JP4271468B2 - ロータリーダンパ - Google Patents

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    • F04C9/00Oscillating-piston machines or pumps
    • F04C9/002Oscillating-piston machines or pumps the piston oscillating around a fixed axis

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はロータリーダンパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のロータリーダンパとして、ハウジング内の油室を2つに区画するベーンの揺動時に前記2つの油室間を作動油が流通することで減衰力を発生させるとともに、前記ベーンの基部を固定状態に連結させながら前記ハウジングに対して前記ベーンを揺動可能に支持するシャフトを有してなるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−99208号公報(第3頁左欄、図2、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のロータリーダンパにあっては次に示す課題があった。
すなわち、従来のロータリーダンパは、ハウジング内の油室がベーンによって2つに区画されるが、ベーンを支持するシャフトとそれを支持するハウジングの軸受とは互いに摺動する関係上若干の隙間があり、この隙間がリーク部分となってハウジング内の2つの油室の作動油がバイパスしていまい、このため、減衰力が低下するという課題があった。
【0005】
前記事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的とするところは、シャフトを支持する軸受から作動油がリークすることがなく、高い減衰力が得られるロータリーダンパを提供しようとすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1記載のロータリーダンパは、ハウジング(例えば、実施の形態におけるハウジング52)内の油室(例えば、実施の形態における油室74)を2つに区画するベーン(例えば、実施の形態におけるベーン75)の揺動時に前記2つの油室間を作動油が流通することで減衰力を発生させるとともに、前記ベーンの基部(例えば、実施の形態におけるベーンの基部75a)を固定状態に連結させながら前記ハウジングに対して前記ベーンを揺動可能に支持するシャフト(例えば、実施の形態におけるシャフト53)を有してなるロータリーダンパにおいて、
前記シャフトにおける該シャフトの軸方向で前記ベーンの基部の両端面よりも外側の部位を、それぞれを前記ハウジングの軸受(例えば、実施の形態の軸受71a、72a)ブッシュ(例えば、実施の形態のブッシュ78,80)を介して回動可能に支持すると共に、前記基部の両端面と前記各軸受及びブッシュの端面との間にそれぞれシール部(例えば、実施の形態におけるシール用のワッシャ77a,77b)を介設し、該各シール部により前記軸受と前記油室とを液密に区画している。
請求項2に記載のロータリーダンパは、請求項1に記載のものにおいて、前記ベーンにおける前記油室の内周面に対向する端縁にシール部材(例えば、実施の形態のシール部材76)を設け、該シール部材の端部を前記シャフトの手前で終端させると共に、前記シール部を前記シール部材とは別体かつ前記シャフトの外周に嵌合するワッシャ状に設け、該シール部を前記シール部材の端部に当接させている。
請求項3に記載のロータリーダンパは、請求項2に記載のものにおいて、前記シール部が金属製とされている。
【0007】
