JP2003158563A - 携帯端末機器 - Google Patents
携帯端末機器Info
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Abstract
部品であるため、部品点数が多くなり、組み付け工数が
多く組付けに時間がかかり、更にネジキャップを鋭利な
もので突き当てて外すため、傷が付き再利用不可とな
る。 【解決手段】 コネクタカバー10は、中空円柱状のネ
ジキャップ14と共に弾性体により一体成形されてお
り、コネクタカバー10の開閉時の屈曲性と、落下等の
衝撃に対する吸収性を確保するようになされている。ネ
ジキャップ14は上ケース3aと下ケース3bとを締結
固定するネジの頭を外部に露出させる凹部18に対応す
る位置に設けられている。ネジキャップ14を凹部18
に圧入すると、爪15が凹部18内の上ケース3aの所
定の側壁に係止されて、ネジキャップ14が上ケース3
aから実使用上は容易には外れないように取り付けられ
ると同時に、コネクタカバー10がコネクタ11を覆う
ように組付けられる。
Description
り、特に折り畳み型携帯電話機等の携帯端末機器に関す
る。
図を示す。この従来の携帯端末機器は、折り畳み型携帯
電話機100で、上部筐体部101と下部筐体部102
とがヒンジ機構103により開閉自在に結合されてお
り、上部筐体部101の内側面に形成された表示部10
4と、下部筐体部102の内側面に形成された各種キー
からなる操作部105等とが、不使用時には図8の斜視
図に示すような対向密接する閉状態(折り畳み状態)と
され、使用時には図7に示すような両者が開かれた開状
態とされる。
おいて、従来は折り畳み型携帯電話機100の組み付け
後に、下部筐体部102の前端部に設けられた充電のた
めのアダプタと接続されるコネクタを保護するコネクタ
カバー106を、その開閉のために必要な部分を下部筐
体部102の所定部分に圧入する構成で個別に組み付け
ており、また、図8に示すネジキャップ107も個別に
組み付けている。
端末機器では、部品点数が多くなり、また、ネジキャッ
プ107の圧入と、コネクタカバー106とネジキャッ
プ107の組み付けが必要で組み付け工数に時間を取ら
れている。また、従来は、ネジキャップ107を取り外
す際に、鋭利なもので突き当てて外すことにより、傷が
付き再利用不可となるという問題がある。
組み付け工数を削減し得る携帯端末機器を提供すること
を目的とする。
の再利用が可能な携帯端末機器を提供することにある。
成するため、上ケースと下ケースとをネジで締結固定す
ることにより形成される筐体部を有し、筐体部内のコネ
クタを使用時は外部に露出させ、不使用時は外部から遮
断するためのコネクタカバーと、ネジを外部から覆うた
めのネジキャップとを少なくとも備えた携帯端末機器に
おいて、ネジの締結位置に対応した位置に設けられるネ
ジキャップと、コネクタカバーとを一体化形成し、ネジ
キャップによりネジを覆うと同時に、コネクタカバーを
コネクタに対向した位置に配置されるようにしたことを
特徴とする。
バーが一体化形成されているため、ネジキャップにより
ネジを覆うと同時にコネクタカバーによりコネクタを覆
う組付けができる。
は上記のネジキャップとコネクタカバーを、弾性体によ
り構成したことを特徴とする。この発明では、弾性体で
構成されているため、落下による衝撃を吸収することが
できる。
は、上記のネジキャップの装着時に、上ケース又は下ケ
ースの側壁と係止する弾性体の爪がネジキャップに形成
されていることを特徴とする。この発明では、弾性体の
爪によりネジキャップが上ケース又は下ケースから通常
使用時には脱落しないようにでき、また、ある程度以上
の力を加えることにより上ケース又は下ケースから外す
ことができる。
は上記のコネクタカバーの内側面には、コネクタを係止
するリブが形成されていることを特徴とする。この発明
では、コネクタを覆うときにはコネクタカバーを確実に
固定することができる。
ネジキャップは中空円筒状であり、上ケースには締結後
のネジの頭を外部から露出させ、かつ、ネジキャップの
外径よりも内径がやや小径の凹部が形成されると共に、
凹部の一部に爪を係止させるための穴が形成されている
ことを特徴とする。この発明では、ネジキャップを上記
の凹部に圧入する作業により簡単にネジキャップをネジ
を覆うようにでき、またある程度の力を加えることで簡
単にネジキャップを外すことができる。
と下部筐体部とがヒンジ機構により開閉自在に結合され
ており、上部筐体部の内側面には少なくとも表示部が形
成され、下部筐体部の内側面には各種ボタンが規則的に
配列された操作部が少なくとも形成された折り畳み型携
帯電話機の、下側筐体部を形成するようにしてもよい。
