JP4258747B2 - 余剰ボールの排出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウエハや基板に半田ボールや半田バンプ等をマウントするボールマウント装置において、検査装置が、吸着ヘッドのミッシングボールや余剰ボール等を検出したとき、吸着ヘッドに吸着されている半田ボール等を排出するための余剰ボール等の排出装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半田ボールマウント装置における余剰ボール等の排出装置はボール供給部の横にディスチャージボックスを設けたものであった。そして、吸着ヘッドがボール供給部から半田ボールを吸着後、ボール検査でミッシングボールや余剰ボールが検出された場合には、吸着ヘッドがディスチャージボックス上方へ移動してミッシングボールや余剰ボールを排出し、その後、再び吸着ヘッドがボール供給部へ移動して半田ボールを再度吸着し、検査結果が適正な場合には、吸着した半田ボールをステージ上のウエハ等にマウントしていた。
【0003】
しかし、余剰ボール等の排出のために何度も吸着ヘッドの移動や停止を繰り返すことは、マウント動作の高速化や吸着ヘッドの精度向上のためには好ましいことではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題を解決するため、吸着ヘッドからの排出ボールを受ける排出ボックスを、排出ボックス駆動手段を作動させることにより、吸着ヘッド下方へ進退動自在とすることとし、ミッシングボールや余剰ボールの排出のための吸着ヘッドの移動や停止の動作数を削減し、マウント動作の高速化や吸着ヘッドのマウント精度の向上を図ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、ボール供給部を支持部材に装着し、ボール供給部をボール供給部駆動手段により吸着ヘッド下方へ進退動自在とするとともに、該ボール供給部を支持する支持部材に吸着ヘッドからの排出ボールを受ける排出ボックスを移動可能に支持させ、排出ボックスにも吸着ヘッド下方へ進退動自在とする排出ボックス駆動手段を設け、制御手段によりボール排出の指令を受けたときに排出ボックス駆動手段を作動させることを特徴とするボールマウント装置における余剰ボールの排出装置を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従って、実施例と共に本発明の実施の形態について説明する。
本発明に係る半田ボールマウント装置は、吸着ヘッド5と、吸着ヘッド5に半田ボール14を供給するボール供給部となるボールトレイ1と、吸着ヘッド5により吸着された半田ボール14がミッシングボールや余剰ボールでないかを検査する検査部2と、吸着された半田ボール14が余剰ボール等であった場合に吸着ヘッド5からの排出ボールを受ける排出ボックス3と、排出ボックス駆動手段であるシリンダ13と、シリンダ13を作動させる制御手段(図示されていない)と、マウント部4とよりなるものである。
【0007】
吸着ヘッド5は、本実施例では、図示されていないZ軸駆動機構によりZ軸方向(上下方向)にのみ移動可能とされており、水平方向への駆動機構を有しない。吸着ヘッド5のZ軸上の下方には、マウント部4が設けられており、吸着ヘッド5の移動をZ軸方向のみとすることにより、マウント動作の高速化や吸着ヘッド5のマウント精度を向上させることができる。
【0008】
吸着ヘッド5とマウント部4との間には、支持部材7がZ軸と交差する方向(水平方向)に移動可能に設けられており、該支持部材7には、ボールトレイ1と、検査部2と、排出ボックス3とが設けられている。
【0009】
支持部材7は、ボールネジ9とナット10を介して、ボール供給部駆動手段であるモータ8に連結されている。モータ8が駆動することによりボールネジ9が回転し、ボールネジ9に螺着されたナット10が移動、ナット10に固着されている支持部材7が移動する。
【0010】
ボールトレイ1は、支持部材7上面に取り付けられた多数の半田ボール14が貯留されるトレイ状のものであり、支持部材7の進退により吸着ヘッド5下方と待避位置間を進退動自在とされている。
【0011】
検査部2は、吸着ヘッド5に吸着されたミッシングボールの有無を検査するミッシングボール検査装置11と吸着ヘッド5に吸着された余剰ボールの有無を検査する余剰ボール検査装置12とよりなるものである。該検査部2も、支持部材7の動作によって吸着ヘッド5下方と待避位置間を進退動自在とされている。
【0012】
排出ボックス3は、吸着ヘッド5からの排出ボールを受けるためのボックスである。排出ボックス3は、単独動作可能な排出ボックス駆動手段であるシリンダ13により、吸着ヘッド5下方と待避位置間を進退動自在とされている。排出ボックス3の待避位置は、図1に示されるように、ボールトレイ1の側方(図中右上側)である。排出ボックス3は、制御装置(図示されていない)からのボール排出の指令を受けたときにシリンダ13は作動する。これにより、排出ボックス3は吸着ヘッド5下方に位置する。
【0013】
マウント部4は、吸着ヘッド5の下方に位置するステージ6によりなるもので、ステージ6上にて基板やウエハ15は位置決めされ、半田ボール14を正常に吸着した吸着ヘッド5によりマウントされる。
【0014】
以下、図1から図4に従って、本発明に係る余剰ボール等の排出装置の作動手順について説明する。図1は半田ボール吸着直前を示す説明図であり、同図に示されるように、排出ボックス3を待避位置に待避させた状態でボールトレイ1をボール供給部駆動手段により吸着ヘッド5の下方へ位置させる。この状態で吸着ヘッド5をZ軸駆動機構によりボールトレイ1上の所定の高さ位置に下降させて、図示されていないブロアモータを作動させると、吸着ヘッド5は半田ボール14の吸着のための負圧を得、ボールトレイ1内の半田ボール14を吸引吸着する。
