JP3019241U

JP3019241U - ラップフィルム取り出し器

Info

Publication number: JP3019241U
Application number: JP1995002475U
Authority: JP
Inventors: 国充扇塚
Original assignee: 国充扇塚
Priority date: 1995-02-21
Filing date: 1995-02-21
Publication date: 1995-12-12
Anticipated expiration: 2001-02-21

Abstract

(57)【要約】【目的】食品保護包装用などに用いられているラップ
フィルムを、ラップの入った箱、又は容器から、容易
に、且つ、無駄無く取り出すための器具。【構成】取り出し板（１）に離着接着材（２）を設け
たラップフィルム取り出し器。又、ラップフィルム取り
出し器に、磁石光（３）又は、磁石の作用を受ける鉄板
等（４）を設けたラップフィルム取り出し器。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は食品保護包装用に用いられているラップフィルム（以下ラップ）を、ラップの入った箱、或は、容器から容易に取り出すための器具である。

【０００２】

【従来の技術】

ラップは非常に薄く、食器皿などの容器に入った食品などを保護するため包む場合、このラップをラップの入った箱、又は、容器から取り出すには、片手にラップの入った箱を持ち、他方の片手の指先にて摘み取り出している。

【０００３】又、ラップは非常に薄く、柔らかく、ラップ同志がくっつき易いのもあり、片手の指先で摘むことの出来ない両端部分は下方に折れ曲がり、それがわずかな空気の抵抗で折れ曲がったり、両端部分でラップ同志がくっついたりし、この部分が食器皿などの容器を包む時、支障になったり無駄になったりしている。

【０００４】又、この非常に薄いラップ自体をラップが入った容器から指先で摘み取り出すのも容易でなく不便さを感じている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

ラップが入った容器からラップを取り出す時、ラップの両端部分が下方に折れ曲がらないようにし、無駄無くラップを取り出せる事。

【０００６】非常に薄いラップ自体をラップが入った容器から容易に取り出せる事。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を達成するために、ラップの幅に相当の取り出し板に剥離接着材を設ける。

【０００８】又、取り出し板の中に磁石、又は、磁石の作用を受ける鉄板等を設けても良い。

【０００９】本考案のラップ取り出し器の材料は合成樹脂板や金属板等でも良いが使用済み後、塵となった場合環境問題を鑑みて厚めの紙を使用しても目的は達成される。尚、ラップ取り出し器を握り易いように折り目線を設け、取手に角度を付け易いようにしておくか、前以て角度を付けておくと良い。

【００１０】

【作用】

上記のように構成されたラップ取り出し器の剥離接着材の面を、ラップ収納容器にあるラップ面に押し当て密着させることによりラップの端から端まで剥離接着材がラップに接着し、ラップの端部に折れ曲がりを与えず無駄無く、且つ、容易にラップを取り出す事が出来る。

【００１１】取り出したラップからラップ取り出し器を離すときは、ラップ面と取り出し板の剥離接着材の面に角度を与えてラップ取り出し器を引けばラップは剥離する。

【００１２】又、ラップ収納容器とラップ取り出し器の双方の中に、磁石、又は、磁石の作用を受ける鉄板等を設ければ、ラップをラップ収納容器と取り出し板で挟むようになり、取り出し板の剥離接着材をラップの幅全体に密着させる事が出来ると共に、ラップ取り出し器を常に、ラップ収納容器との一対を保つ事が出来、ラップ取り出し器の紛失を防ぐ事が出来る。

【００１３】又、ラップ収納容器のラップカッターのラップ巻き側に剥離接着材を少量設けることにより、ラップをカットした後、ラップの切り口部分がこの剥離接着剤に接着し、ラップの巻き戻りを防ぐ事が出来る。

【００１４】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明すると、図１〜図２は、請求項１のラップ取り出し器の取り出し板（１）に剥離接着材（２）を設け、このラップ取り出し器の素材に厚手の紙を使用した場、合折り目線（５）を設けたラップ取り出し器の実施例。

【００１５】図３〜図８は請求項２のラップ取り出し器とラップ収納容器（７）に磁石（３）又は、磁石の作用を受ける鉄板等（４）を設けた概略図と、本考案のラップ取り出し器の使用例図。

【００１６】図９〜図１０は市販されている、あるメーカーのラップ収納容器（７）と、請求項１のラップ取り出し器の使用実施例図。

【００１７】

【考案の効果】

本考案の効果として、構造は簡素で、無駄無く、容易にラップを取り出すことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１の平面実施例図。

【図２】請求項１の断面実施例図。

【図３】請求項２の平面実施例図。

【図４】請求項２の断面実施例図。

【図５】ラップ入れ容器の平面概略図。

【図６】ラップ入れ容器の正面概略図。

【図７〜図８】ラップ入れ容器と請求項２の側断面概略
図。

【図９〜１０図】あるメーカーの市販ラップ容器と請求
項１の側断面概略図。

【符号の説明】

１取り出し板２剥離接着材３磁石４鉄板等５折り目線６取り手７ラップフィルム入れ容器８ラップフィルム９ラップカッター

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】取り出し板（１）に剥離接着材（２）を
設けたラップフィルム取り出し器。
【請求項２】請求項１のラップフィルム取り出し器
に、磁石（３）又は、磁石の作用を受ける鉄板等（４）
を設けたラップフィルム取り出し器。