JP3223882U - ロール状フィルムの切断補助装置 - Google Patents

ロール状フィルムの切断補助装置 Download PDF

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【課題】収納容器の蓋端部に取り付けられているカッターが直線状のものであってもフィルムの中央部を突出させた形状に切断可能にするロール状フィルムの切断補助装置を提供する。【解決手段】切断補助装置10は、ロール状フィルム収納容器の容器側カッター部の長手方向中央部に着脱自在に取り付け可能な保持部12と、該保持部12に対して出没自在に配設され、ロール状フィルム収納容器から引き出されたフィルムの一部を端部に設けられたカッター部16で切断する出没切断部14とを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、食品用ラップフィルムなどのロール状態で容器に収納されるロール状フィルムを容器から引き出して切断する場合に使用するロール状フィルムの切断補助装置であり、特にフィルムの中央部を端部よりも引き出し方向に長めに切断するためのロール状フィルムの切断補助装置である。
食品用のラップフィルムは、電子レンジでの調理の際に、調理すべき食品や料理を皿ごとフィルムで包んだり、乾燥しやすい食材を冷蔵庫に一時保存する場合に使用されることが多い。通常、フィルムはボール紙などの堅い筒状の紙管に巻かれたロール状の形で販売されており、使用する場合はロールの状態から必要な長さのフィルムを引き出して、フィルムの収納容器の蓋端部に形成されたカッターを用いて切断することが行われる。
ところで、ロールの状態からフィルムを引き出す際には、フィルムの切れた端部をロール側から離すようにフィルムを操作することが行われており、その時、ロール部分の側周部から剥し易いようにロールの軸方向の中央部などのフィルムの一部が周面よりV字状に突出するように、フィルムがロール部分より切り離されることがある。このようなV字状の切り離し部分を形成するためには、カッターとして機能するフィルムの収納容器の蓋の端部をV字状にすることが行われていたり(例えば、特許文献1参照。)、あるいはM字状にすることが行われている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平10−16986号公報
特開2016−137913号公報
ところで、食品用のラップフィルムとして販売されているもの中には、収納部の端部に取り付けられているカッターが、フィルムのロールの軸方向と平行な直線状のものに過ぎずない製品もあり、そのような直線状のカッターしか設けられていない収納容器のロール状フィルムでは、フィルムの中央部をV字状に引き出させておくことが容易ではない。このため、カッターを使用する度に、ロール周面のフィルム端部を探したりすることが必要となったりして、連続的にフィルムを引き出して切断することを繰り返す場合などでは、作業時間も長くなり易い。
そこで、本考案のロール状フィルムの切断補助装置は、上述の技術的な課題に鑑み、収納部の端部に取り付けられているカッターが直線状のものであってもフィルムの中央部を突出させた形状に切断可能にすることを目的とする。
本考案に係るロール状フィルムの切断補助装置は、ロール状フィルム収納容器の容器側カッター部の長手方向中央部に着脱自在に取り付け可能な保持部と、該保持部に対して出没自在に配設され、前記ロール状フィルム収納容器から引き出されたフィルムの一部を端部に設けられたカッター部で切断する出没切断部とを有することを特徴とする。
本考案のロール状フィルムの切断補助装置の一例によれば、前記装置であって、前記保持部が前記ロール状フィルム収納容器の前記容器側カッター部の長手方向中央部に取り付けられた際には、前記ロール状フィルム収納容器から引き出されたフィルムの中央部は、前記出没切断部のカッター部により切断され、該フィルムの両端部は 前記ロール状フィルム収納容器の容器側カッター部により切断されることを特徴とする。
また、本考案のロール状フィルムの切断補助装置の更なる一例によれば、前記出没切断部は、前記保持部に対して回動可能に配設され、その回動動作により、前記保持部に対して出没動作する。あるいは前記出没切断部は、弾性部材と共に配設され、該弾性部材の反発力に抗して前記出没切断部は前記保持部より突出し、該弾性部材の付勢力により前記出没切断部は前記保持部へ収められる。
本考案のロール状フィルムの切断補助装置では、前記保持部には保持部本体から突設された一対の挟持片が設けられ、一対の前記挟持片と前記保持部本体で前記ロール状フィルム収納容器の前記容器側カッター部の一部を挟持することで前記保持部が前記ロール状フィルム収納容器に取り付けられる構成とすることもできる。また、前記保持部は、前記容器側カッター部の底部から前記ロール状フィルム収納容器の上面までの寸法に合わせて当該保持部が保持するサイズを調整可能なスペーサー部を設けることもできる。
