JPH08242789A - 包装体およびそれを用いたお握り - Google Patents

包装体およびそれを用いたお握り

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JPH08242789A
JPH08242789A JP7051123A JP5112395A JPH08242789A JP H08242789 A JPH08242789 A JP H08242789A JP 7051123 A JP7051123 A JP 7051123A JP 5112395 A JP5112395 A JP 5112395A JP H08242789 A JPH08242789 A JP H08242789A
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exterior film
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exterior
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Katsumi Watanabe
渡辺克己
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産効率を高めることを目的とする。 【構成】 シート状に形成した外装フィルム2の裏面上
に、一対の内装フィルム3、3を外装フィルム2の中央
部において一辺が非接着状態で重合するように載置する
とともに、重合部分を除く周縁部を外装フィルム2の周
縁部に熱融着等により接着する。外装フィルム2の裏面
側または表面側中央部には全長に渡って帯状の開封テー
プ4が貼着される。内装フィルム3、3の裏面上にお握
り用ご飯を載置し、外装フィルム2、海苔6、および内
装フィルム3、3からなる包装体1で包装する。外装フ
ィルム2の表面側にはお握り用ご飯の中身等の表示をし
たラベルが貼着される。中身の種類が異なっても共通の
包装体を使用することができるので、生産効率を高める
ことができることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は包装体およびそれを用
いたお握りに関し、特に、お握り用ご飯の中身の種類、
包装体の開封手順等の表示を簡単に施すことができると
ともに、開封が容易かつ確実な包装体およびそれを用い
たお握りに関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】一般に、コンビニエンス
ストア等で販売されているお握り等の食品にあっては、
衛生管理上の問題等から包装体によって包装された状態
で店内に陳列されるようになっている。
【0003】このような包装体にあっては、衛生管理上
の問題をクリアすることは勿論のこと、その他に消費者
が外から中身の種類の識別ができること、開封が容易で
あって取出しが容易であること等の要件も要求されるも
のである。したがって、一般には包装体の表面に中身の
種類、包装体の開封手順等の表示がグラビア印刷等の印
刷によって施されるものである。
【0004】しかしながら、グラビア印刷等の印刷によ
って包装体の表面に中身の種類等の表示を施す方法で
は、包装体の製造工程において印刷工程が必要となると
ともに、お握り用ご飯の中身の種類に応じた印刷を包装
体に施さなければならないため、包装体そのものは共通
であっても表示が変わるごとに工程を変更しなければな
らなくなり、包装体の生産効率が非常に悪くなる。
【0005】また、お握り用ご飯を包装体で包装する工
程においては、お握り用ご飯の中身の種類に応じて数種
の包装体をストックしておかなければならないため、そ
の管理に手間がかかるとともに、ストックしておくこと
によって海苔の鮮度が低下する虞もある。
【0006】さらに、包装体そのものは共通であって
も、お握り用ご飯の中身の種類に応じた包装体を使用し
なければならず、その管理に手間がかかるとともに、生
産効率が非常に悪くなる。
【0007】一方、現在市場に流通している包装体のほ
とんどのものは、開封テープを引っ張ることによって包
装体を開封するものであるが、開封テープが途中で破断
