JP4265805B2 - 画像処理システム - Google Patents
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Description
一方、特許文献2には、省電力状態である場合に、通電されているコントローラにより、ネットワークを介して外部装置からハードディスクに対するアクセス要求が受信されると、ハードディスクに対する通電を開始して要求された処理を行う画像処理装置が示されている。
また、特許文献3には、サブ電源によりサブCPU及び外部インターフェースに電力が供給された省電力状態である場合に、外部インターフェースを通じて印刷要求を受けると、サブCPUにより装置全体を制御するメインCPUに電力を供給して印刷を行う複合機が示されている。
また、自装置が省電力状態であるときに、外部装置から通信手段を通じて、或いは所定の操作部に対する操作を通じて何らかの処理が要求された場合に、常にその要求に応じて通電されていない多くの機器に対する通電を開始し、要求された処理を実行していたのでは、十分な省電力化を図れないという問題点があった。
さらに、多数の画像処理装置各々が、省電力状態であるときに、発生した処理要求の内容等の状況に応じて稼働状態へ復帰するか否かの判別を行う場合、多数の画像処理装置各々が、省電力状態においても各種判別を行う演算手段を通電された状態に維持しなければならず、十分な省電力化が図れないという問題点もあった。
従って、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の画像処理装置が存在する場合に、それら全体の省電力管理を容易化でき、また、それら全体の電力消費を抑えることができる画像処理装置及びその管理装置、並びに画像処理装置とその管理装置とを備えた画像処理システムを提供することにある。
また、管理装置が、複数の画像処理装置について、省電力状態から稼働状態への復帰させるか否かの判別を一括して行えるので、各画像処理装置が、省電力状態において、各種の判別を行う演算手段を通電された状態に維持する必要がない。その結果、ネットワーク接続された複数の画像処理装置全体の電力消費を抑えることができる。
さらに、管理装置が、各画像処理装置が省電力状態であるときに、各画像処理装置が備える複数の前記機能ブロックのうち必要最小限の機能ブロックのみが通電有りの状態となるように制御することができる。これによっても、画像処理装置の電力消費を抑えることができる。
また、前記画像処理装置が備える前記通信手段が、前記通電制御手段の構成要素の一部若しくは全部を兼ねて構成されていれば、省電力状態において、通電有りの状態にしておくべき構成要素をさらに減らすことができ、さらに電力消費を抑えることができる。
ここに、図1は本発明の実施形態に係る画像処理装置X及びこれを構成要素とする画像処理システムZの概略構成を表すブロック図、図2は画像処理装置Xが備えるNICの概略構成を表すブロック図、図3は画像処理システムZの構成要素である管理装置Yの概略構成を表すブロック図、図4は画像処理装置Xにおける電源の接続関係の一例を表す電源系統図、図5は画像処理システムZにおける画像処理装置主導型の通電判別制御処理の手順を表すフローチャート、図6は管理装置Yにおける画像処理装置の通電可否判別規則を表す週間スケジュールを模式的に表した図、図7はデータ処理の種類と通電可とする機能ブロックとの対応を表す処理種類・機能ブロック対応テーブルのデータ構成を模式的に表した図、図8は画像処理システムZにおける管理装置主導型の通電判別制御処理の手順を表すフローチャートである。
画像処理システムZは、複数の画像処理装置Xと、その各々とネットワーク30を通じて通信可能に構成され、各画像処理装置Xの通電状態を制御する管理装置Yとを備えている。図1に示す例では、ネットワーク30には、画像処理装置Xに対してプリント要求やデータファイリング処理の要求を送信するパーソナルコンピュータなどからなるホスト装置31も接続されている。
本画像処理システムYでは、管理装置Yが、所定の通電判別規則に基づいて各画像処理装置Xが備えるデータ処理部(データ処理に関する部品若しくは部品の集合)の通電可否を判別する機能と、その判別結果を各画像処理装置Xに送信する機能とを備えている。
一方、各画像処理装置Xは、自装置が備えるデータ処理部に対して通電するか否かを切り替える機能と、管理装置Yからネットワークインターフェースカード(通信手段の一例)を通じて、自装置のデータ処理部の通電可否の判別結果が受信された場合に、その判別結果に基づいて前記データ処理部の通電状態を制御する。
以下、画像処理システムYの各構成要素について説明する。
画像処理装置Xは、例えば標準規格IEEE802.3に準拠したLAN等のネットワーク30を介して、管理装置Y及びホスト装置31等の外部装置と通信可能に構成され、その通信を行う通信手段の一例として、ネットワークインターフェースカード5(以下、NICという)を備えている。ここで、ホスト装置31は、例えばパーソナルコンピュータ等により構成されている。
