、包装用フィルム
2の幅方向両側部は所定の硬さを確保した状態でガイド
されることとなる。従って、包装用フィルム2がポケッ
ト成形装置6を移送されるにあたっても、幅方向に位置
ずれを起こすことなくまっすぐに移送される。その結
果、上記作用効果がより確実に奏される。
【0079】その後、包装用フィルム2は錠剤投入装置
11の方へと移送される。該錠剤投入装置11によって
前記ポケット部7に錠剤が投入され、また続く検査装置
12による検査工程を経た後、包装用フィルム2は、前
記カバーフィルム13とともに、カバー取着手段22の
方へと移送される。カバー取着手段22では、フィルム
受けロール10及び加熱ロール15によってカバーフィ
ルム13が包装用フィルム2に対し加熱圧接されること
で、取着される。このとき、カバーフィルム13は、包
装用フィルム2の幅方向両側にずれ代38が形成される
ようにして取着される。また、このとき、カバーフィル
ム13の両端部ににおいても十分にシーラント13bが
融解し、カバーフィルム13の両端部は包装用フィルム
2に対し確実に貼着される。その一方で、カバーフィル
ム13の両端部においては強い圧力がかけられていない
ので、シーラント13bが融解したとしても両側からは
み出たり飛び出たりすることがない。このため、シーラ
ント13bのはみ出しに伴って、例えば加熱ロール15
やシール受けロール10にシーラント13bが付着する
といった不具合が発生してしまうのを確実に防止するこ
とができる。
【0080】次に、カバーフィルム13が取着されるこ
とにより得られたPTPフィルム16は、検査装置19
による検査工程を経た後、さらにスリット形成工程及び
刻印工程を経てシート打抜装置25の方へと移送され
る。そして、固定型61の打抜孔65に対し、可動型6
2側の打抜刃64が挿通させられることで、PTPフィ
ルム16がPTPシート28単位に打抜かれる。このと
き、打抜刃64の幅は、製品たるPTPシート28(P
TPフィルム16)の幅W1よりも大きく設定されてい
るため、PTPフィルム16の両側は打ち抜かれること
がなく、PTPシート28の四隅部の湾曲形状に対応す
る微小な端材31のみが発生する。従って、従来に比べ
て端材31の発生量の著しい低減を図ることができ、結
果として、端材31処分のための負担軽減を図ることが
できる。また、従来発生していた幅方向両側の端材の分
だけ包装用フィルム2及びカバーフィルム13の使用量
の抑制を図ることができることから、コストの著しい低
減をも図ることができる。
【0081】さらに、発生した端材31は、自由落下
し、前記スクラップ用ホッパ32に自動的に導かれ、製
品として得られるPTPシート28とは区別される。こ
のため、別途端材31を導出するための装置、機構を設
けなくて済むこととなり、かかる点でさらなるコストの
低減及び装置の簡素化を図ることができる。
【0082】また、本実施の形態では、ポケット部7の
形成に際し、包装用フィルム2の幅方向全域にわたって
加熱軟化させるのではなく、ポケット部7に対応する部
分のみスポット的に加熱することとした。このため、そ
の後の冷却に伴う収縮も最小限に抑えることができ、最
終的に得られるPTPシート28の幅を、当初の包装用
フィルム2の幅にほぼ等しいものとすることができる。
より詳しくは、従来技術に則って製造した場合の当初包
装用フィルムの幅に対するPTPシートの収縮率平均値
は2.20%であったのに対し、本実施の形態に則って
製造した場合の当初包装用フィルム2の幅に対する得ら
れたPTPシート28の収縮率平均値は0.48%に抑
えることができた。その結果、得られるPTPシート2
8の幅(W1)をある程度予見した上で包装用フィルム
2を使用することができる。また、本実施の形態の如く
収縮率が極わずかで済むような場合には、予定されてい
るPTPシート28の幅と同一幅の包装用フィルム2を
用いたとしても、ほとんど支障が生じないといった効果
も奏される。
【0083】尚、上述した実施の形態の記載内容に限定
されることなく、例えば次のように実施してもよい。
【0084】(a)上記実施の形態におけるスリット形
成装置23や刻印装置24等を省略することとしても差
し支えない。
【0085】(b)また、PTPシート28単位のポケ
ット部7の配列や、個数も上記実施の形態の態様(2
列、10個)に何ら限定されるものではなく、様々な配
列、個数からなるPTPシートを採用することができ
る。
【0086】(c)上記実施の形態では横スリット36
を形成することとしたが、それ以外にも、横スリット及
び縦スリットを有するPTPシート、縦スリットのみを
有するPTPシート、スリットを有しないPTPシート
等に具体化することもできる。もちろん、スリットに代
えて、ミシン目としてもよい。
【0087】(d)上記実施の形態では、PTPシート
28の幅方向両側にずれ代38を設ける構成としたが、
一側のみにずれ代を設け、他側においては包装用フィル
ム部材及びカバー部材の端部を一致させてもよい。
【0088】(e)上部ヒータプレート41、下部ヒー
タプレート42に突出部43,44を設けてそこからの
放射熱で包装用フィルム2をスポット的に加熱する代わ
りに、熱風を吹き付けることによりスポット的に加熱す
ることとしてもよい。
【0089】(f)ガイドレール45、ガイドプレート
