JP4288420B2 - 携帯端末用コネクタカバー - Google Patents

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Description

本発明は、外部接続用コネクタの配設位置に対応して携帯端末の筐体に形成された開口部を覆う携帯端末用コネクタカバーの改良に関する。
携帯端末の筐体に形成された開口部を覆う携帯端末用コネクタカバーとしては、特許文献1に開示されるようなコネクタカバーが公知であり、また、着脱可能なカバー部材を本体に固定するための一般的な技術として、例えば、特許文献2に開示されるような化粧パネルの取り付け構造が公知である。
従来の携帯端末用コネクタカバーの具体的な構成例として特許文献1のものを図6に示す。この図は、携帯電話,PHS,パームトップ・コンピュータ等の携帯端末を正置した状態で、其の厚み方向の中央部を水平面で割って、コネクタカバーの取付位置の周辺を部分的に示した平断面図である。
図6に示すように、携帯端末の筐体100には、この筐体100に内蔵された外部接続用コネクタ101の配設位置に対応して開口部102が形成され、この開口部102を覆うためのコネクタカバー103が着脱自在に取り付けられるようになっている。つまり、開口部102の両側には孔104,104が穿設され、この孔104,104にコネクタカバー103の柱状連結部105,105を突入して嵌合させることで、筐体100の開口部102がコネクタカバー103によって塞がれる。
各柱状連結部105の先端にはテーパ状に先細りする拡径部106が一体に形成されると共に、拡径部106を含む柱状連結部105の先端を径方向に貫通する変形許容溝107が設けられ、この変形許容溝107で複数に分割された拡径部106の相互間の接離動作が、柱状連結部105の弾性変形作用によって許容されている。
従って、コネクタカバー103を取り外した状態で柱状連結部105における拡径部106の先端を筐体100の孔104に外側から突入させると、変形許容溝107で分割された拡径部106のテーパ面が孔104の内周面に摺接して径方向外側から押圧され、拡径部106が相互に接近して柱状連結部105の先端部の外径が縮径し、孔104に対する柱状連結部105の侵入が許容される。そして、柱状連結部105の先端部が孔104を貫通すると、拡径部106が原位置に弾性復帰して拡径し、柱状連結部105が孔104から不用意に離脱すのを防止する。
図6から明らかなように、拡径部106は柱状連結部105の先端部にのみ形成されているので、コネクタカバー103を筐体100に装着した状態であってもコネクタカバー103は筐体100に対して一定の範囲で接離自在であり、筐体100とコネクタカバー103との間に間隙が生じた状態で放置されると、開口部102から筐体100の内部に埃が侵入する問題がある。
従来、コネクタカバー103を図6のような完全閉鎖位置に保持するための解決策としては、柱状連結部105と孔104との嵌め合いを調整して締り嵌めとするか、或いは、柱状連結部105に微妙な勾配をつけて柱状連結部105の基部と孔104との締結力を確保するようにしていたが、コネクタカバー103の着脱操作の繰り返しや経年変化等に起因する形状や寸法の変化によって柱状連結部105の基部と孔104との間の締結力が不十分となり、コネクタカバー103を完全閉鎖位置に保持することができなくなる不都合があった。
これに対し、特許文献2に開示されるような一般的なカバー部材の取り付け構造では、十分なスパンを有するアームの先端に爪を設け、このアームを弾性変形で撓ませて先端の爪をストッパ等の対象物に係合させるようしているので、多少の磨耗や経年変化による形状および寸法の変化には対処できるが、アームのスパンを長めに設定する必要があるため、携帯端末のコネクタカバー等の小型の製品には不向きである。
