JP4254497B2 - 自動車 - Google Patents

自動車 Download PDF

Info

Publication number
JP4254497B2
JP4254497B2 JP2003388041A JP2003388041A JP4254497B2 JP 4254497 B2 JP4254497 B2 JP 4254497B2 JP 2003388041 A JP2003388041 A JP 2003388041A JP 2003388041 A JP2003388041 A JP 2003388041A JP 4254497 B2 JP4254497 B2 JP 4254497B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
engine
heating
internal combustion
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003388041A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005147050A (ja
Inventor
信一 須貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2003388041A priority Critical patent/JP4254497B2/ja
Publication of JP2005147050A publication Critical patent/JP2005147050A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4254497B2 publication Critical patent/JP4254497B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Description

本発明は、自動車に関し、詳しくは、内燃機関を備える自動車に関する。
従来、この種の自動車としては、間欠運転可能なエンジンの発熱を利用して乗員室内を暖房する空調装置を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、乗員室内の温度が運転者が設定した設定温度に対して低く暖房の促進が必要なときには、エンジンが停止の状態であってもエンジンを作動させることにより、エンジンの発熱を促して暖房を促進させることができる、とされている。
特開平9−233601号公報
こうした暖房の促進に加えて、エンジンからの動力を用いて発電機により発電すればエンジンに比較的大きな負荷を作用させることができるから、エンジンの発熱を更に促進させることができ、暖房性能をより向上させることができる。しかしながら、この場合、発電機により発電した電力を蓄える二次電池などの蓄電装置の管理が必要となる。例えば、エンジンを効率のよい高負荷で運転させて発電機による発電を行なうと、蓄電装置の充電が早期に終了して全体的なエンジンの発熱量としては少ないものとなり、十分な暖房効果が得られない場合が生じる。
本発明の自動車は、こうした問題を解決し、蓄電装置をより適切に管理して内燃機関の発熱を利用する暖房装置の性能をより向上させることを目的の一つとする。また、本発明の自動車は、蓄電装置の過充電を防止しながら暖房装置の性能をより向上させることを目的の一つとする。さらに、本発明の自動車は、暖房装置による暖房をより迅速に行なうことを目的の一つとする。
本発明の自動車は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の自動車は、
内燃機関を備える自動車であって、
前記内燃機関から発生した熱により乗員室内を暖房する暖房装置と、
前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を用いて発電可能な発電手段と、
前記発電手段により発電された電力を充電可能な蓄電手段と、
前記暖房装置による暖房の促進が要求されたとき、前記蓄電手段の蓄電能力の範囲内で前記内燃機関の発熱量が多くなるよう前記内燃機関と前記発電手段とを駆動制御する暖房促進制御を行なう制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の自動車では、内燃機関の発熱を利用する暖房装置による暖房の促進が要求されたとき、蓄電手段の蓄電能力の範囲内で内燃機関の発熱量が多くなるよう内燃機関と発電手段とを制御する。したがって、蓄電手段の蓄電能力の範囲内で内燃機関に負荷を作用させることができるから、蓄電手段を適切に管理しながら内燃機関の発熱を促進させることができる。この結果、暖房装置の性能をより向上させることができる。ここで、「内燃機関の発熱量が多くなる」には、発電手段により内燃機関に比較的大きな負荷を作用させて発熱自体を増大させることにより発熱量を多くするものの他、発電手段により内燃機関に比較的小さな負荷を比較的長い間に亘って継続して作用させて発熱を継続させることにより発熱量を多くするものも含まれる。
こうした本発明の自動車において、前記制御手段は、前記蓄電手段の充電が要求されているときには、前記暖房促進制御として通常時よりも低くなる充電効率で前記蓄電手段が充電されるよう前記内燃機関と前記発電手段とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関に負荷を比較的長い時間に亘って継続して作用させることができるから、内燃機関の発熱量をより多くすることができ、十分な暖房効果を得ることができる。
また、本発明の自動車において、前記乗員室内の温度を検出する室内温度検出手段を備え、前記制御手段は、前記蓄電手段への充電が要求されているときには、前記暖房促進制御として操作者により設定された設定温度と前記検出された乗員室内の温度との偏差に基づいて目標充電量を設定し、該設定した目標充電量をもって前記蓄電手段が充電されるよう前記内燃機関と前記発電手段とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、必要に応じて乗員室内の暖房を促進させることができる。この態様の本発明の自動車において、前記暖房促進制御手段は、前記偏差が大きいほど少なくなる傾向に前記目標充電量を設定する手段であるものとすることもできる。
さらに、本発明の自動車において、前記発電手段は、前記蓄電手段からの放電を伴って車軸に動力を出力可能な発電電動手段であり、前記内燃機関は、前記車軸に動力を出力可能な機関であり、前記制御手段は、前記蓄電手段からの放電が要求されているときには、前記暖房促進制御として通常時よりも放電量が多くなる目標放電量を設定し、該設定した目標放電量をもって前記蓄電手段が放電されると共に前記車軸に要求された要求動力が該車軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電電動手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、蓄電手段の容量の空きを増やすことができるから、その後に発電手段の発電により内燃機関に負荷を作用させる機会を増やすことができ、内燃機関の発熱量を多くすることができる。また、車軸に要求された要求動力を出力することができる。この態様の本発明の自動車において、前記乗員室内の温度を検出する室内温度検出手段を備え、前記制御手段は、前記暖房促進制御として操作者により設定された設定温度と前記検出された乗員室内の温度との偏差に基づいて前記目標放電量を設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、必要に応じて乗員室内の暖房を促進させることができる。さらに、この態様の本発明の自動車において、前記制御手段は、前記偏差が大きいほど多くなる傾向に前記目標放電量を設定する手段であるものとすることもできる。
