JP4258242B2 - キーレス操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はキーレス操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
キーレス操作装置は、車両(自動車)のドアやトランクリッド等の開閉部材などの施錠や解錠などの操作を、無線送信機による無線通信により遠隔操作で行うことができるものである。かかるキーレス操作装置の従来例としては、例えば次の特許文献1に開示されたものがある。
【0003】
この特許文献1に開示されたキーレス操作装置の構成を図11に示す。図12に示すリモコンシステムは、キーレス操作装置であるリモコン装置10と、車両に搭載された車載機器20と、車両の制御装置30と、車両に設けられ、ユーザーに情報を知らせる表示・警報装置31とから構成されている。リモコン装置10はバッテリ11と、このバッテリ11の残留容量を検知して出力するバッテリ残留容量検知手段12と、スイッチ13と、スイッチI/F回路14と、バッテリ残留容量情報とスイッチ信号を入力し、スイッチ対応情報とバッテリ残留容量情報に変換した結果を出力するリモコン制御部15と、この情報を車載機器20にリモコンアンテナ17を介して送信する送信回路17とから構成されている。バッテリ残留容量検知手段12ではバッテリ電圧の測定値に基づいてバッテリ残留容量を検知する。
【0004】
車載機器20はリモコン装置10から送信された信号SGを受信するアンテナ21、受信回路22、この受信回路22で受信した信号の情報を解読し、車両の制御装置30を制御させる指令を出力したり、ランプ又はブザー等によりバッテリ残留容量などをユーザーに知らせる表示・警報器31を作動する信号を出力する車載機器制御部23と、この制御部23の出力信号に応じて制御装置30を制御する第1の入出力I/F回路24と、表示・警報器31を作動する第2の入出力I/F回路25とから構成されている。
【0005】
即ち、このリモコンステムでは、リモコン装置10のバッテリ残留容量検知手段12で検知したバッテリ残留容量の告知を、車両側の表示・警報器25によって行うようになっている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−30064号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来のキーレス操作装置では、任意の調査要求時点において内蔵バッテリの残留容量を報知する機能をキーレス操作装置側に持たないため、キーレス操作装置単体での任意の調査要求時点におけるバッテリの残り寿命を推定することができない上、キーレス操作装置が動作不能となる一大原因であるバッテリ残留容量の調査を容易に行うことができない(装置の分解調査が必要となる)。
【0008】
一方、発光ダイオードにより、バッテリ残留容量の判定結果の警報を発信し、更には無線送信機の送信作動状態を報知することができるようにすることが望ましいが、発光ダイオードを点灯させるには比較的多くの電力を消費するため、頻繁に発光ダイオードを点滅させると、バッテリの寿命が短くなってしまう。そこで、発光ダイオードによる無線送信機の送信作動状態の報知やバッテリ残留容量の判定結果の警報の発信を、常に行うのではなく、任意に禁止することができるようにして、バッテリの長寿命化を図ることができるようにすることが望ましい。
【0009】
従って、本発明は上記事情に鑑み、キーレス操作装置単体で且つ分解せずに任意の調査要求時点においてバッテリ残留容量の調査を行うことができ、また、発光ダイオード等の報知手段による無線送信機の送信作動状態の報知やバッテリ残留容量判定結果の警報の発信を、任意に禁止することができるようにして、バッテリの長寿命化を図ることができるキーレス操作装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する発明のキーレス操作装置は、車両の開閉部材等の施錠又は解錠などを、無線送信により操作可能な無線送信機と、
前記無線送信機の送信作動状態を操作者へ知らしめる報知手段と、
前記無線送信機の作動電源として作動するバッテリと、
