JP2004157832A - ジョブ処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷者が意図した印刷物であった場合、その場にある画像処理装置の操作部から残り部数の印刷を継続指示し、かつ、分散された他の画像処理装置に対してもその場から印刷の起動を指示することである。
【解決手段】メモリ324に保持される画像データを印刷部により1部印刷させた後、メモリ324に保持される画像データを指定される残部数分プリンタ部2より印刷させ、該残部数分の印刷後、分散印刷情報に基づき、他の画像処理装置に印刷開始をCPU323が指示して、第2の画像処理装置の保持手段に保持されている印刷ジョブを前記分散印刷情報で指定される部数分印刷部より印刷させる構成を特徴とする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置からの印刷ジョブを他の画像処理装置と並列に分散処理可能な画像処理装置および該画像処理装置を複数備えてなる画像処理システムの制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ホストコンピュータから、複数の画像処理装置へ印刷データを送信し、複数の画像処理装置で分散して印刷を行う、分散印刷システムが知られている。たとえば、ある印刷データを10部印刷したい場合、ホストコンピュータから、片方の画像処理装置に5部、もう片方の画像処理装置へも5部印刷するよう指令した場合、短時間で目的の印刷物を得ることができる。また、分散する画像処理装置の台数が増えれば、その分、短時間で目的の印刷物を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術においては下記のような問題があった。即ち、ホストコンピュータから複数の画像処理装置へ印刷データを送信した後、画像処理装置の前で印刷中の印刷物を見た場合、印刷者が意図していない印刷物と分かったら、即座にその画像処理装置の操作部から印刷ジョブのキャンセルを行わなくてはならなかった。
【0004】
さらに、分散された他のすべての画像処理装置まで直ちに移動し、各画像処理装置の印刷ジョブをすべてキャンセルしなければならなかった。分散した画像処理装置の数が多いほど、無駄な印刷物の生成、各画像処理装置への移動とキャンセル操作の手間が発生するなどの不具合があった。また、印刷中、ホストコンピュータから印刷データが流れつづけていれば、ホストコンピュータへも移動し、キャンセル操作をする必要があり、分散出力されたジョブを回収する際に、ユーザが煩雑な判別確認処理が必要となり、利便性が損なわれてしまう等の問題点があった。
【0005】
また、このような問題は、分散出力する台数が多くなるほどさらに厄介な負担をユーザに強いる結果となり、その改善が切望されている。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを処理するジョブ処理方法において、第1の画像処理装置と第2の画像処理装置のそれぞれにおいて前印刷ジョブを保持し、第1の画像処理装置において、印刷ジョブに基づいて少なくとも1部を印刷させる際に、少なくとも1部が印刷された後、第2の画像処理装置に印刷指示を送信して、少なくとも1部が印刷された後、第1の画像処理装置において、前記印刷ジョブに基づいて残り部数を印刷させ、第2の画像処理装置において、前記印刷ジョブに基づいて指定された部数を印刷させることにより、1部印刷されたものが、印刷者が意図したとおりかを目視確認して、1部印刷されたものが、印刷者が意図した印刷物であった場合、その場にある画像形成装置の操作部から、その画像形成装置において残り部数の印刷を継続指示し、かつ、分散された他の画像形成装置に対してもその場から印刷の起動を指示することができ、意図した印刷物を確実に得ることができ、かつ利便性に優れた画像処理環境を自在に整備することができるジョブ処理方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを処理するジョブ処理方法であって、第1の画像処理装置と第2の画像処理装置に前記印刷ジョブを送信する送信ステップと、前記第1の画像処理装置と前記第2の画像処理装置のそれぞれにおいて前記印刷ジョブを保持する保持ステップと、前記第1の画像処理装置において、前記印刷ジョブに基づいて少なくとも1部を印刷させる第1の印刷制御ステップと、前記第1の印刷制御ステップにより少なくとも1部が印刷された後、前記第2の画像処理装置に印刷指示を送信する指示送信ステップと、前記第1の印刷制御ステップにより少なくとも1部が印刷された後、前記第1の画像処理装置において、前記印刷ジョブに基づいて残り部数を印刷させ、前記第2の画像処理装置において、前記印刷ジョブに基づいて指定された部数を印刷させる第2の印刷制御ステップとを有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明に係る画像処理装置を適用可能な画像処理システムの一例を説明するブロック図であり、画像処理装置と周辺機器とが公衆回線網またはネットワークを介して通信可能な画像処理システム例に対応する。
【0009】
図1において、画像処理装置9は、リーダ部1と、プリンタ部2と、コントローラ部3、またその中に、モデム通信部4、ネットワーク処理部7、PDL展開部8、コア部10を有する。
【0010】
リーダ部1は、画像処理装置(プリンタ部)にセットされた原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データを、コア部10を通じて、プリンタ部2へ出力する。プリンタ部2は、リーダ部1からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。
【0011】
コンピュータ11はパーソナルコンピュータまたはワークステーション(PC/WS)であり、例えば、そこからPDLプリントデータを、ネットワーク16、ネットワーク処理部7を通じて、コア部10に流し、PDL展開部8でPDLデータをプリンタ部2で記録できる画像データに展開し、コア部10を通じて、プリンタ部2でプリントする。
【0012】
14は他のファックス装置であり、例えばリーダ部1で読み取った原稿画像を、コア部10、モデム通信部4を経由し、公衆回線網15を通じてファックス送信する。あるいは、他のファックス装置からの画像データを、公衆回線網15、モデム通信部4、コア部10を通じて受信し、プリンタ部2で受信画像をプリントする。
【0013】
コンピュータ12はパーソナルコンピュータまたはワークステーション(PC/WS)で、本発明のホストコンピュータに該当する。
【0014】
画像処理装置13は、分散印刷を行うために使用され、内部構成は、画像処理装置9と全く同じである。
【0015】
例えばホストコンピュータ11から印刷命令、または画像データからなる印刷ジョブを画像処理装置9、画像処理装置13に送信し、分散印刷を行う。なお、図1に示す構成は一例であり、本発明の適用可能なシステムが図示のシステム構成に限定されるものではない。なお、第1の画像処理装置としての画像処理装置9と第2の画像処理装置としての画像処理装置13とは、同等の機能処理を行うためのハード資源を備えているものとして、以下、画像処理装置9の構成の説明により、画像処理装置13側のハード構成の説明は省略するものとする。
【0016】
図2は、図1に示したプリンタ部2の構成を説明する概略断面図である。
【0017】
図2において、プリンタ部2は、画像処理装置本体(複写装置本体)100、デッキ150、循環式自動原稿送り装置(RDF)180から大略構成されている。
【0018】
画像処理装置本体100は、プラテンガラス101、スキャナ102、露光ランプ103、走査ミラー104,105,106、レンズ108、CCDセンサ(イメージセンサ部)109、感光体ドラム110、1次帯電器112、前露光ランプ114、クリーニング装置116、転写帯電器118、露光制御部120、現像器121、転写ベルト130、上段カセット131、下段カセット132、ピックアップローラ133,134、給紙ローラ135,136、レジストローラ137、吸着帯電器138、転写ベルトローラ170、定着前帯電器139,140、定着器141、排紙ローラ142、排紙フラッパ154、反転パス155、再給紙トレイ156、多重フラッパ157、搬送パス158、給紙ローラ159、経路160、排出ローラ161、第1の送りローラ162、第2の送りローラ162a、反転ローラ163を備えている。
【0019】
上記構成を詳述すると、図1におけるリーダ部1は、図2のプラテンガラス101〜CCDセンサ109に対応し、上記図1におけるプリンタ部2は、図2の感光体ドラム110〜反転ローラ163に対応する。
【0020】
まず、リーダ部1について、詳述する。
【0021】
