JP5661882B2 - 破砕機用回転刃、それを備える破砕機及び破砕機用回転刃の取付構造 - Google Patents
破砕機用回転刃、それを備える破砕機及び破砕機用回転刃の取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5661882B2 JP5661882B2 JP2013192702A JP2013192702A JP5661882B2 JP 5661882 B2 JP5661882 B2 JP 5661882B2 JP 2013192702 A JP2013192702 A JP 2013192702A JP 2013192702 A JP2013192702 A JP 2013192702A JP 5661882 B2 JP5661882 B2 JP 5661882B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary blade
- crusher
- fixing bolt
- blade
- bolt hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000010791 quenching Methods 0.000 claims description 2
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 7
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 7
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 6
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 6
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 6
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 3
- 239000010893 paper waste Substances 0.000 description 2
- 239000012773 agricultural material Substances 0.000 description 1
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
この破砕機1は、廃木材、廃プラスチック等の被破砕物を、ロータ2の表面に取り付けられた複数の回転刃3と、固定部(図示せず)に設けられた固定刃4との間で剪断破砕するものである。
そして、ロータ2の外周面には、複数の取付溝2aが形成されている。
これら複数の各取付溝2aは、断面が略直角二等辺三角形に形成され、各取付溝2aには、周方向に沿って複数の回転刃3が固定ボルト5で着脱自在に取り付けられている。
これらの複数の各回転刃3は、それぞれ同一のものであり、刃本体部6と、刃部7(超硬チップ)とを備えている。
この刃部7は、正面形状が略正方形の板状体である。
そして、刃本体部6は、端面が略正方形の略四角柱の形状であり、この刃本体部6の互いに隣合う2つの側面(下面)が取付溝2aのV字状の内面に密着した状態でこの取付溝2aに取り付けられている。
そして、固定ボルト5の頭部5aの磨耗や変形によって、固定ボルト5による回転刃3のロータ2に対する取付け強度の低下を招くことがある。
本発明に係る破砕機用回転刃を破砕機に取り付けて使用するときは、複数の破砕機用回転刃(以下、単に「回転刃」と言うこともある。)を破砕機の刃取付部(例えば、ロータ)に対して着脱自在に取り付ける。
そして、この刃取付部を回転させることによって、複数の回転刃と、相手側刃物(相手側固定刃又は相手側回転刃)との間で被破砕物を挟み込んで、この被破砕物を順次剪断破砕することができる。
被破砕物を順次剪断破砕したときに、回転刃の外表面が被破砕物との衝突によって変形するが、回転刃の外表面であって固定ボルト孔の開口縁部に変形抑制部を設けてあるので、この開口縁部が固定ボルト孔の開口内周面よりも内側に変形することによって形成される内向き凸部の突出量を、この内向き凸部が、固定ボルト孔に対する固定ボルトの着脱の際にその頭部に引っ掛からない大きさに規制することができる。
この発明に係る破砕機用回転刃において、前記変形抑制部は、前記固定ボルト孔の前記開口縁部の角部を除去して形成された傾斜平面部又は傾斜曲面部であるものとすることができる。
このように、固定ボルト孔の開口縁部の角部を除去して形成された傾斜平面部又は傾斜曲面部は、破砕作業の際に、固定ボルト孔の開口縁部が被破砕物との衝突によって変形したときでも、この開口縁部が固定ボルト孔の開口内周面よりも内側に変形することによって形成される内向き凸部の突出量を、この内向き凸部が、固定ボルト孔に対する固定ボルトの着脱の際にその頭部に引っ掛からない大きさに規制することができる。
