JP2000062842A - 調理用シート物品 - Google Patents

調理用シート物品

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JP2000062842A
JP2000062842A JP10234330A JP23433098A JP2000062842A JP 2000062842 A JP2000062842 A JP 2000062842A JP 10234330 A JP10234330 A JP 10234330A JP 23433098 A JP23433098 A JP 23433098A JP 2000062842 A JP2000062842 A JP 2000062842A
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sheet material
roll
shaped sheet
cooking
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JP10234330A
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Isao Sato
▲功▼ 佐藤
Jun Sato
潤 佐藤
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Showa Marutsutsu Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Showa Marutsutsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】箱体へ詰め替えて使用する操作を簡単に行うこ
とのできる調理用シート物品の提供を図る。 【解決手段】ロール状シート物2と、ロール状シート物
2の全体を包装したシート状の包装体3とを備える。包
装体3は、後端がロール状シート物2の巻き終端2aに
粘着されている。又、包装体3の左右両端部各々には、
切り離し手段としてのリボンテープ31、31が設けら
れており、このリボンテープ31、31を引っ張り操作
することによりリボンテープ31、31によって包装体
3の左右両端部を切り離した状態で箱体に入れて包装体
3の前端側を引っ張り操作すれば、包装体3を円滑に箱
体の外に引き出すことができるとともに、包装体3に続
いてロール状シート物2の巻き終端2aを箱体の外に引
き出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、合成樹脂製フィ
ルム、アルミ製箔、不織布等の布製、或いは紙製等の調
理に使用される調理用シート物品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、合成樹脂フィルムやアルミ箔
等の調理に使用されるシート物を、円筒状の巻芯に順次
巻回してロール状シート物とし、これを紙製等の箱体に
収納して販売・使用されているものが知られている。そ
して、使用に際しては、ロール状シート物の巻き終端を
箱体の外に引っ張り操作し、ロール状シート物を任意な
量だけ、箱体の外に引き出しカットして使用する。しか
し、このような従来のものは、箱体が十分使用可能な状
態である場合でも、調理用シート物を使い終えると廃棄
処分されることになる。そのため、箱体のコストも調理
用シート物に付加されたものとなり、その結果、調理用
シート物がコスト高になっているという課題がある。そ
こで、この課題を解決するものとして、例えば特開平7
−165257号公報に、箱体に詰め替えできるように
したラップフィルムの緊縮包装体の製造方法が提案され
ている。この方法は、巻芯に巻回したロール状シート物
の外部を、合成樹脂シートの包装体で覆い、その後、こ
れを100°C以下の温度で加熱して熱収縮させること
によりロール状シート物を包装するようにした方法であ
る。ところが、この特開平7−165257号公報のよ
うに、包装体でロール状シート物の外部を覆った場合、
箱体に詰め替えて使用するに際しては、ロール状シート
物から包装体を剥がした後、箱体に入れなければなら
ず、面倒なものである。しかも、包装体を剥がした後の
ロール状シート物を手で把持しながら箱体に入ればけれ
ばならず、手に付着した菌がロール状シート物に着いて
しまうおそれが生じる。又、包装体を外して箱体に入れ
た後の調理用シート物の巻き終端を、引っ張り操作でき
るように箱体の外に出さなければならない。しかも、そ
の際、巻き終端がロール状シート物の外周にくっつく等
して箱体の外に出し難い場合もあり、巻き終端を箱体の
外に取り出す操作が面倒なものである。一方、例えば実
用新案登録第3019241号公報には、取り出し板の