【0015】
次に、図2は、吸着ヘッド5が半田ボール14を吸着したときの吸着ミス検査時を示す説明図である。吸着ヘッド5に吸着された半田ボール14の吸着ミスを検査する場合には、吸着ヘッド5を適正な検査位置に位置させ、ボール供給部駆動手段により、ミッシングボール検査装置11及び余剰ボール検査装置12を図2中、左から右へ移動させながらミッシングボール及び余剰ボールの有無を検査する。
【0016】
吸着ミスを検出した場合には、制御装置からボール排出指令がシリンダ13に対して与えられる。このボール排出指令によりシリンダ13が作動し、排出ボックス3が吸着ヘッド5下方に位置する。ここで、吸着ヘッド5の負圧を切り、吸着ヘッド5が吸着していた全ての半田ボール14を排出ボールとして排出ボックス3へ排出する。排出ボックス3を待避位置へ待避後、再びボールトレイ1に貯留された半田ボール14を吸引吸着して、吸着ミスの検査を行う。図3は、半田ボール排出時を示す説明図である。
【0017】
吸着ミスを検出しない場合は、ボール供給部駆動手段により支持部材7は図4中の右方向の待避位置へ待避させる。これにより、吸着ヘッド5の下方には、ステージ6上に位置決めされたウエハ15のみが存在することとなり、半田ボール14を吸着した吸着ヘッド5をウエハ15上に下降させることにより、マウントが可能となる。図4は、半田ボールマウント直前を示す説明図である。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、如上のように構成されるため、以下のような効果を発揮する。吸着ヘッドからの排出ボールを受ける排出ボックスを、排出ボックス駆動手段を作動させて、吸着ヘッド下方へ進退動自在とすることにより、ミッシングボール及び余剰ボール排出のための吸着ヘッドの移動や停止の動作数を削減し、マウント動作の高速化や吸着ヘッドのマウント精度の向上を図ることができた。
【0019】
請求項2の効果であるが、ボール供給部を支持部材に装着し、ボール供給部をボール供給部駆動手段により吸着ヘッド下方へ進退動自在とするとともに、該ボール供給部を支持する支持部材に排出ボックスを移動可能に支持させ、排出ボックスにも吸着ヘッド下方へ進退動自在とする排出ボックス駆動手段を設けることにより、ボール供給部からのボール吸着時及び余剰ボール等の排出時においても、吸着ヘッドを水平方向に移動させることなく、半田ボールの吸着及び余剰ボール等の排出を行うことができるので、吸着ヘッドの駆動機構をZ軸駆動機構のみとすることができ、吸着ヘッドの移動や動作数を更に削減することができ、より効率的なマウント動作の高速化や吸着ヘッドのマウント精度の向上を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】半田ボール吸着直前を示す説明図
【図2】吸着ミス検査時を示す説明図
【図3】半田ボール排出時を示す説明図
【図4】半田ボールマウント直前を示す説明図
【符号の説明】
1......ボールトレイ
2......検査部
3......排出ボックス
4......マウント部
5......吸着ヘッド
6......ステージ
7......支持部材
8......モータ
9......ボールネジ
10.....ナット
11.....ミッシングボール検査装置
12.....余剰ボール検査装置
13.....シリンダ
14.....半田ボール
15.....ウエハ
Claims (1)
- ボール供給部を支持部材に装着し、ボール供給部をボール供給部駆動手段により吸着ヘッド下方へ進退動自在とするとともに、該ボール供給部を支持する支持部材に吸着ヘッドからの排出ボールを受ける排出ボックスを移動可能に支持させ、排出ボックスにも吸着ヘッド下方へ進退動自在とする排出ボックス駆動手段を設け、制御手段によりボール排出の指令を受けたときに排出ボックス駆動手段を作動させることを特徴とするボールマウント装置における余剰ボールの排出装置。
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JP16736799A JP4258747B2 (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 余剰ボールの排出装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=15848407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP16736799A Expired - Fee Related JP4258747B2 (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 余剰ボールの排出装置 |
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JP (1) | JP4258747B2 (ja) |
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1999
- 1999-06-14 JP JP16736799A patent/JP4258747B2/ja not_active Expired - Fee Related
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