JP2001111798A - 画像形成装置、画像形成システム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム

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JP2001111798A
JP2001111798A JP28951099A JP28951099A JP2001111798A JP 2001111798 A JP2001111798 A JP 2001111798A JP 28951099 A JP28951099 A JP 28951099A JP 28951099 A JP28951099 A JP 28951099A JP 2001111798 A JP2001111798 A JP 2001111798A
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Rieko Akiba
理恵子 秋庭
Akinobu Nishikata
彰信 西方
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ消去時間になった際に、消去したくな
いデータがあった場合でも画像形成装置まで行って再設
定することなく、データを保護できる画像形成装置,画
像形成システムを提供する。 【解決手段】 データ消去時間になると(S2,YE
S)、その旨ホストコンピュータに通知し(S3,S
4)、ホストコンピュータから消去要求があった場合に
のみデータを消去する(S5,YES、S9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機等
の画像形成装置に関し、特にそのデータ消去に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、スキャナで読み込まれた画像デー
タや、ホストコンピュータから送信されたPDL(ペー
ジ記述言語)データを受け取ってビットマップ展開した
画像データを、ハードディスクなどのメモリに一旦記憶
し、そのメモリから指定した画像データを繰り返し読み
出してプリント出力し、ソートするPDL画像の電子ソ
ート機能を有するデジタル複写機が知られている。
【0003】さらに、このようにハードディスクを備え
たデジタル複写機にはパーソナルボックス機能を備えた
ものもある。パーソナルボックス機能とは、ハードディ
スク等の記憶領域をパーソナルボックスと呼ばれるユー
ザ毎の領域に分けておき、ホストから送られたPDLデ
ータからビットマップに展開した画像を、各ユーザ毎に
パーソナルボックスに一旦記憶する。出力する際には、
必要に応じてデジタル複写機の操作部からパーソナルボ
ックスを指定し、その領域から読み出し画像データをプ
リント出力する。
【0004】また、ハードディスクを効果的に使用する
ために、パーソナルボックス内に記憶された画像データ
は、画像データをハードディスク(パーソナルボック
ス)に記憶してから、ある所定の時間で消去することが
可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パーソ
ナルボックス内の画像データは所定のタイミングで自動
で消去されるため、もし設定した消去時間で消去したく
ない画像データがあった場合は、前記デジタル複写機本
体まで行って、本体の操作部から再設定を行う必要があ
った。
【0006】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、消去時間経過時に消去したくないデータがあ
った場合に、ホストコンピュータ側からの操作で消去を
防ぐことのできる画像形成装置,画像形成システムを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、画像形成装置を次の(1),(2),
(3),(6)〜(10)のとおりに構成し、画像形成
システムを次の(4),(5)のとおりに構成する。
【0008】(1)ユーザ別にデータを記憶する記憶手
段と、この記憶手段のデータを記憶開始から所定時間後
に自動消去する消去手段と、この消去手段による自動消
去の際にホストコンピュータに消去の通知をする通知手
段と、この通知手段により通知をした場合は、ホストコ
ンピュータから消去する旨の応答があったときに限り前
記消去手段による自動消去を行わせる制御手段とを備え
た画像形成装置。
【0009】(2)前記(1)記載の画像形成装置にお
いて、前記記憶手段は、ハードディスクのパーソナルボ
ックス領域である画像形成装置。
【0010】(3)前記(1)または(2)記載の画像
形成装置において、前記通知手段による通知をするかし
ないかの設定を行う第1の設定手段を備えた画像形成装
置。
【0011】(4)前記(1)〜(3)のいずれかに記
載の画像形成装置と、この画像形成装置と回線を介して
接続されたホストコンピュータとを備えた画像形成シス
