JP3753999B2 - Ptpシート製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブリスタ包装シート(以下、「PTPシート」という)に係り、より詳しくは、錠剤等の内容物を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルムに取着されたカバー部材とを有してなるPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、PTPシートは、例えばPP(ポロプロピレン)よりなり複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、ポケット部を塞ぐようにして包装用フィルム部材に取着されたアルミニウム製のカバーフィルムよりなるカバー部材とを有している。各ポケット部には、内容物、例えば錠剤が1つずつ収容されている。
【0003】
ここで、PTPシートを利用する者の便を考えたとき、上記PTPシートの四隅にはエッジがない方が好ましい。このため、PTPシートの四隅部は、湾曲形成されていることが多い。
【0004】
上記のようなPTPシートを製造するための技術として例えば特開2001−354201号公報に開示されたものが挙げられる。この技術では、錠剤が1つずつ収容された複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバー部材とによりPTPシートが構成される。かかるPTPシートでは、カバー部材の幅が包装用フィルム部材の幅よりも狭くなっているとともに、幅方向両側には、その幅狭な分だけずれ代が設けられる。
【0005】
PTPシートの製造に際しては、PTPフィルムが打ち抜かれることで上記PTPシートが得られるが、このとき、PTPフィルムの幅方向両側が切断されることがない。従って、PTPフィルムの幅方向両側に相当する帯状の端材が発生しないというメリットがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記技術であっても、PTPフィルムの幅方向両側を切断することはないものの、PTPシート単位で打ち抜くに際し、四隅部を湾曲形状とするべく、例えば図9に示すような略三角形状の端材91が生じる。当該端材91は、例えばPPよりなる包装用フィルム92と、アルミニウムよりなるカバーフィルム93とが貼り合わさったものであり、両者92,93を分離させることは事実上困難である。そのため、端材91の処分の点で課題が存在し、従来とは違ったより好ましい対応が求められているのが実状である。
【0007】
本発明は、上記各事情に鑑みてなされたものであり、PTPシートの製造に際し、環境負荷の抑制及びリサイクル性の飛躍的な向上を図ることのできるPTPシート製造装置を提供することを主たる目的の一つとしている。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成し得る特徴的手段について以下に説明する。また、各手段につき、特徴的な作用及び効果を必要に応じて記載する。
【0009】
手段1.内容物を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルムと、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルムに取着され、該包装用フィルムとは異種の素材よりなるカバーとを有してなるPTPフィルムを、シート単位で打ち抜くことでPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置であって、
前記シート単位で打ち抜く際には、前記カバーの端材が発生しないように構成したことを特徴とするPTPシート製造装置。
【0010】
手段1によれば、内容物を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルムと、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルムに取着され、該包装用フィルムとは異種の素材よりなるカバーとを有してなるPTPフィルムが、シート単位で打ち抜かれることでPTPシートが製造される。かかるPTPシート製造装置にあって、シート単位で打ち抜かれる際には、カバーの端材が発生しない。このため、少なくとも打ち抜きに際しては包装用フィルムの端材のみが発生することとなるため、当該包装用フィルムの端材を再利用に供することが可能となる。その結果、環境負荷の抑制、リサイクル性の向上を図ることができる。なお、「内容物」は「錠剤」であることとしてもよい(以下各手段において同様)。また、「錠剤」には、丸錠、レンズ錠等の固形製剤のほかにも、カプセル錠等も含まれる。
【0011】
手段2.内容物を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルムと、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルムに取着され、該包装用フィルムとは異種の素材よりなるカバーとを有してなるPTPフィルムを、シート単位で打ち抜くことでPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置であって、
