JP4287884B2 - A/d変換器 - Google Patents

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Description

本発明は、1又は複数の被変換アナログ電圧をサンプリングホールドし、サンプリングホールドされた1又は複数の被変換アナログ電圧を、電圧値が一定期間単調変化するランプ電圧の電圧変化値または前記電圧変化値と比例する電圧で与えられる参照電圧と比較して、1又は複数の被変換アナログ電圧の夫々を参照電圧に対応するディジタル値に各別に変換して出力するA/D(アナログ/ディジタル)変換器に関し、特に、コラム型A/D変換器に関する
近年、固体撮像素子に用いられるA/D変換器には、高速、低消費電力であることが益々要求されている。当該要求を満たすためにコラム型A/D変換器(例えば、下記特許文献1参照)が用いられることが多い。
図11は、従来のコラム型A/D変換器の概略構成を示す回路ブロック図である。コラム型A/D変換器51は、回路要素として、インバータ回路12と、インバータ回路12の入力ノードCPI及び出力ノードCPOを短絡するスイッチRS、被変換アナログ電圧をサンプリングするためのキャパシタCT、電圧値が一定期間単調変化するランプ電圧VRAMPを発生するランプ電圧発生回路50、ランプ電圧VRAMPを入力ノードCPIに伝送するためのキャパシタCRとスイッチS3、ランプ電圧の電圧値変化に応じたディジタル値(nビットの2値信号)を計数して出力するカウンタ15、被変換アナログ電圧をサンプリングするためのスイッチSS、被変換アナログ電圧に応じたカウンタ出力をラッチするためのラッチ回路13、を備える。更に、図11では、入射光量に応じた電圧をコラム型A/D変換器51に対して入力する固体撮像素子の画素部16、及び画素部16において光電変換されることで生成された電荷量に基づく電圧をノードVINに導くための定電流源Ixが併せて図示されている。
コラム型A/D変換器51のA/D変換動作について、図12の動作タイミング図を参照して説明する。
タイミングt1で、画素部16のスイッチRXをオンにすることで、ノードFDが電圧VDDにリセットされ、ノードVINがMOSトランジスタMAを介して高電位に充電される。また、同時にスイッチRSがオンして、インバータ回路12の入力ノードCPIと出力ノードCPOが短絡して、入力ノードCPIがインバータ回路12の入力判定電圧(オートゼロレベル)に自動的にリセットされる。同時にスイッチSSがオンするが、他のスイッチS3、TXはオフ状態である。
タイミングt2で、スイッチRXをオフにすることで、ノードVINには、リセット電圧が現れる。タイミングt3で、スイッチRSをオフにすることで、キャパシタCTには、リセット電圧がサンプリングされる。
引き続き、タイミングt4で、スイッチTXをオンにすると、画素部16の光電変換素子(フォトダイオード)PDで光電変換がなされ蓄積された電荷がノードFDに転送され、ノードVINは、光電変換された電荷量に応じた電圧レベル(光電変換レベル)に遷移する。ノードVINの電圧レベルが安定するタイミングt5で、スイッチTXをオフにし、スイッチS3をオンにすると、キャパシタCRには、その時点でのノードVINの電圧レベル(光電変換レベル)とランプ電圧VRAMPの初期電圧との差電圧が保持される。
引き続き、タイミングt6で、スイッチSSをオフにすることで、入力ノードCPIには、ノードVINのリセット電圧(タイミングt3)と光電変換レベル(タイミングt6)の差分値VSIGが、被変換アナログ電圧として保持される。
タイミングt7で、ランプ電圧VRAMPの電圧値を徐々に増加し始めると、入力ノードCPIの電圧も、ランプ電圧VRAMPの電圧増加分に比例して増加する。また、タイミングt7で、カウンタ15のカウントアップも同時に開始させる。
タイミングt8で、入力ノードCPIの電圧レベルが、インバータ回路12の入力判定電圧を超えると、インバータ回路12は出力ノードCPOの出力レベルを反転させる。ラッチ回路13は、出力ノードCPOの出力変化に応答してカウンタ出力の値を保持する。
ここで、差分値VSIGは光電変換素子PDへの入射光量に応じた電圧であり、ラッチされたカウンタ出力の値は差分値VSIGのA/D変換値(ディジタル値)である。以上の要領で、ラッチ回路13で保持されたA/D変換値を出力することで、コラム型A/D変換器51は、被変換アナログ電圧VSIGのA/D変換動作を完了する。
又、下記特許文献2には、ランプ電圧発生回路50の概略構成を示す図が記載されている。
特開2000−286706号公報 特開2006−018663号公報 Razavi,"Design of Analog CMOS Integrated Circuits", McGrawHill 2001
図13は、上記特許文献2に記載されている従来のランプ電圧発生回路の概略構成を示す回路ブロック図である。従来構成のランプ電圧発生回路50は、定電圧を発生する安定化電圧源Vref、演算増幅器AMP1、MOSトランジスタMNSF、演算増幅器AMP1の入力電圧に基づいて定電流を生じさせるための抵抗Rref、カレントミラーを構成するMOSトランジスタMP1及びMP2、並びにMN1及びMN2、ランプ波の発生タイミングを制御するスイッチSW_ramp、演算増幅器AMPint、容量性負荷Cint、安定化電圧源Vc、及び容量性負荷Cintに充電量をリセットするためのスイッチSW_resetを備えて構成される。
尚、記号が増加することによる煩雑さを回避すべく、以下では各キャパシタ(容量性負荷)に付されている符号がそのまま当該キャパシタの静電容量値を示しているものとし、同様に各抵抗負荷に付されている符号がそのまま当該抵抗負荷の抵抗値を示しているものとする。即ち、混同を生じない範囲でキャパシタの符号とキャパシタの静電容量値に対して同一の符号を用い、抵抗の符号と抵抗が示す抵抗値に対して同一の符号を用いて説明する。
演算増幅器AMP1の非反転入力端子には、安定化電圧源からの出力電圧VREFが入力される。演算増幅器AMP1の非反転入力端子と反転入力端子とは仮想短絡されるため、反転入力端子に入力される電圧VREF_COPY(ノードVREF_COPYの電圧)は、ノードVREFの電圧VREFと同電圧となる。従って抵抗Rrefを流れる電流Irefは、下記数1のように求められる。