本発明に係るロータリーダンパでは、一方の油室の圧力が高まるとき、この一方の油室内の作動油が、摺動部分であるシャフトと軸受との隙間を通って他方の油室に流れ込もうとするが、ベーンの基部には軸受と油室を液密に区画するシール部が設けられているので、このような作動油の移動は妨げられる。このように軸受からの作動油のリークがないため、ダンパとして高い減衰力が確保される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係るロータリーダンパが組み込まれた自動二輪車を図面を参照しつつ以下に説明する。なお説明中、前後および左右といった方向の記載は、車体を基準にしたものとする。
【0009】
図1に示すように、自動二輪車1は略中央に車体フレーム2が設けられ、車体フレーム2の前端に設けられたヘッドパイプ3には、前輪4を支持するフロントフォーク5がステアリングステム6を介して操舵可能に支持される。車体フレーム2のヘッドパイプ3からはメインフレーム7が左右に分かれて斜め後下方へ延び、その後屈曲部を経て下方へ延びるように設けられている。メインフレーム7の下方へ延びる箇所の略中央前端部はピボット部8が設けられ、このピボット部8によって、後輪9を支持するリアフォーク10が揺動可能に支持される。またリアフォーク10のピボット部8によって支持された箇所の若干後方部分は、リアクッション11及びリンク部12を介してメインフレーム7と連結されている。
【0010】
メインフレーム7の後方にはシートフレーム13が連結される。メインフレーム7の上方には燃料タンク14が配設され、メインフレーム7の下方には、水冷式並列四気筒型エンジンのエンジン本体15が配設される。メインフレーム7の前部からはエンジンハンガ16が下方に向かって延出され、このエンジンハンガ16は、メインフレーム7に設けられた他のエンジン本体支持用の取付部とともにエンジン本体15を支持する。
【0011】
燃料タンク14の後方には運転者用のシート17及び搭乗者用のピリオンシート18が各々シートフレーム13に支持される。また、車体フレーム2のピボット部8の後部には運転者用のステップ19が取り付けられ、シートフレーム13の下部には搭乗者用のステップ20が取り付けられる。さらに、フロントフォーク5の上端部には左右一対のハンドル21,21がトップブリッジ49を介して取り付けられる。
自動二輪車1の車体前部はフロントカウル25により覆われ、シートフレーム13周辺はリアカウル26により覆われる。また、車体フレーム2の左側下部には格納可能なサイドスタンド27が配設され、このサイドスタンド27により自動二輪車1の車体が左側に傾斜した起立状態で支持される。
【0012】
フロントフォーク5の下端部にはブレーキキャリパ28が取り付けられ、前輪4にはブレーキキャリパ28に対応するブレーキロータ29が取り付けられてフロントブレーキ装置30が構成される。また、フロントフォーク5の下端部には前輪4の上方を覆うフロントフェンダ31が取り付けられる。
後輪9の左側にはリアスプロケット32が後輪9と一体的に回転するように取り付けられ、このリアスプロケット32とエンジン本体15の後部左側に配設されるドライブスプロケット33とにドライブチェーン34が掛け回されて、エンジン本体15の駆動力が後輪9に伝達されるようになっている。リアフォーク10の上部には後輪9の上部前側を覆う前側リアフェンダ35が取り付けられ、リアカウル26の下部には後輪9の上部後側を覆うリアフェンダ36が取り付けられる。なお、リアフレーム10には、前輪4のフロントブレーキ装置30と同様の構成を有するリアブレーキ装置が設けられる。
【0013】
エンジン本体15のシリンダ本体40はクランクケース41上にやや前傾した状態で配設される。シリンダ本体40の後部には各気筒に対応するスロットルボディ42が接続され、各スロットルボディ42はメインフレーム7と燃料タンク14との間に配置されたエアクリーナケース43に接続される。また、シリンダ本体40の前部には各気筒に対応する排気管44が接続される。排気管44は、シリンダ本体40の前壁45からその前方に延びた後に下方に向かって湾曲し、クランクケース41の前方及び下方を通ってエンジン本体15の後方に延びている。
【0014】
前記ステアリングステム6、該ステアリングステム6のボトムブリッジの上方にボトムブリッジと平行に配置されるトップブリッジ49、及びハンドル21等は前輪4を操舵する操舵系50を構成する。この操舵系50と車体フレーム2との間には、ロータリーダンパ51が介装される(図2,図3参照)。