前記取着の前段階において前記カバーに加工を施すことで、前記シート単位で打ち抜く際には、前記包装用フィルムの端材のみが発生するように構成したことを特徴とするPTPシート製造装置。
【0012】
手段2によれば、取着の前段階においてカバーに加工が施されることで、シート単位で打ち抜かれる際には、包装用フィルムの端材のみが発生することとなるため、少なくとも当該包装用フィルムの端材を再利用に供することが可能となる。その結果、環境負荷の抑制、リサイクル性の向上を図ることができる。また、前記カバーの加工に際し生じる端材はカバーの端材のみであるため、当該カバーの端材と包装用フィルムの端材とを別々にリサイクルすることも可能となる。
【0013】
手段3.内容物を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバー部材とを有してなるPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置であって、
ポケット部に内容物が投入され、かつ、移送可能に設けられた帯状の包装用フィルムに対し、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルムとは異種の素材よりなる帯状のカバーを取着するためのカバー取着手段と、
前記カバーの取着された包装用フィルムを、PTPシート単位に打ち抜くためのフィルム打抜手段と
を備え、前記フィルム打抜手段により打ち抜かれる際に前記カバーの端材が発生しないよう、前記取着されるカバーに所定の加工が施されるようにしたことを特徴とするPTPシート製造装置。
【0014】
手段3によれば、ポケット部に内容物が投入され、かつ、移送可能に設けられた帯状の包装用フィルムに対し、カバー取着手段によって、少なくともポケット部が塞がれるようにして、包装用フィルムとは異種の素材よりなる帯状のカバーが取着される。また、カバーの取着された包装用フィルムが、フィルム打抜手段によってPTPシート単位に打ち抜かれることで、包装用フィルム部材及びカバー部材を有してなるPTPシートが得られる。さて、手段3では、取着されるカバーに所定の加工が施されることで、フィルム打抜手段により打ち抜かれる際にカバーの端材が発生しない。このため、PTPシート単位で打ち抜かれる際には、包装用フィルムの端材のみが発生することとなるため、少なくとも当該包装用フィルムの端材を再利用に供することが可能となる。その結果、環境負荷の抑制、リサイクル性の向上を図ることができる。また、前記カバーの加工に際し生じる端材はカバーの端材のみであるため、当該カバーの端材と包装用フィルムの端材とを別々にリサイクルすることも可能となる。
【0015】
手段4.内容物を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバー部材とを有してなるPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置であって、
ポケット部に内容物が投入され、かつ、移送可能に設けられた帯状の包装用フィルムに対し、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルムとは異種の素材よりなる帯状のカバーを取着するためのカバー取着手段と、
前記カバーの取着された包装用フィルムを、PTPシート単位に打ち抜くためのフィルム打抜手段と
を備え、前記フィルム打抜手段により打ち抜かれる際に前記包装用フィルムの端材のみが発生し、かつ、前記カバーの端材が発生しないよう、前記取着されるカバーに対し加工を施す加工手段を設けたことを特徴とするPTPシート製造装置。
【0016】
手段4によれば、ポケット部に内容物が投入され、かつ、移送可能に設けられた帯状の包装用フィルムに対し、カバー取着手段によって、少なくともポケット部が塞がれるようにして、包装用フィルムとは異種の素材よりなる帯状のカバーが取着される。また、カバーの取着された包装用フィルムが、フィルム打抜手段によってPTPシート単位に打ち抜かれることで、包装用フィルム部材及びカバー部材を有してなるPTPシートが得られる。さて、手段4では、加工手段によって、取着されるカバーに対し加工が施されることで、フィルム打抜手段により打ち抜かれる際に包装用フィルムの端材のみが発生し、かつ、前記カバーの端材が発生しない。このため、PTPシート単位で打ち抜かれる際には、包装用フィルムの端材のみが発生することとなり、加工手段で加工される際にはカバーの端材のみが発生することとなる。従って、少なくとも包装用フィルムの端材、及びカバーの端材をそれぞれ再利用に供することが可能となる。その結果、環境負荷の抑制、リサイクル性の飛躍的な向上を図ることができる。
【0017】
手段5.前記加工手段は、前記カバーの所定位置に、切り欠き部及び透孔の少なくとも一方を形成するための機構を具備していることを特徴とする手段4に記載のPTPシート製造装置。