Figure 0004287884
そして、トランジスタMP1及びMP2によって構成されるカレントミラーによって上記数1で求められる電流Irefと同電流がトランジスタMP2に導かれ、更に、トランジスタMN1及びMN2によって構成されるカレントミラーによって電流Irefと同電流IintがトランジスタMN2に導かれる。即ち、Iintは下記数2のように算出される。
Figure 0004287884
上記電流Iintは、容量性負荷Cintに蓄積される電荷の充放電速度に依存する値となる。図13より、容量性負荷Cintの両端に印加される電圧は演算増幅器AMPintの反転入力端子と出力端子との電圧差で決定され、演算増幅器の反転入力端子と非反転入力端子とは仮想短絡状態を示すため同電位であるとすれば、下記数3が成立する。
Figure 0004287884
ここで、ランプ電圧発生回路50は、スイッチSW_resetがオンされることで容量性負荷Cintの両端が同電位となり、リセット状態となる。又、スイッチSW_rampがオンされることで、電流Iintが流れるタイミングが制御される。即ち、両スイッチのオンオフ制御によってランプ電圧の発生タイミング及び電圧波形が決定される構成である。
図14は、ランプ電圧発生回路50が生成するランプ電圧の波形例とそのタイミングチャートである。タイミングt7までにスイッチSW_resetがオンされることで容量Cintのリセットを行う。このリセット動作によってランプ電圧発生回路50の出力端子(出力ノード)が示す電圧VRAMPは非反転入力端子と同電圧(Vc)を示す。その後、スイッチSW_resetをオフにした後、タイミングt7においてスイッチSW_rampをオンにすることで、定電流Iintによって容量性負荷Cintから電荷が引き抜かれ、これによって電圧VRAMPは傾斜角θのランプ電圧波形を示す。タイミングt7から時間Tint経過後にスイッチSW_rampがオフされるまでこのランプ電圧は上昇する。スイッチSW_rampオフの時点におけるランプ電圧VRAMPの増分値(波高値)をフルスケール電圧VFSと規定する。
このとき、図14より、タイミングt7からTint経過までの間の時刻tにおけるランプ電圧VRAMPの値は、以下の数4によって算出される。
Figure 0004287884
即ち、図14に示されるランプ電圧VRAMPの変化の傾斜角θは、以下の数5のように示される。尚、図中の傾斜角θの次元は(電圧/時間)であり、単位時間当たりの電圧変化量を表している。
Figure 0004287884
又、図14におけるフルスケール電圧VFSは、上記数5を参照すれば以下の数6のように示される。
Figure 0004287884
ところで、上記非特許文献1によれば、集積回路上に作られる抵抗素子の抵抗値或いは容量性負荷の静電容量値は、ウェハ間或いはロット間において夫々±20%程度のバラツキが発生することが記載されている。このことを、上記ランプ電圧発生回路50について鑑みると、抵抗Rref並びに容量性負荷Cintの値が夫々±20%程度のバラツキを有していることを意味する。従って、抵抗Rrefの平均値、容量性負荷Cintの平均値を夫々Rrefb、Cintbとすれば、数5より、ランプ電圧VRAMPの傾斜角θは以下の数7に示されるような範囲を取り得る。
Figure 0004287884
尚、数7は抵抗Rref及び容量性負荷Cint夫々が最も極端にばらついた場合の傾斜角θの値の範囲を示すものであり、実際は、最大でも±30%程度のバラツキが発生することが知られている。そして、この傾斜角θのバラツキに起因してフルスケール電圧の大きさも±30%程度のバラツキが発生する。
図15は、傾斜角θにバラツキを有する上記ランプ電圧発生回路50からのランプ電圧を用いてA/D変換器51がA/D変換を行う場合における、傾斜角θのバラツキに起因した当該A/D変換結果への影響を示すグラフである。例えば、傾斜角θが図15におけるθ1、θ2、或いはθ3のようにバラツキを有する場合、オートゼロレベルに到達するまでに要する時間に変動が生じる。図15の例では、傾斜角が最も大きいθ3の場合にはオートゼロレベルに最速で到達し、逆に傾斜角が最も小さいθ1の場合にはオートゼロレベルに到達するタイミングが最も遅い。ノードCPIの電圧がオートゼロレベルに到達した時点でノードCP0が反転し、かかるタイミングでラッチ回路13によってラッチされたカウンタ出力の値が変換後のディジタル値となる。即ち、オートゼロレベルに到達するタイミングが変動することは、A/D変換された変換値が変動することを意味する。従って、このようなA/D変換器からの出力値(ディジタル値)に基づいてディジタル画像を作成すると、目的とする画像とは異なる画像(チップ毎の画像の輝度バラつき)が生成されてしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑み、A/D変換動作によって得られるディジタル値に生じるバラツキを抑制したA/D変換器を提供することを目的とする
上記目的を達成するための本発明に係るA/D変換器は、スイッチトキャパシタを含む定電流源から生成される定電流に基づいて充放電速度が決定される容量性負荷を有し、当該容量性負荷の一端の出力電圧をランプ状に変化させるランプ電圧発生回路と、1又は複数の被変換アナログ電圧をサンプリングホールドし、サンプリングホールドされた前記1又は複数の被変換アナログ電圧と、前記ランプ電圧発生回路から発生されるランプ電圧の電圧変化値又は前記電圧変化値と比例する電圧で与えられる参照電圧と、を演算器によって比較すると共に、前記参照電圧が前記被変換アナログ電圧に等しくなった時点で出力変化する電圧比較回路と、入力されるカウンタクロック信号のクロック数を計数して出力するカウンタと、前記電圧比較回路の出力が変化したタイミングで前記カウンタの出力をラッチして、当該ラッチされた値を前記ディジタル値として出力するラッチ回路と、を備え、前記スイッチトキャパシタは、入力されるサンプリングクロック信号によって内部に備える複数のスイッチ素子がオンオフ制御されることで、前記サンプリングクロック信号の周波数で決定される抵抗値を示す等価抵抗を実現する構成であり、前記サンプリングクロック信号の周波数と前記カウンタクロック信号の周波数が、一定の比率で維持されることを特徴とする。