この発明に係る破砕機用回転刃において、前記変形抑制部は、前記固定ボルト孔の前記開口縁部の角部に形成された前記傾斜平面部又は前記傾斜曲面部に対して、焼入れ加工を施したものとすることができる。
このようにすると、被破砕物を剪断破砕したときに、固定ボルト孔の開口縁部が、その開口内に向かう方向の変形量を小さくすることができる。
これによって、固定ボルトを固定ボルト孔から取り外すときに、その開口縁部に形成される内向き凸部によって邪魔される可能性を更に低下させることができる。
この発明に係る破砕機用回転刃において、前記破砕機用回転刃は、略多角柱形状に形成され、その先端部に刃部が設けられ、前記固定ボルト孔は、前記略多角柱形状の破砕機用回転刃の外表面に形成されている稜線部を通るように設けられ、前記変形抑制部は、前記固定ボルト孔の前記稜線部側の開口縁部のうち、前記稜線部と交わる交差部であって、前記破砕機用回転刃の回転方向を基準にして前側となる前記交差部及び後側となる前記交差部の両方に、又はいずれか一方の前記交差部に設けられているものとすることができる。
このようにすると、被破砕物を順次剪断破砕したときに、回転刃に形成されている固定ボルト孔の稜線部側の開口縁部のうち、特に、稜線部と交わる交差部が被破砕物との衝突によって変形することがあるが、この交差部には、変形抑制部を設けてあるので、この変形抑制部は、その交差部が固定ボルト孔の開口内周面よりも内側に変形することによって形成される内向き凸部の突出量を、この内向き凸部が、固定ボルト孔に対する固定ボルトの着脱の際にその頭部に引っ掛からない大きさに規制することができる。
この発明に係る破砕機用回転刃において、前記固定ボルト孔は、前記破砕機用回転刃に形成されている外平面部を通るように設けられ、前記変形抑制部は、前記固定ボルト孔の前記外平面部の開口縁部に設けられているものとすることができる。
このように、固定ボルト孔を、破砕機用回転刃に形成されている外平面部を通るように設けた場合は、固定ボルト孔の外平面部の開口縁部は、被破砕物との衝突によって変形する程度が小さい場合があるが、このような開口縁部にも変形抑制部を設けることで、その開口縁部に形成される内向き凸部によって、固定ボルトの取り外しが邪魔される可能性を更に低下させることができる。
この発明に係る破砕機用回転刃において、前記破砕機用回転刃の外表面であって、前記固定ボルト孔の開口部には、座ぐり部が形成され、この座ぐり部は、その座面に前記固定ボルトの頭部が着座した状態で、前記頭部の上端部が前記座ぐり部の開口縁部よりも下側に配置される高さに形成されているものとすることができる。
このように、破砕機用回転刃が刃取付部に固定ボルトで取り付けられて、固定ボルトの頭部が座ぐり部の座面に着座した状態で、その頭部の上端部が座ぐり部の開口縁部よりも下側に配置されるようにすると、被破砕物を剪断破砕しているときに、固定ボルトの頭部に向かってくる被破砕物が回転刃の外表面に衝突することとなり、固定ボルトの頭部に衝突する可能性を小さくすることができる。
これによって、固定ボルトの頭部が、被破砕物と衝突して磨耗したり変形することを抑制することができる。
つまり、工具を係合させるための係合凹部の係合機能を保護することができ、これによって、固定ボルトの寿命を延ばすことができる。
そして、固定ボルトの頭部の磨耗や変形を抑制できるので、固定ボルトによる回転刃の刃取付部に対する取付け強度の低下を抑制することができる。
この発明に係る破砕機用回転刃において、前記破砕機用回転刃の前記刃取付部に対する取付けの向きは、変更不可であり、前記座ぐり部は、前記固定ボルト孔の両方の開口部のうち一方の開口部に形成されているものとすることができる。
このように、座ぐり部を、固定ボルト孔の両方の開口部のうち一方の開口部に形成するようにすると、座ぐり部の深さ寸法を大きくすることができ、これによって、固定ボルトの頭部の上端部と、座ぐり部の開口縁部との距離を十分に大きく取ることが可能となる。
よって、固定ボルトの頭部が、被破砕物との衝突や摩擦によって損傷することを十分に抑制することができる。
本発明に係る破砕機は、本発明の破砕機用回転刃を備えることを特徴とするものである。
本発明に係る破砕機によると、刃取付部を回転させることによって、破砕機用回転刃と、相手側刃物(相手側固定刃又は相手側回転刃)との間で被破砕物を挟み込んで、この被破砕物を順次剪断破砕することができる。
そして、この破砕機に適用されている破砕機用回転刃は、本発明に係る破砕機用回転刃と同様に作用する。
本発明に係る破砕機用回転刃の取付構造は、本発明の破砕機用回転刃と、前記刃取付部に固定して取り付けられていると共に前記回転刃の後端部と当接し、前記回転刃が被破砕物を剪断破砕するときに働く力によって前記回転刃が移動することを阻止するための移動阻止部とを備えることを特徴とするものである。
本発明に係る破砕機用回転刃の取付構造によると、回転刃と相手側刃物との間で被破砕物を破砕する際には、被破砕物から回転刃に対して様々な方向の力が作用する。
そのため、仮に、移動阻止部が存在していなければ、刃取付部に対する回転刃の取付け位置がずれることがあり、そのようなときは、回転刃が相手側刃物に干渉することがあり、回転刃及び相手側刃物が破損するおそれがある。