一端側に接着部を設け、この接着部を、箱体に入れた調
理用シート物の巻き終端に接着できるようにして調理用
シート物の巻き終端における幅方向の全体を箱体の外に
取り出し易くしたラップフィルム取り出し器が提案され
ている。しかしながら、このようなラップフィルム取り
出し器を設けた箱体に、上記のような包装体で外部を覆
ったロール状シート物を詰め替えて使用したとしても、
上述したと同様に、一旦、手で包装体をロール状シート
物から剥がした後、箱体に入れなければならず、しか
も、包装体を外して箱体に入れた後の調理用シート物の
巻き終端を、ラップフィルム取り出し器を操作して箱体
の外に引き出さなければならない。従って、このような
ラップフィルム取り出し器を設けた箱体を利用したとし
ても、包装体で外部を覆ったロール状シート物を詰め替
えて使用する詰め替え操作を簡素化できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、以上の実
情に鑑み提案されたもので、箱体へ詰め替えて使用する
操作を簡単に行うことのできる調理用シート物品の提供
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は、以下の特徴
を有する調理用シート物品を提供することにより上記課
題を解決する。本願第1発明に係る調理用シート物品
は、調理用シート物20を巻芯21に巻回したロール状
シート物2と、ロール状シート物2を包装した包装体3
とを備える。又、包装体3の少なくとも一端側とロール
状シート物2の巻き終端側2aとが接続されることによ
り、包装体3の他端側の引っ張り操作に伴って、包装体
3がロール状シート物2から剥されるとともに、ロール
状シート物2の巻き終端側2aが包装体3の後端に続い
て引き出されるようになされたものである。
【0005】本願第2発明に係る調理用シート物品は、
本願第1発明の調理用シート物品に係る包装体3が、ロ
ール状シート物2の幅より幅広のものから構成されるこ
とにより、ロール状シート物2の側端面及び外周面の全
体が包装され封止されたものである。
【0006】本願第3発明に係る調理用シート物品は、
包装体3の幅方向の両端部に、切り離し手段31、31
が設けられ、この切り離し手段31、31によって、包
装体3におけるロール状シート物2の左右両端部を覆っ
た部分を切り離してロール状シート物2から取り除くこ
とができるようになされたものである。
【0007】以上のように構成された本願第1発明の調
理用シート物品においては、包装体3の少なくとも一端
側とロール状シート物2の巻き終端側2aとが接続した
ものとする。こうすることにより、包装体3の他端側の
引っ張り操作に伴って、包装体3をロール状シート物2
から剥すことができるとともに、ロール状シート物2の
巻き終端側2aを包装体3の後端に続いて引き出すこと
ができる。従って、この調理用シート物品を、例えば箱
体5に詰め替えて使用する場合には、箱体5に入れた
後、包装体3の他端側の引っ張り操作するだけで良く、
これにより、包装体3をロール状シート物2から剥しな
がら箱体5の外に取り出すことができるとともに、ロー
ル状シート物2の巻き終端側2aを包装体3の後端に続
いて自然と箱体5の外に引っ張り出すことができる。
【0008】本願第2発明の調理用シート物品において
は、ロール状シート物2の幅より幅広のものから構成し
てロール状シート物2の側端面及び外周面の全体を包装
したものとする。こうすることにより、運搬等の取り扱
いや保管に際してロール状シート物2に手や埃が接触す
ることがなく、衛生的なものにしておくことができる。
【0009】本願第3発明の調理用シート物品において
は、包装体3の幅方向の両端部に設けた切り離し手段3
1、31によって、包装体3におけるロール状シート物
2の左右両端部を覆った部分を切り離して取り除く。こ
れにより、包装体3を、ロール状シート物2の外周面を
巻回して覆っただけの状態にできる。従って、この状態
から箱体5内に収納して使用するようにすれば、包装体
3を引っ張り操作すれば、包装体3を、ロール状シート
物2から簡単に巻き解いて箱体5の外に引っ張り出すこ
とができる。しかも、その際、包装体3の左右の端部が
箱体5の内側面に当たることなく、円滑に行うことがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図を基に本願発明の一実施
形態を具体的に説明する。図1は、本願発明の一実施形
態の調理用シート物品の斜視図であり、図2は、ロール
状シート物から包装体を引き出した状態の斜視図であ
る。
【0011】本願発明の調理用シート物品1は、図2に
示すようにロール状シート物2と、ロール状シート物2
を包装したシート状の包装体3とを備えている。
【0012】ロール状シート物2は、合成樹脂フィル
