JP3231371B2 - チップの実装方法 - Google Patents

チップの実装方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチップの実装方法に係
り、詳しくは、不良ノズルがあったならば、この不良ノ
ズルをヘッドに収納して、不良ノズルによるチップの実
装を中止するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】高速チップ実装装置として知られるロー
タリーヘッド式チップ実装装置は、ヘッドをインデック
ス回転させながら、チップ供給部においてヘッドを昇降
させて、チップ供給部にセットされたパーツフィーダの
チップをノズルに吸着してピックアップし、またXYテ
ーブルにおいてヘッドを昇降させて、XYテーブルに位
置決めされた基板にチップを搭載するようになってい
る。
【0003】この種チップ実装装置は、チップを高速実
装できる長所を有するが、その一方、チップのピックア
ップミスを多発しやすい短所がある。ピックアップミス
の原因としては、ノズルの組付け誤差や変形、詰まり、
ヘッドの停止位置誤差等があり、ピックアップミスが発
生しやすい不良ノズルの存在が判明した場合には、ピッ
クアップステージにおけるヘッドの昇降を中止して、こ
の不良ノズルによるチップのピックアップを中止し、あ
るいは搭載ステージにおけるヘッドの昇降を中止して、
この不良ノズルによるチップの基板への搭載を中止する
ことが望ましい。
【0004】また上記の場合の他、チップの実装を行う
のに先立ち、装置の試運転(空運転)を行う場合がある
が、このような場合も、ノズルがパーツフィーダや基板
に衝突するのを回避するために、ヘッドの昇降を中止し
たいものである。
【0005】ところで本出願人は、先にノズルの昇降ス
トロークの調整手段を提供した(特開平1−26189
8号公報)。このものは、電子部品(以下チップとい
う)の厚さに対応して、ノズルの昇降ストロークを調整
できるようにしたものであり、図4を参照しながら、そ
の機構を簡単に説明する。
【0006】1はモータ2に駆動されて回転するカム、
3はこのカム1に当接するカムフォロア、4はこのカム
フォロア3が軸着されたレバー、5はレバー4を弾発す
るスプリング、6はレバーの回転軸である。
【0007】レバー4には溝状の嵌合部7が形成されて
おり、この嵌合部7には、水平なロッド8の端部に軸着
されたローラ9が嵌合している。ロッド8は、ガイド部
11に左右方向に摺動自在に支持されている。このガイ
ド部11は、プレート12に装着されている。またプレ
ート12は、垂直レール13を介して、背板14に上下
動自在に装着されている。
【0008】背板14上にはモータ15が設けられてい
る。16はモータ15に駆動されて回転する垂直なボー
ルねじであり、ナット17に螺合している。したがって
モータ15が正逆回転すると、プレート12及びこれに
支持されたロッド8は上下動し、上記ローラ9の上記嵌
合部7に対する嵌合深さが変わる。
【0009】ロッド8の他端部にも、ローラ18が軸着
されており、このローラ18はレバー19の嵌合部21
に嵌合している。22はレバー19の回転軸である。レ
バー19の他端部にもローラ23が軸着されており、こ
のローラ23は昇降子24に嵌合している。25は昇降
子24の昇降ガイド体である。
【0010】26はノズルシャフトであり、その下端部
のノズル29にチップPを吸着し、基板30上で上下動
することにより、基板30にチップPを搭載する。
【0011】ノズルシャフト26の上部にはアーム27
が設けられており、その先端部に軸着されたローラ28
は、上記昇降子24に嵌合している。したがって昇降子
24がガイド体25に沿って昇降すると、ノズル29は
上下動し、チップPを基板30に搭載する。
【0012】本装置は上記構成より成り、次に動作を説
明する。モータ2が駆動することにより、カム1は回転
し、レバー4はN1方向に揺動する。するとロッド8は
N2方向へ往復動し、レバー19はN3方向に揺動す
る。すると昇降子24はN4方向に昇降し、ノズル29
はN5方向に昇降して、チップPを基板30に搭載す
る。
【0013】チップPの厚さが変わる場合には、次のよ
うにして、ノズル29の昇降ストロークを調整する。す