特開2003−258964号公報(図3,図4) 特開2001−317774号公報(図6,図7,図8)
そこで、本発明の課題は、前記従来技術の不都合を改善し、着脱操作の繰り返しや経年変化等に起因する形状や寸法の変化による影響を受け難く、筐体の開口部を確実に閉鎖して筐体内部への埃の侵入を防止することのできる携帯端末用コネクタカバーを提供することにある。
本発明は、外部接続用コネクタの配設位置に対応して携帯端末の筐体に形成された開口部を覆う携帯端末用コネクタカバーであり、前記課題を達成するため、特に、
前記筐体の開口部の両側に穿設された孔に突入して嵌合する柱状連結部を有し、
この柱状連結部の先端部に、前記孔を貫通して拡径することで前記孔からの柱状連結部の抜け落ちを防止するテーパ状の拡径部を備える一方
前記柱状連結部の基部には、前記柱状連結部の軸方向の一箇所で全周に亘って径方向外側に突出する突条からなり前記柱状連結部の中心軸を含む平断面の輪郭において該突条の中央部から両側に向けて徐々に突出量を減らす勾配を備え該柱状連結部が前記孔に完全に突入した状態で前記孔の縁に裏面側から係合する突出部が、弾性変形容易なエラストマー樹脂によって一体成形されていることを特徴とする構成を有する。
以上の構成において、筐体の開口部の両側に穿設された孔に携帯端末用コネクタカバーの柱状連結部を突入させることで、筐体の開口部が携帯端末用コネクタカバーにより覆われる。
コネクタカバーの柱状連結部の基部には突出部が形成されており、柱状連結部が孔に完全に突入した状態で、この突出部が孔の縁に裏面側から係合するので、着脱操作の繰り返しや経年変化等に起因する柱状連結部およびコネクタカバー本体の形状や寸法の変化に関わりなく、突出部と孔の縁の裏面との係合によってコネクタカバーを確実に完全閉鎖位置に保持することができ、コネクタカバーが不用意に筐体から離間することで生じる筐体内部への埃の侵入が防止される。
更に、コネクタカバーの柱状連結部を孔に突入させる際には、突出部が孔の縁の裏面側に抜け出るタイミングで孔の内周面と柱状連結部との間の摺動抵抗が変化し、コネクタカバーを押し込むユーザーの手にクリック感を与えるので、コネクタカバーを適正位置にまで確実に押し込んだことを容易に確認することができる。
柱状連結部の突出部は、柱状連結部の周方向の一箇所で径方向外側に突出する突起によって形成することが望ましい。
このような構成を適用すれば、柱状連結部の周方向の全周に亘って突出部を形成する場合と比べて筐体側の孔の内周面と柱状連結部の基部との間の摺接抵抗が減少し、また、筐体側の孔の縁と突出部との引っ掛かりも減るので、着脱操作の繰り返しによる突出部の磨耗や毟れに対しての耐久性が向上する。
また、柱状連結部の突出部は、柱状連結部の中心軸と前記突出部の形成位置とを含む平断面の輪郭において、突出部の中央部から柱状連結部の先端に向けて徐々に突出量を減らす勾配とすることが望ましい。
これにより、特に、筐体の孔に柱状連結部を突入させる際の孔の内周面と柱状連結部の突出部との間の摺接抵抗および引っ掛かりが軽減され、着脱操作の繰り返しによる突出部の磨耗や毟れに対しての耐久性が向上する。
更に、この突出部は、柱状連結部の中心軸と前記突出部の形成位置とを含む平断面の輪郭において、突出部の中央部から両側に向けて徐々に突出量を減らす勾配とすることもできる。
このような構成を適用した場合は、筐体の孔に柱状連結部を突入させる場合にも引き抜く場合にも孔の内周面と柱状連結部の突出部との間の摺接抵抗および引っ掛かりが軽減されるので、着脱操作の繰り返しによる突出部の磨耗や毟れに対しての耐久性が更に向上する。
また、柱状連結部の突出部は、柱状連結部の軸方向の一箇所で全周に亘って径方向外側に突出する突条によって形成することも可能である。
