JP4283449B2 - チアゾリジンジオン誘導体および抗糖尿病薬としてのその使用 - Google Patents

チアゾリジンジオン誘導体および抗糖尿病薬としてのその使用 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、新規な医薬、該医薬の製法および医学における該医薬の使用に関する。
欧州特許出願公開第0,306,228号は、血糖低下および血中脂質低下活性を有するとして開示されたある特定のチアゾリジンジオン誘導体に関する。EP0,306,228の実施例30の化合物は、5−[4−[2−(N−メチル−N−(2−ピリジル)アミノ)エトキシ]ベンジル]チアゾリジン−2,4−ジオン(以後、「化合物I」ともいう)である。
【0002】
国際特許出願公開WO94/05659は、EP0,306,228の化合物のある特定の塩、特に、マレイン酸塩を開示する。
国際特許出願公開WO99/31093、WO99/31094およびWO99/31095は、各々、化合物(I)の別個の水和物を開示する。
今回、化合物(I)が新規な2水和物である塩酸塩の形態で存在することが見出された。この新規な塩酸塩2水和物(以後、「塩酸塩水和物」ともいう)は、特に、大量の調製および取り扱いに適当である。新規な形態は、特に大規模な調製に適した効率のよい、経済的かつ再現可能な方法によって調製できる。
【0003】
新規な塩酸塩水和物はまた、有用な医薬特性を有し、特に、真性糖尿病、真性糖尿病に付随する症状およびある特定のその合併症の治療および/または予防に有用であることが示される。
したがって、本発明は:
(i)3392、2739、1751、1325および713cm−1にピークを有する赤外線スペクトルを提供し;および/または
(ii)9.1、12.0、15.7、16.3および19.8°2θにピークを有するX線粉末回析(XRPD)パターンを提供する
ことを特徴とする5−[4−[2−(N−メチル−N−(2−ピリジル)アミノ)エトキシ]ベンジル]チアゾリジン−2,4−ジオン塩酸塩2水和物を提供する。
【0004】
1の好ましい態様において、塩酸塩水和物は、実質的に図Iと一致する赤外線スペクトルを提供する。
1の好ましい態様において、塩酸塩水和物は、実質的に図IIと一致するX線粉末回析パターン(XRPD)を提供する。
塩酸塩水和物は、液体または蒸気形態のいずれかの水と接触したとき塩酸塩水和物に可逆的に変換するある特定の脱水形態で存在していてもよい。本発明は、塩酸塩水和物の全てのかかる可逆的に再水和可能な形態を包含する。好ましくは、上記で特徴付けられたような脱水形態が提供される。
【0005】
本発明は、純粋な形態で、または他の物質と混合した場合の単離された塩酸塩水和物を包含する。
したがって、1の態様において、単離形態の塩酸塩水和物が提供される。
さらなる態様において、純粋な形態の塩酸塩水和物が提供される。
またさらなる態様において、結晶形態の塩酸塩水和物が提供される。
本発明は、また、5−[4−[2−(N−メチル−N−(2−ピリジル)アミノ)エトキシ]ベンジル]チアゾリジン−2,4−ジオン(化合物I)を水性塩酸で処理し、その後、所望の化合物を回収することを特徴とする塩酸塩水和物の製法を提供する。
適当には、水性塩酸は、濃塩酸と水または適当な有機溶媒、例えば、変性エタノールまたはプロパン−2−オールまたはその混合液を混合することによって形成される。
適当には、反応は周囲の温度で行われるが、所望の生産物を提供するいずれかの都合のよい温度を用いてもよい。
【0006】
1の具体例において、塩酸塩1水和物を:
(i)水性プロパン−2−オール中、60℃ないし80℃のごとき温度に昇温して、適当には65℃ないし75℃、例えば75℃において、5−[4−[2−(N−メチル−N−(2−ピリジル)アミノ)エトキシ]ベンジル]チアゾリジン−2,4−ジオンを水性塩酸で処理し;