本考案の第1の実施形態に係るロール状フィルムの切断補助装置の斜視図である。 本考案の第1の実施形態に係るロール状フィルムの切断補助装置の出没切断部の正面図である。 本考案の第1の実施形態に係るロール状フィルムの切断補助装置の保持部の斜視図である。 本考案の第1の実施形態に係るロール状フィルムの切断補助装置の保持部の側面図である。 本考案の第1の実施形態に係るロール状フィルムの切断補助装置の正面図であり、前記出没切断部が保持部に重なった状態を示す。 本考案の第1の実施形態に係るロール状フィルムの切断補助装置の正面図であり、前記出没切断部が保持部から突出した状態を示す。 本考案の第1の実施形態に係るロール状フィルムの切断補助装置の使用状態を示す斜視図であり、ロール状フィルムの切断前の状態を示す。 本考案の第1の実施形態に係るロール状フィルムの切断補助装置の使用状態を示す斜視図であり、ロール状フィルムの切断後の状態を示す。 本考案の第1の実施形態に係るロール状フィルムの切断補助装置を示す斜視図であり、保持部の一部を折り畳んだ状態を示す。 本考案の第2の実施形態に係るロール状フィルムの切断補助装置の出没切断部の背面側の斜視図である。
以下、本考案のロール状フィルムの切断補助装置の第1の実施形態について図1乃至図9を参照しながら説明する。図1乃至図4は、本考案の第1の実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10を示し、当該切断補助装置10は、ロール状フィルム収納容器の容器側カッター部の長手方向中央部に着脱自在に取り付け可能な保持部12と、該保持部12に対して出没自在に配設され、前記ロール状フィルム収納容器から引き出されたフィルムの一部を端部に設けられたカッター部16で切断する出没切断部14とを有する。
本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10の保持部12は、ロール状フィルム収納容器の開閉する蓋部分に着脱自在に取り付けられる構造を有しており、フィルムの引き出し方向に沿った断面では、概ね逆L字状に形成された樹脂製の板状部材である。この保持部12は、ロール状フィルム収納容器の蓋部上面にその裏面が当接する上板部22と、この上板部22の前方端部より直角下方向に突設された垂直板部26を断面L字状に組み合わせた形状を有する。垂直板部26の裏面側には、ロール状フィルム収納容器の容器側カッター部を挟持するための一対の挟持片24、24が設けられており、それぞれ挟持片24の底部は、厚く形成された垂直板部26の底部28から矩形状に立ち上がり、挟持片24の頭部24hはアーチ状の形状とされる。一対の挟持片24、24は、垂直板部26の裏面と所定の空隙を有して配設されており、ここで所定の空隙とは、ロール状フィルム収納容器の容器側カッター部を差し挟むことができて、且つ容易には抜けない程度の寸法とされる。一対の挟持片24、24は、樹脂材で形成することで所定の弾性変形が可能であり、一対の挟持片24、24に容器側カッター部を差し挟んだ際には、挟持片24と垂直板部26の裏面の空隙が弾性変形で少し広がって容器側カッター部を挟むことができる。
ロール状フィルムの切断補助装置10がロール状フィルム収納容器に着脱自在に取り付けられる際には、保持部12の一対の挟持片24、24と垂直板部26の裏面の間の空隙にロール状フィルム収納容器の蓋部の容器側カッター部が差し込まれて挟持され、それと共に該蓋部上面に保持部12の上板部22の裏面が当接する。上板部22の裏面と垂直板部26の底部28の垂直方向の間隔は、ロール状フィルム収納容器の蓋部の容器側カッター部の先端部から蓋部の上面までの距離と同程度の寸法とされ、よって保持部12自体はロール状フィルム収納容器の蓋部に係合する。また、この蓋部を挟み込む距離は後述するようにスペーサー部25によっても調整できる。
ここで本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10が取り付けられるロール状フィルム収納容器について説明すると、内部に紙管に巻回されたフィルムのロールを矩形状の箱型容器に収納する、一般的に市場で入手できる種々の収納容器が挙げられるが、特にロールを切断するための容器側カッター部が収納容器の蓋部の端部に形成されており、本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10を利用することでフィルムの中央部を突出するように引き出して切断する効果があるため、直線状か或いは比較的に小さなサイズの中央部の突出部が存在するに過ぎないような蓋部の容器側カッター部を有するロール状フィルム収納容器に対して本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10を使用することでその利便性を上げることができる。本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10の応用範囲を限定するものではないが、比較的に安価なロール状フィルム収納容器ではコスト低減のためにM字状や曲線を描く形状の容器側カッター部を蓋部に設けることは省かれており、そのような直線状などの容器側カッター部を有するロール状フィルム収納容器に装着することで特に本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10を有効に活用できる。
