JP3408460B2 - 携帯端末 - Google Patents

携帯端末

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JP3408460B2
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順一 中尾
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エヌイーシーアクセステクニカ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の移
動体携帯端末に関し、特に、携帯端末の筐体を構成する
上ケースと下ケースの締結部分の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の携帯電話機等の携帯端末
の外観斜視図を示しており、図7は、そのD−D線に沿
った断面図である。この携帯端末100は、上ケース1
03と下ケース105を有し、上ケース103の表面に
は、電話番号等の入力操作に必要なキーボタン2、キー
ボタン2の押下内容等を表示する表示部3、音声の送受
信に必要なマイク穴部4及びスピーカ穴部5を有してい
る。
【0003】下ケース105には、上ケース103及び
電機部品の実装に必要な基板106をネジ113にて固
定するためのネジボス部118及びネジ穴119が設け
られている。また、上ケース103には、ネジ113を
目隠しするための目隠しキャップ101を圧入にて挿入
する凹部104が設けられ、目隠しキャップ101は、
目隠しキャップ101の側面周囲と上ケース103の凹
部104の側壁周囲との摩擦力にて固定されている。
【0004】また、上ケース103の下側側面には、充
電器等にセッティングする際の位置決め用凹部110が
設けてある。この凹部110には、底面部111が設け
てあり、(図7参照)さらに充電器等にある凸部に対し
て挿入性を向上させるために面取部112が周囲に設け
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この携帯端末100の
内部部品の保守修理等のためにケースを開ける場合に
は、まず目隠しキャップ101を取り外し、ネジ113
をドライバにて外すことにより上ケース103とした下
ケース105を分離する。
【0006】その際、目隠しキャップ101を取り外す
には、先端が鋭利な棒状のスティック120を、目隠し
キャップ101の外表面のコーナー部102周囲に差し
込んでこじ開けなければならず、そのため、目隠しキャ
ップ101の周囲を傷つけてしまい、さらに上ケース1
03の外表面まで傷つけてしまう可能性があり、また美
観上の体裁も悪くなり、それらを交換しなければならな
い場合が生ずるという問題があった。
【0007】また、目隠しキャップ101は、上ケース
103に設けられた凹部104の側壁周囲との摩擦力の
みにて固定されているため、衝撃あるいは経時変化によ
る摩擦力の低下により脱落しやすく、目隠しキャップ1
01を紛失し易いという問題があった。
【0008】本発明の目的は、以上の問題点に鑑み、移
動体携帯端末筐体の締結ネジを隠す目隠しキャップの取
り外しが容易で、かつ取り外し時に目隠しキャップ及び
ケースを傷つけるおそれのない目隠しキャップ装着構造
を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、使用中の目隠しキャ
ップの脱落を防止することができる目隠しキャップ装着
構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯端末は、そ
の表面に少なくとも入力操作に必要なキーボタン及び表
示部が設けられている上ケースと、該上ケースとネジに
より締結された下ケースとにより形成された筐体を有し
ており、前記上ケースまたは下ケースの内の一方のケー
ス内には、他方のケース及び電機部品の実装に必要な基
板を前記ネジにて固定するためのネジボス及びネジ穴を
有し、前記他方のケースに、前記締結しているネジを目
隠しするための目隠しキャップが挿入固定される凹部を
有している。そして、前記挿入固定されている目隠しキ
ャップを取り外すためのスティックが挿入される穴が、
前記他方のケースの側面から前記凹部まで貫通して設け
られていることを特徴としている。
【0011】また、前記目隠しキャップには、前記貫通
穴の方向から前記スティックにより押されたときに、前