このような構成を適用した場合には、周方向の一箇所で径方向外側に突出する突起によって突出部を形成した場合に比べて孔の内周面と柱状連結部の突出部との間の摺接抵抗および引っ掛かりが増大する傾向にあるので、突出部の突出量を相対的に減らすか、或いは、筐体側の孔にスリットを設ける等して孔の拡径を許容することが望ましい。
更に、前記各構成に加え、前記開口部を包囲するようにして筐体に設けられたコネクタカバー内嵌溝の内壁に形成された係合部と凹凸嵌合する被係合部をコネクタカバー本体の外周部に備えることも可能である。
筐体側に設けられたコネクタカバー内嵌溝の係合部とコネクタカバー本体の外周部の被係合部とが凹凸嵌合してコネクタカバーを固定するので、コネクタカバーの緩みの発生が冗長性を以って防止されることになる。
柱状連結部の突出部それ自体が弾性変形して孔の内周面と柱状連結部の突出部との間の摺接抵抗および引っ掛かりを軽減するので、携帯端末の筐体の材質の特性、より具体的には、弾性や靱性の大小に関わりなく、着脱操作の繰り返しによる突出部の磨耗や毟れに対しての耐久性が保障される。
本発明の携帯端末用コネクタカバーは、筐体の開口部の両側に穿設された孔に突入して嵌合する柱状連結部の基部に突出部を形成し、柱状連結部が孔に完全に突入した状態で突出部が孔の縁に裏面側から係合するように構成したので、コネクタカバーの着脱操作の繰り返しや経年変化等に起因する柱状連結部やコネクタカバー本体の形状および寸法の変化に関わりなく、突出部と孔の縁の裏面との係合によりコネクタカバーを確実に完全閉鎖位置に保持して筐体内部への埃の侵入を防止することができる。
更に、コネクタカバーの柱状連結部を孔に突入させる際には、突出部が孔の縁の裏面側に抜け出るタイミングで孔の内周面と柱状連結部との間の摺動抵抗が変化し、コネクタカバーを押し込むユーザーの手にクリック感を与えるので、コネクタカバーを適正位置にまで確実に押し込んだことを容易に確認することができる。
本発明の携帯端末用コネクタカバーを携帯端末の一種である携帯電話に適用した場合の実施の形態を図1に示す。
携帯電話1の本体は、従来と同様、表示画面およびスピーカ等を備えたディスプレイ部2と、各種の操作ボタンおよびマイク等を備えて電子回路基板を内蔵した筐体3とによって構成され、ディスプレイ部2と筐体3とがヒンジ部4を介して折り畳み可能に接続されている。
図1の例では筐体3の一側に開口部5を形成しているが、これは、筐体3に内蔵されている外部接続用コネクタの配設位置に合わせたもので、外部接続用コネクタの配設位置によっては、開口部5を筐体3の外周部の別の位置あるいは筐体3の背面に設けても構わない。
ここでいう外部接続用コネクタとは、例えば、外部機器を接続するためのコネクタあるいは充電用の電源を接続するためのコネクタ等である。
開口部5の両側には、携帯端末用コネクタカバー6の柱状連結部7,7を突入させて嵌合するための孔8,8が筐体3に穿設して設けられ、更に、コネクタカバー内嵌溝9が、開口部5を包囲するようにして筐体3に形成されている。
コネクタカバー内嵌溝9は筐体3の肉厚を超えない略矩形状の凹部であり、その寸法はコネクタカバー6の主要部を構成するコネクタカバー本体10の外形寸法と略一致し、また、その溝の深さは、コネクタカバー本体10の厚みと略一致する。
コネクタカバー本体10には、コネクタカバー6をコネクタカバー内嵌溝9から引き出す際に手掛りとして利用されるネイル溝18も設けられている。
次に、幾つかの実施例を挙げて、コネクタカバー6の各部の構造と、筐体3における開口部5および孔8,8の周辺の構造を具体的に説明する。
図2は携帯電話1を図1のように正置した状態で筐体3の厚み方向の中央部を水平面で割ってコネクタカバー6の取付位置の周辺を部分的に示した平断面図、また、図3は図1の矢視A−Aで筐体3を割ってコネクタカバー6の取付位置の周辺を部分的に示した立断面図である。
