JP4291926B2 - パイピングを付けられたポケット開口の製作のための裁縫設備 - Google Patents

パイピングを付けられたポケット開口の製作のための裁縫設備 Download PDF

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    • D05B3/00Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing
    • D05B3/10Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing for making piped openings

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の所謂前提部分にしたがう、服地素材にパイピングを付けられたポケット開口を製作するための裁縫設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
(米国特許第3747545号に対応する)DE 2130642 C3から公知の一般的タイプの裁縫設備においては、コーナーカットの製作のための切断装置が作業板を支持するスタンドの側壁に取り付けられる。とりわけ調整ジョブであるが、組み立てジョブも、切断装置が作業板の下方に位置して固定されているので、実行することが非常に困難である。
【0003】
(米国特許第5400731号に対応する)DE 4223966 C1から公知の比較可能な裁縫設備においては、切断装置が作業板の下側に固定された支持板に取り付けられる。調整ジョブと組み立てジョブの困難性の点では、この場合にも上記のことが当てはまる。
【0004】
本発明の目的は、切断装置に関して行われるべき据付ジョブ及び調整ジョブが容易に実行できるような一般的タイプの裁縫設備を具現化することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、この目的は、請求項1の特徴部分の構成によって達成される。いわば作業板を通りカバーから出るピボット旋回性のために、切断装置は容易に接近可能で、その結果、上記したジョブが容易に実行することができ、したがってこれまでよりもずっと迅速で低コストとなる。
【0006】
多数の有利な展開が従属請求項から明らかとなろう。また本発明の詳細は図面に関連した本発明の例示的な実施形態の以下の記載から明らかとなろう。
【発明の実施の形態】
【0007】
裁縫設備1は、互いに直角に延びるX方向とY方向によって定められる水平面にほぼ延在する作業板2を備える。当該作業板2は側方縁2aを有する。二針ミシン3がそのベースプレート4によって作業板2上に固定されている。二針ミシン3は一般にヘッド6で終端するアーム5を有する。ヘッド6に、二本のニードルバー(針棒)7,8の作動のためのクランク駆動装置(図示せず)が備えられる。上記ニードルバーは個々にオンオフ切り換え可能で、それぞれに針9,10が固定されている。針9,10は、針の参照番号9,10が括弧内で概略された図7に示されるように、X方向において互いに例えば12mmの間隔aで配設されている。
【0008】
ナイフ11が作業板2の上方で、針9,10の間で且つX方向に関しこれら針に対して中央でヘッド6に配設され、ヘッド6に配設された駆動装置(図示せず)を用いてX方向とY方向に対し直角に延びるZ方向において上下に移動可能である。上記ナイフは休止の上方位置と下方作業位置に動くことができる。休止位置(図1)において、ナイフ11は作業板2の上方にあり;切断動作をなすために、Z軸の方向に上下移動をなす。
【0009】
二針ミシン3は更に、ベルト駆動装置13を介して駆動モータ14と連結したハンドル車12を備えてなっている。駆動モータ14はモータ制御装置(図示せず、また詳述せず)と組み合わされてユニットを形成する。モータ制御装置との組み合わせにおいて、駆動モータ14は、統合された種々雑多な機能によって二本のニードルバー7,8のオンオフ切り換えとナイフ11のオンオフ切り換えがなされるように二針ミシン3を作動し停止することができる市販のミシン駆動装置である。ハンドル車12の近傍で、二針ミシン3は支持アーム15を備える。その自由端に作動要素17を備えた制御パネル16が固定されている。
【0010】