してしまって内容物を取出せない不具合が生じる場合も
あった。
【0008】この発明は前記のような従来のもののもつ
問題点を解決したものであって、お握り用ご飯の中身の
表示や開封手順の表示等を簡単に施すことができるよう
にすることによって、各工程における管理に要する手間
を少なくし、これにより包装体およびお握りの生産効率
を大幅に高めることができるとともに、開封が容易かつ
確実な包装体およびそれを用いたお握りを提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【問題点を解決するための手段】上記の問題点を解決す
るためにこの発明は、シート状をなすとともに、表裏面
の何れか一方の中央部に全長又は全幅に渡って開封手段
が施された外装フィルムと、この外装フィルムの裏面側
に積層されるとともに、外装フィルムの中央部において
一辺が非接着状態で重合され、かつ、重合部を除く周縁
部が外装フィルムの周縁部に接着される一対のシート状
の内装フィルムと、前記外装フィルムと前記一対の内装
フィルムとによって形成される袋状部内に収納されるシ
ート状の海苔とを具え、前記内装フィルムの裏面側に位
置したお握り用ご飯を前記外装フィルム、海苔および内
装フィルムで被包するようになっている包装体におい
て、前記外装フィルムの表面側の少なくとも1箇所に、
易破断性の表示ラベルを貼着した手段を採用したもので
ある。また、シート状をなすとともに、表裏面の何れか
一方の中央部に全長又は全幅に渡って開封手段が施され
た外装フィルムと、この外装フィルムの裏面側に積層さ
れるとともに、外装フィルムの中央部において一辺が非
接着状態で重合され、かつ、重合部を除く周縁部が外装
フィルムの周縁部に接着される一対のシート状の内装フ
ィルムと、前記外装フィルムと前記一対の内装フィルム
とによって形成される袋状部内に収納されるシート状の
海苔と、前記内装フィルムの裏面側に位置するととも
に、前記内装フィルム、海苔、および外装フィルムによ
って被包されるお握り用ご飯とを具えたお握りにおい
て、前記外装フィルムの表面側の少なくとも1箇所に、
易破断性の表示ラベルを貼着した手段を採用したもので
ある。さらに、前記一対の内装フィルムの重合部の少な
くとも何れか一方を、前記外装フィルムと反対方向に折
り返して二重に形成した手段を採用したものであり、前
記ラベルの周縁部に複数の切込みを設けた手段を採用し
たものであり、前記外装フィルムおよび内装フィルムの
少なくとも二隅に長手方向又は幅方向に延びる切欠部を
設けた手段を採用したものである。そして、前記切欠部
を囲む部分の外装フィルムおよび内装フィルムに複数の
切込みを設けた手段を採用したものである。
【0010】
【作用】この発明は前記のような手段を採用したことに
より、内装フィルムの裏面側に位置したお握り用ご飯
は、外装フィルム、海苔および内装フィルムで被包され
るとともに、外装フィルムの表面側には、お握り用ご飯
の中身の種類、外装フィルム、内装フィルムの開封手順
等を表示したラベルが貼着されることになる。したがっ
て、外装フィルムの表面のラベルの表示を見ることでお
握り用ご飯の中身の種類の識別等が可能となる。また、
ラベルの周縁部に設けた複数の切込み、包装体の二隅若
しくは四隅に設けた切欠部、切欠部を囲む外装フィルム
および内装フィルムの部分に設けた複数の切込みによっ
て、開封時における開封テープに作用する抵抗を少なく
することができ、開封が容易となる。
【0011】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。図1〜図3には、この発明による包装体の一
実施例が示されていて、図1は全体を示す裏面図、図2
は全体を示す表面図、図3は図1に示すもののA−A線
断面図である。
【0012】すなわち、この実施例に示す包装体1は、
シート状をなす外装フィルム2と、この外装フィルム2
の表面側又は裏面側の何れか一方(この実施例では裏面
側)の中央部に全長に渡って貼着される帯び状の開封テ
ープ4と、外装フィルム2の裏面側に積層されるととも
に、外装フィルム2の中央部において一辺が所定の幅で
非接着状態で重合され、かつ、重合部を除く周縁部が外