なわち、基板30に順次搭載されるチップPの品種は、
コンピュータのプログラミング上、予め既知である。し
たがって厚いチップPを基板30に搭載する場合には、
モータ15を正回転させて、ロッド8をその往復動方向
N2と直交する垂直方向N6に引上げる。するとローラ
9の嵌合部7に対する嵌合深さは深くなり、したがって
ロッド8の横方向のストロークは短くなって、ノズル2
9の昇降ストロークも短くなる。
【0014】また薄いチップPを基板に搭載する場合
は、上記の場合と反対に、モータ15を逆回転させて、
ロッド8を垂直方向N6に引き下げる。するとローラ9
の嵌合部7に対する嵌合深さは浅くなりロッド8の横方
向のストロークは長くなって、ノズル29の昇降ストロ
ークも長くなる。以上のような機構や動作は、上記特開
平1−261898号公報に開示されているとおりであ
る。
【0015】ところで、この種電子部品実装装置におい
て、ノズル29の昇降を一時的に中止したい場合があ
る。このような場合とは、例えばチップPが不良品で基
板30への搭載を中止する場合や、装置の保守点検時な
どである。
【0016】このような場合には、モータ2の駆動を停
止して、カム1の回転を止めることによりノズル29の
昇降を中止することが考えられる。しかしながら、装置
の運転上、カム1の回転を一時的に停止させることは望
ましくない。
【0017】このため従来手段では、レバー4の上方に
禁止シリンダ31を設け、必要時には、そのプランジャ
32を突出させて、レバー4を下方に押圧することによ
り(図4鎖線参照)、カムフォロア3をカム1から離間
させ、カム1が回転しても、レバー4が揺動しないよう
にして、ノズル29の昇降を一時的に中止するようにし
ていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
手段では、禁止シリンダ31やその配管、バルブ、制御
機構等を格別に設ける必要があるため、装置全体が大型
化するとともにコストアップになる問題点があった。ま
たスプリング5のばね力の強弱に応じて禁止シリンダ3
1の選定をせねばならず、またプランジャ32がレバー
4に接離する際には、機械音を発生するのでオペレータ
にはきわめて耳障りであり、またプランジャの突没に応
じて、カムフォロア3はカム1に接離することから、そ
の衝撃により次第に摩耗し、レバー8の揺動量、ひいて
はノズル29の昇降ストロークに狂いを生じるようにな
る等の問題点があった。
【0019】ところで本出願人は、先に複数本のノズル
を有するヘッドを提案した(特開平2−99000号公
報)。このものは、各々のノズルは突出収納自在にヘッ
ドに装着されており、イニシャル化ステージ(ノズル収
納ステージ)においてすべてのノズルをヘッドに収納し
たうえで、ノズル選択エリアで次にピックアップしよう
とするチップに最適のノズルを選択し、ノズル突出ステ
ージにおいて、選択されたノズルをヘッドから突出させ
るようになっている。
【0020】そこで本発明は、このような突出収納自在
な複数本のノズルを有するヘッドを装備するチップ実装
手段において、不良ノズルが発生した場合には、この不
良ノズルによるチップ実装を中止できる方法を提供する
ことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、突
出収納自在な複数本のノズルを有するヘッドをインデッ
クス回転させながら、複数本のノズルの中から選択され
たノズルをノズル出し手段により突出させて、このノズ
ルによりチップ供給部のチップを吸着してピックアップ
し、次いでヘッドの移動路に設けられた認識手段により
ピックアップミスの有無を検出し、次いでXYテーブル
に位置決めされた基板上にこのチップを搭載した後、こ
の突出するノズルをノズル収納手段により上昇させて前
記ヘッドに収納し、次いで前記ノズル出し手段により選
択されたノズルをヘッドから突出させて、前記動作を繰
り返すようにしたチップの実装方法において、チップの
実装運転中に同一ノズルが所定回数ピックアップミスし
たことを不良ノズル検出手段が検出た場合には、この
ノズルを不良ノズルとしてヘッドの移動路に設けられた
ノズル収納手段により前記ヘッドに収納するとともに、
この不良ノズルをコンピュータに登録し、以後、この不
