JP4252329B2 - ラップフィルム用収納体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品を包装する際に使用される粘着性を有するラップフィルムがロール状に巻かれて収納されるラップフィルム用収納体に関するものであり、引き出されたラップフィルムの先端部が収納体本体に引き込まれたりすることがなく、また収納体本体の外部に引き出されたラップフィルムに皺が生じ難く、更に収納体本体の外面に付着したラップフィルムを容易に剥がすことができると共に、ラップフィルムを使いきった後には鋼製切断刃を取り除くだけで従来のラップフィルム用収納体と同様に再生紙原料として再利用可能なラップフィルム用収納体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食品を包装する粘着性を有するラップフィルムは家庭用及び業務用として広く使用されており、一般には紙管から成るコアの周囲にロール状に巻かれたラップフィルムが略直方体状の板紙製の収納体本体の上方開口部の長手方向と平行な一方の側縁に蓋体が起状自在に連接されているラップフィルム用収納体内に収められていて、この収納体本体の上方開口部から引き出されたラップフィルムは蓋体の前記一方の側縁と反対側に設けられており収納体本体の前板と略当接する掩蓋片の端縁に露出し掩蓋片の裏面に重着されている鋼製切断刃によって切断されて使用されるのである。
【0003】
しかしながら、ラップフィルム用収納体内のコアに巻き付けられている部分はその粘着力によって略一体化しているので、使用するためにコアから引き出されたラップフィルムにはコアと引き出されられている先端部分間に張力が作用しているため、鋼製切断刃によって切断されたラップフィルムの先端部は前記張力によって収納体本体内に引き込まれ易く、次に使用する際にラップフィルムを引き出すのに苦労することが多い。
【0004】
更に、引き出されたラップフィルムがたわむとラップフィルム同士の接触した部分が付着して皺が生じ易く、またラップフィルムが収納体本体の前板に付着すると剥がし難い等の問題も生じる。
【0005】
このような各問題に対して、収納体本体の前板に付着するラップフィルムを剥がし易くしたものとしては、収納部の外面で且つ切断部材により切断されて収納部内に残ったラップフィルムの先端が位置する部分に、凹部が形成されているラップフィルムの収納ケースがある(例えば、特許文献1参照。)。このラップフィルムの収納ケースでは、外面に凹部が設けられていてラップフィルムが収納部の外面の全幅に渡って付着することを防ぐことができるから剥がし易いが、凹部とラップフィルムとの間にできる空間内でラップフィルムがたわんで皺が生じ易く異物も付着し易いという欠点がある。
【0006】
またラップフィルムに皺を生じさせないようにしたものとしては、ラップフィルムの全幅にわたる直線の部材を上蓋の前部壁下端から下方に平行な間隔をあけて上蓋から設け、上蓋を閉めて親指で上蓋の前部壁を押さえたときにはラップフィルムの全幅が前面板に取り付けたスポンジなどの弾性体を介して挟んで保持し、上蓋を開けたときにはラップフィルムを挟まないようにし、該間隙でラップフィルムをカッターナイフで切断するラップフィルムの収納ケースがある(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、このラップフィルムの収納ケースでは、ラップフィルムを全幅にわたって挟持する長い部材を装着しなければならず、またカッターナイフで切断するなど大変煩雑な操作が必要であるという欠点がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−301660号公報
【特許文献2】
特開2002−362546号公報
【0008】