プラテンガラス101は、原稿載置台である。スキャナ102は、原稿照明ランプ103、走査ミラー104等で構成される。スキャナ102は、不図示のモータにより所定方向に往復走査されることにより、原稿の反射光107を、走査ミラー104〜106を介してレンズ108を透過させてCCDセンサ109に結像する。
【0022】
CCDセンサ109で、電気信号に変換され、CCDセンサ109付近の、図示しないスキャナ画像処理部によって、A/D変換、シェーディング補正が行われ、後述するコア部10のゲートアレイ326を介して、メモリ324に、デジタル画像データとして蓄積される。
【0023】
次にプリンタ部2について詳述する。露光制御部120は、レーザ、ポリゴンスキャナ等で構成されており、上記コア部10のメモリ324に蓄積されたデジタル画像データをメモリから読み出し、後述するコア部10のゲートアレイ326が、デジタル画像データからビデオ信号に変換し、I/F325を通じてプリンタ部に送る。
【0024】
そして、そのビデオ信号に基づいて変調されたレーザ光129を、感光体ドラム110に照射する。感光体ドラム110の回りには、1次帯電器112、現像器121、転写帯電器118、クリーニング装置116、前露光ランプ114が装備されている。
【0025】
感光体ドラム110を中心とした画像形成部126において、感光体ドラム110は、不図示のモータにより図中矢印方向に回転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯電された後、露光制御部120からのレーザ光129が照射され、静電潜像が形成される。
【0026】
一方、上段カセット131或いは下段カセット132からピックアップローラ133,134により給紙された転写紙は、給紙ローラ135,136により本体に送られ、レジストローラ137により転写ベルト130に給送され、可視化されたトナー像が転写帯電器118により転写紙に転写される。転写後の感光体ドラム110は、クリーニング装置116により残留トナーが清掃され、前露光ランプ114により残留電荷が消去される。転写後の転写紙は、転写ベルト130から分離され、定着前帯電器139,140によりトナーが再帯電され、定着器141に送られ加圧、加熱により定着され、排紙ローラ142により画像処理装置本体100の外に排出される。
【0027】
吸着帯電器138は、レジストローラ137から送られた転写紙を転写ベルト130に吸着させる。転写ベルトローラ170は、転写ベルト130の回転に用いられると同時に、吸着帯電器138と対になって、転写ベルト130に転写紙を吸着帯電させる。
【0028】
画像処理装置本体100には、例えば4000枚の転写紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。また、画像処理装置本体100には、例えば100枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し153が装備されている。
【0029】
排紙フラッパ154は、両面記録側ないし多重記録側と排紙側の経路を切り替える。排紙ローラ142から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ154により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられる。
【0030】
多重フラッパ157は、両面記録と多重記録の経路を切り替えるものであり、これを左方向に倒すことにより、反転パス155を介さず、直接、搬送パス158に転写紙を導く。給紙ローラ159は、経路160を通じて転写紙を感光体ドラム110側に給紙する。
【0031】
排出ローラ161は、排紙フラッパ154の近傍に配置されて、この排紙フラッパ154により排出側に切り替えられた転写紙を機外に排出する。両面記録(両面複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、多重フラッパ157を右に倒し、記録(複写)済みの転写紙を反転パス155を介した後、多重フラッパ157を左に倒し、搬送パス158を介して裏返した状態で再給紙トレイ156に格納する。
【0032】
また、多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、多重フラッパ157を左に倒し、記録(複写)済みの転写紙を搬送パス158を介した後、再給紙トレイ156に格納する。再給紙トレイ156に格納されている転写紙が、下から1枚ずつ給紙ローラ159により経路160を介して画像処理装置本体100のレジストローラ137に導かれる。
【0033】
画像処理装置本体100から転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ154を上方へ上げ、多重フラッパ157を右方向へ倒し、記録(複写)済みの転写紙を搬送パス155側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ162を通過した後に、反転ローラ163によって第2の送りローラ162a側へ搬送し、排出ローラ161によって転写紙を裏返して機外へ排出する。また、機外へ排出された転写紙は、フィニッシャ190に搬送される。
【0034】
190はフィニッシャであり、画像処理装置本体100で印刷された転写紙をスタックするものである。パス193は、画像処理装置本体100で印刷された転写紙を受け取る経路である。ローラ197は、パス193から搬送された転写紙を、パス195あるいはパス196に送り出すものである。パス195へ送り出すには、排紙フラッパ194を下方に移動し、パス196へ送り出すには、排紙フラッパ194を上方に移動させる。そして、パス196を通った場合は、ローラ198によって、ビン192に排紙される。
【0035】
パス195を通った場合は、そのままビン192に排紙される。例えば、コピーを行った場合は、転写紙をビン191に排紙し、PDLプリントを行った場合は、ビン192に排紙することで、ユーザの利便性が上がる。
【0036】
図3は、図1に示したコア部10の構成を示すブロック図である。
【0037】
図3において、コア部10は、インタフェース部(I/F)320,322,328,327、データ処理部321,326、CPU323(各制御手段)、メモリ324を備えている。
【0038】
上記構成を詳述すると、リーダ部1からの画像データは、I/F322を介してデータ処理部321へ転送される。データ処理部321では、画像の回転処理や変倍処理などの画像処理を行う。また、そして、データ処理部321へ転送された画像データは、CPU323を通じて、メモリ324にデジタル画像データとして蓄積される。
【0039】
また、操作部500からの制御コマンドに応じて、CPU323、データ処理部326、I/F327を通じて、プリンタ部2へ転送される。または、I/F320を介してモデム処理部4、ネットワーク処理部7へ転送される。
【0040】
また、ネットワーク処理部7を介して入力された画像を表すコードデータは、I/F320を介して、CPU323へ転送され、CPU323がPDLコードであると判定した場合、PDLコードをI/F320を通じて、PDL展開部8へ転送されて、そこで、画像ビットマップデータに展開される。この画像ビットマップデータは、I/F320、CPU323を通じて、メモリ324へ蓄積されていく。その後、CPU323、データ処理部326、I/F327を通じて、プリンタ部2へ転送され、プリントする。
【0041】
モデム処理部4からのファックス画像データは、I/F320、CPU323を介して、データ処理部326へ転送された後、I/F327を介して、プリンタへ転送される。
【0042】
CPU323は、メモリ324に記憶されている制御プログラム、及び、I/F328経由で操作部500から受けた制御コマンドに従って、上記のような制御を行う。また、メモリ324はCPU323の作業領域としても使われる。
【0043】
このように、本画像処理装置では、画像入出力制御部3のコア部10を中心に、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、コンピュータからのデータの入出力などの機能を複合させた処理を行うことが可能である。
【0044】
図4は、図1に示した操作部500の画面構成例を示す平面図である。なお、画面はタッチパネルとなっており、それぞれ表示される機能の枠内を触れることにより、その機能が実行される。
【0045】
図4において、コピーモードキー524は、複写動作を行う場合に押すキーである。そして、このコピーモードキー524が押されたときに、図4に示すコピーモード画面530を表示する。拡張機能キー501は、このキーを押すことによって両面複写、多重複写、移動、綴じ代の設定、枠消しの設定等のモードに入る。
【0046】