良ノズルの使用を中止するようにし、且つ前記認識手段
が前記不良ノズル検出手段であり、また前記ヘッドの移
動路に投棄ステージと前記ノズル収納手段があり、前記
不良ノズル検出手段でピックアップミスが検出された場
合は、前記投棄ステージにおいてチップの吸着状態を解
除してチップを投棄し、また前記ノズル収納手段により
不良ノズルを前記ヘッドに収納するようにした。
【0022】
【作用】上記構成によれば、不良ノズルが判明したなら
ば、この不良ノズルをヘッドに収納し、且つこれをコン
ピュータに登録するだけの簡単な動作により、不良ノズ
ルによるチップの実装を中止できる。
【0023】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0024】図1はチップ実装装置の平面図である。1
はロータリーヘッドであり、その円周方向に沿って多数
個のヘッド2を有している。図2(g)に示すように、
ヘッド2は複数本(本実施例では4本)のノズル3(3
a,3b,3c,3d)を有しており、チップの品種に
より選択使用する。このヘッド2は、前記特開平2−9
9000号公報に記載されたものと同様の構造であり、
その詳細な構造の説明は省略する。
【0025】4はチップ供給部であって、移動台5上に
パーツフィーダ6を載置して構成されており、パーツフ
ィーダ6をボールねじ7に沿ってX方向に移動させるこ
とにより、所望のチップを有するパーツフィーダ6をノ
ズル3のピックアップ位置Qに停止させる。パーツフィ
ーダとしては、テープフィーダ、チューブフイーダが多
用されている。8はXYテーブルであって、基板9をX
Y方向に移動させて、基板9の所定の座標位置にチップ
Pを搭載する。10はこのチップ実装装置を制御するコ
ンピュータである。
【0026】図1においてAは、ヘッド2の移動路に設
けられたピックアップステージであり、ヘッド2が昇降
することにより、ノズル3がパーツフィーダ6のチップ
を吸着してピックアップする(図2(a)も参照)。B
観察ステージであり、図2(b)に示すように、カメ
ラ11により下方から観察して、チップPのXYθ方向
の位置ずれやピックアップミスの有無を検出する。12
はレンズや光源等の光学系が収納されたボックスであ
る。なお認識手段としては、カメラ11以外に、レーザ
装置やラインセンサなどが多用される。
【0027】Cは投棄ステージであって、図2(c)に
示すように、ノズル3がピックアップミスしたチップP
を回収部13に投棄する。なお図2(b)において、ノ
ズル3aに吸着されたチップPは、ピックアップミスに
より立っている。Dは第1のノズル収納ステージであ
り、図2(d)に示すように、シリンダ14のロッド1
5を上昇させて、ロッド15先端のプレート16により
突出していたノズル3aをヘッド2の内部へ押し上げて
収納する。Eは搭載ステージであり、ヘッド2を昇降さ
せることにより、ノズル3に吸着されたチップPを基板
9に搭載する。
【0028】Fは第2のノズル収納ステージであって、
図2(f)に示すように、シリンダ17のロッド18を
上昇させ、プレート19により下方に突出したノズル3
を押し上げてヘッド2に収納する。Gはノズル選択ステ
ージであって、図2(g)に示すように、ヘッド2をn
方向に水平回転させることにより、4本のノズル3a〜
3dのうち、ピックアップステージAにおいて次にピッ
クアップしようとするチップPに最適のノズル3(例え
ばノズル3a)を選択する。なおヘッド2を、n方向に
回転させる手段は周知であり、その説明は省略する。H
はノズル出しステージであって、図2(h)に示すよう
に、ノズル3の下降阻止部材23をシリンダ21のロッ
ド22により押圧することにより、ノズル3の下降阻止
状態を解除して、選択ステージGで選択されたノズル3
(例えばノズル3a)を下方に突出させる。なお、ヘッ
ド2の昇降手段、下降阻止部材23等は、前記特開平2
−99000号公報の第4図に示される手段と同様であ
るが、勿論、この第4図に示される手段には限定されな
い。
【0029】本装置は上記のような構成より成り、次に
動作の説明を行う。図2(a)に示すピックアップステ
ージAにおいて、ヘッド2は昇降し、下方に突出したノ
ズル3aにより、パーツフィーダ6のチップPをピック
アップする。次いでこのヘッド2は観察ステージBに移