ロータリーダンパ51は、ここでは、外乱時のキックバック等によるハンドル21の振れを低減するステアリングダンパとして用いられている。
【0015】
図2に示すように、ロータリーダンパ51は、ハウジング52と、該ハウジング52の下面部を貫通して外方に突出するシャフト53を有する。ハウジング52は、ヘッドパイプ3と一体に後方へ延びて設けられた取付部3aに、第1、第2のブラケット54、55を介して取り付けられる。一方、シャフト53はリンク機構56を介してトップブリッジ49に取り付けられる。
【0016】
図4に示すように、第1のブラケット54は、内部がえぐられた略箱形形状となっていて、左右の側壁部54a、54a、底板部54b、及びそれら側板部54a及び底板部54bの後端部に連結された略Y字状の脚部54cを有している。そして、左右の側壁部54a、54aの上面部と脚部54cの上面部には、それぞれ取付孔54d、54d、54dが形成され、これら取付孔54d…を介して前記ロータリーダンパ51がボルト止めされる。また、底板部54bには被取付孔54e、54eが、また、脚部54cには被取付孔54f、54fがそれぞれ形成され、これら被取付孔54e、…を介して第1のブラケット54は、ヘッドパイプ3の取付部3aにボルト止めされる。
【0017】
図5に示すように、第2のブラケット55は、略直方体形状に形成された基部55aと、該基体の両側から上方に向けて張り出す左右の張出部55b、55bを有する。基部55aには、被取付孔55c、55cが第1のブラケット54の被取付孔54f、54fと同軸状となるように形成されている。そして、第2のブラケット55と第1のブラケット54とは共に重ねられた状態で、ともに同軸状とされる被取付孔54fと被取付孔55cに1本のボルトが挿通され、該ボルトによって、第2のブラケット55は第1のブラケット54とともに前記ヘッドパイプ3の取付部3aに取り付けられる。
【0018】
リンク機構56について説明すると、図2及び図3、図6に示すように、ロータリーダンパ51の下方へ突出するシャフト53にはアーム60の一端部60aが取り付けられ、該アーム60の二股に分かれる他端部60bにはボルト61及びこのボルト61の外周に嵌合されるボール部材62等を介して、メガネ状のリンク材63の一端部が球面支持される。また、リンク材63の他端部はトップブリッジ49に形成された取付部49aに、ボルト64及びこのボルト64の外周に嵌合されるボール部材65を介して球面支持される。つまり、アーム60、ボルト61、64、ボール部材62、65、リンク材63によって、トップブリッジ49の動きをシャフト53に伝えるリンク機構56が構成されている。
【0019】
ロータリーダンパ51のハウジング52は、前記第1、第2のブラケット54、55を介してトップブリッジ49に、その後方へ延出するように取り付けられる。そして、ハウジング52のトップブリッジ49より後方へ延出する延出部52aの下方には、油圧制御弁68を駆動制御する駆動手段の一例であるリニアソレノイド69が配置されている。
【0020】
燃料タンク14の前部には、ロータリーダンパ51及び第1,第2のブラケット54,55との干渉を避けるために、凹部14aが形成されている。なお、図2において、70はヘッドパイプの前方に配置されるイグニッションスイッチを示す。
【0021】
図7〜図9、図11に示すように、ロータリーダンパ51のハウジング52は、ボディ71とキャップ72からなっている。ボディ71の上面部には扇状の凹部73が形成され、この凹部73はキャップ72によって覆われることで油室74が形成されている。油室74はベーン75によって左右2つの油室74a、74bに区画される。図10に示すように、ベーン75の基部75aは円筒状に形成され、この円筒状部分にはシャフト53が、スプライン等の固定手段を介してベーン75と一体的に回転するように固定状態で連結される。そして、このシャフト53によってベーン75はハウジング52に対し揺動可能に支持される。また、シャフト53は、ボディ71とキャップ72にそれぞれ設けられた軸受71a、72aによりブッシュ78、80を介して回転自在に支持される(図14参照)。
