JP2006233799A - 駆動装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の運転停止要求に対して内燃機関をスムーズに運転停止させると共に所定の自立運転要求に対して内燃機関を安定して自立運転させる。
【解決手段】エンジン要求パワーPe*が所定パワーPref未満となってモータによりエンジンの回転数が所定回転数Nrefに至るまで引き下げられているとき、ヒータスイッチ信号HSWがOFFのときには、低回転数の所定自立回転数Nloを目標回転数Ne*に設定してエンジンを所定時間に亘って自立運転させてから運転停止し(S330〜S360)、ヒータスイッチ信号HSWがONのときには、車速Vが所定車速Vref未満のときには高回転数の所定自立回転数Nhiを目標回転数Ne*に設定し(S380)、車速Vが所定車速Vref以上のときには低回転数の所定自立回転数Nloを目標回転数Ne*に設定して(S390)、エンジンを自立運転させる(S400)。
【選択図】 図6
【解決手段】エンジン要求パワーPe*が所定パワーPref未満となってモータによりエンジンの回転数が所定回転数Nrefに至るまで引き下げられているとき、ヒータスイッチ信号HSWがOFFのときには、低回転数の所定自立回転数Nloを目標回転数Ne*に設定してエンジンを所定時間に亘って自立運転させてから運転停止し(S330〜S360)、ヒータスイッチ信号HSWがONのときには、車速Vが所定車速Vref未満のときには高回転数の所定自立回転数Nhiを目標回転数Ne*に設定し(S380)、車速Vが所定車速Vref以上のときには低回転数の所定自立回転数Nloを目標回転数Ne*に設定して(S390)、エンジンを自立運転させる(S400)。
【選択図】 図6
Description
本発明は、駆動装置およびその制御方法に関する。
従来、この種の駆動装置としては、プラネタリギヤのサンギヤ,キャリア,リングギヤにそれぞれ第1モータ,エンジンのクランクシャフト,第2モータとが接続され、所定の停止条件が成立したときにはエンジンの運転を停止させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、エンジンの回転数が所定回転数に至るまで第1モータを発電機として機能させて制動力をエンジンのクランクシャフトに出力してエンジンおよび第1モータからなる系に共振現象を生じさせる回転数を迅速に通過させることにより、エンジンを停止させる際の振動や騒音の発生を抑制することができる、としている。
特開平11−93727号公報
ところで、例えば、エンジンを熱源として乗員室内を暖房する暖房機器を備えるタイプの駆動装置では、暖房機器からの暖房要求がなされたときにはエンジンを運転停止させることなくアイドリング回転数でエンジンを自立運転させる場合がある。この場合のアイドリング回転数としては、ギヤのガタ打ち等による振動や騒音を生じさせることなく安定して自立運転が継続されるよう比較的高い回転数に定めるのが一般的である。一方、上述の駆動装置では、所定回転数に至るまで第1モータからエンジンのクランクシャフトに制動力を出力してエンジンの回転数を低下させてから運転停止させているが、第1モータによりエンジンの回転数を低下させた後にエンジンを一時的に自立運転させるものとすれば、エンジンをよりスムーズに運転停止させることができる。しかしながら、この一時的な自立運転を、前述したエンジンを運転停止させずに自立運転させる際の回転数と同一の回転数により行なうものとすると、エンジンに吹き上がりが生じる等、却ってエンジンをスムーズに運転停止させることができない場合が生じる。
本発明の駆動装置およびその制御方法は、所定の運転停止要求に対して内燃機関をスムーズに運転停止させると共に所定の自立運転要求に対して内燃機関を安定して自立運転させることを目的とする。
本発明の駆動装置及びその制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の駆動装置は、
内燃機関を有する駆動装置であって、
前記内燃機関の所定の運転停止要求がなされたときには第1の回転数で該内燃機関が一時的に自立運転するよう該内燃機関を制御すると共に該内燃機関を一時的に自立運転させた後に該内燃機関が運転停止するよう該内燃機関を制御する運転停止制御を実行し、前記内燃機関の運転停止を伴わない所定の自立運転要求がなされたときには前記第1の回転数よりも大きい第2の回転数で該内燃機関が自立運転するよう該内燃機関を制御する自立運転制御を実行する制御手段
を備えることを要旨とする。
内燃機関を有する駆動装置であって、