また、使用を終えたラップフィルム用収納体の処分も大きな問題となっており、ラップフィルム用収納体が鋼製切断刃を取り外しただけで簡単に紙と金属とに仕分けできると紙の部分は再生紙原料として再利用可能になるので好ましいが、着脱できないような金属製又はプラスッチク製の特殊な部品が固定されていたり、ラップフィルムが当接する部分に特殊な塗装が施されていたりすると処分が難しくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記の問題に鑑み、引き出されたラップフィルムの先端部が収納体本体に引き込まれることがなく、また収納体本体の外部に引き出されたラップフィルムに皺が生じ難く、収納体本体の外面に付着したラップフィルムを容易に剥がすことができ、ラップフィルムを使いきった後には鋼製切断刃を取り除くだけで従来のラップフィルム用収納体と同様に再生紙原料として再利用可能なラップフィルム用収納体を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者は前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ロール状に巻かれた粘着性を有するラップフィルムが収納される収納体本体に、収納体本体の上方の開口部を覆う天板と、収納体本体の前板と略当接する掩蓋片と、掩蓋片に切り離し線を介して連接されている開封片と、掩蓋片の裏面に重着されている鋼製切断刃とを備えている蓋体が連接されているラップフィルム用収納体において、収納体本体の前板の上下方向の中心線よりも少なくとも前記開口部と反対側の側縁に近い所定位置に帯状磁石体の両端部が挿入される開口用押込み部を設ければ、挿入された帯状磁石体の両端部がラップフィルムに当って収納されているラップフィルムを破損させる危険性がなく、その開口用押込み部に両端部を挿入されて収納体本体の前板に装着される帯状磁石体の帯状磁石によって掩蓋片の裏面に重着されている鋼製切断刃が常に引き付けられた状態となり、ラップフィルムが収納体本体の前板と掩蓋片との間で確実に挟持されるから、ラップフィルムの先端部が収納体本体に引き込まれたり、収納体本体の外部に引き出されたラップフィルムがたわんで皺が生じたりすることがなく、また帯状磁石体はその両端部が開口用押込み部から収納体本体内部へ向けて傾斜した状態で挿入されるので収納体本体の前板には帯状磁石体が凸状に装着されるため、開口用押込み部近傍でラップフィルムと帯状磁石体との間に僅かな隙間が生じるからその隙間からラップフィルムを容易に剥がすことができ、更にラップフィルム用収納体には着脱自在な帯状磁石体を装着するための開口用押込み部が設けられているだけで特殊な部材などは装着されていないから、ラップフィルムを使いきった後には鋼製切断刃を取り除くだけで再生紙原料として再利用可能な状態にできることを究明して本発明を完成したのである。
【0011】
即ち本発明は、ロール状に巻かれた粘着性を有するラップフィルムが収納される収納体本体の上方開口部の長手方向と平行な一方の側縁に起状自在に連接されている蓋体が、開口部を覆う天板と、天板の前記一方の側縁と反対側の側縁に連接されて収納体本体の前板と略当接する掩蓋片と、掩蓋片に切り離し線を介して連接されている開封片と、開封片が切り取られた際に掩蓋片の前記天板と反対側の端縁に露出する掩蓋片の裏面に重着されている鋼製切断刃とを備えているラップフィルム用収納体において、
該収納体本体の前板の上下方向の中心線よりも少なくとも前記開口部と反対側の側縁に近く且つ長手方向の両端から略等距離の位置に帯状磁石体の両端部が挿入される開口用押込み部が、該開口用押込み部にその両端部が挿入されて該前板の外面に装着された該帯状磁石体の帯状磁石が該前板と略当接した該掩蓋片によってその幅の1/3〜1/2覆われた状態に装着される部位に設けられていることを特徴とするラップフィルム用収納体に関するものである。
【0012】
また開口用押込み部が、前板の長手方向に垂直な折り込み線部と、折り込み線部の終端から前板の長手方向の端部方向に略円弧状に設けられたミシン目部とから成ると、開口用押込み部を指などで押し込んでミシン目部を破断させるだけで帯状磁石体が簡単に装着できるようになるので好ましく、更に前板の長手方向に垂直な折り込み線部の長さが15〜20mmで、開口用押込み部同士の最も離れた部分間の距離が165〜172mmであると、本出願人等が先に開発した帯状磁石体が容易に装着できて好ましいことも究明したのである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明に係るラップフィルム用収納体について詳細に説明する。