あるいは、本発明の自動車において、前記発電手段は、前記車軸の動力を回生して前記蓄電手段を充電可能な手段であり、前記制御手段は、回生要求がなされたとき、前記暖房促進制御として通常時よりも回生が制限されるよう該発電手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、蓄電手段の容量の空きを確保しておくことができるから、その後に発電手段の発電により内燃機関に負荷を作用させる機会を増やすことができ、内燃機関の発熱量を多くすることができる。この態様の本発明の自動車において、変更可能な変速比をもって前記内燃機関から出力された動力を変速して前記車軸に伝達可能な変速機を備え、前記制御手段は、前記車軸にアクセルオフによる制動力が要求されたとき、通常時として前記内燃機関の回転抵抗による制動力と前記発電手段の回生制御による制動力との和により前記要求された制動力が前記車軸に出力されるよう前記変速機と前記電動機とを制御し、前記暖房促進制御として前記通常時よりも前記内燃機関の回転抵抗による制動力の配分を大きくして前記要求された制動力が前記車軸に出力されるよう前記変速機と前記電動機とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、暖房の促進が要求されていないときには発電手段による回生により蓄電手段を充電してエネルギ効率を向上させることができ、暖房の促進が要求されているときには蓄電手段の容量の空きを確保してその後に発電手段の発電により内燃機関に負荷を作用させる機会を増やすことができ、内燃機関の発熱量を多くすることができる。また、暖房の促進が要求されているか否かに拘わらず要求された制動力を車軸に出力することができる。ここで、「変速機」としては、無段変速機を用いることが好適である。
また、本発明の自動車において、前記発電手段は、前記蓄電手段からの放電を伴って車軸に動力を出力可能な発電電動手段であり、前記内燃機関は、前記車軸に動力を出力可能な機関であり、前記制御手段は、通常時として前記車軸に要求された動力が効率よく出力されるよう前記内燃機関と前記発電電動手段とを制御し、前記暖房促進制御として前記車軸に要求された動力が出力されながら一時的に前記効率よりも前記蓄電手段からの放電を優先して前記内燃機関と前記発電電動手段とを制御すると共に該制御の後に前記効率よりも前記蓄電手段への充電を優先して前記内燃機関と前記発電電動手段とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、暖房の促進が要求されていないときには車両を効率よく運転でき、暖房の促進が要求されたときには内燃機関の発熱を促進させて暖房性能を向上させることができる。この態様の本発明の自動車において、前記蓄電手段の蓄電量を検出する蓄電量検出手段とを備え、前記制御手段は、通常時として、前記検出された蓄電量が第1の値以上のときには前記車軸に要求された動力が効率よく出力されるよう前記内燃機関と前記発電電動手段とを制御し、前記検出された蓄電量が前記第1の値未満のときには該第1の値よりも蓄電量が多い第2の値となるまで前記効率よりも前記蓄電手段への充電を優先して前記内燃機関と前記発電電動手段とを制御し、前記暖房促進制御として、前記検出された蓄電量が前記第1の値よりも蓄電量が少ない第3の値以上のときには前記効率よりも前記蓄電手段からの放電を優先して前記内燃機関と前記電動発電手段とを制御すると共に該制御の後に前記第2の値または該第2の値よりも蓄電量が多い第4の値となるまで前記効率よりも前記蓄電手段への充電を優先して前記内燃機関と前記発電電動手段とを制御し、または、前記検出された蓄電量が前記第1の値以上のときには前記効率よりも前記蓄電手段からの放電を優先して前記内燃機関と前記発電電動手段とを制御すると共に該制御の後に前記第2の値よりも蓄電量が多い第4の値となるまで前記効率よりも前記蓄電手段への充電を優先して前記内燃機関と前記発電電動手段とを制御する手段であるものとすることもできる。
また、本発明の自動車において、前記制御手段は、前記蓄電手段の状態として該蓄電手段の電圧が所定の下限値以上にあるときに前記暖房促進制御を行なう手段であるものとすることもできる。こうすれば、蓄電手段の保護を図ることができる。
また、本発明の自動車において、前記内燃機関の温度を検出する機関温度検出手段を備え、前記制御手段は、前記内燃機関の温度が所定温度未満であるときに前記暖房促進制御を行なう手段であるものとすることもできる。
また、本発明の自動車において、前記内燃機関は、間欠運転可能な機関であるものとすることもできる。
また、本発明の自動車において、前記発電手段は、前記内燃機関からの動力により発電する発電機として機能すると共に車軸に動力を出力する電動機としても機能する発電電動機であるものとすることもできるし、前記発電手段は、前記内燃機関からの動力により発電する発電機と、車軸に動力を出力可能な電動機とからなる手段であるものとすることもできる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト24に接続されたプラネタリギヤ30と、プラネタリギヤ30に接続された発電可能なモータ40と、プラネタリギヤ30に接続されると共にディファレンシャルギヤ64を介して駆動輪66a,66bに接続された無段変速機としてのCVT50と、エンジン22の熱を利用して乗員室内を暖房する暖房装置70と、装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット80とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22のクランクシャフト24には、図示しない補機に供給する電力を発電すると共にエンジン22を始動するスタータモータ26が取り付けられている。エンジン22の運転制御、例えば燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などは、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)29により行なわれている。エンジンECU29には、エンジン22を運転制御するために必要な信号、例えば、エンジン22内を循環する冷却水の温度を検出する温度センサ75からの冷却水温twなどが入力されている。また、エンジンECU29は、ハイブリッド用電子制御ユニット80と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット80からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット80に出力する。
プラネタリギヤ30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合する第1ピニオンギヤ33と、この第1ピニオンギヤ33とリングギヤ32と噛合する第2ピニオンギヤ34と、第1ピニオンギヤ33と第2ピニオンギヤ34とを自転かつ公転自在に保持するキャリア35とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア35とを回転要素として差動作用を行なう。プラネタリギヤ30のサンギヤ31にはエンジン22のクランクシャフト24が、キャリア35にはモータ40の回転軸41がそれぞれ連結されており、エンジン22の出力をサンギヤ31から入力すると共にキャリア35を介してモータ40と出力のやりとりを行なうことができる。キャリア35はクラッチC1により、リングギヤ32はクラッチC2によりCVT50のインプットシャフト51に接続できるようになっており、クラッチC1およびクラッチC2を接続状態とすることにより、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア35の3つの回転要素による差動を禁止して一体の回転体、即ちエンジン22のクランクシャフト24とモータ40の回転軸41とCVT50のインプットシャフト51とを一体の回転体とする。なお、プラネタリギヤ30には、リングギヤ32をケース39に固定してその回転を禁止するブレーキB1も設けられている。