ミシン3のY方向後方で、プレート18がミシンのアーム5に取り付けられ、当該プレート18は互いに平行な2つのガイドロッドによって構成されたガイド19につながれる。上記ロッドにキャリッジ20がY方向において往復可能に支承されている。当該キャリッジ20は更に軸受21を備えており、当該軸受にダブルアームレバー22がピボット旋回可能に支承されている。レバー22の一方のアーム23が、空気作用で作動可能なピストン・シリンダ駆動装置24の一端に連節されており、他端はキャリッジ20にピボット旋回可能に支承されている。素材送り装置26がレバー22の他方のアーム25の自由端に取り付けられている。この配置は、駆動装置24の作動によって、レバー22が下がった作業位置29と上がった休止位置30にピボット旋回されることを保証する。図7の描写によれば、素材送り装置26は第1挟持プレート部材27と第2挟持プレート部材28を備えてなっている。記述された構成で、作業板2上に置かれた服地素材31が挟持プレート部材27,28によって挟持固定されて、キャリッジ20の変位に関連して摩擦の結果として挟持プレート部材27,28によってY方向にずれる。また、上記プレート18に対向するガイド19の自由端が安定化のためにロッド33を介して上記プレート18につながった別のプレート32につながることが目を引く。
【0011】
図1によれば、キャリッジ20の方に向けられたタイミングベルトプーリー35を備え、ステッピングモータの形態をした電気式駆動モータ34がX方向でガイド19の後方でプレート18に取り付けられている。タイミングベルトプーリー35は、上記別のプレート32での回転のために取り付けられたタイミングベルトプーリー37も取り巻いた連続的なタイミングベルト36によって取り巻かれている。タイミングベルト36の上方ストランド38が、キャリッジ20に配設された挟持装置39によってキャリッジ20につながれる一方、下方ストランド40がキャリッジ20に対して可動である。詳述されたデザインの結果として、キャリッジ20が、挟持プレート26を伴って、ガイド19でY方向正負において往復動するように、駆動モータ34によって変位可能である。
【0012】
図1及び7に示されるように、作業板2は、下記するように作業板2の下に配設されたコーナー切断ナイフ42,43が邪魔されることなく作業板2を通ってZ方向上方に変位するようにY方向に延在する矩形のカットアウト(削除部分)41を備える。作業板2はまた、ナイフ11と針9,10が下方に貫通するために、対応する凹部を備えていることに目を引く。
【0013】
裁縫設備1に関して記載されたデザインは、更に詳細に言及されている(米国特許第5400731号に対応する)DE 4223966 C1から公知である。
コーナー切断ナイフ42,43は、特に図1、2、3、4、6に関連して以下に詳細に記載される切断装置44の部品(コンポーネント)である。作業板2は、壁45,46,47によって形成されたスタンドに支えられ、これにしっかりとつながれる。上方軸受48と下方軸受49が後壁46に固定されている。Z方向に延びる軸線51を有する軸受ジャーナル50が軸受48,49に支承され、上方に取り外し可能である。支持部53の端部52が軸受ジャーナル50にピボット旋回可能に支承されている。この配置によって、取り外し可能にピボット旋回する実質的に遊びのない連節部位54が形成される。
【0014】
上記連節部位54から離れた支持部53の自由端55が、軸受表面56と貫通孔57を備える。ネジ付きピン59に適合する突起58が上記壁46に備えられ、これに溶接されている。支持部53の中断端部55が、ネジ付きピン59、ディスク61及びナット62の形態をした取り外し可能な固定装置を用いて、上記突起58にねじ込まれて固定される。その結果として、支持部53が取り外し可能に壁46に固定される(図2)。固定装置60の拘束解除後、支持部53が切断装置と共に後壁46から前方へピボット旋回可能で、その結果、図5に概略されるように、切断装置44は上からも作業板2から制約なく、接近可能である。この場合、コーナー切断ナイフ43が可能な限り別のコーナー切断ナイフ42に接近するように動くとき、切断装置44からの軸線51の間隔bが作業板2の側方縁2aからの軸線51の間隔cを上回り、その結果、切断装置44が全体として作業板2から制約ないことが認識できる。軸受ジャーナル50の取り除き後、切断装置44を含めて支持部53はスタンドから取り出し可能である。
【0015】
矩形区分から製作される支持部53は減少した横断面範囲の区分63を有し、これにガイド枠縁64がネジ65により固定される。ガイド軸受66が遊びなく変位可能にガイド枠縁64に支承されている。ガイド枠縁64とガイド軸受66は、例えば商品名「INA vierreihige Miniatur-Kugelumlaufeinheiten, Baureihe KUME」で市販されているように、ローラ体とシールを備えたガイド67を構成する。図1及び2に示された支持部53の作業位置において、上記ガイド67によってY方向におけるガイド軸受66の往復動動作が可能である。
