JP4285390B2 - 燃料フィルタの取り付け構造 - Google Patents

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本発明は、燃料フィルタの取り付け構造に関する。
従来から、燃料フィルタの取り付け構造には、エンジンの燃料配管系統に介装されてエンジンルーム内に設けられた燃料フィルタ(フューエルフィルタ)が車両衝突時に破損するのを防止するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このものでは、燃料フィルタにこれを囲繞するプロテクタを設け、プロテクタに傾斜面を形成する一方、バッテリの後壁側の突出部に固定して配設する構成とし、前面衝突によりバッテリと共にプロテクタと燃料フィルタとが後方へ変位したときに傾斜面を利用してプロテクタの後方に存在するエンジンルーム内の設置物に対する衝撃の緩和を図る構成となっている。
また、プロテクタにバッテリに向かって突出するくさび形状の突起を設け、前面衝突の際にその突起とバッテリとを故意に干渉させて、バッテリの後壁側を破損させ、燃料フィルタに加わる衝撃を緩和させるようになっている。
特開平6−280710号公報
しかしながら、この従来の燃料フィルタの取り付け構造では、燃料フィルタを囲繞する複雑形状のプロテクタの設置が必須の構成であり、この複雑形状のプロテクタを設ける分だけ材料や部品点数が増加し、コストアップを避け難いという不都合がある。
本発明の目的は、燃料フィルタを囲繞するプロテクタを設けなくとも車両衝突時に燃料フィルタの保護を図ることのできる燃料フィルタの取り付け構造を提供することにある。
本発明は、エンジンの燃料配管に介装されてエンジンルーム内に設けられる燃料フィルタを支持する支持ブラケットを有し、該支持ブラケットは前記燃料フィルタを保持する保持部と、該保持部の上部に形成された上部取り付け部と、前記保持部の下部に形成された下部取り付け部とを備えていて、前記上部取り付け部をエアボックスに取り付け、前記下部取り付け部をダッシュパネルロアに取り付けたことを特徴とする。
本発明によれば、前面衝突時にエンジンと干渉して変形するダッシュパネルロアと前面衝突時にエンジンの干渉を受けにくいエアボックスとにまたがって支持ブラケットを介して燃料フィルタを取り付けることにしたので、燃料フィルタの上部でかつ燃料配管が接続される頭部の位置を大きく変化させることなく、エンジンの近くに存在する燃料フィルタの下部をエンジンの後方変位に伴って後方へ変位させることができることになり、燃料フィルタを囲繞するプロテクタを設けなくとも燃料フィルタとエンジンとの干渉を回避することができるという効果を奏する。
以下に、本発明に係わる燃料フィルタの取り付け構造の発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、図面中の符号FRは車両前方側を示している。
図1は本発明に係わる燃料フィルタのエンジンルームへの配設箇所を示す説明図であって、この図1において、1はエンジンルーム、2はエンジン、3はエアボックス、4は燃料フィルタである。
この燃料フィルタ4はエンジン2の後方かつ側方側でしかもエンジンルーム1内の上部に配置され、前面衝突時に車両後方に向かって変位するエンジン2の干渉を受けにくい位置に配置されている。
また、燃料フィルタ4は、図2、図3に拡大して示すようにその頭部4aに燃料配管系統5に接続される接続口6、7を有する。そして、燃料フィルタ4は支持ブラケット8を介してエンジンルーム1内に固定される。
この支持ブラケット8は図3に示すように本体部9を有し、該本体部9は車両前方から車両後方に向かって傾斜すると共に、車幅方向右側に延設されて傾斜する構造とされている。
この本体部9の上部には、図2に示すように、燃料フィルタ4を保持する保持部10と、エンジンルーム1の後壁の一部を構成するエアボックス3の一壁3Aに取り付けられる一対の上部取り付け部12、12とが設けられている。
一方、本体部9の下部にはエンジンルーム1の後壁の一部を構成するダッシュパネルロア13に取り付けられる下部取り付け部14が設けられている。
保持部10は前方側に向かって屈曲されてボルト15、15を介して燃料フィルタ4の頭部4aに締結される。上部取り付け部12、12は車幅方向に間隔を開けて一対設けられていて、車両後方に向かって延在されてボルト16、16を介してエアボックス3の一壁3Aに締結固定される。
下部取り付け部14は、図4に示すように、本体部9からダッシュパネルロア13に向かって延在され、かつ、燃料フィルタ4に対して車幅方向側方に設けられてボルト17を介してダッシュパネルロア13に締結固定されている。
この発明の実施の形態によれば、通常状態では、車両衝突前には図5(a)、図6(a)に示すように、燃料フィルタ4は支持ブラケット8により安定した状態でエンジンルーム1内に保持される。