しかし、移動阻止部を設けることによって、移動阻止部が回転刃の後端部と当接して、回転刃の移動を阻止することができるので、回転刃及び相手側刃物の破損を防止することができる。
したがって、例えば、回転刃の交換作業や補修作業等を、少ない労力で、しかも短時間で行うことができ、これによって、破砕機の停止時間を短縮することができる。
この破砕機11は、例えば、一軸破砕機であり、廃木材、廃プラスチック、古紙等の被破砕物12を所定の大きさに粉砕することができる装置である。
そして、被破砕物12を破砕機11によって破砕するのは、廃棄物等の被破砕物12を、ボイラー燃料や農業資材としてリサイクルできるようにするためである。
そして、ケーシング13の内部には、被破砕物12を収容する平面視略四角形の収容空間Sが形成されており、ロータ14、ホッパ17及びプッシャ18等は、収容空間Sを取り囲むようにしてケーシング13に固定されている。
このようにして、ロータ14が回動自在に軸受によって支持されている。
また、ロータ14の回転軸14bには、ギアユニット等を介して駆動モータ(図示省略)が接続されている。
この駆動モータによって、ロータ14を所定方向19に回転させることができる。
これにより、ロータ14の軸方向に一直線上に並ぶ回転刃15の数の低減が図られており、複数の各回転刃15が、固定刃16との間で被破砕物12を挟み込んで剪断破砕するときに、固定刃16及びロータ14に過大な負荷が掛かることを防止できる。
このスクリーン23には、多数の孔が形成され、被破砕物12は、スクリーン23に形成されている多数の孔の大きさよりも小さくなるまで、複数の回転刃15と、固定刃16との間で繰り返し剪断破砕される。
したがって、孔径の異なるスクリーン23に交換することによって、最終的に得られる破砕片qの大きさを調整することができる。
そして、図2に示すように、固定刃16は、接合部24と、この接合部24に設けられた複数の刃部25とを備えている。
この破砕機用回転刃の取付構造22は、図3に示すように、ロータ14の表面に形成された取付溝20と、取付溝20に装着された回転刃15と、ロータ14に設けられたねじ穴35と、取付溝20に回転刃15を固定する固定ボルト21と、回転刃15の移動を阻止する移動阻止部材37とを備えている。
また、取付溝20の後端部には、移動阻止部材37の嵌合部39が嵌合される略V字状の凹部40が形成されており、凹部40の底部には、嵌合部39の下部を収容するように溝38が形成されている。
そして、取付溝20の後部壁の上端縁には、開先41が形成されている。
刃台42は、略正四角柱形状の部材であり、刃台42の長さ方向の略中央部には、対角線方向に延びる固定ボルト孔45が形成されている。
つまり、固定ボルト孔45は、略正四角柱形状の回転刃15の外表面に形成されている稜線部46を通るように設けられている。
つまり、刃台42は、固定ボルト孔45の第2座ぐり部48がねじ穴35に対向する「第1状態(図6)」と、固定ボルト孔45の第1座ぐり部47がねじ穴35に対向する「第2状態(図示省略)」とを選択的にとり得るように構成されており、いずれの状態においても、ロータ14に対して回転刃15を固定ボルト21で固定できるようになっている。
そして、刃部43の他方端部(ロータ14の半径方向の内側端部)は、刃台42が「第2状態」をとったときに固定刃16との間で被破砕物12を破砕する第2部分となっている。
そして、刃台42の基端面(後端面)における固定ボルト孔45に対して直交する対角線が、第1係止面44aと第2係止面44bとの境界となっている。
嵌合部39は、図4に示すように、凹部40の内側面40aに当接する略V字状の第1当接面39aと、取付溝20の内側面20aに当接する略V字状の第2当接面39bとを有するブロック状の部分であり、第1当接面39aと第2当接面39bとの境界には、段差52に係止される段差53が形成されている。
また、嵌合部39の幅方向中央部の下面には、平坦面39cが形成されており、嵌合部39の後部の下面には、傾斜面39dが形成されており、これらによってロータ14に対する嵌合部39の干渉が防止されている。
この押え面51aは、第1係止面44a及び第2係止面44bが選択的に当接され、取付溝20の底面側に向かうにつれて固定ボルト21から離れるように傾斜して形成されている。
そして、移動阻止部材37をロータ14に固定する際には、移動阻止部材37の段差53がロータ14の段差52に係止された状態で、嵌合部39が凹部40に嵌合され、その後、開先41(図6)において移動阻止部材37がロータ14に溶接される。
そのため、仮に、移動阻止部材37が存在していなければ、ロータ14(刃取付部)に対する回転刃15の取付け位置がずれることがあり、そのようなときは、回転刃15が固定刃16に干渉することがあり、回転刃15及び固定刃16が破損するおそれがある。
しかし、移動阻止部材37を設けることによって、移動阻止部材37が回転刃15の後端部に形成された当接部44と当接して、回転刃15の移動を阻止することができるので、回転刃15及び固定刃16の破損を防止することができる。