【0016】
プレート68が4個のネジ69(そのうちの1個のネジ69のみが図3に示されている)によってガイド軸受66に取り付けられている。当該プレート68はZ方向において、その長めの側で延在する。ガイド枠縁70がネジ71によって上記プレート68に取り付けられる。並行する2つのガイド軸受72,73が遊びなく変位可能にガイド枠縁70に配設される。ガイド枠縁70とガイド軸受72,73が、ガイド67のデザインに対応するガイド74を構成する。その結果として、プレート68がコーナー切断ナイフ43に割り当てられるYキャリッジを形成する。
【0017】
角材(アングル材)76の脚部75はネジ77によってガイド軸受72,73に固定される。当該角材76は別の脚部78も有する。2本の脚部75,78の移行範囲において、角材76は第1脚部75に配設された壁80によって画定される凹部79を備える。ステッピングモータ81が上記凹部79に配設され、参照番号を有しないネジによって壁80に前面で固定される。ステッピングモータ81は、壁80における孔(参照番号を有せず)に遊びをもって貫通するネジ付きスピンドル82の形態をした駆動シャフトを備える。ネジ付きスピンドル82は、互いに対向する等しいデザインの2つの凹部84を備えるスピンドルナット83に遊びなく回転するように収容される。X方向に互いに平行で遊びなく配設され且つ駆動部材87にきっちりと配設された真っ直ぐなピン85,86が、回転に対するセーフガードとして且つドライバとして上記凹部84内に達する。
【0018】
駆動部材87はネジ89,90によってプレートタイプのテーブル88にねじ込められている。ネジ91によってテーブル88の下側は、ガイドビーム93に遊びなく変位可能に支承されているガイド軸受92につながれる。当該ガイド軸受92とガイドビーム93は、ガイド67に構造的に対応するガイド94を形成する。ガイドビーム93がネジ(図示せず)によって脚部78に形成された突起95に固定される。
【0019】
図2及び4によれば、角材76はX方向とY方向によって形成された平面を通って延在する支持表面96を備える。テーブル88は同じく上記XY平面に延在する支持表面97を有する。ここまで詳述した構成は、ガイド67,74,94が互いに直角に配設され、角材76がテーブル88と共にY方向とZ方向に変位可能で、テーブル88がY方向において角材76に対して追加的に変位可能であることを保証する。その結果として、角材76は、Yキャリッジを形成するプレート68に取り付けられたZキャリッジを構成する。テーブル88は角材76に対して変位可能なYキャリッジを構成する。
【0020】
扇形状のナイフ担体98が、当該ナイフ担体98での長孔99aを貫通するネジ99によって、角材76の支持表面96に固定される。ナイフ100がナイフ担体98における取り外し可能な挟持装置101にしっかりと取り付けられている。同様に、ナイフ担体102が、ナイフ担体98での長孔99aを貫通するネジ99によって、テーブル88の支持表面97に固定される。ナイフ103がナイフ担体102における取り外し可能な挟持装置101にしっかりと取り付けられている。2つのナイフ100と103はこれらの間で36°の角度Wをとる。詳述した構成によって、ネジ99によって変更されうる角度Wが緩められ、ナイフ担体98と102が位置を変えられることが可能である。ナイフ100と103の形態は従来技術から、例えば(米国特許第3820481号に対応する)DE 2241044 A1から公知である。それらは三角形で上に向かって先がとがっている。これらはそれぞれZ方向に延びる非切断エッジ100aと103aと、それぞれ各エッジ100aと103aから下方へ移りナイフ100と103が服地素材31を貫通する際に引き切断を達成する切断エッジ100bと103bを有する。詳述したデザインのために、ネジ99が緩められると、ナイフ担体98,102が、エッジ100a,103aによって形成されZ方向に延びる軸線まわりに調整可能である。
【0021】
プレート68は、その下方端で凹部104と軸受105を備える。空気作用により作動されるダブルアクションのピストン・シリンダ駆動装置107の下方端106は軸受105に支承される。ピストン・シリンダ駆動装置107のシリンダ107aは上記凹部104内に配設されている。上記駆動装置107はピストンロッド108を備えてなっていて、その上端がネジ機構108a(図3、4)を用いて角材76の脚部78につながれている。ピストン・シリンダ駆動装置107は角材76によって形成されたZキャリッジのためのZ駆動装置である。