テムにおいて、前記画像形成装置,前記ホストコンピュ
ータの少くとも一方に、前記所定時間を設定する第2の
設定手段を備えた画像形成システム。
【0012】(5)前記(1)〜(3)のいずれかに記
載の画像形成装置と、この画像形成装置と回線を介して
接続されたホストコンピュータとを備えた画像形成シス
テムにおいて、前記ホストコンピュータは、前記所定時
間のカウントを初期状態に戻すリセット手段を備えた画
像形成システム。
【0013】(6)ホストコンピュータからデータを受
信する受信手段と、ホストコンピュータから受信したコ
ードデータを画像データに展開する展開手段と、前記画
像データを記憶するページメモリ手段と、前記ページメ
モリ手段に格納された画像データをプリントするプリン
タ部とを備えた画像形成装置において、前記ページメモ
リ手段に展開された画像データを記憶するとともに、そ
れらの画像データ間の関係や画像形成条件,画像データ
消去時間等の第1の画像管理情報もまた記憶する不揮発
性の2次記憶手段と、前記第1の画像管理情報にもとづ
いて画像データを消去する際、前記第1の画像管理情報
をホストコンピュータへ通知する通知手段と、ホストコ
ンピュータから設定される第2の画像管理情報にもとづ
いて、前記画像データを消去するかしないかを制御する
画像データ消去手段とを備えた画像形成装置。
【0014】(7)前記(6)記載の画像形成装置にお
いて、前記2次記憶手段に記憶される画像形成条件及び
画像データ消去時間は、ホストコンピュータからの設
定、及び前記画像形成装置が有する操作部からの設定が
可能である画像形成装置。
【0015】(8)前記(7)記載の画像形成装置にお
いて、前記2次記憶手段に前記画像データが記憶されて
から消去するまでの時間を設定できる消去時間設定手段
をさらに備え、前記第1の画像管理情報に含まれる画像
データ消去時間は、前記消去時間設定手段によって設定
された時間である画像形成装置。
【0016】(9)前記(6)記載の画像形成装置にお
いて、前記第2の画像管理情報は、前記画像データを消
去するかしないかの設定情報を含み、前記第2の画像管
理情報が、“画像データを消去する”設定情報であった
場合は、前記消去手段は直ちに前記画像データを消去
し、“消去しない”設定情報であった場合は、再度、前
記画像データ消去時間の経過を待って、前記画像データ
を消去する画像形成装置。
【0017】(10)前記(6)記載の画像形成装置に
おいて、前記第1の画像管理情報にもとづいて画像デー
タを消去する際、ホストコンピュータに第1の画像管理
情報を通知するか否かが設定可能な通知設定手段を備
え、前記通知設定手段で通知しないと設定したときは、
前記画像データ消去時間が経過すると前記第1の画像管
理情報をホストコンピュータへ通知せず、前記消去手段
は、直ぐ画像データを消去する画像形成装置。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態をデジタ
ル複写機の実施例により詳しく説明する。なお本発明は
デジタル複写機等の画像形成装置に限らず、実施例の説
明に裏付けられて画像形成システムの形で実施すること
ができる。
【0019】
【実施例】図10は、実施例である“デジタル複写機”
の構成を示す断面図である。
【0020】図中、デジタル複写機本体100の上部に
は、自動原稿送り装置(DF)280が設けられてい
る。プラテンガラス201は原稿を載置する台であり、
スキャナ202は、原稿照明ランプ203や走査ミラー
204等で構成される。
【0021】不図示のモータによりスキャナ202は所
定方向に往復走査される。原稿の反射光を走査ミラー2
04〜206を介してレンズ207を透過してイメージ
センサ部208内のCCDセンサに結像する。露光制御
部209は、レーザやポリゴンスキャナ等で構成され、
イメージセンサ部208で電気信号に変換され所定の画
像処理が施された画像信号にもとづいて変調されたレー
ザ光219を感光体ドラム211に照射する。感光体ド
ラム211の周りには、1次帯電器212,現像器21
3,転写帯電器216,前露光ランプ214,クリーニ
ング装置215が装備されている。
【0022】画像処理部210において、感光体ドラム
211は不図示のモータにより図に示す矢印の方向に回
転しており、1次帯電器212により所望の電位に帯電
された後、露光制御部209からのレーザ光219が照
射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム211上
に形成された静電潜像は、現像器213により現像され
て、トナー像として可視化される。
【0023】一方、右カセットデッキ221、左カセッ
トデッキ222、上段カセット223あるいは下段カセ
ット224からピックアップローラ225,226,2
27,228により給紙された転写紙は、給紙ローラ2
29,230,231,232により本体に送られ、レ