540は分散印刷情報表示手段として機能するステータスラインであり、機器の状態や印刷情報を示すメッセージを表示する。本表示例は、分散印刷を実行した例を示しており、ホストコンピュータから、”suzuki−ichiro”というユーザ名で、ファイル”会議資料.doc”を、表示している画像処理装置で5部、他の画像処理装置である”総務課iR3300”で5部プリントしていることを示している。
【0047】
画像モードキー502は、複写画像に対して網掛け、影付け、トリミング、マスキングを行うための設定モードに入る。ユーザモードキー503は、モードメモリの登録、標準モード画面の設定が行える。
【0048】
応用ズームキー504は、原稿のX方向、Y方向を独立に変倍するモード、原稿サイズと複写サイズから変倍率を計算するズームプログラムのモードに入る。M1キー505、M2キー506、M3キー507は、それぞれに登録されたモードメモリを呼び出す際に押すキーである。
【0049】
オプションキー509は、フィルムから直接複写するため、フィルムプロジェクタ等のオプション機能の設定を行うキーである。
【0050】
ソータキー510は、ソート、ノンソート、グループの設定を行うキーである。原稿混載キー511は、原稿フィーダにA4サイズとA3サイズ、またはB5サイズとB4サイズの原稿を一緒にセットする際に押すキーである。
【0051】
等倍キー512は、複写倍率を100%にする際に押すキーである。縮小キー514、拡大キー515は、定型の縮小、拡大を行う際に押すキーである。用紙選択キー513は、複写用紙の選択を行う際に押すキーである。濃度キー518、520は、キー518を押す毎に濃く複写され、キー520を押す毎に薄く複写される。濃度表示517は、濃度キー518、520を押すと表示が左右に変化する。AEキー519は、新聞のように地肌の濃い原稿を自動濃度調整複写するときに押すキーである。
【0052】
HiFiキー521は、写真原稿のように中間調の濃度が濃い原稿の複写の際に押すキーである。文字強調キー522は、文字原稿の複写で文字を際だたせたい場合に押すキーである。ガイドキー523は、あるキーの機能がわからないとき押すキーであり、そのキーの説明が表示される。ファックスキー525は、ファックスを行うときに押すキーであり、ファイルキー526は、ファイルデータを出力したいときに押すキーである。
【0053】
プリンタキー527は、プリントの濃度を変更する、あるいは、リモートのホストコンピュータからのPDLデータのプリント出力詳細情報を参照したい場合に押すキーである。
【0054】
処理続行キー550は、ホストコンピュータからの印刷データについて1部だけ印刷し、画像データを保持したままとしたとき、ユーザがその印刷物を見てOK、つまり意図した印刷物だったなら処理続行キー550を押し、たとえばその画像処理装置で5部印刷するなら残り4部を印刷する。または、他の画像処理装置でも5部印刷するなら、処理続行キー550を押したタイミングで、他の画像処理装置へその旨通信し、それを受けた画像処理装置は、保持している画像データについて5部印刷する。
【0055】
処理中止キー551は、ホストコンピュータからの印刷データについて1部だけ印刷し、画像データを保持したままとしたとき、ユーザがその印刷物を見てNG、つまり意図した印刷でなかったなら処理中止キー551を押し、残りの印刷部数、たとえば5部印刷する予定であったなら残り4部の印刷について中止する。または、他の画像処理装置でも5部印刷する予定だったなら、処理中止キー551を押したタイミングで、他の画像処理装置へその旨通信し、それを受けた画像処理装置は、保持している画像データについて予定していた印刷を中止する。
【0056】
なお、処理続行キー550、処理中止キー551は、1部プリントが終わった時点で操作部に表示され、押下が可能となる。
【0057】
560は本発明に関わる履歴キーであり、これを押下することで、印刷済みのジョブの履歴情報を表示する。たとえば、印刷ジョブの、終了時刻、ユーザ名、ファイル名、印刷部数、枚数等の情報の他に、他の機器へも分散印刷した場合、その機器名称あるいは機器の場所や、そこでの印刷部数の情報も表示する。
【0058】
図5は、本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本制御手順は、メモリ324に記憶されており、該手順をCPU323が実行することにより実現される。なお、S101〜S107は各ステップを示す。また、本処理は、図1に示す画像処理装置9(第1の画像処理装置)における制御部(コア部10に相当)により実行される。
【0059】
まず、ステップS101では、ホストコンピュータ(図1に示したコンピュータ12)から印刷データが受信されるまで待っていて、印刷データを受信したら、ステップS102で、分散印刷情報を受信する。その情報として、例えば操作部に表示するための印刷データファイル名、ホストコンピュータにログインするときに入力するユーザ名、自機で5部、他機で5部印刷し、自機では1部印刷した後、印刷データを保持するなどの分散印刷情報を受信する。
【0060】
また、他機に関して操作するため、分散印刷した他機の名称や、IPアドレス等も受信する。
【0061】
さらに、ステップS103では、受信した印刷データを、メモリ324に保持していく。次に、ステップS104で、受信した印刷データについて1部プリントする。
【0062】
そして、ステップS105で、処理続行キーが押されたかを監視して、1部プリントされた印刷物をユーザが見たとき、意図した状態で印刷がなされていれば、ユーザが処理続行キー550を押されたことを検出したら、ステップS106で、残り部数、例えば残り4部を印刷し、自機で合計5部印刷物を完成させる。そして、ステップS107で、分散印刷情報で得られた、分散印刷対象である他の機器である画像処理装置13へネットワーク処理部7を通じて、印刷を開始するよう送信して、リターンする。
【0063】
図6は、本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本制御手順は、メモリ324に記憶されており、該手順をCPU323が実行することにより実現される。なお、S201〜S205は各ステップを示す。また、本処理は、図1に示す画像処理装置13(第2の画像処理装置)における制御部(画像処理装置9と同等の制御部(コア部10)を備える)により実行される。
【0064】
まず、ステップS201では、ホストコンピュータ(コンピュータ12)から印刷データが受信されるまで待ち、該印刷データを受信したら、ステップS202で、分散印刷情報を受信する。その情報として、たとえば、操作部に表示するための、印刷データファイル名、ホストコンピュータにログインするときに入力するユーザ名、自機で5部、他機で5部印刷し、自機では印刷せず、印刷データを保持するなどの分散印刷情報を受信する。
【0065】
また、他機に関する情報として、分散印刷した他機の名称や、IPアドレス等も受信する。
【0066】
次に、ステップS203で、受信した印刷データをメモリ324に保持していく。そして、ステップS204で、他の機器からプリント指示を受信したかを監視して、該プリント指示を受信したら、ステップS205で、メモリ324に保持された印刷データを、例えば5部印刷して、処理をリターンする。
【0067】
なお、図5、図6でそれぞれ第1,第2の画像処理装置の制御を説明したが、このときホストコンピュータ12からは、第1の画像処理装置に対し、画像データの送信と、1部印刷して、例えば残り4部を保持するよう指示し、第2の画像処理装置に対し、画像データの送信と、印刷しないで、たとえば5部、他の画像処理装置、すなわち第1の画像処理装置から印刷指示を受けたら印刷するように、指示するものとする。
【0068】
〔第2実施形態〕
図7は、本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本制御手順は、メモリ324に記憶されており、該手順をCPU323が実行することにより実現される。なお、S501〜S506は各ステップを示す。本処理は、図1に示す画像処理装置9(第1の画像処理装置)における制御部(コア部10に相当)および図2に示す画像処理装置13(第2の画像処理装置)における制御部(第2の画像処理装置におけるコア部10に相当)により実行される。
【0069】
まず、ステップS501で、ホストコンピュータ12から印刷データが受信されるまで待ち、該印刷データを受信したら、ステップS502で、分散印刷情報を受信する。その情報として、たとえば、操作部に表示するための、印刷データファイル名、ホストコンピュータにログインするときに入力するユーザ名、自機で5部、他機で5部印刷し、自機では1部印刷した後、印刷データを保持するなどの分散印刷情報を受信する。
【0070】
また、操作部表示のため、分散印刷した他機の名称等も受信する。
【0071】
次に、ステップS503で、受信した印刷データを、メモリ324に保持していく。そして、ステップS504で、受信した印刷データについて1部プリントする。