画像処理装置Xは、図1に示すように、前記NIC5に加え、操作・表示部2、ハードディスクドライブ3(以下、HDDと称する)、画像処理演算部4、スキャナ制御部6、スキャナ部6a、プリント制御部7、プリント部7a、後処理制御部8、シフター8a、パンチャー8b、ステイプラー8c、メイン制御部9、メイン通電切替回路10、メイン電源21、サブ電源22等を備えている。
さらに、スキャナ部6aは、自動原稿搬送装置6b(以下、ADFと称する)を備え、プリント部7aは定着用ヒータ7bを備えている。
また、図1に示す例では、メイン制御部9、画像処理演算部4、NIC5、スキャナ制御部6、プリント制御部7、後処理制御部8及びメイン通電切替回路10は、バス11により相互に接続されている。
操作・表示部2は、情報を入力するための操作入力手段と、情報の表示手段とを備えるものである。その操作入力手段は、例えば、シートキーや液晶表示装置の表面に設けられたタッチパネル等から構成されるものである。また、その表示手段は、例えば、液晶表示装置やLEDランプ等から構成されるものである。この操作・表示部2により、利用者に対するマンマシンインターフェースが構成されている。
画像処理演算部4は、専用の信号処理回路或いはDSP(Digital Signal Processor)等により構成され、画像データについて各種画像処理を行い、画像形成に用いる印刷データ(イメージデータや印刷ジョブ等)の生成や、ホスト装置31へ送信する画像データ(例えば、JPEG形式等の所定の符号化がなされた画像データ等)の生成、画像データに暗号化を施す処理や、暗号化された画像データを復号化する処理、或いは画像データを圧縮符号化する処理や、圧縮符号化された画像データを伸張(復元)する処理等を行うものである。
スキャナ部6aは、不図示のガラス製の原稿台上に載置された原稿や、ADF6bにより搬送される原稿から、その原稿に形成された画像を読み取る装置である。このスキャナ部6aは、ADF6bの他、例えば、原稿の画像面に光を照射する光源及び原稿からの反射光を所定の方向へ反射するミラーが設けられ、原稿に沿って移動するよう構成された移動式光学ユニットと、その移動式光学ユニットを駆動するモータ(駆動手段の一例)と、その移動式光学ユニットから出射される光を所定の経路に沿って導く固定式のミラー及びその光を集光するレンズと、そのレンズを通過した光を光電変換し、その光(即ち、原稿の画像面に反射した光)の光量に応じた電気信号を出力するCCD(Charge Coupled Device)等とを備えている。前記移動式光学ユニットは、原稿台に載置された原稿から画像を読み取る場合には、その原稿に沿って移動しつつ画像面に光を照射する。一方、ADF6bにより搬送される原稿から画像を読み取る場合には、前記移動式光学ユニットは、原稿の搬送経路に対向する所定位置に固定され、搬送中の原稿に光を照射する。また、前記CCDから出力される電気信号は、画像データとして画像処理演算部4へ伝送される。
ADF6bは、原稿供給用のトレイにセットされた原稿を、1枚ずつ所定の搬送経路に沿って搬送し、原稿排出用のトレイに排出する装置である。このADF6bは、例えば、原稿供給用のトレイから原稿の搬送経路へ原稿を1枚ずつ送り出す給紙ローラと、原稿の搬送経路において原稿を搬送する原稿搬送ローラ、及びそれら各ローラを駆動するモータを備えている。
プリント部7aは、不図示の給紙カセットに収容された記録紙を、1枚ずつ順次送り出し、所定の画像形成位置を経て排紙トレイまで搬送するものとともに、その画像形成位置において、スキャナ部6aにより原稿から読み取られた原稿の画像データや、画像処理演算部4により生成された印刷データ等に基づいて、記録紙に画像を形成(出力)するものである。ここで、当該画像処理装置Xは、原稿の画像データに基づく画像形成処理を行うことによって複写機として機能し、ホスト装置31から受信したプリント要求(印刷ジョブ)に基づく画像形成処理を行うことによってプリンタとして機能する。
このプリント部7aは、例えば、像を担持する感光体ドラム、その感光体ドラムに対し帯電を行う帯電装置、与えられた画像データや印刷ジョブに基づく静電潜像を感光体ドラム表面に書き込む露光装置、その静電潜像をトナー像として現像する現像装置、感光体ドラム上のトナー像を記録紙に転写する転写装置、感光体ドラムや記録紙搬送用のローラを駆動するモータ等を備えている。
さらに、プリント部7aは、記録紙に転写されたトナー画像を、加熱して定着させる定着装置を備え、この定着装置は、定着用ヒータ7bが内装された加熱ローラと、トナー画像が転写された記録紙を前記加熱ローラに対して圧接させる加圧ローラと、各ローラを駆動するモータ等も備えている。
シフター8aは、複数の排紙トレイが設けられた可動式トレイを備え、プリント部7aにより、ひとまとまりの画像データや印刷ジョブ(以下、1組のジョブという)について複数部数分の画像形成処理が連続して行われた場合に、それら記録紙を予め定められた規則に従って仕分けするものである。ここで、可動式トレイは、記録紙の排出口に対する排紙トレイ各々の位置を移動可能に構成されている。