図1は本発明に係るラップフィルム用収納体の1実施例の斜視説明図、図2は図1におけるラップフィルム用収納体の開封片を取り除いた状態を示す斜視説明図、図3は図2におけるラップフィルム用収納体の蓋体を起状させた状態を示す斜視説明図、図4は図3におけるラップフィルム用収納体に帯状磁石体を装着した状態を示す斜視説明図、図5は図4におけるラップフィルム用収納体の蓋体を閉じた状態を示す斜視説明図、図6は図5におけるラップフィルム用収納体の長手方向中央部の拡大端面説明図である。
【0014】
図面中、1は紙管から成るコアにロール状に巻かれた粘着性を有するラップフィルムが収納される収納体本体であり、上方開口部1aが設けられている。この収納体本体1が板紙で製作されているので、後述する開口用押込み部3の加工が容易で、また軽くて丈夫な上にラップフィルムを使いきった後には鋼製切断刃を取り除くだけで再生紙原料として再利用可能な状態にすることができるのである。
【0015】
2は前記収納体本体1の上方開口部1aの長手方向と平行な一方の側縁に起状自在に連接されている蓋体である。この蓋体2は、開口部1aを覆う天板2aと、天板2aの前記一方の側縁と反対側の側縁に連接されて収納体本体1の前板1bと略当接する掩蓋片2bと、この掩蓋片2bの天板2aと反対側に切り離し線2cを介して連接されている開封片2dと、開封片2dが切り取られた際に掩蓋片2bの前記天板2aと反対側の端縁に露出する掩蓋片2bの裏面に重着されている鋼製切断刃2eとを備えている。
【0016】
3は前記収納体本体1の前板1bの上下方向の中心線 1c よりも少なくとも上方開口部 1a と反対側の側縁に近く且つ長手方向の両端から略等距離の位置に帯状磁石体の両端部が挿入される開口用押込み部であり、この開口用押込み部3にその両端部が挿入されて前板1bの外面に装着された帯状磁石体の帯状磁石が前板1bと略当接した掩蓋片2bによってその幅の1/3〜1/2覆われた状態に装着される。このように開口用押込み部3が前記収納体本体1の前板 1b の上下方向の中心線 1c よりも少なくとも上方開口部 1a と反対側の側縁に近い位置に設けられることによって、ロール状に巻かれたラップフィルムと前板 1b との間隔が最も狭い部位である前板 1b の中心線 1c 近傍に帯状磁石体の両端部が挿入されることがないため、挿入された帯状磁石体の両端部がラップフィルムに当って収納されているラップフィルムを破損させる危険性がないのである。また、掩蓋片2bによって帯状磁石体の帯状磁石がその幅の1/3〜1/2覆われた状態で装着される部位に開口用押込み部3が設けられる理由は、掩蓋片2bによって覆われる帯状磁石の幅が1/3より小さいと、掩蓋片2bの裏面に重着されている鋼製切断刃2eと帯状磁石との重なる部分が少なくなるので帯状磁石が鋼製切断刃2eを充分に引き付けることができなくなるからであり、一方、掩蓋片2bによって覆われる帯状磁石の幅が1/2より大きいと、開口用押込み部3にその両端部が挿入されて前板1bの外面に装着された帯状磁石体の上端が収納体本体1の上方開口部1aに近接することになるため板2aを閉鎖させた際に掩蓋片2bの天板2a側が帯状磁石体と接触して掩蓋片2bが変形乃至破損する危険性があるからである。
【0017】
また開口用押込み部3が、前板1bの長手方向に垂直な折り込み線部3aと、折り込み線部3aの終端から前板1bの長手方向の端部方向に略円弧状に設けられたミシン目部3bとから成ると、開口用押込み部3を指などで押し込んでミシン目部3bを破断させるだけで帯状磁石体が簡単に装着できるようになるだけでなく、開口用押込み部3は完全に切り取られることなく折り込み線部3aから収納体本体1側に押し込まれた状態になるから帯状磁石体が収納体本体1に深く入りすぎることを抑制する効果もある。
【0018】
更に、前板1bの長手方向に垂直な折り込み線部3aの長さが15〜20mmで、開口用押込み部3,3同士の最も離れた部分間の距離が165〜172mmであると、本出願人等が先に開発した帯状磁石体(発売元:(株)クレシア,商品名:くっつくん)が容易に装着できて好ましいのである。
【0019】
