JP2011075078A - 切断刃固定ボルトとそれを備えた剪断式破砕機 - Google Patents

切断刃固定ボルトとそれを備えた剪断式破砕機 Download PDF

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Abstract

【課題】 切断刃を固定する固定ボルトの工具穴に詰まった被破砕物を容易に取り除くことができる切断刃固定ボルトを提供すること。
【解決手段】 複数の分割式切断刃105を刃台部に固定する切断刃固定ボルト1として、前記刃台部に形成した雌ねじに螺合する雄ねじ2を形成した軸部3と、この軸部3の一端に形成した頭部4とを有し、この頭部4は、固定又は緩めるための工具穴5を反軸部側に有し、この工具穴5は、工具挿入部の周囲に上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7を具備しているようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、剪断式破砕機等に用いられる切断刃を固定するための切断刃固定ボルトと、それを備えた剪断式破砕機に関する。
従来、プラスチック、木片、紙、金属、ゴム、繊維、及び皮革等の固形状の被破砕物を破砕する破砕機として剪断式破砕機が知られている。この剪断式破砕機としては、例えば、本出願人が先に出願した剪断式破砕機がある(特許文献1参照)。
図18の平面図と、図19の図18に示すXIX−XIX断面図とに示すように、この剪断式破砕機100には、回転軸101,102の軸方向に、複数の回転刃103をスペーサ104が挟むように交互に設けられている。スペーサ104は、回転刃103を軸方向に位置決めして固定しており、上記回転刃103の基部を軸方向に位置決めできる外径で形成されている。
これらの回転刃103は、回転軸101,102に固定される刃台部106と、この刃台部106の周囲を取り囲むように固定される分割式の切断刃105とを有している。この切断刃105は、刃台部106に形成された雌ねじ113に螺合する雄ねじ114を有する固定ボルト110(例えば、六角穴付ボルト)によって固定されている。この回転刃103は、対向して回転方向Rに回転する回転刃103の側面間に、例えば、0.1mm〜1mm程度の軸方向隙間を設けた状態で、互いの切断刃105が噛合うようにラップして配設されている。この回転刃103の周囲に設けられた切断刃105は、被破砕物120を引き込むとともに対向する回転刃103との間の剪断作用によって被破砕物120を破砕している。
また、上記切断刃105の取付面には係合段部107が設けられており、刃台部106に設けられた係合突起108と係合して破砕反力を受けるようになっている。この切断刃105は、外向きに突出して回転方向に尖った刃部109を具備しており、剪断破砕によって刃部109に早期摩耗等を生じた場合には、固定ボルト110を取外すことでその切断刃105のみを交換できるようになっている。
特開平8−323232号公報
ところで、この種の剪断式破砕機の場合、図20(a),(b) に示すように、切断刃105はスペーサ104の間に挾持された状態で対向配置された切断刃105(図では、左側切断刃は外周円を二点鎖線で示す)とスペーサ104との間で回転する。すなわち、切断刃105の回転時には、その切断刃105の刃部109が対向して回転する切断刃105との間で上記した0.1mm〜1mm程度の軸方向隙間で近接した状態で回転するとともに、対向するスペーサ104に刃部109の先端が近接した状態で回転する。
そのため、切断刃105によって破砕された被破砕物120が切断刃105とスペーサ104とによって囲まれた空間を通るときに、この切断刃105の周囲は上記したような狭い隙間となっているので、この切断刃105を刃台部106に取付けている固定ボルト110の取付孔111に被破砕物120が入ってしまう。
そして、この取付孔111に入った被破砕物120は、切断刃105の回転によって対向配置されたスペーサ104によって押圧されるとともに、次々と破砕される被破砕物120が積層された状態となって圧密され、その取付孔111内で圧密される被破砕物120が固定ボルト110の工具穴112(例えば、六角穴等の工具挿入穴)から取付孔111の部分に詰まってしまう。
しかも、被破砕物120が水分を含んでいる場合、水分を含んだ状態で圧密された被破砕物120は運転後の停止時間に乾燥するので、運転と停止とが数日間繰り返されると被破砕物120は乾燥して強固に圧密された状態となる場合がある。