【0072】
そして、ユーザにより処理続行キー550が押下指示されか否かを監視する。この際、ユーザは、1部プリントされた印刷物をユーザが見たとき、意図した状態で印刷がなされていれば、ユーザが処理続行キー550を押し、ステップS506へ移る。
【0073】
そして、ステップS506で、残り部数、例えば残り4部を印刷し、自機で合計5部印刷物を完成させ、処理をリターンする。
【0074】
なお、図7では、第1,第2の画像処理装置の制御例を説明したが、このときホストコンピュータ12からは、第1、第2の画像処理装置に対し、画像データの送信と、1部印刷して、例えば残り4部を保持するよう指示しているものとする。
【0075】
〔第3実施形態〕
図8は、本発明に係る画像処理装置における第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本制御手順は、メモリ324に記憶されており、該手順をCPU323が実行することにより実現される。なお、S301〜S307は各ステップを示す。なお、本処理は、図1に示す画像処理装置9(第1の画像処理装置)における制御部(コア部10に相当)により実行される。
【0076】
まず、ステップS301で、ホストコンピュータ12から印刷データが受信されるまで待ち、印刷データを受信したら、ステップS302で、分散印刷情報を受信する。その情報として、たとえば、操作部に表示するための、印刷データファイル名、ホストコンピュータにログインするときに入力するユーザ名、自機で5部、他機で5部印刷し、自機では1部印刷した後、印刷データを保持するなどの分散印刷情報を受信する。
【0077】
また、他機に関して操作するため、分散印刷した他機の名称や、IPアドレス等も受信する。
【0078】
そして、ステップS303で、受信した印刷データをメモリ324に保持していく。次に、ステップS304で、受信した印刷データについて1部プリントする。
【0079】
そして、ステップS305で、処理中止キーが押下指示されたか否かを監視する。ここで、1部プリントされた印刷物をユーザが見たとき、意図した状態で印刷がされていない場合、ユーザが処理中止キーを押下指示し、ステップS306へ移り、残り部数、たとえば残り4部の印刷をキャンセルする。
【0080】
そして、ステップS307で、分散印刷情報で得られた、分散印刷対象である他の機器13へネットワーク処理部7を通じて、印刷を中止するよう送信して、処理をリターンする。
【0081】
図9は、本発明に係る画像処理装置における第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本制御手順は、メモリ324に記憶されており、該手順をCPU323が実行することにより実現される。なお、S401〜S405は各ステップを示す。なお、本処理は、図1に示す画像処理装置13(第2の画像処理装置)における制御部(第2の画像処理装置におけるコア部10に相当)により実行される。
【0082】
まず、ステップS401で、ホストコンピュータ12から印刷データが受信されるまで待ち、該印刷データを受信したら、ステップS402で、分散印刷情報を受信する。その情報として、例えば操作部に表示するための印刷データファイル名、ホストコンピュータにログインするときに入力するユーザ名、自機で5部、他機で5部印刷し、自機では印刷せず、印刷データを保持するなどの分散印刷情報を受信する。また、他機に関する情報として、分散印刷した他機の名称や、IPアドレス等も受信する。
【0083】
そして、ステップS403で、受信した印刷データを、メモリ324に保持していく。次に、ステップS404で、他の機器からプリントキャンセル指示を受信したか否かを監視して、他の機器からプリントキャンセル指示を受信したら、ステップS405で、メモリ324に保持された印刷データの印刷をキャンセルして、処理をリターンする。
【0084】
なお、図8,図9でそれぞれ第1,第2の画像処理装置の制御を説明したが、このときホストコンピュータ12からは、第1の画像処理装置に対し、画像データの送信と、1部印刷してたとえば残り4部を保持するよう指示し、第2の画像処理装置に対し、画像データの送信と、印刷しないで、例えば5部、他の画像処理装置、すなわち第1の画像処理装置から印刷指示を受けたら印刷するように、指示しているものとする。
【0085】
〔第4実施形態〕
図10は、本発明に係る画像処理装置における第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本制御手順は、メモリ324に記憶されており、該手順をCPU323が実行することにより実現される。なお、S601〜S607は各ステップを示す。なお、本処理は、図1に示す画像処理装置9(第1の画像処理装置)における制御部(コア部10に相当)により実行される。
【0086】
まず、ステップS601で、ホストコンピュータ12から印刷データが受信されるまで待ち、該印刷データを受信したら、ステップS602で、分散印刷情報を受信する。その情報として、例えば操作部に表示するための、印刷データファイル名、ホストコンピュータにログインするときに入力するユーザ名、自機で5部、他機で5部印刷し、自機では1部印刷した後、印刷データを保持するなどの分散印刷情報を受信する。
【0087】
また、他機に関して操作するため、分散印刷した他機の名称や、IPアドレス等も受信する。
【0088】
そして、ステップS603で、受信した印刷データをメモリ324に保持していく。次に、ステップS604で、受信した印刷データについて1部プリントする。
【0089】
次に、処理中止キー551が押下指示されたか否かを監視して、1部プリントされた印刷物をユーザが見たとき、意図した状態で印刷がされていない場合、ユーザが処理中止キー551を押下指示すると、ステップS606へ移り、残り部数、例えば残り4部の印刷をキャンセルする。
【0090】
そして、ステップS607で、分散印刷情報で得られた、分散印刷対象である他の機器13へネットワーク処理部7を通じて、印刷を中止するよう送信して、処理をリターンする。
【0091】
図11は、本発明に係る画像処理装置における第7のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本制御手順は、メモリ324に記憶されており、該手順をCPU323が実行することにより実現される。なお、S701〜S706は各ステップを示す。なお、本処理は、図1に示す画像処理装置13(第2の画像処理装置)における制御部(第2の画像形成装置におけるコア部10に相当)により実行される。
【0092】
まず、ステップS701で、ホストコンピュータ12から印刷データが受信されるまで待ち、該印刷データを受信したら、ステップS702で、分散印刷情報を受信する。その情報として、例えば操作部に表示するための印刷データファイル名、ホストコンピュータにログインするときに入力するユーザ名、自機で5部、他機で5部印刷し、自機では1部印刷し、印刷データを保持するなどの分散印刷情報を受信する。
【0093】
また、他機に関する情報として、分散印刷した他機の名称や、IPアドレス等も受信する。
【0094】
また、ステップS703は、受信した印刷データをメモリ324に保持していく。そして、ステップS704で、受信した印刷データを1部プリントする。次に、ステップS705で、他の機器からプリントキャンセル指示を受信したかを監視して、他の機器から該プリントキャンセル指示を受信したら、ステップS706で、残り部数の印刷をキャンセルして、処理をリターンする。
【0095】
なお、図10、図11でそれぞれ第1,第2の画像処理装置の制御を説明したが、このときホストコンピュータからは、第1の画像処理装置、および第2の画像処理装置に対し、画像データの送信と、1部印刷して、例えば残り4部を保持するよう指示しているものとする。
【0096】
上述した本発明の第1〜第4実施形態においては、画像処理装置として複写機を例に上げたが、本発明はこれに限定されるものでなく、プリンタ装置であってもよい。また、印刷方式として電子写真方式を例に上げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、インクジェット方式、熱転写方式、感熱方式、静電方式、放電破壊方式など他の印刷方式を用いることも可能である。
【0097】
また、上記ホストコンピュータと画像処理装置は、公衆回線網で繋がれていなくても、たとえばインターネット回線で繋がれていてもよい。あるいはLANで繋がれていてもよい。その場合、通信コストを大きく下げることが可能となる。
【0098】