例えば、シフター8aは、画像形成後の記録紙が、排紙トレイ各々に対して前記1組のジョブごとに、或いは同じページごとに排出されるよう前記可動式トレイが制御される。また、パンチャー8bは、画像形成後の記録紙にパンチ穴を開ける処理を行うものである。また、ステイプラー8cは、画像形成後の複数枚の記録紙に対してステイプル綴じ処理を施すものである。以下、シフター8a、パンチャー8b及びステイプラー8cを総称して、後処理実行部と称する。
また、画像読み取り、画像形成及び記録紙に対する後処理の各個別の処理を直接的に行うスキャナ部6a、プリント部7a、後処理実行部8a〜8c各々を制御するスキャナ制御部6、プリント制御部7及び後処理制御部8を総称して、ローカル制御部と称する。
メイン電源21及びサブ電源22は、当該画像処理装置Xの各構成要素に対して電力を供給する電源回路である。
メイン通電切替回路10は、後述するように、NIC5から受ける制御信号に従って、サブ電源22の1つについて、これを商用電源に接続するか否かを切り替えることにより、メイン制御部9等の一部の機器に対して通電を行うか否かを切り替えるスイッチ回路である。その詳細は、後述する。
例えば、メイン制御部9は、プリント制御部7に対し、画像形成先となる記録紙のサイズや、出力画像の縮倍率や濃度補正値、カラー画像形成処理を行うかモノクロ画像形成処理を行うか等の情報を引き渡す一方、プリント制御部7からは、何枚目の記録紙への画像形成まで終了したかの情報や、プリント部7aで発生したエラーの情報等を取得する。さらに、メイン制御部9は、スキャナ制御部6に対し、原稿における画像読み取り範囲の情報等を引き渡す一方、スキャナ制御部7からは、ADF6bを用いて何枚目の原稿まで画像読み取りが終了したかの情報や、スキャナ部6aによって読み取られた画像データ、ADF6bで発生したエラーの情報等を取得する。また、メイン制御部9は、後処理制御部8に対し、シフター8aによる仕分け処理の種類に関する情報や、パンチャー8bやステイプラー8cにより穴開け処理やステイプル綴じ処理を施す記録紙の枚数情報等を引き渡す一方、後処理制御部8からは、シフター8a、パンチャー8b及びステイプラー8cで発生したエラー情報等を取得する。
以上に示したように、メイン制御部9、HDD3、スキャナ制御部6、スキャナ部6a、プリント制御部7、プリント部7a、後処理制御部8、後処理実行部8a〜8cは、各々機能に応じて区分された部品若しくは部品の集合として構成された機能ブロックである。また、これら複数の機能ブロックの全体が、各種のデータ処理(スキャナ処理、プリント処理、後処理及びデータファイリング処理)を実行する前記データ処理部を構成する。
次に、図2に示すブロック図を参照しつつ、NIC5の構成について説明する。
NIC5は、バスコネクタ61、バス制御部62、MPU63、メモリ制御部64、ROM65、フラッシュメモリ66、ネットワーク制御部67、ネットワークコネクタ68及びI/Oポート69等を備えている。
バスコネクタ61は、バス11に接続されるコネクタであり、バス制御部62は、バス11を通じて他の機器との間で信号伝送を行うものである。
ネットワークコネクタ68は、ネットワーク30に物理的に接続するコネクタであり、ネットワーク制御部67は、例えば標準規格IEEE802.3及びTCP/IP等の所定のネットワークプロトコルに準拠した通信制御を行うものである。
I/Oポート68は、後述する操作検知スイッチ1に接続され、その操作検知スイッチ1とMPU73との間の信号伝送を中継するインターフェースである。
MPU63は、ROM65に予め記憶されたプログラムを実行することにより、バス11とネットワーク30との間の信号伝送を中継する処理や、ネットワーク30を介してホスト装置31から所定の処理が要求された場合に、これに応答する処理等、各種の処理を行う演算手段である。実行するプログラムは、MPU63が内蔵する不図示のRAMに展開されて実行される。このMPU63は、メモリ制御部64を介して、ROM65やフラッシュメモリ66に対するアクセスを行う。
次に、図3に示すブロック図を参照しつつ、管理装置Yの構成について説明する。
管理装置Yは、一般的な計算機であり、液晶ディスプレイ等により構成された表示部81と、キーボード及びマウス等により構成された情報入力手段である操作部82と、MPU及びその周辺装置(ROM、RAM等)により構成され、各種演算を行う演算部83と、ネットワーク30を介して画像処理装置X各々と通信を行う通信手段であるネットワークインターフェースカード84(NIC)と、前記演算部83により実行されるプログラムや、演算部83により参照される各種データが記憶される記憶手段であるハードディスクドライブ85(以下、HDDと称する)等を備えている。
管理装置Yは、演算部83がHDD85に予め記憶された所定のプログラムを実行することにより、後述する各種の処理を実行する。
次に、図4に示す電源系統図を参照しつつ、画像処理装置Xにおける各機能ブロックに対する電源の接続関係の一例について説明する。
なお、図4では、電源供給ラインを実線で表し、その他の信号伝送ラインを破線で表している。
図4に示す例では、画像処理装置Xは、9個のサブ電源22を備えている。以下、それぞれ第1サブ電源221〜第9サブ電源229と称する。