本発明に係るA/D変換器の上記特徴によれば、カウンタクロック周波数が変化する場合であっても、フルスケール電圧がカウンタクロック信号のクロック周波数の変化に依存しないA/D変換器を実現することができる。これにより、本発明に係るA/D変換器を撮像装置に利用した場合、撮像装置のフレームレートに応じてフルスケール電圧が変化することがないため、フレームレートの大小に拘らず同一のアナログ変換値に対しては同一のディジタル値を出力することができる。即ち、任意のフレームレートに柔軟に対応するA/D変換器を実現することができる。
なお、本発明に係るA/D変換器内のランプ電圧発生回路では、スイッチトキャパシタによって等価抵抗を実現しており、従って抵抗負荷そのものを備える必要がない。抵抗負荷と容量性負荷とをチップ上に実装する場合、両者は異なる製造過程で実装されるため、製造時の素子バラツキに起因する特性のバラツキは、夫々独立して発生する。これに対し、抵抗負荷そのものを備えずスイッチトキャパシタによって等価的に抵抗成分を備える本構成の場合、他の容量性負荷と共にチップ上に実装される際に、スイッチトキャパシタを構成するキャパシタと、他の容量性負荷とは同一の製造過程で実装されるため、製造時の素子バラツキに起因する特性のバラツキが発生したとしても、そのバラツキ程度は両者間で同程度となる。そして、容量性負荷が充放電することで変化する当該容量性負荷の両端に発生する電圧は、両容量成分の比率に基づいて決定される値となるため、スイッチトキャパシタ及び容量性負荷夫々の素子バラツキの影響を大きく受けることがない。従って、本発明のA/D変換器内のランプ電圧発生回路によれば、容量性負荷が、スイッチトキャパシタで構成される定電流源によって発生された定電流に基づいて充放電が行われることにより、当該充放電によって変化する容量性負荷の両端の電圧は、スイッチトキャパシタ及び容量性負荷の素子バラツキの影響を大きく受けることがなく、製造時の素子バラツキの影響が抑制された安定的なランプ電圧を発生することができる。
そして、本発明のA/D変換器では、このように素子バラツキの影響が抑制されたランプ電圧を用いてA/D変換動作が行われるため、被変換対象となるアナログ電圧値をバラツキの少ない安定したディジタルデータに変換することができる。
なお、上記特徴に加えて、前記定電圧源から発生される電圧値、前記スイッチトキャパシタによって示される等価抵抗値、及び前記容量性負荷が示す静電容量値の内の少なくとも何れか一値を変更可能に構成されることで、発生されるランプ電圧の傾きが制御可能である構成としても良い。このようにすることで、発生されるランプ電圧の変化の傾き(傾斜角)を目的に応じて制御することができる。このため、当該ランプ電圧発生回路から発生されるランプ電圧を所定の電圧値まで変化させるのに要する時間を目的に応じて変更制御することができる。
また、上記構成において、前記電圧比較回路としてインバータ回路を用い、このインバータ回路の入力判定電圧に前記被変換アナログ電圧と前記参照電圧の差電圧を加えた合成電圧を前記インバータ回路の入力電圧として発生させる電圧合成回路を備える構成としても良い。また別の構成としては、前記電圧比較回路として、前記被変換アナログ電圧と前記ランプ電圧を夫々入力電圧とする差動入力型の演算増幅器を用いる構成としても良い。このようにすることで、変換後のディジタルデータに対する素子バラツキの影響が少ないA/D変換器を簡単な回路構成で実現することができる。
また、本発明のA/D変換器は、上記特徴に加えて、前記サンプリングクロック信号は、前記カウンタクロック信号と同一のクロック信号であることを別の特徴とする。
また、本発明のA/D変換器は、上記特徴に加えて、前記サンプリングクロック信号と前記カウンタクロック信号は、共に同一のクロック信号からそれぞれ分周比を変更して生成されたものであることを特徴とする。
また、本発明のA/D変換器は、上記いずれかの特徴に加えて、前記定電流源が、前記スイッチトキャパシタによる電流変換動作を安定化するために、前記スイッチトキャパシタと並列に容量成分を備えることを別の特徴とする。
このように構成することで、スイッチトキャパシタを動作させるためのクロック信号の周波数が高くなる場合であっても、安定化のために備えられた前記容量成分(以下、「安定化容量」と記載)に充電された電荷が、スイッチトキャパシタが備えるキャパシタ(サンプリングホールド容量)に与えられることで、当該キャパシタの両端に電圧が印加されるタイミング内に当該キャパシタの電圧を目的となる基準電圧に遷移させることができる。従って、サンプリングクロック信号の周波数が高くなる場合であっても、安定した定電流を発生させることができる。尚、この安定化容量は、スイッチトキャパシタ回路が備えるサンプリングホールド容量に対して十分大きい静電容量(例えば、10倍以上)を示すことが好ましい。
なお、上記特徴に加えて、前記ランプ電圧発生回路から発生される前記ランプ電圧の傾きが制御されることで、前記被変換アナログ電圧に対する変換後の前記ディジタル値に対してゲイン設定が可能に構成されるものとするのも好適である。このようにすることで、本発明のA/D変換器が撮像装置に利用される場合、フレームレートに応じたゲイン設定を行うことができるため、被写体の明暗に応じて好適なデジタル画像の生成が可能となる。
以下、本発明に係るランプ電圧発生回路(以下、適宜「本発明回路」と称する)、及びA/D変換器(以下、適宜「本発明装置」と称する)の各実施形態につき、図面に参照して説明する。
[第1実施形態]
以下において、本発明回路並びに本発明装置の第1実施形態(以下、適宜「本実施形態」と称する)について図1〜図3の各図を参照して説明する。尚、以下の各図では、背景技術の項或いは発明が解決しようとする課題の項で参照した図11〜図15と同一の構成要素、或いはタイミングについては、同一の符号を付すことでその説明を簡素化する。
図1は、本発明回路及び本発明装置の概略構成を示す回路ブロック図である。図1に示される本発明装置10は、図11におけるA/D変換器51と比較して、ランプ電圧発生回路50に代えて本発明回路1を備える構成であり、その他の構成は図11の構成と同様である。即ち、本発明装置10がA/D変換処理を行う際に利用するランプ電圧が本発明回路1から発生されるランプ電圧である点を除けば、その動作内容は図11におけるA/D変換器51と同一である。