記凹部から飛び出す方向の力が働く形状とすることが望
ましい。また、前記目隠しキャップに前記貫通穴と嵌合
しうる凸部を設けることもできる。
【0012】また、前記貫通穴は、充電器等にセッティ
ングする際の位置決め用凹部と兼用させることができ
る。
【0013】本発明によれば、移動体携帯端末の筐体に
締結されたネジが、外部に露出するのを隠すための目隠
しキャップにおいて、修理等にて目隠しキャップを取り
外す際に、該目隠しキャップの側面をスティックにより
押すだけで取り外すことができるので、目隠しキャップ
外表面及びケースの目隠しキャップ挿入凹部周囲を傷つ
けることなく目隠しキャップを取り外すことを可能と
し、さらに目隠しキャップの脱落を防止する手段を容易
に実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態を示
す携帯端末の外観斜視図であり、従来例(図6)と同一
の番号が付されているものは同一の機能を有しているの
でその詳細な説明は省略する。図2は、図1のA−A線
に沿った断面図であり、本発明の実施の形態における携
帯端末の筐体の要部を示している。
【0015】以下、図1〜図2を参照して本発明の構成
について説明する。本発明の移動体携帯端末1は、キー
ボタン2、表示部3等を備えた上ケース8と、この上ケ
ース8とネジ13により締結された下ケース7とからな
っている。
【0016】下ケース7には、上ケース8及び電気部品
の実装に必要な基板6をネジ13にて固定する為の、ネ
ジボス部17及びネジ穴9が設けてある。また、上ケー
ス8には、その下部に斜め方向の傾斜部14を有する目
隠しキャップ10を挿入する凹部11及び目隠しキャッ
プ10の傾斜部14を横方向から押して目隠しキャップ
10を上方向に押し出すスティックを挿入するための穴
12が上ケース8の側面から凹部11の開口方向に対し
て直交する方向に開口している。
【0017】但し、上ケース8の金型製造上問題がな
く、凹部11を貫通・開口するように穴部12を設ける
ことができれば、穴12の貫通方向は必ずしも凹部11
の開口方向と直交でなくても良い。
【0018】目隠しキャップ10は、ゴム材、エラスト
マ、樹脂材にて成形されていることが望ましいが、特に
それに限定されるものではなく、適宜の材料を用いるこ
とができる。また、目隠しキャップ10の貫通穴12と
対向する高さの面には、貫通穴12の方向からスティッ
クにより押されたときに、目隠しキャップ10に対して
上ケース8の凹部11から上方へ飛び出す方向の力が働
くように、斜め方向に切り欠いた傾斜部14が設けられ
ている。
【0019】さらに穴部12の入口部には、スティック
を挿入しやすいように面取部16を設ける事が望まし
い。また、この穴部12及び面取部16形状を、従来例
(図7)において説明した充電器等のセッティング用位
置決め部として兼用させることができる。
【0020】次に、図3、図4を参照して本実施の形態
における凹部11に圧入された目隠しキャップ10の取
り外し操作について説明する。まず、穴部12より、先
端が鋭利でない棒状のスティック15を矢印方向Bに押
し込み、目隠しキャップ10の傾斜部14に押し当て
る。
【0021】スティック15を更にB方向に押し込むと
(図4参照)、目隠しキャップ10が樹脂等の変形しに
くい材料の場合、スティック15が傾斜部14の斜面部
を滑り、それと同時にC方向に押し上げられる。また目
隠しキャップ10がゴム等の変形しやすい材料ならば、
傾斜部14の斜面部を塑性変形しない程度に変形させC
方向に押し上げる。
【0022】このようにして、目隠しキャップ10が指
等でつかめる高さまで上がったら、目隠しキャップ10
を上に引き上げて取り外す。そして、ネジ13をドライ
バを用いて外すことにより、携帯端末筐体1を分解する
ことが可能となる。
【0023】図5は、本発明の携帯端末で用いることが
できる目隠しキャップの他の実施の形態を示している。
この実施の形態では、目隠しキャップ20には円環状の
凸部21が設けられ、さらに上ケース24の凹部25に
挿入する際に凸部21を挿入時及び取り外し時に凹ませ
る為の凹部22が凹部25に対向するように設けられて
いる。
【0024】この目隠しキャップ20の形状は、上ケー
ス24の凹部に挿入する際に、外表面に対しての回転方
向にて位置決めの必要がない形状になっている。さらに
凸部21は、目隠しキャップ20を傷つけることなく取
り外す為に必要な穴部23に挿入可能な大きさが望まし
い。
【0025】本実施の形態によれば、使用時には、目隠