上記各実施形態によれば、ホストコンピュータから複数の画像処理装置に分散して印刷する場合、一つの画像処理装置に対し1部印刷し、印刷データを保持しておくよう指令し、他の画像処理装置に対し印刷せずに印刷データを保持しておくよう指令することによって、1部印刷されたものが、印刷者が意図したとおりかを目視し、確認することができる。1部印刷されたものが、印刷者が意図した印刷物であった場合、その場にある画像処理装置の操作部から、その画像処理装置において残り部数の印刷を継続指示し、かつ、分散された他の画像処理装置に対してもその場から印刷の起動を指示することができ、意図した印刷物を確実に得ることができる。
【0099】
また、ホストコンピュータから複数の画像処理装置に分散して印刷する場合、各画像処理装置に対し1部印刷し、印刷データを保持しておくよう指令することによって、それぞれの画像処理装置において1部印刷されたものが、印刷者が意図したとおりかを目視し、確認することができる。1部印刷されたものが、印刷者が意図した印刷物であった場合、それぞれの画像処理装置の操作部から、その画像処理装置において残り部数の印刷を継続指示することができ、意図した印刷物をより確実に得ることができる。
【0100】
さらに、ホストコンピュータから複数の画像処理装置に分散して印刷する場合、一つの画像処理装置に対し1部印刷し、印刷データを保持しておくよう指令し、他の画像処理装置に対し印刷せずに印刷データを保持しておくよう指令することによって、1部印刷されたものが、印刷者が意図したとおりかを目視し、確認することができる。1部印刷されたものが、印刷者が意図していない印刷物であった場合、その場にある画像処理装置の操作部から、その画像処理装置に保持されている印刷ジョブをキャンセルし、かつ、分散された他の画像処理装置に対してもその場から印刷のキャンセルを指示することができる。従来のように、分散したすべての画像処理装置まで移動し、キャンセル操作をし、印刷データがホストコンピュータから送信され続けているなら、ホストコンピュータまで移動し、キャンセル操作をしなければならないといった労力が避けられ、無駄な紙やトナーの消費も極力避けられる。
【0101】
また、ホストコンピュータから複数の画像処理装置に分散して印刷する場合、各画像処理装置に対し1部印刷し、印刷データを保持しておくよう指令することによって、それぞれの画像処理装置において1部印刷されたものが、印刷者が意図したとおりかを目視し、確認することができる。1部印刷されたものが、印刷者が意図した印刷物でなかった場合、画像処理装置の操作部から、その画像処理装置において印刷をキャンセルすることができ、かつ、分散した他の画像処理装置に対しても、印刷をキャンセルすることができる。従来のように、その機器でのジョブのキャンセルや、分散したすべての画像処理装置まで移動し、キャンセル操作をし、印刷データがホストコンピュータから送信され続けているなら、ホストコンピュータまで移動し、キャンセル操作をしなければならないといった労力が避けられ、無駄な紙やトナーの消費も極力避けられる。
【0102】
さらに、第2の画像処理装置が複数でもよいため、印刷者が意図する分散印刷ジョブを確実に得ることができ、もしくは、確実にキャンセルすることができるとともに、分散する機器の数が多い分、印刷物を得るまでの時間が短縮できるという効果がある。
【0103】
また、画像データをビットマップに展開し、保持するため、操作部から残り部数の印刷の指示を受けてから印刷を開始するまでの時間を短縮することができるという効果がある。つまり、操作部から残り部数の印刷の指示を受けたとき、画像データのまま保持されていた場合、画像データからビットマップに展開する時間がその時点からかかってしまうため、その時間があらかじめ短縮できるという効果がある。
【0104】
以下、図12に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0105】
図12は、本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0106】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0107】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0108】
本実施形態における図5〜図11に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0109】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0110】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0111】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0112】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0113】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0114】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0115】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではなく、以下の実施態様も含まれることはいうまでもない。以下、その実施態様1〜28について説明する。
【0116】
〔実施態様1〕
印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とに転送可能な情報処理装置であって、第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とへ前記印刷ジョブを送信する画像データ送信手段(図1に示すホストコンピュータ11内のプリンタドライバに相当)と、部数を示す情報を前記第1の画像処理装置及び前記第2の画像処理装置に送信する分散印刷情報送信手段(図1に示すホストコンピュータ11内のプリンタドライバに相当)と、前記画像データ送信手段より送信された画像データを1部だけ印刷し、画像データを保持するよう前記第1の画像処理装置に指示する第1の指示手段(図1に示すホストコンピュータ11内のプリンタドライバに相当)と、前記画像データ送信手段より送信された画像データを印刷することなく保持するよう前記第2の画像処理装置に指示する第2の指示手段(図1に示すホストコンピュータ11内のプリンタドライバに相当)とを有することを特徴とする情報処理装置。
【0117】
〔実施態様2〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを受信可能な画像処理装置(図1に示す画像処理装置9に相当)であって、指定される部数を分散印刷するための分散印刷情報を受信する受信手段(図3に示すインタフェース部320に相当)と、前記情報処理装置から受信する前記印刷ジョブを保持する保持手段(図3に示すメモリ324に相当)と、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブに基づいて印刷部により1部印刷させる第1の印刷制御手段(図3に示すCPU323に相当)と、前記第1の印刷制御手段による1部印刷後、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブに基づいて残部数を前記印刷部より印刷させ、かつ他の画像処理装置に印刷開始を指示する第2の印刷制御手段(図3に示すCPU323に相当)とを有することを特徴とする画像処理装置。
【0118】
〔実施態様3〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを受信可能な画像処理装置(図1に示す画像処理装置9に相当)であって、指定される部数を分散印刷するための分散印刷情報を受信する第1の受信手段(図1に示すネットワーク処理部7)と、前記情報処理装置から受信する前記印刷ジョブを保持する保持手段(図1に示すメモリ324)と、他の画像処理装置から前記保持手段に保持されている前記印刷ジョブの印刷開始指示を受信する第2の受信手段(図1に示すネットワーク処理部7)と、前記第2の受信手段により受信される前記印刷開始指示に基づき、前記保持手段に保持されている前記印刷ジョブに基づいて指定される部数を印刷部より印刷させる第3の印刷制御手段(図1に示すCPU323)とを有することを特徴とする画像処理装置。
【0119】
〔実施態様4〕
印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とに転送可能な情報処理装置であって、第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とへ前記印刷ジョブを送信する画像データ送信手段(図1に示すホストコンピュータ11内のプリンタドライバに相当)と、指定される部数を分散印刷するための情報を送信する分散印刷情報送信手段(図1に示すホストコンピュータ11内のプリンタドライバに相当)と、前記画像データ送信手段より送信された画像データを1部だけ印刷し、画像データを保持するよう前記第1,第2の画像処理装置に指示する指示手段(図1に示すホストコンピュータ11内のプリンタドライバに相当)とを有することを特徴とする情報処理装置。
