JPH05286636A - 薄膜軟質シートの切断装置 - Google Patents
薄膜軟質シートの切断装置Info
- Publication number
- JPH05286636A JPH05286636A JP13746892A JP13746892A JPH05286636A JP H05286636 A JPH05286636 A JP H05286636A JP 13746892 A JP13746892 A JP 13746892A JP 13746892 A JP13746892 A JP 13746892A JP H05286636 A JPH05286636 A JP H05286636A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- pressing tool
- cutting device
- thin film
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- Food-Manufacturing Devices (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 切断する時に斜めに裂けてしまったり、必要
な大きさに切断しにくい食品包装用の薄膜軟質シート
を、必要な位置で確実に切断できるようにした薄膜軟質
シートの切断装置の提供を目的とする。 【構成】 巻廻した薄膜軟質シートを収容して、シート
の引出し部分を支える支持体の一部に、支持体と共にシ
ートを固定する押圧具を回転可能な状態で設けた。この
押圧具にはシート切断用の刃を設けた切断器を、往復移
動可能な状態で取付けたものである。
な大きさに切断しにくい食品包装用の薄膜軟質シート
を、必要な位置で確実に切断できるようにした薄膜軟質
シートの切断装置の提供を目的とする。 【構成】 巻廻した薄膜軟質シートを収容して、シート
の引出し部分を支える支持体の一部に、支持体と共にシ
ートを固定する押圧具を回転可能な状態で設けた。この
押圧具にはシート切断用の刃を設けた切断器を、往復移
動可能な状態で取付けたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品包装用の薄膜軟質
シートを、確実に切断できるように改善した薄膜軟質シ
ートの切断装置に関する。
シートを、確実に切断できるように改善した薄膜軟質シ
ートの切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンフイルムシートの如く薄膜
軟質シートは、防湿性が良いことから食品包装用として
多く用いられている。このシートは巻廻されて、専用の
紙容器等に収納され市販されている。この薄膜軟質シー
トの使い方として、販売店では生鮮食品を包装したり、
各家庭では容器に入れた食品を包んで冷蔵庫に収容した
り、電子レンジで暖めたりするときに使用している。販
売店でシートを使用する時は、切断回数も多いことから
能率をあげる目的で、ニクロム線を用いてシートを溶断
する高価な装置を用いている。家庭でこのシートを使用
する時は、シートを収納している専用の紙ケースに、一
体的に設けられた鋸歯状のカッターを利用して切断して
いた。
軟質シートは、防湿性が良いことから食品包装用として
多く用いられている。このシートは巻廻されて、専用の
紙容器等に収納され市販されている。この薄膜軟質シー
トの使い方として、販売店では生鮮食品を包装したり、
各家庭では容器に入れた食品を包んで冷蔵庫に収容した
り、電子レンジで暖めたりするときに使用している。販
売店でシートを使用する時は、切断回数も多いことから
能率をあげる目的で、ニクロム線を用いてシートを溶断
する高価な装置を用いている。家庭でこのシートを使用
する時は、シートを収納している専用の紙ケースに、一
体的に設けられた鋸歯状のカッターを利用して切断して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】家庭で薄膜軟質シート
を用いるときは、一方の手で巻廻されたシートを支持
し、他方の手でシートを引出して容器を覆うように被せ
てから切断する。切断後に容器とシートを押圧すると両
者は密着される。この切断作業において、シートが薄い
と、設定した切断すべき位置で切ることができず、斜め
に裂けるように切れてしまうことが多い。この原因は切