前記メイン電源21は、NIC5及びメイン通電切替回路10に対して電力を供給する電源である。
このメイン電源21は、当該画像処理装置X全体に対する根元の電力供給源となる商用電源50に対し、手動操作に応じて電源供給ラインを導通させるか遮断するかを手動で切り替える手動切替スイッチ40を介して接続されている。利用者がこの手動切替スイッチ40の切り替え操作をすることにより、NIC5及びメイン通電切替回路10に対して通電されるか否かが切り替えられる。従って、NIC5及びメイン通電切替回路10は、当該画像処理装置Xが商用電源50に接続されている状態では、利用者の操作によって手動切替スイッチ40が導通状態から遮断状態に切り替えられない限り、常に通電された状態となる。また、手動切替スイッチ40が遮断状態に切り替えられると、当該画像処理装置X全体が非通電状態(停止状態)となる。
また、第2サブ電源222、第3サブ電源223及び第4サブ電源224は、それぞれスキャナ制御部6、プリント制御部7及び後処理制御部8の各々に対して電力を供給する電源回路である。
また、第5サブ電源225、第6サブ電源226及び第9サブ電源229は、それぞれHDD3、スキャナ部6a、後処理実行部8a〜8cの各々に対して電力を供給する電源回路である。
また、第7サブ電源227は、プリント部7aのうちの定着用ヒータ7bを除く機器に対して電力を供給する電源回路であり、第8サブ電源228は、定着用ヒータ7bに対して電力を供給する電源回路である。
これにより、手動切替スイッチ40が導通状態にされた上で、さらに自動切替スイッチ41〜49の各々が導通状態となって初めて、サブ電源221〜229各々が通電状態となる。
以下、電源供給ラインを導通させること及び遮断することを、各々ONする及びOFFするという。同様に、電源供給ラインが導通した状態のこと及び遮断した状態のことを、各々ON状態及びOFF状態という。
そして、自動切替スイッチ41〜49は、その各々がON状態となるかOFF状態となるかにより、各機能ブロック6〜10、6a、7a、8a〜8c各々に対して個別に通電するか否かを切り替える通電切替手段として機能する。
これ以降、画像処理装置Xにおいて、NIC5が通電有りの状態(手動切替スイッチ40が導通状態)であり、前記データ処理部全体(全ての機能ブロック6〜10、6a、7a、8a〜8c)が通電無しである状態(自動切替スイッチ41〜49の全てがOFF状態)をスリープモードという。一方、NIC5及び前記データ処理部全体(全ての機能ブロック6〜10、6a、7a、8a〜8c)が通電有りである状態を稼働モードという。
この操作検知スイッチ1は、画像処理装置Xを、稼働モードにするかスリープモードにするかを切り替える通電スイッチとして機能するものである。
但し、後述するように、スリープモードから稼働モードへの切り替えについては、操作検知スイッチ1は、その切り替えのトリガーを与えるものに過ぎず、実際に稼働モードに移行するかどうか(データ処理部に通電が行われるか否か)は、管理装置Yにより判別される。
一方、稼働モードであるときに操作検知スイッチ1がOFF状態に切り替えられると、NIC5のMPU63は、何らかのデータ処理を実行中でない限り、メイン通電切替回路10を制御することにより、全ての自動切替スイッチ41〜49をOFFにし、画像処理装置Xをスリープモードへ移行させる。
このように、NIC5は、メイン通電切替回路10を通じて全ての自動切替スイッチ41〜49のON/OFFを制御することにより、各機能ブロックに対する通電を個別に制御する。即ち、NIC5は、各機能ブロック(データ処理部)に対する通電制御を実行する手段(全部)を兼ねている。この他、例えばNIC5がメイン制御部10の通電を制御し、メイン制御部10がその他の機能ブロックの通電を制御するよう構成することも考えられる。この場合、NIC5は、各機能ブロック(データ処理部)に対する通電制御を実行する手段の一部を兼ねたものとなる。
ここで、管理装置Yは、各画像処理装置Xの通電可否の判別及びその判別結果の送信を行う処理として、以下の(1)及び(2)の2通りの処理を実行する。
(1)管理装置Yにおいて自発的に、各画像処理装置Xのデータ処理部についての通電可否の判別と、その判別結果の送信とを実行する処理。以下、これを管理装置主導型の通電判別制御処理といい、その処理手順を図8に示す。
(2)各画像処理装置Xからその画像処理装置Xが備える前記データ処理部の通電可否の判別要求を受信した場合に、その画像処理装置Xについての通電可否の判別と、その判別結果の送信とを実行する処理。以下、これを画像処理装置主導型の通電判別制御処理といい、その処理手順を図5に示す。
[ステップS101、S102]
まず、スリープモードの状態にある画像処理装置Xにおいて、NIC5は、操作検知スイッチ1の状態監視を監視してそれがONされたか否かの判別(S101)と、及びホスト装置31からの信号受信処理を行ってデータ処理要求を受信したか否かの判別(S102)を行う。このステップS102の処理は、ホスト装置31(外部装置の一例)からNIC5を通じて、前記データ処理部の起動要求を受ける処理である。