【0018】
手段5によれば、加工手段により、カバーの所定位置に、切り欠き部及び透孔の少なくとも一方が形成される。このように切り欠き部等が打ち抜き前に形成されることで、PTPシート単位で打ち抜かれる際には、包装用フィルムの端材のみが発生させられる。従って、加工手段による切り欠き部等の形成に際してはカバーの端材が発生することとなるが、当該端材を回収することでカバーのリサイクルを確実に行うことが可能となる。
【0019】
手段6.内容物を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバー部材とを有してなるPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置であって、
ポケット部に内容物が投入され、かつ、移送可能に設けられた帯状の包装用フィルムに対し、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルムとは異種の素材よりなる帯状のカバーを取着するためのカバー取着手段と、
前記カバーの取着された包装用フィルムを、PTPシート単位に打ち抜くためのフィルム打抜手段と、
前記フィルム打抜手段により打ち抜かれる際に前記包装用フィルムの端材のみが発生し、かつ、前記カバーの端材が発生しないよう、前記カバー取着手段にて取着される前記カバーの所定位置に、切り欠き部及び透孔の少なくとも一方を打ち抜きにより形成するためカバー打抜手段と
を設けたことを特徴とするPTPシート製造装置。
【0020】
手段6によれば、ポケット部に内容物が投入され、かつ、移送可能に設けられた帯状の包装用フィルムに対し、カバー取着手段によって、少なくともポケット部が塞がれるようにして、包装用フィルムとは異種の素材よりなる帯状のカバーが取着される。また、カバーの取着された包装用フィルムが、フィルム打抜手段によってPTPシート単位に打ち抜かれることで、包装用フィルム部材及びカバー部材を有してなるPTPシートが得られる。さて、手段6では、前記カバー取着手段にて取着されるカバーの所定位置に、カバー打抜手段によって、切り欠き部及び透孔の少なくとも一方が打ち抜きにより形成される。かかる切り欠き部等がフィルム打ち抜きの前段階に形成されることで、フィルム打抜手段により打ち抜かれる際に包装用フィルムの端材のみが発生し、かつ、カバーの端材が発生しない。このため、PTPシート単位で打ち抜かれる際には、包装用フィルムの端材のみが発生することとなり、カバー打抜手段でカバーが打ち抜かれる際にはカバーの端材のみが発生することとなる。従って、少なくとも包装用フィルムの端材、及びカバーの端材をそれぞれ再利用に供することが可能となる。その結果、環境負荷の抑制、リサイクル性の飛躍的な向上を図ることができる。
【0021】
手段7.前記カバー打抜手段を、前記カバー取着手段の近傍に設けたことを特徴とする手段6に記載のPTPシート製造装置。
【0022】
手段7によれば、カバー打抜手段が、カバー取着手段の近傍に設けられているため、カバー打ち抜き後、すぐさま取着に供されることとなる。このため、カバーが包装用フィルムに取着されるに際し、該カバーに形成された切り欠き部等が、カバーの収縮・伸張等に起因して位置ずれを起こしてしまうことが起こりにくく、ひいては位置ずれによる不良品の発生等の不具合を抑制することができる。
【0023】
手段8.前記カバーは、カバー本体と、該カバー本体の一方の面に設けられたシール部とを備え、かつ、前記カバー打抜手段は、打抜用のパンチを具備するとともに、該打抜用のパンチを、前記カバー本体の他方の面側に設けたことを特徴とする手段6又は7に記載のPTPシート製造装置。
【0024】
手段8によれば、カバー打抜手段の打抜用のパンチが、カバー本体のシール部の設けられていない側に設けられているため、パンチにより切り欠き部等が形成される際に、シール部がパンチ先端等に付着してしまうことが起こりにくい。そのため、カバーの端材が適切に回収されずにポケット部や製造装置の各種装置に紛れてしまうといった不具合を防止することができる。
【0025】
手段9.前記カバー打抜手段により打ち抜かれたカバー端材を回収するカバー端材回収機構を設けたことを特徴とする手段6乃至8のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
【0026】
手段9によれば、カバー端材回収機構によってカバー打抜手段により打ち抜かれたカバー端材が回収されるため、より確実にカバーのリサイクルを行うことができる。
【0027】
手段10.前記カバーの所定位置に形成された切り欠き部又は透孔は、丸みを帯びた形状をなしていることを特徴とする手段5乃至9のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
【0028】
手段10のように、カバーの所定位置に形成された切り欠き部又は透孔が、丸みを帯びた形状をなす、つまり角部を有しない構成とすることで、切り欠き部等からカバーが裂けてしまったり破断してしまったりするといった事態を抑制することができる。