【0120】
〔実施態様5〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを受信可能な画像処理装置(図1に示す画像処理装置9に相当)であって、指定される部数を分散印刷するための分散印刷情報を受信する受信手段(図3に示すインタフェース部320に相当)と、前記情報処理装置から受信する前記印刷ジョブを保持する保持手段(図3に示すメモリ324に相当)と、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブに基づいて印刷部により1部印刷させる第1の印刷制御手段(図3に示すCPU323に相当)と、前記第1の印刷制御手段による1部印刷後、操作部からの入力される印刷続行指示に従い、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブに基づいて残部数を前記印刷部より印刷させる第4の印刷制御手段(図3に示すCPU323に相当)とを有することを特徴とする画像処理装置。
【0121】
〔実施態様6〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを受信可能な画像処理装置(図1に示す画像処理装置13に相当)であって、指定される部数を分散印刷するための分散印刷情報を受信する受信手段(図1に示すネットワーク処理部7)と、前記情報処理装置から受信する前記印刷ジョブを保持する保持手段(図3に示すメモリ324)と、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブに基づいて印刷部により1部印刷させる第1の印刷制御手段(図3に示すCPU323)と、前記第1の印刷制御手段による1部印刷後、操作部から入力される印刷取り消し指示に従い、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブの印刷を取り消するとともに、他の画像処理装置に印刷取り消しを指示する第5の印刷制御手段(図3に示すCPU323)とを有することを特徴とする画像処理装置。
【0122】
〔実施態様7〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを受信可能な画像処理装置(図1に示す画像処理装置9に相当)であって、指定される部数を分散印刷するための分散印刷情報を受信する第1の受信手段(図3に示すインタフェース部320に相当)と、前記情報処理装置から受信する前記印刷ジョブを保持する保持手段(図3に示すメモリ324に相当)と、他の画像処理装置から前記保持手段に保持されている印刷ジョブの印刷取り消し指示を受信する第2の受信手段(図3に示すインタフェース部320に相当)と、前記第2の受信手段により受信される前記印刷取り消し指示に基づき、前記保持手段に保持されている前記印刷ジョブの印刷を取り消す第6の印刷制御手段(図3に示すCPU323に相当)とを有することを特徴とする画像処理装置。
【0123】
〔実施態様8〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを受信可能な画像処理装置(図1に示す画像処理装置13に相当)であって、指定される部数を分散印刷するための分散印刷情報を受信する受信手段(図1に示すネットワーク処理部7)と、前記情報処理装置から受信する前記印刷ジョブを保持する保持手段(図3に示すメモリ324)と、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブに基づいて印刷部により1部印刷させる第1の印刷制御手段(図3に示すCPU323)と、前記第1の印刷制御手段による1部印刷後、操作部より入力される取り消し指示に基づき、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブの印刷を取り消す第7の印刷制御手段(図3に示すCPU323)とを有することを特徴とする画像処理装置。
【0124】
〔実施態様9〕
前記画像データ送信手段は、1つの第1の画像処理装置と複数の第2の画像処理装置へ印刷命令および画像データを送信することを特徴とする実施態様1または4記載の情報処理装置。
【0125】
〔実施態様10〕
前記保持手段は、前記画像データに基づいてビットマップイメージに展開された印刷データを保持することを特徴とする実施態様2,3,5,6,7,8の何れかに記載の画像処理装置。
【0126】
〔実施態様11〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とに転送可能な画像処理システムにおけるジョブ処理方法であって、第1および第2の画像処理装置とで指定される部数分を分散印刷を行うための分散印刷情報を受信する受信ステップ(図5に示すステップS102,図6に示すステップS202)と、前記情報処理装置から受信する印刷命令および画像データとからなる印刷ジョブを保持手段に保持する保持ステップ(図5に示すステップS103,図6に示すステップS203)と、前記保持手段に保持される画像データを印刷部により1部印刷させる第1の印刷制御ステップ(図5に示すステップS104)と、前記第1の印刷制御ステップによる1部印刷後、前記第1の画像処理装置の保持手段に保持される画像データを指定される残部数分前記印刷部より印刷させ、該残部数分の印刷後、前記分散印刷情報に基づき、他の画像処理装置に印刷開始を指示する第2の印刷制御ステップ(図5に示すステップS105〜S107)と、前記第1の画像処理装置から前記保持手段に保持されている印刷ジョブの印刷開始指示を受信する第2の受信ステップ(図6に示すステップS204)と、前記第2の受信ステップにより受信される前記印刷開始指示に基づき、前記第2の画像処理装置の保持手段に保持されている印刷ジョブを前記分散印刷情報で指定される部数分印刷部より印刷させる第3の印刷制御ステップ(図6に示すステップS205)とを有することを特徴とするジョブ処理方法。
【0127】
〔実施態様12〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とに転送可能な画像処理システムにおけるジョブ処理方法であって、第1および第2の画像処理装置とで指定される部数分を分散印刷を行うための分散印刷情報を受信する受信ステップ(図7に示すステップS502)と、前記情報処理装置から受信する印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1または第2の画像処理装置の保持手段に保持する保持ステップ(図7に示すステップS503)と、前記保持手段に保持される画像データを印刷部により1部印刷させる第1の印刷制御ステップ(図7に示すステップS504)と、前記第1の印刷制御ステップによる1部印刷後、操作部より入力される印刷開始指示に基づき、前記第1または第2の画像処理装置の保持手段に保持される画像データを指定される残部数分前記印刷部より印刷させる第4の印刷制御ステップ(図7に示すステップS505)とを有することを特徴とするジョブ処理方法。
【0128】
〔実施態様13〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とに転送可能な画像処理システムにおけるジョブ処理方法であって、第1および第2の画像処理装置とで指定される部数分を分散印刷を行うための分散印刷情報を受信する受信ステップ(図8に示すステップS302)と、前記情報処理装置から受信する印刷命令および画像データとからなる印刷ジョブを第1または第2の画像処理装置の保持手段に保持する保持ステップ(図8に示すステップS303)と、前記第1の画像処理装置の保持手段に保持される画像データを印刷部により1部印刷させる第1の印刷制御ステップ(図8に示すステップS304)と、前記第1の印刷制御ステップによる1部印刷後、第1または第2の画像処理装置の操作部より入力される印刷取り消し指示に基づき、前記第1または第2の画像処理装置の保持手段に保持される画像データの印刷を取り消す第7の印刷制御ステップ(図8に示すステップS304)とを有することを特徴とするジョブ処理方法。
【0129】