て図面と共に説明する。図1は本発明になる携帯端末機
器の一実施の形態の開状態時の斜視図、図2は図1の要
部の斜視図、図3は本発明になる携帯端末機器の一実施
の形態の閉状態時の斜視図、図4は図3のA−A線に沿
う断面図、図5は本発明になる携帯端末機器の一実施の
形態の要部の分解斜視図、図6は図5の要部の斜視図を
示す。各図中、同一構成部分には同一符号を付してあ
る。
実施の形態である折り畳み型携帯電話機1は、上部筐体
部2と下部筐体部3とがヒンジ機構4により開閉自在に
結合されており、上部筐体部2の内側面には電話番号等
を表示する表示部5、受話用レシーバ6等が形成され、
また、下部筐体部3の内側面には各種ボタン7が規則的
に配列された操作部や送話用マイク8等が形成されてい
る。また、下部筐体部3の外側面には電源供給のための
バッテリ9が着脱自在に設けられている。更に、下部筐
体部3の前端部には、バッテリ9の充電やデータ転送時
等にアダプタ等に接続されるコネクタを覆うためのコネ
クタカバー10が開閉自在に形成されている。
うに、上部筐体部2の内側面と下部筐体部3の内側面と
が開かれた開状態とされ、不使用時には図3の斜視図に
示すように上部筐体部2の内側面と下部筐体部3の内側
面とが対向密接する閉状態(折り畳み状態)とされる点
は従来と同様であるが、本実施の形態の折り畳み型携帯
電話機1は、コネクタカバー10の構造に特徴がある。
いて説明する。コネクタカバー10は、図2に示すよう
に下部筐体部3の前端部に設けられた、データ転送時や
バッテリ充電時等でコネクタ11を使用するときには、
矢印B方向に回動されて外部に露出されるが、コネクタ
11を使用しないときには、図1及び図3の各斜視図に
示すように、コネクタ11に塵埃が進入しないようにコ
ネクタ11を覆っている(外部から遮断している)。ま
た、コネクタカバー10には、図3及び図5に示すよう
に、容易に回動しながら開閉するためのスリット12
と、指で開け易いようにするための凹部13とが対向す
る両側縁部にそれぞれ設けられている。
5に示すように、2つの中空円柱状のネジキャップ14
と共に弾性体により一体成形されており、コネクタカバ
ー10の開閉時の屈曲性を確保すると共に、落下等の衝
撃に対する吸収性を確保するようになされている。な
お、コネクタカバー10の開閉時の屈曲性と衝撃吸収性
を確保できれば、コネクタカバー10とネジキャップ1
4とは硬質材と弾性体の複合成形とするようにしてもよ
い。
コネクタカバー10を図5と反対方向から見た斜視図
で、上記のネジキャップ14には、故意にネジキャップ
14を外さない限り容易に外れないようにするための爪
15が所定位置に形成されている。また、図2、図3、
図5等に示すように、コネクタカバー10の内側面に
は、コネクタカバー10を閉じたときにコネクタ11を
上下から狭持してコネクタカバー10を係止するための
リブ16が形成されている。なお、リブ16は図2、図
3、図5等に示した形状に限定されるものではなく、コ
ネクタ11を係止することができれば、どのような形状
でもよい。
周辺部分の構造について、図3及び図4と共に更に詳細
に説明する。図3に示す折り畳み状態のときの底面外観
図中のA−A線に沿う断面図である図4において、下部
筐体部3の上ケース3aと下ケース3bとは、ネジ17
により固定されている。
応する位置には、ネジ17の頭を隠すネジキャップ14
が圧入される程度の内径の凹部18が形成されており、
更に上ケース3aの凹部18の一部には、凹部18に圧
入されたネジキャップ14の爪15を係止するための穴
19が穿設されている。これにより、ネジキャップ14
を凹部18に圧入すると、爪15が上ケース3aの所定
の側壁に係止されて、ネジキャップ14が上ケース3a
から実使用上は容易には外れないが、ある程度以上の力
で引っ張ると外すことができることとなる。
への組付け方法について図4及び図5と共に詳細に説明
する。上ケース3aと下ケース3bとを嵌合させ、ネジ
17で両者を締結した後の図5に示す状態の携帯電話機
1の凹部18に、コネクタカバー10と一体成形された
ネジキャップ14を図5中、下方向に挿入していく。こ
の挿入時、凹部18の内径はネジキャップ14の外径よ
りも若干小径に形成されており、かつ、弾性体のネジキ
ャップ14が中空円筒状であり、その中空部(図4の1
4a)により挿入時にネジキャップ14が中心方向に撓
むので、ネジキャップ14は爪15が凹部18の内壁に
引っ掛かることなく、接触しながら、圧入される。
に、爪15が穴19に入り込んで上ケース3aの側壁に
係止されると、圧入が終了し、ネジキャップ14により
ネジ17が外部に露出しないように隠されると共に、コ
ネクタカバー10によりコネクタ11が覆われて組付け