前記内燃機関の所定の運転停止要求がなされたときには第1の回転数で該内燃機関が一時的に自立運転するよう該内燃機関を制御すると共に該内燃機関を一時的に自立運転させた後に該内燃機関が運転停止するよう該内燃機関を制御する運転停止制御を実行し、前記内燃機関の運転停止を伴わない所定の自立運転要求がなされたときには前記第1の回転数よりも大きい第2の回転数で該内燃機関が自立運転するよう該内燃機関を制御する自立運転制御を実行する制御手段
を備えることを要旨とする。
この本発明の駆動装置では、内燃機関の所定の運転停止要求がなされたときには第1の回転数で内燃機関が一時的に自立運転するよう内燃機関を制御すると共に内燃機関を一時的に自立運転させた後に内燃機関が運転停止するよう内燃機関を制御する運転停止制御を実行し、内燃機関の運転停止を伴わない所定の自立運転要求がなされたときには第1の回転数よりも大きい第2の回転数で内燃機関が自立運転するよう内燃機関を制御する自立運転制御を実行する。従って、所定の運転停止要求に対して内燃機関をスムーズに運転停止させると共に所定の自立運転要求に対して内燃機関を安定して自立運転させることができる。
こうした本発明の駆動装置において、前記内燃機関の出力軸に制動力を出力可能な発電機を備え、前記制御手段は、前記内燃機関の回転数が所定回転数まで低下するよう前記発電機を制御すると共に前記内燃機関が自立運転するよう該内燃機関を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関の回転数を迅速に低下させて自立運転させることができるから、内燃機関の回転数を惰性により低下させるものに比して自立運転に移行する際の振動や騒音の発生を抑制することができる。この場合、前記制御手段は、前記運転停止制御として前記所定回転数以下となるよう定めた前記第1の回転数で前記内燃機関が一時的に自立運転するよう制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関を一時的に自立運転させる際に内燃機関が吹き上がるのを抑止することができる。
また、本発明の駆動装置において、前記駆動装置は、車両に搭載されており、前記制御手段は、前記自立運転制御として車速に基づいて前記第2の回転数を設定して前記内燃機関が自立運転するよう制御する手段であるものとすることもできる。この場合、前記制御手段は、前記自立運転制御として車速が所定車速以上のときには該所定車速未満のときに比して小さい回転数を前記第2の回転数に設定して前記内燃機関が自立運転するよう制御する手段であるものとすることもできる。これは、車速が比較的大きいときには自立運転制御の際に比較的小さい回転数で内燃機関を自立運転させても運転者に与える悪影響は小さいと考えられることに基づく。
さらに、本発明の駆動装置において、前記所定の自立運転要求は、前記内燃機関からのエネルギを利用する機器の作動要求に伴ってなされる要求であるものとすることもできる。この場合、前記内燃機関からのエネルギを利用する機器は、前記内燃機関を熱源として暖房する暖房機器であるものとすることもできる。
本発明の駆動装置において、前記内燃機関の出力軸と駆動軸と第3の軸の3軸に接続され該3軸に入出力される動力に基づいて残余の1軸に動力を入出力する3軸式の動力入出力手段と、前記第3の軸に動力を入出力可能な発電機と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機とを備えるものとすることもできるし、前記内燃機関の出力軸に接続された第1の回転子と駆動軸に接続された第2の回転子とを有し、該第1の回転子と該第2の回転子との電磁的な作用により相対的に回転する発電可能な対回転子電動機と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機とを備えるものとすることもできる。
本発明の駆動装置の制御方法は、
内燃機関を有する駆動装置の制御方法であって、
前記内燃機関の所定の運転停止要求がなされたときには第1の回転数で該内燃機関が一時的に自立運転するよう該内燃機関を制御すると共に該内燃機関を一時的に自立運転させた後に該内燃機関が運転停止するよう該内燃機関を制御する運転停止制御を実行し、前記内燃機関の運転停止を伴わない所定の自立運転要求がなされたときには前記第1の回転数よりも大きい第2の回転数で該内燃機関が自立運転するよう該内燃機関を制御する自立運転制御を実行する
ことを要旨とする。
内燃機関を有する駆動装置の制御方法であって、
前記内燃機関の所定の運転停止要求がなされたときには第1の回転数で該内燃機関が一時的に自立運転するよう該内燃機関を制御すると共に該内燃機関を一時的に自立運転させた後に該内燃機関が運転停止するよう該内燃機関を制御する運転停止制御を実行し、前記内燃機関の運転停止を伴わない所定の自立運転要求がなされたときには前記第1の回転数よりも大きい第2の回転数で該内燃機関が自立運転するよう該内燃機関を制御する自立運転制御を実行する