(ii)周囲温度まで、例えば25℃まで溶液を冷却し;
(iii)塩酸塩を溶液に撒種し、好ましくは反応温度をさらに低下させて0ないし5℃の範囲の温度として結晶化を完了させる
ことにより調製する。
上記プロセスにおいて、反応混合物中に水の全量は、好ましくは15ないし50%w/v、適当には25ないし40%w/v、例えば27%w/vである。
上記プロセスにおいて、塩酸塩を適当な塩酸塩イオン源により置換でき、反応系中の水の量が塩酸塩水和物の生成に適したものとなることが理解されよう。一般的には、適当量の水は少なくとも2モル当量であり、通常には、これよりも過剰であり、例えば、上記プロセスに使用される量と同等の量である。
【0007】
一般的には、必要な化合物の回収は、水または水性変性エタノールのごとき適当な溶媒からの結晶化を包含する。
一般的には、0ないし30℃の範囲、例えば25℃のごとき低温ないし周囲温度において結晶化を行う。別法として、30℃ないし60℃の範囲、例えば50℃のごとき昇温して結晶化を開始させ、ついで、溶液温度を周囲温度または低温まで、例えば0ないし30℃まで、例えば25℃まで低下させてもよい。塩酸塩水和物の結晶を撒種することにより結晶化を開始させることができるが、必須ではない。
【0008】
EP0306228およびWO94/05659に開示された方法のごとき既知方法により化合物(I)を調製する。EP0306228およびWO94/05659の開示を出典明示により本明細書に一体化させる。
【0009】
本明細書の用語「糖尿病関連症状の予防」は、インスリン耐性、損なわれたグルコース耐性、高インスリン血症および妊娠性糖尿病のごとき症状の処置を包含する。
好ましくは、糖尿病はII型糖尿病である。
糖尿病関連症状は、高血糖およびインスリン耐性および肥満を包含する。さらなる糖尿病関連症状は、高血圧、心臓血管系の障害、特にアテローム性動脈硬化、ある種の摂食障害、特に、神経性 食欲不振のごとき摂食低下に関連した疾患および肥満、大食症のごとき過剰摂食に関連した疾患にかかっている対象における食欲および食物摂取の調節を包含する。糖尿病に関連したさらなる症状は、多のう胞卵巣症候群およびステロイドにより誘発されるインスリン耐性を包含する。
本明細書において糖尿病関連症状の合併症は、腎疾患、特にII型糖尿病の発症に関連した腎臓病を包含し、糖尿病性ネフロパシー、糸球体腎炎、糸球体硬化症、ネフローゼ症候群、高血圧性腎化症および末期腎疾患を包含する。
【0010】
上記のごとく、本発明の化合物は有用な治療特性を有する。したがって、本発明は、活性治療物質として使用される塩酸塩水和物に関する。
より詳細には、本発明は、糖尿病、糖尿病関連症状およびそれらのある種の合併症の治療および/または予防に使用される塩酸塩水和物を提供する。
塩酸塩水和物をそれ自体投与してもよく、あるいは好ましくは、医薬上許容される担体を含む医薬組成物として投与してもよい。一般的には、塩酸塩水和物の処方は上記刊行物において化合物(I)に関して開示されている。
【0011】
したがって、本発明は、塩酸塩およびそのための医薬上許容される担体を含む医薬組成物も提供する。
通常には、塩酸塩を単位用量形態として投与する。
いずれのの適当な経路により活性化合物を投与してもよいが、通常には、経口または非経口経路により投与する。かかる用途のために、通常には、化合物を、医薬上許容される担体、希釈剤および/または賦形剤を伴った医薬組成物の形態として用いるが、本質的には組成物の正確な形態は投与モードによるであろう。
【0012】
組成物は、混合より調製され、適当には経口、非経口または局所投与に適応し、それ自体、錠剤、カプセル、経口液体製剤、粉末、顆粒、ロゼンジ、香錠、復元可能な粉末、注射および注入可能な溶液または懸濁液、座剤および経皮的装置の形態であってもよい。経口投与可能な組成物は一般的な使用により便利なので、経口投与可能な組成物、特に、成形した経口組成物が好ましい。