【0022】
更に、挟持装置109がプレート68に備えられ、連続タイミングベルト111のストランド110を締め付ける。挟持装置109はネジ113によってプレート68に対して張設された挟持プレート112を備えて構成されている(図3、4)。タイミングベルト111はベルト駆動装置114の一部であり、一方の側115でタイミングベルトプーリ116を、他方の側117でタイミングベルトプーリ118を取り巻く。ボルト119によって、タイミングベルトプーリ116は端部55の近くで支持部53の厚い部分に偏向プーリとして自由回転可能に取り付けられる。タイミングベルトプーリ118が、モータ軸受122によって支持部53の端部52に取り付けられたステッピングモータ121のシャフト120に固定されている。このデザインの結果として、支持部53に対するプレート68の作動がY方向でなされる(図2)。その結果として、ステッピングモータ121はYキャリッジを構成するプレート68のためのY駆動装置である。
【0023】
プレート68やガイド74,94のような本質的なコンポーネントを備えたコーナー切断ナイフ43のナイフ100,103の受け入れのための詳述したデザインは、ガイド67での配置のために、Y方向に変位可能な、即ち、定置式でない切断装置44の第1切断ユニット123を構成する。
【0024】
これと対照的に、切断ユニット123に構造的に対応する切断装置44の第2切断ユニット124は、端部55の付近で支持部53の厚い部分にしっかりと配設される。当該第2切断ユニット124は、ナイフ100,103に対し鏡面対称に配設されたコーナー切断ナイフ42のコンポーネントとしてナイフ125,126を備えてなっている。特に図2と6において同じパーツは、切断ユニット123のものと同じ参照番号を有し、それらの参照番号に加えてプライム記号(’)が付されている。したがって改めて説明しない。
【0025】
切断装置44は幾つかの駆動装置を、即ち、一定で等しいストロークの2つの空気作用駆動装置107,107’、2つのステッピングモータ81,81’及びステッピングモータ121を備える(図6)。ライン127を介して、駆動装置は壁46に固定されたスイッチボックス128に接続されている。ライン127は上記駆動装置に対する電気接続ライン及び空気接続ラインを備えて構成されている。当該ライン127はプラグ連結部129の形態をしたインターフェイスを介してスイッチボックス128に接続されており、その結果、ライン127をスイッチボックス128にドッキングし、また分離することが、例えば支持部53を切断装置44と共にスタンドから取り除く際に、時間的に特別な消費をすることなしに容易に可能である。スイッチボックス128は更に、圧縮空気が供給源からライン131を介して供給されるメンテナンスユニット130に連結されている。メンテナンスユニット130は供給源から発生する圧縮空気の準備(クリーニング、潤滑及び圧力調整)のために供される。ソレノイド弁が同じくスイッチボックス128内に配設され、駆動装置107,107’を空気作用により作動する。更にスイッチボックス128は電気ライン132を介して同じく制御ユニットを収容する制御パネル16に連結される(図1)。
【0026】
切断装置44の操作モードは次の通りである:先ず、制御システムが、作られるべきポケット開口の形状と長さl(図7)に関する情報を供給される。上記形状を明細に条件指定することには、真っ直ぐなコーナーカット135,136を備えたポケット開口137が素材31において製作されるのか否か(図7)、あるいは素材140において所定角度W2,W3だけ対角であるコーナーカット138,139を有するポケット開口141が製作されるのか否か(図8)に関する情報が含まれる。
【0027】
この情報は制御パネル16での手動入力によって又は自動的に制御ユニットに供給可能である。情報の自動供給は例えば垂れ縁(フラップ、図示せず)がポケット開口137,141の近傍に追加的に縫い付けられる際になされる。この場合、垂れ縁の第1縁と第2縁の検知は二針ミシン3のヘッド6に配設された遮光ユニット142によって自動的に行われる。これは、ポケット開口141の製作されるべき、長さlを含めて角度W2,W3を表す情報の制御ユニットへの供給を意味する。
【0028】