ジストローラ233により転写ベルトに給送され、可視
化されたトナー像が転写帯電器216により転写紙に転
写される。転写後の感光体ドラム211は、クリーナ装
置215により残留トナーが清掃され、前露光ランプ2
14により残留電荷が消去される。転写後の転写紙は、
分離帯電器217によって感光体ドラム211から分離
され、転写ベルト234によって定着器235に送られ
る。定着器235では加圧,加熱により定着され、排出
ローラ236により本体100の外に排出される。
【0024】本体100には、例えば4000枚の転写
紙を収納し得るデッキ250が装備されている。デッキ
250のリフタ251は、ピックアップローラ252に
転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇
し、転写紙は給紙ローラ253によって本体100に送
られる。また、100枚の転写紙を収容し得る、マルチ
手差し254が装備されている。
【0025】さらに、237は排紙フラッパであり、搬
送パス238側と排出パス243側の経路を切り替え
る。240は下搬送パスであり、排紙ローラ236から
送り出された転写紙を反転パス239を介し、転写紙を
裏返して再給紙パス241に導く。左カセットデッキ2
22から給紙ローラ230により給紙された転写紙も、
再給紙パス241に導かれる。242は転写紙を画像形
成部210に再給紙する再給紙ローラである。244は
排紙フラッパ237の近傍に配置されて、この排紙フラ
ッパ237により排出パス243側に切り替えられた転
写紙を機外に排出する排出ローラである。両面記録(両
面複写)時には、排紙フラッパ237を上方に上げて、
複写済みの転写紙を搬送パス238,反転パス239,
下搬送パス240を介して再給紙パス241に導く。こ
のとき、反転ローラ245によって転写紙の後端が搬送
パス238から全て抜け出し、且つ、反転ローラ245
に転写紙が噛んだ状態の位置まで反転パス239に引き
込み、反転ローラ245を逆転させることによって搬送
パス240に送り出す。本体から転写紙を反転して排出
するときには、排紙フラッパ237を上方へ上げ、反転
ローラ245によって転写紙の後端が搬送パス238に
残った状態の位置まで反転パス239に引き込み、反転
ローラ245を逆転させることによって、転写紙を裏返
して排出ローラ244側に送り出す。
【0026】排紙処理装置290は、デジタル複写機1
00から一枚毎に排出される転写紙を処理トレイ294
で積載してそろえる。一部の画像形成の排出が終了した
ら、転写紙束をステイプルして排紙トレイ292、また
は、293に束で排出する。排紙トレイ293は不図示
のモータで上下に移動制御され、画像処理動作開始前に
処理トレイの位置になるように移動する。291は排出
された転写紙の間に挿入する区切り紙を積載する用紙ト
レイで、295は排出された転写紙をZ折りにするZ折
り機である。
【0027】また、296は排出された転写紙一部をま
とめてセンタ折りしステイプルを行うことによって製本
を行う製本機であり、製本された紙束は排出トレイ29
7に排出される。
【0028】図2は、デジタル複写機100内の制御構
成を示す概略ブロック図である。
【0029】CPU171は画像処理装置100の基本
制御を行い、制御プログラムが書き込まれたROM17
4と処理を行うためのワークRAM175、入出力ポー
ト173がアドレスバス,データバスにより接続されて
いる。入出力ポート173には、画像処理装置100が
制御する、モータ,クラッチ等の各種負荷(不図示)
や、紙の位置を検知するセンサ等の入力(不図示)が接
続されている。CPU171はROM174の内容にし
たがって入出力ポート173を介して順次入出力の制御
を行い画像形成動作を実行する。また、CPU171に
はデジタル複写機100の状態を表示する操作部172
が接続されている。CPU171には、イメージセンサ
部208で電気信号に変換された信号を処理する画像処
理部170と、処理された画像を蓄積する画像メモリ部
3が接続されている。
【0030】次に画像メモリ部3の詳細を図3にしたが
って述べる。画像メモリ部3では、DRAM等のメモリ
で構成されるページメモリ部301に、メモリコントロ
ーラ部302を介して外部I/F処理部4、画像処理部
170からの2値画像の書込み、プリンタ部2への画像
読出し、大容量の記憶装置であるハードディスク304
への画像の入出力のアクセスを行う。
【0031】外部I/F処理部4は外部のコンピュータ
から入力されたPDLをビットマップに展開し、LZ圧
縮303はHD304の入出力の際画像データの圧縮,
解凍を行う。メモリコントローラ部302は、ページメ
モリ部301のDRAMリフレッシュ信号の発生を行
い、また、画像I/F処理部4,画像処理部170,ハ
ードディスク304からのページメモリ301へのアク
セスの調停を行う。さらに、CPU171の指示に従
い、ページメモリ部301への書込みアドレス,ページ