モータ40は、例えば発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ43を介して二次電池44と電力のやりとりを行なう。モータ40は、モータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)49により駆動制御されており、モータECU49には、モータ40を駆動制御するために必要な信号や二次電池44を管理するのに必要な信号、例えばモータ40の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ45からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータ40に印加される相電流,二次電池44の端子間に設置された電圧センサ46からの端子間電圧,二次電池44からの電力ラインに取り付けられた電流センサ47からの充放電電流,二次電池44に取り付けられた温度センサ48からの電池温度などが入力されており、モータECU49からはインバータ43へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU49では、二次電池44を管理するために電流センサ47により検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)を演算している。なお、モータECU49は、ハイブリッド用電子制御ユニット80と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット80からの制御信号によってモータ40を駆動制御すると共に必要に応じてモータ40の運転状態や二次電池44の状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット80に出力する。
CVT50は、溝幅が変更可能でインプットシャフト51に接続されたプライマリープーリー53と、同じく溝幅が変更可能で駆動軸としてのアウトプットシャフト52に接続されたセカンダリープーリー54と、プライマリープーリー53およびセカンダリープーリー54の溝に架けられたベルト55と、プライマリープーリー53およびセカンダリープーリー54の溝幅を変更する第1アクチュエータ56および第2アクチュエータ57とを備え、第1アクチュエータ56および第2アクチュエータ57によりプライマリープーリー53およびセカンダリープーリー54の溝幅を変更することによりインプットシャフト51の動力を無段階に変速してアウトプットシャフト52に出力する。CVT50の変速比の制御は、CVT用電子制御ユニット(以下、CVTECUという)59により行なわれている。このCVTECU59には、インプットシャフト51に取り付けられた回転数センサ61からのインプットシャフト51の回転数やアウトプットシャフト52に取り付けられた回転数センサ62からのアウトプットシャフト52の回転数が入力されており、CVTECU59からは第1アクチュエータ56および第2アクチュエータ57への駆動信号が出力されている。また、CVTECU59は、ハイブリッド用電子制御ユニット80と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット80からの制御信号によってCVT50の変速比を制御すると共に必要に応じてCVT50の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット80に出力する。
暖房装置70は、乗員室内にエアを送風するブロワ76と、このブロワ76により送風されたエアとエンジン22内に形成された冷却流路に接続された循環路74内を流れる冷却水との間で熱交換を行なう熱交換器72とを備えており、乗員室内の温度が調節されるように電子制御ユニット80により駆動制御されている。
ハイブリッド用電子制御ユニット80は、CPU82を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU82の他に処理プログラムを記憶するROM84と、データを一時的に記憶するRAM86と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット80には、回転数センサ61からのインプットシャフト51の回転数Niや回転数センサ62からのアウトプットシャフト52の回転数No,シフトレバー90の操作位置を検出するシフトポジションセンサ91からのシフトポジションSP,アクセルペダル92の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ93からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル94の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ95からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ96からの車速V,乗員室内の温度を検出する温度センサ97からの室内温度tin,暖房装置70の作動や作動の際の設定温度などを指示する暖房スイッチ98などが入力ポートを介して入力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット80からは、クラッチC1やクラッチC2への駆動信号やブレーキB1への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット80は、前述したように、エンジンECU29やモータECU49,CVTECU59と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU29やモータECU49,CVTECU59と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、前進走行時、即ちシフトポジションSPがDレンジやBレンジのときには、クラッチC1を接続状態とすると共にクラッチC2とブレーキB1とを接続解除状態としてエンジン22の運転を停止してモータ40からの動力だけで走行するモータ走行モードや、クラッチC1とクラッチC2とを共に接続状態とすると共にブレーキB1を接続解除状態としてプラネタリギヤ30を一体の回転体としてエンジン22からの動力だけで走行したりエンジン22の動力の一部をモータ40で発電しながら残余の動力で走行したりエンジン22からの動力にモータ40の動力を付加して走行したりするエンジンモータ走行モード、クラッチC2を接続状態とすると共にクラッチC1とブレーキB1とを接続解除状態としてエンジン22からのトルクの反力をモータ40で受け持ちながらエンジントルクを増幅して走行するトルク増幅モードのいずれかにより走行する。後進走行時、即ちシフトポジションSPがRレンジのときには、クラッチC1を接続状態とすると共にクラッチC2とブレーキB1とを接続解除状態としてモータ40からの動力だけで走行する後進時モータ走行モードにより走行したり、所定駆動力以上の駆動力が要求されたときや二次電池44のSOCが所定値以下となったときにはクラッチC1と共にブレーキB1を接続状態としてエンジン22の動力を駆動軸66a,66bに伝達する後進時エンジン走行モードにより走行する。シフトポジションSPがPレンジの停車時には、二次電池44のSOCが所定値以下となったときにはクラッチC1とクラッチC2を共に接続解除状態としてプラネタリギヤ30とCVT50のインプットシャフト51とを切り離すと共にブレーキB1を接続状態としてエンジン22の動力によりモータ40を発電する停車時発電モードにより二次電池44を充電する。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、前述のエンジンモータ走行モードで走行しているときに暖房装置70の作動が指示された際の動作について説明する。図2は、実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッド用電子制御ユニット80により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、エンジンモータ走行モードで走行しているときに所定時間毎(例えば、8msec毎)に繰り返し実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット80のCPU82は、まず、アクセルペダルポジションセンサ93からのアクセル開度Accや車速センサ96からの車速V、回転数センサ61,62からのインプットシャフト51およびアウトプットシャフト52の回転数Ni,No、温度センサ97からの室内温度tin、暖房スイッチ98からの作動信号や作動時の設定温度tset、温度センサ75により検出されエンジンECU29により送信されたエンジン22の冷却水温tw、モータECUにより演算され送信された二次電池44のSOCなどの制御に必要なデータを入力し(ステップS100)、入力したアクセル開度Accや車速Vに基づいて駆動輪66a,66bに出力すべき要求トルクT*と要求パワーP*とを設定する(ステップS110)。要求トルクT*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクT*との関係を予め要求トルク設定用マップとしてROM84に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると要求トルク設定用マップから対応する要求トルクを導出することにより設定するものとした。この要求トルク設定用マップの一例を図3に示す。また、要求パワーP*は、設定した要求トルクT*に駆動輪66a,66bの回転数(車速Vから換算)を乗じて計算することができる。