装フィルム2の周縁部に熱融着等によって接着される一
対のシート状の内装フィルム3、3と、一対の内装フィ
ルム3、3と外装フィルム2とによって形成される袋状
部5内に収納されるシート状の海苔6とを具えている。
【0013】前記外装フィルム2は、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等の合成樹脂フィルムからなるものである
が、合成樹脂フィルムには、一軸延伸合成樹脂フィル
ム、二軸延伸合成樹脂フィルム、無延伸合成樹脂フィル
ムが存在するので、用途に応じて適宜の特性を有するフ
ィルムを選択すればよいものである。
【0014】ここで、一軸延伸合成樹脂フィルムとは、
一方向に延伸可能な特性を有するフィルムをいい、延伸
方向に対しては引裂け容易であるがそれと直交する方向
に対しては引裂け難い特性を有し、二軸延伸合成樹脂フ
ィルムとは、直交する二方向に延伸可能な特性を有する
フィルムをいい、両方向に対して引裂け容易な特性を有
するものをいう。したがって、一軸または二軸延伸合成
樹脂フィルムを用いることにより、後述する切込み7、
7と協働して開封手段が形成されることになる。
【0015】前記開封テープ4はポリエチレン等の合成
樹脂フィルムからなるものであって、開封テープ4の端
部に対応する前記外装フィルム2の部分には、開封テー
プ4の端部に沿って所定の長さの切込み7、7が設けら
れ、この切込み7、7によって開封時に開封テープ4の
端部が掴み易くなるものである。前記切込み7、7は、
開封テープ4の一方の端部に対応する外装フィルム2の
部分に設けてもよいが、両方の端部に対応する外装フィ
ルム2の部分に設けてもよいものである。
【0016】前記一対の内装フィルム3、3は、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等の合成樹脂フィルムからなる
ものであるが、合成樹脂フィルムには前述したように、
一軸延伸合成樹脂フィルム、二軸延伸合成樹脂フィル
ム、無延伸合成樹脂フィルムが存在するので、用途に応
じて適宜の特性を有するフィルムを選択すればよいもの
である。
【0017】前記一対の内装フィルム3、3の重合部
は、図3に示すように、両内装フィルム3、3の一辺ど
うしを互いに所定の幅で重ね合わせてもよいが、図8お
よび図9に示すように、一方の内装フィルム3の一辺を
折り返して二重に形成してもよいものであり、図示はし
ないが両方の内装フィルム3、3の一辺を折り返して二
重に形成してもよいものであり、このように二重に形成
することにより開封の際にお握り用ご飯に傷等が付くの
が防止されるものである。
【0018】前記外装フィルム2の表面の少なくとも1
箇所には、お握り用ご飯の中身の種類、外装フィルム2
および内装フィルム3、3の開封手順等を表示したラベ
ル8が貼着されるようになっている(図2参照)。ラベ
ル8の枚数は一枚でも、二枚でも枚数に制限はないが、
そのうちの1枚で包装体1の重ね合わせた部分(後述す
る)を封止するようにすれば完全な包装状態が得られる
ものである。
【0019】前記ラベル8は、円形状、三角形状等に形
成されるものであるが、これに限定することなく、星形
状、ダイヤ形状等に形成してもよいものであり、用途に
応じて適宜の形状を選択すればよいものである。
【0020】前記ラベル8の周縁部には複数の切込み8
a、8a……が設けられ、この切込み8a、8a……に
よって開封時に開封テープ4に作用する抵抗を緩和し、
開封テープ4の破断を防止するようになっている。な
お、前記切込み8a、8a……はラベル8の全周に設け
てもよいが、少なくとも開封テープ4の進路上に位置す
る部分のみに設けておけばよいものである。なお、開封
テープ4の素材として破断強さの高いものを用いること
により、前記複数の切込み8a、8a……を設ける必要
はなくなるものであり、いずれにしてもラベル8は易破
断性を有して要る。
【0021】前記外装フィルム2および内装フィルム
3、3の長手方向の両端部の隅部は台形状に切り取られ
ていて、その部分に開封テープ4を引張る際の逃げとな
る切欠部9、9、9、9が形成されるようになってい
る。
【0022】前記切欠部9を囲む外装フィルム2および