ここでは、ホスト装置31から受信され得るデータ処理要求の種類、即ち、データ処理部に実行させるデータ処理の種類は、スキャン処理、プリント処理、プリント&後処理及びデータファイリング処理であるものとする。
プリント処理は、記録紙に画像形成を行う処理である。スキャン処理は、原稿から画像を読み取る処理である。プリント&後処理は、記録紙に画像形成を行うとともに、画像形成後の記録紙に後処理(パンチ処理、ステイプル処理、仕分け処理のうちの1又は複数)を施すことである。データファイリング処理は、画像処理装置Xが備えるHDD3にアクセスしてデータファイルを操作する処理(書き込み、更新、読み出し、消去等)である。
これら各データ処理を要求するデータ処理要求には、そのヘッダ部に、当該データ処理の実行を要求するユーザ(即ち、前記データ処理部の起動を要求するユーザ)を識別するユーザIDと、前記データ処理の種類(前記データ処理部に実行させるデータ処理の種類)を表す処理種類情報とが含まれている。なお、データ処理要求の送信元のホスト装置31の識別情報(IPアドレスなど)を、ユーザの識別情報として用いてもよい。
そして、スリープモードであるとき(前記データ処理部が通電無し状態であるとき)に、データ処理要求(データ処理部の起動要求)を受けると、画像処理装置XのNIC5は、管理装置Yに対し、前記データ処理部の通電可否の判別要求(以下、判別要求という)を送信する(S103、通電可否判別要求手段の一例)。
この判別要求には、ホスト装置31から受信したデータ処理要求のヘッダ部(ユーザID、データ処理の種類を表す処理種類情報を含む)と、当該判別要求の送信元である画像処理装置Xの識別情報(例えば、IPアドレスなど)とが含められる。
当該画像処理Xの識別情報(IPアドレスなど)は、NIC5のフラッシュメモリ66(自装置識別情報記憶手段の一例)に予め記憶されている情報である。
なお、ステップS102の処理を実行するNIC5は、ヘッダ部にユーザIDを含むデータ処理要求を受信することによってデータ処理部の起動を要求するユーザの識別情報(ユーザID)を取得するユーザ識別情報取得手段の一例である。
一方、管理装置Yは、画像処理装置X各々から前記判別要求が受信されるか否かを監視しており(S201)、いずれかの画像処理装置Xから前記判別要求が受信されると、その送信元である画像処理装置Xが、予め定められた複数のマシングループ(以下、マシンGrと称する)のいずれに属するかを特定する(S202)。
ここで、マシンGrとは、管理装置Yが通電を管理する複数の画像処理装置Xを複数に区分した単位(グループ)である。管理装置YのHDD85には、各画像処理装置Xに割り当てられているIPアドレス(識別情報)と、マシンGrとの対応関係を表すマシンGr情報が予め記憶されている。そして、管理装置Yは、前記判別要求に含まれる画像処理装置XのIPアドレスと、前記マシンGr情報とに基づいて、前記判別要求の送信元の画像処理装置Xが属するマシンGrを特定する。
同様に、管理装置Yは、前記判別要求の送信元の画像処理装置Xに対してデータ処理の要求を行ったユーザの権限を特定する(S203)。
管理装置YのHDD85には、各ユーザに割り当てられているユーザID(識別情報)と、ユーザ権限との対応関係を表すユーザ権限情報が予め記憶されている。そして、管理装置Yは、前記判別要求に含まれるユーザIDと、前記ユーザ権限情報とに基づいて、データ処理を要求したユーザの権限を特定する。
但し、後述するように、前記判別要求に含まれるユーザIDが"未定"である場合は、管理装置Yは、本ステップS203の処理をスキップする。
次に、管理装置Yは、ステップS202、S203で特定したマシンGr及びユーザ権限、並びに前記判別要求に含まれる前記データ処理の種類の組合せに対応する週間スケジュール情報WSを特定する(S204)。
ここで、週間スケジュール情報WSは、画像処理装置Xの前記データ処理部に対する通電可否を判別する判別規則を表す情報である。
図6は、週間スケジュール情報WSの内容を模式的に表したものである。図6中の各升目は、曜日(月曜日〜日曜日)及び時刻(00時台〜23時台)によって規定される時間帯である。また、空欄の升目は、通電不可である時間帯を表し、"*"印が記されている升目は、通電可である時間帯を表す。管理装置Yは、この週間スケジュールWSにおいて、現在時刻が属する時間帯に設定されている通電可否の情報("*"印の有無)に従って通電可否を判別する。
管理装置Yは、その演算部83が表示部81及び操作部82を制御することにより、ユーザが図6に示すような週間スケジュール情報WSの内容を設定可能とする週間スケジュール設定機能を備えている。この週間スケジュール設定機能により設定された週間スケジュールが、管理装置YのHDD85に記憶される。
ここで、週間スケジュール情報WSは、マシンGrとユーザ権限と前記データ処理の種類との組合せごとに1つが設定され、その組合せと1つの週間スケジュール情報WSとが対応付けられてHDD85に記憶される。管理装置Yは、ステップS202〜S204の処理により、複数の週間スケジュール情報WSの中から前記判別要求に応じた1つを特定する。