またラップフィルムとしては、一般的には15cm,22cm,30cm及び45cmの幅のものが利用されているが、本発明に係るラップフィルム用収納体はこれらのラップフィルムだけでなく様々な幅や長さのラップフィルムに対しても利用できるから、ラップフィルム用収納体自体の大きさは特に限定されるものではない。なお、本発明に係るラップフィルム用収納体に装着される帯状磁石体としては、その帯状磁石が前板1bの長手方向の長さに対して1/2〜4/5程度の長さであると、ラップフィルムを鋼製切断刃2eとの間で充分な長さで確実に挟持できてより好ましい。
【0020】
このような構成を有する本発明に係るラップフィルム用収納体は、図1に示す如く開口用押込み部3が掩蓋片2b及び開封片2dによって覆われていて外部から見えない状態になっており、この開封片2dを切り離し線2cで切り取ることによって図2の如く掩蓋片2bの裏面に重着されている鋼製切断刃2eの刃先が露出し、開口用押込み部3の一部が外部から見えるようになるのである。次に、蓋体2を起状させると図3に示すように折り込み線部3aとミシン目部3bとから成る開口用押込み部3の全体が外部から見えるようになり、この開口用押込み部3のミシン目部3bを指や帯状磁石体の端部を使って収納体本体1の内部へ押し込んで破断させ、帯状磁石体を装着すると図4のようになるのである。その後、ラップフィルムを引き出して蓋体2を閉じれば、帯状磁石体の帯状磁石がラップフィルムを介して鋼製切断刃2eを引き付けて、図5及び図6に示すようにラップフィルムが収納体本体1の前板1bに装着された帯状磁石体の帯状磁石と掩蓋片2bの裏面に重着されている鋼製切断刃2eとの間で皺が生じない状態で挟持され且つ引き出されたラップフィルムの先端部が収納体本体1に引き込まれたりすることがなく、しかも収納体本体1の外面に付着したラップフィルムを容易に剥がすことができる状態となるのである。
【0021】
このラップフィルム用収納体から実際にラップフィルムを引き出して使用するには、先ず蓋体2を起状させる。この際、帯状磁石体はその両端部が開口用押込み部3に前板1bの外面側から収納体本体1内部へ向けて傾斜した状態で挿入されているので、開口用押込み部3近傍で引き出されたラップフィルムと帯状磁石体との間に僅かに隙間ができるから、この部分からラップフィルムを剥がして所定長さまで引き出し、次にラップフィルムを引張った状態で蓋体2を閉じことによって帯状磁石体の帯状磁石が鋼製切断刃2eを引き付けた状態にして、ラップフィルムと鋼製切断刃2eとを密着させてラップフィルムを切断するのである。切断後、収納体本体1側に残ったラップフィルムはその先端部が鋼製切断刃2eの裏側に重なるように位置してラップフィルムが殆ど外部から見えないような状態になるから、長期間使用しないような場合であっても埃等が付着することが殆どない。その後、ラップフィルムを再び使用するには、前記操作と同じ操作を繰り返せばよいのである。
【0022】
【発明の効果】
以上に詳述したように本発明に係るラップフィルム用収納体は、ロール状に巻かれた粘着性を有するラップフィルムが収納される収納体本体の上方開口部の長手方向と平行な一方の側縁に起状自在に連接されている蓋体が、開口部を覆う天板と、天板の前記一方の側縁と反対側の側縁に連接されて収納体本体の前板と略当接する掩蓋片と、掩蓋片に切り離し線を介して連接されている開封片と、開封片が切り取られた際に掩蓋片の前記天板と反対側の端縁に露出する掩蓋片の裏面に重着されている鋼製切断刃とを備えているラップフィルム用収納体において、収納体本体の前板の上下方向の中心線よりも少なくとも前記開口部と反対側の側縁に近く且つ長手方向の両端から略等距離の位置に帯状磁石体の両端部が挿入される開口用押込み部が、開口用押込み部にその両端部が挿入されて前板の外面に装着された帯状磁石体の帯状磁石が該前板と略当接した掩蓋片によってその幅の1/3〜1/2覆われた状態に装着される部位に設けられているから、挿入された帯状磁石体の両端部がラップフィルムに当って収納されているラップフィルムを破損させる危険性がなく、蓋体を閉じた状態では収納体本体の前板に装着される帯状磁石体の帯状磁石によって掩蓋片の裏面に重着されている鋼製切断刃が常に引き付けられた状態となり、ラップフィルムが収納体本体の前板と掩蓋片との間で確実に挟持されるから、ラップフィルムの先端部が収納体本体に引き込まれたり、収納体本体の外部に引き出されたラップフィルムがたわんで皺が生じたりすることがなく、また帯状磁石体はその両端部が開口用押込み部から収納体本体内部へ向けて傾斜した状態で挿入されるので収納体本体の前板には帯状磁石体が凸状に装着されるため、開口用押込み部近傍でラップフィルムと帯状磁石体との間に僅かな隙間が生じるからその隙間からラップフィルムを容易に剥がすことができ、更にラップフィルム用収納体には着脱自在な帯状磁石体を装着するための開口用押込み部が設けられているだけで特殊な部材などは装着されていないから、ラップフィルムを使いきった後には鋼製切断刃を取り除くだけで従来のラップフィルム用収納体と同様に再生紙原料として再利用可能なのである。