〔実施態様14〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とに転送可能な画像処理システムにおけるジョブ処理方法であって、第1および第2の画像処理装置とで指定される部数分を分散印刷を行うための分散印刷情報を受信する受信ステップ(図10に示すステップ(S602),(S702))と、前記情報処理装置から受信する印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1または第2の画像処理装置の保持手段に保持する保持ステップ(図10,図11に示すステップS603,S703)と、前記第1の画像処理装置の保持手段に保持される画像データを印刷部により1部印刷させる第1の印刷制御ステップ(図10に示すステップS604)と、前記第1の印刷制御ステップによる1部印刷後、操作部より入力される印刷取り消し指示に基づき、前記第1の画像処理装置の保持手段に保持される画像データの印刷を取り消すとともに、第2の画像処理装置の保持手段に保持される画像データの印刷取り消しを指示する第5の印刷制御ステップ(図10に示すステップS605〜S607)と、前記第5の印刷制御ステップによる印刷取り消しの指示に基づき、第2の画像処理装置の保持手段に保持される画像データの印刷を取り消す第6の印刷制御ステップ(図11に示すステップS705,S706)とを有することを特徴とするジョブ処理方法。
【0130】
〔実施態様15〕
実施態様11〜14のいずれかに記載のジョブ処理方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
【0131】
〔実施態様16〕
実施態様11〜14のいずれかに記載のジョブ処理方法を実現することを特徴とするプログラム。
【0132】
〔実施態様17〕
印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とに転送可能な情報処理装置におけるジョブ処理方法であって、第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とへ前記印刷ジョブを送信する画像データ送信ステップと、部数を示す情報を前記第1の画像処理装置及び前記第2の画像処理装置に送信する分散印刷情報送信ステップと、前記画像データ送信ステップより送信された画像データを1部だけ印刷し、画像データを保持するよう前記第1の画像処理装置に指示する第1の指示ステップと、前記画像データ送信ステップより送信された画像データを印刷することなく保持するよう前記第2の画像処理装置に指示する第2の指示ステップとを有することを特徴とするジョブ処理方法。
【0133】
〔実施態様18〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを受信可能な画像処理装置におけるジョブ処理方法であって、指定される部数を分散印刷するための分散印刷情報を受信する受信ステップと、前記情報処理装置から受信する前記印刷ジョブを保持手段に保持させる保持ステップと、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブに基づいて印刷部により1部印刷させる第1の印刷制御ステップと、前記第1の印刷制御ステップによる1部印刷後、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブに基づいて残部数を前記印刷部より印刷させ、かつ他の画像処理装置に印刷開始を指示する第2の印刷制御ステップとを有することを特徴とするジョブ処理方法。
【0134】
〔実施態様19〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを受信可能な画像処理装置におけるジョブ処理方法であって、指定される部数を分散印刷するための分散印刷情報を受信する第1の受信ステップと、前記情報処理装置から受信する前記印刷ジョブを保持手段に保持させる保持ステップと、他の画像処理装置から前記保持手段に保持されている前記印刷ジョブの印刷開始指示を受信する第2の受信ステップと、前記第2の受信ステップにより受信される前記印刷開始指示に基づき、前記保持手段に保持されている前記印刷ジョブに基づいて指定される部数を印刷部より印刷させる印刷制御ステップとを有することを特徴とするジョブ処理方法。
【0135】
〔実施態様20〕
印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とに転送可能な情報処理装置におけるジョブ処理方法であって、第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とへ前記印刷ジョブを送信する画像データ送信ステップと、指定される部数を分散印刷するための情報を送信する分散印刷情報送信ステップと、前記画像データ送信手段より送信された画像データを1部だけ印刷し、画像データを保持するよう前記第1,第2の画像処理装置に指示する指示ステップとを有することを特徴とするジョブ処理方法。
【0136】
〔実施態様21〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを受信可能な画像処理装置におけるジョブ処理方法であって、指定される部数を分散印刷するための分散印刷情報を受信する受信ステップと、前記情報処理装置から受信する前記印刷ジョブを保持手段に保持させる保持ステップと、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブに基づいて印刷部により1部印刷させる第1の印刷制御ステップと、前記第1の印刷制御ステップによる1部印刷後、操作部から入力される印刷続行指示に従い、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブに基づいて残部数を前記印刷部より印刷させる第2の印刷制御ステップとを有することを特徴とするジョブ処理方法。
【0137】
〔実施態様22〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを受信可能な画像処理装置におけるジョブ処理方法であって、指定される部数を分散印刷するための分散印刷情報を受信する受信ステップと、前記情報処理装置から受信する前記印刷ジョブを保持手段に保持させる保持ステップと、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブに基づいて印刷部により1部印刷させる第1の印刷制御ステップと、前記第1の印刷制御ステップによる1部印刷後、操作部から入力される印刷取り消し指示に従い、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブの印刷を取り消すとともに、他の画像処理装置に印刷取り消しを指示する第2の印刷制御ステップとを有することを特徴とするジョブ処理方法。
【0138】
〔実施態様23〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを受信可能な画像処理装置におけるジョブ処理方法であって、指定される部数を分散印刷するための分散印刷情報を受信する第1の受信ステップと、前記情報処理装置から受信する前記印刷ジョブを保持手段に保持させる保持ステップと、他の画像処理装置から前記保持手段に保持されている印刷ジョブの印刷取り消し指示を受信する第2の受信ステップと、前記第2の受信ステップにより受信される前記印刷取り消し指示に基づき、前記保持手段に保持されている前記印刷ジョブの印刷を取り消す印刷制御ステップとを有することを特徴とするジョブ処理方法。
【0139】
〔実施態様24〕
情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを受信可能な画像処理装置におけるジョブ処理方法であって、指定される部数を分散印刷するための分散印刷情報を受信する受信ステップと、前記情報処理装置から受信する前記印刷ジョブを保持手段に保持させる保持ステップと、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブに基づいて印刷部により1部印刷させる第1の印刷制御ステップと、前記第1の印刷制御ステップによる1部印刷後、操作部より入力される取り消し指示に基づき、前記保持手段に保持される前記印刷ジョブの印刷を取り消す第2の印刷制御ステップとを有することを特徴とするジョブ処理方法。
【0140】
〔実施態様25〕
前記画像データ送信ステップは、1つの第1の画像処理装置と複数の第2の画像処理装置とへ印刷命令および画像データを送信することを特徴とする実施態様21または24記載のジョブ処理方法。
【0141】
〔実施態様26〕
前記保持手段は、前記画像データに基づいてビットマップイメージに展開された印刷データを保持することを特徴とする実施態様18,19,21,22,23,24の何れかに記載の画像処理装置。
【0142】
〔実施態様27〕
実施態様17〜26のいずれかに記載のジョブ処理方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
【0143】
〔実施態様28〕
実施態様17〜26のいずれかに記載のジョブ処理方法を実現することを特徴とするプログラム。
【0144】