【0022】
ベーン75の油室74の内周面に対向する上端部、下端部及び後端部には、それらに連続するように溝75bが形成され、これら溝75bには同溝75bの形状に合わせてコ字状に形成された、例えばゴム等の弾性材からなるシール部材76が嵌合されている。ここで、溝75b並びにシール部材76は、シャフト53までは達しておらずその手前まで延びて形成されあるいは嵌合されている。また、シール部材76は、その高さが溝75bの深さよりも高く設定されていて、その頂部が溝75bから外方へ突出している。そして、この突出部が油室74を区画するボディ71とキャップ72の内周面および後述するシール用のワッシャ77a、77bに適宜締め代をもって当接している。
【0023】
図14に示すように、シャフト53の外周には、ベーン75の基部75aの上下面部に当接するように、シール用のワッシャ77a、77bが嵌合されている。シール用のワッシャ77a、77bは、例えば金属製のものであって、油室74a、74b内の作動油が、ベーン75の基部75aとキャップ72の下面との間あるいはベーン75の基部75aとボディ71との間を通って、軸受71a、72aに至るのを未然に防ぐものである。
つまり、ハウジング52内に区画された2つの油室74a、74bは、シール部材76及びシール用のワッシャ77a、77bによって、互いに液密に保持されるとともに、軸受71a、72aに対しても液密に保持される。
ここで、シャフト53を回動可能に支持する軸受71a、72aと油室74a、74bとを液密に区画するシール部は、前記シール用のワッシャ77a、77b、並びにそれらワッシャ77a、77bと当接するベーン基部75a、ハウジング52の内周面、シール部材76によって構成される。
【0024】
シャフト53のシール用のワッシャ77aが嵌合される箇所の上側部分には前記ブッシュ78が、またシール用のワッシャ77aが嵌合される箇所の下側部分にはサークリップ79がそれぞれ嵌合されている。また、シャフト53の下側のシール用ワッシャ77bが嵌合される箇所の下側部分には、前記ブッシュ80及びオイルシール81がそれぞれ嵌合されている。
【0025】
図10〜図12に示すように、前記ハウジング52のボディ71には、左右の油室74a、74bにそれぞれ連通する油通路83、84が、これら油室74a、74bの内周面後端からさらに後方へ延びるようにかつ互いに略平行になるように形成されている。油通路83、84には逆止弁85,85がそれぞれ介装されている。さらに、油通路83、84の後端部は、それら油通路83、84どうしを連通する油通路86が油通路83、84に略直交するように形成されている。油通路86は上下方向に配置された油圧制御弁68を介して、油通路86と略直交するように延びる下段側の油通路87に接続される(図12参照)。油通路87は油室74の下方へ至るよう、油圧制御弁68が設けられた個所から前方へ延びていて、その前端が該油通路87と略直交する油通路88と連通されている。油通路88の左右の両端部近傍にはそれぞれ逆止弁89,89が介装され、油通路87の左右の両先端はさらにボディの側縁側へ延びた後、上方へ立ち上がって前記左右の油室74a、74bとそれぞれ連通される。つまり、このハウジング52のボディ71には、油通路83、84、86,87、88は上下2段に形成されている。
【0026】
ここで、逆止弁85、89はともに同様な構成である。逆止弁85を例にとって説明すると、バルブボディ85aには、バルブシート85bが設けられるともにボール85cが収納され、このボール85cはバルブシート85bに当接するよう、スプリング85dによって適宜押圧力をもって付勢されている。逆止弁85によれば、スプリング85dの付勢力に抗してボール85cをバルブシート85bから離間する方向への流体の流れは許容するものの、逆方向の流体の流れは阻止する。ここでは、逆止弁85は、油室74a、74bから作動油が油通路83、84を通って油通路86側へ流れるのを許容するが、逆方向の作動油の流れは阻止する。また、逆止弁89は、作動油が油通路88を通って油室74a、74b側へ戻るのを許容するが、逆方向の作動油の流れは阻止する
【0027】