従って、複数の週間スケジュール情報WS全体は、現在時刻と、画像処理装置X各々の識別情報(IPアドレスなど)と、ユーザIDと、データ処理の種類を表す情報との組合せに基づいて、前記データ処理部の通電可否を判別する規則を表す情報を構成している。
但し、後述するように、前記判別要求に含まれるユーザIDと、データ処理の種類とが"未定"である場合は、管理装置Yは、マシンGrごとに予め定められている処理未定用の週間スケジュール情報WSを特定する。
この処理未定用の週間スケジュール情報WSは、他の週間スケジュール情報WSと比較して、最も緩やかな基準(最も"通電可"と判別されやすい基準)の通電可否判別規則が設定されている。
また、画像処理装置Xの識別情報に基づき特定されたマシンGrに応じて、週間スケジュール情報WSを設定可能とすることにより、例えば、特定の部門に設置された画像処理装置Xについては、他の部門の画像処理装置Xよりも、データ処理部を起動できる時間帯を長くする、といった通電可否判別規則を設定することが可能となる。もちろん、マシンGrの区分を、画像処理装置X各々と1対1に対応させれば、画像処理装置Xごとに異なる通電可否判別規則を設定することも可能となる。
同様に、データ処理の種類に応じて、週間スケジュール情報WSを設定可能とすることにより、例えば、特に消費電力の大きなプリント処理については、その処理を可能とする時間帯を短くする一方、比較的消費電力が小さなスキャン処理やデータファイリング処理については、その処理を可能とする時間帯を長くする、といった通電可否判別規則を設定することが可能となる。
次に、管理装置Yは、ステップS204で特定した週間スケジュール情報WSと、予めHDD85に記憶された処理種類・機能ブロック対応テーブルTb1とに基づいて、前記判別要求の送信元の画像処理装置Xについて、前記データ処理部の通電可否を判別する(S205、本処理を行う演算部83が通電可否判別手段の一例)。
このステップS205では、まず、管理装置Yは、現在時刻が、週間スケジュール情報WSのいずれの時間帯に属するかを判別し、さらに、その時間帯に設定されている情報("通電可"又は"通電不可")に従って、前記データ処理部の通電可否を判別する。
ここで、"通電不可"とは、前記データ処理を構成するいずれの機能ブロックについても通電不可であることを表す。
一方、管理装置Yは、"通電可"と判別したときは、さらに、データ処理の種類に応じて、前記データ処理部のうちのいずれの機能ブロックを"通電可"とするかを判別する。即ち、機能ブロック単位で通電可否を判別する。但し、後述するように、データ処理の種類が"未定"である場合は、管理装置Yは、機能ブロック単位での通電可否の判別は行わない。即ち、週間スケジュール情報WSによって"通電可"と判別されたときは、データ処理部全体として"通電可"であるものとする。
図7は、前記処理種類・機能ブロック対応テーブルTb1のデータ構成を模式的に表したものである。このテーブルTb1は、データ処理の種類と通電可とする機能ブロックとの対応関係を表すデータテーブルである。なお、図7において"ON"は"通電可"を表し、"OFF"は"通電不可"を表す。また、"SC"は前記スキャン処理、"PR"は前記プリント処理、"PR&TR"は前記プリント&後処理、"DF"は前記データファイリング処理を表す。また、"未定"は、データ処理の種類が特定されていないことを表す。
同様に、データ処理の種類が、プリント処理(PR)である場合、管理装置Yは、画像処理装置Xにおける第1サブ電源211、第3サブ電源223、第5サブ電源225、第6サブ電源226、第7サブ電源227及び第8サブ電源228にのみ"通電可"と判別する。即ち、メイン制御部関係、HDD3、プリント制御部7及びプリント部7aに対してのみ"通電可"と判別する。
以下、同様に、管理装置Yは、図7に示す処理種類・機能ブロック対応テーブルTb1に従って、要求されたデータ処理を実行するのに必要な機能ブロックに対してのみ"通電可"と判別する。
[ステップS206]
以上のようにして通電可否を判別すると、次に、管理装置Yは、その判別結果を、NIC84を通じて前記判別可否要求の送信元である画像処理装置Xに対して送信し(S206、判別結果送信手段の一例)、その後、処理を前述したステップS201へ戻す。
これにより、管理装置Yは、画像処理装置Xから前記判別要求を受信するごとに、前記データ処理部に対する通電可否の判別を行う。
以上に示したように、管理装置Yの演算部83は、画像処理装置Xから前記データ処理部の通電可否の判別要求を受信した場合に、通電可否判別(S205)と、その判別結果の送信(S206)とを実行させる(画像処理装置主導型判別制御手段の一例)。
一方、画像処理装置XのNIC5は、前記判別要求の送信(S103)の後、管理装置Yからの判別結果(応答)の受信を監視する(S104)。
そして、画像処理装置XのNIC5は、管理装置Yから判別結果を受信すると、その判別結果が"通電可"である場合には、"通電可"と判別されたサブ電源(即ち、機能ブロック)に対してのみ通電が行われるよう、メイン通電切替回路10を制御する(S105、通電制御手段の一例)。