しキャップ挿入凹部25まで貫通している穴部23に目
隠しキャップ20の凸部21が嵌り込んでいるので、使
用時においての衝撃等で目隠しキャップ20が外れにく
くなり、脱落防止効果が得られる。
【0026】なお、上記の各実施の形態では、移動体携
帯端末筐体の下ケースにネジボス部とネジ穴を設け、上
ケースに目隠しキャップ挿入凹部を設けたが、逆に、上
ケースにネジボス部とネジ穴を設け、下ケースに目隠し
キャップ挿入凹部を設けて構成することもできる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、修理等に際して、目隠
しキャップの取り外しが容易となるとともに、目隠しキ
ャップを取り外す際に、目隠しキャップの外表面及びケ
ースの目隠しキャップ挿入凹部周囲を傷つけるおそれが
ないので、目隠しキャップ及びケースを交換することな
く再利用可能となる。
【0028】また、通常使用時におけるキャップ挿入凹
部と目隠しキャップの結合をより強固とすることが可能
となるので、使用中の目隠しキャップの脱落を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す携帯端末の外観斜視
図である。
【図2】図1の携帯端末の筐体のA−A線に沿った断面
図である。
【図3】本発明の目隠しキャップ取り外し方法を示す断
面図である。
【図4】本発明の目隠しキャップ取り外し方法を示す断
面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図6】従来の携帯端末の外観斜視図である。
【図7】従来の携帯端末の筐体のD−D線に沿った断面
図である。
【符号の説明】
1,100 携帯端末 2 キーボタン 3 表示部 4 マイク穴部 5 スピーカ穴部 6,106 基板 7,105 下ケース 8,24,103 上ケース 9,119 ネジ穴 10,20,101 目隠しキャップ 11,25,104 凹部 12,23 穴部 13,113 ネジ 14 傾斜部 15 スティック 16,112 面取り部 17,118 ネジボス部 21 円環状の凸部 22 凹部 110 凹部 111 底面部 120 スティック

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その表面に少なくとも入力操作に必要な
    キーボタン及び表示部が設けられている上ケースと、該
    上ケースとネジにより締結された下ケースとにより形成
    された筐体を備え、前記上ケースまたは下ケースの内の
    一方のケース内に、他方のケース及び電機部品の実装に
    必要な基板を前記ネジにて固定するためのネジボス及び
    ネジ穴を備え、前記他方のケースに、前記締結している
    ネジを目隠しするための目隠しキャップが挿入される凹
    部を備えるとともに、前記挿入されている目隠しキャッ
    プを取り外すスティックを挿入するための穴が、前記他
    方のケースの側面から前記凹部まで貫通して設けられて
    いることを特徴とする携帯端末。
  2. 【請求項2】 前記目隠しキャップを取り外すスティッ
    クを挿入するための穴が、充電器等にセッティングする
    際の位置決め用凹部と兼用されていることを特徴とする
    請求項1記載の携帯端末。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の携帯端末の前記
    目隠しキャップ挿入凹部に挿入される目隠しキャップで
    あって、 前記スティックによる押圧を受けたときに前記目隠しキ
    ャップが前記凹部から飛び出す方向の力が働くように、
    前記目隠しキャップの前記スティックが当接する部分に
    傾斜部が設けられていることを特徴とする目隠しキャッ
    プ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の携帯端末の前記
    目隠しキャップ挿入凹部に挿入される目隠しキャップで
    あって、 前記目隠しキャップ挿入凹部に対向する側に、前記ステ
    ィックによる押圧を受けたときに前記目隠しキャップを
    撓ませるための凹部が設けられ、該凹部の外周に前記ス
    ティックが挿入される穴部に嵌合可能な円環状の凸部が
    設けられていることを特徴とする目隠しキャップ。
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