上記各実施態様によれば、情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とに転送可能な画像処理システムにおいて、第1および第2の画像処理装置とで指定される部数分を分散印刷を行うための分散印刷情報を受信したら、前記情報処理装置から受信する印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを保持手段に保持しておき、保持手段に保持される画像データを印刷部により1部印刷させた後、第1の画像処理装置の保持手段に保持される画像データを指定される残部数分前記印刷部より印刷させ、該残部数分の印刷後、前記分散印刷情報に基づき、他の画像処理装置に印刷開始を指示して、該受信される前記印刷開始指示に基づき、第2の画像処理装置の保持手段に保持されている印刷ジョブを前記分散印刷情報で指定される部数分印刷部より印刷させるので、1部印刷されたものが、印刷者が意図したとおりかを目視確認して、1部印刷されたものが、印刷者が意図した印刷物であった場合、その場にある画像処理装置の操作部から、その画像処理装置において残り部数の印刷を継続指示し、かつ、分散された他の画像処理装置に対してもその場から印刷の起動を指示することができ、意図した印刷物を確実に得ることができ、かつ利便性に優れた画像処理環境を自在に整備することができる。
【0145】
また、情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とに転送可能な画像処理システムにおいて、第1および第2の画像処理装置とで指定される部数分を分散印刷を行うための分散印刷情報を受信し、該受信する印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1または第2の画像処理装置の保持手段に保持した状態で、それぞれ保持手段に保持される画像データを印刷部により1部印刷後、操作部より入力される印刷開始指示に基づき、前記第1または第2の画像処理装置の保持手段に保持される画像データを指定される残部数分前記印刷部より印刷させるので、印刷者が意図した印刷物であった場合、それぞれの画像処理装置の操作部から、その画像処理装置において残り部数の印刷を継続指示することででき、意図した印刷物をより確実に得ることができ、かつ利便性に優れた画像処理環境を自在に整備することができる。
【0146】
さらに、情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とに転送可能な画像処理システムにおいて、第1および第2の画像処理装置とで指定される部数分、分散印刷を行うための分散印刷情報を受信し、該受信する印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1または第2の画像処理装置の保持手段に保持した状態で、第1の画像処理装置の保持手段に保持される画像データを印刷部により1部印刷させた後、第1または第2の画像処理装置の操作部より入力される印刷取り消し指示に基づき、第1または第2の画像処理装置の保持手段に保持される画像データの印刷を取り消すので、1部印刷されたものが、印刷者が意図していない印刷物であった場合、その場にある画像処理装置の操作部から、その画像処理装置に保持されている印刷ジョブをキャンセルし、かつ、分散された他の画像処理装置に対してもその場から印刷のキャンセルを指示して、従来のように、分散したすべての画像処理装置まで移動し、キャンセル操作をし、印刷データがホストコンピュータから送信され続けているなら、ホストコンピュータまで移動し、キャンセル操作をしなければならないといった労力が避けられ、無駄な紙やトナーの消費も極力避けられ、かつ利便性に優れた画像処理環境を自在に整備することができる。
【0147】
また、情報処理装置から印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とに転送可能な画像処理システムにおいて、第1および第2の画像処理装置とで指定される部数分を分散印刷を行うための分散印刷情報を受信し、該受信する印刷命令および画像データとからなる印刷ジョブを第1または第2の画像処理装置の保持手段に保持した状態で、第1の画像処理装置の保持手段に保持される画像データを印刷部により1部印刷させた後、第1の画像処理装置の操作部より入力される印刷取り消し指示に基づき、第1または第2の画像処理装置の保持手段に保持される画像データの印刷を取り消すので、1部印刷されたものが、印刷者が意図していない印刷物であった場合、その場にある画像処理装置の操作部から、その画像処理装置に保持されている印刷ジョブをキャンセルし、かつ、分散された他の画像処理装置に対してもその場から印刷のキャンセルを指示して、従来のように、分散したすべての画像処理装置まで移動し、キャンセル操作をし、印刷データがホストコンピュータから送信され続けているなら、ホストコンピュータまで移動し、キャンセル操作をしなければならないといった労力が避けられ、無駄な紙やトナーの消費も極力避けられ、かつ利便性に優れた画像処理環境を自在に整備することができる等の効果を奏する。
【0148】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを処理するジョブ処理方法において、第1の画像処理装置と第2の画像処理装置のそれぞれにおいて前記印刷ジョブを保持し、第1の画像処理装置において、印刷ジョブに基づいて少なくとも1部を印刷させる際に、少なくとも1部が印刷された後、第2の画像処理装置に印刷指示を送信して、少なくとも1部が印刷された後、第1の画像処理装置において、前記印刷ジョブに基づいて残り部数を印刷させ、第2の画像処理装置において、前記印刷ジョブに基づいて指定された部数を印刷させることにより、1部印刷されたものが、印刷者が意図したとおりかを目視確認して、1部印刷されたものが、印刷者が意図した印刷物であった場合、その場にある画像処理装置の操作部から、その画像処理装置において残り部数の印刷を継続指示し、かつ、分散された他の画像処理装置に対してもその場から印刷の起動を指示することができ、意図した印刷物を確実に得ることができ、かつ利便性に優れた画像処理環境を自在に整備することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置を適用可能な画像処理システムの一例を説明するブロック図である。
【図2】図1に示したプリンタ部の構成を説明する概略断面図である。
【図3】図1に示したコア部の構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示した操作部の画面構成例を示す平面図である。
【図5】本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る画像処理装置における第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る画像処理装置における第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る画像処理装置における第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る画像処理装置における第7のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
10 コア部
11 PC/WS
16 ネットワーク
323 CPU
324 メモリ

Claims (1)

  1. 印刷命令または画像データとからなる印刷ジョブを処理するジョブ処理方法であって、
    第1の画像処理装置と第2の画像処理装置に前記印刷ジョブを送信する送信ステップと、
    前記第1の画像処理装置と前記第2の画像処理装置のそれぞれにおいて前記印刷ジョブを保持する保持ステップと、
    前記第1の画像処理装置において、前記印刷ジョブに基づいて少なくとも1部を印刷させる第1の印刷制御ステップと、
    前記第1の印刷制御ステップにより少なくとも1部が印刷された後、前記第2の画像処理装置に印刷指示を送信する指示送信ステップと、
    前記第1の印刷制御ステップにより少なくとも1部が印刷された後、前記第1の画像処理装置において、前記印刷ジョブに基づいて残り部数を印刷させ、前記第2の画像処理装置において、前記印刷ジョブに基づいて指定された部数を印刷させる第2の印刷制御ステップと、
    を有することを特徴とするジョブ処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006073137A1 (ja) * 2005-01-05 2006-07-13 Seiko Epson Corporation 分散印刷システムおよび分散印刷制御装置

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