ところで、ロール状フィルムには種々の長さ、厚み、幅などがあり、それを収納する容器のサイズも種々の大きさとなり得る。本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10では、保持部12の上板部22を延長する形のスペーサー部25が形成されており、後述するように、このスペーサー部25はヒンジ部29で折り曲げて容器のサイズの相違を吸収して使用することも可能である。スペーサー部25をヒンジ部29で折り曲げれば、小さなサイズの容器にも対応できる。
このような構造の保持部12の一端側には、回動する出没切断部14を軸支する軸部27が設けられており、概ね二等辺三角形状の板状部材である出没切断部14は、軸部27と対峙する位置に当該出没切断部14に形成された嵌合部30が軸部27と回動自在に嵌合する。概ね二等辺三角形状の出没切断部14の各等辺端部には、ロール状フィルム収納容器から引き出されたフィルムの一部を切断するためのカッター部16が設けられている。カッター部16は、出没切断部14と同じ樹脂部材を用い端部に鋸歯状部を形成することで配設することもでき、樹脂成型された出没切断部14の各等辺端部及び先端部に亘って金属帯の側端部を鋸歯状とした部材を取り付けても形成することができる。出没切断部14は、保持部12に重なった状態から回動させ、突出させた状態では、容器の中央部近くで突出するような位置を占めることができ、その部分でフィルムを突出するように切断することができる。
出没切断部14を保持部12に重なった状態から突出させる場合には、出没切断部14と保持部12の間に配されたバネ部材32の弾発力に抗して出没切断部14を回動させる。このバネ部材32は、例えば、図1のようなコイルバネとすることができ、各端部は出没切断部14と保持部12にそれぞれ設けられた係合孔34、36に係合し、コイルバネのコイル部分は軸部27に軸支される。バネ部材32としては、例えばテンションバネや金属若しくは樹脂製の板バネを用いることができる。バネ部材32の弾発力に抗して出没切断部14を回動させる際には、使用者が手で出没切断部14の表面部に形成された突条部38を押しながら操作することができ、使用者が手を離せば、バネ部材32の弾発力による付勢から出没切断部14が保持部12に重なった元の状態に戻ることになる。
図5及び図6は、本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10の出没切断部14が保持部12に重なった状態と、出没切断部14が保持部12から突出した状態をそれぞれ示す。まず、図5に示すように、本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10は、外部からの力が加わらない状態では、バネ部材32の弾発力によって出没切断部14が保持部12に重なった状態に維持される。この出没切断部14が保持部12に重なった状態において、出没切断部14の端部に配されたカッター部16は、後述するように、下方向には余り突出せずに、容器側のカッター部と近い位置に維持される。次に、フィルムを切断する際には、使用者は指を突条部38に押し当てて、軸部27及び嵌合部30を中心として出没切断部14を回動させる。この時、出没切断部14にはバネ部材32の弾発力が加わっており、このバネ部材32の弾発力に抗して出没切断部14を回動させることで、出没切断部14の先端部15が真下となる位置まで移動する。このような出没切断部14の先端部15が真下となる位置で図示しない係止部により回動動作が止められ、図6に示すように、先端部15を最も低い位置まで下げた状態で出没切断部14が位置決めされる。この出没切断部14が突出して位置決めされた状態で、ロール状フィルム収納容器からフィルムを引き出して、次いで上側に引っ張ってフィルムを切断する。切断時には、ロール状フィルム収納容器から引き出されたフィルムの中央部は、出没切断部14のカッター部16により切断されるが、これと同時に該フィルムの両端部は ロール状フィルム収納容器の容器側カッター部により切断される。このため、ロール状フィルム収納容器の容器側カッター部の形状が仮に直線状であっても、突出した出没切断部14のカッター部16によりフィルムの中央部だけが引き出された形状でフィルムが切断される。