断作業には邪魔になる容器の付近で無理に切断すること
と、薄膜軟質シートを生産する各メーカーによって、シ
ートの厚さが異なったり製品のばらつき等で薄いものが
できたりするからである。よって、必要分を引出しなが
ら、容器を覆ってから切断すると裂ける不具合が生じる
ので、シートをていねいに引出すと共に、注意しながら
切断してから容器に被せると、シートが短くて足りなか
ったり、長すぎたりするという不具合が生じていた。本
発明は、このような不具合を解消するためになされたも
のであり、容器上を覆ったのち必要な位置で、確実に切
断できるようにした薄膜軟質シートの切断装置の提供を
目的とする。
を用いるときは、一方の手で巻廻されたシートを支持
し、他方の手でシートを引出して容器を覆うように被せ
てから切断する。切断後に容器とシートを押圧すると両
者は密着される。この切断作業において、シートが薄い
と、設定した切断すべき位置で切ることができず、斜め
に裂けるように切れてしまうことが多い。この原因は切
断作業には邪魔になる容器の付近で無理に切断すること
と、薄膜軟質シートを生産する各メーカーによって、シ
ートの厚さが異なったり製品のばらつき等で薄いものが
できたりするからである。よって、必要分を引出しなが
ら、容器を覆ってから切断すると裂ける不具合が生じる
ので、シートをていねいに引出すと共に、注意しながら
切断してから容器に被せると、シートが短くて足りなか
ったり、長すぎたりするという不具合が生じていた。本
発明は、このような不具合を解消するためになされたも
のであり、容器上を覆ったのち必要な位置で、確実に切
断できるようにした薄膜軟質シートの切断装置の提供を
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記不具合を解決するた
めに、本発明は次のような構成としている。巻廻した薄
膜軟質シートを収容して、シートの引出し部分を支える
支持体の一部に、支持体と共にシートを固定する押圧具
を、回転可能な状態で設けた。この押圧具には、シート
の切断用の刃を設けた切断器を、往復移動可能な状態で
取付けたものである。
めに、本発明は次のような構成としている。巻廻した薄
膜軟質シートを収容して、シートの引出し部分を支える
支持体の一部に、支持体と共にシートを固定する押圧具
を、回転可能な状態で設けた。この押圧具には、シート
の切断用の刃を設けた切断器を、往復移動可能な状態で
取付けたものである。
【0005】
【作用】回転可能に設けた押圧具を、回転により上昇さ
せてから、支持体に収容した薄膜軟質シートを必要分だ
け引出して、食品を入れた容器に被せる。その後、押圧
具を降下させてシートを固定させると共に、往復移動可
能に取付けた切断器を作動させてシートを切断する。シ
ートは両手を使って引出すと共に、支持体と押圧具とで
切断付近を、しっかり固定してから切断するので、シー
トが裂けるようなことはないものである。
せてから、支持体に収容した薄膜軟質シートを必要分だ
け引出して、食品を入れた容器に被せる。その後、押圧
具を降下させてシートを固定させると共に、往復移動可
能に取付けた切断器を作動させてシートを切断する。シ
ートは両手を使って引出すと共に、支持体と押圧具とで
切断付近を、しっかり固定してから切断するので、シー
トが裂けるようなことはないものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照して説
明する。図1は本発明の薄膜軟質シートの切断装置を示
す斜視図、図2は図1で示す押圧具を回転により上昇さ
せた状態の斜視図である。図1で示すように本発明の薄
膜軟質シートの切断装置10は、巻廻したシートを収容
する支持体20と、この支持体に回転可能な状態で取付
けられ、引出したシートの一部を固定する押圧具30
と、この押圧具に取付けられ図中の矢印方向に移動し
て、シートを切断する切断器40とからなる。これらの
支持体20と押圧具30及び切断器40とは、図2で示
すように組立てられている。すなわち、支持体20は断
面を略コ字形に形成した枠体21よりなり、枠体の一端
に蝶番8等を利用して、押圧具30の一端を固着してい
る。よって、押圧具30は図中の矢印Aで示すように、
一端を支点として回動可能であり、図1及び図2で示す
状態に設定することができる。切断器40は押圧具30
に取付けられ、図2の図中で示す矢印B方向に往復移動