ことを要旨とする。
この本発明の駆動装置の制御方法によれば、内燃機関の所定の運転停止要求がなされたときには第1の回転数で内燃機関が一時的に自立運転するよう内燃機関を制御すると共に内燃機関を一時的に自立運転させた後に内燃機関が運転停止するよう内燃機関を制御する運転停止制御を実行し、内燃機関の運転停止を伴わない所定の自立運転要求がなされたときには第1の回転数よりも大きい第2の回転数で内燃機関が自立運転するよう内燃機関を制御する自立運転制御を実行する。従って、所定の運転停止要求に対して内燃機関をスムーズに運転停止させると共に所定の自立運転要求に対して内燃機関を安定して自立運転させることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての駆動装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、乗員室21の空調を行なう空調装置90と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、冷却水の温度Twを検出する冷却水温度センサ23などのエンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば,バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
空調装置90は、エンジン22の冷却系に取り付けられ冷却水との熱交換を行なう熱交換器91と、外気や乗員室21内の空気を熱交換器91側に吸引すると共にこの熱交換器91による熱交換によって暖められた空気を乗員室21に吹き出させるブロワ93と、ブロワ93により吸引される空気を外気か乗員室21内の空気かに切り替える切替機構92と、乗員室21に取り付けられた操作パネル94と、装置全体をコントロールする空調用電子制御ユニット(以下、空調用ECUという)98とを備える。空調用ECU98には、操作パネル94に取り付けられてヒータのオンオフを操作するヒータスイッチ95からのヒータスイッチ信号HSWや操作パネル94に取り付けられて乗員室21内の温度を検出する温度センサ96からの乗員室温度Tinなどが図示しない入力ポートを介して入力されており、これらの入力信号に基づいて乗員室温度Tinが設定された温度となるようブロワ93を駆動制御する。また、空調用ECU98は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、必要に応じて空調装置90の状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止するかアイドリング自立運転としてモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。なお、トルク変換運転モードと充放電運転モードは、バッテリ50の充放電の有無が異なるだけで本質的な差はないから、以下、これらのモードをまとめてエンジンモータ運転モードと呼ぶ。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、エンジンモータ運転モードからモータ運転モードに移行する際の動作について説明する。図2は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば8msec毎)に繰り返し実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,エンジン22の回転数Ne,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,バッテリ50の充放電要求パワーPb*,ヒータスイッチ信号HSWなどの制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、エンジン22の回転数Neは、エンジン22のクランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサにより検出されるクランク角に基づいてエンジンECU24により演算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて演算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。充放電要求パワーPb*は、残容量SOCに基づいてモータECU40により設定されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。ヒータスイッチ信号HSWは、ヒータスイッチ95により検出されたものを空調用ECU98から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*を設定する(ステップS110)。