続けて、画像処理装置Xは、通電がなされた機能ブロックを動作させることにより、ユーザから要求されたデータ処理要求に応じた処理を実行する(S106)。
一方、画像処理装置XのNIC5は、管理装置Yから受信した判別結果が"通電不可"である場合には、第1サブ電源221に対してのみ通電が行われるよう、メイン通電切替回路10を制御する(S116)。これにより、メイン制御部10及び操作・表示部2が起動する。
続けて、メイン制御部10が、操作・表示部2が備える表示部に、要求されたデータ処理は実行できない旨(即ち、データ処理部に対する通電は不可であるとの応答を受けた旨)を表す情報を表示させる(S117、通電不可通知手段の一例)。
これにより、画像処理装置Xに対してデータ処理を要求したユーザが、その要求は認められなかったことを確認できる。
これらステップS106又はS117のいずれかの処理が終了すると、NIC5は、メイン通電切替回路10を制御することにより、当該画像処理装置Xをスリープモードへ移行させ(S107)、その後、処理をステップS101へ移行させる。
次に、スリープモードの状態にある画像処理装置Xにおいて、操作検知スイッチ1のONが検知された場合(S101のY)の処理について説明する。
この場合、画像処理装置XのNIC5は、管理装置Yに対し、前記判別要求を送信する(S111)。この場合、NIC5は、ユーザIDやデータ処理の種類が"未定"の状態の前記判別要求を送信する。
これに対し、管理装置Yは、ユーザID及びデータ処理の種類が"未定"である場合処理、即ち、前述したステップS201、S202、S204〜S206の処理を実行する(S203はスキップ)。
一方、画像処理装置XのNIC5は、前記判別要求の送信(S111)の後、管理装置Yからの判別結果(応答)の受信を監視する(S112)。
そして、画像処理装置XのNIC5は、管理装置Yから判別結果を受信すると、その判別結果が"通電不可"である場合には、処理をステップS116へ移行させる。これにより、前述した通知処理(S116、S117)移行の処理が実行される。
一方、画像処理装置XのNIC5は、管理装置Yから受信した判別結果が"通電可"である場合には、第1サブ電源221に対してのみ通電が行われるよう、メイン通電切替回路10を制御する(S113)。これにより、メイン制御部10及び操作・表示部2が起動する。
続けて、画像処理装置Xのメイン制御部10は、操作・表示部2を通じて、当該画像処理装置Xを操作するユーザのユーザIDと、要求するデータ処理の種類を含むデータ処理内容を特定する情報とを入力する処理を実行する(S114)。このステップS114において、ユーザは、操作・表示部2に表示される指示に従って、ユーザID及びデータ処理の内容を入力する。この他、画像処理装置Xに、ICカードリーダや、指紋読み取り装置等を設け、これらを通じてユーザID等のユーザ情報を入力する構成も考えられる。
このステップS114の処理は、画像処理装置Xが備える操作・表示部2を通じて前記データ処理部の起動要求を受け付けるとともに、データ処理部の起動を要求するユーザの識別情報(ユーザID)を取得する処理である。
次に、画像処理装置XのNIC5は、ステップS103と同様に、管理装置Yに対し、前記判別要求を送信する(S115、通電可否判別要求手段の一例)。
この判別要求には、ステップS114で入力されたユーザIDと、ステップS114で入力されたデータ処理の内容に基づくデータ処理の種類と、当該判別要求の送信元である画像処理装置Xの識別情報(IPアドレスなど)とが含められる。
このステップS115の処理の後、画像処理装置XのNIC5は、前述したステップS104へ処理を移行させる。これにより、画像処理装置Xにおいて、前述したステップS104〜S107、S116、S117の処理が実行される。
まず、管理装置Yは、前記マシンGrの番号を表す変数gを初期化(g=1)する(S401)。
次に、管理装置Yは、変数gに対応するマシンGr(以下、g番目マシンGrという)の前記週間スケジュール情報WSを特定する(S402)。
管理装置Yは、管理装置主導型の通電判別制御処理に用いる週間スケジュール情報WSを、マシンGrごとに予めHDD85に記憶している。この週間スケジュール情報WSも、前述した週間スケジュール設定機能により設定される情報である。
次に、管理装置Yは、ステップS402で特定した週間スケジュール情報WSに基づいて、g番目マシンGrに属する画像処理装置Xの前記データ処理部に対する通電可否の判別、即ち、稼働モードからスリープモードへ移行させるか、スリープモードから稼働モードへ移行させるかの判別(モード移行の判別)を行う(S403)。
ここで、判別した結果が、それまでの画像処理装置Xの通電状態(モード)に対して変化がある場合、管理装置Yは、g番目マシンGrに属する各画像処理装置Xに対し、ステップS403での判別結果に応じた指令を送信する(S404)。即ち、管理装置Yは、ステップS403で"通電不可"と判別したときは、スリープモードへの移行指令を、"通電可"と判別したときは、スリープモードの解除指令(稼働モードへの移行指令といってもよい)を送信する。