ム、アルミ箔等の調理用シート物20が、前端側から順
次円筒状の巻芯21に巻回されることによりロール状に
形成されている。
【0013】包装体3は、フィルムや紙等のシート状の
ものからなる。この包装体3の左右幅は、調理用シート
物20の幅よりも幅広で、展開状態の前後の長さがロー
ル状シート物2の外周長さより長いものから構成される
ことにより、ロール状シート物2の左右の両側端面及び
外周の全体を覆えるようになされている。包装体3の前
端には、この包装体3を操作する操作部35が前方側に
突設されている。又、包装体3の左右両端部各々には、
切り離し手段が備えられている。この切り離し手段は、
包装体3における左右の端部側の一部を切り離すための
もので、この実施形態では、包装体3とは別体の細幅状
のリボンテープ31、31を、包装体3に付設したもの
から構成している。詳しくは、リボンテープ31、31
は、包装体3の裏面3bにおける左右の両端部各々に、
調理用シート物20の幅より狭い間隔を隔てて調理用シ
ート物20の左右の端部各々の内側に、展開状態におけ
る包装体3の前後方向に伸ばされて左右に並設されて接
着されている。又、各リボンテープ31、31の前端
は、包装体3の前端から突設されることにより、開封タ
ブ32、32をなしており、この開封タブ32、32
を、包装体3の表面3a側に折り返すようにして引っ張
り操作することにより、包装体3におけるリボンテープ
31、31に接着された部分をリボンテープ31、31
によって切断して包装体3の左右両端部を切り離すこと
ができる。
【0014】これらの包装体3の後端側と、ロール状シ
ート物2の巻き終端2aとは、接続手段によって接続さ
れている。この実施形態における接続手段は、包装体3
の表面3aにおける後端部に設けた粘着部33から構成
している。この粘着部33は、前後方向に線状に伸ばし
た線状粘着部33a…33aを、幅方向に複数、並設し
たものからなる。そして、この粘着部33が、ロール状
シート物2の巻き終端2aに粘着されることにより、両
者が接続されるとともに、粘着部33からロール状シー
ト物2の巻き終端2aを適宜引き剥がすことができるよ
うになされている。
【0015】そして、このようにしてロール状シート物
2の巻き終端2aに接続された包装体3は、図3に示す
ようにロール状シート物2の外周に、後端側から巻かれ
ることによりロール状シート物2の外周面を覆い、又、
ロール状シート物2の左右両端からはみ出した包装体3
の左右の両端部が径内側に折り曲げられることによりロ
ール状シート物2の左右両側端面を覆っている。また、
この実施形態では、ロール状シート物2の左右両側端面
を覆った包装体3の左右の両端部各々に、円形状の封止
用シート体4、4を接着し、包装体3の両端部各々を封
止して、図1に示すような調理用シート物品1としてい
る。
【0016】次に、このように構成された本願発明の調
理用シート物品1の使用方法について説明する。まず、
図4(A) に示すように調理用シート物品1の各リボンテ
ープ31、31の開封タブ32、32を引っ張り操作し
て、包装体3の左右両端部を切り離す。これにより、図
4(B) に示すようにロール状シート物2の左右両側端面
及び外周面の左右両端部が露出し、包装体3はロール状
シート物2の外周面の中央部だけを巻回して覆った状態
にできる。
【0017】この状態から、図5(A) に示すように箱体
5に入れる。この箱体5としては、従来からロール状シ
ート物を収納して販売・使用されているものを用いるこ
とができ、例えばこの図5(A) に示すように上面に開口
部52を有する直方体状の箱本体51の上端に、蓋体5
3を回動自在に取付けるとともに、箱本体51の前面下
端にカッター54を備えたものを利用できる。尚、この
箱体5は、従来から使用しているものを用いるものに限
らず、例えば合成樹脂等から本願の調理用シート物品1
の専用の箱体5を形成し、それを用いるようにしても良
い。
【0018】その後、図5(B) に示すように箱体5に入
れた調理用シート物品1における包装体3の操作部35
を把持し、箱体5の開口部52から引き出す。これによ
り、箱体5内でロール状シート物2が回動し、包装体3
の前端側から後端側にかけて順次箱体5の外に引き出す
ことができる。その際、包装体3の左右両端部をリボン
テープ31、31によって切り離して包装体3の左右の
幅をロール状シート物2の幅より幅狭にしているため、
包装体3の左端又は右端が箱体5の左右の内側面に当た
ることがなく、円滑に引き出すことができる。そして、
この包装体3の後端側の引き出しに際して、包装体3の
後端側に接続したロール状シート物2の巻き終端2aを
包装体3の後端に続いて箱体5の外に引っ張り出すこと
ができる。その後、図5(C) に示すように包装体3の後
端とロール状シート物2の巻き終端との粘着を外す。粘