一方、上記切断刃105は、各取付孔111に挿入された固定ボルト110によって刃台部106に取付けられており、上記したように、その固定ボルト110を取外すことによってその切断刃105が交換できるようになっている。そのため、切断刃105を交換するためには固定ボルト110を取外す必要があるが、この固定ボルト110を取外すためには、上記したように固定ボルト110上部の取付孔111部分に圧密された被破砕物120を除去し、且つ固定ボルト頭部の工具穴112に圧密されて詰まった被破砕物120も除去しなければならない。
しかし、切断刃105の取付孔111及び固定ボルト110の工具穴112に圧密された被破砕物120は、取付孔111の周面に密着した状態で上記したように層状に圧密されて非常に強固に固着しているため、例えば、先端の尖った工具類を被破砕物120との間に押し込んで取ろうとしても押し込むことが非常に難しい。しかも、取付孔111の被破砕物120を除去することができたとしても、固定ボルト110の工具穴112に圧密された被破砕物120も取付孔111の周面に密着した状態で上記したように層状に圧密されて強固に固着しているため、先端の尖った工具類を工具穴112と被破砕物120との間に押し込むことが非常に難しく、押し込むことができたとしても工具穴112の側壁に密着した被破砕物120は容易に除去することができない。そのため、工具穴112に詰まった被破砕物120の除去作業は、少しずつ除去するような作業となり、この工具穴112の部分に詰まった被破砕物120を除去するための作業に多くの時間と労力を要している。そのため、切断刃105の交換のために固定ボルト110を取外す作業が破砕機の稼働率を大幅に低下させる。
そこで、本発明は、切断刃を固定する固定ボルトの工具穴に詰まった被破砕物を容易に除去することができる切断刃固定ボルトと、それを備えた剪断式破砕機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る切断刃固定ボルトは、複数の分割式切断刃を刃台部に固定する切断刃固定ボルトであって、前記刃台部に形成した雌ねじに螺合する雄ねじを形成した軸部と、該軸部の一端に形成した頭部とを有し、該頭部は、固定又は緩めるための所定深さの工具穴を反軸部側に有し、該工具穴は、工具挿入部の周囲に上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝を具備している。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「工具挿入部」は、工具穴上部の工具を挿入する部分をいう。これにより、頭部の上端から凹状の被破砕物除去溝に除去具を押し込むことにより、被破砕物の圧密が緩い部分で工具穴下端近傍まで除去具を押込むことができ、この除去具で工具穴に詰まった被破砕物を容易に除去して切断刃の交換作業を効率良く行うことができる。
また、前記被破砕物除去溝は、頭部上端から下方に向けて浅くなるテーパ状に形成されていてもよい。このようにすれば、被破砕物除去溝に押し込む除去具をテーパに沿って斜めに押し込むことができ、押込んだ除去具先端を上方へ上げて被破砕物を除去する作業がし易くなる。
さらに、前記工具穴を四角穴で形成してもよい。このようにすれば、水分を含んだ被破砕物が詰まって錆等を生じやすい工具穴に広い工具接触面を長期間保ちつつ、その工具穴に詰まった被破砕物を容易に除去することができる。
また、前記被破砕物除去溝は、前記工具穴の工具接触面における上端から下端近傍まで形成されていてもよい。このようにすれば、工具穴の工具接触面に形成された被破砕物除去溝に除去具を押し込み、工具穴に詰まった被破砕物を下端近傍から除去することができる。
さらに、前記被破砕物除去溝は、前記工具穴の対向する工具接触面における上端から下端近傍まで形成されていてもよい。このようにすれば、対向する工具接触面の被破砕物除去溝に除去具を押し込み、工具穴に詰まった被破砕物を下端近傍から除去することができる。
また、前記被破砕物除去溝は、前記工具穴の工具接触面角部における上端から下端近傍まで形成されていてもよい。このようにすれば、工具穴の工具接触面角部に形成された被破砕物除去溝に除去具を押し込み、工具穴に詰まった被破砕物を下端近傍から除去することができる。
さらに、前記被破砕物除去溝は、前記工具穴の対向する工具接触面角部における上端から下端近傍まで形成されていてもよい。このようにすれば、対向する工具接触面角部の被破砕物除去溝に除去具を押し込み、工具穴に詰まった被破砕物を下端近傍から除去することができる。
一方、本発明に係る剪断式破砕機は、複数の回転軸の軸方向に、分割式の切断刃を周囲に取付けた刃台部とスペーサとを交互に設け、該スペーサと上記切断刃とを対向して噛合わせて該噛合う切断刃で被破砕物を破砕するように前記複数の回転軸を配設し、前記切断刃を刃台部に固定する切断刃固定ボルトに前記いずれかの切断刃固定ボルトを備えさせている。これにより、切断刃を固定しているボルトを取外す作業を効率よく行うことができ、稼働率を大幅に低下させることなく切断刃の交換作業を行うことが可能となる。