することができる。押圧具30内に位置する切断器40
の先端部には、シート切断用の刃44が設けられ、切断
器40と共に矢印B方向に移動することができるもので
ある。これらの支持体20と押圧具30及び切断器40
とについて、図3及び図4を参照して更に詳細に説明す
る。図3は図1を分解して示す斜視図、図4は図3で示
す押圧具の裏面側を示す斜視図である。
明する。図1は本発明の薄膜軟質シートの切断装置を示
す斜視図、図2は図1で示す押圧具を回転により上昇さ
せた状態の斜視図である。図1で示すように本発明の薄
膜軟質シートの切断装置10は、巻廻したシートを収容
する支持体20と、この支持体に回転可能な状態で取付
けられ、引出したシートの一部を固定する押圧具30
と、この押圧具に取付けられ図中の矢印方向に移動し
て、シートを切断する切断器40とからなる。これらの
支持体20と押圧具30及び切断器40とは、図2で示
すように組立てられている。すなわち、支持体20は断
面を略コ字形に形成した枠体21よりなり、枠体の一端
に蝶番8等を利用して、押圧具30の一端を固着してい
る。よって、押圧具30は図中の矢印Aで示すように、
一端を支点として回動可能であり、図1及び図2で示す
状態に設定することができる。切断器40は押圧具30
に取付けられ、図2の図中で示す矢印B方向に往復移動
することができる。押圧具30内に位置する切断器40
の先端部には、シート切断用の刃44が設けられ、切断
器40と共に矢印B方向に移動することができるもので
ある。これらの支持体20と押圧具30及び切断器40
とについて、図3及び図4を参照して更に詳細に説明す
る。図3は図1を分解して示す斜視図、図4は図3で示
す押圧具の裏面側を示す斜視図である。
【0007】図3で示すように支持体20は、その断面
を略コ字形にした枠体21であり、一方の角部には巻廻
したシートを収容するためのシート収容部22を設けて
いる。このシート収容部22は、その二辺を枠体21の
壁面を利用し、これらの壁面と直交する方向に突出した
桟A26と桟B27とで形成している。そして、図示し
ない四角柱状のシート収納箱を、その側面から枠体21
の長手方向に向って挿入する。シート収納部22と異な
る他端側の枠体21を形成する壁面には、その一部先端
を切欠くことで、カバー嵌合部28を設けている。この
カバー嵌合部とは、後述する押圧具30に形成したカバ
ーが位置するところである。切欠いた壁面の残りはレー
ル状の支え24となり、この支えと少し離間して平行
に、更にもう1本の支え24を設けている。この一対の
支え24の上部には、ゴム板を貼付して引出した軟質シ
ートを支えるようにしている。この一対の支え24間に
は、シートを切断するための刃44が挿入されるもの
で、刃挿入部25としている。また、枠体21の長手方
向は、収容するシート材収納箱と略同じ長さに設定して
いる。
を略コ字形にした枠体21であり、一方の角部には巻廻
したシートを収容するためのシート収容部22を設けて
いる。このシート収容部22は、その二辺を枠体21の
壁面を利用し、これらの壁面と直交する方向に突出した
桟A26と桟B27とで形成している。そして、図示し
ない四角柱状のシート収納箱を、その側面から枠体21
の長手方向に向って挿入する。シート収納部22と異な
る他端側の枠体21を形成する壁面には、その一部先端
を切欠くことで、カバー嵌合部28を設けている。この
カバー嵌合部とは、後述する押圧具30に形成したカバ
ーが位置するところである。切欠いた壁面の残りはレー
ル状の支え24となり、この支えと少し離間して平行
に、更にもう1本の支え24を設けている。この一対の
支え24の上部には、ゴム板を貼付して引出した軟質シ
ートを支えるようにしている。この一対の支え24間に
は、シートを切断するための刃44が挿入されるもの
で、刃挿入部25としている。また、枠体21の長手方
向は、収容するシート材収納箱と略同じ長さに設定して
いる。
【0008】図3で示すように押圧具30は、断面がコ
字形である枠体21の長手方向の開放面を覆うように配
置され、その一端を蝶番8に固着した板状の支持腕32
と、この支持腕の先端部で支持腕32と直交するように
して、その内部にスリット状の摺動溝34を設けた枠3
3を一体化している。すなわち、支持腕32と枠33と
で、T字形を形成しているものであり、枠の一端は図4