終了となる。このとき、コネクタカバー10の内側面に
形成されたリブ16がコネクタ11に係止されることに
より、通常使用時にコネクタカバー10が簡単に開かな
いようにできる。また、爪15が上ケース3aの側壁に
係止されるので、実使用上、容易に外れないようにでき
る。
ケース3bとのネジ止めを解除する必要がある場合は、
ネジキャップ14とコネクタカバー10とからなる部材
を、図5中、上方向に所定以上の力で引き上げることに
より、爪15が弾性により変形して上ケース3aの側壁
との係止が解除されるため、凹部18から容易に外すこ
とができ、ネジ17の頭を露出させることができる。
クタカバー10とネジキャップ14とを共有化して一体
構成としたため、部品点数を削減できると共に、ネジキ
ャップ14を凹部18に爪15が上ケース3aの側壁に
係止されるまで圧入することにより、コネクタカバー1
0も同時に固定させることができるため、組立工数を削
減することができる。また、コネクタカバー10とネジ
キャップ14とは、弾性体で構成するようにしたため、
落下の衝撃を吸収することができ、破損を防ぐことがで
きる。更に、本実施の形態では、ネジキャップ14に爪
15を設けているので、ネジキャップ14を故意に外さ
ない限り容易に外れることは無く、また、故意に外して
も再利用ができる。
れるものではなく、例えば、折り畳み型携帯電話機以外
の携帯電話機などの他の携帯端末機器に適用可能であ
る。
ネジキャップとコネクタカバーを一体化形成すること
で、ネジキャップによりネジを覆うと同時にコネクタカ
バーによりコネクタを覆う組付けができるようにしたた
め、従来に比べて部品点数を削減することができると共
に、組立工数を削減することができる。
ネクタカバーを、弾性体により構成することで、落下に
よる衝撃を吸収することができるようにしたため、コネ
クタカバーやネジキャップの落下による破損を防止する
ことができる。
ネジキャップが上ケース又は下ケースから通常使用時に
は脱落しないようにでき、また、ネジキャップ及びコネ
クタカバーが一体成形された部材をある程度以上の力で
簡単に取り外せるため、ネジキャップ及びコネクタカバ
ーを再利用することができる。
内側面に、コネクタを係止するリブを形成するようにし
たため、コネクタを覆うときにはコネクタカバーを確実
に固定することができる。
る。
部分斜視図である。
る。
る。
5と反対側から見た図である。
である。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 上ケースと下ケースとをネジで締結固定
することにより形成される筐体部を有し、該筐体部内の
コネクタを使用時は外部に露出させ、不使用時は外部か
ら遮断するためのコネクタカバーと、前記ネジを外部か
ら覆うためのネジキャップとを少なくとも備えた携帯端
末機器において、 前記ネジの締結位置に対応した位置に設けられるネジキ
ャップと、前記コネクタカバーとを一体化形成し、前記
ネジキャップにより前記ネジを覆うと同時に、前記コネ
クタカバーを前記コネクタに対向した位置に配置される
ようにしたことを特徴とする携帯端末機器。 - 【請求項2】 前記ネジキャップと前記コネクタカバー
は、弾性体により構成されていることを特徴とする請求
項1記載の携帯端末機器。 - 【請求項3】 前記ネジキャップの装着時に、前記上ケ
ース又は前記下ケースの側壁と係止する弾性体の爪が前
記ネジキャップに形成されていることを特徴とする請求
項1又は2記載の携帯端末機器。 - 【請求項4】 前記コネクタカバーの内側面には、前記
コネクタを係止するリブが形成されていることを特徴と
する請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の携帯端末
機器。 - 【請求項5】 前記ネジキャップは中空円筒状であり、
前記上ケースには締結後の前記ネジの頭を外部から露出
させ、かつ、前記ネジキャップの外径よりも内径がやや
小径の凹部が形成されると共に、該凹部の一部に前記爪
を係止させるための穴が形成されていることを特徴とす
る請求項3又は4記載の携帯端末機器。 - 【請求項6】 前記上ケースと前記下ケースは、上部筐
体部と下部筐体部とがヒンジ機構により開閉自在に結合
されており、前記上部筐体部の内側面には少なくとも表
示部が形成され、前記下部筐体部の内側面には各種ボタ
ンが規則的に配列された操作部が少なくとも形成された
折り畳み型携帯電話機の、前記下側筐体部を形成するこ
とを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項記載
の携帯端末機器。
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