次に、暖房装置60がONの状態にあるか否か、エンジン22の冷却水温twが所定温度twref未満であるか否か即ちエンジン22の発熱が不足しているか否かを判定する(ステップS120)。暖房装置60がOFFの状態であると判定されたり、エンジン22の冷却水温twが所定温度twref以上であると判定されたときには、暖房の促進は必要ないと判断して、通常時の制御を行なう。即ち、二次電池44のSOCに基づいて二次電池44に充放電すべき目標充放電量Pb*を設定する(ステップS130)。目標充放電量Pb*は、実施例では、基本的には、二次電池44のSOCが基準値としてのSOC中心SCとなるよう設定し、必要に応じてアクセル開度Accなどの車両の走行状態やハイブリッド自動車20の運転効率も考慮して設定するものとした。そして、要求パワーP*と目標充放電量Pb*と損失(Loss)とを加えた値をエンジン22から出力すべきエンジン要求パワーPe*に設定し(ステップS160)、設定したエンジン要求パワーPe*を出力可能な運転ポイントのうちエンジン22が効率よく運転できるポイントにおけるトルクおよび回転数をエンジン22の目標トルクTe*およびインプットシャフト51の目標回転数Ni*として設定する(ステップS170)。前述したように、クラッチC1およびクラッチC2が接続状態であるから、プラネタリギヤ30はサンギヤ31とリングギヤ32もキャリア35も一体として回転する。したがって、インプットシャフト51はクランクシャフト24と一体として回転するから、目標回転数Ni*はエンジン22の目標回転数やモータ40の目標回転数でもある。図4にエンジン要求パワーPe*に基づいて目標回転数Ni*と目標トルクTe*とを設定する様子を示す。図示するように、目標回転数Ni*と目標トルクTe*は、エンジン22の燃費が最適となる最適燃費動作ラインとエンジン要求パワーPe*が一定の曲線との交点のポイントとして設定することができる。続いて、目標充放電量Pb*をインプットシャフト51の目標回転数Ni*で割ってモータ40の目標トルクTm*を設定し(ステップS180)、設定した目標トルクTe*,目標トルクTm*,目標回転数Ni*をそれぞれエンジンECU29,モータECU49,CVTECU59の送信すると共に設定温度tsetや室内温度tinに応じて暖房装置60を駆動する処理を行なって(ステップS190)、本ルーチンを終了する。目標トルクTe*を受け取ったエンジンECU29は、エンジン22が目標トルクTe*で運転するよう吸入空気量調節制御や燃焼噴射制御や点火制御を行なう。また、目標トルクTm*を受け取ったモータECU49は、モータ40が目標トルクTm*で運転するようインバータ43にスイッチング制御信号を出力する。目標回転数Ni*を受け取ったCVTECU59は、目標回転数Ni*でインプットシャフト51が回転するよう第1,第2アクチュエータ56,57に駆動信号を出力する。
ステップS120の処理で、暖房装置60がONの状態であると共にエンジン22の冷却水温twが所定温度twref未満であると判定されたときには、暖房の促進が必要であると判断して、ステップS130による目標充放電量Pb*の設定に代えて、入力した設定温度tsetから室内温度tinを減じて温度差Δtを計算すると共に(ステップS140)、計算した温度差ΔtとSOCとに基づいて二次電池44が充放電すべき目標充放電量Pb*を設定する(ステップS150)。目標充放電量Pb*は、実施例では、SOCがSOC中心SCに対して低い状態にあり二次電池44の充電が必要なときとSOCがSOC中心SCに対して高い状態にあり二次電池44の放電が必要なときの各々において温度差Δtと目標充放電量Pb*との関係を予め求めて目標充放電量設定用マップとしてROM84に記憶しておき、温度差ΔtとSOCとが与えられたときにSOCに応じた目標充放電量設定用マップから対応する目標充放電量Pb*を導出することにより設定するものとした。この目標充放電量設定用マップの一例を図5に示す。図示するように、SOCが低い状態にあるときには、温度差Δtが大きいほど(設定温度tsetに対して室内温度tinが低いほど)充電量が少なくなる傾向に目標充放電量Pb*が設定されるようマップが作成されると共に、SOCが高い状態にあるときには、温度差Δtが大きいほど放電量が多くなる傾向に目標充放電量Pb*が設定されるようマップが作成されている。なお、温度差Δtが所定温度tref未満のときには暖房の促進は必要ないとして、目標充放電量Pb*がステップS130で設定される目標充放電量Pb*と同一となるようマップが作成されている。いま、SOCが低い状態にあり二次電池44を充電する場合を考える。エンジン22は、比較的高い負荷で運転した方が効率よく動力を出力することができ、その発熱も大きい。このため、比較的充電量が多くなる目標充放電量Pb*を設定してエンジン22から出力する動力を増加させれば、エンジン22は高負荷で運転することになり二次電池44への充電効率は向上する。しかしながら、この場合、SOCが短時間で上昇するからエンジン22が十分に発熱する前に二次電池44の充電が終了してしまい、十分な暖房効果を得られない場合が生じる。二次電池44を充電するときに温度差Δtが大きいほど充電量が少なくなる目標充放電量Pb*を設定するのは、充電効率を落としてモータ40によりエンジン22に比較的長時間に亘って継続して負荷が作用するようにしてエンジン22の発熱時間を長くとり、エンジン22を十分に発熱させるためである。次に、二次電池44のSOCが高い状態にあり二次電池44を放電する場合を考える。このとき、比較的放電量が多くなる目標充放電量Pb*を設定すると、モータ40の負担が大きくなると共にエンジン22の負担が小さくなるから、一時的にはエンジン22に作用する負荷が軽くなってその発熱も少なくなる。しかしながら、二次電池44のSOCを短時間で下降させることができるから、その後にSOCが低い状態となって二次電池44の充電する際の容量の空きを確保することができる。二次電池44を放電するときに温度差Δtが大きいほど放電量が少なくなる目標充放電量Pb*を設定するのは、こうして二次電池44の容量の空きを確保してその後のモータ40の発電によりエンジン22に負荷を作用させて、エンジン22を十分に発熱させるためである。こうして、目標充放電量Pb*を設定すると、前述したステップS160ないしステップS190の処理を行なって、本ルーチンを終了する。