着を外した後は、包装体3の後端に粘着部33がそのま
ま残り、包装体3に接着していたロール状シート物2の
巻き終端2aは、何も付着していない綺麗な状態にでき
る。これにより、ロール状シート物2の巻き終端2aを
箱体5の外に引き出した状態にセットできる。又、包装
体3の後端から外した後のロール状シート物2の巻き終
端2aを、切断して廃棄するようなことをせずにそのま
ま使用でき、経済的なものにできる。
【0019】以上のようにすれば、ロール状シート物2
から手で包装体3を剥さなくても、包装体3で包装した
まま箱体5に入れて包装体3を引っ張り操作すれば良
く、箱体5への詰め替え操作を容易なものにできる。し
かも、ロール状シート物2に手を一切触れずに済み、衛
生的に行うことができる。
【0020】尚、本実施形態では、ロール状シート物2
の左右両側端面を、包装体3の左右の両端部各々で覆う
際に、包装体3とは別体の封止用シート体4、4を使用
して封をしているが、この形態のものに限らず、例えば
図6(A) に示すように包装体3の左右両端部に、切り込
みを入れて耳部36を形成しておき、耳部36以外の端
部を折り曲げた後、耳部36を折り曲げてその折り曲げ
た端部に重ね合わせて接着することにより、封止するよ
うにしても良く、或いは、図6(B) に示すように封止用
シート体4、4で封をすることなく、単に包装体3の左
右両端部を、径内側に折り曲げて巻芯21の筒内に入れ
るようにしておいても良い。更には、包装体3の左右の
両端部を、径内側に折り曲げてロール状シート物2の左
右両端を覆う形態のものに限らず、例えば図6(C) に示
すように端部同士を接着等させて封止するようにしても
良く、適宜変更し得る。
【0021】又、本実施形態では、包装体3の操作部3
5を、包装体3の前端の中央の一部を前方側に突設させ
るようにして把持し易いようにしているが、例えば図6
(A)(B)に示すように包装体3の前端を直線状にしておい
ても良い。又、ロール状シート物2を包装体3で包装し
た後の操作部35を、そのままにしておいても良いが、
そのままにしておくと包装後の操作部35が浮き上が
り、取扱い時等にその操作部35に他のものに当たって
操作部35から剥がれるおそれがあるので、例えば操作
部35の裏面に粘着部を設けておき、包装後の操作部3
5を、その下方側に配位した包装体3の外周面に粘着さ
せるようにし、これを防止するようにしても良い。更
に、包装体3の操作部35は、軸方向に沿わす形態のも
のに限らず、図7(A)(B)に示すように軸方向に対して螺
旋状をなすように、又は傾斜させて配位させても良い。
又、この図7(A)(B)に示すように包装体3の操作部35
の前端を波形状に形成するようにしても良く、こうする
ことにより、操作部35の前端で手を切るようなことを
防止できる。
【0022】また、切り離し手段は、包装体3にリボン
テープ31、31を付設する形態のものに限らず、例え
ば図7(C) に示すように包装体3の左右の両端部に、ミ
シン目をなすように切り込み30、30を1つ又は複
数、設けたものでも良い。又、切り離し手段によって、
切り離す包装体3の左右両端部は、包装体3と別体のも
のから構成しておいても良い。詳しくは、例えば図7
(D) に示すように包装体3を、包装本体37と、ロール
状シート物2の左右両端部各々を覆う二つの端部包装用
部材38、38と、これらを接続するテープ部材39、
39とを備えたものとする。そして、包装本体37をシ
ート状のものから構成し、ロール状シート物2の巻き終
端に接続させてロール状シート物2の中央外周に巻回す
る。一方、端部包装用部材38、38各々を、一端側を
閉ざした円筒状のものから構成し、その内部に他端から
ロール状シート物2の左、右端部各々を入れるようにす
る。そして、包装本体37と各端部包装用部材38、3
8とをテープ部材39、39で接続させておくようにす
る。又、このような切り離し手段は、設けなくても実施
できる。但し、その場合は、箱体5に入れた包装体3を
箱体5の外に引き出す際に、径内側に折り曲げた包装体
3の両端部の皺を伸ばしながら行わなければならず、し
かも、箱体5の外に引き出す際に包装体3の両端部が箱
体5の内側面に当たるため、包装体3を引き出し難くな
るので、本実施形態のような切り離し手段を設けて、包
装体3の両端部を切り離してから行うのが好ましい。
【0023】又、包装体3は、シート状のものを用いて
ロール状シート物2の外周に巻回して包装する形態のも
のに限らず、包装体3を袋状のものから構成してその内
部にロール状シート物2を入れることにより包装するよ
うにしても良い。詳しくは、例えば図8(A) に示すよう
に予め包装体3の前後の端部同士を接続した接続部34
を有する袋状のものから構成しておくとともに、その袋
状の包装体3の内面に線状粘着部33a…33aを設け