内装フィルム3の部分には、所定の長さの切込み13、
13、……が複数設けられていて、この切込み13、1
3……によって開封時に開封テープ4に作用する抵抗を
緩和し、開封テープ4の破断を防止するようになってい
る。なお、この場合にも、前述したように、開封テープ
4の素材として破断強さの高いものを用いることによ
り、前記切込み13、13……を設ける必要はなくなる
ものである。
【0023】なお、前記切欠部9、9、9、9を外装フ
ィルム2および内装フィルム3、3の長手方向の両端部
の隅部に設けず、一方の端部の隅部のみに設けてもよい
ことは勿論のことであり、お握り用ご飯の形状に応じて
設ける箇所を設定すればよいものである。
【0024】次に、上記のように構成したこの実施例に
よる包装体1の製造方法について説明する。まず、ロー
ル状またはシート状に形成した素材フィルム(図示せ
ず)から長方形状のものを切断して外装フィルム2とす
るとともに、ロール状またはシート状に形成した素材フ
ィルム(図示せず)から長方形状のものを切断して内装
フィルム3とし、2枚の内装フィルム3、3の長手方向
の一辺どおしを重合して、重合部分が外装フィルム2の
中央部に位置するように2枚の内装フィルム3、3を外
装フィルム2の裏面上に積層し、重合部分を除く2枚の
内装フィルム3、3の周縁部を外装フィルム2の周縁部
に熱融着等により接着する。
【0025】次に、周縁部を接着した外装フィルム2お
よび一対の内装フィルム3、3の二隅若しくは四隅を台
形状に切り落とし(この実施例では四隅)、その部分に
前述した切欠部9、9、9、9を形成する。
【0026】このようにして、外装フィルム2の裏面上
に一対の内装フィルム3、3を積層することで両フィル
ム2、3、3間で袋状部5が形成されるとともに、この
袋状部5内にその大きさに合致するように形成したシー
ト状の海苔6を挿入する。
【0027】ここで、外装フィルム2の表面側にお握り
用ご飯の種類等を表示したラベル8を貼着することも可
能であるが、ラベル8を貼着してしまうとお握り用ご飯
の中身の種類に応じて数種の包装体を製造しなければな
らなくなる。したがって、ラベル8はお握り用ご飯の包
装工程で貼着するのが効率的である。すなわち、包装工
程でラベル8を貼着することによってお握り用ご飯の中
身の種類に応じた数種の包装体1を製造する必要がなく
なるからである。
【0028】上記のように構成したこの実施例による包
装体1にあっては、お握り用ご飯の中身の表示等をグラ
ビア印刷等の印刷で施す必要がないので、工程中の管理
が容易になるとともに、生産効率を大幅に高めることが
できることになる。なお、前記の説明においては、包装
体1の外装フィルム2の表面側にお握り用ご飯の種類等
を表示したラベル8を貼着するようにしたが、共通部分
(例えば、デザイン部分等)を従来と同様にグラビア印
刷等の印刷によって施してもよいことは勿論のことであ
る。
【0029】次に、上記のように製造した包装体1を用
いたこの発明による一実施例のお握り10について説明
する。まず、上記のように製造した包装体1の一対の内
装フィルム3、3の裏面上の下半部に、三角形状に成形
したお握り用ご飯11を、その底辺が一対の内装フィル
ム3、3の中央部に位置するように載置し、包装体1の
下半部左右端をお握り用ご飯11の形状に沿って折り曲
げ、お握り用ご飯11の上部で互い違いに重ね合わせる
(図4参照)。
【0030】次に、包装体1の上半部をお握り用ご飯1
1の形状に沿って折り曲げ、お握り用ご飯11の上部を
被包するとともに、上半部左右端をさらに折り込んで包
装体1の下半部の上部に重ね合わせ、その重ね合わせた
部分をその下側に位置する包装体の部分にラベル12で
封止する。この場合、上半部の重ね合わせた部分とその
下側に位置する包装体1の部分とを熱融着等によって部
分的に接着すればより完全な包装状態が得られるもので
あるが、ラベル12のみでも完全な包装状態が得られれ
ば熱融着までする必要はないものである。なお、このラ
ベル12に賞味期間、製造年月日、価格等を表示しても
よいことは勿論であり、また、ラベル12の周縁部の開
封テープ4の進路上に位置する部分に複数の切欠部9を
設けてもよいことは勿論である。
【0031】次に、包装体1の表面側(外装フィルム2
の表面側)にお握り用ご飯11の中身の種類、外装フィ
ルム2、内装フィルム3、3の開封手段等を表示したラ
ベル8を貼着する(図7参照)。ラベル8の枚数は1枚
でも2枚でもそれ以上でもよいものであり、表示の種類
に応じて枚数を設定すればよいものである。
【0032】前記ラベル8は作業者による手作業によっ
て貼着してもよいが、ラベリングマシン等を用いて機械
的に貼着するようにすればより生産効率が高まるもので
ある。
【0033】上記のように構成したこの実施例によるお
握り10にあっては、お握り用ご飯11の中身の種類に
応じた表示をした包装体を使用する必要がなく、一種類
の包装体1で数種の中身に対応できるので、従来のよう
に数種の包装体をストックしておく必要がなくなり、そ
の管理に要する手間を削減できるとともに、一種類の包
装体を連続して使用できるので中身が変わっても工程変
更等の必要がなくなり、生産性を大幅に向上させること
ができることになる。なお、前記の説明においては、包
装体1の外装フィルム2の表面側にお握り用ご飯11の
中身の種類等を表示したラベル8を貼着するようにした
が、共通部分(例えばデザイン部分等)を従来と同様に
グラビア印刷等の印刷によって施してもよいことは勿論
のことである。
【0034】次に、上記のように構成したお握り10の
包装を開封する手順について説明する。まず、開封テー
プ4の端部を手で掴んで引っ張り、開封テープ4を包装
体1から除去すると、外装フィルム2が左右二つに分断
される。ここで、包装体1の左半部を左方向に右半部を
右方向に引っ張ると、お握り用ご飯11の一部に海苔6
が巻き付いた状態で内容物が露出し、この後、海苔6を
お握り用ご飯11の表面に押し付ける。
【0035】この場合、開封テープ4の進路上に位置す
る包装体の部分およびラベル8の部分には、それぞれ複
数の切込み13、13……、8a、8a……が設けられ
ているとともに、包装体1には開封テープ4を逃がすた
めの切欠部9、9、9、9が設けられているので、開封
テープ4に作用する抵抗を大幅に緩和することができる
ことになる。
【0036】したがって、開封テープ4が途中で破断す
るようなことはなく、確実に開封テープ4を包装体1か
ら除去できることになり、包装体1の開封を確実に行う
ことができるものである。
【0037】なお、この実施例においては、包装体1を
お握り10に用いた場合について説明したが、お握り1
0に限らず他の食品、例えばハンバーグ、饅頭等の包装
に前述した包装体1を用いてもよいのは勿論のことであ
る。また、既述のように外装フィルム2に一軸または二
軸延伸合成樹脂フィルムを用いれば開封テープ4を用い
ることなく開封手段を形成することができるものであ
る。
【0038】
【発明の効果】この発明は前記のように構成したことに
より、包装体の表面側に印刷によってお握りの中身の種
類、包装体の開封手段等を表示する必要がなくなり、中
身の種類等を表示したラベルを外装フィルムの表面側に
貼着すれば足りることになるので、包装体の生産効率を
大幅に向上させることができることになる。
【0039】また、お握り用ご飯の中身の種類が異なっ
ても共通の包装体を使用することができるので、お握り
の生産効率を大幅に向上させることができるとともに、
お握り用ご飯の種類に応じて数種の包装体をストックし
ておく必要がなくなるので、その管理に要する手間を削
減することができるとともに、ストックにより海苔の鮮
度が低下するようなこともなくなり、常に鮮度の高いお
握りを提供することができることになる。
【0040】さらに、開封テープの進路上に位置するラ
ベルの部分および包装体の部分にそれぞれ複数の切込み
を設けたことにより、開封時に開封テープに作用する抵
抗を大幅に緩和することができる。したがって、開封時
に開封テープが途中で破断するようなことはなく、確実
に開封テープを包装体から除去できるので、包装体を確
実にしかも容易に開封することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による包装体の一実施例の全体を示し
た裏面図である。
【図2】図1に示すものの表面図である。
【図3】図1に示すもののA−A線断面図である。
【図4】図1に示す包装体を用いてお握り用ご飯を包装
する第1の手順を示した説明図である。
【図5】図1に示す包装体を用いてお握り用ご飯を包装
する第2の手順を示した説明図である。
【図6】図1に示す包装体を用いてお握り用ご飯を包装
する第3の手順を示した説明図であるとともに、この発
明によるお握りの一実施例を示した裏面図である。
【図7】図6に示すものの表面図である。
【図8】この発明による包装体の他の実施例を示した裏
面図である。
【図9】図8に示すもののB−B線断面図である。
【符号の説明】
1……包装体 2……外装フィルム 3……内装フィルム 4……開封テープ 5……袋状部 6……海苔 7、8a、12a、13……切込み 8、12……ラベル 9……切欠部 10……お握り 11……お握り用ご飯

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状をなすとともに、表裏面の何れ
    か一方の中央部に全長又は全幅に渡って開封手段が施さ
    れた外装フィルムと、この外装フィルムの裏面側に積層
    されるとともに、外装フィルムの中央部において一辺が
    非接着状態で重合され、かつ、重合部を除く周縁部が外
    装フィルムの周縁部に接着される一対のシート状の内装
    フィルムと、前記外装フィルムと前記一対の内装フィル
    ムとによって形成される袋状部内に収納されるシート状
    の海苔とを具え、前記内装フィルムの裏面側に位置した
    お握り用ご飯を前記外装フィルム、海苔および内装フィ
    ルムで被包するようになっている包装体において、前記
    外装フィルムの表面側の少なくとも1箇所に、易破断性
    の表示ラベルを貼着したことを特徴とする包装体。
  2. 【請求項2】 シート状をなすとともに、表裏面の何れ
    か一方の中央部に全長又は全幅に渡って開封手段が施さ
    れた外装フィルムと、この外装フィルムの裏面側に積層
    されるとともに、外装フィルムの中央部において一辺が
    非接着状態で重合され、かつ、重合部を除く周縁部が外
    装フィルムの周縁部に接着される一対のシート状の内装
    フィルムと、前記外装フィルムと前記一対の内装フィル
    ムとによって形成される袋状部内に収納されるシート状
    の海苔と、前記内装フィルムの裏面側に位置するととも
    に、前記内装フィルム、海苔、および外装フィルムによ
    って被包されるお握り用ご飯とを具えたお握りにおい
    て、前記外装フィルムの表面側の少なくとも1箇所に、
    易破断性の表示ラベルを貼着したことを特徴とするお握
    り。
  3. 【請求項3】 前記一対の内装フィルムの重合部の少な
    くとも何れか一方を、前記外装フィルムと反対方向に折
    り返して二重に形成した請求項1記載の包装体。
  4. 【請求項4】 前記一対の内装フィルムの重合部の少な
    くとも何れか一方を、前記外装フィルムと反対方向に折
    り返して二重に形成した請求項2記載のお握り。
  5. 【請求項5】 前記ラベルの周縁部に複数の切込みを設
    けた請求項1および3記載の包装体。
  6. 【請求項6】 前記ラベルの周縁部に複数の切込みを設
    けた請求項2および4記載のお握り。
  7. 【請求項7】 前記外装フィルムおよび内装フィルムの
    少なくとも二隅に長手方向又は幅方向に延びる切欠部を
    設けた請求項1、3、5記載の包装体。
  8. 【請求項8】 前記外装フィルムおよび内装フィルムの
    二隅に長手方向又は幅方向に延びる切欠部を設けた2、
    4、6記載のお握り。
  9. 【請求項9】 前記切欠部を囲む部分の外装フィルムお
    よび内装フィルムに複数の切込みを設けた請求項7記載
    の包装体。
  10. 【請求項10】 前記切欠部を囲む部分の外装フィルム
    および内装フィルムに複数の切込みを設けた請求項8記
    載のお握り。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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