図10に示すように、油圧制御弁68は、ロータリーダンパ51の減衰力を可変するものである。油圧制御弁68は、バルブボディ68aに、バルブシート68bが設けられるとともに、バルブシート68bに対向するようポペット68cが収納されている。ポペット68cは、バルブシート68bから離間するよう、該ポペット68cの底部バネ座とバルブシート68bとの間に介装されたスプリング68dにより適宜押圧力をもって付勢されている。ポペット68cの下端にはプッシュロッド68eの上端が挿入され、プッシュロッド68eの下端はリニアソレノイド69に接続されている。そして、リニアソレノイド69の励磁操作によって、ポペット68cは、スプリング68dの付勢力に抗して、その頭部がバルブシート68cに当接するよう押圧調整される。
【0028】
すなわち、油圧制御弁68によれば、ポペット68cが、その頭部と底部の空間に連通するハウジング52内の左右の油室74a、74bの差圧、スプリング68dの付勢力、及びプッシュロッド68eを介したリニアソレノイド69の励磁力によってその位置が定まり、左右の油室74a、74bの差圧に基づくポペット押圧力とスプリング68dの付勢力との合力が、リニアソレノイド69の励磁力より弱い場合には、ポペット68cがバルブシート68bに当接して当該油圧制御弁68は閉状態となり、左右の油室74a、74bの差圧に基づくポペット押圧力とスプリング68dの付勢力との合力が、リニアソレノイド69の励磁力を超える場合に、ポペット68cがバルブシート68bから離間して、油圧制御弁68は開状態となる。そして、作動油が油圧制御弁68のバルブシート68bとポペット68cとの間の隙間を通過するときに、所定の減衰力が得られるようになっている。
なお、リニアソレノイド69は、車速や車体加速度が増すと、より大きな励磁力が発揮されるように図示せぬ制御部により制御される。
【0029】
図12に示すように、油通路86と油通路87との間にはバイパス油通路91が形成され、このバイパス油通路91にはリリーフバルブ92が介装されている。リリーフバブル92は、バルブボディ92aにバルブシート92bが設けられるとともにボール92cが収納され、ボール92cが、スプリング92dにより適宜押圧力をもってバルブシート92b側へ付勢される構造になっている。そして、通常、ボール92cがバルブシート92bに当接しているが、油通路86と油通路87との差圧が所定値以上になると、該差圧に基づく押圧力により、スプリング92dの付勢力に抗してボール92cがバルブシートから離間するように移動して開弁し、油通路86と油通路87間の圧力差を緩和する。
【0030】
また、油通路88にはフリーピストン93が連通されている。フリーピストン93は、ボディ71に一体に形成されたシリンダ93aと、該シリンダ93aの前部に作動油を貯留するための貯留部93bを画成するピストン93cと、ピストン93cを貯留部側へ付勢するスプリング93dとを備える構造になっている。そして、このフリーピストン93では、前記油室74a、74b並びにそれら油室同士を連通する油通路83、84…等からなる閉空間内に充填される作動油が温度変化によって膨張あるいは収縮する際に、ピストン93cの移動によって貯留部93bが容量変化し、作動油の熱膨張等を吸収する。
【0031】
次に、前記構成のロータリーダンパの作用について説明する。
走行時においてハンドル21を例えば左側へ切ると、ハンドル21と一体的にトップブリッジ49が同方向へ回転し、このトップブリッジ49の動きがリンク機構56を介してロータリーダンパ51のシャフト53に伝わる。そして、シャフト53も図11において時計針の反回転方向へ回転し、それとともにベーン75が同方向(図11における(イ))へ回転する。これに伴い、油室74bが狭小となってそこに充填されている作動油の圧力が高まり、該油室74b内の作動油は、油通路84、逆止弁85を通って油通路86に至り、そこから圧力制御弁68へ至る。
【0032】