ここで、要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶しているマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図3に要求トルク設定用のマップの一例を示す。要求トルクTr*を設定すると、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものと入力した充放電要求パワーPb*と損失Lossとの和により計算されたものをエンジン22から出力すべきエンジン要求パワーPe*に設定し(ステップS120)、必要なデータをエンジンECU24に送信する(ステップS130)。ここで、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数を乗じることにより求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ることにより求めたりすることができる。また、エンジンECU24に送信するデータとしては、実施例では、エンジン要求パワーPe*や車速V,ヒータスイッチ信号HSWを挙げることができる。こうしたデータを受信したエンジンECU24により実行される処理については後述する。
次に、エンジン要求パワーPe*が所定パワーPref未満か否かを判定する(ステップS140)。ここで、所定パワーPrefは、エンジン22の運転領域を定めるものであり、エンジン22の特性やモータMG2の定格値などにより定められる。エンジン要求パワーPe*が所定パワーPref未満でない即ち所定パワーPref以上と判定されたときには、エンジンモータ運転モードによる駆動制御を実行して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。エンジンモータ運転モードによる駆動制御は、具体的には、エンジン要求パワーPe*がエンジン22から効率よく出力されると共に要求トルクTr*がリングギヤ軸32aに出力されるようエンジン22の目標回転数Ne*,目標トルクTe*とモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*とを設定し、エンジンECU24やモータECU40に送信することにより行なう。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
一方、エンジン要求パワーPe*が所定パワーPref未満と判定されたときには、エンジンモータ運転モードからモータ運転モードに移行する前または移行している最中か否かを判定する(ステップS160)。モータ運転モードに移行する前または移行している最中と判定されると、図4に例示するモータ運転モード移行制御を実行して(ステップS170)、本ルーチンを終了し、モータ運転モードに移行する前でなく移行している最中でもないと判定されると、モータ運転モード移行制御が完了した以降であると判断して、モータ運転モードによる駆動制御を実行して(ステップS180)、本ルーチンを終了する。なお、モータ運転モードによる駆動制御は、具体的には、エンジン22を運転停止かアイドリング回転数で自立運転としてモータMG2からの動力だけでリングギヤ軸32aに要求トルクTr*が出力されるようトルク指令Tm2*を設定してモータECU40に送信する処理となる。いま、エンジン要求パワーPe*が所定パワーPref以上の状態から所定パワーPref未満の状態に変化したときを考えると、未だエンジンモータ運転モードからモータ運転モードへ移行する前であるから、ステップS170で図4のモータ運転モード移行制御が開始される。以下、モータ運転モード移行処理の詳細について説明する。
モータ運転モード移行制御ルーチンでは、エンジン22の回転数Neが停止直前の所定回転数Nref(例えば、700rpmや800rpmなど)未満か否かを判定し(ステップS200)、回転数Neが所定回転数Nref未満でない即ち所定回転数Nref以上と判定されると、エンジン22の回転数を迅速に引き下げるために必要な制動トルクTsetをモータMG1のトルク指令Tm1*に設定すると共に(ステップS210)、設定したトルク指令Tm1*と要求トルクTr*と動力分配統合機構30のギヤ比ρと減速ギヤ35のギヤ比Grとに基づいて次式(1)により要求トルクTr*をリングギヤ軸32aに出力するためにモータMG2から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm2*を設定し(ステップS220)、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して(ステップS230)、処理を終了する。