でも判明するように延長され、カバー35を形成してい
る。このカバーは、前述した支持体20のカバー嵌合部
28と重なり合うものである。摺動溝34は、枠の内部
に設けた中空部であり、その両端には孔38を設けてこ
こに軟質シートを切断するための切断器のガイド棒46
を挿入することができる。枠33を形成する長辺の平行
板は、支持体20に設けた一対の支え24上に配置され
るように設定しており、それぞれの先端部には、図4で
示すように軟質シートを固定するための細かな鋸歯状よ
りなる押刃36を設けている。この押刃36は、帯状の
細長い金属板の一端に鋸歯を形成したものであり、支持
体20の支え24に設けたゴム板上に、少しくい込むよ
うな関係で配置している。よって、支え24上に引出さ
れたシートは、この押刃36により突き刺された状態
で、ゴム板側に押圧されるものである。
字形である枠体21の長手方向の開放面を覆うように配
置され、その一端を蝶番8に固着した板状の支持腕32
と、この支持腕の先端部で支持腕32と直交するように
して、その内部にスリット状の摺動溝34を設けた枠3
3を一体化している。すなわち、支持腕32と枠33と
で、T字形を形成しているものであり、枠の一端は図4
でも判明するように延長され、カバー35を形成してい
る。このカバーは、前述した支持体20のカバー嵌合部
28と重なり合うものである。摺動溝34は、枠の内部
に設けた中空部であり、その両端には孔38を設けてこ
こに軟質シートを切断するための切断器のガイド棒46
を挿入することができる。枠33を形成する長辺の平行
板は、支持体20に設けた一対の支え24上に配置され
るように設定しており、それぞれの先端部には、図4で
示すように軟質シートを固定するための細かな鋸歯状よ
りなる押刃36を設けている。この押刃36は、帯状の
細長い金属板の一端に鋸歯を形成したものであり、支持
体20の支え24に設けたゴム板上に、少しくい込むよ
うな関係で配置している。よって、支え24上に引出さ
れたシートは、この押刃36により突き刺された状態
で、ゴム板側に押圧されるものである。
【0009】図3で示すように切断器40は、細長い板
をT字形に組合せした切断器本体42と、この切断器本
体を形成する垂直片43の先端に設けた軟質シート切断
用の刃44とからなる。この垂直片43と刃44とは、
押圧具30の摺動溝34に嵌入されるものである。更
に、垂直片43の中間部にはスリット状の孔45が設け
られ、押圧具30に設けた図示しないピンがこの孔45
に挿入される。切断器本体42の頂部は、孔45を設け
た垂直片43の長手方向よりも、その両端部が突出する
ように設定して、ここに棒体よりなるガイド棒46を設
けている。このガイド棒46にはコイルスプリング47
が挿入され、押圧具30に設けた孔38に、ガイド棒4
6を挿入して組合せする。押圧具に取付けた図示しない
ピンを、孔45に挿入して固着すると、切断器40と押
圧具30とは組立てが完了する。そして、切断器40の
頂部を押すと、切断器は刃44を先端にして下降し、押
圧を中止するとコイルスプリング47の作用により、元
の位置に復帰するように設定している。また、押圧具3
0と支持体20とは、蝶番8により固着すると薄膜軟質
シートの切断装置10が、図1で示すように組立てられ
るものである。
をT字形に組合せした切断器本体42と、この切断器本
体を形成する垂直片43の先端に設けた軟質シート切断
用の刃44とからなる。この垂直片43と刃44とは、
押圧具30の摺動溝34に嵌入されるものである。更
に、垂直片43の中間部にはスリット状の孔45が設け
られ、押圧具30に設けた図示しないピンがこの孔45
に挿入される。切断器本体42の頂部は、孔45を設け
た垂直片43の長手方向よりも、その両端部が突出する
ように設定して、ここに棒体よりなるガイド棒46を設
けている。このガイド棒46にはコイルスプリング47
が挿入され、押圧具30に設けた孔38に、ガイド棒4
6を挿入して組合せする。押圧具に取付けた図示しない
ピンを、孔45に挿入して固着すると、切断器40と押
圧具30とは組立てが完了する。そして、切断器40の
頂部を押すと、切断器は刃44を先端にして下降し、押
圧を中止するとコイルスプリング47の作用により、元
の位置に復帰するように設定している。また、押圧具3
0と支持体20とは、蝶番8により固着すると薄膜軟質
シートの切断装置10が、図1で示すように組立てられ