図6に、二次電池44のSOCが低い状態にあるときに暖房装置60による暖房を促進させる様子を示し、図7に、二次電池44のSOCが高い状態にあるときに暖房装置60による暖房を促進させる様子を示す。暖房装置70による暖房の促進が必要なとき、二次電池44のSOCが低い状態にあるときには、図6に示すように、暖房装置60がONされると共に設定温度tsetから室内温度tinを減じて算出される温度差Δtが所定温度差tref以上である時刻t1から温度差Δtが所定温度差tref未満となる時刻t2までに亘って暖房の促進が必要でないときに比して目標充放電量Pb*として充電量が少なくなる値が設定される。これにより、二次電池44のSOCの上昇が抑えられてエンジン22にモータ40による負荷が比較的長い時間に亘って連続して作用した状態となるから、エンジン22の発熱が促進される。二次電池44のSOCが高い状態にあるときには、図7に示すように、暖房装置60がONされると共に温度差Δtが所定温度差tref以上となる時刻t1から二次電池44が充電を必要とする時刻t2までに亘って目標充放電量Pb*として放電量が多くなる値が設定される。このときの二次電池44の放電によって時刻t2にSOCが低い状態となると、温度差Δtが所定温度差tref未満となる時刻t3まで目標充放電量Pb*として充電側の値が設定される。これにより、モータ40によりエンジン22に負荷が作用した状態となってエンジン22の発熱が促進される。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、暖房装置70による暖房の促進が必要であるとき、SOCが低い状態にあり二次電池44を充電すべきときには、暖房の促進が必要でないときに比して二次電池44に充電する充電量を少なくしてエンジン22とモータ40とを制御するから、SOCの上昇を抑えながらモータ40によりエンジン22に負荷を作用している時間を長くとることができ、エンジン22を十分に発熱させることができる。この結果、エンジン22の熱を利用する暖房装置60の暖房性能をより向上させることができる。また、SOCが高い状態にあり二次電池44を放電すべきときには、暖房の促進が必要でないときに比して二次電池44を放電する放電量を多くしてエンジン22とモータ40とを制御するから、SOCを短時間で下降させてSOCを低い状態として二次電池44の充電を開始させることができ、モータ40によりエンジン22の発熱を促すことができる。しかも、設定温度tsetから室内温度tinを減じた温度差Δtが大きいほど二次電池44の充電量を少なくし又は放電量を多くするから、必要に応じて暖房の促進を図ることができる。もとより、エンジン22とモータ40とにより要求パワーP*を出力することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションSPが前進走行可能なポジションでエンジンモータ走行モードが選択されているときの動作として説明したが、SOCが低い状態にあり二次電池44を充電すべきときには、シフトポジションSPがPレンジで停車しており停車時発電モードが選択されているときでも適用することができる。この場合、暖房装置60がONの状態にあると共にエンジン22の冷却水温twが所定温度twref未満であるときには、図4に例示する充電側の目標充放電量設定用マップと同様のマップを用いて目標充放電量Pb*を設定し、エンジン22とモータ40とを制御すればよい。この場合でも、モータ40によりエンジン22に負荷を作用させてエンジン22の発熱を促進させることができるから、十分な暖房効果を得ることができる。
次に、エンジンモータ走行モードによる走行中にアクセルオフ時の制動力を作用させる際の実施例のハイブリッド自動車20の動作について説明する。図8は、実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッド用電子制御ユニット80により実行されるアクセルオフ時駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、エンジンモータ走行モードで走行中のアクセルオフ時に所定時間毎(例えば、8msec毎)に繰り返し実行される。
アクセルオフ時駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット80のCPU82は、まず、シフトポジションセンサ91からのシフトポジションSPや車速V,インプットシャフト51およびアウトプットシャフト52の回転数Ni,No,冷却水温tw,暖房装置60の作動信号や作動時の設定温度tset,室内温度tinなどのデータを入力し(ステップS200)、入力したシフトポジションSPと車速Vとに基づいて駆動輪66a,66bに出力すべき要求制動パワーP*を計算する(ステップS210)。要求制動パワーP*の計算は、実施例では、シフトポジションSPと車速Vとに応じてアウトプットシャフト52上の減速用のトルクとして予め求めてマップとしてROM84に記憶しておき、このマップからシフトポジションSPに対応するトルクを導出し、導出したトルクにアウトプットシャフト52の回転数Noを乗じるなどして行なうことができる。
要求制動パワーP*を設定すると、この要求制動パワーP*からエンジン22の摩擦力やポンピングロスなどの回転抵抗により作用する制動力、即ちエンジン22により分担する制動パワーPe*とモータ40による回生制御により作用する制動力、即ちモータ40により分担する制動パワーPm*とを設定する(ステップS220)。制動パワーPe*と制動パワーPm*は、実施例では、両者の和の制動力が要求制動パワーP*と等しくなる条件(P*=Pe*+Pm*)を満たしながら、ハイブリッド自動車20の効率を向上させるためにできる限り回生電力が得られるよう設定するものとした。
次に、暖房装置60がONの状態にあるか否か、エンジン22の冷却水温twが所定温度未満であるか否かを判定する(ステップS230)。暖房装置60がOFFの状態にあると判定されたり、エンジン22の冷却水温twが所定温度tref以上であると判定されたときには、エンジン22のフリクションパワーが制動パワーPe*となる回転数をインプットシャフト51の目標回転数Ni*に設定すると共に(ステップS270)、制動パワーPm*を目標回転数Ni*で割ってモータ40の目標トルクTm*を設定し(ステップS280)、燃料カットの指令をエンジンECU29に送信すると共に目標トルクTm*をモータECU49に送信し、目標回転数Ni*をCVTECU59に送信して(ステップS290)、本ルーチンを終了する。
ステップS230の処理で暖房装置60がONの状態であると共にエンジン22の冷却水温twが所定温度twref未満であると判定されたときには、設定温度tsetから室内温度tinを減じて温度差Δtを計算し(ステップS240)、計算した温度差Δtが所定温度tref以上であるか否かを判定する(ステップS250)。温度差Δtが所定温度tref未満であると判定されると、ステップS220で設定した制動パワーPe*と制動パワーPm*で前述したステップS270〜S290の処理を行なって、本ルーチンを終了する。一方、温度差Δtが所定温度tref以上であると判定されると、ステップS220の処理で設定した制動パワーPe*と制動パワーPm*とを前述したP*=Pe*+Pm*の条件を満たしながらモータ40により分担される割合が小さくなるように修正、即ち、モータ40による回生電力を制限するよう制動パワーPe*と制動パワーPm*とを修正して(ステップS260)、この修正した制動パワーPe*と制動パワーPm*とによりステップS270〜S290の処理を行なって、本ルーチンを終了する。このように、温度差Δtが所定温度tref以上であり暖房装置60の暖房の促進が必要なときには、モータ40による回生制御に制限を加えることにより、SOCの上昇を抑えてその後に二次電池44を充電する際の容量の空きを確保するのである。したがって、その後に図2の駆動制御ルーチンの実行により二次電池44を充電する際にモータ40によりエンジン22に負荷を作用させてエンジン22の発熱を促進させることができるから、十分な暖房効果を得ることが可能となる。なお、制動パワーPe*と制動パワーPm*の修正は、温度差Δtが大きいほどモータ40により分担する制動力の割合を小さくして行なうこともできるし、温度差Δtに拘わらず所定値を制動パワーPm*から減じると共に制動パワーPe*に加えることにより行なうこともできる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、アクセルオフ時の制動力を作用する際、暖房装置70の暖房の促進が必要でないときには、アクセルオフ時の目標制動パワーP*がエンジン22により分担される制動パワーPe*とモータ40により分担される制動パワーPm*との和に等しくなる条件(P*=Pe*+Pm*)を満たしながらできる限りモータ40の回生電力が得られるよう制動パワーPe*と制動パワーPm*とを設定してエンジン22とモータ40とCVT50とを制御し、暖房装置70の暖房の促進が必要なときには、モータ40の回生電力が制限される方向に制動パワーPe*と制動パワーPm*とを修正してエンジン22とモータ40とCVT50とを制御するから、暖房の促進が必要でないときにはモータ40の回生電力を多くして自動車全体のエネルギ効率を向上させることができると共に、暖房の促進が必要なときにはモータ40の回生電力を少なくして二次電池44の容量の空きを確保し、その後に二次電池44を充電する際にエンジン22の発熱を促進させて十分な暖房効果を得ることができる。