本発明によれば、切断刃固定ボルトの工具穴に詰まった被破砕物を容易に除去することができるので、切断刃固定ボルトを容易に取外して切断刃の交換作業を効率良く行うことが可能となる。
本発明の第1実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 (a) は、図1に示すII−II矢視断面図であり、(b) は同一面における他の例を示す断面図である。 図1に示す切断刃固定ボルトの頭部に詰まった被破砕物を除去する状態の模式図である。 本発明の第2実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 本発明の第3実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 本発明の第4実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 本発明の第5実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 本発明の第6実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 本発明の第7実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 本発明の第8実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 本発明の第9実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 本発明の第10実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 本発明の第11実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 本発明の第12実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 本発明の第13実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 本発明の第14実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 本発明の第15実施の形態に係る切断刃固定ボルトを示す図面であり、(a) は平面図、(b) は頭部の斜視図である。 従来の剪断式破砕機を示す平面図である。 図18に示すXIX−XIX断面図である。 図19に示す切断刃の固定ボルトにおける被破砕物の詰まり状態を模式的に示す図面であり、(a) は側面図、(b) は一部拡大断面図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。以下の例では、四角形の工具穴が設けられた切断刃固定ボルトを例に説明する。また、上述した剪断式破砕機100に関する構成は、上述した符号を用いて説明する。
図1(a),(b) に示すように、この切断刃固定ボルト1は、上述した刃台部106(図20)に形成された雌ねじ113に螺合する雄ねじ2が形成された軸部3と、この軸部3と一体的に形成された頭部4とを有している。この例では、軸部3の全長に雄ねじ2が形成されている。
また、頭部4は円柱状に形成され、その上面中央部に、この切断刃固定ボルト1を固定又は緩めるための工具を挿入する工具穴5を有している。この工具穴5は、頭部4の上面中央部を僅かに凹ませ(図2(a) )、その中央部に四角形の穴が形成されたものであり、この工具穴5は頭部4の所定深さまで形成されている。
そして、この工具穴5の工具挿入部における工具接触面6の一面に、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この被破砕物除去溝7は、所定の幅を有する矩形状断面の凹状溝であり、頭部4の上面から工具穴5の下端近傍まで形成されている。この被破砕物除去溝7の断面形状は一例であり、V字状、U字状等、凹状であれば他の形状であってもよい。
図2(a) に示すように、上記被破砕物除去溝7は、上端から下端近傍まで同じ溝深さの凹状に形成されており、この被破砕物除去溝7に押し込む除去具30(図3)を工具穴5の下端近傍まで押し込むことができるようになっている。