図7に係る例は、挟持プレート部材27,28によって及び駆動装置24を用いて作業プレート2上に挟持された素材31が図1,7に係る位置にあってカットアウト41を覆うという仮定から発する。更に素材31はナイフ11によって作られ最終点144,145を有する切り目143;二針ミシン3によって作られ最終点147,148を有するシーム146;及びこれに平行に延び最終点150,151を有するシーム149を有するという仮定から発する。切り目143の最終点144,145に対するシーム146,149の最終点147,148と150,151の位置は、制御ユニットに供給された情報に対応する。最終点147,150は直線152を画定し、最終点148,151はこれに対して平行な直線153を画定する。直線152,153は、切り目143を通って延び裁縫設備1の作業方向を反映する線154に対して直角に延びる。
【0029】
既述された情報に基づいて、制御ユニットはステッピングモータ121を起動し、これによって切断ユニット123は、製作されるべきポケット開口137の所望長さlを画定する部材124に対する位置に移動する。更に制御ユニットは、切断装置44の切断ユニット123,124に含まれるステッピングモータ81,81’の起動を起こす。ネジ付きスピンドル82,82’を介して、夫々のステッピングモータ81,81’は、ネジ付きスピンドル82,82’の回転方向に応じたY方向正負での動きをナット83,83’に及ぼし、それによって夫々のテーブル88,88’とそれ故にナイフ103,126が対応して変位する。夫々テーブル88,88’の変位は、その最初の位置に依存してY方向正負において起こる。図2によれば、ナイフ100,103と125,126がY方向において等しい位置をとるとすぐにこの変位プロセスが終わる。これら位置がいったん達成されると、ステッピングモータ81,81’はなおステッピングトルクで保たれ、夫々のテーブル88,88’の位置を、それ故にナイフ103,126の位置を固定する。テーブル88,88’の調整は既述したように両方の切断ユニット123,124で行われることが明らかに目を引く。それ故、ナイフ100,103と125,126が、図7にしたがう真っ直ぐなコーナーカット135,136の実行のために、互いに位置決めされ、あるいは調整される。
【0030】
制御ユニットは、機械サイクルの自動実行において両方の切断装置123,124の駆動装置107,107’のそのような起動を起こす。このようにして、切断ユニット123,124に含まれそこに位置するコンポーネントを含めてZキャリッジを形成する角材76,76’が正のZ方向にて上方に(図1,3)変位する。この動きによって、ナイフ100,103と125,126が、妨げられることなくカットアウト41を通って上方に動き、コーナーカット135,136を果たしながら素材31内に入る。全てのナイフ100,103,125,126の均一に上がった位置が、鎖線によって示されたナイフ100のための例証として図1に概略される。全てのナイフ100,103,125,126が常に駆動装置107,107’の全ストロークにわたって上げられるので、素材31へのそれらの入り込みの深さは常に同じである。挟持プレート部材27,28は作業板2上にしっかりと素材31を保持する。
【0031】
そして制御ユニットは切断ユニット123,124の駆動装置107,107’の反転を起こし、その結果、いったん挟持プレート部材27,28が解放されると、仕上られた素材31が取り除かれうる。
【0032】
角度W2,W3だけ対角であるコーナーカット138,139を備えたポケット開口141の製作を図8に基づいて以下に説明する。
図7にしたがう素材31の作業に関連して詳述されたように、素材140は最終点157,158を有する切り目156;これに平行で最終点160,161を有するシーム159;及び切り目156とシーム159に平行で最終点163,164を有するシーム162を備えてなっている。
【0033】
最終点160,163は直線165を画定し、最終点161,164は直線166を画定する。直線165は直線167と協同して角度W2を取り囲み、直線166は直線168と協同して角度W3を取り囲む。直線167,168はシーム159,162の最も外側の最終点160,164を通り、切れ目156によって画定され裁縫設備1の作業方向をライン154として規定する直線169に対し直角に延びる。
【0034】
上記したように、再び所定情報に基づいて制御ユニットは、夫々のステッピングモータ81,81’を起動することによって、即ち、所定の角度W2,W3に対応して、各切断ユニット123,124に属する切断ナイフ103,125のY方向における調整を起こす。プロセスの残りは、真っ直ぐなコーナーカット135,136の製作のための上記したものに対応する。
【0035】