このバッテリの残留容量を判定するバッテリ残留容量判定手段と、
このバッテリ残留容量判定手段による判定結果を、前記報知手段を用いて警報するバッテリ残留容量警報手段とを備えたことと、
前記報知手段は報知を禁止する報知禁止機構を備えとことと、
前記報知禁止機構は、
キーレス操作装置本体に設けた第1の予備キー穴と、キーレス操作装置本体に設けた第2の予備キー穴と、前記キーレス操作装置本体内に設けた内装スイッチとを有し、
予備キーを前記第1の予備キー穴に挿入したときには、前記予備キーの金属部が前記内装スイッチに接して前記内装スイッチが閉じることにより、前記報知手段と前記バッテリとが接続されて、前記報知手段による前記送信作動状態の報知及び前記警報の発信を可能とし、
前記予備キーを、前記第1の予備キー穴に挿入したときに対して表裏を反転した状態で、前記第2の予備キー穴に挿入したときには、前記予備キーの金属部が前記内装スイッチから離れて前記内装スイッチが開くことにより、前記報知手段による前記送信作動状態の報知及び前記警報の発信を禁止する構成であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0016】
図1は本発明の実施の形態に係るキーレス操作装置の外観を示す斜視図、図2は前記キーレス操作装置の概略構成図である。また、図3は前記キーレス操作装置におけるバッテリ残留容量判定の操作方法を示す説明図、図4は前記バッテリ残留容量判定の手順を示すフローチャート、図5及び図6は具体的な前記バッテリ残留容量判定の方法を示す説明図である。図7は参考例の報知禁止機構の説明図である。また、図8は参考例の報知禁止機構の他の構成を示す概略構成図である。図9(a)は予備キーを備えたキーレス操作装置を下面側から見た図であって本発明の実施の形態の報知禁止機構の構成を示す斜視図、図9(b)は図9(a)のA部拡大断面図、図10は操作スイッチのないキーレス操作装置における報知禁止機構の構成を示す斜視図である。
【0017】
図1に示すように、本実施の形態の車両用キーレス操作装置41は装置本体となるカード状のケース42を有するカード形のものであり、ケース42の表面には操作スイッチとしてのロック操作ボタン43及びアンロック操作ボタン44と、報知手段としての発光ダイオード45とが設置されている。
【0018】
また、図2に示すように、ケース42内には無線送信機46と、この無線送信機46の作動電源として作動するバッテリ47と、バッテリ残留容量判定手段としてのバッテリ残留容量判定装置48とが内蔵されている。
【0019】
無線送信機46は、車両(自動車)のドアやトラックリッド等の開閉部材などの施錠や解錠などを、無線送信による遠隔操作にて操作可能なものである。詳述すると、無線送信機4はマイクロコンピュータなどからなる制御部49と無線送信部50とを有し、バッテリ47からの電力供給により作動する。
【0020】
制御部49では、ユーザーなどの操作者がロック操作ボタン43又はアンロック操作ボタン44を押すと、これに応じて無線送信部50へロック信号又はアンロック信号の送信指令を出力し、且つ、バッテリ47から発光ダイオード45へ通電して発光ダイオード45を点滅させることにより、ロック信号又はアンロック信号を送信したことを操作者に知らせる。即ち、発光ダイオード45の点滅により、操作者に無線送信機46の送信作動状態を知らしめる。無線送信部50では、制御部49からの前記送信指令に基づき、車両のドアやトランクリッド等の開閉部材などのロック装置へロック信号又はアンロック信号を無線送信することにより、前記ロック装置のロック(施錠)操作又はアンロック(解錠)操作を行う。
【0021】
また、制御部49では、ユーザーなどによる任意のバッテリ残留容量調査要求時におけるロック操作ボタン43及びアンロック操作ボタン44の特定入力(第1操作モード)に応じて、バッテリ残留容量判定装置48へキーレス操作装置内蔵のバッテリ47の残留容量判定指令を出力する。この場合、バッテリ残留容量判定を行うための特定入力(第1操作モード)としては、例えば図3に示すようにロック操作ボタン43とアンロック操作ボタン44とを順に短く押した(ONした)後、ロック操作ボタン43を長く押す。なお、パワーウインドの昇降など、他のカスタマイズ入力が設定されている場合には、前記特定入力が他のカスタマイズ入力と干渉しないように適宜設定すればよい。