メモリ部301からの読出しアドレス,読出し方向など
の制御をする。それにより、CPU171はページメモ
リ部301に複数の原稿画像をならべてレイアウトを行
いプリンタ部2に出力する機能や、画像の一部分のみ切
り出して出力する機能や、画像回転機能を制御する。
【0032】図4にしたがって、外部I/F処理部4の
構成を述べる。外部I/F処理部4は、前述したよう
に、画像メモリ部3を介して、リーダ部1の2値画像デ
ータを外部I/F処理部4に取り込み、また、画像メモ
リ部3を介して、外部I/F処理部4からの2値画像デ
ータをプリンタ部2へ出力して画像形成を行う。外部I
/F処理部4には、コア部406とファクシミリ部40
1、ファクシミリ部の通信画像データを保存するハード
ディスク402、外部コンピュータ11と接続するコン
ピュータインタフェイス部403と、フォーマッタ部4
04、イメージメモリ部405を有している。
【0033】ファクシミリ部401はモデム(不図示)
を介して公衆回線と接続しており、公衆回線からのファ
クシミリ通信データの受信と、公衆回線へのファクシミ
リ通信データの送信を行う。ファクシミリ部401で
は、ファクシミリ機能により、指定された時間にファッ
クス送信を行ったり、相手から指定パスワードの問い合
わせで画像データを送信するなどハードディスク402
にファックス用の画像を保存して処理を行う。これによ
り、一度リーダ部1から画像メモリ部3を介して、ファ
クシミリ部401,ファクシミリ用のハードディスク4
02へ画像を転送した後は、リーダ部1,画像メモリ部
3をファクシミリ機能に使うことなしに、ファックス送
信を行うことができる。
【0034】コンピュータインタフェイス部403は外
部のコンピュータ11とのデータ通信を行うインタフェ
イス部であり、ローカルエリアネットワーク(以下、L
ANという)、シリアルI/F,SCSI・I/F,プ
リンタのデータ入力用のセントロI/Fなどを持つ。こ
のI/F403を介して、プリンタ部2,リーダ部1の
状態を外部コンピュータ11に通知したり、コンピュー
タ11の指示でリーダ部1で読み取った画像を外部コン
ピュータ11へ転送したりする。また、外部コンピュー
タ11からプリント画像データを受け取ったりする。外
部コンピュータ11からコンピュータインタフェイス部
403を介して通知されるプリントデータは専用のプリ
ンタコードで記述されているため、フォーマッタ部40
4はそのコードを画像メモリ部3を介してプリンタ部2
で画像形成を行うラスタイメージデータに変換する。フ
ォーマッタ部404はラスタイメージデータの展開をイ
メージメモリ部405に行う。イメージメモリ部405
は、このようにフォーマッタ部404がラスタイメージ
データの展開するメモリとして使用したり、また、リー
ダ部1の画像をコンピュータインタフェイス部403を
介して外部コンピュータ11に送る(画像スキャナ機
能)場合に、画像メモリ部3から送られる画像データを
イメージメモリ部405に一度展開し、外部コンピュー
タ11に送るデータの形式に変換してコンピュータイン
タフェイス部403からデータを送出するような場合に
おいても使用される。
【0035】コア部406は、ファクシミリ部401,
コンピュータインタフェイス部403,フォーマッタ部
404,イメージメモリ部405,画像メモリ部3間そ
れぞれのデータ転送を制御管理する。これにより、外部
I/F処理部4に複数の画像出力部があっても、画像メ
モリ部3へ画像転送路が一つであっても、コア部406
の管理のもと、排他制御、優先度制御され画像出力が行
われる。
【0036】図5において、601〜612および63
4は、本体100を用いた、複写動作,システム動作の
各機能のおよび設定を行うために操作部の表示を切り替
えるための、キーおよびLED表示である。601,6
04,607,610,634はそれぞれ、各機能を切
り替えるキーになっている。このキーは半透明のキーボ
タンで構成されており、キーの内部にはLED等の表示
ランプ(不図示)がある。これらのキーを押下すること
で、操作画面を選択するとキー内部のランプが点灯す
る。各キーの内部のこのランプは、選択されている操作
機能画面のキーの内部にあるランプのみ点灯制御され、
その他のキーの内部のランプは消灯するように制御され
る。また、各キーの右にはグリーンのLEDが配置され
(603,606,609,612,633)、このL
EDは、各機能の動作状況をLEDの点灯制御で表して
いる。例えば、コピーAのLED603はコピーAがス
タンバイ中では消灯制御され、図5の例のようにコピー
Aが出力動作中の場合は、点滅制御される。また、画像
メモリ3のハードディスク304にコピーAの画像が保
存され、コピーAのプリント動作が行われていない場合
には、点灯制御される。同様に例えば、ファックスのL
ED609では、通信動作中、プリント動作中、読込み
動作中では、点滅制御され、ファクシミリ部ハードディ