切断ユニット123のナイフ100,103によって及び切断ユニット124のナイフ125,126によって取り囲まれた角度Wが基本的に手動で調整可能であること、及びナイフ100,103,125,126が、いったん取り付けられ調整されると、真っ直ぐなコーナーカット135,136の製作ないし対角のコーナーカット138,139の製作に拘わらず、変更されることなしに、即ち、何ら新しい調整なしに用いられることが特に目を引く。
【図面の簡単な説明】
【図1】裁縫設備に挿入された本発明に係る切断装置の正面図である。
【図2】図1の矢印IIに対応する切断装置の一部の拡大平面図である。
【図3】図2の矢印IIIに対応する切断装置の部分の正面図である。
【図4】図3での矢印IVに対応する、図3に示された部分の側面図である。
【図5】図1での矢印IIに対応する切断装置の縮小部分図である。
【図6】切断装置の図式図である。
【図7】作業板上に位置し互いに対称な真っ直ぐなコーナーカットを有した服地素材の平面図である。
【図8】対角コーナーカットを有した他の素材の、図7に対応する平面図である。
【符号の説明】
2 作業板
3 二針ミシン
11 ナイフ
26 素材送り装置
31 素材
41 カットアウト
43 コーナー切断ナイフ
44 切断装置
81 駆動装置
100 第1ナイフ
103 第2ナイフ
107 駆動装置
121 駆動装置
123 切断ユニット
135 コーナーカット
143 切り目

Claims (6)

  1. スタンド(壁45,46,47)と;
    当該スタンド(壁45,46,47)に配設された作業板(2)と;
    当該作業板(2)に配設された二針ミシン(3)と;
    上記作業板(2)上でY方向に素材(31,140)を搬送するための素材送り装置(26)と;
    上記素材(31,140)のY方向における搬送の間に当該素材においてY方向に延びる真っ直ぐな切り目(143,156)を製作するためのナイフ(11)と;
    作業プレート(2)でY方向に延びるカットアウト(41)と;
    上記作業板(2)のカットアウト(41)の下方に配設され、作業板のカットアウト(41)の下方での第1位置に配設され、2つのコーナー切断ナイフ(42,43)を備える、素材(31,140)においてコーナーカット(135,136;138,139)を製作するための切断装置(44)と;
    上記作業板(2)での上記カットアウト(41)を通りこれに置かれた素材(31,140)を通るZ方向での上記コーナー切断ナイフ(42,43)の変位のために上記コーナー切断ナイフ(42,43)に連結した少なくとも1つの駆動装置(107,107’)と
    を備えて構成される、素材(31,140)にパイピングを付けられたポケット開口(141)を製作するための裁縫設備において、
    上記切断装置(44)が、第1位置から上記作業板(2)から少なくとも実質的に拘束を受けない第2位置へのピボット旋回のために、上記スタンド(壁45,46,47)に支持されていること、及び、
    上記切断装置(44)が支持部(53)上に保持され、その支持部一端(52)はZ方向に延びる軸線(51)を備えたピボット旋回連節部位(54)によってスタンド(壁45,46,47)に連結され、その他端(55)が拘束解除可能な固定装置(60)によってスタンド(壁45,46,47)に連結されていることを特徴とする裁縫設備。
  2. 上記切断装置(44)が、各々コーナー切断ナイフ(42,43)を有した第1及び第2切断ユニット(123,124)を備えて構成され、少なくともその第1切断ユニット(123)が上記支持部(53)に対するY方向での変位のために取り付けられおり;
    上記第1切断ユニット(123)が上記ピボット旋回連節部位(54)の方に向いていて、上記第2切断ユニット(124)が上記固定装置(60)の方に向いていることを特徴とする請求項に記載の裁縫設備。
  3. 上記軸線(51)からの上記切断装置(44)の間隔bが上記作業板(2)のエッジ部(2b)からの軸線(51)の間隔cを上回っていることを特徴とする請求項に記載の裁縫設備。
  4. 上記切断装置(44)が上記スタンド(壁45,46,47)に取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の裁縫設備。
  5. 上記支持部(53)が上記ピボット旋回連節部位(54)から取り外し可能であることを特徴とする請求項に記載の裁縫設備。
  6. 上記切断装置(44)の上記駆動装置(81,81’;107,107’;121)が、プラグ連結部(129)を用いて拘束解除可能な供給ライン(127)によって、電気エネルギー及び/又は圧縮空気を供給されることを特徴とする請求項1に記載の裁縫設備。
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