たものとし、この袋状の包装体3の内部にロール状シー
ト物2を入れて線状粘着部33a…33aでロール状シ
ート物2の外周に粘着させておく。そして、上記箱体5
に入れた後、包装体3の前端を接続部34から剥して箱
体5の外に引き出せば、ロール状シート物2の外周に粘
着した線状粘着部33a…33aが順次剥がれていき、
包装体3の後端の引き出しに伴って包装体3の後端に粘
着したロール状シート物2の巻き終端を箱体5の外に引
き出すことができる。更には、包装体3を、図8(B) に
示すようにミシン目をなす切り込み30…30を有する
シュリンクフィルムから構成してシュリンク包装するよ
うにしても良く、適宜変更できる。
【0024】一方、本実施形態では、包装体3とロール
状シート物2との接続手段として包装体3に設けた粘着
部33を採用し、複数の線状粘着部33a…33aを、
包装体3の後端部に前後方向に沿って線状に伸ばしたも
のとしているが、包装体3の前端から後端にかけての全
体に設けるようにしても良い。又、例えば図9(A) に示
すように線状粘着部33a…33aを、包装体3の全体
又は後端部に、斜め方向に伸ばすようにしても良い。更
に、線状粘着部33a…33aは、複数から構成しなく
ても少なくとも一つ設けておけば良く、又、粘着部33
は、線状粘着部33a…33aから構成する形態のもの
に限らず、例えば図9(B) に示すように包装体3の後端
部に、左右方向に所定幅で帯状に設け、又は、包装体3
の後端部の全体に設けるようにしても良い。また、接続
手段は、粘着させる形態のものに限らず、包装体3とロ
ール状シート物2と引き剥し不能に接着剤等により接着
する形態のものであっても良い。但し、引き剥し不能に
接着した場合は、包装体3をロール状シート物2から外
す際、ロール状シート物2を切断して、包装体3に接着
したロール状シート物2の巻き終端の一部を破棄処分し
なければならなくなる。従って、本実施形態のように引
き剥し可能な粘着部33を採用する方が経済的に使用で
きる点で有利である。又、図9(A)(B)のように、ロール
状シート物2の裏面に配位したものでも良い。
【0025】また、本願発明の調理用シート物品1の調
理用シート物2aは、合成樹脂製フィルム、アルミ製
箔、不織布等の布、紙、その他の調理に使用されるシー
ト物に適応できるものである。
【0026】
【発明の効果】以上、本願第1発明の調理用シート物品
は、包装体3の他端側の引っ張り操作に伴って、包装体
3をロール状シート物2から剥すことができるととも
に、ロール状シート物2の巻き終端側2aを包装体3の
後端に続いて引き出すことができ、箱体5に詰め替えて
使用する場合には、箱体5に入れた後、包装体3の他端
側の引っ張り操作するだけで良く、これにより、包装体
3をロール状シート物2から剥しながら箱体5の外に取
り出すことができるとともに、ロール状シート物2の巻
き終端側2aを包装体3の後端に続いて自然と箱体5の
外に引っ張り出すことができ、詰め替え操作容易なもの
にできる。
【0027】本願第2発明の調理用シート物品は、運搬
等の取り扱いや保管に際してロール状シート物2に手や
埃が接触することがなく、衛生的なものにしておくこと
ができる。
【0028】本願第3発明の調理用シート物品は、包装
体3の幅方向の両端部に設けた切り離し手段31、31
によって、包装体3におけるロール状シート物2の左右
両端部を覆った部分を切り離して取り除くことにより、
包装体3を、ロール状シート物2の外周面を巻回して覆
っただけの状態にでき、この状態から箱体5内に収納し
て使用するようにすれば、包装体3を引っ張り操作すれ
ば、包装体3を、ロール状シート物2から簡単に巻き解
いて箱体5の外に引っ張り出すことができる。しかも、
その際、包装体3の左右の端部が箱体5の内側面に当た
ることなく、円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態の調理用シート物品の斜
視図である。
【図2】ロール状シート物から包装体を引き出した状態
の斜視図である。
【図3】ロール状シート物に包装体を包装する際の説明
図である。
【図4】(A) は、リボンテープを操作する際の説明図、
(B) は、リボンテープを操作して包装体の左右両端部を
切り離した状態の説明図である。
【図5】(A) は、本願発明の調理用シート物品を箱体に
入れた状態の斜視図、(B) は、箱体に入れた調理用シー
ト物品の包装体を引っ張り操作して箱体の外に引き出し
た状態の斜視図、(C) は、箱体の外に引き出した包装体
を、ロール状シート物から引き剥す際の斜視図である。
【図6】包装体の他の実施形態に係り、(A) は、包装体
の端部に耳部を形成して封止した実施形態の斜視図、
(B) は、包装体の端部を折り曲げて巻芯の筒内に折り込
んだ実施形態の斜視図、(C) は、包装体の端部同士を接