【0029】
手段11.前記フィルム打抜手段により打ち抜かれたフィルム端材を回収するフィルム端材回収機構を設けたことを特徴とする手段3乃至10のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
【0030】
手段11によれば、フィルム端材回収機構によって、フィルム打抜手段により打ち抜かれたフィルム端材が回収されるため、より確実に包装用フィルムのリサイクルを行うことができる。
【0031】
手段12.前記フィルム打抜手段は、前記カバーが取着された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断することなくPTPシート単位に打ち抜くよう構成されていることを特徴とする手段3乃至11のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
【0032】
手段12によれば、フィルム打抜手段により、カバーの取着された包装用フィルムの幅方向の両側部が切断されることなく、PTPシート単位に打ち抜かれる。このため、打ち抜きに際し、幅方向の両側部が切断されることに基づく端材が発生しないこととなり、端材の発生量の低減を図ることが可能となる。その結果、端材処分のための負担軽減が図られる。また、幅方向両側の端材の分だけ包装用フィルム及びカバーの使用量の抑制を図ることができることから、コストの低減をも図ることができる。なお、「幅方向の両側部を切断することなく」とあるのは、「長手方向に沿って両端部を切断することなく」の意を含んでおり、例えばPTPシートの四隅部を湾曲状に形成するための隅部(コーナー部)の切断までをも排除する趣旨ではない。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、一実施の形態について、図1乃至図6を参照しつつ説明する。
【0034】
図1,2に示すように、PTPシート28は、例えばPP(ポロプロピレン)よりなり複数のポケット部7を備えた包装用フィルム部材2Aと、ポケット部7を塞ぐようにして包装用フィルム部材2Aに取着されたアルミニウム製のフィルムよりなるカバー部材13Aとを有している。各ポケット部7には内容物としての錠剤Zが1つずつ収容されている。
【0035】
本実施の形態では、PTPシート28の包装用フィルム部材2Aには、例えば2つのポケット部7が含まれたペア小片に切り離すことができるように複数の横スリット36が形成されている(もちろん縦スリットが形成されていてもよいし、スリットを省略してもよい)。また、PTPシート28の幅方向一端部にはロットナンバー等の識別情報が刻印されたタグ部37が付設されている(該タグ部37についても省略してもよい)。
【0036】
PTPシート28の四隅部は、湾曲形状となっており、これにより、PTPシート28を取り扱う者にとっての取扱性の向上が図られている。また、カバー部材13Aの四隅部は、湾曲状(4分の1円形状)をなす切り欠き部40が形成されており、かかる切り欠き部40の存在により、PTPシート28の四隅部は、包装用フィルム部2Aが両面とも露出した状態で湾曲形状となっている。
【0037】
また、本実施の形態において、カバー部材13Aの幅W2は、包装用フィルム部材2Aの幅W1よりも狭くなっているとともに、幅方向両側には、前記幅狭な分だけ「ずれ代38」が設けられている。
【0038】
次に、上記のように構成されてなるPTPシート28を製造するための製造装置1の概略について図3に基づいて説明する。
【0039】
帯状の包装用フィルム2は、最上流側においてロール状に巻回されている。包装用フィルム2は上述したようにPP等の比較的硬質で所定の剛性を有する合成樹脂によって構成され(PVC等の他の熱可塑性樹脂材料により構成してもよい)、透明又は半透明(ここでは透明)を呈している。
【0040】
ロール状に巻回された包装用フィルム2の引出し端側は、ガイドロール3に案内されている。包装用フィルム2は、ガイドロール3の下流側において間欠送りロール4に掛装されている。間欠送りロール4は、間欠的に回転するモータに連結されているため、包装用フィルム2を間欠的に搬送する。ガイドロール3と間欠送りロール4との間における包装用フィルム2搬送経路に沿って、加熱装置5とポケット成形装置6とが順に並設されている。これら加熱装置5及びポケット成形装置6によってポケット部形成手段9が構成されている。そして、加熱装置5によって包装用フィルム2が部分的に加熱されて、該包装用フィルム2が比較的柔軟になった状態において、ポケット成形装置6によって包装用フィルム2にポケット部7が成形される。なお、このポケット部7の成形は、間欠送りロール4による包装用フィルム2の搬送動作間のインターバルの際に行われる。
【0041】
間欠送りロール4から送り出された包装用フィルム2は、テンションロール8及びフィルム受けロール10の順に掛装されている。フィルム受けロール10は、一定回転するモータに連結されているため、包装用フィルム2を連続的に且つ一定速度で搬送する。テンションロール8は、包装用フィルム2を弾性力によって緊張する側へ引っ張った状態とされており、前記間欠送りロール4とフィルム受けロール10との搬送動作の相違による包装用フィルム2の撓みを防止して包装用フィルム2を常時緊張状態に保持する。