スク402にファックス画像がある場合には点灯制御さ
れる。各キーの左にはレッドのLEDが配置され(60
2,605,608,611,632)、このLED
は、各機能の異常状況が発生したことをLEDの点灯制
御で表している。例えば、コピーBのLED605はコ
ピーBが、紙なし中断やJAM等の異常が発生したと
き、LED605は点滅制御される。このとき、コピー
B機能キー604を押下し、操作部の表示をコピーBに
切り替えることで、表示パネルにコピーBの状況が表示
され、異常状況の詳細を確認することができる。これら
の機能切り替えキーは、各機能の動作状況によらず、い
つでも押下可能であり、操作部172を切り替え可能で
ある。本実施例のように、コピーA機能とコピーB機能
が切り替え可能である場合に、前述したストップキー,
スタートキー,リセットキー等の表示パネル内のキー以
外のキーは、機能切り替えキー601,604により選
択されている機能に対して、操作される。例えば、図6
の例で、コピーA操作画面を表示しているときに、スト
ップキー615を押下しても、コピーBの出力動作に対
して複写動作の停止を行うことはできない。コピーBの
複写動作を停止する場合は、コピーB機能キー604を
押下後、ストップキー615を押下することで、コピー
Bの出力は停止する。また、ユーザ設定キー618によ
り設定されるデータはコピーA,コピーBの操作部が選
択されている画面それぞれにおいてデータを有して、そ
れぞれの画面において独立に設定操作を行うことができ
る。
【0037】次に図6を用いて、パーソナルボックスに
ついて説明する。
【0038】304は、ハードディスクであり、テンポ
ラリ領域900とパーソナル領域901を有する。テン
ポラリ領域900は、画像データを一時的におき、ジョ
ブ終了後に、それら画像データを消去する領域である。
パーソナルボックス領域901は、テンポラリ領域90
0と、ホスト1000から受信したPDL画像を外部I
/F処理部4で展開した画像データを、ホスト1000
から指定したパーソナルボックス番号に対応するハード
ディスク304のパーソナルボックス領域900に格納
し、後でユーザが操作部で、自分のパーソナルボックス
番号のパーソナルボックスに入っている、PDL画像か
ら展開された画像データをプリントするための領域であ
る。またこの領域に、画像データに付随するプリント時
のプリントモードや、設定された自動消去時間も記憶さ
れる。
【0039】例えば、IGBのハードディスクの場合、
300MBをテンポラリ領域、700MBをパーソナル
ボックス領域と分けて使用する。また、図6のように、
パーソナルボックスの数が10であるとき、各個人が持
てるボックスの領域は、各70MBとなる。
【0040】また、各パーソナルボックスには番号がつ
いており、例えばボックス902,903,904,9
05は、それぞれ、ボックス番号0,1,2,9であ
る。
【0041】例えば、図6の場合、田中用のボックスは
1であり、田中という名前のユーザが、ホスト1000
から、自分のボックスにPDL文書を入れたい場合、ホ
スト1000でボックス番号1を指定する。
【0042】また、田中という名前のユーザが、ホスト
1000から、他人のボックス、例えば、加藤というユ
ーザに自分のPDL文書を入れたい場合、ホスト100
0でボックス番号に、送りたい相手のボックス番号、つ
まりこの場合9を指定する。これにより、自分のPDL
文書を他人のボックスにメールすることが可能となる。
【0043】図7は、操作部172のパーソナルボック
スのメイン画面である。801は、デジタル複写機の操
作部のパーソナルボックスのメイン画面であり、操作部
172のパーソナルボックスキー634を押下したとき
の画面である。図のように、パーソナルボックスの数
は、番号が00〜09の10個用意され、それぞれ個人
用に、ホスト1000からのPDLデータを、ラスタイ
メージに展開された形で、ハードディスク304のパー
ソナルボックス領域901に保存している。また、図示
しない、操作部の画面で、それぞれのパーソナルボック
スの番号に対して、名前がつけられる。例えば、ボック
ス番号01の場合「田中のボックス」という名前がつけ
られ、田中という名前の人が使用するボックスであるこ
とを明示できる。また、それぞれのボックスの欄の一番
右に表示されているパーセント表示は、全体のパーソナ
ルボックス領域のハードディスク容量に対して、そのボ
ックスが使用している割合を示す。例えば、ボックス番
号01は、パーソナルボックス領域のハードディスク容
量が700MBであった場合、その2%で、約14MB
使用しているということを示す。802は、ボックス番
号00に保存されているジョブを見るためのボタンであ
る。同様に、803,804,805は、ボックス番号
01,02,03に保存されているジョブを見るための
ボタンである。例えば、ホスト1000で田中という名
前の人が、自分のボックス番号である1番に、アプリケ