圧力制御弁68では、通常、ポペット68cがリニアソレノイド69の励磁力によってバルブシート68bに当接して閉状態になっており、例えば、油室74b側から若干の作動油圧力が加わっても閉状態を維持されるが、左右の油室74a、74bの差圧に基づく押圧力とスプリング68dの付勢力との合力が、リニアソレノイド69の励磁力を超える場合には、ポペット68cがバルブシート68bから離間し、油圧制御弁68は開状態となる。このとき、油通路86内の作動油は、油圧制御弁68のバルブシート68bとポペット68cとの間の隙間を通って、油通路87に至り、そこからさらに油通路88及び逆止弁89を通って左側の油室74aへ至る。このように作動油が圧力制御弁68等を通過するときの抵抗が、減衰力を発生させることとなってハンドル21に作用する。つまり、ハンドル21を切るときの抵抗力となり、ハンドルに働く瞬時の回転力に対する抵抗力となって作用する。
【0033】
上述の説明はハンドル21を左側へ切るときの説明であるが、逆に右側へ切るときも同様である。
【0034】
リニアソレノイド69は、車速や車体加速度によって制御され、例えば車速が増したり車体加速度が大きくなると励磁力が高まるよう図示せぬ制御部により制御される。したがって、このときには、油圧制御弁68の開弁タイミングが遅らされ、しかも開弁後も励磁力が増した分だけ、弁開度は小さくなり、より大きな減衰力が発揮される。つまり、車速が速ければ速いほど、また、加速度が増せば増すほど、高い減衰力が発揮される。
【0035】
したがって、低速あるいは低加速度で走行するときは、ハンドリング性を重視し、比較的軽い力でハンドル21を切ることができるが、高速あるいは高加速度で走行するときには、ハンドル21を切る際に高い減衰力が作用することとなり、これによりキックバック現象の発生を低減することができる。
【0036】
なお、前記ロータリーダンパ51の制御の中で、何らかの原因で左右の油室74a、74bのうちの一方の油室の作動油圧が高まり、作動油の油圧制御弁68の上流側と下流側の差圧が予め設定した値よりも大きくなる場合には、リリーフバルブ92が開き、バイパス油通路91を通じて油通路86内の作動油を油通路87へ流し、それらの開きすぎた差圧を緩和する。つまり、一方の油室の作動油圧が高くなりすぎるのを未然に防止する。また、油室74及び油通路83、84…等に充填された作動油の温度が変化して、該作動油が膨張あるいは収縮するときには、それに応じてフリーピストン93のピストン93cがシリンダ93a内を移動することにより、作動油の容量変化を吸収する。
【0037】
また、前記ロータリーダンパ51の動作において、ハンドル21の動きに伴いシャフト53が回転し、左右の油室74a、74bのうちの一方の油室が狭小となってそこに充填されている作動油の圧力が高まるとき、該一方の油室内の作動油の一部が、ベーン75の基部75aとキャップ72の下面との間あるいはベーン75の基部75aとボディ71との間を通って軸受71a、72aに至り、そこから他方の油室へ至ろうとするが、シャフト53の外周には、ベーン75の基部75aの上下面部に当接するように、シール用のワッシャ77a、77bが嵌合されており、これらシール用のワッシャ77a、77bが、同作動油の軸受71a、72aへ流れ込むのを未然に防止する。したがって、前記一方の油室内の作動油が軸受71a、71bを介して他方の油室へ流れるのを防止でき、作動油のリークがないため、当該ロータリーダンパ51は、ダンパとして高い減衰力を確保できる。
また、ベーン75に形成したシール部材嵌合用の溝75bがシャフト53まで達しておらず、加えてシャフト53の周りにベーンの基部75aがあるので、溝75bから直接シャフト53周りの隙間へ作動油がリークすることがない。
また、シール部材76の端部がワッシャ77a、77bに当接しているので、シール部材76の端部からの作動油のリーク量を少なくすることができる。
また、ベーン75の溝75bに嵌合されるシール部材76は、それ自体の締め代をもって油室74a、74bを区画するボディ71やキャップ72の内周面に当接するので、バネ等の特殊な部品を用いることなく、高いシール性を確保できる。
【0038】
なお、前記実施の形態はあくまで本発明の例示であり、必要に応じて発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。