【0022】
バッテリ残留容量判定装置48では、制御部49からのバッテリ残留容量判定指令に基づき、図4のフローチャートに示す手順でバッテリ残留容量の判定(検知)を行う。図4に示すように、バッテリ残留容量判定装置48では、まず、バッテリ47の静動電圧Vbを測定する(ステップS1)。即ち、バッテリ47に負荷をかけず、ほとんど電流を流さない状態でバッテリ47の電圧を測定する。そして、このバッテリ静動電圧Vbと、第1の所定値(例えば2.5V)とを比較する(ステップS2)。
【0023】
その結果、バッテリ静動電圧Vbが第1の所定値を満たさないときには、発光ダイオード45を1回点滅させるように制御部49へ指令を送信する(ステップS6)。一方、バッテリ静動電圧Vbが第1の所定値を満たしたときには、続いて、バッテリ47にパルス負荷(瞬時負荷)をかけて通電したときのバッテリ47の電圧Vpを測定する(ステップS3)。
【0024】
バッテリ47の残留容量(残留電気量)Qを知るためには、通電時間tに対するバッテリ残留容量Qの微分値(dQ/dt)を測定すればよい。一方、パルス負荷時のバッテリ電圧Vpは負荷電流をi、負荷抵抗をRとすると、Vp=iRであり、また、i=dQ/dtである。従って、バッテリ残留容量Qの微分値(dQ/dt)を測定するには、パルス負荷時の電圧Vpを測定すればよいことが自明である。そこで、本実施の形態ではバッテリ47にパルス負荷をかけて通電したときのバッテリ47の立ち上がり電圧Vpを測定する。
【0025】
具体的には、図5(a)に例示するようにバッテリ47に一定のデューティ比でパルス負荷をかけて通電する。このとき、図5(b)に例示するようにバッテリ残留容Qが比較的大きい場合には、バッテリ残留容量判定装置48で計測されるバッテリ電圧Vp(立ち上がり電圧)は比較的電圧上昇率が高くて大きな値となる。一方、図5(c)に例示するようにバッテリ残留容Qが比較的小さい場合には、バッテリ残留容量判定装置48で計測されるバッテリ電圧Vpは比較的電圧上昇率が低くて小さな値となる。
【0026】
そこで、図4に示すようにバッテリ残留容量判定装置48では、バッテリ47に一定のデューティ比で負荷をかけることにより平均的な電圧値として計測したバッテリ電圧Vp と、第2の所定値(例えば2.4V)とを比較する(ステップS4)。その結果、バッテリ電圧Vp が第2の所定値に満たないときには、発光ダイオード45を2回点滅させるように制御部49へ指令を送信する(ステップS6)。一方、バッテリ電圧Vp が第2の所定値を満たしたときには、続いて、バッテリ電圧Vpと、第3の所定値(例えば2.8V)とを比較する。その結果、バッテリ電圧Vp が第3の所定値に満たないときには、発光ダイオード45を3回点滅させるように制御部49へ指令を送信する(ステップS6)。一方、バッテリ電圧Vp が第3の所定値を満たしたときには、発光ダイオード45を4回点滅させるように制御部49へ指令を送信する(ステップS6)。
【0027】
制御部49ではバッテリ残留容量判定装置48からの前記指令に基づき、発光ダイオード45を1回、2回、3回又は4回点滅させて、ユーザー(操作者)にバッテリ残留容量判定装置48による判定結果を警報する。即ち、ここではバッテリ残留容量判定装置48と制御部49とにより、バッテリ残留容量警報手段を構成している。発光ダイオード45の点滅回数の評価レベルは次のように設定されている。
【0028】
4回点滅:十分にバッテリ残留容量が確保されているレベル
3回点滅:多少のバッテリ残留容量の低下はあるが、問題のないレベル
2回点滅:予備のバッテリの準備が必要なレベル
1回点滅:バッテリ交換を要する(電池切れ表示)レベル
【0029】
ところで、上記ではバッテリ静動電圧が所定値を満たしたときにバッテリ47に一定のデューティ比でパルス負荷をかけて通電し、このときの電圧測定値と他の所定値とを比較してバッテリ残留容量を判定しているが、これに限定するものではなく、バッテリ静動電圧が所定値を満たしたときにバッテリ47にデューティ比を変えてパルス負荷をかけて通電し、このときの電圧測定値が他の所定値に達しなくなるときの前記デューティ比に基づいてバッテリ残留容量を判定するようにしてもよい。