図7及び図8はロール状フィルム収納容器から引き出されたフィルムを本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10が切断するところを示す斜視図である。図7では、ロール状フィルム収納容器50から透明のフィルム52が引き出されており、ロール状フィルム収納容器50の開閉可能な蓋部54は正面側が大きく開く構造となっている。蓋部54の正面側端部には、鋸歯状の金属薄板製の容器側カッター部56が蓋部54の端部に直線状に取り付けられており、蓋部54でフィルム52を挟み込んで上側に引っ張ることでフィルム52を切断することもできる。本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10は、ロール状フィルム収納容器50の軸方向の中央部に配置され、その状態で保持部12の裏面側に設けられた一対の挟持片24、24に容器側カッター部56が差し込まれ、保持部12の上板部22の裏面にロール状フィルム収納容器50の蓋部54の上面が当接して、保持部12ひいてはロール状フィルムの切断補助装置10全体がロール状フィルム収納容器50に取り付けられる。
この状態で使用者が指で出没切断部14を回動操作することで、図7に示すように、出没切断部14の先端部15が真下となる係止位置まで移動する。この位置で先端部15が最も下向きに突出した状態となり、先端部15が最も下向きに突出した状態でフィルム52を上方向に引っ張ることで、図8に示すように、フィルム52をその中央部52cが先方に突出した形状で切断することができる。フィルム52の一部が先方に突出した形状で切断した後は、使用者は出没切断部14の突条部38への押圧を停止する。すると、出没切断部14の内部のバネ部材32の元に戻る付勢力によって、本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10は、最初の出没切断部14と保持部12が重なった状態に戻ることになる。
なお、図示を省略しているが、フィルム52を連続的に切断するために、出没切断部14の先端部15が真下となる係止位置で、出没切断部14の位置を固定する摺動可能な係止爪やピンなどを設けても良い。係止爪などを操作して出没切断部14の位置を固定して、連続的に何枚かフィルム52を切断し、その作業の終了後に再び係止爪などを操作して本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10を出没切断部14と保持部12が重なった状態に戻しても良い。
本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10では、前述のように、保持部12の上板部22を延長する形のスペーサー部25が形成されており、スペーサー部25は、図9に示すようにヒンジ部で折り曲げることができる。例えば、スペーサー部25をヒンジ部29で折り曲げずに保持部12をロール状フィルム収納容器に取り付けることで、比較的に大きなサイズのロール状フィルム収納容器に取り付けることができ、逆に、スペーサー部25をヒンジ部29で折り曲げて保持部12をロール状フィルム収納容器に取り付けることで、比較的に小さなサイズのロール状フィルム収納容器に取り付けることができる。スペーサー部25をヒンジ部29で例えば180度近く折り曲げた状態では、折り曲げ前にスペーサー部25の上面であったものが、折り曲げ後では底面となって、ロール状フィルム収納容器の上面に当接する。本実施形態では、スペーサー部25は保持部12の軸部27近くの上板部22を延長する形状で設けられているが、軸部27から遠い反対側の上板部22を延長する形状であっても良く、垂直板部26の反対側である上板部22の背面側にヒンジ部を介してスペーサー部を形成しても良く、更にはスペーサー部自体を別部材とすることも可能である。
本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10をしばらく使用しない場合や、ロール状フィルム収納容器に収納されるフィルムが出尽くした時、或いは異なるロール状フィルム収納容器を使用する場合には、ロール状フィルム収納容器から切断補助装置10を取り外すことができる。この取り外しの際には、まずロール状フィルム収納容器の蓋部の上面と保持部12の上板部22の裏面の係合が解除され、次いで若しくは同時に一対の挟持片24,24に挟まれたロール状フィルム収納容器の蓋部の容器側カーター部を保持部12から外す。保持部12をロール状フィルム収納容器から外すことで、ロール状フィルムの切断補助装置10とロール状フィルム収納容器を分離することができる。