るものである。
【0010】このように構成した薄膜軟質シートの切断
装置10の使用例について、図5を参照して説明する。
図5は図1の使用例を示す説明図である。図2で示すよ
うに押圧具30を上昇させてから、図3で説明したシー
ト収容部22に市販品の薄膜軟質シート52を挿入す
る。このシートは紙容器に挿入されたままで、シートの
先端部を引出しできる状態に設定してから収容する。こ
れが使用可能状態である。容器50に入れた食品をラッ
ピングする時は、本装置の前方に近接して容器50を置
くと共に、容器を完全に覆う位置まで現物に合せて、薄
膜軟質シート52を両手で引出す。その後、図5で示す
ように押圧具30を点線で示す上昇位置から、実線で示
す下降方向に回転させると、薄膜軟質シート52は、押
圧具30の重みで一対の押刃36により、支え24上に
押圧され固定できる。更に、切断器40の頂部を図中の
矢印Bで示す方向に押すと、切断器40はコイルスプリ
ング47の作用にさからって降下すると共に、一対の支
え24と押刃36とにより、固定された薄膜軟質シート
52を切断する。切断器40への押圧を中止して押圧具
30を上昇させると、シートは容器側と収容部側に分離
されているから、容器の周囲を押えることにより、シー
トと容器とは密着してラッピングされることになる。次
回に使用する時は、再度同様に薄膜軟質シート52を引
出して使用するものであり、不使用時は図5の実線で示
すように、押圧具30を降下させておくものである。シ
ートの引出し中に何らかの理由で、押圧具30が倒れた
場合は、切断器の刃44が手や指に当る危険性が考えら
れるが、刃44の前方には押圧具にカバー35を一体で
設けることによって保護しており、押圧具30が落下し
ても、カバー35が先に手に当るように配慮して、危険
を防止している。
装置10の使用例について、図5を参照して説明する。
図5は図1の使用例を示す説明図である。図2で示すよ
うに押圧具30を上昇させてから、図3で説明したシー
ト収容部22に市販品の薄膜軟質シート52を挿入す
る。このシートは紙容器に挿入されたままで、シートの
先端部を引出しできる状態に設定してから収容する。こ
れが使用可能状態である。容器50に入れた食品をラッ
ピングする時は、本装置の前方に近接して容器50を置
くと共に、容器を完全に覆う位置まで現物に合せて、薄
膜軟質シート52を両手で引出す。その後、図5で示す
ように押圧具30を点線で示す上昇位置から、実線で示
す下降方向に回転させると、薄膜軟質シート52は、押
圧具30の重みで一対の押刃36により、支え24上に
押圧され固定できる。更に、切断器40の頂部を図中の
矢印Bで示す方向に押すと、切断器40はコイルスプリ
ング47の作用にさからって降下すると共に、一対の支
え24と押刃36とにより、固定された薄膜軟質シート
52を切断する。切断器40への押圧を中止して押圧具
30を上昇させると、シートは容器側と収容部側に分離
されているから、容器の周囲を押えることにより、シー
トと容器とは密着してラッピングされることになる。次
回に使用する時は、再度同様に薄膜軟質シート52を引
出して使用するものであり、不使用時は図5の実線で示
すように、押圧具30を降下させておくものである。シ
ートの引出し中に何らかの理由で、押圧具30が倒れた
場合は、切断器の刃44が手や指に当る危険性が考えら
れるが、刃44の前方には押圧具にカバー35を一体で
設けることによって保護しており、押圧具30が落下し
ても、カバー35が先に手に当るように配慮して、危険
を防止している。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、薄
膜軟質シートを切断装置に収容して、シートを両手で引
出せるようにしたことにより、多くの効果を得ることが
できた。すなわち、従来の片手操作によると、シートは
簡単に裂けて巻廻した本体に付着するから、先端部を見
つけるのに苦労するという不具合が多かった。本装置に
よればシートを両手で切断する両側を押圧して切断する
ことにより、シートの裂ける事故は皆無になった。ラッ
ピングする時に本装置の前方に容器を置き、シートの長
さは現物合せで確認できるから、長さの長短による不具
合が全く無くなった。品質やメーカーによるシートの板
厚のばらつきに関係なく、ラッピング作業ができるよう
になったので、作業効率が非常に良くなったなど多くの
効果を得ることができた。