図5に、エンジン22の回転数NeをモータMG1により引き下げる際の動力分配統合機構30の共線図の一例を示す。図中、左のS軸はサンギヤ31の回転数を示し、C軸はキャリア34の回転数を示し、R軸はリングギヤ32(リングギヤ軸32a)の回転数Nrを示す。図示するように、モータMG1から図中S軸下向きのトルクを出力することにより(図5A参照)、エンジン22およびモータMG1からなる系に対して共振現象を生じさせる回転数領域を迅速に通過させることができる。このとき、モータMG2は、式(1)に示すように、モータMG1から出力されるトルクによりリングギヤ軸32a側に作用する反力(=−Tm1*/ρ)をキャンセルするトルクを出力するから、リングギヤ軸32aに要求トルクTr*を出力することができる。こうしたモータMG1の駆動制御によりエンジン22の回転数Neが所定回転数Nref未満に至ると(図5B参照)、値0をモータMG1のトルク指令Tm1*に設定すると共に(ステップS240)、要求トルクTr*を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ったものをモータMG2のトルク指令Tm2*に設定し(ステップS250)、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して(ステップS230)、本ルーチンを終了する。その後、エンジン22が完全に運転停止すると(図5C参照)、図2のステップS160でモータ運転モードへ移行している最中でないと判定されるようになり、以降、ステップS140でエンジン要求パワーPe*が所定パワーPref以上と判定されるまでステップS180でモータ運転モードによる駆動制御が実行されることになる。
Tm2*=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (1)
次に、図2のルーチンのステップS130で送信されたデータに基づいて行われるエンジンECU24によるエンジン22の運転制御、特に、エンジン22を運転停止させたりアイドリング回転数で自立運転させたりする際のエンジン22の運転制御について説明する。図6は、エンジンECU24により実行されるエンジン停止自立制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。エンジン停止自立制御ルーチンが実行されると、エンジンECU24は、まず、ハイブリッド用電子制御ユニット70から送信された車速Vやエンジン要求パワーPe*,ヒータスイッチ信号HSWを受信しつつ(ステップS300)、エンジン要求パワーPe*が前述した所定パワーPref未満となるのを待つ(ステップS310)。エンジン要求パワーPe*が所定パワーPref未満となると、エンジンモータ運転モードからモータ運転モードへの移行が要求されたと判断し、次に、ヒータスイッチ信号HSWがONされているか否かを判定する(ステップS320)。ヒータスイッチ信号HSWがONされていないと判定すなわちOFFされていると判定されたときには、エンジン22を運転停止すべきと判断して、まず、比較的低回転数として定められている所定自立回転数Nlo(例えば、500rpmや600rpmなど)を目標回転数Ne*に設定して(ステップS330)、所定時間が経過するまで目標回転数Ne*でエンジン22が自立運転するよう吸入空気量調節制御や燃料噴射制御,点火制御を実行し(ステップS340,S350)、所定時間が経過したときに燃料噴射をカットすると共に点火を停止して(ステップS360)、本ルーチンを終了する。ここで、所定時間は、エンジン22の自立運転が安定するのに必要な時間として定められたものである。こうしたステップS330〜S360の処理は、前述したようにエンジン要求パワーPe*が所定パワーPref以上の状態から所定パワーPref未満の状態に変化すると図4のモータ運転モード移行制御ルーチンによりモータMG1によりエンジン22の回転数Neが所定回転数Nref(例えば、700rpmや800rpmなど)未満となるまで引き下げられるから、その後に所定回転数Nrefよりも低い所定自立回転数Nloでエンジン22を一時的に自立運転させてから運転停止させる処理となる。これにより、エンジン22の運転をスムーズに停止させることができる。図7の実線Aに、所定自立回転数Nloでエンジン22を一時的に自立運転させてから運転停止するときの様子を示す。ここで、所定自立回転数Nloを所定回転数Nrefよりも低回転数に定めたのは、所定回転数Nrefよりも高回転数に定めると第1モータによりエンジン22の回転数Neを引き下げた後に自立運転させる際にエンジン22に吹き上がりが生じるから(図7の一点鎖線B参照)、エンジン22をスムーズに運転停止できなくなることに基づいている。