【0023】
また開口用押込み部が、前板の長手方向に垂直な折り込み線部と、この折り込み線部の終端から前板の長手方向の端部方向に略円弧状に設けられたミシン目部とから成る態様では、開口用押込み部を指などで押し込んでミシン目部を破断させるだけで帯状磁石体が簡単に装着できるようになるだけでなく、開口用押込み部は完全に切り取られることなく折り込み線部から収納体本体側に押し込まれた状態になるから帯状磁石体が収納体本体に深く入りすぎることを抑制する効果があり、更に折り込み線部の前板の長手方向に垂直な長さが15〜20mmで、開口用押込み部同士の最も離れた部分間の距離が165〜172mmである態様では、本出願人等が先に開発した帯状磁石体が容易に装着できるのである。
【0024】
このような種々の効果を奏する本発明に係るラップフィルム用収納体の工業的価値は非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るラップフィルム用収納体の1実施例の斜視説明図である。
【図2】 図1におけるラップフィルム用収納体の開封片を取り除いた状態を示す説明用斜視図である。
【図3】 図2におけるラップフィルム用収納体の蓋体を起状させた状態を示す斜視説明図である。
【図4】 図3におけるラップフィルム用収納体に帯状磁石体を装着した状態を示す斜視説明図である。
【図5】 図4におけるラップフィルム用収納体の蓋体を閉じた状態を示す斜視説明図である。
【図6】 図5におけるラップフィルム用収納体の長手方向中央部の拡大端面説明図である。
【符号の説明】
1 収納体本体
1a 開口部
1b 前板
2 蓋体
2a 天板
2b 掩蓋片
2c 切り離し線
2d 開封片
2e 鋼製切断刃
3 開口用押込み部
3a 折り込み線部
3b ミシン目部

Claims (3)

  1. ロール状に巻かれた粘着性を有するラップフィルムが収納される収納体本体(1)の上方開口部(1a)の長手方向と平行な一方の側縁に起状自在に連接されている蓋体(2)が、該開口部(1a)を覆う天板(2a)と、該天板(2a)の前記一方の側縁と反対側の側縁に連接されて該収納体本体(1)の前板(1b)と略当接する掩蓋片(2b)と、該掩蓋片(2b)に切り離し線(2c)を介して連接されている開封片(2d)と、該開封片(2d)が切り取られた際に該掩蓋片(2b)の前記天板(2a)と反対側の端縁に露出する該掩蓋片(2b)の裏面に重着されている鋼製切断刃(2e)とを備えているラップフィルム用収納体において、
    該収納体本体(1)の前板(1b)の上下方向の中心線よりも少なくとも前記開口部 (1a) と反対側の側縁に近く且つ長手方向の両端から略等距離の位置に帯状磁石体の両端部が挿入される開口用押込み部(3)が、該開口用押込み部(3)にその両端部が挿入されて該前板(1b)の外面に装着された該帯状磁石体の帯状磁石が該前板(1b)と略当接した該掩蓋片(2b)によってその幅の1/3〜1/2覆われた状態に装着される部位に設けられていることを特徴とするラップフィルム用収納体。
  2. 開口用押込み部(3)が、前板(1b)の長手方向に垂直な折り込み線部(3a)と、該折り込み線部(3a)の終端から該前板(1b)の長手方向の端部方向に略円弧状に設けられたミシン目部(3b)とから成る請求項1に記載のラップフィルム用収納体。
  3. 前板(1b)の長手方向に垂直な折り込み線部(3a)の長さが15〜20mmで、開口用押込み部(3,3)同士の最も離れた部分間の距離が165〜172mmである請求項2に記載のラップフィルム用収納体。
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