膜軟質シートを切断装置に収容して、シートを両手で引
出せるようにしたことにより、多くの効果を得ることが
できた。すなわち、従来の片手操作によると、シートは
簡単に裂けて巻廻した本体に付着するから、先端部を見
つけるのに苦労するという不具合が多かった。本装置に
よればシートを両手で切断する両側を押圧して切断する
ことにより、シートの裂ける事故は皆無になった。ラッ
ピングする時に本装置の前方に容器を置き、シートの長
さは現物合せで確認できるから、長さの長短による不具
合が全く無くなった。品質やメーカーによるシートの板
厚のばらつきに関係なく、ラッピング作業ができるよう
になったので、作業効率が非常に良くなったなど多くの
効果を得ることができた。
【図1】本発明の薄膜軟質シートの切断装置を示す斜視
図である。
図である。
【図2】図1で示す押圧具を回転により上昇させた状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図3】図1を分解して示す斜視図である。
【図4】図3で示す押圧具の裏面側を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】図1の使用例を示す説明図である。
10 薄膜軟質シートの切断装置 20 支持体 22 シート収容部 24 支え 30 押圧具 34 摺動溝 36 押刃 40 切断器 44 刃 52 薄膜軟質シート
Claims (1)
- 【請求項1】 薄膜軟質シートを収容すると共に、引出
した前記シートを支える支持体と、 この支持体に回動可能な状態で取付けられ、前記シート
を前記支持体に押圧する押圧具と、 この押圧具に往復移動が可能な状態で取付けられると共
に、前記シートを切断する切断器とからなることを特徴
とする薄膜軟質シートの切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13746892A JPH05286636A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 薄膜軟質シートの切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13746892A JPH05286636A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 薄膜軟質シートの切断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05286636A true JPH05286636A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=15199316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13746892A Pending JPH05286636A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 薄膜軟質シートの切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05286636A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004096505A1 (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-11 | Life Two Co., Ltd. | ラップケース |
CN100411833C (zh) * | 2003-04-28 | 2008-08-20 | 株式会社莱夫托 | 保鲜膜盒 |
CN109368051A (zh) * | 2018-10-10 | 2019-02-22 | 庄婉卿 | 一种通过辅助拉伸节料式的轻便式保鲜膜包装盒 |
CN111619965A (zh) * | 2020-05-28 | 2020-09-04 | 嘉善恒宇塑胶有限公司 | 一种防伤手保鲜膜切割盒及其使用方法 |
-
1992
- 1992-04-13 JP JP13746892A patent/JPH05286636A/ja active Pending
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