【0013】
経口投与用の錠剤およびカプセルは、通常、単位投与量で提供され、結合剤、充填剤、希釈剤、錠剤成形剤、滑剤、崩壊剤、着色剤、風味剤および湿潤剤のような慣用的な賦形剤を含有する。錠剤は、当該分野でよく知られた方法にしたがって被覆されうる。
使用に適当な充填剤は、セルロース、マンニトール、ラクトースおよび他の同様な薬剤を包含する。適当な崩壊剤は、デンプン、ポリビニルピロリドンおよびデンプン誘導体、例えば、デンプングリコール酸ナトリウムを包含する。適当な滑剤は、例えば、ステアリン酸マグネシウムを包含する。適当な医薬上許容される湿潤剤は、ラウリル硫酸ナトリウムを包含する。
【0014】
固体経口組成物は、混合、充填、錠剤成形などの慣用的な方法によって調製されうる。大量の充填剤を用いて活性薬剤をその組成物中に分布させるために、繰り返しの混合操作を用いてもよい。かかる操作は、もちろん、当該分野で慣用的である。
【0015】
経口液体製剤は、例えば、水性または油性懸濁液、溶液、エマルジョン、シロップまたはエリキシルの形態であってもよく、あるいは使用前に水または他の適当なビヒクルで復元するための乾燥生産物として提供されうる。かかる液体製剤は、懸濁化剤、例えば、ソルビトール、シロップ、メチルセルロース、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムまたは硬化食用脂肪、乳化剤、例えば、レシチン、モノオレイン酸ソルビタン、またはアラビアゴムのような慣用的な添加剤;非水性ビヒクル(食用油を包含しうる)、例えば、アーモンド油、分別ココナツ油、グリセリンのエステルのような油性エステル、プロピレングリコール、またはエチルアルコール;保存料、例えば、メチルもしくはプロピルp−ヒドロキシベンゾエートまたはソルビン酸、および所望により、慣用的な風味剤または着色剤を含有していてもよい。
【0016】
非経口投与の場合、本発明の化合物および滅菌ビヒクルを含有する流体単位投与形態が調製される。化合物は、ビヒクルおよび濃度に依存して、懸濁または溶解できる。非経口溶液は、通常、活性化合物をビヒクル中に溶解し、フィルター滅菌した後、適当なバイアルまたはアンプル中に充填し、密封することによって調製される。有利には、局所麻酔剤のような佐剤、保存料および緩衝化剤もまた、ビヒクル中に溶解する。安定性を向上するために、バイアルに充填後に組成物を冷凍し、真空下で水を除去することができる。
【0017】
非経口懸濁液は、活性化合物をビヒクル中に溶解する代わりに懸濁し、滅菌ビヒクル中に懸濁する前に、エチレンオキシドに曝露することによって滅菌することを除き、実質的に同じ方法で調製される。有利には、活性化合物の一様な分布を容易にするために、界面活性剤または湿潤剤が組成物中に含まれる。
【0018】
一般的な習慣にしたがって、組成物には通常、関連する医学的処理における使用に関する手書きのまたは印刷された指示書が添付されるであろう。
本明細書で使用される場合、「医薬上許容される」なる語は、ヒトおよび獣医学的使用のための化合物、組成物および成分を包含する。例えば、「医薬上許容される塩」なる語は、獣医学的に許容される塩を包含する。
【0019】
本発明は、さらに、ヒトまたは非ヒト哺乳動物における真性糖尿病、真性糖尿病に付随する症状、およびある特定のその合併症の治療および/または予防法であって、有効で非毒性量の水和物をそれを必要とするヒトまたは非ヒト哺乳動物に投与することを特徴とする方法を提供する。
都合のよいことには、活性成分は、上記の医薬組成物として投与され、これは本発明の特定の態様を形成する。