例えば、前述した実施の形態では、ロータリーダンパ51のハウジング52を車体フレーム2側に、シャフト53を操舵系50にそれぞれ取り付けているが、これとは逆に、ロータリーダンパ51のハウジング52を操舵系50に、シャフト53を車体フレーム2側に取り付けてもよい。
【0039】
また、前述した実施の形態では、ロータリーダンパ51の左右の油室74a、74bを連通するための油通路83、84…を、ハウジング52のボディ71に形成しているが、これに限られることなく、同油通路をハウジング52のキャップ72に設けても良く、さらに、ベーン75に設けてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、本願発明のロータリーダンパによれば、ベーンの基部に軸受と油室とを液密に区画するシール部を設けているので、一方の油室内の作動油が、摺動部分であるシャフトと軸受との隙間を通って他方の油室に流れ込むのを防止でき、このように軸受からの作動油のリークをなくすることができるので、ダンパとして高い減衰力を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す自動二輪車の側面図である。
【図2】 同自動二輪車におけるロータリーダンパの取付構造を示す一部を断面した側面図である。
【図3】 同自動二輪車におけるロータリーダンパの取付構造を示す平面図である。
【図4】 ロータリーダンパ取付用の第1のブラケットを示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(a)のAーA線に沿う断面図である。
【図5】 ロータリーダンパ取付用の第2のブラケットを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のBーB線に沿う断面図である。
【図6】 図3のCーC線に沿う断面図である。
【図7】 ロータリーダンパの平面図である。
【図8】 図7のD矢視図である。
【図9】 ロータリーダンパの底面図である。
【図10】 ロータリーダンパの断面図である。
【図11】 ロータリーダンパのハウジングボディの一部を断面した平面図である。
【図12】 図10のEーE線に沿う断面図である。
【図13】 ロータリーダンパの構成を示す概略図である。
【図14】 図10の要部の拡大図である。
【符号の説明】
1…自動二輪車、 2…車体フレーム、
3…ヘッドパイプ、 6…ステアリングステム、
14…燃料タンク、 21…ハンドル、
49…トップブリッジ、 51…ロータリーダンパ、
52…ハウジング、 53…シャフト、
56…リンク機構、 68…油圧制御弁、
71…ボディ、 72…キャップ
71a、72a…軸受、 75…ベーン、
75a…ベーンの基部、 76…シール部材(シール部)
77a、77b…シール用のワッシャ(シール部)
74(74a、74b)…油室、 92…リリーフバルブ、
93…フリーピストン。

Claims (3)

  1. ハウジング内の油室を2つに区画するベーンの揺動時に前記2つの油室間を作動油が流通することで減衰力を発生させるとともに、前記ベーンの基部を固定状態に連結させながら前記ハウジングに対して前記ベーンを揺動可能に支持するシャフトを有してなるロータリーダンパにおいて、
    前記シャフトにおける該シャフトの軸方向で前記ベーンの基部の両端面よりも外側の部位を、それぞれ前記ハウジングの軸受ブッシュを介して回動可能に支持すると共に、
    前記基部の両端面と前記各軸受及びブッシュの端面との間にそれぞれシール部を介設し、該各シール部により前記軸受と前記油室とを液密に区画することを特徴とするロータリーダンパ。
  2. 前記ベーンにおける前記油室の内周面に対向する端縁にシール部材を設け、該シール部材の端部を前記シャフトの手前で終端させると共に、
    前記シール部を前記シール部材とは別体かつ前記シャフトの外周に嵌合するワッシャ状に設け、該シール部を前記シール部材の端部に当接させることを特徴とする請求項1に記載のロータリーダンパ。
  3. 前記シール部が金属製とされることを特徴とする請求項2に記載のロータリーダンパ。
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