図2は、本発明回路1の概略構成を示す回路ブロック図である。図2に示される本発明回路1は、図13に示される従来構成のランプ電圧発生回路50と比較して、定電流Irefを生成するための抵抗Rrefの代わりにスイッチトキャパシタで構成される等価抵抗Reqを備える構成であり、他はランプ電圧発生回路50と同一の構成である。以下では、スイッチトキャパシタで構成される等価抵抗Reqを単に「等価抵抗Req」と記載する。
図2に示される等価抵抗Reqは、2つのスイッチS1、S2、並びに当該スイッチS2と並列に接続されるキャパシタCsを有する構成である。そして、各スイッチS1及びS2は、クロック信号VCK(以下、「サンプリングクロック信号Vck」と記載)に基づいてオンオフ制御が行われる構成であり、スイッチS1とスイッチS2とでは互いにスイッチのオンオフ状態が異なるように構成されている。尚、このサンプリングクロック信号Vckのクロック周波数をfckと表記する(適宜、「サンプリングクロック周波数fckと記載する」
図3は、上記等価抵抗Reqの動作を説明するための回路ブロック図であり、図3(a)は等価抵抗Reqを構成するスイッチトキャパシタ回路の回路ブロック図であり、図3(b)はその等価回路である。
図3(a)に示されるように、サンプリングクロック信号VCK(周波数fck)はインバータ回路IV1に入力され、更にその出力がインバータ回路IV2に入力される。又、各インバータ回路の出力信号の活性状態によってスイッチS1、S2が夫々オンオフ制御される。例えば、サンプリングクロック信号VCKがロウ状態になったとき、インバータ回路IV1によって当該クロック信号が反転される結果、ハイ状態を示す信号VCK1がスイッチS1に与えられ、スイッチS1はオン状態になる。一方、ハイ状態の信号VCK1がインバータIV2に入力されると、当該インバータIV2によって信号が反転される結果、ロウ状態を示す信号VCK2がスイッチS2に与えられ、スイッチS2はオフ状態になる。この結果、スイッチS1の一方の端子に接続されるノードVREF_COPYはキャパシタCsによって充電(サンプリング)され、電圧VREF_COPYを示す。
そして、サンプリングクロック信号VCKがハイ状態になったとき、信号VCK1はロウ状態に、信号VCK2はハイ状態に夫々遷移するため、スイッチS1はオフ状態、スイッチS2はオン状態に移行する。これにより、キャパシタCsに充電されていた電圧VREF_COPYに基づいてスイッチS2を介して放電される(電流Ick)。
ここで、電荷保存則より、スイッチS2をオン状態にしたときの当該スイッチS2を介して流れる電流Ickは、以下の数8のように表される。
Figure 0004287884
従って、スイッチトキャパシタによって示される等価抵抗Reqは以下の数9のように示される。
Figure 0004287884
即ち、本発明回路1は、スイッチトキャパシタを備えることによって、上記数9によって示される等価抵抗Reqが演算増幅器AMP1と接地線との間に挿入されているのと等価であることが分かる。即ち、図1に示される本発明回路1において、スイッチトキャパシタを介して流れる電流Ickは、サンプリングホールド容量Cs、サンプリングクロック周波数fckを用いて上記数8のように示される。
そして、この電流Ickは、トランジスタMP1及びMP2によって構成されるカレントミラーによってトランジスタMP2に対して同じ電流量の電流を導き、更に、トランジスタMN1及びMN2によって構成される別のカレントミラーによってトランジスタMN2に対して更に同じ電流量の電流Iint2を導く。このとき、上述したように、スイッチSW_rampがオン状態であれば、容量性負荷Cintから電流Iint2によって電荷が引き抜かれるため、演算増幅器AMPintの出力端子にはランプ電圧VRAMPが生成される。
ここで、上述した図14と同一タイミングでランプ電圧を生成する場合には、上記数9及び数4より、タイミングt7からTint経過までの間の時刻tにおけるランプ電圧VRAMPの増分値ΔVRAMPは以下の数10のように表される。尚、下記数10において、Tckはサンプリングクロック信号VCKの周期(サンプリングクロック周波数fckの逆数)である。
Figure 0004287884
これより、タイミングt7から時間Tint経過したときのランプ電圧の増分値ΔVRAMPに相当するフルスケール電圧VFSは、上記数10においてt−t7=Tintを代入することで以下の数11のように算出される。
Figure 0004287884
ここで、タイミングt7から時間Tint経過までの間、図12並びに図14に示されるようにカウンタによってクロック信号(以下、「カウンタクロック信号」と記載)のカウントが実行されている。従って、スイッチトキャパシタ回路が、カウンタに対して入力されるカウンタクロック信号と同一周波数のサンプリングクロック信号を用いてスイッチトキャパシタ動作を行うものとした場合(即ち、図3におけるサンプリングクロック周波数fckがカウンタクロック信号の周波数と等しい場合)、上記TintはTckの倍数になるため、数11における(Tint/Tck)項は必ず整数になる。例えば、10ビット精度のA/D変換であれば、カウンタは0〜1023までカウントアップするため、上記(Tint/Tck)の値は1024(=210)を示す。即ち、本発明装置10の変換ビット精度をNとすると、数11は以下の数12に置き換えることができる。
Figure 0004287884
数12より、フルスケール電圧VFSは、スイッチトキャパシタ回路のサンプリングホールド容量Csと容量Cintの比率に依存し、カウンタクロック信号の周波数(以下、適宜「カウンタクロック周波数」と記載)には依存しないことが分かる。