この被破砕物除去溝7としては、図2(b) に示すように、頭部4の上端7a位置では溝が深く、工具穴5の下端7bに行くに従って浅くなるようなテーパ状に形成されていてもよい。このようなテーパ状に形成することにより、詰まった被破砕物120と被破砕物除去溝7との間に除去具30を斜めに押し込むことができる。
図3に示すように、上記被破砕物除去溝7が設けられた工具穴5を具備した切断刃固定ボルト1によれば、被破砕物120が詰まったとしても、工具穴5の工具接触面6に設けられた被破砕物除去溝7に除去具30(例えば、マイナスドライバ等でもよい)を押し込み、この除去具30の上部を矢印Vで示すように倒して先端で被破砕物120を上方へ押し上げるようにすることにより(二点鎖線)、工具穴5内に詰まった被破砕物120を容易に除去することができる。つまり、被破砕物120が詰まった工具穴5の被破砕物除去溝7に除去具30を押し込んで先端側を上方へ上げれば、詰まっている被破砕物120を工具穴5から上方へ除去することができる。この例では1箇所に被破砕物除去溝7が設けられた例であるが、後述するように、複数箇所に被破砕物除去溝7が設けられていれば、それら複数の被破砕物除去溝7を利用して除去具30で詰まった被破砕物120を更に容易に除去することができる。
図4(a),(b) 〜図17(a),(b) は、上記被破砕物除去溝7とは異なった形態の被破砕物除去溝を備えた切断刃固定ボルトの例を示している。以下に示す切断刃固定ボルトにおける上記切断刃固定ボルト1と同一の構成には、同一符号を付して説明する。なお、以下の被破砕物除去溝も矩形状断面の凹状溝を例にしているが、断面形状はV字状、U字状等、凹状であれば他の形状であってもよい。
図4(a),(b) に示す第2実施の形態の切断刃固定ボルト11は、上記四角形の工具穴5の工具接触面6における対向する二面に、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この被破砕物除去溝7も、所定の幅を有する矩形状断面の凹状溝であり、頭部4の上面から工具穴5の下端近傍まで形成されている。この切断刃固定ボルト11によれば、工具穴5の対向する二面の工具接触面6に設けられた被破砕物除去溝7から除去具30(図3)を押し込んで、詰まった被破砕物120(図3)を除去することができる。
図5(a),(b) に示す第3実施の形態の切断刃固定ボルト12は、上記四角形の工具穴5の工具接触面6における隣合う二面に、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この被破砕物除去溝7も、所定の幅を有する矩形状断面の凹状溝であり、頭部4の上面から工具穴5の下端近傍まで形成されている。この切断刃固定ボルト12によれば、工具穴5の隣合う二面の工具接触面6に設けられた被破砕物除去溝7から除去具30(図3)を押し込んで、詰まった被破砕物120(図3)を除去することができる。
図6(a),(b) に示す第4実施の形態の切断刃固定ボルト13は、上記四角形の工具穴5の工具接触面6における対向する二面と他の一面の合計三面に、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この被破砕物除去溝7も、所定の幅を有する矩形状断面の凹状溝であり、頭部4の上面から工具穴5の下端近傍まで形成されている。この切断刃固定ボルト13によれば、工具穴5の三面の工具接触面6に設けられた被破砕物除去溝7から除去具30(図3)を押し込んで、詰まった被破砕物120(図3)を除去することができる。
図7(a),(b) に示す第5実施の形態の切断刃固定ボルト14は、上記四角形の工具穴5の工具接触面6における四面の全てに、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この被破砕物除去溝7も、所定の幅を有する矩形状断面の凹状溝であり、頭部4の上面から工具穴5の下端近傍まで形成されている。この切断刃固定ボルト14によれば、工具穴5の四面に設けられた被破砕物除去溝7から除去具30(図3)を押し込んで、詰まった被破砕物120(図3)を除去することができる。
図8(a),(b) に示す第6実施の形態の切断刃固定ボルト15は、上記四角形の工具穴5における工具接触面角部8の一箇所に、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この被破砕物除去溝7も、所定の幅を有する矩形状断面の凹状溝であり、頭部4の上面から工具穴5の下端近傍まで形成されている。この切断刃固定ボルト15によれば、工具穴5の工具接触面角部8に設けられた被破砕物除去溝7から除去具30(図3)を押し込んで、詰まった被破砕物120(図3)を除去することができる。