さらに、塩酸塩水和物は、WO98/57649、WO98/57634、WO98/57635またはWO98/57636に開示されるようなインスリン分泌促進薬、例えば、スルホニル尿素、メトホルミンなどのビグアニド、アカルボースなどのアルファグルコシダーゼ阻害剤、ベータアゴニスト、およびインスリンのような他の抗糖尿病薬と組み合わせて使用してもよい。他の抗糖尿病薬、その量および投与方法は、上記の公報に記載されているとおりである。該組み合わせにおける塩酸塩水和物の処方およびその投与量は、一般に、上記の公報において化合物(I)について開示されるとおりである。
【0020】
さらなる態様において、本発明は、真性糖尿病、真性糖尿病に付随する症状およびある特定のその合併症の治療および/または予防のための薬剤の製造のための塩酸塩水和物の使用を提供する。
真性糖尿病、真性糖尿病に付随する症状およびある特定のその合併症の治療および/または予防において、塩酸塩水和物は、上記の公報に記載されるような投与量で服用されうる。
本発明の化合物に関する上記の治療において、有害な毒性効果は示されない。
下記の実施例は本発明を説明するが、いかなる方法においてもそれを制限しない。
【0021】
5−[4−[2−(N−メチル−N−(2−ピリジル)アミノ)エトキシ]ベンジル]チアゾリジン−2,4−ジオン,塩酸塩2水和物の調製
実施例1:5−[4−[2−(N−メチル−N−(2−ピリジル)アミノ)エトキシ]ベンジル]チアゾリジン−2,4−ジオン(4g)を水(25ml)に懸濁し、濃塩酸(4ml)を添加し、透明溶液を得て、その後、濃厚懸濁液を得た。1時間後、懸濁液を水(10ml)で希釈し、粗生成物を濾過し、ついで、変性エタノール(20ml)で洗浄した。粗生成物をジエチルエーテル(50ml)中で撹拌し、濾過し、50℃で乾燥させて標記化合物を得た(3.1g,63%)。
【0022】
実施例2:5−[4−[2−(N−メチル−N−(2−ピリジル)アミノ)エトキシ]ベンジル]チアゾリジン−2,4−ジオン(4g)を変性エタノール(40ml)に懸濁し、濃塩酸(4ml)を添加し、溶液を得た。水(40ml)を添加し、得られた懸濁液を0℃まで冷却し、3時間撹拌した。生成物を濾過し、アセトン(2x10ml)で洗浄し、50℃で乾燥させて標記化合物を得た(3.91g,82%)。
【0023】
実施例3:5−[4−[2−(N−メチル−N−(2−ピリジル)アミノ)エトキシ]ベンジル]チアゾリジン−2,4−ジオン(5.0g)、プロパン−2−オール(75ml)および水(20ml)の混合物を撹拌し、75℃まで加熱した。水性塩酸(2.8M,10ml)を添加し、混合物を15分撹拌し、その時点で透明溶液が観察された。25℃まで冷却後、ロシグリタゾン(rosiglitazone)塩酸塩2水和物の種結晶を添加し、混合物を0−5℃まで冷却し、2時間撹拌した。濾過により生成物を集め、プロパン−2−オール(20ml)で洗浄し、16時間減圧乾燥して塩酸塩水和物を白色結晶固体として得た(4.8g)。
【0024】
特性データ:塩酸塩水和物について、下記の特性データを得た。
A 含水量
カールフィッシャー装置を用いて、これを8.4%w/wと測定した(2水和物については理論上 8.37%w/w)。
B イオン性塩素
これを8.5%w/wと測定した(2水和物については理論上 8.26%w/w)。
C 赤外線
塩酸塩水和物のミネラルオイル分散物の赤外線吸収スペクトルを、ニコレット(Nicolet)710FT−IRスペクトロメーターを用い、分解能2cm−1で得た。データを1cm−1間隔でデジタル化した。得られたスペクトルを図Iに示す。ピークの位置は以下の通りである:3392、3139、3094、2739、1758、1751、1706、1643、1632、1610、1583、1545、1513、1412、1357、1325、1297、1265、1251、1216、1179、1152、1138、1110、1080、1053、1033、1010、985、953、931、909、827、822、812、769、739、724、713、660、620、604、593、562、539、529および508cm−1