図2に示されるように、筐体3には、この筐体3に内蔵された電子回路基板11に固設された外部接続用コネクタ12の配設位置に対応して開口部5が形成され、この開口部5を覆うためのコネクタカバー6が着脱自在に取り付けられるようになっている。
つまり、開口部5の両側にスリーブ状の肉厚部を有する孔8,8が穿設され、この孔8,8にコネクタカバー6の柱状連結部7,7を突入して嵌合させることによって、筐体3の開口部5をコネクタカバー本体10で塞ぐ構造である。
コネクタカバー6の柱状連結部7,7はエラストマー樹脂等の弾性変形容易な素材によってコネクタカバー本体10と一体成形されている。そして、各柱状連結部7の先端には、テーパ状に先細りする拡径部13が一体に形成され、拡径部13を含む柱状連結部7の先端を径方向に貫通する変形許容溝14によって、複数に分割された拡径部14の相互間の接離動作、つまり、柱状連結部7の先端部の実質的な縮径動作と拡径動作とが許容されている。
従って、コネクタカバー6を取り外した状態で柱状連結部7における拡径部13の先端を孔8に外側から突入させると、変形許容溝14で分割された拡径部13のテーパ面が孔8の内周面に摺接して径方向外側から押圧され、柱状連結部7の先端部が縮径して孔8に対する柱状連結部7の侵入が許容される。そして、更に、柱状連結部7の先端部が孔8を貫通した時点で拡径部13が原位置に弾性復帰して拡径することで、柱状連結部7が孔8から不用意に抜け落ちることを防止する。この点に関しては既に図6を参照して説明した従来例と同様である。
本実施例においては、更に、各柱状連結部7の基部に、該柱状連結部7が孔8に完全に突入した状態で孔8の縁に筐体3の裏面側から係合する突出部15が形成されている。
この突出部15は、図2に示される通り、柱状連結部7の周方向の一箇所で径方向外側に突出するものであるから、その形状は実質的には瘤状の突起となる。
コネクタカバー6で筐体3の開口部5を完全閉鎖する際には、突出部15が孔8を貫通するまで柱状連結部7を孔8に押し込む必要があるが、この突出部15は柱状連結部7の周方向の一箇所で径方向外側に突出する突起、つまり、瘤状の突起によって形成されているので、柱状連結部7の外周を巡るフランジによって突出部を形成した場合と比べると孔8の内周面と柱状連結部7の基部との間の摺接抵抗が少なく、また、孔8の縁との引っ掛かりも減るので、コネクタカバー6の着脱操作の繰り返しによる突出部15の磨耗や毟れといった障害が発生し難いメリットがある。
また、突出部15が孔8の縁の裏面側に抜け出る際に孔8の内周面と柱状連結部7との間の摺動抵抗が変化し、コネクタカバー6を押し込むユーザーの手にカチッとしたクリック感を与えるので、コネクタカバー6が適正位置にまで確実に押し込まれたことを容易に確認することができる。
そして、完全閉鎖位置にまで押し込まれた柱状連結部7の突出部15が、図2に示されるようにして、孔8の縁に裏面側から係合する。従って、コネクタカバー6の着脱操作の繰り返しや経年変化等に起因する柱状連結部7およびコネクタカバー本体10の形状や寸法の変化に関わりなく、突出部15と孔8の裏面との係合によってコネクタカバー6を確実に完全閉鎖位置に保持することができ、コネクタカバー6が不用意に筐体3から離間することで生じる筐体3内部への埃の侵入が未然に防止される。
ここで、突出部15の形状としては、柱状連結部7の中心軸と突出部15の形成位置とを含む平断面の輪郭において、突出部15の中央部から柱状連結部7の先端に向けて徐々に突出量を減らす勾配を備えた楔形のもの(図2の15a)、あるいは、突出部15の中央部から両側に向けて徐々に突出量を減らす勾配を備えた円錐状のもの(図2の15b)もしくは半球状のもの(図2の15c)等が利用できる。