【0030】
つまり、図6(a)に例示するようにバッテリ47にデューティ比を変えてパルス負荷をかけた場合、図6(b)及び図6(c)に例示するようにバッテリ残留容量が比較的大きい場合と小さい場合の何れにおいても、パルス負荷のON時間が比較的長い場合よりも短い場合のほうがバッテリ電圧Vp が小さくなるが、パルス負荷のON時間が比較的長い場合も短い場合も、バッテリ残留容Qが比較的大きい場合にはバッテリ電圧Vpは比較的電圧上昇率が高くて大きな値となる一方、バッテリ残留容Qが比較的小さい場合にはバッテリ電圧Vpは比較的電圧上昇率が低くて小さな値となる。従って、パルス負荷のデューティ比を変え、このときにバッテリ残留容量判定装置48で計測されるバッテリ電圧Vp が所定値に達しなくなるときのデューティ比に基づいてバッテリ残留容量を判定することもできる。
【0031】
参考例の報知禁止機構として、ロック操作ボタン43及びアンロック操作ボタン44の他の特定入力(第2操作モード)カスタマイズする方法がある。即ち、制御部49では、ユーザーなどの操作者によるロック操作ボタン43及びアンロック操作ボタン44の他の特定入力(第2操作モード)に応じて、発光ダイオード45の点滅による無線送信機42の送信作動状態の報知及びバッテリ残留容量判定装置48の判定結果の警報の発信を禁止する。この場合、他の特定入力(第2操作モード)は、前記特定入力(第1操作モード)などの他のカスタマイズ入力と干渉しないような設定とし、例えば図7に示すような入力とする。
【0032】
即ち、図7に示すように、まず、アンロック操作ボタン44を長く押し(ON)、この長押し中、長押しの開始から4秒以上(4〜10秒)経過後、ロック操作ボタン43を短く押し(ON)、再度、ロック操作ボタン43を押しながら(ON)、先にアンロック操作ボタン44を放し(OFF)、次にロック操作ボタン43を放す(OFF)。この特定入力を行って第2操作モードとしたときには(消灯セット状態)、このアンサーバック信号として発光ダイオード45を2回点滅させ、同じ特定入力を再度行って第2操作モードを解除したときには(点灯セット状態)、このアンサーバック信号として発光ダイオード45を1回点滅させる。
【0033】
また、参考例の報知禁止機構としては、図8に示すような隠しスイッチボタンを設けた構成とする方法もある。即ち、図8(a)に示すようにキーレス操作装置41のケース42内(キーレス操作装置本体内部)に発光ダイオード45の報知(点灯)を禁止するための隠しスイッチボタン51を設ける。隠しスイッチボタン51は例えば開閉可能に設けた蓋を開けて操作する構成とする。そして、図8(b)に示すように隠しスイッチボタン51をON/OFF操作(開閉操作)をすることにより、発光ダイオード45とバッテリ47との接続/切り離しを行うことができる構成とする。接続時には発光ダイオード45による報知(無線送信機の送信作動状態の報知及びバッテリ残留容量判定結果の警報の発信)が可能となり、切り離し時には発光ダイオード45による報知が禁止される。
【0034】
そして、本実施の形態の報知禁止機構は、図9に示すようにキーレス操作装置41が予備キー(エマージェンシーキー)52を備えたものである場合に、この予備キー52を利するものである。図9(a)に示すように、予備キー52は操作者に把持される把持部52aと鍵穴に挿入される金属部(キー本体部)52bとを有しており、キーレス操作装置41が故障などによって使用できない場合の予備として装備されている。
【0035】
キーレス操作装置41のケース42(キーレス操作装置本体)には第1の予備キー挿入穴53Aと、第2の予備キー挿入穴53Bとが設けられ、且つ、第1の予備キー挿入穴53Aの先端部には、ケース42の内部(キーレス操作装置本体内部)に設けられた内装スイッチ(接点)54が位置している。この内装スイッチ54は発光ダイオード45とバッテリ47との間に介設されており、その開閉によって発光ダイオード45とバッテリ47との接続/切り離しを行うことができるようになっている。