また、刃部43は、少なくとも前記第1部分と前記第2部分とを有するものであればよく、その形状は適宜変更されてもよいし、第1部分と第2部分とが互いに独立して設けられてもよい。
更に、当接部44及び移動阻止部材37は、「第1状態」及び「第2状態」のいずれにおいても回転刃15の移動を阻止できるように構成されていればよく、それらの形状は適宜変更されてもよい。
この図1に示す破砕機11を使用して被破砕物12を破砕するときは、駆動モータを駆動してロータ14を所定方向に回転させると共に、被破砕物12をホッパ17の供給口から収容空間Sの内部に供給する。
すると、プッシャ18は、自動的に動作して被破砕物12を破砕領域Qに押し込むことができる。
これによって、ロータ14の表面に取り付けられた複数の回転刃15と固定刃16との間で被破砕物12を挟み込んで、この被破砕物12を順次剪断破砕することができる。
そして、破砕された被破砕物12の破砕片qは、複数の各回転刃15の刃部43によって回転移送されてスクリーン23の上に落下する。
破砕片qがスクリーン23に形成された多数の各孔よりも小さい場合には、破砕片qは当該多数の孔を通ってその下方に設けられている搬送装置の上に落下し、この搬送装置によって次の工程に搬送される。
この変形抑制部55は、図5及び図6に示すように、破砕機用回転刃15の第1座ぐり部47及び第2座ぐり部48(固定ボルト孔45)のそれぞれの開口縁部56に設けてある。
更に詳しく説明すると、変形抑制部55は、第1座ぐり部47及び第2座ぐり部48のそれぞれの開口縁部56のうち、稜線部46と交わる交差部58であって、回転刃15の回転方向19を基準にして前側となる交差部58及び後側となる交差部58の両方に設けられている。
この傾斜平面部は、図6における水平方向に対して約45°の角度で傾斜している。
この図6及び図7に示す回転刃15を使用して被破砕物12を順次剪断破砕したときは、回転刃15に形成されている第1座ぐり部47(又は第2座ぐり部48)の稜線部46と交わる各交差部58が、被破砕物12との衝突によって変形することがあるが、各交差部58には、変形抑制部55を設けてあるので、この変形抑制部55は、各交差部58が第1座ぐり部47(又は第2座ぐり部48)の開口内周面47a又は48aよりも内側に変形することによって形成される内向き凸部100の突出量を、この内向き凸部100が、第1座ぐり部47(又は第2座ぐり部48)に対する固定ボルト21の着脱の際にその頭部21aに引っ掛からない大きさに規制することができる。
これによって、破砕機11の停止時間を短縮することができる。
これによって、固定ボルト21の頭部21aが、被破砕物12と衝突して磨耗したり変形することを抑制することができる。
つまり、工具を係合させるための係合凹部21bの係合機能を保護することができ、これによって、固定ボルト21の寿命を延ばすことができる。
そして、固定ボルト21の頭部21aの磨耗や変形を抑制できるので、固定ボルト21による回転刃15のロータ14に対する取付け強度の低下を抑制することができる。
この図8に示す第2実施形態に係る回転刃61と、図6に示す第1実施形態に係る回転刃15とが相違するところは、図6に示す第1実施形態では、回転刃15のロータ14に対する取付けの向きは、上下変更可能な構成であり、固定ボルト孔45の両方の各開口部には、第1及び第2座ぐり部47、48がそれぞれ形成されているのに対して、図8に示す第2実施形態では、回転刃61のロータ14に対する取付けの向きは、上下変更不可の構成であり、固定ボルト孔45の一方の開口部には、第1座ぐり部47が形成されているが、他方の開口部には、第2座ぐり部48が形成されていないところである。
よって、固定ボルト21の頭部21aが、被破砕物12との衝突や摩擦によって損傷することを十分に抑制することができる。
このようにしても、固定ボルト21を第1座ぐり部47(又は第2座ぐり部48)を含む固定ボルト孔45から取り外し易くすることができる。
このようにした場合は、変形抑制部を第1及び第2座ぐり部47、48のそれぞれの開口縁部の全周に亘って設けるとよい。
これによって、固定ボルト21を第1座ぐり部47(又は第2座ぐり部48)から取り外すときに、その交差部58、又は開口縁部56に形成される内向き凸部100によって邪魔される可能性を更に低下させることができる。
12 被破砕物
13 ケーシング
14 ロータ(刃取付部)
14a ロータ本体
14b 回転軸
15 回転刃
16 固定刃
17 ホッパ
18 プッシャ
18a 押圧部
18b 駆動部
19 所定方向(回転方向)
20 取付溝
20a 内側面
21 固定ボルト
21a 頭部
21b 係合凹部
22 破砕機用回転刃の取付構造
23 スクリーン
24 固定刃の接合部
25 固定刃の刃部
35 ねじ穴
37 移動阻止部材
38 溝
39 嵌合部
39a 第1当接面
39b 第2当接面
39c 平坦面
39d 傾斜面
40 凹部
40a 内側面
41 開先
42 刃台
43 刃部
44 当接部
44a 第1係止面
44b 第2係止面