図9(a),(b) に示す第7実施の形態の切断刃固定ボルト16は、上記四角形の工具穴5における対向する二箇所の工具接触面角部8に、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この被破砕物除去溝7も、所定の幅を有する矩形状断面の凹状溝であり、頭部4の上面から工具穴5の下端近傍まで形成されている。この切断刃固定ボルト16によれば、工具穴5の対向する工具接触面角部8に設けられた被破砕物除去溝7から除去具30(図3)を押し込んで、詰まった被破砕物120(図3)を除去することができる。
図10(a),(b) に示す第8実施の形態の切断刃固定ボルト17は、上記四角形の工具穴5における隣合う二箇所の工具接触面角部8に、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この被破砕物除去溝7も、所定の幅を有する矩形状断面の凹状溝であり、頭部4の上面から工具穴5の下端近傍まで形成されている。この切断刃固定ボルト17によれば、工具穴5の隣合う工具接触面角部8に設けられた被破砕物除去溝7から除去具30(図3)を押し込んで、詰まった被破砕物120(図3)を除去することができる。
図11(a),(b) に示す第9実施の形態の切断刃固定ボルト18は、上記四角形の工具穴5における対向する二箇所の工具接触面角部8と他の一箇所の工具接触面角部8の合計三箇所に、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この被破砕物除去溝7も、所定の幅を有する矩形状断面の凹状溝であり、頭部4の上面から工具穴5の下端近傍まで形成されている。この切断刃固定ボルト18によれば、工具穴5の工具接触面角部8の三箇所に設けられた被破砕物除去溝7のいずれからでも除去具30(図3)を押し込んで、詰まった被破砕物120(図3)を除去することができる。
図12(a),(b) に示す第10実施の形態の切断刃固定ボルト19は、上記四角形の工具穴5における四箇所全ての工具接触面角部8に、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この被破砕物除去溝7も、所定の幅を有する矩形状断面の凹状溝であり、頭部4の上面から工具穴5の下端近傍まで形成されている。この切断刃固定ボルト19によれば、工具穴5の四箇所の工具接触面角部8に設けられた被破砕物除去溝7のいずれからでも除去具30(図3)を押し込んで、詰まった被破砕物120(図3)を容易に除去することができる。
図13(a),(b) に示す第11実施の形態の切断刃固定ボルト20は、上記第1実施の形態と第6実施の形態に類似する形態とを組合わせた例であり、四角形の工具穴5の工具接触面6における一面と、その面の一端の工具接触面角部8の一箇所とに、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この切断刃固定ボルト20によれば、工具穴5の工具接触面6と工具接触面角部8とに設けられた被破砕物除去溝7から除去具30(図3)を押し込んで、詰まった被破砕物120(図3)を除去することができる。
図14(a),(b) に示す第12実施の形態の切断刃固定ボルト21は、上記第1実施の形態と第6実施の形態とを組合わせた例であり、四角形の工具穴5の工具接触面6における一面と、工具接触面角部8の一箇所とに、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この切断刃固定ボルト21によれば、工具穴5の工具接触面6と工具接触面角部8とに設けられた被破砕物除去溝7から除去具30(図3)を押し込んで、詰まった被破砕物120(図3)を除去することができる。
図15(a),(b) に示す第13実施の形態の切断刃固定ボルト22は、上記第2実施の形態と第7実施の形態とを組合わせた例であり、上記四角形の工具穴5の工具接触面6における対向する二面と、対向する二箇所の工具接触面角部8とに、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この切断刃固定ボルト22によれば、二面の工具接触面6と二箇所の工具接触面角部8とに設けられた被破砕物除去溝7から除去具30(図3)を押し込んで、詰まった被破砕物120(図3)を除去することができる。
図16(a),(b) に示す第14実施の形態の切断刃固定ボルト23は、上記第3実施の形態と第8実施の形態とを組合わせた例であり、上記四角形の工具穴5の工具接触面6における隣合う二面と、隣合う二箇所の工具接触面角部8とに、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この切断刃固定ボルト23によれば、二面の工具接触面6と二箇所の工具接触面角部8とに設けられた被破砕物除去溝7から除去具30(図3)を押し込んで、詰まった被破砕物120(図3)を除去することができる。