【0036】
そして、予備キー52を図9(a)に実線で示す状態で第1の予備キー挿入穴53Aに挿入したときには、図9(a)及び図9(b)に示すように予備キー52の金属部52bが内装スイッチ54に接して内装スイッチ54を閉じることにより、発光ダイオード45とバッテリ47とが接続されて、発光ダイオード45の報知(無線送信機の送信作動状態の報知及びバッテリ残留容量判定結果の警報の発信)が可能となる。一方、予備キー52を図9(a)に一点鎖線で示すように表裏を反転した状態で第2の予備キー挿入穴53Bに挿入したときには、予備キー52の金属部52bが内装スイッチ54から離れるため、内装スイッチ54が開いて発光ダイオード45とバッテリ47とが切り離されるため、発光ダイオード45の報知が禁止される。
【0037】
なお、前述の実施例は何れもロック操作ボタン等の操作スイッチを有するキーレス操作装置に関するものであったが、ユーザー(使用者)が携帯するキーレス操作装置と車両との間での無線による暗号信号を送受信して車両側の照合装置の暗号照合により、無操作で車両のドアを自動的に解錠又は施錠を行うことで、ユーザーが車両の運転席のドアに近づくだけで全てのドアを自動的にアンロックし、運転席のドアから遠ざかれば自動的に全てのドアをロックする所謂スマートキーレスシステムに対しても同様に適用することができる。例えば、操作スイッチによるロック、アンロック操作とともに操作スイッチの操作を必要としないスマートキーレスシステムを併用したキーレス操作装置においては、前述と同様に予備キーの挿入による内装スイッチ操作により、報知禁止機構とし、図10に示すような操作スイッチを有していないキーレス操作装置41では、図9と同様に予備キー52の挿入状態によって内装スイッチ54の開閉を行う構成の報知禁止機構とすることができる。
【0038】
以上のように本実施の形態のキーレス操作装置41によれば、車両のドアやトランクリッド等の開閉部材などの施錠又は解錠などを、無線送信により操作可能な無線送信機46と、無線送信機46の送信作動状態を操作者へ知らしめる発光ダイオード45と、無線送信機46の作動電源として作動するバッテリ47と、このバッテリ47の残留容量を判定するバッテリ残留容量判定装置48と、このバッテリ残留容量判定装置48による判定結果を、発光ダイオード45を用いて警報するバッテリ残留容量警報手段(バッテリ残留容量判定装置48及び制御部49)とを備えたことを特徴とするため、発光ダイオード45によって無線送信機46の送信作動状態を操作者に知らしめることができ、しかも、発光ダイオード45によってバッテリ残留容量の判定結果の警報も行うため、キーレス操作装置41単体で且つ装置分解せずに容易にバッテリ47の残留容量の調査が可能となる。
【0039】
このため、従来はキーレス操作装置の動作不能原因として最多であり調査の必要性が高かったバッテリ残留容量調査が、車両用キーレス操作装置41単体で容易に行うことができてサービス性が向上したばかりか、ユーザー自ら容易にバッテリ残留容量の調査が行えるようになったので、バッテリ寿命に関してユーザーに安心感を与えることができるため、顧客満足度の向上にも貢献することができる。しかも、送信動作状態報知用の発光ダイオード45を、バッテリ残留容量の警報用としても利用しているため、バッテリ残留容量を警報するために新たに発光ダイオードを追設する必要もない。特に、スマートキーレスシステムにおいては、キーレス操作装置から信号の送受信が自動的に行われるため、ユーザーにとってキーレス操作装置の作動状態が解りにくいことからバッテリ残留容量の減少に気づきにくかったが、ユーザー自ら容易にバッテリ残留容量の調査が行えるようになったので、バッテリ寿命に関してユーザーに安心感を与えることができる。
【0040】
また、本実施の形態のキーレス操作装置41によれば、無線送信機46は車両のドアやトランクリッド等の開閉部材などの施錠又は解錠を遠隔操作可能なロック操作ボタン43及びアンロック操作ボタン44を備え、これらのロック操作ボタン43及びアンロック操作ボタン44の第1操作モードによって、バッテリ残留容量判定装置48の判定動作を行わせるため、操作者がロック操作ボタン43及びアンロック操作ボタン44を操作したとき(特定入力をしたとき)、即ち、任意の調査要求時点において、キーレス操作装置41単体で且つ装置分解せずに容易にバッテリ47の残留容量の調査が可能となる。