【0042】
テンションロール8とフィルム受けロール10との間における包装用フィルム2移送経路に沿って、ポケット部7に錠剤Zを自動的に充填する錠剤投入装置11が配設されている。錠剤投入装置11は、フィルム受けロール10による包装用フィルム2の搬送動作と同期して、所定間隔毎にシャッタを開くことで錠剤Zを落下させるものであり、このシャッタ開放動作に伴って各ポケット部7に錠剤Zが投入される。勿論、所謂回転ドラム式の錠剤投入装置を採用することとしてもよい。
【0043】
錠剤投入装置11とフィルム受けロール10との間における包装用フィルム2移送経路に沿って、錠剤Zが各ポケット部7に確実に充填されているか否か、また錠剤Zの異常の有無、異物混入の有無等の検査を行うための検査装置12が配設されている。この検査装置12はポケット部7の開口側からの検査を行うものである。
【0044】
帯状に形成されたカバーフィルム13は、最上流側においてロール状に巻回されている。本実施の形態におけるカバーフィルム13は、アルミニウム箔よりなるカバー本体(厚さ約20μm)と、該カバー本体の一方の面に塗布形成されたPPよりなるシール部としてのシーラント(厚さ約3μm)とによって構成されている。ロール状に巻回されたカバーフィルム13の引出し端は、ガイドロール14に案内され、加熱ロール15の方へと案内されている。なお、ガイドロール14及び加熱ロール15間のカバーフィルム13の搬送経路の途中には、カバー打抜手段21が設けられている。カバー打抜手段21は、カバーフィルム13の所定位置に、打抜によって透孔を形成する機能を有する。
【0045】
前記加熱ロール15は、前記フィルム受けロール10に圧接可能となっており、両ロール10,15間に包装用フィルム2及びカバーフィルム13が送り込まれるようになっている。そして、包装用フィルム2及びカバーフィルム13が、両ロール10,15間を加熱圧接状態で通過することで、包装用フィルム2にカバーフィルム13が貼着され、これにより、錠剤Zが各ポケット部7に充填されたPTPフィルム16が製造される。本実施の形態では、前記フィルム受けロール10及び加熱ロール15によって、カバー取着手段22が構成されている。
【0046】
連続送りロール10から送り出されたPTPフィルム16は、テンションロール17及び間欠送りロール18の順に掛装されている。間欠送りロール18は、間欠的に回転するモータに連結されているため、PTPフィルム16を間欠的に搬送する。テンションロール17は、PTPフィルム16を弾性力によって緊張する側へ引っ張った状態とされており、前記フィルム受けロール10と間欠送りロール18との搬送動作の相違によるPTPフィルム16の撓みを防止してPTPフィルム16を常時緊張状態に保持する。
【0047】
フィルム受けロール10とテンションロール17との間におけるPTPフィルム16移送経路に沿って、錠剤等の異常の有無、異物混入の有無等の検査を行うための検査装置19が配設されている。この検査装置19はポケット部7の突出面側からの検査を行うものである。従って、前記検査装置12による検査と相俟って、PTPフィルム16の表裏両面側からの検査を実行することができるようになっている。なお、各検査装置12,19によって不良品判定された場合、その不良品判定となったPTPシートは、図示しない不良シート排出機構によって別途排出される。
【0048】
間欠送りロール18から送り出されたPTPフィルム16は、ガイドロール20に掛装されている。間欠送りロール18及びガイドロール20間におけるPTPフィルム16移送経路に沿って、スリット成形装置23と刻印装置24とが順に配設されている。スリット成形装置23は、PTPフィルム16の所定位置にスリットを形成する機能を有する。刻印装置24はPTPフィルム16の所定位置(例えばタグ部37に相当する位置)に刻印を付す機能を有する。
【0049】
ガイドロール20下流側のPTPフィルム16移送経路に沿って、フィルム打抜手段を構成するシート打抜装置25が配設されている。シート打抜装置25は、PTPフィルム16をPTPシート28単位に打抜く機能を有する。
【0050】
シート打抜装置25によって打抜かれたPTPシート28は、アーム機構26によって取出しコンベア29上へと案内され、該取出しコンベア29によって搬送され、完成品用ホッパ30に一旦貯留される。
【0051】
前記シート打抜装置25の下側には、シート打抜装置25から落下するフィルム端材31を貯留するためのフィルムスクラップ用ホッパ32が設けられている。
【0052】
なお、前記各ロール4,10,18,20は、そのロール表面とポケット部7とが対向する位置関係となっているが、各ロール4,10,18,20の表面には、ポケット部7が収容される凹部が形成されているため、ポケット部7が潰れてしまうことがない。また、ポケット部7が各ロール4,10,18,20の各凹部に収容されながら送り動作が行われることで、間欠送り動作や連続送り動作が確実に行われる。