ところで、一般に同一チップ上に実装された同一種類の素子については、そのマッチング精度が高いことが知られている(例えば、上記非特許文献1参照)。即ち、図2に示される本発明回路1において、スイッチトキャパシタ回路を実現するために実装されるサンプリングホールド容量Csと、ランプ電圧を発生させるためのキャパシタCintとは、実装時に夫々が容量のバラツキを生じた場合であっても、そのバラツキ程度は両キャパシタ間で同程度となる。即ち、各キャパシタにおいて万一大きな容量バラツキが発生したとしても、数12における(Cs/Cint)項の値には大きな影響を及ぼさず、ほぼ一定の範囲内の値を示す。
従って、本発明回路によれば、製造プロセス時における各素子のバラツキの影響が抑制された安定的なフルスケール電圧VFSの実現が可能となる。即ち、図14におけるランプ電圧VRAMPの上昇率を表す傾斜角θについても、同様に製造プロセス時における素子バラツキの影響が抑制され、安定した値を示すことができる。これにより、本発明回路1から発生されるランプ電圧を用いてA/D変換を行う本発明装置10によれば、ノードCPIの電圧がオートゼロレベルに到達するタイミングのバラツキが抑制され、素子バラツキの影響が抑制された安定的なA/D変換処理を実現することができる。そして、かかる本発明装置10を例えばディジタルカメラ(固体撮像素子)に利用し、本発明装置10が受光素子による受光量に応じたアナログ電圧値に対してA/D変換処理を施すことで生成されるディジタルデータに基づいてディジタル画像を生成することにより、素子バラツキの影響が抑制された所望の画像を生成することが可能となる。
即ち、本発明回路1は、ランプ電圧を発生させるために必要な定電流を生成するための定電流源を、安定化電圧源Vrefから発生される定電圧VREFを負荷抵抗に印加することで実現するのではなく、同電圧VREFをスイッチトキャパシタに印加することで実現し、これによってランプ電圧発生回路を実現するために必要なキャパシタCintとのマッチング精度を高めたことに特徴を有する。従って、本発明回路1が備える定電流源は、ランプ電圧発生回路にのみならず、当該定電流源が発生する定電流又は当該定電流に基づく電流(以下、単に「定電流」と総称)が一方の端子に与えられる容量性負荷を備える他の装置に対しても利用可能であり、かかる定電流が容量性負荷に与えられることで、容量性負荷の両端電圧に対する実装時の素子バラツキの影響が抑制される効果を奏する。
[第2実施形態]
以下において、本発明回路及び本発明装置の第2実施形態(以下、適宜「本実施形態」と称する)について図4〜図7の各図を参照して説明する。尚、第1実施形態と同一の箇所については同一の符号を付してその説明を省略する。
図4は、本実施形態における本発明回路の概略構成を示す回路ブロック図である。図4に示される本発明回路1aは、第1実施形態に係る本発明回路1と比較して、スイッチトキャパシタ等価回路Reqに対して並列に安定化容量Cbを更に備える点が異なり、他は図2に示される本発明回路1と共通である。
本発明回路1aにおいて、安定化容量Cbとサンプリングホールド容量Csには、サンプリングクロック周波数fckに応じてトランジスタMNSFから与えられる電流Ickによって電荷が充電される。このとき、演算増幅器AMP1の非反転入力端子と反転入力端子とが同電圧となるように各容量Cb及びCsに対する電荷の充電が行われる。これは演算増幅器AMP1の負帰還動作によるものである。
ここで、第1実施形態に係る本発明回路1のように安定化容量Cbを有さない構成である場合であっても、サンプリングクロック信号VCKのサンプリングクロック周波数fckが十分低速である場合には、次のクロック信号の立ち上がりまでの間にノードVREF_COPYの電圧VREF_COPYが演算増幅器AMP1の非反転入力端子が接続される接続ノードVREFが示す電圧VREFのレベルに到達すること(セトリング)が可能であるが(図5参照)、サンプリングクロック周波数fckが高速である場合には、図6に示すように電圧VREF_COPYが電圧VREFのレベルに到達する前に次のクロック信号が立ち上がることがあり、この結果、電圧VREF_COPYが電圧VREFのレベルに到達できないという問題が生じる場合がある。上述したように、本発明回路が備えるスイッチトキャパシタは、ノードVREF_COPYの電圧VREF_COPYに基づいて定電流を生成する定電流源を構成するために備えられるものであるところ、この電圧VREF_COPYが目的とする電圧VREFに到達しないまま変動を繰り返す動作を行うと、この電圧に基づいて生成される電流Ick、並びにこの電流Ickがカレントミラーされることで生成される電流Int2は、共にその値を維持することができず、この結果、安定したランプ電圧を生成することができないという問題が発生する。
これに対し、本実施形態のように、安定化容量Cbをスイッチトキャパシタ回路と並列に備える構成とすることで、サンプリングクロック信号VCKが立ち上がり、スイッチS1がオフ状態になった時点で、安定化容量Cbに蓄積されていた電荷に基づく電圧がノードVREF_COPYに与えられるため、安定化容量Cbを有しない第1実施形態の構成と比較してクロック信号VCKの立ち上がり時点におけるノードVREF_COPYの電圧VREF_COPYの低下レベルは減少する。即ち、再び電圧VREFと同レベルの電圧になるまでに増加すべき電圧量が減少するため、サンプリングクロック周波数が高速であっても次のクロック信号の立ち上がりタイミングまでにノードVREF_COPYの電圧を電圧VREFのレベルに到達させることができる(図7参照)。
そして、安定化容量Cbの大きさを大きくするほど、サンプリングクロック信号VCKの立ち上がりタイミングでのノードVREF_COPYの電圧VREF_COPYの減少量は小さくなる。当該減少量が小さくなればなるほど、再びノードVREF_COPYが電圧VREFと同レベルの電圧になるまでに要する時間が短縮化されるため、このノードVREF_COPYの電圧VREF_COPYに基づいて生成される電流Ick、並びにこの電流Ickに基づく電流Int2が安定した定電流になるまでに要する時間が短縮化される。ランプ電圧VRAMPの電圧波形が示す傾斜角θを変動させずに安定したランプ電圧を生成するためには、電流Int2は変動せず一定電流を維持することが好ましいため、安定したランプ電圧を生成するためには安定化容量Cbはサンプリングホールド容量Csと比較して十分大きな静電容量(例えば、10倍以上)を示すことが好ましい。かかる安定化容量Cbを備える構成とすることで、サンプリングクロック信号VCKのサンプリングクロック周波数fckに拘らず安定した定電流Ickを生成することができ、更にこの電流に基づいて安定したランプ電圧VRAMPを発生することができる。