着させて封止した実施形態の斜視図である。
【図7】包装体の更に他の実施形態に係り、(A) は、包
装体の操作部を、左右方向に対して漸次右上がりに配位
させた実施形態の斜視図、(B) は、包装体の操作部を、
左右方向に対して漸次左上がりに配位させた実施形態の
斜視図、(C) は、切り離し手段として切り込みを設けた
実施形態の斜視図、(D) は、切り離し手段として包装体
の左右両端部各々を別体のものから構成してテープ部材
で接続するようにした実施形態の分解斜視図である。
【図8】包装体の更に他の別の実施形態に係り、(A)
は、包装体を袋状のものから構成した実施形態の斜視
図、(B) は、シュリンクフィルムでシュリンク包装した
実施形態の斜視図である。
【図9】(A) は、包装体とロール状シート物との接続手
段の他の実施形態の斜視図、(B) は、包装体とロール状
シート物との接続手段の更に他の実施形態の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 調理用シート物品 2 ロール状シート物 2a 巻き終端 3 包装体 5 箱体 20 調理用シート物 21 巻芯 31 リボンテープ 32 開封タブ 33 粘着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 潤 大阪府大阪市中央区竜造寺町8番14号 株 式会社昭和丸筒内 Fターム(参考) 3E037 AA02 AA04 BA09 BB12 BC01 CA06 3E067 AA16 AB67 AC01 BA20A BB14A BB23A BC04A CA01 EA03 EA04 EB02 EB03 EB11 EB23 ED08 FA03 FC01 GD10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理用シート物(20)を巻芯(21)に巻回した
    ロール状シート物(2) と、ロール状シート物(2) を包装
    した包装体(3) とを備え、包装体(3) の少なくとも一端
    側とロール状シート物(2) の巻き終端側(2a)とが接続さ
    れることにより、包装体(3) の他端側の引っ張り操作に
    伴って、包装体(3) がロール状シート物(2) から剥され
    るとともに、ロール状シート物(2) の巻き終端側(2a)が
    包装体(3) の後端に続いて引き出されるようになされた
    ものであることを特徴とする調理用シート物品。
  2. 【請求項2】包装体(3) が、ロール状シート物(2) の幅
    より幅広のものから構成されることにより、ロール状シ
    ート物(2) の側端面及び外周面の全体が包装されて封止
    されたものであることを特徴とする請求項1記載の調理
    用シート物品。
  3. 【請求項3】包装体(3) の幅方向の両端部に、切り離し
    手段(31)(31)が設けられ、この切り離し手段(31)(31)に
    よって、包装体(3) におけるロール状シート物(2) の左
    右両端部を覆った部分を切り離してロール状シート物
    (2) から取り除くことができるようになされたものであ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の調理用シート
    物品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005060697A1 (de) * 2005-12-19 2007-06-21 Saint-Gobain Isover G+H Ag Verpackungseinheit, sowie Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung einer derartigen Verpackungseinheit
JP2011162231A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Asahi Kasei Home Products Kk 詰替ラップフィルム包装体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005060697A1 (de) * 2005-12-19 2007-06-21 Saint-Gobain Isover G+H Ag Verpackungseinheit, sowie Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung einer derartigen Verpackungseinheit
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