しかも、暖房の促進が必要なときには、エンジン22による分担される制動パワーP*の配分を大きくとるから、エンジン22の摩擦による熱の発生を促すことができ、この摩擦熱による暖房効果も期待できる。もとより、アクセルオフ時の制動力を制動パワーPe*と制動パワーPm*とにより駆動輪66a,66bに作用させることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、暖房の促進が必要なとき、SOCの状態により二次電池44を充電すべきときにモータ40によりエンジン22に負荷を作用させる時間が長くなるよう暖房の促進が必要でないときに比して充電量が少なくなる目標充放電量Pb*を設定し、二次電池44を放電すべきときに二次電池44の放電を早期に終了させてその後の充電を早期に開始させるよう暖房の促進が必要でないときに比して放電量が多くなる目標充放電量Pb*を設定するものとしたが、図9に例示する変形例の目標充放電量設定処理ルーチンに示すように、十分な暖房効果を得られるように、積極的に二次電池44を放電させると共に放電後に充電を開始することによりエンジン22の発熱を促進させるものとしてもよい。
図9の目標充放電量設定処理ルーチンでは、まず、二次電池44のSOCや電池電圧Vb,暖房装置70の作動信号や作動時の設定温度tset,室内温度tinなどのデータを入力する(ステップS300)。そして、充電フラグFの値を調べ(ステップS310)、充電フラグFが値0であると判定されると、入力した二次電池44のSOCが下限値SL以上あるか否かを判定する(ステップS320)。ここで、下限値SLは、車両の効率的な運転よりも二次電池44の充電を優先させる必要のあるSOCとして例えば45%や40%などのように予め設定されるものである。二次電池44のSOCが下限値SL以上であると判定されると、暖房装置70がONの状態にあるか否か、エンジン22の冷却水温twが所定温度twref未満であるか否かを判定すると共に(ステップS330)、暖房装置70がONの状態にあり冷却水温twが所定温度tref未満であるときには入力した設定温度tsetから室内温度tinを減じることにより温度差Δtを計算して(ステップS340)、計算した温度差Δtが所定温度tref以上であるか否か、即ち、暖房装置70による暖房の促進が必要であるか否かを判定する(ステップS350)。以下、暖房の促進が必要でないと判断されるときの目標充放電量Pb*の設定処理と、暖房の促進が必要であると判断されるときの目標充放電量Pb*の設定処理とに場合を分けて説明する。
暖房の促進が必要でないと判断されるときには、充電フラグFを値0に設定すると共に(ステップS360)、SOC中心SCを値SC1(例えば、60%)に設定して(ステップS370)、設定したSOC中心SCで二次電池44が充放電されるよう目標充放電量Pb*を設定する(ステップS380)。ここで、目標充放電量Pb*は、図2のルーチンのステップS130の処理と同様に、基本的には、SOCがSOC中心SCとなるよう設定されるが、駆動輪66a,66bに作用すべき要求パワーP*への対応やハイブリッド自動車20の効率的な運転も同時に考慮して設定される。なお、目標充放電量Pb*が設定された後は、アクセル開度Accや車速Vに基づいて設定される要求パワーP*に基づいて図2の駆動制御ルーチンのステップS160〜S190と同様の処理が行なわれ、エンジン22やモータ40、CVT50などが制御されることになる。ステップS310で充電フラグFが値1であると判定されたり、ステップS320で二次電池44のSOCが下限値SL未満であると判定されたときには、充電フラグFを値1に設定して(ステップS390)、SOCがSOC中心SCとなるまで(ステップS400)、目標充放電量Pb*として充電側の値P1を設定する(ステップS410)。例えば、運転者がアクセルペダル92を大きく踏み込んでモータ40から駆動輪66a,66bに動力を出力する等して二次電池44のSOCが下限値SLを下回ったときには、SOCがSOC中心SCとなるまで優先的に二次電池44の充電が開始される。なお、SOCがSOC中心SCに至ったときには充電フラグFが値0に戻され(ステップS360)、SOC中心SCに基づく二次電池44の充放電制御に戻る(ステップS370,S380)。
一方、暖房の促進が必要であると判断されるときには、二次電池44の電池電圧Vが所定電圧Vref以上であるか否か、即ち、二次電池44の状態が良好であるか否かを判定する(ステップS420)。電池電圧Vが所定電圧Vref以上であると判定されると、SOC中心SCを値SC1よりも大きい値SC2(例えば、65%など)に設定して(ステップS430)、目標充放電量Pb*として放電側の値P2を設定する(ステップS440)。こうした処理の繰り返しにより二次電池44が放電してステップS320で二次電池44のSOCが下限値SLを下回ると、充電フラグFに値1を設定して(ステップS390)、SOCが値SC1よりも大きな値である値SC2に設定されたSOC中心SCとなるまで(ステップS400)、目標充放電量Pb*を充電側の値P1に設定する(ステップS410)。電池電圧Vが所定電圧Vref未満であり、二次電池44の状態が良好な状態ではないと判定されると、二次電池44の保護する必要があると判断して、ステップS360〜S380の暖房の促進が必要でないときの処理に戻して、二次電池44のSOCをSOC中心SCに戻す処理を行なう。
図10に、暖房装置70による暖房の促進が必要なときに目標充放電量Pb*を設定する様子を説明する説明図を示す。図10に示すように、時刻t1に暖房装置70がONの状態であると共に設定温度tsetと室内温度tinとの温度差Δtが所定温度tref以上となると、目標充放電量Pb*として放電側の値P1が設定されて二次電池44の放電が行なわれ、二次電池44が放電して時刻t3にSOCが下限値SLを下回ると、SOCが通常時(値SC1)よりも値が大きなSOC中心SC(値SC2)となるまで目標充放電量Pb*として充電側の値P2が設定されて二次電池44の充電が行なわれる。このとき、エンジン22は、二次電池44の充電に伴ってモータ40により負荷が作用した状態となるから、エンジン22の発熱が促進される。なお、図中一点鎖線で示すように二次電池44の充電の途中の時刻t2に電池電圧Vが所定電圧Vrefを下回ると、二次電池44を保護する必要があるとして、二次電池44の放電が中止されると共に充電が開始される。
こうした処理により、暖房装置70による暖房の促進が必要でないときは、基本的には二次電池44のSOCが値SC1に設定されたSOC中心SCとなるよう二次電池44の充放電を行ない、SOCが下限値SLを下回ったときにはSOC中心SCとなるまで二次電池44の充電を優先して目標充放電量Pb*を設定し、暖房装置70による暖房の促進が必要なときは、二次電池44のSOCが下限値SLを下回るまで二次電池44の放電を優先して目標充放電量Pb*を設定し、SOCが下限値SLを下回ったときには値SC1よりも大きな値SC2に設定されたSOC中心SCとなるまで二次電池44の充電を優先して目標充放電量Pb*を設定するのである。これにより、暖房装置70による暖房の促進が要求されたときには、モータ40によりエンジン22に負荷を作用させることができ、エンジン22の発熱を促進させ、十分な暖房効果を得ることができるのである。