[第3実施形態]
以下において、本発明回路及び本発明装置の第3実施形態(以下、適宜「本実施形態」と称する)について図8を参照して説明する。尚、第1実施形態或いは第2実施形態と同一の箇所については同一の符号を付してその説明を省略する。又、本実施形態では、ランプ電圧発生回路1(又は1a)が用いるサンプリングクロック信号のサンプリングクロック周波数に後述する特徴を有する構成であり、他は上記各実施形態と同一である。
図15を参照して上述したように、ランプ電圧発生回路が発生するランプ電圧の変化の傾き(傾斜角)θにバラツキが生じると、オートゼロレベルに到達するまでに要する時間に変動が生じ、これによってカウンタ出力値が変化するためA/D変換後のディジタルデータが変動する。従って、傾斜角θを安定化させることで、変換対象のアナログ値を正しいディジタルデータに変換することが可能となる。
しかしながら、実際に本発明装置が固体撮像装置に利用される場合(図1参照)を想定すると、被写体の明るさに応じてフォトダイオードPDの光電変換時間に差を設けることが通常行われる。即ち、被写体が明るい場合には、短い時間でフォトダイオードPDに対して撮像情報の認識に十分な光量が入射されるため、光電変換後の電圧をノードFDに与えるタイミング(即ちスイッチTXのオンオフ制御タイミング)間隔が短くなる。一方、被写体が暗い場合には、撮像された情報が認識可能な範囲内の光量をフォトダイオードPDに対して入射させるためには被写体が明るい場合よりも長い時間フォトダイオードPDに対して光を入射させる必要があり、この場合は光電変換後の電圧をノードFDに与えるタイミング(即ちスイッチTXのオンオフ制御タイミング)間隔が長くなる。
そして、スイッチTXのオンオフ制御タイミングが変化することは、光電変換後の電圧に対するA/D変換処理に要する時間が変化することを意味する。即ち、スイッチTXがオン状態になり、光電変換後の電圧がトランジスタMAに与えられて、ノードVINを光電変換された電荷量に応じた電圧レベル(光電変換レベル)に遷移した後、次のタイミングで入射される光量が確定してスイッチTXがオン状態となるまでの間にA/D変換処理を行う必要がある。言い換えれば、状況に応じてA/D変換処理の速度を変化させる必要があることになる。このスイッチTXのオンオフ制御タイミング、並びにA/D変換処理速度によって同一時間内に撮像可能な回数(フレームレート)が決定する。
図8は、高速でA/D変換を行う(フレームレートが大きい)場合と低速でA/D変換を行う(フレームレートが小さい)場合とでのタイミングチャートの比較を示す図である。
上述したように、カウンタ15の最大カウント数Nは本発明装置10の変換ビット精度によって定められるため、同一カウント数をカウントするのに要する時間が変化することはカウンタクロック信号のカウンタクロック周波数を変化させる必要があることを意味する。従って図8(a)のような低速A/D変換時にはカウンタクロック周波数を低くし、図8(b)のような高速A/D変換時にはカウンタクロック周波数を高くする必要がある。
そして、このように状況に応じて適宜変化するカウンタクロック周波数の下でも、同一の電圧VSIGに対しては同一のディジタル変換値の生成が求められる(例えば図8におけるデータDout1)。言い換えれば、電圧VSIGが同一の値である場合には、カウンタクロック周波数の大きさに拘らず、ノードCPIの電圧がオートゼロレベルに到達するまでにカウンタ15によってカウントされるカウント数が変化しないことが求められる。このためには、カウンタクロック周波数に応じて傾斜角θを変化させることが必要となる。即ち、低速変換時(図8(a))には傾斜角θ1を小さくし、高速変換時(図8(b))には傾斜角θ2を大きくする必要がある。本実施形態は、傾斜角θがカウンタクロック周波数に応じて変化することによって、得られるフルスケール電圧VFSが一定値を示すことを特徴とするものである。
フルスケール電圧VFSが一定の値であれば、カウンタクロック周波数の大きさに拘らず、ノードCPIの電圧がオートゼロレベルに到達するまでにカウンタ15によってカウントされるカウント数が変化しないため、同一のA/D変換結果Dout1(図8(a)、図8(b))を得ることができる。従って、フレームレートには依存しないA/D変換器が実現可能になる。
第1実施形態では、サンプリングクロック周波数fckがカウンタクロック周波数と等しい場合には、フルスケール電圧VFSが数12のように記載される旨を説明した。本実施形態では、これらの両クロック信号の周波数が等しい場合に限られず、一定の比率を有する構成とすることにより、フルスケール電圧VFSがクロック信号の周波数に依存しない構成とするものである。このことにつき、以下説明する。
サンプリングクロック信号の周期Tckはサンプリングクロック周波数fckの逆数である。そして、カウンタ15は所定のカウンタクロック信号に基づいてカウントアップを行う構成であり、当該カウンタ15によってカウントの実行が完了するまでに要する時間はカウンタクロック信号の周期の倍数になる。カウンタクロック信号の周期は、カウンタクロック周波数の逆数である。以上のことより、カウンタクロック周波数とサンプリングクロック周波数fckとを一定の比率で維持することにより、カウンタクロック信号の周期とサンプリングクロック信号の周期Tckとも一定の比率が維持されるため、カウンタクロック信号の周期の整数倍であるTintとサンプリングクロック信号の周期Tckも一定の比率が維持されることとなる。
つまり、カウンタクロック周波数が変化する場合であっても、Tint/Tck=A(定数)を満たすようにサンプリングクロック周波数fckを変化させることで、数13に示されるようにフルスケール電圧がカウンタクロック周波数の変化に依存せず、一定の値を示すこととなる。
Figure 0004287884