ーションの文書データを、保存するよう転送した場合、
後で、操作部172のパーソナルボックス画面801に
おいて、自分のボックス番号01のボタン803を押す
ことでその文書の印刷を実行できる後述のプリントモー
ド画面が表示される。806,807は上下スクロール
キーであり、これらを押すことにより、画面がスクロー
ルでき、ボックス番号00〜09の名前や使用容量を見
ることができる。808は閉じるキーであり、これを押
すことで、図5に示すメイン画面に戻ることができる。
809は、ファックス状況キーであり、これを押すこと
で、ファックス送受信の状態を確認することができる。
【0044】また、このパーソナルボックス内の文書は
自動消去が可能であり、ユーザは、図8の画面におい
て、ホスト1000から、あるいは本体の操作部172
から文書を消去するまでの時間をパーソナルボックス毎
に設定することができる。
【0045】図8の画面において、自動消去時間が設定
することができ、文書がパーソナルボックスに格納され
てから設定された自動消去時間が経過すると、デジタル
複写機100は、ホスト1000に対して文書の自動消
去時刻が来たことを通知する。
【0046】図9は、ホスト1000におけるアプリケ
ーションソフト上の表示窓であり、画像形成装置100
から、文書の自動消去時刻通知を受けたときに表示され
る。図9において、ボタン1001,1002は、文書
を直ぐ消去するか否かの選択ボタンであり、選択される
とデジタル複写機100への通知を行う。ボタン100
1が選択された場合は、直ぐに文書の消去を行う。ボタ
ン1002が選択された場合は、初期状態に戻り、再
度、自動消去時間経過後、ホスト1000への自動消去
時刻が来たことを通知する。
【0047】またデジタル複写機100は、パーソナル
ボックス内の文書を消去する際、ホスト1000に対し
て自動消去時刻が来たことを“通知する”か“通知しな
い”の設定をパーソナルボックス毎に操作部上で行うこ
とができ、“通知しない”設定であるパーソナルボック
スに関しては、文書の消去時間が来てもホストへの通知
は行わない。
【0048】次に本実施例の動作を図1に示すフローチ
ャートで説明する。図1は、パーソナルボックスA内に
文書が格納されると開始するフローチャートである。
【0049】まず、パーソナルボックスA内に格納され
ている文書をサーチするために用いる変数nを初期化す
る(S1参照、以下同様)。パーソナルボックスA内の
n番目の文書が格納された時刻と現時刻を比較し、パー
ソナルボックスAに設定されている自動消去時間が経過
しているか否かを判断する(S2)。ステップ2(図1
ではS2と略記、以下同様)で、自動消去時間を経過し
ている場合は、消去時間が来たことをホストへ“通知す
る”か“通知しない”のパーソナルボックスAの設定を
参照し(S3)、“通知しない”の設定であれば、直ぐ
n番目の文書を消去する(S9)。ステップ3で“通知
する”の設定であれば、ホストへパーソナルボックスA
のn番目の文書の消去時間が来たことを通知し(S
4)、ホストからの文書の消去をするかしないかの設定
要求を待って、判断し(S5)、消去要求があれば、直
ぐ文書を消去する(S6)。消去しない設定要求であれ
ば、n番目の文書に設定された消去経過時間をクリアし
て時間を初期化し(S6)、n番目の文書は、パーソナ
ルボックスA内の最後の文書か否かを判断し(S7)、
最後の文書であれば、1分間ウエイトをし、ステップ1
へ戻る。ステップ7で、最後の文書でなければ、次の文
書を処理するため変数nをインクリメント(1プラスす
る)してn=n+1とし、ステップ2へ戻る(S1
0)。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ消去時間になった際に、消去したくないデータが
あった場合でも画像形成装置まで行って再設定すること
なく、データを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の動作を示すフローチャート
【図2】 制御構成を示すブロック図
【図3】 画像メモリ部の詳細を示すブロック図
【図4】 外部I/F処理部の構成を示すブロック図
【図5】 操作部の説明図
【図6】 パーソナルボックスの説明図
【図7】 パーソナルボックスのメイン画面を示す図
【図8】 パーソナルボックスの文書の消去時間を設定
する画面を示す図
【図9】 ホストに消去時間が来たときのホストのアプ
リケーション画面を示す図
【図10】 実施例の構成を示す断面図
【符号の説明】
100 デジタル複写機 304 ハードディスク 1000 ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ06 HK19 HN23 HQ20 HQ21 HV09 HV13 HV32 5C062 AA05 AA13 AB11 AB20 AB22 AB38 AB41 AC23 AC30 BA00 BC06 5C073 AA02 BD03 CD01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ別にデータを記憶する記憶手段