突出部15として楔形のものを適用した場合では、特に、孔8に柱状連結部7を突入させる際の孔8の内周面と突出部15との間の摺接抵抗および引っ掛かりが軽減され、また、突出部15として円錐状や半球状のものを適用した場合では、更に、孔8から柱状連結部7を引き抜く際にも孔8の内周面と突出部15との間の摺接抵抗および引っ掛かりが軽減される。従って、何れの構成を適用した場合であっても、コネクタカバー6の着脱操作の繰り返しによる突出部15の磨耗や毟れといった障害に対する防止効果が向上する。
また、突出部15はエラストマー樹脂等の弾性変形容易な素材によってコネクタカバー本体10と一体成形された柱状連結部7の一部であり、それ自体が弾性変形可能であるため、この弾性変形によって過剰な摺接抵抗や引っ掛かりを回避することができる。コネクタカバー6を弾性変形容易な素材によって一体成形した場合、孔8の側が撓んで楕円状に弾性変形したり或いは拡径したりしなくても拡径部14や突出部15が孔8を通り抜けることができるので、筐体3の素材の特性、例えば、弾性や靱性の有無は問わない。
そして、この実施例では、更に、開口部5を包囲するようにして筐体3に形成されたコネクタカバー内嵌溝9の内壁9aに凹状の係合部16が図3に示されるようにして設けられる一方、コネクタカバー本体10の外周部には、舌片からなる被係合部17が設けられている。
図2および図3に示されるようにして柱状連結部7を孔8に完全に押し込んだ状態では、前述した突出部15と孔8の縁の裏面との係合に加え、更に、係合部16と被係合部17とが凹凸嵌合するので、コネクタカバー6の緩みの発生が冗長性を以って防止されることになる。
図4は他の一実施例について示した平断面図であり、柱状連結部7における突出部15の形成位置が図2の実施例とは相違する。図2の実施例では突出部15の形成位置が相対的に外側寄り、また、図4の実施例では突出部15の形成位置が相対的に内側寄りとなっているが、これによって作用効果上の格別の差異が生じるものではない。
図2および図4の例とも瘤状の突起からなら突出部15を柱状連結部7の周方向の一箇所のみに形成しているが、携帯端末用コネクタカバー6の脱着操作等に支障を生じない範囲で、柱状連結部7の周方向の何箇所かに突出部15を設けることが可能である。
図5(a)および図5(b)に更に他の実施例を示す。図5(a)は携帯電話1を図1のように正置した状態で筐体3の厚み方向の中央部を水平面で割ってコネクタカバー6の取付位置の周辺を部分的に示した平断面図、また、図5(b)は筐体3からコネクタカバー6を外してコネクタカバー内嵌溝9の周辺構造を示した正面図である。
この実施例では柱状連結部7の基部に位置する突出部19を突条によって形成しており、この点が前述した各実施例と構造的に相違する。
この突出部19は、図5(a)に示される通り、柱状連結部7の軸方向の一箇所で全周に亘って径方向外側に突出する突条であるから、その形状は実質的には環状のフランジである。
このような構成を適用した場合、図5(a)に示されるようにしてコネクタカバー6を完全に閉鎖した状態で、孔8の縁の全周に亘って筐体3の裏面側から突出部19が係合するので、コネクタカバー6を極めて確実に完全閉鎖位置に保持することができる。
但し、このような構成を適用した場合には、周方向の一箇所で径方向外側に突出する突起によって突出部を形成した前述の各実施例と比べ、孔8の内周面と柱状連結部7の突出部19との間の摺接抵抗および引っ掛かりが増大する傾向にあるので、突出部19の突出量を相対的に減らすか、或いは、図5(a)および図5(b)に示されるように、筐体3の孔8の縁にスリット20を設ける等して孔8の拡径を許容することが望ましい。
無論、突出部19を含めて一体成形された携帯端末用コネクタカバー6の材質によって環状のフランジである突出部19の弾性変形が極めて容易に許容される場合、あるいは、筐体3を構成する材質に十分な弾性や靱性があって弾性変形による孔8の拡径が許容されるような場合には、この限りではなく、スリット20は不要である。