動し、チップPのピックアップミスの有無を検出すると
ともに、チップPのXYθ方向の位置ずれを検出する
(図2(b))。ここで、ピックアップミスが無かった
場合は、周知位置ずれ補正手段によりこのXYθ方向の
位置ずれを補正したうえで、搭載ステージEにおいて、
基板9に搭載する。次いでこのヘッド2は、第2のノズ
ル収納ステージFに移動し、そこでシリンダ17のロッ
ド18が突出してプレート19が上昇し、ノズル3aを
押し上げて収納する(図2(f))。すなわちこのノズ
ル収納ステージFは、次の選択ステージGでノズル3を
選択し、更にその次のノズル出しステージHで選択され
たノズルを突出させるのに先立って、ノズル3を引き込
ませてイニシャル化する。
【0030】次いでこのヘッド2は選択ステージGへ移
動し、ヘッド2を水平回転させて、ノズル3の選択を行
う(図2(g))。次いでこのヘッド2はノズル出しス
テージHへ移動し(図2(h))、シリンダ21のロッ
ド22が突出することにより、選択されたノズル3aを
突出させる。次いでこのヘッド2はピックアップステー
ジAへ移動し(図2(a))、上記動作が繰り返され
る。
【0031】また観察ステージBにおいて、カメラ11
によりピックアップミス(例えば図2(b)に示すよう
にチップPの立ち)が検出された場合は、図2(c)に
示すように、投棄ステージCにおいて、チップPの真空
吸着状態を解除し、チップPを回収部13上に投棄す
る。次いでこのヘッド2は、ノズル収納ステージD上に
移動し、ここでシリンダ14のロッド15が上昇するこ
とにより、突出していたノズル3aを押し上げてヘッド
2の内部に収納する(図2(d))。次いでこのヘッド
2は搭載ステージEへ移動し、ヘッド2は昇降するが
(図2(e))、上記ノズル3aはすでにヘッド2の内
部に収納されているので、ヘッド2が昇降してもこのノ
ズル3aが基板9に衝突することはない。勿論、ノズル
3aに吸着されていたチップPはすでに投棄されている
ので、基板9にチップPは搭載されない。
【0032】次いでこのヘッド2はノズル収納ステージ
Fへ移動し、そこでプレート19が上昇するが、ノズル
3aはノズル収納ステージDにおいてすでに収納されて
いるので、プレート19は空上昇するだけである。勿
論、この場合、ノズル3aはすでに収納済であるので、
シリンダ17は作動させなくてもよい。次いで、このヘ
ッド2は、各ステージG,Hを経て、ピックアップステ
ージAへ移動するが、各々のステージG,Hにおける動
作は、上記ピックアップミスが無かった場合と同様であ
るので、その説明は省略する。
【0033】また図3(a)に示すピックアップステー
ジAにおいて、ノズル3aがチップPをピックアップで
きなかったことが、図3(b)に示す観察ステージBに
おいてカメラ11により検出されたときには、図3
(c)に示すノズル収納ステージDにおいて、ノズル3
aを引き込ませる。
【0034】ところで、チップ実装装置は、コンピュー
タ10により制御されており、ピックアップミスの有無
は、その都度コンピュータ10に登録される。そして、
例えば同一ノズル3が、連続して例えば3回以上図2や
図3に示すようなピックアップミス(チップ無し)を生
じた場合は、このノズル3は、組付け誤差、変形、真空
吸着の詰まり、停止位置誤差等のピックアップミスの原
因となる何らかのトラブルがあるものと判断され、不良
ノズルとしてコンピュータ10に登録される。勿論、オ
ペレータの目視検査により、ノズル3の折れなどを発見
した場合も、不良ノズルとして登録される。なお一般
に、図2に示すチップ立ちのようなピックアップミス
は、突発的なミスであって、必ずしもノズル側にその原
因が無い場合が多いのに対し、図3に示すチップ無し
は、真空吸着の詰まりのようにノズル側にその原因があ
る場合が多い。
【0035】そして、それ以後は、次のようにしてこの
不良ノズル3の使用を中止するようにする。その第1の
方法は、この不良ノズル3がノズル出しステージHに移
動してきても、シリンダ21のロッド22を突出させな
いで、この不良ノズル3の突出を中止し、不良ノズル3
をヘッド2の内部に収納したままにしておき、以後、こ
の不良ノズル3の使用を中止する。このようにすれば、
この不良ノズル3がピックアップステージAに移動し