図10は、バネ部材の変形例であり、樹脂製の板バネ60を出没切断部14の裏面側に配した例である。このような樹脂製の板バネ60は、別部材として取り付けることも可能であるが、出没切断部14とスリットを設けながら同時に成形することも可能である。
上述のように、本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10は、ロール状フィルム収納容器を使用する際に、その容器の蓋部に着脱自在に取り付けて使用することができ、容器の容器側カッター部が直線状の切り歯を有している場合であっても、切断補助装置10の出没切断部14の動作によってフィルムの中央部だけが突出した形状でのフィルム切断が可能であり、次のフィルムを容器から引き出して使用する場合に便利である。また、本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10に設けられる出没切断部14については、使用者が指で操作して必要な時だけ突出させることができ、フィルムの切断に際して元の直線状の容器側カッター部だけで切断する場合と容器側カッター部及び出没切断部14のカッター部16を組合わせてフィルムの一部を突出させて切断する場合を切断補助装置10を容器の蓋に取り付けている状態で選択することができる。本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10に設けられる出没切断部14は、バネ部材などの弾発力によって突出している状態から比較的にコンパクトなカッター部が突出していない状態に収まることになり、意図しない部分を切断してしまうような取り扱いの困難さを解消できる。
本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10は、保持部と出没切断部を別部材で形成した例を説明したが、保持部と出没切断部の構成は折り曲げて形成される1つの連続した部材であっても良く、出没切断部の出没動作も軸回りの回動動作に限らず、折り曲げて動作するようなものであっても良く、元々別個に形成してフィルムの切断時だけ組み合わせるような構造とすることもできる。また、本実施形態のロール状フィルムの切断補助装置10では、出没切断部の外周に亘ってカッター部を形成したが、外周の一部の数か所に点在するようにカッター部を形成しても良い。
10 切断補助装置
12 保持部
14 出没切断部
15 先端部
16 カッター部
22 上板部
24 挟持片
25 スペーサー部
26 垂直板部
27 軸部
28 底部
29 ヒンジ部
32 バネ部材
38 突条部
50 ロール状フィルム収納容器
52 フィルム
54 蓋部
56 容器側カッター部

Claims (6)

  1. ロール状フィルム収納容器の容器側カッター部の長手方向中央部に着脱自在に取り付け可能な保持部と、
    該保持部に対して出没自在に配設され、前記ロール状フィルム収納容器から引き出されたフィルムの一部を端部に設けられたカッター部で切断する出没切断部とを有することを特徴とするロール状フィルムの切断補助装置。
  2. 請求項1記載のロール状フィルムの切断補助装置であって、前記保持部が前記ロール状フィルム収納容器の前記容器側カッター部の長手方向中央部に取り付けられた際には、前記ロール状フィルム収納容器から引き出されたフィルムの中央部は、前記出没切断部のカッター部により切断され、該フィルムの両端部は 前記ロール状フィルム収納容器の容器側カッター部により切断されることを特徴とするロール状フィルムの切断補助装置。
  3. 請求項1記載のロール状フィルムの切断補助装置であって、前記出没切断部は、前記保持部に対して回動可能に配設され、その回動動作により、前記保持部に対して出没動作することを特徴とするロール状フィルムの切断補助装置。
  4. 請求項1記載のロール状フィルムの切断補助装置であって、前記出没切断部は、弾性部材と共に配設され、該弾性部材の反発力に抗して前記出没切断部は前記保持部より突出し、該弾性部材の付勢力により前記出没切断部は前記保持部へ収められることを特徴とするロール状フィルムの切断補助装置。
  5. 請求項1記載のロール状フィルムの切断補助装置であって、前記保持部には保持部本体から突設された一対の挟持片が設けられ、一対の前記挟持片と前記保持部本体で前記ロール状フィルム収納容器の前記容器側カッター部の一部を挟持することで前記保持部が前記ロール状フィルム収納容器に取り付けられることを特徴とするロール状フィルムの切断補助装置。
  6. 請求項5記載のロール状フィルムの切断補助装置であって、前記保持部は、前記容器側カッター部の底部から前記ロール状フィルム収納容器の上面までの寸法に合わせて当該保持部が保持するサイズを調整可能なスペーサー部を設けていることを特徴とするロール状フィルムの切断補助装置。
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