一方、前面衝突時には図5(b)、図6(b)に示すように、ダッシュパネルロア13の後方への変形に伴って、支持ブラケット8の上部側を変位起点として支持ブラケット8の下部側は後方へ回動変位させられる。
このように、本発明の実施の形態によれば、前面衝突時にエンジン1と干渉して変形するダッシュパネルロア13と前面衝突時にエンジン1の干渉を受けにくいエアボックス3とにまたがって支持ブラケット8を介して燃料フィルタ4を取り付けることにしたので、燃料フィルタ4の上部でかつ燃料配管5が接続される頭部4aの位置を大きく変化させることなく、エンジン1の近くに存在する燃料フィルタ4の下部をエンジン1の後方変位に伴って後方へ変位させることができることになり、燃料フィルタ4を囲繞するプロテクタを設けなくとも燃料フィルタ4とエンジン1との干渉を回避することができるという効果を奏する。
また、燃料配管5が接続される燃料フィルタ4の頭部4aの衝突変位を極力避けることができるので、前面衝突時に燃料配管5にストレスが加わるのを極力防止できる。また、支持ブラケット8に上部取り付け部12、12を車幅方向に間隔を開けて一対設け、保持部10に燃料フィルタ4の頭部4aを保持させることにしたので、前面衝突時に支持ブラケット8の上部側を変位起点として支持ブラケット8の下部側を後方へ安定して回動変位させることができることになり、衝突時に燃料フィルタ4の後方への変位の安定化を図ることができる。
更に、下部取り付け部14が燃料フィルタ4に対して車幅方向側方に延設されているので、前面衝突時に下部取り付け部14と燃料フィルタ4との干渉を避けることができると共に、燃料フィルタ4のダッシュパネルロア13の後方への変位空間が下部取り付け部14を車幅方向側方に延設した分だけ広がるので、万が一にも前面衝突の際にエンジンルーム1内の設置物体が燃料フィルタ4に干渉したときでも、燃料フィルタ4を後方へ変位させることができ、エンジンルーム1内の設置物体が燃料フィルタ4に干渉した際の燃料フィルタ4が受ける衝突衝撃を緩和できる。
更にまた、燃料フィルタ4がエンジン2の側方側でかつエンジンルーム1内の上部に配設されているので、衝突時にダッシュパネルロア13に向かって変位するエンジン2の干渉を受けにくくなり、燃料フィルタ4を囲繞するプロテクタを設けることなく燃料フィルタ4とエンジン3との干渉回避を一層確実に図ることができるという効果を奏する。
本発明に係わる燃料フィルタの配設箇所を説明するためのエンジンルームの概要図である。 本発明に係わる燃料フィルタの取り付け構造の要部構成を示す斜視図である。 本発明に係わる支持ブラケットと燃料フィルタとの取り付け関係を示す平面図である。 本発明に係わる燃料フィルタの支持ブラケットによるエンジンルームへの取り付け状態を説明するための概要図であって、その燃料フィルタを正面から目視した図である。 本発明に係わる燃料フィルタの取り付け構造の作用を説明するための側面図であって、(a)は前面衝突直前の燃料フィルタの支持状態を示し、(b)は前面衝突直後の燃料フィルタの支持状態を示す。 本発明に係わる燃料フィルタの取り付け構造の作用を説明するための斜視図であって、(a)は前面衝突直前の燃料フィルタの支持状態を示し、(b)は前面衝突直後の燃料フィルタの支持状態を示す。
符号の説明
1…エンジンルーム
2…エンジン
3…エアボックス
4…燃料フィルタ
8…支持ブラケット
10…保持部
12…上部取り付け部
13…ダッシュパネルロア
14…下部取り付け部

Claims (4)

  1. エンジンの燃料配管に介装されてエンジンルーム内に設けられる燃料フィルタを支持する支持ブラケットを有し、該支持ブラケットは前記燃料フィルタを保持する保持部と、該保持部の上部に形成された上部取り付け部と、前記保持部の下部に形成された下部取り付け部とを備えていて、前記上部取り付け部をエアボックスに取り付け、前記下部取り付け部をダッシュパネルロアに取り付けたことを特徴とする燃料フィルタの取り付け構造。
  2. 前記支持ブラケットには前記上部取り付け部が車幅方向に間隔を開けて一対設けられ、前記保持部が前記一対の上部取り付け部の間に設けられると共に、前記燃料フィルタの頭部を保持することを特徴とする請求項1に記載の燃料フィルタの取り付け構造。
  3. 前記下部取り付け部が燃料フィルタに対して車幅方向側方に延設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料フィルタの取り付け構造。
  4. 前記燃料フィルタが前記エンジンの側方側でかつ前記エンジンルーム内の上部に配設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の燃料フィルタの取り付け構造。
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