図17(a),(b) に示す第15実施の形態の切断刃固定ボルト24は、上記第5実施の形態と第10実施の形態とを組合わせた例であり、上記四角形の工具穴5の工具接触面6における四面の全てと、四箇所全ての工具接触面角部8に、頭部4の上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝7が設けられている。この切断刃固定ボルト24によれば、四面の工具接触面6と四箇所の工具接触面角部8とに設けられた被破砕物除去溝7のいずれからでも除去具30(図3)を押し込んで、詰まった被破砕物120(図3)を除去することができる。
なお、上述した各実施の形態は一例であり、上述した実施の形態における被破砕物除去溝7の配置構成は種々組合わせてもよく、被破砕物除去溝7の構成は上述した実施の形態に限定されるものではない。
以上のように、上記切断刃固定ボルト1,11〜24によれば、切断刃105の交換時に固定ボルト1,11〜24の工具穴5に詰まった被破砕物120を除去具30で容易に除去することができるので、切断刃105の交換作業を効率良く行うことが可能となる。
従って、上記切断刃固定ボルト1,11〜24を備えた剪断式破砕機100によれば、稼働率を大幅に低下させることなく切断刃105の交換作業を容易に行うことができる。
なお、上述した実施の形態では四角形の工具穴5を例に説明したが、工具穴5の形状は四角形に限定されるものではなく、六角形等、他の形態であってもよい。
また、上述した実施の形態における切断刃105の形状も一例であり、他の形態の切断刃であっても同様に交換作業を行うことができ、切断刃105の形態も上述した実施の形態に限定されるものではない。
さらに、上述した実施の形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。
本発明に係る切断刃固定ボルトは、固形状の被破砕物を剪断破砕する剪断式破砕機の分割式切断刃を固定するボルトに利用でき、特に水分を含んで工具穴に詰まりやすい被破砕物を破砕する剪断式破砕機に好適である。
1 切断刃固定ボルト
2 雄ねじ
3 軸部
4 頭部
5 工具穴
6 工具接触面
7 被破砕物除去溝
8 工具接触面角部
11〜24 切断刃固定ボルト
30 除去具

Claims (8)

  1. 複数の分割式切断刃を刃台部に固定する切断刃固定ボルトであって、
    前記刃台部に形成した雌ねじに螺合する雄ねじを形成した軸部と、該軸部の一端に形成した頭部とを有し、
    該頭部は、固定又は緩めるための所定深さの工具穴を反軸部側に有し、該工具穴は、工具挿入部の周囲に上端から深さ方向に延びる凹状の被破砕物除去溝を具備していることを特徴とする切断刃固定ボルト。
  2. 前記被破砕物除去溝は、頭部上端から下方に向けて浅くなるテーパ状に形成されている請求項1に記載の切断刃固定ボルト。
  3. 前記工具穴を四角穴で形成した請求項1又は請求項2に記載の切断刃固定ボルト。
  4. 前記被破砕物除去溝は、前記工具穴の工具接触面における上端から下端近傍まで形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の切断刃固定ボルト。
  5. 前記被破砕物除去溝は、前記工具穴の対向する工具接触面における上端から下端近傍まで形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の切断刃固定ボルト。
  6. 前記被破砕物除去溝は、前記工具穴の工具接触面角部における上端から下端近傍まで形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の切断刃固定ボルト。
  7. 前記被破砕物除去溝は、前記工具穴の対向する工具接触面角部における上端から下端近傍まで形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の切断刃固定ボルト。
  8. 複数の回転軸の軸方向に、分割式の切断刃を周囲に取付けた刃台部とスペーサとを交互に設け、該スペーサと上記切断刃とを対向して噛合わせて該噛合う切断刃で被破砕物を破砕するように前記複数の回転軸を配設し、前記切断刃を刃台部に固定する切断刃固定ボルトに前記請求項1〜7のいずれか1項に記載の切断刃固定ボルトを備えさせたことを特徴とする剪断式破砕機。
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