一方、ステップS320でヒータスイッチ信号HSWがONされていると判定されると、空調装置90の熱源を確保するためにエンジン22をアイドリング回転数の自立運転の状態で保持すべきと判断して、車速Vが所定車速Vref(例えば、時速50kmや時速60kmなど)未満か否かを判定し(ステップS370)、車速Vが所定車速Vref未満と判定されたときには、比較的高回転数として定められている所定自立回転数Nhi(例えば、1100rpmや1200rpmなど)を目標回転数Ne*に設定し(ステップS380)、車速Vが所定車速Vref未満でない即ち所定車速Vref以上と判定されたときには、前述した所定自立回転数Nloを目標回転数Ne*に設定し(ステップS390)、設定した目標回転数Ne*でエンジン22が自立運転するよう吸入空気量調節制御や燃料噴射制御,点火制御を実行して(ステップS400)、本ルーチンを終了する。これにより、車速Vが所定車速Vref未満のときには比較的高回転数の所定自立回転数Nhiでエンジン22を自立運転させるから、低回転数でエンジン22を自立運転させるものに比してギヤのガタ打ち等による振動や騒音の発生を抑制することができる。車速が所定車速Vref以上のときに比較的低回転数の所定自立回転数Nloでエンジン22を自立運転させるのは、車速Vが大きいときには比較的低回転数で内燃機関を自立運転させてもガタ打ちなどによる振動や騒音が運転者に与える悪影響は小さいと考えられることに基づいている。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、エンジン要求パワーPe*が所定パワーPref未満となってモータMG1によりエンジン22の回転数Neが所定回転数Nrefに至るまで引き下げられているときに、ヒータスイッチ信号HSWがOFFされているときには所定の運転停止要求がなされているとして所定回転数Nref以下の所定自立回転数Nloを目標回転数Ne*に設定してエンジン22を一時的に自立運転させてから運転停止し、ヒータスイッチ信号HSWがONされているときには所定の自立運転要求がなされているとして基本的には所定自立回転数Nloよりも大きい所定自立回転数Nhiを目標回転数Ne*に設定してエンジン22を自立運転させるから、所定の運転停止要求に対して内燃機関をスムーズに運転停止させると共に所定の自立運転要求に対して内燃機関を安定して自立運転させることができる。しかも、所定の自立運転要求がなされているときに車速Vが所定車速Vref以上のときには、所定自立回転数Nloでエンジン22を自立運転させるから、車速Vが大きくガタ打ち等による振動や騒音が運転者に与える悪影響は小さいと考えられるときには燃費をより向上させることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジンモータ運転モードからモータ運転モードへ移行する際、ヒータスイッチ信号HSW(空調装置90による暖房要求)に拘わらず所定回転数Nrefに至るまでモータMG1によりエンジン22の回転数を引き下げるものとしたが、ヒータスイッチ信号HSWによってモータMG1によりエンジン22の回転数を引き下げる程度を変更するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、図6のエンジン停止自立制御ルーチンのステップS330で設定する目標回転数Ne*とステップS390で設定する目標回転数Ne*とに同一の回転数を設定するものとしたが、異なる回転数を設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン要求パワーPe*が所定パワーPref未満となったときにヒータスイッチ信号HSWがONされているときには、車速Vが所定車速Vref未満のときには高回転数の所定自立回転数Nhiを目標回転数Ne*に設定してエンジン22を自立運転させ、車速Vが所定車速Vref以上のときには低回転数の所定自立回転数Nloを目標回転数Ne*に設定してエンジン22を自立運転させるものとしたが、マップなどを用いて車速Vが低いほど高回転数となるよう目標回転数を設定してエンジン22を自立運転させるものとしてもよいし、車速Vに拘わらず高回転数の所定自立回転数Nhiを目標回転数Ne*に設定してエンジン22を自立運転させるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を変速機60により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図8の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図8における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図9の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