51を幅方向の一側にのみ設けることとしてもよい。こ
の場合、ガイドレール45及びガイドプレート51が互
いに反対側に設けられていることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態に係るPTPシートを示す図で
あって、(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜
視図である。
【図2】 PTPシートを示す拡大断面図である。
【図3】 PTPシート製造装置の全体構成を示す概略
図である。
【図4】 PTPシート製造装置の主要部分を説明する
ための模式的な斜視図である。
【図5】 加熱装置を示す断面図である。
【図6】 ポケット成形装置を示す断面図である。
【図7】 カバー取着手段を示す一部破断側面図であ
る。
【図8】 カバー取着手段の端部を拡大して示す断面図
である。
【図9】 シート打抜装置の構成を示す断面図である。
【図10】 シート打抜装置における作用を説明するた
めの断面図である。
【図11】 従来技術における製造装置の全体構成を示
す概略図である。
【図12】 従来技術におけるPTPシート製造装置の
主要部分を説明するための模式的な斜視図である。
【図13】 従来技術に係るPTPシートを示す図であ
って、(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視
図である。
【図14】 従来のPTPシート及び端材の発生状況を
説明するための模式的な平面図である。
【符号の説明】
1…PTPシート製造装置、2…包装用フィルム、2A
…包装用フィルム部材、5…ポケット部形成手段を構成
する部分加熱手段としての加熱装置、6…ポケット部形
成手段を構成する成形手段としてのポケット成形装置、
7…ポケット部、9…ポケット部形成手段、10…カバ
ー取着手段を構成するフィルム受けロール、12…錠剤
投入装置、13…カバーとしてのカバーフィルム、13
A…カバー部材、15…カバー取着手段を構成する加熱
ロール、16…PTPフィルム、21…修正手段を構成
するカバー蛇行修正手段、25…打抜手段を構成するシ
ート打抜装置、28…PTPシート、31…端材、38
…ずれ代、41…上部ヒータプレート、42…下部ヒー
タプレート、45…ガイド手段としてのガイドレール、
46…下型、47…上型、48…ブロー穴、49…成形
凹部、51…ガイド手段としてのガイドプレート、61
…固定型、62…可動型、64…打抜刃。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠剤を収容するための複数のポケット部
    を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケッ
    ト部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着さ
    れたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシート
    を製造するためのPTPシート製造装置であって、 移送可能に設けられ、かつ、前記ポケット部に錠剤の投
    入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フィル
    ムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の端部
    にずれ代が生じるよう取着し、かつ、前記カバーの取着
    された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断するこ
    となくPTPシート単位に打ち抜くことができるよう構
    成したことを特徴とするPTPシート製造装置。
  2. 【請求項2】 錠剤を収容するための複数のポケット部
    を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケッ
    ト部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着さ
    れたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシート
    を製造するためのPTPシート製造装置であって、 移送可能に設けられ、かつ、前記ポケット部に錠剤の投
    入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フィル
    ムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の端部
    にずれ代が生じるよう取着するためのカバー取着手段
    と、 前記カバーの取着された包装用フィルムを、幅方向の両
    側部を切断することなくPTPシート単位に打ち抜くた
    めの打抜手段とを備えたことを特徴とするPTPシート
    製造装置。
  3. 【請求項3】 錠剤を収容するための複数のポケット部
    を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケッ
    ト部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着さ
    れたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシート
    を製造するためのPTPシート製造装置において、 移送可能に設けられた帯状の包装用フィルムに前記ポケ
    ット部を形成するためのポケット部形成手段と、 前記ポケット部に錠剤を投入するための錠剤投入手段
    と、 前記包装用フィルムよりも幅狭な帯状のカバーを、少な
    くとも一方の端部にずれ代が生じるよう取着するための
    カバー取着手段と、 前記カバーが取着された包装用フィルムを、幅方向の両
    側部を切断することなくPTPシート単位に打ち抜くた
    めの打抜手段とを備えたことを特徴とするPTPシート
    製造装置。
  4. 【請求項4】 前記ポケット部形成手段は、前記包装用
    フィルムのうち、ポケット部に対応する部分をスポット
    的に加熱して軟化状態とするための部分加熱手段と、 前記軟化した部分をポケット状に成形するための成形手
    段とを備えていることを特徴とする請求項3に記載のP
    TPシート製造装置。
  5. 【請求項5】 前記部分加熱手段は、前記包装用フィル
    ムを幅方向に位置ずれなく移送するためのガイド手段を
    具備していることを特徴とする請求項4に記載のPTP
    シート製造装置。
  6. 【請求項6】 前記成形手段は、前記包装用フィルムを
    幅方向に位置ずれなく移送するためのガイド手段を具備
    していることを特徴とする請求項4又は5に記載のPT
    Pシート製造装置。
  7. 【請求項7】 前記カバー取着手段は、前記包装用フィ
    ルムを受けるためのフィルム受けロールと、 前記フィルム受けロールに相対して設けられ、カバー本
    体及び該カバー本体に設けられたシーラントよりなるカ
    バーを、前記カバー本体側から前記包装用フィルムに対
    し加熱圧接可能な加熱ロールとを備えており、かつ、前
    記フィルム受けロール及び加熱ロールの少なくとも一方
    の幅方向両端は、前記カバーの両端部が他の部位に比べ
    て弱く圧接されるよう弱圧部となっていることを特徴と
    する請求項2乃至6のいずれかに記載のPTPシート製
    造装置。
  8. 【請求項8】 前記弱圧部は、前記フィルム受けロール
    の両端部が他の部位に比べて小径に形成されることによ
    って構成されていることを特徴とする請求項7に記載の
    PTPシート製造装置。
  9. 【請求項9】 前記打抜手段は、四隅部が湾曲形状をな
    すPTPシートを打ち抜くことができるとともに、前記
    湾曲形状に形成するための隅部に対応する部分のみを端
    材として導出可能に構成されていることを特徴とする請
    求項2乃至8のいずれかに記載のPTPシート製造装
    置。
  10. 【請求項10】 前記打抜手段は、前記打ち抜きに際し
    前記端材が落下により前記PTPシートとは区別されて
    導出されるよう構成されていることを特徴とする請求項
    9に記載のPTPシート製造装置。
  11. 【請求項11】 帯状の包装用フィルムの幅に対する製
    造されるPTPシートの幅の比率が99.0%以上10
    0%以下となるよう構成したことを特徴とする請求項1
    乃至10のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
  12. 【請求項12】 錠剤を収容するための複数のポケット
    部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケ
    ット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着
    されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシー
    トであって、 前記カバー部材の幅を前記包装用フィルム部材の幅より
    も小さくし、かつ、少なくとも一方の端部にずれ代を設
    けたことを特徴とするPTPシート。
  13. 【請求項13】 錠剤を収容するための複数のポケット
    部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケ
    ット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着
    されたカバー部材とを有してなる略矩形状のPTPシー
    トであって、 移送可能に設けられ、かつ、前記ポケット部に錠剤の投
    入された帯状の包装用フィルムに対し、該包装用フィル
    ムよりも幅狭な帯状のカバーを、少なくとも一方の端部
    にずれ代が生じるよう取着し、かつ、前記カバーの取着
    された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断するこ
    となく打ち抜くことで得られてなるPTPシート。
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