て、ヘッド2が昇降しても、この不良ノズルはチップP
をピックアップしない。
【0036】第2の方法は、この不良ノズル3が収納ス
テージDに移動してきたら、シリンダ14のロッド15
を突出させて、この不良ノズル3を引き込ませる。この
ようにすれば、この不良ノズル3が搭載ステージEに移
動して、ヘッド2が下降しても、図2(e)鎖線に示す
ように、ノズルが基板9や基板9上に搭載済のチップP
に衝突することはない。このように、不良ノズルの収納
方法は種々考えられる。以上のように本方法によれば、
ピックアップステージAや搭載ステージEにおいて、ヘ
ッド2が下降しても、不良ノズル3はヘッド2の内部に
収納されているので、パーツフィーダ6や基板9に衝突
することはない。また装置の試運転時には、シリンダ1
4やシリンダ17を作動させて、すべてのノズル3をヘ
ッド2に収納すれば、チップPのピックアップや基板9
への搭載は行われず、安心して空運転することができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、チップの
実装運転中に同一ノズルが所定回数ピックアップミスし
たことを不良ノズル検出手段検出した場合には、この
ノズルを不良ノズルとしてヘッドに収納するとともにコ
ンピュータに登録してその使用を中止するようにしてい
るので、不良ノズルがパーツフィーダや基板に衝突する
ことはなく、したがって不良ノズルが検出されても、通
常の運転どおりにヘッドを昇降させながらチップの実装
運転を続行することができる。また装置の試運転時に
は、すべてのノズルをヘッドに収納しておけば、ノズル
がパーツフィーダや基板に衝突するのを回避できる。し
かも本発明によれば、騒音発生や装置の大型化等の原因
となる従来手段のような禁止シリンダ等を不要にでき、
簡単な構成により所期の目的を達成できる。またチップ
のピックアップミスが検出された場合には、そのチップ
の投棄と不良ノズルの収納を段取りよく行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップ実装装置の平面図
【図2】本発明に係る運転プロセスの説明図
【図3】本発明に係る運転プロセスの説明図
【図4】従来手段に係るノズル昇降機構の正面図
【符号の説明】
2 ヘッド 3 ノズル 4 チップ供給部 8 XYテーブル 9 基板 10 コンピュータ 11 認識手段 14 ノズル収納手段 17 ノズル収納手段 21 ノズル出し手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】突出収納自在な複数本のノズルを有するヘ
    ッドをインデックス回転させながら、複数本のノズルの
    中から選択されたノズルをノズル出し手段により突出さ
    せて、このノズルによりチップ供給部のチップを吸着し
    てピックアップし、次いでヘッドの移動路に設けられた
    認識手段によりピックアップミスの有無を検出し、次い
    でXYテーブルに位置決めされた基板上にこのチップを
    搭載した後、この突出するノズルをノズル収納手段によ
    り上昇させて前記ヘッドに収納し、次いで前記ノズル出
    し手段により選択されたノズルをヘッドから突出させ
    て、前記動作を繰り返すようにしたチップの実装方法に
    おいて、チップの実装運転中に同一ノズルが所定回数ピ
    ックアップミスしたことを不良ノズル検出手段が検出
    た場合には、このノズルを不良ノズルとしてヘッドの移
    動路に設けられたノズル収納手段により前記ヘッドに収
    納するとともに、この不良ノズルをコンピュータに登録
    し、以後、この不良ノズルの使用を中止するようにし、
    且つ前記認識手段が前記不良ノズル検出手段であり、ま
    た前記ヘッドの移動路に投棄ステージと前記ノズル収納
    手段があり、前記不良ノズル検出手段でピックアップミ
    スが検出された場合は、前記投棄ステージにおいてチッ
    プの吸着状態を解除してチップを投棄し、また前記ノズ
    ル収納手段により不良ノズルを前記ヘッドに収納するよ
    うにしたことを特徴とするチップの実装方法。
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