【0053】
PTPシート製造装置1の概略は以上のとおりであるが、以下においては、カバー打抜手段21、カバー取着手段22及びシート打抜装置25について、より具体的に説明する。
【0054】
まず、カバー打抜手段21について説明する。カバー打抜装置21は、固定型21Aと可動パンチ21Bとを備えている。可動パンチ21Bには図示しない駆動・伝達機構21Cが連結され、固定型21Aに近接(没入)した作業位置と、固定型21Aから離間した待機位置とに切換駆動される。駆動・伝達機構21Cとしては、モータ、流体圧シリンダ、カム伝達機構等の適宜のものを使用することができる。
【0055】
本実施の形態において、固定型21A及び可動パンチ21Bよるなるカバー打抜手段21は、カバー取着手段22の近傍に設けられており、カバー打抜手段21にて所定位置に半円形状の切り欠き部40(図4参照)の形成されたカバーフィルム13はすぐさま包装用フィルム2に取着されるようになっている。かかる配置構成により、切り欠き部40形成後のカバーフィルム13の位置ずれによる不具合が極力回避されるようになっている。
【0056】
また、カバー打抜手段21のうち、可動パンチ21Bは、カバーフィルム13のうち、シーラントの存在していない面側(カバー本体側=印刷面側)に配置されており、固定型21Aは、カバーフィルム13を介して可動パンチ21に相対向して配置されている。
【0057】
可動パンチ21Bの先端には、前記切り欠き部40を形成するための円形状の図示しない打抜刃が形成されているとともに、固定型21Aには、前記可動パンチ21Bと対応して打抜孔が貫通形成されている。
【0058】
さらに、固定型21A側には、図示しない吸引機構が設けられており、かかる吸引機構によって、打抜きにより発生した半円形状のアルミ端材41(図4参照)が吸引され、アルミスクラップ用ホッパ42の方へと案内されるようになっている。本実施の形態では、これら吸引機構及びアルミスクラップ用ホッパ42によりカバー端材回収機構が構成されている。
【0059】
次に、カバー取着手段22について説明する。上述したように、カバー取着手段22は、フィルム受けロール10及び加熱ロール15を備えている。両ロール10,15は、包装用フィルム2よりも幅広となっており、特に加熱ロール15は所定温度に加熱されるようになっている。そして、フィルム受けロール10側に包装用フィルム2が、加熱ロール15側にカバーフィルム13がそれぞれ当接するように、両ロール10,15間に包装用フィルム2及びカバーフィルム13が送り込まれるようになっている。ここで、カバーフィルム13の幅は、包装用フィルム2の幅よりも幾分小さく、包装用フィルム2の幅方向両側にずれ代38が形成されるように両者は互いに貼着される。
【0060】
次に、シート打抜装置25について説明する。図5に示すように、シート打抜装置25は、固定型61と可動型62とを備えている。可動型62には駆動・伝達機構63が連結され、固定型61に近接(没入)した作業位置と、固定型61から離間した待機位置とに切換駆動される。駆動・伝達機構63としては、モータ、流体圧シリンダ、カム伝達機構等の適宜のものを使用することができる。
【0061】
本実施の形態において、可動型62には、打抜刃64が固定型61に向かって突設されている。打抜刃64は枠状(略矩形状で四隅が湾曲形状)に形成されている。一方、固定型61には、前記打抜刃64と対応して打抜孔65が貫通形成されている。
【0062】
但し、打抜刃64の幅(図6の左右幅)は、製品たるPTPシート28(包装用フィルム部材2A)の幅W1よりも幾分大きく設定されている。ここで、可動型62の作業位置への移動に伴い、打抜刃64によってPTPフィルム16がPTPシート28単位に打抜かれるのであるが、このとき、打抜刃64の幅が前記幅W1よりも大きく設定されているためPTPフィルム16の両側は打ち抜かれることがない。従って、打抜きに際しては、PTPシート28の四隅部を湾曲状に形成するための略三角形状の微小なフィルム端材31のみが発生するよう構成されている。なお、発生したフィルム端材31は、自由落下し、前記フィルムスクラップ用ホッパ32に自動的に導かれるようになっている。本実施の形態では、当該スクラップ用ホッパ32により容器フィルム端材回収機構が構成されている。
【0063】
さて、以上のように構成された製造装置1によって図1,2に示したPTPシート28を製造する手順及びそのときどきの作用効果について、主要な工程を中心として説明する。
【0064】
包装用フィルム2はまず、ポケット成形手段9へと間欠的に移送される。そして、そこでポケット部7が形成され、さらに前方へ向けて移送される。その後、包装用フィルム2は錠剤投入装置11の方へと移送される。該錠剤投入装置11によって前記ポケット部7に錠剤が投入され、また続く検査装置12による検査工程を経た後、包装用フィルム2は、前記カバーフィルム13とともに、カバー取着手段22の方へと移送される。
【0065】
カバー取着手段22では、フィルム受けロール10及び加熱ロール15によってカバーフィルム13が包装用フィルム2に対し加熱圧接されることで、前記ずれ代38が形成されるように取着される。