一方、管理装置Yは、ステップS403での判別結果が、それまでの画像処理装置Xの通電状態に対して変化していない場合は、処理を次に示すステップS405へ移行させる。
そして、管理装置Yは、以上に示したステップS402〜S404の処理を、変数gを順次カウントアップ(S406)しながら、全てのマシンGrについての通電可否の判別が終了したと判別(S405)するまで繰り返す。
さらに、管理装置Yは、全てのマシンGrについて通電可否の判別が終了するごとに所定の時間間隔を設ける(S407)ことにより、ステップS401〜S406の処理を周期的に順次繰り返す。
このように、管理装置Yは、各画像処理装置Xの前記データ処理部についての通電可否の判別(S403)と、その判別結果に変化があった場合における判別結果に対応する指令の送信(S404)とを自発的に(画像処理装置Xからの要求に応じてではなく)実行する。以上が、管理装置主導型の通電判別制御処理の一例である。
一方、画像形成装置XのNIC5は、管理装置Yから前記データ処理部に対する通電可否の判別結果に応じた指令が受信されるか否かを監視している(S301)。
そして、画像形成装置XのNIC5は、管理装置Yから指令を受信すると、そのときにデータ処理中である場合にはその処理の終了を待って(S302)、そうでない場合は直ちに、指令に応じたモードへ移行するようメイン通電切替回路10を制御する(S303)。即ち、NIC5は、稼働モードであるときにスリープモード移行指令を受信した場合には、各サブ電源221〜229に対する通電を停止させて当該画像処理装置Xをスリープモードへ移行させる。一方、NIC5は、スリープモードであるときにスリープモード解除指令を受信した場合には、各サブ電源221〜229に対する通電を開始(起動)させて当該画像処理装置Xを稼働モードへ移行させる。
このように、画像処理装置XのNIC5は、管理装置Yからの指令(判別結果)の受信に応じて、メイン通電切替回路10を制御することによってデータ処理部に対する通電を制御する(通電制御手段の一例)。
以降、画像処理装置XのNIC5は、以上のステップS301〜S303の処理を繰り返す。
また、管理装置Yが、複数の画像処理装置Xについて、スリープモードから稼働モードへの復帰させるか否かの判別を一括して行えるので、各画像処理装置Xが、スリープモードにおいて、各種の判別を行うメイン制御部10等を通電された状態に維持する必要がない。その結果、ネットワーク接続された複数の画像処理装置X全体の電力消費を抑えることができる。
さらに、管理装置Yが、各画像処理装置Xがスリープモードであるときに、各画像処理装置Xが備える複数の前記機能ブロックのうち必要最小限の機能ブロックのみが通電有りの状態となるように制御することができる。これによっても、画像処理装置の電力消費を抑えることができる。
Y…管理装置
Z…画像処理システム
1…操作検知スイッチ
2…操作・表示部
3…ハードディスクドライブ
4…画像処理演算部
5…ネットワークインターフェースカード
6…スキャナ制御部
6a…スキャナ部
7…プリント制御部
7a…プリント部
8…後処理制御部
8a…シフター
8b…パンチャー
8c…ステイプラー
9…メイン制御部
10…メイン通電切替回路
11…バス
21…メイン電源
22(221〜229)…サブ電源
30…ネットワーク
31…ホスト装置
40…手動切替スイッチ
41〜49…自動切替スイッチ
61…バスコネクタ
62…バス制御部
63…マイクロプロセッサユニット
64…メモリ制御部
65…ROM
66…フラッシュメモリ
67…ネットワーク制御部
68…ネットワークコネクタ
69…I/Oポート
81…表示部
82…操作部
83…演算部
84…NIC
85…ハードディスクドライブ
S101、S102、、、…処理手順の識別記号
Claims (3)
- 節電機能を備えた複数の画像処理装置と、該複数の画像処理装置の通電管理を行う管理装置がそれぞれネットワーク接続された画像処理システムにおいて、
前記各画像処理装置はデータ処理を実行する各機能ブロック毎に通電切り替え可能な通電切り替え手段を備え、スリープモードであるときにデータ処理要求を受けると前記管理装置に対して当該データ処理のための通電可否の判別要求を送信し、
管理装置は、当該画像処理装置に当該画像処理装置のスケジュール情報に基づいて通電可否情報を応答送信し、
当該画像処理装置は前記応答が通電可の場合、前記データ処理のための機能ブロックを通電状態に切り替え、通電不可の場合、表示制御部を含む機能ブロックに一時的に通電し、前記データ処理が実行できない旨を表示することを特徴とする画像処理システム。 - 請求項1の画像処理システムにおいて、前記画像形成装置が送信する通電可否の判別要求にはデータ処理の内容が含まれることを特徴とする画像処理システム。
- 請求項2の画像処理システムにおいて、前記管理装置が応答送信する通電可否情報のうち、通電可の情報には通電を可とする機能ブロックの情報が含まれることを特徴とする画像処理システム。
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