45 固定ボルト孔
46 稜線部
47 第1座ぐり部
47a 開口内周面
48 第2座ぐり部
48a 開口内周面
51 移動阻止部材の突出部
51a 押え面
52、53 段差
55 変形抑制部
56 開口縁部
58 交差部
60 座ぐり部の座面
61 回転刃
100 内向き凸部
S 収容空間
Q 破砕領域
q 破砕片
Claims (8)
- 固定ボルト孔を有し、この固定ボルト孔に固定ボルトが挿通されて、この固定ボルトによって、回転される刃取付部に対して着脱自在に取り付けられ、相手側刃物との間で被破砕物を剪断破砕することができる破砕機用回転刃において、
前記破砕機用回転刃の外表面であって、前記固定ボルト孔の開口縁部に、固定ボルト孔の前記開口縁部の角部を除去して形成された傾斜平面部又は傾斜曲面部からなる変形抑制部を設けてあり、前記変形抑制部は、前記破砕機用回転刃によって被破砕物を破砕したときに、前記開口縁部が前記固定ボルト孔の開口内周面よりも内側に変形することによって形成される内向き凸部の突出量を規制することを特徴とする破砕機用回転刃。 - 前記変形抑制部は、前記固定ボルト孔の前記開口縁部の角部に形成された前記傾斜平面部又は前記傾斜曲面部に対して、焼入れ加工を施したものであることを特徴とする請求項1記載の破砕機用回転刃。
- 前記破砕機用回転刃は、略多角柱形状に形成され、その先端部に刃部が設けられ、
前記固定ボルト孔は、前記略多角柱形状の破砕機用回転刃の外表面に形成されている稜線部を通るように設けられ、
前記変形抑制部は、前記固定ボルト孔の前記稜線部側の開口縁部のうち、前記稜線部と交わる交差部であって、前記破砕機用回転刃の回転方向を基準にして前側となる前記交差部、及び後側となる前記交差部の両方に、又はいずれか一方の前記交差部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の破砕機用回転刃。 - 前記固定ボルト孔は、前記破砕機用回転刃に形成されている外平面部を通るように設けられ、
前記変形抑制部は、前記固定ボルト孔の前記外平面部の開口縁部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の破砕機用回転刃。 - 前記破砕機用回転刃の外表面であって、前記固定ボルト孔の開口部には、座ぐり部が形成され、
この座ぐり部は、その座面に前記固定ボルトの頭部が着座した状態で、前記頭部の上端部が前記座ぐり部の開口縁部よりも下側に配置される高さに形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の破砕機用回転刃。 - 前記破砕機用回転刃の前記刃取付部に対する取付けの向きは、変更不可であり、
前記座ぐり部は、前記固定ボルト孔の両方の開口部のうち一方の開口部に形成されていることを特徴とする請求項5記載の破砕機用回転刃。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載の破砕機用回転刃を備えることを特徴とする破砕機。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の破砕機用回転刃と、
前記刃取付部に固定して取り付けられていると共に前記回転刃の後端部と当接し、前記回転刃が被破砕物を剪断破砕するときに働く力によって前記回転刃が移動することを阻止するための移動阻止部とを備えることを特徴とする破砕機用回転刃の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013192702A JP5661882B2 (ja) | 2013-09-18 | 2013-09-18 | 破砕機用回転刃、それを備える破砕機及び破砕機用回転刃の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013192702A JP5661882B2 (ja) | 2013-09-18 | 2013-09-18 | 破砕機用回転刃、それを備える破砕機及び破砕機用回転刃の取付構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010006557U Continuation JP3164762U (ja) | 2010-10-01 | 2010-10-01 | 破砕機用回転刃、それを備える破砕機、及び破砕機用回転刃の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013248618A JP2013248618A (ja) | 2013-12-12 |
JP5661882B2 true JP5661882B2 (ja) | 2015-01-28 |
Family