この発明は、携帯電話の他、PHS,パームトップ・コンピュータ等を始めとする可搬性の携帯端末に適用可能である。
本発明の携帯端末用コネクタカバーを携帯電話に適用した場合の実施の形態について示した斜視図である。 一実施例の携帯電話におけるコネクタカバーの取付構造と周辺構造を示した平断面図である。(実施例1) 同実施例の携帯電話におけるコネクタカバーの取付構造と周辺構造を示した立断面図である。(実施例1) 他の一実施例の携帯電話におけるコネクタカバーの取付構造と周辺構造を示した平断面図である。(実施例2) 図5(a)は更に他の一実施例の携帯電話におけるコネクタカバーの取付構造と周辺構造を示した平断面図、また、図5(b)は筐体側のコネクタカバー内嵌溝の周辺構造を示した正面図である。(実施例3) 従来の携帯端末用コネクタカバーの具体的な構成例を示した平断面図である(従来例)。
符号の説明
1 携帯電話(携帯端末)
2 ディスプレイ部
3 筐体
4 ヒンジ部
5 開口部
6 携帯端末用コネクタカバー
7 柱状連結部
8 孔
9 コネクタカバー内嵌溝
9a 内壁
10 コネクタカバー本体
11 電子回路基板
12 外部接続用コネクタ
13 拡径部
14 変形許容溝
15 突出部
15a 片側に勾配を備えた楔形の突出部
15b 両側に勾配を備えた円錐状の突出部
15c 両側に勾配を備えた半球状の突出部
16 係合部
17 被係合部
18 ネイル溝
19 突出部
20 スリット
100 筐体
101 外部接続用コネクタ
102 開口部
103 コネクタカバー
104 孔
105 柱状連結部
106 拡径部
107 変形許容溝

Claims (3)

  1. 外部接続用コネクタの配設位置に対応して携帯端末の筐体に形成された開口部を覆う携帯端末用コネクタカバーであって、
    前記筐体の開口部の両側に穿設された孔に突入して嵌合する柱状連結部を有し、
    この柱状連結部の先端部に、前記孔を貫通して拡径することで前記孔からの柱状連結部の抜け落ちを防止するテーパ状の拡径部を備える一方
    前記柱状連結部の基部には、前記柱状連結部の周方向の一箇所で径方向外側に突出する突起からなり前記柱状連結部の中心軸と該突起の形成位置とを含む平断面の輪郭において該突起の中央部から両側に向けて徐々に突出量を減らす勾配を備え該柱状連結部が前記孔に完全に突入した状態で前記孔の縁に裏面側から係合する突出部が、弾性変形容易なエラストマー樹脂によって一体成形されていることを特徴とする携帯端末用コネクタカバー。
  2. 外部接続用コネクタの配設位置に対応して携帯端末の筐体に形成された開口部を覆う携帯端末用コネクタカバーであって、
    前記筐体の開口部の両側に穿設された孔に突入して嵌合する柱状連結部を有し、
    この柱状連結部の先端部に、前記孔を貫通して拡径することで前記孔からの柱状連結部の抜け落ちを防止するテーパ状の拡径部を備える一方
    前記柱状連結部の基部には、前記柱状連結部の軸方向の一箇所で全周に亘って径方向外側に突出する突条からなり前記柱状連結部の中心軸を含む平断面の輪郭において該突条の中央部から両側に向けて徐々に突出量を減らす円弧状の勾配を備え該柱状連結部が前記孔に完全に突入した状態で前記孔の縁に裏面側から係合する突出部が、弾性変形容易なエラストマー樹脂よって一体成形されていることを特徴とする携帯端末用コネクタカバー。
  3. 前記開口部を包囲するようにして前記筐体に設けられたコネクタカバー内嵌溝の内壁に形成された係合部と凹凸嵌合する被係合部をコネクタカバー本体の外周部に備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯端末用コネクタカバー。
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