この変形例では、暖房装置70による暖房の促進が必要なときでも必要でないときでもSOCが下限値SLを下回ったときに、SOC中心SCとなるまで二次電池44への充電を行なうものとしたが、暖房の促進が必要でないときには下限値SLを下回ったときにSOCがSOC中心SCとなるまで二次電池44への充電を行なうものとし、暖房の促進が必要なときには下限値SLよりも小さな値SL1を下回ったときにSOCがSOC中心SCとなるまで二次電池44への充電を行なうものとしてもよい。こうすれば、暖房の促進が必要なときの二次電池44の充電を比較的長い期間に亘って行なうことができるから、その分だけモータ40によりエンジン22に負荷を作用させてエンジン22の発熱を促進させることができ、十分な暖房効果を得ることができる。また、変形例では、SOCが下限値を下回った際に二次電池44の充電を開始してからその充電を終了させるタイミングとして、暖房装置70による暖房の促進の必要の有無に応じて値SC1,値SC2のように異なるSOC中心SCとしたが、同一の値としてもよい。また、二次電池44の優先的な充電を開始する下限値よりも大きい値であればSOC中心SCとは異なる値としてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22のクランクシャフト26にモータ40をプラネタリギア30を介して接続するものとしたが、プラネタリギア30を介さずに接続するものとしてもよい。また、実施例のハイブリッド自動車20では、モータ40を、発電機として駆動できると共に電動機として駆動できる発電電動機として構成したが、エンジン22からの動力により発電する発電機と駆動輪66a,66bに動力を出力する電動機とを別個に設けるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、無段変速機としてのCVT50を搭載するものとしたが、変速機は無段変速機に限られるものではなく、有段変速機に適用するものとしても構わない。また、こうした変速機に代えて、エンジンに接続されたプラネタリギヤと、プラネタリギヤに接続された発電可能な第1モータと、同じくプラネタリギヤに接続されると共に駆動軸(駆動輪)に接続された第2モータとを備える構成とするものとしてもよい。この場合、図8のアクセルオフ時駆動制御ルーチンについては行なうことができないが、二次電池の充放電を伴いながら第1モータや第2モータやプラネタリギヤによりエンジンからの動力をトルク変換して駆動軸に出力して走行したりエンジンの運転を停止して第2モータにより走行することができるから、図2の駆動制御ルーチンや図9の目標充放電量設定処理ルーチンと同様の処理については行なうことができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッド用電子制御ユニット80により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 目標回転数Ni*と目標トルクTe*とを設定する様子を示す説明図である。 目標充放電量設定用マップの一例を示す説明図である。 二次電池44を充電すべきときに暖房装置70による暖房を促進させる様子を示す説明図である。 二次電池44を放電すべきときに暖房装置70による暖房を促進させる様子を示す説明図である。 実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッド用電子制御ユニット80により実行されるアクセルオフ時駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例の目標充放電量設定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 二次電池44を放電すると共に放電後に充電して暖房装置70による暖房を促進させる様子を説明する説明図である。
符号の説明
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 クランクシャフト、26 スタータモータ、29 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、30 プラネタリギヤ、31 サンギヤ、32 リングギヤ、33 第1ピニオンギヤ、34 第2ピニオンギヤ、35 キャリア、39 ケース、40 モータ、41 回転軸、43 インバータ、44 二次電池、45 回転位置検出センサ、46 電圧センサ、47 電流センサ、48 温度センサ、49 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、50 CVT、51 インプットシャフト、52 アウトプットシャフト、53 プライマリープーリー、54 セカンダリープーリー、55 ベルト、56 第1アクチュエータ、57 第2アクチュエータ、59 CVT用電子制御ユニット(CVTECU)、61 回転数センサ、62 回転数センサ、64 ディファレンシャルギヤ、66a,66b 駆動輪、70 暖房装置、72 熱交換器、74 循環路、75 温度センサ、76 ブロワ、80 ハイブリッド用電子制御ユニット、82 CPU、84 ROM、86 RAM、90 シフトレバー、91 シフトポジションセンサ、92 アクセルペダル、93 アクセルペダルポジションセンサ、94 ブレーキペダル、95 ブレーキペダルポジションセンサ、96 車速センサ、97 温度センサ、98 暖房スイッチ、B1 ブレーキ、C1,C2 クラッチ。

Claims (12)

  1. 内燃機関を備える自動車であって、
    前記内燃機関から発生した熱により乗員室内を暖房する暖房装置と、
    前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を用いて発電可能で、電力を用いて車軸に動力を出力可能な発電電動手段と、
    前記発電電動手段と電力をやり取り可能な蓄電手段と、
    前記暖房装置による暖房の促進が要求されたとき、前記蓄電手段の残容量の高低により該蓄電手段に充電が要求されたときには前記暖房の促進が要求されていないときに比して単位時間当たりの充電量が少なくなるよう目標充電量を設定し該設定した目標充電量をもって前記蓄電手段が充電されるよう前記内燃機関と前記発電電動手段とを制御し、前記蓄電手段の残容量の高低により該蓄電手段に放電が要求されたときには前記暖房の促進が要求されていないときに比して単位時間当たりの放電量が多くなるよう目標放電量を設定し該設定した目標放電量をもって前記蓄電手段が放電されると共に前記車軸に要求された要求動力が該車軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電電動手段を制御する暖房促進制御を行なう制御手段と、
    を備える自動車。
  2. 請求項1記載の自動車であって、
    前記乗員室内の温度を検出する室内温度検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記蓄電手段への充電が要求されているときには、前記暖房促進制御として操作者により設定された設定温度と前記検出された乗員室内の温度との偏差に基づいて単位時間当たりの目標充電量を設定する手段である
    自動車。
  3. 前記制御手段は、前記偏差が大きいほど少なくなる傾向に前記目標充電量を設定する手段である請求項2記載の自動車。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の自動車であって、
    前記乗員室内の温度を検出する室内温度検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記蓄電手段への放電が要求されているときには、前記暖房促進制御として操作者により設定された設定温度と前記検出された乗員室内の温度との偏差に基づいて前記目標放電量を設定する手段である
    自動車。
  5. 前記制御手段は、前記偏差が大きいほど多くなる傾向に前記目標放電量を設定する手段である請求項記載の自動車。
  6. 請求項1ないしいずれか1項に記載の自動車であって、
    前記発電電動手段は、前記車軸の動力を回生して前記蓄電手段を充電可能な手段であり、
    前記制御手段は、回生要求がなされたとき、前記暖房促進制御として前記暖房の促進が要求されていないときに比して回生が制限されるよう該発電電動手段を制御する手段である
    自動車。
  7. 請求項記載の自動車であって、