B X線粉末回折 (XRPD)
塩酸塩水和物のXRPDパターンを図2に示す。塩酸塩水和物のXRPD角および計算上の格子間隔の概要を表1に示す。
フィリップス(Philips)PW1710 X線粉末ディフラクトメーター(X-ray powder diffractometer) (Cu X線源)を用い、下記の条件で上記パターンを生成させた。
チューブアノード: Cu
ジェネレーター電圧: 40kV
ジェネレーター電流: 30mA
開始角: 2.0°2θ
最終角: 35.0°2θ
ステップサイズ: 0.02°2θ
ステップ当たりの時間:2.5秒
【0025】
【表1】
Figure 0004283449

【図面の簡単な説明】
【図1】 塩酸塩水和物の赤外スペクトルを示す図である。
【図2】 塩酸塩水和物のX線粉末回折パターンを示す図である。

Claims (11)

  1. (i)3392、2739、1751、1325および713cm−1にピークを含む赤外スペクトル;および
    (ii)9.1、12.0、15.7、16.3および19.8°2θにピークを含むX線粉末回折(XRPD)パターン
    生じることを特徴とする、結晶化合物としての5−[4−[2−(N−メチル−N−(2−ピリジル)アミノ)エトキシ]ベンジル]チアゾリジン−2,4−ジオン,塩酸塩2水和物。
  2. 3392、3139、3094、2739、1758、1751、1706、1643、1632、1610、1583、1545、1513、1412、1357、1325、1297、1265、1251、1216、1179、1152、1138、1110、1080、1053、1033、1010、985、953、931、909、827、822、812、769、739、724、713、660、620、604、593、562、539、529および508cm−1に赤外線のピークの位置を生じる請求項1記載の水和物。
  3. 9.1、12.0、15.7、16.3、18.2、18.6、19.8、20.9、21.6、22.8、24.1、24.7、25.4、26.0、27.5、27.7、28.7、31.4、31.6、32.1、33.1、33.6および34.6°2シータにピークを含むX線粉末回折(XRPD)パターンを生じる請求項1または2に記載の水和物。
  4. 単離形態の請求項1ないし3のいずれか1項に記載の水和物。
  5. 純粋な形態の請求項1ないし4のいずれか1項に記載の水和物。
  6. 結晶形態の請求項1ないし5のいずれか1項に記載の水和物。
  7. 変性エタノールまたはプロパン−2−オール中の5−[4−[2−(N−メチル−N−(2−ピリジル)アミノ)エトキシ]ベンジル]チアゾリジン−2,4−ジオン(化合物I)を水性塩酸で処理し、または濃塩酸と水で処理し、混合物の水の量を15ないし50%w/vとし、次いで該混合物を冷却して2水和物の結晶化を促進することを特徴とする、請求項1記載の2水和物の製造方法。
  8. 有効で無毒の量の請求項1記載の水和物およびそのための医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
  9. 活性治療物質として使用される請求項1記載の水和物。
  10. 糖尿病、糖尿病関連症状およびそれらのある種の合併症の治療および/または予防に使用される請求項1記載の水和物。
  11. 糖尿病、糖尿病関連症状およびそれらのある種の合併症の治療および/または予防のための医薬の製造のための請求項1ないし6のいずれか1項に記載の水和物の使用。
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