【0066】
上記取着に先だって、カバーフィルム13には、前記カバー打抜手段21によって半円形状の切り欠き部40が形成される。ここで、切り欠き部40の形成に際し用いられるカバー打抜手段21がカバー取着手段22の近傍に設けられているため、上記取着に際しては、切り欠き部40の位置が包装用フィルム2に形成されたポケット部7に対し位置ずれを起こすこと、及び、位置ずれによる不具合が極力抑制される。
【0067】
また、可動パンチ21Bがカバーフィルム13のうちシーラントの存在していない面側(カバー本体側=印刷面側)に配置されているため、可動パンチ21Bに打ち抜き後のアルミ端材41がくっついてしまうことが起こりにくい。このため、可動パンチ21Bにアルミ端材41が付着することによる不具合、例えば、アルミ端材41がそのまま搬送されてしまったり、各装置に紛れてしまったり、ポケット部7内に収容されてしまうといった事態を防止することができる。
【0068】
そして、打抜きにより発生した半円形状のアルミ端材41は、前記吸引機構によって、吸引され、アルミスクラップ用ホッパ42に回収される。
【0069】
次に、カバーフィルム13が取着されることにより得られたPTPフィルム16は、検査装置19による検査工程を経た後、さらにスリット形成工程及び刻印工程を経てシート打抜装置25の方へと移送される。そして、固定型61の打抜孔65に対し、可動型62側の打抜刃64が挿通させられることで、PTPフィルム16がPTPシート28単位に打抜かれる。このとき、打抜刃64の幅は、製品たるPTPシート28(PTPフィルム16)の幅W1よりも大きく設定されているため、PTPフィルム16の両側は打ち抜かれることがなく、PTPシート28の四隅部の湾曲形状に対応する微小なフィルム端材31のみが発生する。従って、全体として端材の発生量の著しい低減を図ることができ、結果として、端材処分のための負担軽減を図ることができる。また、幅方向両側に端材が発生しない分だけ、包装用フィルム2及びカバーフィルム13の使用量の抑制を図ることができることから、コストの著しい低減をも図ることができる。
【0070】
特に、本実施の形態では、前記カバーフィルム13には、前述したカバー打抜手段21により既に切り欠き部40が形成されているため、当該PTPシート28単位での打抜きに際しては、カバーフィルム13部分の端材が発生することがない。つまり、PPよりなる包装用フィルム2の端材(フィルム端材31)しか発生しない。そして、発生したフィルム端材31は、自由落下し、前記スクラップ用ホッパ32に自動的に導かれ回収される。
【0071】
このように、本実施の形態ではシート打抜手段25によりPTPシート28単位で打ち抜かれる際には、フィルム端材31のみが発生することとなり、カバー打抜手段21でカバーフィルム13が打ち抜かれる際にはアルミ端材41のみが発生することとなる。従って、少なくともフィルム端材31及びアルミ端材41をそれぞれ分別回収し、再利用に供することが可能となる。その結果、環境負荷の抑制、リサイクル性の飛躍的な向上を図ることができる。
【0072】
尚、上述した実施の形態の記載内容に限定されることなく、例えば次のように実施してもよい。
【0073】
(a)上記実施の形態におけるスリット形成装置23や刻印装置24等を省略することとしても差し支えない。
【0074】
(b)また、PTPシート28単位のポケット部7の配列や、個数も上記実施の形態の態様(2列、10個)に何ら限定されるものではなく、様々な配列、個数からなるPTPシートを採用することができる。
【0075】
(c)上記実施の形態では横スリット36を形成することとしたが、それ以外にも、横スリット及び縦スリットを有するPTPシート、縦スリットのみを有するPTPシート、スリットを有しないPTPシート等に具体化することもできる。もちろん、スリットに代えて、ミシン目としてもよい。
【0076】
(d)上記実施の形態では、PTPシート28の幅方向両側にずれ代38を設ける構成としたが、一側のみにずれ代を設け、他側においては包装用フィルム部材及びカバー部材の端部を一致させてもよい。また、ずれ代38を設けない構成としてもよい。
【0077】
(e)上記実施の形態では、PTPシート28の幅方向両側に長尺状のスクラップを発生させないタイプの製造装置1に具体化したが、幅方向両側にスクラップの発生しうるタイプの製造装置に具体化することも可能である。例えば、図7に示すように、カバーフィルム71には、該カバーフィルム71取着の前段階において、同図に示すような透孔72及び切り欠き部73を形成しておき、その後図示しないシート打抜装置を用いて略矩形状に打ち抜くことでPTPシートを製造することとしてもよい。
【0078】