【0041】
また、発光ダイオード45は報知を禁止する参考例の報知禁止機構(ロック操作ボタン43及びアンロック操作ボタン44の第1操作モードや隠しスイッチ51など)を備え、この報知禁止機構によって発光ダイオード45による前記送信作動状態の報知及び前記警報の発信を禁止する場合、キーレス操作装置41の生産時における作動検査(目視による点検)やユーザーの要求時などの必要時点では、発光ダイオード45による報知(前記送信作動状態の報知及び前記警報の発信)を行うようにすることが可能である一方、これ以外のときには発光ダイオード45による報知を禁止することができるため、省電力効果が得られ、バッテリ47の長寿命化を図ることができる。例えば、発光ダイオード45の報知(点灯)を禁止した場合には、禁止しない場合に比べて消費電力量が8割程度に減少し、バッテリ寿命を1.5倍に延長することが可能となる。
【0042】
また、参考例の報知禁止機構が、ロック操作ボタン43及びアンロック操作ボタン44の第2操作モードによって、発光ダイオード45による前記送信作動状態の報知及び前記警報の発信を禁止する構成である場合には、発光ダイオード45の報知を禁止するためのスイッチなどを特別に設けることなく、発光ダイオード45の報知を容易に禁止することができる。
【0043】
そして、本実施の形態の報知禁止機構、キーレス操作装置本体内部(第1の予備キー挿入穴53Aと第2の予備キー挿入穴53B)への予備キーの挿入状態により、キーレス操作装置本体内部に設けた内装スイッチ54の開閉状態の切り換えを可能とし、この内装スイッチ54の開閉状態によって発光ダイオード45による前記送信作動状態の報知及び前記警報の発信を禁止する構成であるため、発光ダイオード45の報知を禁止するためのスイッチなどを特別に設けることなく、発光ダイオード45の報知を容易に禁止することができる。
【0044】
なお、その他の参考例の報知禁止機構としては、例えば発光ダイオード45を着脱可能に装着して、発光ダイオード45の報知を禁止する際には発光ダイオード45を取り外すことなども考えられる。
【0045】
また、本発明は上記のようなカード形のキーレス操作装置に限らず、各種形態の車両用キーレス操作装置に適用することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上、発明の実施の形態とともに具体的に説明したように、発明のキーレス操作装置によれば、車両の開閉部材等の施錠又は解錠などを、無線送信により操作可能な無線送信機と、前記無線送信機の送信作動状態を操作者へ知らしめる報知手段と、前記無線送信機の作動電源として作動するバッテリと、このバッテリの残留容量を判定するバッテリ残留容量判定手段と、このバッテリ残留容量判定手段による判定結果を、前記報知手段を用いて警報するバッテリ残留容量警報手段とを備えたことと、前記報知手段は報知を禁止する報知禁止機構を備えとことと、前記報知禁止機構は、キーレス操作装置本体に設けた第1の予備キー穴と、キーレス操作装置本体に設けた第2の予備キー穴と、前記キーレス操作装置本体内に設けた内装スイッチとを有し、予備キーを前記第1の予備キー穴に挿入したときには、前記予備キーの金属部が前記内装スイッチに接して前記内装スイッチが閉じることにより、前記報知手段と前記バッテリとが接続されて、前記報知手段による前記送信作動状態の報知及び前記警報の発信を可能とし、前記予備キーを、前記第1の予備キー穴に挿入したときに対して表裏を反転した状態で、前記第2の予備キー穴に挿入したときには、前記予備キーの金属部が前記内装スイッチから離れて前記内装スイッチが開くことにより、前記報知手段による前記送信作動状態の報知及び前記警報の発信を禁止する構成であることを特徴とするため、報知手段によって無線送信機の送信作動状態を操作者に知らしめることができ、しかも、前記報知手段によってバッテリ残留容量の判定結果の警報も行うため、キーレス操作装置単体で且つ装置分解せずに容易にバッテリの残留容量の調査が可能となる。