実施例では、エンジン22を備える駆動装置をハイブリッド自動車に搭載するものとして説明したが、ハイブリッド自動車に搭載しないものとしてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車産業などに利用可能である。
20,120,220 ハイブリッド自動車、21 乗員室、22 エンジン、23 温度センサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、90 空調装置、91 熱交換器、92 切替機構、93 ブロワ、94 操作パネル、95 ヒータスイッチ、96 温度センサ、98 空調用電子制御ユニット(空調用ECU)、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。
Claims (10)
- 内燃機関を有する駆動装置であって、
前記内燃機関の所定の運転停止要求がなされたときには第1の回転数で該内燃機関が一時的に自立運転するよう該内燃機関を制御すると共に該内燃機関を一時的に自立運転させた後に該内燃機関が運転停止するよう該内燃機関を制御する運転停止制御を実行し、前記内燃機関の運転停止を伴わない所定の自立運転要求がなされたときには前記第1の回転数よりも大きい第2の回転数で該内燃機関が自立運転するよう該内燃機関を制御する自立運転制御を実行する制御手段
を備える駆動装置。 - 請求項1記載の駆動装置であって、
前記内燃機関の出力軸に制動力を出力可能な発電機を備え、
前記制御手段は、前記内燃機関の回転数が所定回転数まで低下するよう前記発電機を制御すると共に前記内燃機関が自立運転するよう該内燃機関を制御する手段である
駆動装置。 - 前記制御手段は、前記運転停止制御として前記所定回転数以下となるよう定めた前記第1の回転数で前記内燃機関が一時的に自立運転するよう制御する手段である請求項2記載の駆動装置。
- 請求項1ないし3いずれか記載の駆動装置であって、
前記駆動装置は、車両に搭載されており、
前記制御手段は、前記自立運転制御として車速に基づいて前記第2の回転数を設定して前記内燃機関が自立運転するよう制御する手段である
駆動装置。 - 前記制御手段は、前記自立運転制御として車速が所定車速以上のときには該所定車速未満のときに比して小さい回転数を前記第2の回転数に設定して前記内燃機関が自立運転するよう制御する手段である請求項4記載の駆動装置。
- 前記所定の自立運転要求は、前記内燃機関からのエネルギを利用する機器の作動要求に伴ってなされる要求である請求項1ないし5いずれか記載の駆動装置。
- 前記内燃機関からのエネルギを利用する機器は、前記内燃機関を熱源として暖房する暖房機器である請求項6記載の駆動装置。
- 請求項1ないし7いずれか記載の駆動装置であって、
前記内燃機関の出力軸と駆動軸と第3の軸の3軸に接続され該3軸に入出力される動力に基づいて残余の1軸に動力を入出力する3軸式の動力入出力手段と、
前記第3の軸に動力を入出力可能な発電機と、
前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と
を備える駆動装置。 - 請求項1ないし7いずれか記載の駆動装置であって、
前記内燃機関の出力軸に接続された第1の回転子と駆動軸に接続された第2の回転子とを有し、該第1の回転子と該第2の回転子との電磁的な作用により相対的に回転する発電可能な対回転子電動機と、
前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と
を備える駆動装置。 - 内燃機関を有する駆動装置の制御方法であって、
前記内燃機関の所定の運転停止要求がなされたときには第1の回転数で該内燃機関が一時的に自立運転するよう該内燃機関を制御すると共に該内燃機関を一時的に自立運転させた後に該内燃機関が運転停止するよう該内燃機関を制御する運転停止制御を実行し、前記内燃機関の運転停止を伴わない所定の自立運転要求がなされたときには前記第1の回転数よりも大きい第2の回転数で該内燃機関が自立運転するよう該内燃機関を制御する自立運転制御を実行する
駆動装置の制御方法。
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- 2005-02-23 JP JP2005046963A patent/JP2006233799A/ja active Pending
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