(f)上記実施の形態では、円形状の可動パンチ21Bを用いて、半円形状の切り欠き部40を形成することとしたが、必ずしも半円形状に限定されるものではなく、上記(e)のような円形状の透孔72としてもよい。また、図8(a)に示すように、略T字状の可動パンチ81を用いてカバー部材82の切り欠き領域を最小限に抑えることとしてもよい。このように構成することで、包装用フィルム部材83の露出領域が少なくなるため、外観品質の向上を図ることができる。また、図8(b)に示すように、略三角形状の可動パンチ84を用いてカバー部材85を切り欠くこととしてもよい。但し、裂け、切断等が起こりにくいという観点からは、切り欠き部や透孔が、湾曲状をなしている(角部が存在しない)方が望ましい。
【0079】
(g)内容物として、上記実施の形態の錠剤に代えて、食品等を収容することとしてもよい。
【0080】
(h)上記実施の形態では、シート打抜装置25として、鉛直方向に延びるPTPフィルム16を打抜き可能なものを採用しているが、水平方向に延びるPTPフィルム16を打抜可能なよう上下方向に打ち抜くタイプのものを採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係るPTPシートを示す図であって、(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。
【図2】PTPシートを示す拡大断面図である。
【図3】PTPシート製造装置の全体構成を示す概略図である。
【図4】カバー打抜手段の可動パンチ等の構成を示す断面模式図である。
【図5】シート打抜装置の構成を示す断面模式図である。
【図6】シート打抜装置にて打ち抜かれるPTPフィルム等の構成を示す平面図である。
【図7】別の実施の形態におけるPTPシート等の構成を示す平面図である。
【図8】(a),(b)は別の実施の形態におけるPTPシート及び対応する可動パンチの形状等を模式的に示す図である。
【図9】従来技術における製造装置において発生する端材の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…PTPシート製造装置、2…包装用フィルム、2A…包装用フィルム部材、7…ポケット部、10…カバー取着手段を構成するフィルム受けロール、12…錠剤投入装置、13,71…カバーとしてのカバーフィルム、13A,82,85…カバー部材、15…カバー取着手段を構成する加熱ロール、16…PTPフィルム、21…カバー打抜手段、21A…固定型、21B,81,84…可動パンチ、25…フィルム打抜手段を構成するシート打抜装置、28…PTPシート、31…フィルム端材、38…ずれ代、40,73…切り欠き部、41…カバー端材としてのアルミ端材、61…固定型、62…可動型、64…打抜刃、72…透孔、Z…内容物としての錠剤。
.
Claims (7)
- 内容物を収容するための複数のポケット部を備えた包装用フィルム部材と、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルム部材に取着されたカバー部材とを有してなるPTPシートを製造するためのPTPシート製造装置であって、
ポケット部に内容物が投入され、かつ、移送可能に設けられた帯状の包装用フィルムに対し、少なくとも前記ポケット部を塞ぐようにして前記包装用フィルムとは異種の素材よりなる帯状のカバーを取着するためのカバー取着手段と、
前記カバーの取着された包装用フィルムを、PTPシート単位に打ち抜くためのフィルム打抜手段と、
前記フィルム打抜手段により打ち抜かれる際に前記包装用フィルムの端材のみが発生し、かつ、前記カバーの端材が発生しないよう、前記カバー取着手段にて取着される前記カバーの所定位置に、切り欠き部及び透孔の少なくとも一方を打ち抜きにより形成するためのカバー打抜手段と
を設けたことを特徴とするPTPシート製造装置。 - 前記カバー打抜手段を、前記カバー取着手段の近傍に設けたことを特徴とする請求項1に記載のPTPシート製造装置。
- 前記カバーは、カバー本体と、該カバー本体の一方の面に設けられたシール部とを備え、かつ、前記カバー打抜手段は、打抜用のパンチを具備するとともに、該打抜用のパンチを、前記カバー本体の他方の面側に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のPTPシート製造装置。
- 前記カバー打抜手段により打ち抜かれたカバー端材を回収するカバー端材回収機構を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
- 前記カバーの所定位置に形成された切り欠き部又は透孔は、丸みを帯びた形状をなしていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
- 前記フィルム打抜手段により打ち抜かれたフィルム端材を回収するフィルム端材回収機構を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
- 前記フィルム打抜手段は、前記カバーが取着された包装用フィルムを、幅方向の両側部を切断することなくPTPシート単位に打ち抜くよう構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のPTPシート製造装置。
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