    変更可能な変速比をもって前記内燃機関から出力された動力を変速して前記車軸に伝達可能な変速機を備え、
    前記制御手段は、前記車軸にアクセルオフによる制動力が要求されたとき、通常時として前記内燃機関の回転抵抗による制動力と前記発電手段の回生制御による制動力との和により前記要求された制動力が前記車軸に出力されるよう前記変速機と前記電動機とを制御し、前記暖房促進制御として前記通常時よりも前記内燃機関の回転抵抗による制動力の配分を大きくして前記要求された制動力が前記車軸に出力されるよう前記変速機と前記電動機とを制御する手段である
    自動車。
  8. 前記制御手段は、前記蓄電手段の状態として該蓄電手段の電圧が所定の下限値以上にあるときに前記暖房促進制御を行なう手段である請求項1ないしいずれか1項に記載の自動車。
  9. 請求項1ないしいずれか1項に記載の自動車であって、
    前記内燃機関の温度を検出する機関温度検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記内燃機関の温度が所定温度未満であるときに前記暖房促進制御を行なう手段である
    自動車。
  10. 前記内燃機関は、間欠運転可能な機関である請求項1ないしいずれか1項に記載の自動車。
  11. 前記発電電動手段は、前記内燃機関からの動力により発電する発電機として機能すると共に車軸に動力を出力する電動機としても機能する発電電動機である請求項1ないし10いずれか1項に記載の自動車。
  12. 前記発電手段は、前記内燃機関からの動力により発電する発電機と、車軸に動力を出力可能な電動機とからなる手段である請求項1ないし10いずれか1項に記載の自動車。
JP2003388041A 2003-11-18 2003-11-18 自動車 Expired - Fee Related JP4254497B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003388041A JP4254497B2 (ja) 2003-11-18 2003-11-18 自動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003388041A JP4254497B2 (ja) 2003-11-18 2003-11-18 自動車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005147050A JP2005147050A (ja) 2005-06-09
JP4254497B2 true JP4254497B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=34695240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003388041A Expired - Fee Related JP4254497B2 (ja) 2003-11-18 2003-11-18 自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4254497B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105082937A (zh) * 2015-07-23 2015-11-25 北汽福田汽车股份有限公司 纯电动汽车的空调控制方法、系统及纯电动汽车

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4183013B1 (ja) 2007-05-15 2008-11-19 トヨタ自動車株式会社 車両およびその制御方法
JP2010247801A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Toyota Motor Corp プラグインハイブリッド車両の充電システム
JP5880818B2 (ja) * 2011-09-29 2016-03-09 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両及びその制御方法
JP5998506B2 (ja) * 2012-02-13 2016-09-28 株式会社デンソー ハイブリッド車両の制御装置
JP5982850B2 (ja) * 2012-02-13 2016-08-31 株式会社デンソー ハイブリッド車両の制御装置
JP6217289B2 (ja) * 2013-10-02 2017-10-25 株式会社デンソー ハイブリッド車制御装置
JP6375731B2 (ja) * 2014-07-03 2018-08-22 日産自動車株式会社 ハイブリッド車両の空調制御装置及び空調制御方法
JP2016150628A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 株式会社デンソー ハイブリッド車の制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105082937A (zh) * 2015-07-23 2015-11-25 北汽福田汽车股份有限公司 纯电动汽车的空调控制方法、系统及纯电动汽车
CN105082937B (zh) * 2015-07-23 2017-07-11 北汽福田汽车股份有限公司 纯电动汽车的空调控制方法、系统及纯电动汽车

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005147050A (ja) 2005-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4229185B2 (ja) ハイブリッド自動車およびその制御方法
CN101668669B (zh) 车辆及其控制方法
JP4066995B2 (ja) 自動車およびその制御方法
JP4165602B2 (ja) 車両およびその制御方法
JP4201044B2 (ja) 車両およびその制御方法
US9127582B2 (en) Control apparatus for hybrid vehicle
JP4229105B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP2009130994A (ja) 動力出力装置およびその制御方法並びに車両
JP4258508B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP2009248732A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP5282708B2 (ja) ハイブリッド車両およびその制御方法
JP4254497B2 (ja) 自動車
JP2006037780A (ja) 動力出力装置およびその制御方法
JP4577293B2 (ja) ハイブリッド自動車およびその制御方法
JP3945378B2 (ja) 動力出力装置およびこれを備える自動車
JP2009107554A (ja) 動力出力装置、それを備えた車両および動力出力装置の制御方法
JP2008163867A (ja) 車両の制御装置
JP2007186005A (ja) 車両およびその制御方法
JP2006233799A (ja) 駆動装置およびその制御方法
JP2005105950A (ja) 自動車
JP3936341B2 (ja) 車両およびその制御方法
JP5502702B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2007191078A (ja) 車両およびその制御方法
JP2008296881A (ja) 車両及びその制御方法
JP4784520B2 (ja) ハイブリッド自動車およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080805

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081020

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees