JP3060163U - ティッシュペーパー収納容器 - Google Patents
ティッシュペーパー収納容器Info
- Publication number
- JP3060163U JP3060163U JP1998010115U JP1011598U JP3060163U JP 3060163 U JP3060163 U JP 3060163U JP 1998010115 U JP1998010115 U JP 1998010115U JP 1011598 U JP1011598 U JP 1011598U JP 3060163 U JP3060163 U JP 3060163U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- adhesive tape
- tissue paper
- opening
- tissue
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 開封時に、最上位に収納されたティッシュペ
ーパーのみを確実且つ簡単に取り出すことができるよう
にすることにある。 【解決手段】 積層した多数枚数のティッシュペーパー
Aを収納する紙製の容器本体1の天板2に設けられる開
封片5に、両面粘着テープ6を貼付すると共に、この両
面粘着テープ6を剥離紙7で被覆したした構成で、開封
片5を開いたならば、剥離紙7を剥がして両面粘着テー
プ6を露出させ、この両面粘着テープ6を最上位に収納
されたティッシュペーパーAに接着させて引き出すもの
である。
ーパーのみを確実且つ簡単に取り出すことができるよう
にすることにある。 【解決手段】 積層した多数枚数のティッシュペーパー
Aを収納する紙製の容器本体1の天板2に設けられる開
封片5に、両面粘着テープ6を貼付すると共に、この両
面粘着テープ6を剥離紙7で被覆したした構成で、開封
片5を開いたならば、剥離紙7を剥がして両面粘着テー
プ6を露出させ、この両面粘着テープ6を最上位に収納
されたティッシュペーパーAに接着させて引き出すもの
である。
Description
【0001】
本考案は、開封時に、最上位に収納されているティッシュペーパーのみを確実 且つ簡単に取り出すことのできるティッシュペーパー収納容器に関するものであ る。
【0002】
周知のように、ティッシュペーパーは、紙製容器の内部に折り込んで積層した 状態で密に詰め込み収納されており、使用の開始にあたっては、天板に設けられ た切り取り線を切断して開封片を開放し、最上位のペーパーから指先でつまんで 引き出すようにしている。
【0003】 しかしながら上述したようにティッシュペーパーは容器内にぎっしりと詰め込 み収納されているので、開封後の開口部から最上位のペーパーのみをつまみ出す のが困難で、複数枚をちぎった状態で出してしまうことが度々あり、無駄になっ て不経済であるばかりでなく不快感の残るものであった。
【0004】 上記した点を配慮して、例えば実開平4−68879号公報に開示されている ようなティッシュペーパー引出蓋が提案されている。この考案は、箱の蓋の裏側 の一部に接着層を設けて最上位のティッシュペーパーとを接着しておき、蓋を開 くと同時に最上位のティッシュペーパーのみを引き出すことができるようにした ものである。
【0005】
しかしで、積層してあるティッシュペーパーを容器に詰め込む作業は、予め箱 枠状に組み立てた紙製容器の一方の側端のみを開放した状態とし、積層した状態 のティッシュペーパーをこの側端から容器の内部に滑り込ませるようにして押し 込むのである。
【0006】 したがって、上記した構成の従来例にあって、蓋片の内面に予め接着剤等を配 しておき、最上位のティッシュペーパーに接着させるようにしようとしても、積 層してあるティッシュペーパーを押し込んで容器に詰め込む作業時に、最上位の ティッシュペーパーの端部が接着剤に先ず接着してしまい、この詰め込み作業が 確実にできないばかりでなく、上方の多数枚のペーパーが皺になって商品にはな らない。
【0007】 また、仮に最上位のペーパーに粘着させた状態で詰め込みができたとしても、 接着剤は、最上位のみならず上方の数枚のティッシュペーパーにまで染み込んで しまい、その分は使いものにならなくなってしまう。
【0008】 更には、この種の容器の中には、ペーパーを一枚ずつ確実に引き出すことがで きるように、天板の内面に開口部を塞ぐ形態で、スリットを開設した透明な薄い 樹脂製シートを貼付する構成の製品がある。この構成のティッシュペーパーは、 開封片の開封後、シートのスリット部分を摩擦により通過させて一枚ずつティッ シュペーパーを引き出すことになる。
【0009】 この構成の容器では、天板の内面の接着剤を最上位のティッシュペーパーに接 着させることができないので、上記した従来例を応用することはできない。
【0010】 本案は、上述した従来の問題点、不満点を解消するべく提案されたもので、開 封時に、最上位に収納されたティッシュペーパーのみを確実且つ簡単に1枚だけ を取り出すことのできるティッシュペーパー収納容器を提供することにある。
【0011】
上記課題を解決するべく本考案は、積層した多数枚数のティッシュペーパーを 収納する紙製の容器本体の天板に設けられる開封片に粘着層を貼付すると共に、 この粘着層の表面に剥離紙を被着した構成である。
【0012】 したがって、使用開始に際しては開封片を開き、剥離紙を剥がして粘着層を露 出させ、最上位に収納されたティッシュペーパーに接着させれば、この最上位の ペーパーのみを引き出すことができる。
【0013】 また、開封片を、直線状の谷折線と、切り取り線とで囲繞形成し、この開封片 の裏面に、粘着層と剥離紙を配する構成とする。
【0014】 この構成では、切り取り線を切断後に谷折線を折り曲げて開封片を開き、剥離 紙を剥がして粘着層を最上位のペーパーに接着させることになる。
【0015】 更には、開封片を、切り取り分離可能に切り取り線で囲繞して形成し、この開 封片に、粘着層と剥離紙を配する構成とする。
【0016】 この構成では、切り取り線を切断し開封片を切離し、剥離紙を剥がして粘着層 を最上位のペーパーに接着させることになる。この構成では、特に天板の内面に スリットを開設した薄い透明な樹脂製シートを貼付してある容器では、開封片を スリット部分から内部に挿入してから剥離紙を剥し、粘着層を最上位のペーパー に接着させてペーパーを引き出すことができる。
【0017】
以下に本考案を図面の実施例にもとづいて説明する。 図1、図2、図3の実施例において、積層した多数枚のティッシュペーパーA を収納する紙製の容器本体1の天板2には、直線状の谷折線3と、ほぼC字形状 をした切り取り線4とによって開封片5が囲繞形成されており、この開封片5の 裏面には粘着層として両面粘着テープ6が貼付され、更にこの両面粘着テープ6 の表面は剥離紙7が被着している。
【0018】 したがって、積層するティッシュペーパーAを容器本体1に押し込みながら詰 め込む作業時に、両面粘着テープ6が最上位のペーパーAに粘着してしまうこと がないので、詰め込み作業が確実に達成でき、多数のペーパーAを無駄にしてし まうことはない。
【0019】 そして、使用の開始にあたっては、切り取り線4を切断すると共に谷折線3を 折り曲げて開封片5を上方に倒すことにより開口部8を形成し、この状態で剥離 紙7を剥がして両面粘着テープ6を露出させ(図1(a))、再び開封片5で開 口部8を閉じて粘着テープ6の部分を最上位のペーパーAに押し付けて接着させ (図1(b))、再度開封片5を起き上がらせて開口部8を開くのである。この 一連の作動により、最上位のペーパーAのみを引き出すことができ(図1(c) )、2枚目以降を使用に供すればよい。
【0020】 次に、図4、図5の本考案の他の実施例は、天板2に設ける開封片5を切り取 り線4のみによって囲繞形成した構成で、切り取り線4を切断して開封片5を切 り取ることにより開口部8を形成し、切り取られた開封片5を中央に形成した折 り線9によりV字状に折り曲げ、剥離紙7を剥がして粘着テープ6の部分を表面 に露出させ(図5(a))、開封片5の粘着テープ6を有する面を開口部8に挿 入して粘着テープ6を最上位のペーパーAに押し付けて接着させ(図5(b)) 、開封片5を開口部8から引き出して最上位のペーパーAのみを外部に引き上げ るのである(図5(c))。
【0021】 また、図6、図7、図8の実施例では、天板2に設ける開封片5を切り取り線 4のみによって囲繞形成し、切り取り線4を切断して開封片5を切り取ることに より開口部8を形成してあり、前記開封片5の裏面の長さ方向の一側の一部には 粘着層としての両面粘着テープ6を設けて表面に剥離紙7を設けてある構成は同 様であるが、前記剥離紙7は粘着テープ6より大きくて、粘着テープ6に接着さ れていない掴み片7’を設けてある。そして、天板2の裏面には、開封片5を切 り取ることにより形成される開口部8を裏から塞ぐようにして薄い透明な合成樹 脂製シート10を設けてあり、このシート10の中央部にスリット11が設けら れている(図6)。
【0022】 したがって、切り取られた開封片5を長さ方向に沿い折り曲げてV字状にし、 粘着テープ6を設けてある部分を前記スリット11に上から挿通してシート10 の下面に位置させ、この状態で掴み片7’を図8(a)の矢印に示すように上方 に引き上げて剥離紙7を剥がし、シート10に下面において両面粘着テープ6を 露出させ、両面粘着テープ6の粘着層を最上位のペーパーAに上から押し付けて 接着させ(図8(a))、開封片5を引き出して最上位のペーパーAのみを引き 上げることになる(図8(b))。
【0023】 また、図9の本考案の他の実施例は、粘着テープ6を開封片5の一端部に設け て表面に剥離紙7を被着するとともに掴み片7’を設けてあり、その他の構成は 前記図8の実施例と変わらないので、同一構成部分には同一の符号を付して詳細 な説明を省略する。 したがって、この実施例では、開封片5を天板2から切り離したら、中央部分 を短手方向に折ってV字状にし、剥離紙7を設けてある部分をスリット11に通 してシート10の内側に挿通したら、掴み片7’を引き上げることで剥して粘着 テープ6を露出させ、最上位のティッシュペーパーに露出した粘着テープ6を接 着して引き上げればよい。
【0024】 開封片5を切り取り線4のみによって囲繞形成し、切り取り線4を切断して開 封片5を切り取る構成の容器本体1では、両面粘着テープ6及び剥離紙7を開封 片5の裏面に必ず貼付しなければならないものではなく、表面に設けてもよい。 このような構成では、剥離紙7の表面に社名等を印刷し、宣伝効果を高めること もできよう。
【0025】 以上、本考案を図面の実施例に基づいて説明したが、本考案は上記した実施例 に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載の構成を変更しない 限りどのようにでも実施することができる。 粘着層は粘着テープによって構成されるものではなく、容器本体の成形時に粘 着材を塗布して剥離紙を貼着して構成してもよい。
【0026】
以上要するに本考案のティッシュペーパー収納容器によれば、使用開始時に、 ぎっしりと詰め込まれたティッシュペーパーの最上位の一枚のみを簡単且つ確実 に引き出せることができ、したがって操作が容易となり、ペーパーの無駄使いが なくなる。また粘着層の表面に剥離紙を貼着することにより、容器本体に束状の ティッシュペーパーを装着する場合に障害となることがなく、従来と同様に機械 によって無人でのティッシュペーパーを製造することができ、実用的で多くの優 れた作用効果を奏するものである。
【図1】本考案の実施例の容器本体からティッシュペー
パーを引き出す操作において、(a)は開封片を起き上
がらせて剥離紙を剥している状態の断面図、(b)は開
封片を容器本体の内部に倒して粘着層で最上位のティッ
シュペーパーを付着させている状態の断面図、(c)は
開封片を起き上がらせてティッシュペーパーを引き出す
状態の断面図である。
パーを引き出す操作において、(a)は開封片を起き上
がらせて剥離紙を剥している状態の断面図、(b)は開
封片を容器本体の内部に倒して粘着層で最上位のティッ
シュペーパーを付着させている状態の断面図、(c)は
開封片を起き上がらせてティッシュペーパーを引き出す
状態の断面図である。
【図2】図1の実施例の容器本体の平面図である。
【図3】図1の実施例の容器本体の天板を裏から見た平
面図である。
面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す容器本体の平面図で
ある。
ある。
【図5】図4の実施例のティッシュペーパーを引き出す
過程において、(a)は開封片をV字状に折って剥離紙
を剥している状態の断面図、(b)は開封片を容器本体
の内部に挿通して粘着層で最上位のティッシュペーパー
を付着させている状態の断面図、(c)は開封片を引き
出してティッシュペーパーを引き上げている状態の断面
図である。
過程において、(a)は開封片をV字状に折って剥離紙
を剥している状態の断面図、(b)は開封片を容器本体
の内部に挿通して粘着層で最上位のティッシュペーパー
を付着させている状態の断面図、(c)は開封片を引き
出してティッシュペーパーを引き上げている状態の断面
図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す容器本体の平面図で
ある。
ある。
【図7】図6の実施例の容器本体の天板を裏から見た平
面図である。
面図である。
【図8】図6の実施例のティッシュペーパーを引き出す
過程において、(a)は開封片をV字状に折って透明な
シートの下側に挿通し、剥離紙を剥している状態の断面
図、(b)は開封片を引き出してティッシュペーパーを
引き上げている状態の断面図である。
過程において、(a)は開封片をV字状に折って透明な
シートの下側に挿通し、剥離紙を剥している状態の断面
図、(b)は開封片を引き出してティッシュペーパーを
引き上げている状態の断面図である。
【図9】本考案の他の実施例の容器本体の平面図であ
る。
る。
A ティッシュペーパー 1 容器本体 2 天板 3 谷折線 4 切り取り線 5 開封片 6 両面粘着テープ 7 剥離紙 8 開口部 9 折り線 10 合成樹脂製シート 11 スリット
Claims (1)
- 【請求項1】 積層した多数枚数のティッシュペーパー
を収納する紙製の容器本体の天板に設けられる開封片に
粘着層を設け、前記粘着層の表面に剥離紙を被着したこ
とを特徴とするティッシュペーパー収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998010115U JP3060163U (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | ティッシュペーパー収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998010115U JP3060163U (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | ティッシュペーパー収納容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3060163U true JP3060163U (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=43193996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998010115U Expired - Lifetime JP3060163U (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | ティッシュペーパー収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3060163U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016030609A (ja) * | 2014-07-28 | 2016-03-07 | 典夫 坂本 | ティッシュペーパーボックス |
-
1998
- 1998-12-21 JP JP1998010115U patent/JP3060163U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016030609A (ja) * | 2014-07-28 | 2016-03-07 | 典夫 坂本 | ティッシュペーパーボックス |
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