数13に示すように、フルスケール電圧VFSは、サンプリング容量Csと積分容量Cintの比と、参照電圧VREF、及びサンプリングクロック信号の周期(即ち、サンプリング時間に相当)TckとA/D変換時間Tintの比Aによってのみ決定され、カウンタクロック周波数には依存しなくなる。尚、上記の通り、数12は、サンプリング周波数fckとカウンタ15のカウンタクロック周波数が等しい場合であり、比Aは、A/D変換分解能に等しい値となる。
尚、具体的には、サンプリングクロック周波数fckとカウンタクロック周波数とが等しい場合には同一のクロック信号を用いる構成としても良く、サンプリングクロック周波数fckとカウンタクロック周波数とを一定の比率を維持する構成である場合には、同一のクロック信号の分周比を適宜変更することで上記両クロック信号を生成する構成としても良い。
[第4実施形態]
以下において、本発明回路及び本発明装置の第4実施形態(以下、適宜「本実施形態」と称する)について図9を参照して説明する。尚、第1、第2、或いは第3実施形態と同一の箇所については同一の符号を付してその説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る本発明回路の概略構成を示す回路ブロック図である。図9に示される本発明回路1bは、第2実施形態に係る本発明回路1aと比較して、安定化電圧源Vrefの電圧VREF、スイッチトキャパシタ回路の等価抵抗Req、並びにランプ電圧発生用の容量性負荷Cintの各値を夫々変更可能に構成されている。具体的には、接続先の切換が可能なスイッチSW_k、SW_n、SW_mを有し、これらのスイッチによって接点が変更されることで、電圧VREF、等価抵抗Req、或いは容量性負荷Cintの変更制御が行われる。
即ち、図9に示されるように、本実施形態に係る本発明回路1bが備える安定化電圧源Vrefは、例えば、定電流源Ixとそれに接続される抵抗とを備え、スイッチSW_kの接点の切換制御が可能に構成されており、電圧VREFを取り出すための抵抗値を変化させることで電圧VREFの変更制御が行われる。又、スイッチトキャパシタ回路Reqは、等価抵抗が異なる複数のスイッチトキャパシタ回路を備え、ノードVREF_COPYと接続するスイッチトキャパシタ回路を変更することで、スイッチトキャパシタ回路の等価抵抗Reqの変更制御が行われる。又、静電容量の異なる複数の容量性負荷を備え、一方の端子を演算増幅器AMPintの増幅出力端子に接続させ、他方の端子を演算増幅器AMPintの反転入力端子に接続させる容量性負荷を変更することで、電流Iint2に基づく充放電が行われる対象となる容量性負荷を変更し、これによってVRAMPの傾斜角θの変更制御が行われる。
ここで、数12より、フルスケール電圧VFSはサンプリングホールド容量Csとランプ電圧発生用の容量性負荷Cintの比率、並びに電圧VREFの大きさに依存し、傾斜角θはフルスケール電圧VFSと、カウンタがビット精度Nまでカウントするのに要する時間Tint(Tint_1、Tint_2)とに基づいて決定される値である。更に、上記時間Tintは、カウンタクロック周波数に依存する値である。従って、カウンタクロック周波数に応じて、サンプリングホールド容量Csとランプ電圧発生用の容量性負荷Cintの比率、或いは安定化電圧源Vrefから発生される定電圧VREFの大きさの何れか一方或いは双方を変更することで、傾斜角θの制御が可能となる。傾斜角θが任意に制御できる場合、例えば図15に示すように、傾斜角θ1〜θ3の変動に伴ってフルスケール電圧VFSをFS1〜FS3のように変化させることができる。このとき、A/D変換結果はD1〜D3のように変化する。このことは、ある一定のアナログ電圧VSIGに対するA/D変換結果に対して、傾斜角θの制御によってゲイン(利得)設定が可能となることを意味する。
従来構成では、ウェハ間或いはロット間における素子バラツキに起因して傾斜角θがチップ間でバラつくことにより、同一対象に対するA/D変換結果が製品間で異なる値となるという問題を有していた。しかしながら、本実施形態の構成は、かかる場合と異なり、上記第1〜第3実施形態で説明したように、同一のアナログ値に対しては同一のディジタル変換値を生成可能であることを前提とした上で、更に傾斜角θを制御可能にしてその変換後の値に対してゲイン設定を可能にすることを特徴とするものである。従って、本実施形態に係る本発明装置1bによれば、撮像モードに応じて決定されるゲイン(利得)に応じて適宜VREF、Cs、Cintの各値を変更することで、アナログ電圧VSIGに対する任意のゲイン(利得)を乗じたA/D変換動作を実現することができる。
尚、上記第1及び第2実施形態では、安定したA/D変換動作を行うべく、傾斜角θの変動を抑制するための措置について上述した。本実施形態では、傾斜角θを変化させるものの、カウンタクロック周波数の大きさに基づいて決定される傾斜角θは安定的である必要があるところ、本実施形態と上記第1或いは第2実施形態とは思想を異にするものではない。即ち、本実施形態は、第1或いは第2実施形態の構成に加えて、更に傾斜角θを状況に応じて変更できる点を特徴とするものである。
かかる構成とすることで、本実施形態に係る本発明装置を撮像装置に備えることにより、例えば、被写体が暗い場合にはゲインを小さく設定し、被写体が明るい場合にはゲインを大きく設定するといった被写体の明るさに応じたゲイン設定を行うことができるため、被写体の明るさに応じて(即ち、フレームレートに応じて)好適なデジタル画像の生成が可能となる。
又、本実施形態では、VREF、Cs、Cintの各値の変更が可能であるものとしたが、これらの内の少なくとも何れか一の値が変更可能な構成であっても構わない。更に、図9に示される本発明回路1bは、第2実施形態に係る本発明回路1aに対して、更にVREF、Cs、Cintの各値の変更が可能に構成されるものとしているが、第1実施形態に係る本発明回路1に対して、上記VREF、Cs、Cintの各値の変更が可能に構成されるものとしても構わない。
[別実施形態]
以下、別実施形態につき説明する。
〈1〉 上記各実施形態の本発明装置は、参照電圧と被変換アナログ電圧との電圧比較に使用する演算器としてインバータ回路12を用いる回路構成であったが、図10に示すように差動増幅器を用いることも可能である。