    と、この記憶手段のデータを記憶開始から所定時間後に
    自動消去する消去手段と、この消去手段による自動消去
    の際にホストコンピュータに消去の通知をする通知手段
    と、この通知手段により通知をした場合は、ホストコン
    ピュータから消去する旨の応答があったときに限り前記
    消去手段による自動消去を行わせる制御手段とを備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記記憶手段は、ハードディスクのパーソナルボックス
    領域であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の画像形成
    装置において、前記通知手段による通知をするかしない
    かの設定を行う第1の設定手段を備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の画像形
    成装置と、この画像形成装置と回線を介して接続された
    ホストコンピュータとを備えた画像形成システムにおい
    て、前記画像形成装置,前記ホストコンピュータの少く
    とも一方に、前記所定時間を設定する第2の設定手段を
    備えたことを特徴とする画像形成システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の画像形
    成装置と、この画像形成装置と回線を介して接続された
    ホストコンピュータとを備えた画像形成システムにおい
    て、前記ホストコンピュータは、前記所定時間のカウン
    トを初期状態に戻すリセット手段を備えたことを特徴と
    する画像形成システム。
  6. 【請求項6】 ホストコンピュータからデータを受信す
    る受信手段と、 ホストコンピュータから受信したコードデータを画像デ
    ータに展開する展開手段と、 前記画像データを記憶するページメモリ手段と、 前記ページメモリ手段に格納された画像データをプリン
    トするプリンタ部とを備えた画像形成装置において、 前記ページメモリ手段に展開された画像データを記憶す
    るとともに、それらの画像データ間の関係や画像形成条
    件,画像データ消去時間等の第1の画像管理情報もまた
    記憶する不揮発性の2次記憶手段と、 前記第1の画像管理情報にもとづいて画像データを消去
    する際、前記第1の画像管理情報をホストコンピュータ
    へ通知する通知手段と、 ホストコンピュータから設定される第2の画像管理情報
    にもとづいて、前記画像データを消去するかしないかを
    制御する画像データ消去手段とを備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の画像形成装置において、 前記2次記憶手段に記憶される画像形成条件及び画像デ
    ータ消去時間は、ホストコンピュータからの設定、及び
    前記画像形成装置が有する操作部からの設定が可能であ
    ることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像形成装置において、 前記2次記憶手段に前記画像データが記憶されてから消
    去するまでの時間を設定できる消去時間設定手段をさら
    に備え、前記第1の画像管理情報に含まれる画像データ
    消去時間は、前記消去時間設定手段によって設定された
    時間であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の画像形成装置において、 前記第2の画像管理情報は、前記画像データを消去する
    かしないかの設定情報を含み、 前記第2の画像管理情報が、“画像データを消去する”
    設定情報であった場合は、前記消去手段は直ちに前記画
    像データを消去し、 “消去しない”設定情報であった場合は、再度、前記画
    像データ消去時間の経過を待って、前記画像データを消
    去することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の画像形成装置におい
    て、 前記第1の画像管理情報にもとづいて画像データを消去
    する際、ホストコンピュータに第1の画像管理情報を通
    知するか否かが設定可能な通知設定手段を備え、 前記通知設定手段で通知しないと設定したときは、前記
    画像データ消去時間が経過すると前記第1の画像管理情
    報をホストコンピュータへ通知せず、前記消去手段は、
    直ぐ画像データを消去することを特徴とする画像形成装
    置。
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