【0047】
このため、従来はキーレス操作装置の動作不能原因として最多であり調査の必要性が高かったバッテリ残留容量調査が、車両用キーレス操作装置単体で容易に行うことができてサービス性が向上したばかりか、ユーザー自ら容易にバッテリ残留容量の調査が行えるようになったので、バッテリ寿命に関してユーザーに安心感を与えることができるため、顧客満足度の向上にも貢献することができる。しかも、送信動作状態報知用の報知手段を、バッテリ残留容量の警報用としても利用しているため、バッテリ残留容量を警報するために新たに報知手段を追設する必要もない。
【0049】
また、キーレス操作装置の生産時における作動検査やユーザーの要求時などの必要時点では、報知手段による報知(前記送信作動状態の報知及び前記警報の発信)を行うようにすることが可能である一方、これ以外のときには報知手段による報知を禁止することができるため、省電力効果が得られ、バッテリの長寿命化を図ることができる。
【0051】
また、報知手段の報知を禁止するためのスイッチなどを特別に設けることなく、報知手段の報知を容易に禁止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るキーレス操作装置の外観を示す斜視図である。
【図2】前記キーレス操作装置の概略構成図である。
【図3】前記キーレス操作装置におけるバッテリ残留容量検知の操作方法を示す説明図である。
【図4】前記バッテリ残留容量検知の手順を示すフローチャートである。
【図5】具体的な前記バッテリ残留容量検知の方法を示す説明図である。
【図6】具体的な前記バッテリ残留容量検知の方法を示す説明図である。
【図7】 参考例の報知禁止機構の説明図である。
【図8】 参考例の報知禁止機構の他の構成を示す概略構成図である。
【図9】 (a)は予備キーを備えたキーレス操作装置を下面側から見た図であって本発明の実施の形態の報知禁止機構の構成を示す斜視図、(b)は(a)のA部拡大断面図である。
【図10】操作スイッチのないキーレス操作装置における報知禁止機構の構成を示す斜視図である。
【図11】従来の車両用キーレス操作装置の構成図である。
【符号の説明】
41 車両用キーレス操作装置
42 ケース
43 ロック操作ボタン
44 アンロック操作ボタン
45 発光ダイオード
46 無線送信機
47 バッテリ
48 バッテリ残留容量判定装置
49 制御部
50 無線送信部
51 隠しボタンスイッチ
52 予備キー
52a 把持部
52b 金属部
53A 第1の予備キー挿入穴
53B 第2の予備キー挿入穴
54 内装スイッチ

Claims (1)

  1. 車両の開閉部材等の施錠又は解錠などを、無線送信により操作可能な無線送信機と、
    前記無線送信機の送信作動状態を操作者へ知らしめる報知手段と、
    前記無線送信機の作動電源として作動するバッテリと、
    このバッテリの残留容量を判定するバッテリ残留容量判定手段と、
    このバッテリ残留容量判定手段による判定結果を、前記報知手段を用いて警報するバッテリ残留容量警報手段とを備えたことと、
    前記報知手段は報知を禁止する報知禁止機構を備えとことと、
    前記報知禁止機構は、
    キーレス操作装置本体に設けた第1の予備キー穴と、キーレス操作装置本体に設けた第2の予備キー穴と、前記キーレス操作装置本体内に設けた内装スイッチとを有し、
    予備キーを前記第1の予備キー穴に挿入したときには、前記予備キーの金属部が前記内装スイッチに接して前記内装スイッチが閉じることにより、前記報知手段と前記バッテリとが接続されて、前記報知手段による前記送信作動状態の報知及び前記警報の発信を可能とし、
    前記予備キーを、前記第1の予備キー穴に挿入したときに対して表裏を反転した状態で、前記第2の予備キー穴に挿入したときには、前記予備キーの金属部が前記内装スイッチから離れて前記内装スイッチが開くことにより、前記報知手段による前記送信作動状態の報知及び前記警報の発信を禁止する構成であることを特徴とするキーレス操作装置。
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