即ち、図10に示される本発明装置10aは、図1に示される本発明装置10と比較して、インバータ回路12に代えて演算増幅器29を備えると共に、及び演算増幅器29に対する駆動電圧印加のための第2安定化電圧源28、及びトランジスタMSNを備える構成である。本発明装置10aの構成では、参照電圧を演算増幅器29の非反転入力ノードに直接供給できるため、上記各実施形態で参照電圧を入力ノードCPIに伝送するために必要であったスイッチS3とキャパシタCR(図1参照)を省略することができる。従って、本回路構成によれば、回路面積の削減が可能となる。
又、演算増幅器29はインバータ回路12に比べると電源電圧変動除去比(PSRR:Power Supply Rejection Ratio)が大きいため、インバータ回路12の代わりに演算増幅器29を電圧比較用の演算器に用いれば、システム電源電圧VDDの電圧変動のA/D変換結果への影響を抑制する効果がある。
〈2〉 上記各実施形態では、本発明に係るランプ電圧発生回路が発生するランプ電圧が時間と共に増加する電圧波形を示す場合を想定して説明を行ったが、各電圧の極性を逆にすることで同様の方法により時間と共に電圧値を減少する電圧波形を示すランプ電圧を用いてA/D変換を行うことも可能である。この場合、図12において、タイミングt1でノードCPIの電圧を減少させてオートゼロレベルとし、タイミングt4で光電変換量に基づく電圧をノードCPIに与えることで当該ノードCPIの電圧を光電変換量に基づく電圧分増加させる。その後、タイミングt7でランプ電圧を与え、当該ノードCPIの電圧がオートゼロレベルに到達するまでにカウンタ15によってカウントされたカウンタクロック信号の信号数を変換後のディジタルデータとして出力する構成とすれば良い。
本発明に係るA/D変換器の第1実施形態の概略構成を示す回路ブロック図 本発明に係るランプ電圧発生回路の第1実施形態の概略構成を示す回路ブロック図 スイッチトキャパシタ(等価抵抗)の動作を説明するための回路ブロック図 本発明に係るランプ電圧発生回路の第2実施形態の概略構成を示す回路ブロック図 クロック信号のクロック周波数が低速である場合のノードVREF_COPYの電圧波形 クロック信号のクロック周波数が高速である場合のノードVREF_COPYの電圧波形 安定化容量をスイッチトキャパシタ回路に並列に備える場合におけるクロック信号のクロック周波数が高速である場合のノードVREF_COPYの電圧波形 高速でA/D変換を行う(フレームレートが大きい)場合と低速でA/D変換を行う(フレームレートが小さい)場合とでのタイミングチャートの比較を示す図 本発明に係るランプ電圧発生回路の第4実施形態の概略構成を示す回路ブロック図 本発明に係るA/D変換器の別実施形態の概略構成を示す回路ブロック図 従来のコラム型A/D変換器の概略構成を示す回路ブロック図 従来のコラム型A/D変換器のA/D変換動作を示すタイミングチャート 従来のランプ電圧発生回路の概略構成を示す回路ブロック図 ランプ電圧発生回路が生成するランプ電圧の波形例とそのタイミングチャート 傾斜角θにバラツキを有するランプ電圧発生回路からのランプ電圧を用いてA/D変換を行った場合におけるA/D変換結果を示すグラフ
1: 本発明に係るランプ電圧発生回路
10、10a: 本発明に係るA/D変換器
12: インバータ回路
13: ラッチ回路
15: カウンタ
16: 画素部
28: 第2安定化電圧源
29: 演算増幅器
50: 従来構成のランプ電圧発生回路
51: 従来構成のA/D変換器
AMP1、AMPint: 演算増幅器
CR、CT: キャパシタ
Cs: キャパシタ(サンプリングホールド容量)
Cint: キャパシタ(ランプ電圧発生用容量性負荷)
IV1、IV2: インバータ回路
Ix: 定電流源
MN1、MN2、MNSF、MP1、MP2、MSN: トランジスタ
PD: 光電変換素子
Req: 等価抵抗(スイッチトキャパシタ)
Rref: 抵抗
RS、RX: スイッチ
S1、S2、S3、SS: スイッチ
SW_ramp、SW_reset: スイッチ
SW_k、SW_n、SW_m: スイッチ
CK: (サンプリング)クロック信号
Vref: 安定化電圧源

Claims (4)

  1. スイッチトキャパシタを含む定電流源から生成される定電流に基づいて充放電速度が決定される容量性負荷を有し、当該容量性負荷の一端の出力電圧をランプ状に変化させるランプ電圧発生回路と、
    1又は複数の被変換アナログ電圧をサンプリングホールドし、サンプリングホールドされた前記1又は複数の被変換アナログ電圧と、前記ランプ電圧発生回路から発生されるランプ電圧の電圧変化値又は前記電圧変化値と比例する電圧で与えられる参照電圧と、を演算器によって比較すると共に、前記参照電圧が前記被変換アナログ電圧に等しくなった時点で出力変化する電圧比較回路と、
    入力されるカウンタクロック信号のクロック数を計数して出力するカウンタと、
    前記電圧比較回路の出力が変化したタイミングで前記カウンタの出力をラッチして、当該ラッチされた値を前記ディジタル値として出力するラッチ回路と、を備え、
    前記スイッチトキャパシタは、
    入力されるサンプリングクロック信号によって内部に備える複数のスイッチ素子がオンオフ制御されることで、前記サンプリングクロック信号の周波数で決定される抵抗値を示す等価抵抗を実現する構成であり、
    前記サンプリングクロック信号の周波数と前記カウンタクロック信号の周波数が、一定の比率で維持されることを特徴とするA/D変換器。
  2. 前記サンプリングクロック信号は、前記カウンタクロック信号と同一のクロック信号であることを特徴とする請求項1に記載のA/D変換器。
  3. 前記サンプリングクロック信号と前記カウンタクロック信号は、共に同一のクロック信号からそれぞれ分周比を変更して生成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のA/D変換器。
  4. 前記定電流源が、前記スイッチトキャパシタによる電流変換動作を安定化するために、前記スイッチトキャパシタと並列に容量成分を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のA/D変換器。
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