ID=49847824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013192702A Active JP5661882B2 (ja) | 2013-09-18 | 2013-09-18 | 破砕機用回転刃、それを備える破砕機及び破砕機用回転刃の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5661882B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108262118B (zh) * | 2018-01-17 | 2024-04-26 | 甘肃龙海管业科技有限公司 | 一种辊轴粉碎器及其配套刀头 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2671108B2 (ja) * | 1994-11-18 | 1997-10-29 | 川崎重工業株式会社 | 切断機 |
JP4224798B2 (ja) * | 1998-02-18 | 2009-02-18 | 株式会社プラコー | 破砕装置用の回転刃 |
JP2007307520A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Shin Nippon Yogyo Kk | 複合二軸破砕機 |
JP5291533B2 (ja) * | 2009-05-22 | 2013-09-18 | 株式会社キンキ | 剪断式破砕機の切断刃とそれを備えた剪断式破砕機 |
-
2013
- 2013-09-18 JP JP2013192702A patent/JP5661882B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013248618A (ja) | 2013-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI564079B (zh) | 粉碎機及其刀具組與其刀具 | |
JP4547002B2 (ja) | 解体及び建築機械用チップ、解体及び建築機械用チップに用いられる挿入部、解体及び建築機械、解体及び建築機械用チップの中の挿入部を固定する方法 | |
JP5603374B2 (ja) | ロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置 | |
US9687855B1 (en) | Rotary grinder/shredder | |
US9333570B2 (en) | Reversible bolt-on piercing tip | |
JP2011183306A (ja) | 破砕機の回転刃取付構造及びそれを使用する破砕機 | |
US7004413B2 (en) | Grinder cutter tooth and anvil assembly | |
JP5661882B2 (ja) | 破砕機用回転刃、それを備える破砕機及び破砕機用回転刃の取付構造 | |
JP3164762U (ja) | 破砕機用回転刃、それを備える破砕機、及び破砕機用回転刃の取付構造 | |
EP1907122B1 (en) | Rubble grinder | |
TWI593461B (zh) | 破碎機用的旋轉刀及破碎機 | |
KR20190047401A (ko) | 분쇄기 커터 | |
JP2003144955A (ja) | 剪断式破砕機 | |
JP3045727B1 (ja) | せん断破砕機 | |
KR100874831B1 (ko) | 파쇄기 | |
KR101761192B1 (ko) | 볼트 및 이를 구비한 커터조립체 | |
JP5291533B2 (ja) | 剪断式破砕機の切断刃とそれを備えた剪断式破砕機 | |
JP2011075078A (ja) | 切断刃固定ボルトとそれを備えた剪断式破砕機 | |
JP6402475B2 (ja) | 製氷機の砕氷機構及び製氷機 | |
JP5643052B2 (ja) | 破砕機の分割刃取付構造及び破砕機 | |
JP3662545B2 (ja) | 切断刃交換装置と交換方法 | |
KR20170047477A (ko) | 글라스 파쇄장치 | |
JP6294992B1 (ja) | 小割用破砕機 | |
US3539120A (en) | Bowl liner securing device | |
CN204816761U (zh) | 一种机外调刀器及应用该调刀器调刀处理的刀架轴 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130918 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140828 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140903 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140925 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5661882 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |