JP4689953B2 - ラップケース - Google Patents

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Description

本発明は、ケース内に収容したラップフイルムを必要なときに所要の長さづつ引き出しては切り取って使用する形式のラップケースに関する。
従来知られているこの種のラップケースは、金属製カッター部分が紙箱部分に装備された構成(特許文献1参照)であったために、カッター部分と紙箱部分とは、分別された状態で捨てられており、捨てるにも手間がかかっていた。
実公平07−38129号公報
また、上記の使い捨てのラップケースは、近年、問題としてクローズアップされている環境汚染を抑制するためにも、また地球資源および焼却燃料の無駄を少なくするためにも、各家庭や自治体の回収費用を削減するためにも好ましくない。
さらに、今日、環境問題が問われる中、塩化ビニールがダイオキシンを発生するなどの理由から社会問題化しており、塩化ビニール製ラップがポリエチレンラップに変わりつつある。
しかしながら、ポリエチレンラップを従来の紙箱ケースの刃でカットしようとした場合には、ポリエチレンラップは塩化ビニールラップに比して非常に粘りがあることから、カットしにくく、無理に切断しようとした場合には、誤って手を切る可能性がある。
また、ポリエチレンラップを切るときには、一般に手を回転させて手前方向に返しながらカットしていたために、切り取ったラップの端部がくっついてしまうことがしばしばで、使用者においてはストレスを感じることがあった。
また、従来のラップケースは、ラップを引き出す場合や切断する場合に、カッター部分に指が触れて傷付きやすいという問題もあった。
本発明の課題は、上記背景技術において述べたような諸問題を解決することにある。具体的には、ポリエチレン製のラップであっても、容易、確実かつ安全に切り取れると共に使いやすく、又、使い捨てせず繰り返し何度でも再使用することができて省資源化等を可能にする新規のラップケースを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の本発明のラップケースは、合成樹脂製であって、円筒状のラップを収納する収納ケース部と、この収納ケース部に回動可能に設けられ、上記収納ケース部を開閉可能に覆いうると共に、引き出されたラップフィルムを切断しうる刃部材を有する蓋部とを備え、上記蓋部は、引き出されたラップフィルムを上記収納ケース部を閉止する際に上記刃部材により切断しうるように構成され、上記収納ケース部は、上記円筒状のラップを収納しうるように上方部が開放された箱状に形成され、上記ラップを内部で回転可能に支持して収納ケース部の幅方向前方へ引き出し得るように構成されると共に、上記蓋部は上記収納ケース部の幅方向後端部に回動可能に固定され、上記蓋部の回動方向先端部には刃部材が設けられ、上記収納ケース部の幅方向前端部には、蓋部が収納ケース部を被覆する際に、上記刃部材が収納されうる刃部収納部が形成され、上記刃部収納部に上記刃部材が収納される際に上記刃部材により上記刃部収納部上に配置されたラップフィルムを切断しうるように構成され、上記刃部収納部は、上記収納ケース部を形成する幅方向前端部側の壁部の上端部に形成され、幅方向に所定間隔を置いて対向して形成された前後一対の刃部収納壁部により形成されると共に、上記前後一対の刃部収納壁部における後方の刃部収納壁部の上面部、前側面部及び後側面部には、上記前側面部及び後側面部の間において、上記ラップを緊張状態で固定しうるラップ滑り止め部が設けられ、上記刃部材の近傍には、長さ方向に沿って背板が設けられ、上記刃部材の刃先は、蓋部の回動方向先端部に形成された前壁部の先端及び上記背板の先端よりも低く形成されると共に、上記背板の先端部は上記前壁部先端部よりも高く形成され、上記背板は、蓋部が上記収納ケース部を閉止した状態で、上記刃部収納壁部の上に載置されたラップフィルムを後側の刃部収納壁部の後方で下方へ押し下げるように構成されていることを特徴とする。
即ち、本発明に係るラップケースにあっては、収納ケース部内に収容したラップのラップフィルムを所要の長さづつ引き出しては、蓋部に取付けられた刃部材により切断して使用できる。
また、本発明に係るラップケースにあっては、収納ケース部内に収容したラップのラップフィルムを所要の長さづつ引き出しては、収納ケース部を被覆する方向へ蓋部を回転させて、その蓋部に取付けられた刃部材を上記刃部収納部へ収納させることにより刃部材によりラップフィルムを切断することができる。
また、本発明に係るラップケースにあっては、刃部材に指を近づけた場合に、その刃部材の刃先よりも外方へ突出している背板の先端及び前壁部の先端に指が接触して、刃先には指が接触しにくくなる。
また、蓋部を閉止すると、背板がラップフィルムを押し下げて、そのラップフィルムに張力が付与される。
また、本発明に係るラップケースにあっては、上記刃部収納壁部の上にラップが載置された状態で、その前後一対の刃部収納壁部間に刃部材が挿入してラップフィルムが切断されるものである。
また、本発明に係るラップケースにあっては、刃部材によりラップフィルムを切断するときに、そのラップフィルムは、後方の刃部収納壁部の上面部及び前側面部に設けられた滑り止め部材に接触して所定の張力を持った状態で固定されるものである。
また、請求項記載の本発明のラップケースは、上記刃部収納部を構成する前後一対の刃部収納壁部には、使用者が指を上記刃部収納部内に挿入しうる切欠部が形成され、ラップフィルムを引き出す際には上記切欠部に指を挿入して、ラップフィルム先端部を保持しうるように構成されていることを特徴とする。
即ち、本発明に係るラップケースにあっては、ラップフィルムを切断した後に、上記切欠部に指を挿入して、次に切断しようとするラップフィルムをその指で摘むことにより引き出すことができる。
また、請求項記載の本発明のラップケースは、上記収納ケース部と上記蓋部における長さ方向の端部に、上記蓋部が上記収納ケース部を閉止した状態を固定しうるロック機構が設けられたことを特徴とする。
即ち、本発明に係るラップケースにあっては、ラップフィルムを切断する必要がない場合は、蓋部により上記収納ケース部を閉止し、上記ロック機構によりその閉止状態を固定することができる。
また、請求項記載の本発明のラップケースは、上記収納ケース部の長さ方向の端壁部には、その端壁部を貫通して着脱可能で、装着されることにより上記収納ケース部に配置したラップの巻芯内に挿入してラップを回転しうるように保持すると共に、上記端壁部から抜出されることによりラップの巻芯から脱出して上記収納ケース部からラップを取り出し可能とするラップ係止部材が設けられたことを特徴とする。
即ち、本発明に係るラップケースにあっては、上記ラップ係止部材を装着したり抜き出すことによりラップを保持したり、取り出したりすることができる。
また、請求項記載の本発明のラップケースは、上記刃部材が細長板状に形成され、蓋部の長さ方向に沿って配置されていることを特徴とする。
即ち、本発明に係るラップケースにあっては、上記刃部材がラップの幅方向全体を一度に切断することができる長さを有している。
また、請求項記載の本発明のラップケースは、上記蓋部と収納ケース部を回動自在に連結する部位に、蓋部が収納ケース部に対し全開しないように所要角度だけ回転した状態でその回転を停止させうるストッパが設けられたことを特徴とする。
即ち、本発明に係るラップケースにあっては、蓋部が収納ケース部の上方を開放する方向へ所要角度回転したときにストッパがそれ以上の回転を阻止し、上記蓋部が全開しないようにすることができる。
また、請求項記載の本発明のラップケースは、上記収納ケース部の底部に、円筒状のラップを回転可能に保持しうる曲面からなるラップ摺接面を有するリブが設けられていることを特徴とする。
即ち、本発明に係るラップケースにあっては、ラップが上記リブのラップ摺接面により回転しやすくなる。
また、請求項に係るラップケースは、上記収納ケース部及び蓋部がABS樹脂製であることを特徴とする。
即ち、本発明に係るラップケースにあっては、上記ラップケースがABS樹脂製であることから、ラップフィルムを使い切った場合に廃棄せず、新しいラップを再び収納して使用することができる。
また、請求項に係るラップケースは、上記収納ケース部の底部裏面側には磁力による固定手段が設けられていることを特徴とする。
即ち、本発明に係るラップケースにあっては、使用しないときには上記磁力を使用した固定手段により冷蔵庫等に吸着させておくことができる。
また、請求項10に係るラップケースは、上記ラップフィルムはポリエチレン製、又はポリプロピレン製、又はポリエチレンとポリプロピレンの複合構造であることを特徴とする。
即ち、本発明に係るラップケースにあっては、上記のように問題の多い塩化ビニル製のラップに変えて問題の少ないポリオレフィン製ラップを使用するものである。
また、請求項11に係るラップケースは、上記刃部材が目立てされていることを特徴とする。
即ち、本発明に係るラップケースにあっては、刃部材の切れ味が良好である。
請求項1記載の本発明のラップケースは、合成樹脂製であって、円筒状のラップを収納する収納ケース部と、この収納ケース部に回動可能に設けられ、上記収納ケース部を開閉可能に覆いうると共に、引き出されたラップフィルムを切断しうる刃部材を有する蓋部とを備え、上記蓋部は、引き出されたラップフィルムを上記収納ケース部を閉止する際に上記刃部材により切断しうるように構成されていることから、蓋部を回転させることにより刃部材でラップフィルムを切断することができる。
従って、ラップフィルムを切断する場合に、従来のラップケースのように手を返すように回転させる必要がないので、操作が容易である。また、従来のラップケースのようにラップフィルムを切断する場合に手を回転させると、ラップフィルム同士がくっついてしまうという不具合があるが、本発明のラップケースは、このような不具合もない。
た、上記収納ケース部が、上記円筒状のラップを収納しうるように上方部が開放された箱状に形成され、上記ラップを内部で回転可能に支持して収納ケース部の幅方向前方へ引き出し得るように構成されていることから、ラップを収納部に収納しやすく、かつ、その収納部からラップフィルムを前方へ引き出しやすい。
また、上記蓋部は上記収納ケース部の幅方向後端部に回動可能に固定され、上記蓋部の回動方向先端部には刃部材が設けられ、上記収納ケース部の幅方向前端部には、蓋部が収納ケース部を被覆する際に、上記刃部材が収納されうる刃部収納部が形成され、上記刃部収納部に上記刃部材が収納される際に上記刃部材により上記刃部収納部上に配置されたラップフィルムを切断しうるように構成されていることから、蓋部を回転させて、その蓋部に取付けられた刃部材を上記刃部収納部へ収納させることによりラップフィルムを切断することができるので、操作が容易かつ安全で、ラップフィルムを確実に切断することができる。
また上記刃部収納部は、上記収納ケース部を形成する幅方向前端部側の壁部の上端部に形成され、幅方向に所定間隔を置いて対向して形成された前後一対の刃部収納壁部により形成され、上記刃部収納壁部の上にラップフィルムが載置された状態で、その前後一対の刃部収納壁部間に刃部材が挿入してラップフィルムが切断されることから、刃部材により切断されるラップフィルムは、一対の刃部収納壁部の上面間に張力を持って載置されるので、刃部材によるラップフィルムの切断が容易かつ確実である。
また上記前後一対の刃部収納壁部における後方の刃部収納壁部の上面部、前側面部及び後側面部に、引き出したラップフィルムを所定の張力を持った状態で固定しうるラップ滑り止め部が設けられ、刃部材によりラップフィルムを切断するときに、そのラップフィルムは、刃部収納壁部の上面部及び前側面部に設けられた滑り止め部材に接触して固定されることから、ラップフィルムが緊張状態を維持して刃部材による切断が容易である。
また、ラップフィルムが切断された後も、次に引き出そうとするラップフィルムの先端部が滑り止め部材に保持されるので、引き出しやすい。
また上記刃部材は、蓋部の回動方向先端部に配置され、その刃部材の近傍に長さ方向に沿って背板が設けられ、上記刃部材の刃先は、蓋部の回動方向先端部に形成された前壁部の先端及び上記背板の先端よりも低く形成され、上記背板は、蓋部が上記収納ケース部を閉止した状態で、上記収納壁部の上に載置されたラップフィルムを後側の収納壁部の後方で下方へ押し下げるように構成されたことから、刃部材に指を近づけた場合に、その刃部材の刃先よりも外方へ突出している背板及び前壁部の先端に指が接触して、刃先には指が接触しにくくなるので、指が刃先に触れて怪我をしにくくなる。
また、蓋部を閉止すると、背板がラップフィルムをを押し下げて、そのラップフィルムに張力が付与されるので、ラップフィルムを刃部材により切断しやすくなる。
また、請求項記載の本発明のラップケースにあっては、上記刃部収納部を構成する前後一対の刃部収納壁部には、使用者が指を上記刃部収納部内に挿入しうる切欠部が形成され、ラップフィルムを引き出す際には上記切欠部に指を挿入して、ラップフィルム先端部を保持しうることから、ラップフィルムを切断した後に、上記切欠部に指を挿入して、次に切断しようとするラップフィルムをその指で摘むことにより容易に引き出すことができて使い勝手が良い。
また、請求項記載の本発明のラップケースにあっては、上記収納ケース部と上記蓋部における長さ方向の端部には、上記蓋部が上記収納ケース部を閉止した状態を固定しうるロック機構が設けられたことから、ラップフィルムを切断する必要がない場合は、蓋部により上記収納ケース部を閉止し、上記ロック機構によりその閉止状態を固定することができるので、蓋部が安易に開いて中身のラップが飛び出したり、汚れるのを防止することができる。
また、請求項記載の本発明のラップケースは、上記収納ケース部の長さ方向の端壁部には、その端壁部を貫通して着脱可能で、装着されることにより上記収納部に配置したラップの巻芯内に挿入してラップを回転しうるように保持すると共に、上記端壁部から抜出されることによりラップの巻芯から脱出して上記収納ケース部からラップを取り出し可能とするラップ係止部材が設けられたことから、上記ラップ係止部材の装着及び抜出しによりラップを保持したり、取り出したりできるので、ラップの交換が容易で迅速に行うことができる。
また、請求項記載の本発明のラップケースは、上記刃部材が細長板状に形成され、蓋部の長さ方向に沿って配置されていることから、ラップフィルムの幅方向全体を一度に切断することができ、ラップフィルムの切断が容易である。
また、請求項記載の本発明のラップケースにあっては、上記蓋部と収納ケース部を回動自在に連結する部位には、蓋部が収納ケース部に対し全開しないように所要角度だけ回転した状態でその回転を停止させうるストッパが設けられたことから、蓋部が収納ケース部の上方を開放する方向へ所要角度回転したときにストッパがその回転を阻止して蓋部が全開しないようにすることができるので、手に保持した状態でラップの切断作業を行う場合に、手の小さい人でも保持しやすく、切断作業をしやすい。
また、請求項記載の本発明のラップケースにあっては、上記収納ケース部の底部には、円筒状のラップを回転可能に保持しうる曲面からなるラップ摺接面を有するリブが設けられていることから、ラップが上記リブのラップ摺接面により回転しやすくなり、ラップの引き出しがスムースにできる。
また、請求項記載の本発明のラップケースにあっては、上記収納ケース部及び蓋部がABS樹脂製であることから、ラップを使い切った場合に廃棄せず、新しいラップを再び収納して使用することができるので、資源の有効な活用に寄与することができる。また、ABS樹脂製であることから、表面に付着した汚れを落しやすく清潔に保つことができる。また、表面にデザイン印刷を施すことも容易である。
また、請求項記載の本発明のラップケースにあっては、上記収納ケース部の底部裏面側には磁力による固定手段が設けられていることから、使用しないときには上記磁力を使用した固定手段により冷蔵庫等に吸着させておくことができるので、保管が便利である。
また、請求項10記載の本発明のラップケースにあっては、上記ラップフィルムはポリエチレン製、又はポリプロピレン製、又はポリエチレンとポリプロピレンの複合構造であることから、塩化ビニル製のラップフィルムのように焼却してもダイオキシンのような有害物質を発生しないので環境汚染を防止することができる。
また、請求項11記載の本発明のラップケースは、上記刃部材が目立てされていることから、刃部材の切れ味が良好で、ラップフィルムをスムースに切断することができ、又、切り跡も綺麗である。
以下、図面を用いて本発明に係る実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係るラップケース1は、合成樹脂製であって、図1〜図4に示すように、円筒状のラップ4を収納する収納ケース部2と、この収納ケース部2に回動可能に設けられ、上記収納ケース部2を開閉可能に覆いうると共に、引き出されたラップフィルム5を切断しうる刃部材34を有する蓋部3とを備え、上記蓋部3は、引き出されたラップフィルム5を上記収納ケース部2を閉止する際に上記刃部材34により切断しうるように構成されている。
また、上記収納ケース部2は、図1〜図4に示すように、上記円筒状のラップ4を収納しうるように上方部が開放された箱状に形成され、上記ラップ4を内部で回転可能に支持して収納ケース部2の幅方向前方へ引き出し得るように構成されると共に、上記蓋部3は上記収納ケース部2の幅方向後端部に回動可能に固定され、上記蓋部3の回動方向先端部には刃部材34が設けられ、上記収納ケース部2の幅方向前端部には、蓋部3が収納ケース部2を被覆する際に、上記刃部材34が収納されうる刃部収納部18が形成され、上記刃部収納部18に上記刃部材34が収納される際に上記刃部材34により上記刃部収納部18上に配置されたラップフィルム5を切断しうるように構成されている。
また、上記刃部収納部18は、図1〜図4に示すように、上記収納ケース部2を形成する幅方向前端部側の壁部16の上端部に形成され、幅方向に所定間隔を置いて対向して形成された前後一対の刃部収納壁部19,20により形成されている。
また、図1及び図2に示すように、上記前後一対の刃部収納壁部19,20における後方の刃部収納壁部20の上面部、前側面部及び後側面部には、ラップ滑り止め部23が設けられている。
また、図1に示すように、上記刃部収納部18を構成する前後一対の刃部収納壁部19,20には、使用者が指を上記刃部収納部18内に挿入しうる切欠部21,22が形成され、ラップフィルム5を引き出す際には上記切欠部21,22に指を挿入して、ラップフィルム5先端部を保持しうるように構成されている。
また、図1及び図7に示すように、上記収納ケース部2と上記蓋部3における長さ方向の端部には、上記蓋部3が上記収納ケース部2を閉止した状態を固定しうるロック機構39が設けられている。
また、図1,図5及び図6に示すように、上記収納ケース部2の長さ方向の端壁部8には、その端壁部8を貫通して着脱可能で、装着されることにより上記収納ケース部2に配置したラップ4の巻芯6内に挿入してラップ4を回転しうるように保持すると共に、上記端壁部8から抜出されることによりラップ4の巻芯6から脱出して上記収納ケース部2からラップ4を取り出し可能とするラップ係止部材7が設けられている。
また、図1に示すように、上記刃部材34は細長板状に形成され、蓋部3の長さ方向に沿って配置されている。
また、図1、図2及び図4に示すように、上記刃部材34は、蓋部3の回動方向先端部に配置され、その刃部材34の近傍に長さ方向に沿って背板38が設けられ、上記刃部材34の刃先は、蓋部3の回動方向先端部に形成された前壁部37の先端及び上記背板38の先端よりも低く形成され、上記背板38は、蓋部3が上記収納ケース部2を閉止した状態で、上記収納壁部19,20の上に載置されたラップフィルム5を後側の収納壁部20の後方で下方へ押し下げるように構成されている。
また、図8及び図9に示すように、上記蓋部3と収納ケース部2を回動自在に連結する部位には、蓋部3が収納ケース部2に対し全開しないように所要角度だけ回転した状態でその回転を停止させうるストッパ32,33が設けられている。
また、図1及び図2に示すように、上記収納ケース部2の底部には、円筒状のラップ4を回転可能に保持しうる曲面からなるラップ摺接面15を有するリブ14が設けられている。
また、上記収納ケース部2及び蓋部3はABS樹脂により成形されている。
また、図2及び図4に示すように、上記収納ケース部2の底部裏面側には磁力による固定手段25が設けられている。
また、上記ラップフィルム5はポリエチレン、又はポリプロピレン、又はポリエチレンとポリプロピレンの複合素材により形成されている。
また、上記刃部材34は目立てされている。
以下、図示した本発明の実施例について説明する。
まず、本実施例に係るラップケース1は、図1及び図2に示すように、収納ケース部2と蓋部3を有して構成され、上記収納ケース部2と蓋部3は共に合成樹脂により、具体的にはABS樹脂により成形されている。
上記収納ケース部2は、図1及び図2に示すように、円筒状に形成されたラップ4を収納して保持すると共に、そのラップフィルム5を引き出しうるように、上方部が開放された横長の略箱状に形成されている。
なお、ラップ4は、図2及び図4に示すように、厚紙により円筒形に形成された巻芯6の外周部にラップフィルム5を巻き付けて構成されている。そして、そのラップフィルム5はポリエチレン、又はポリプロピレン、又はポリエチレンとポリプロピレンの複合素材により形成されている。従来の塩ビ製のラップフィルムは焼却した場合にダイオキシン等の有害物質を発生するが、このポリエチレン等で形成されたラップフィルム5は焼却しても有害物質を発生しないので環境汚染を防止することができる。
上記収納ケース部2に収納されたラップ4は、図1、図5及び図6に示すように、ラップ係止部材7により係止されて、抜け出さないように保持されている。このラップ係止部材7は上記収納ケース部2における長さ方向の両端に形成された端壁部8に着脱可能に装着されている。
上記ラップ係止部材7は、図1、図5及び図6に示すように、円板状の頭部9と、その頭部9から内方へ突出された筒部10を有し、その筒部10はスリット11により弾性変形容易に形成され、その筒部10の先端外面部には係止部12が設けられている。
上記ラップ係止部材7は、図1、図5及び図6に示すように、上記収納ケース部2の長さ方向の両端に形成された端壁部8の外面側に上記頭部9を配置して、その筒部10が端壁部8に形成された孔13を貫通する状態に装着されている。
上記ラップ係止部材7の筒部10は、上記の孔13に対し内外方向へ移動可能で、外方へ移動させたときに上記係止部12が端壁部8の内面側の孔13の縁に係止して抜け止めされ、又、その筒部10を径方向に縮小させれば、係止部12の係止が外れて、係止部12は孔13を通過可能となり、ラップ係止部材7は端壁部8から取り外し可能となるように形成されている。
上記収納ケース部2に上記ラップ2を収容して、上記ラップ係止部材7を上記端壁部8に装着し、その筒部10を内方へ移動させると、その筒部10がラップ2の巻芯6の内部に挿入してラップ2が収納ケース部2から脱出しないように保持される。
逆に、筒部10を端壁部8から抜き取れば、ラップ2がフリーとなって収納ケース部2から取り出し可能となる。なお、筒部10を外方へ移動させて、係止部12が端壁部8の内面側の孔13の縁に係止した状態でも、ラップ2が取り出せるように寸法が設定されている。
上記収納ケース部2に収容されたラップ2のラップフィルム5を引き出す場合は、ラップ4が回転することになる。従って、ラップ4がスムースに回転しないと、ラップフィルム5の引き出しが阻害されてしまう。そこで上記収納ケース部2の底面には、図1及び図2に示すように、長さ方向の複数箇所に、ラップ2を回転しやすくするためのリブ14が幅方向に形成されている。
上記リブ14は、円筒状のラップ2を回転可能に保持しうる曲面からなるラップ摺接面15を有している。
なお、上記リブ14は、収納ケース部2の幅方向後部側の方が、幅方向前部側よりも高さ寸法が大きくなるように形成してもよい。そのようにすれば、ラップ2は、収納ケース部2内で、上記リブ14の高さの相違により常時前方に押された状態で配置されることになるので、収納ケース2部の幅方向後方への巻き戻りが発生せず、次回のラップフィルム5の引き出しが容易になる。
上記収納ケース部2における幅方向の前端部、すなわち、上記収納ケース部2における前壁部16の上端には、図1及び図2に示すように、前方へ突出する顎板部17が設けられ、その顎板部の17の上に刃部収納部18が設けられている。
上記刃部収納部18は,図1及び図2に示すように、平行に立設された前後一対の刃部収納壁部19,20によって構成されている。この刃部収納壁部19,20は上記顎板部17の上面側に長さ方向に沿って形成され、その長さ方向の中央部には、図1に示すように、手の指を挿入しうる幅の切欠部21,22が形成されている。
従って、上記切欠部21,22に指を挿入することにより、収納ケース部2に収容されたラップ4のラップフィルム5指で摘んで容易に引き出すことができる。
上記刃部収納部18における幅方向後方に位置する刃部収納壁部20には、図1及び図2に示すように、その上面部、前側面部及び後側面部とにラップ滑り止め部23が設けられている。
上記ラップ滑り止め部23は、本実施例ではシート状に形成されたものが貼着されて形成されている。このシート状に形成されたラップ滑り止め部23は、ごく僅かな荷重でも極めて高いノンスリップ性を発揮する弾性ABS系樹脂がカーボンセラミック入り合成ゴム芯材の上に積層された構造を有している。
なお、上記ラップ滑り止め部23は、粘着性物質を塗布することによっても設けることができる。
また、上記収納ケース部2の底板部24の裏面側には、図2及び図4に示すように、磁力を利用した固定手段25として、粉末マグネット混入プラスチック板26が接着されている。従って、使用しない場合は冷蔵庫等に吸着させて保管することができる。
また、上記蓋部3は、図1〜図4に示すように、上記収納ケース部2の上方を覆いうるように横長箱状に形成され、その幅方向後端部が上記収納ケース2の幅方向後端部に回動自在に連結されている。すなわち、上記収納ケース部2における後壁部27の上端と、蓋部3の後壁部28の下端にはそれぞれ長さ方向に沿ってヒンジ部29,30が形成され、それらヒンジ部29,30に回動中心軸31が挿通されることにより、蓋部3と収納ケース部2は回動自在に連結されている。
すなわち、上記蓋部3は前方へ回転することにより,図3及び図4に示すように、上記収納ケース部2の上方を覆って閉止し、逆に後方へ回転することにより上記収納ケース部2の上方を開放しうるように形成されている。
上記蓋部3と収納ケース部2を回動自在に連結する部位には、図8及び図9に示すように、蓋部3が収納ケース部2に対し全開しないように、閉止した状態から略135°程度回転した状態でその回転を停止させうるストッパ32,33が設けられている。なお、このストッパ32,33の形状及び構造は自由であり、図示したものに限定されない。
また、図1〜図4に示すように、上記蓋部3の回動方向先端部、すなわち、幅方向前端部には刃部材34が設けられている。この刃部材34は、細幅金属板35の一側縁に鋸歯36を設けることにより形成され、その鋸歯36は目立てされている。
上記刃部材34は、図1に示すように、蓋部3における前壁部37の少し後方に長さ方向に沿って配置され、その基端部は蓋部3に固着されている。
上記刃部材34は、図3及び図4に示すように、蓋部3を前方へ回転させて上記収納ケース部2の上を覆って閉止したときに、上記刃部収納部18内に上方から挿入し、上記前後一対の刃部収納壁部19,20の間に位置するように配置されている。
上記蓋部3の前端部で、図1に〜図4に示すように、上記刃部材34の少し後方位置には、上記刃部材34の長さ方向に沿って背板38が設けられている。
上記背板38は、図1〜図4に示すように、上記刃部材34の刃先より先端が外方へ突出するように形成されている。また、上記蓋部3における前壁部37の先端も上記刃部材34の刃先より先端が外方へ突出するように形成されている。すなわち、上記刃部材34の刃先は、上記背板38の先端、及び前壁部37の先端よりも低く形成されている。
従って、蓋部3を開いた状態で、上記刃部材34の刃先に手の指を近づけた場合に、その指は背板38の先端、又は前壁部37の先端に接触し、刃部材34の刃先に接触するのを妨げられる。これにより、指が刃先に触れて傷付くのを防止することができ、安全性を高めることができる。
また、上記背板38は、図4に示すように、蓋部3を前方へ回転させて収納ケース部2の上を覆い閉止したときに、上記刃部収納壁部19,20の上に載置されたラップフィルム5を後側の刃部収納壁部20の後方で上方から下方へ押し下げる機能を有している。これにより、ラップフィルム5に張力を付与することができる。
また、図1及び図7に示すように、蓋部3を前方へ回転させて収納ケース部2の上を覆い閉止した状態を固定するためのロック機構39が設けられている。
上記ロック機構39は、図1及び図7に示すように、ロック片40と係止溝41により構成されている。上記ロック片40は上記蓋部3の長さ方向における両端の端壁部42から先端が突出するように設けられ、上記係止溝41は上記収納ケース部2の長さ方向における両端の端壁部8の内面部に形成されている。
そして、蓋部3を前方へ回転させて収納ケース部2の上を覆い閉止した状態で、上記ロック片40の先端フック部43が上記係止溝41に係合することによりロック状態となるように形成されている。
上記蓋部3の外面部における幅方向前端部には、図3に示すように、指で摘んで蓋部3を開きやすくするために、ツマミ44が設けられている。
本実施例に係るラップケース1は以下のように使用する。
まず、図1及び図2に示すように、蓋部3を後方へ回転させて収納ケース部2の上方を開放し、かつ、上記ラップ係止部材7を収納ケース部2の端壁部8から抜き出した状態、又は外方へ移動させた状態にして、空の収納ケース部2の内部に円筒状のラップ2を収納する。
この場合、上記蓋部3を開いた状態では、上記ストッパ32,33により蓋部3は全開しない状態で固定されるので、手の小さい人でもラップケース1を容易に保持できて、操作しやすい。
また、上記のように蓋部3を開いた状態で、その蓋部3に取り付けられた上記刃部材34に手を近づけると、上記背板38の先端、又は前壁部37の先端に手が当たって、刃部材34に手が触れるのを妨げられる。従って、手が傷付くのを防止される。
次に、上記ラップ係止部材7を上記端壁部8に装着し、又は内方へ移動させることにより、ラップ係止部材7の筒部10をラップ4の巻芯6の内部に挿入する。これにより、収納ケース部2に対するラップ2の装填が終了し、ラップ2は収納ケース部2内に脱出不能に保持される。
所要長さのラップフィルム5を切り取って使用する場合は、図2に示すように、上記ラップ2から所要長さのラップフィルム5を引き出して、そのラップフィルム5の切断しようとする箇所を上記刃部収納部18を構成する前後一対の上記刃部収納壁部19,20の上に載置する。このとき、ラップフィルム5は上記ラップ滑り止め部23に接触して固定される。
次に、上記蓋部3を前方へ回転させて、図3及び図4に示すように、上記収納ケース部2の上を覆って閉止する。この操作を行うと、上記背板38が後方の上記刃部収納壁部20の後側でラップフィルム5を下方へ押し下げて張力を付与しながら、上記刃部材34が刃部収納部18を構成する前後一対の上記刃部収納壁部19,20の間に挿入してラップフィルム5を切断する。
この場合、ラップフィルム5の切縁部は上記後方の刃部収納壁部20における上面部、前側面部及び後側面部に配置されたラップ滑り止め部23に接触して固定されるので、ラップ4の巻き戻しが発生しない。
さらに、所要長さのラップフィルム5を切り取って使用する場合は、上記蓋部3を開いて、上記刃部収納壁部20における上面部、前側面部及び後側面部に配置されたラップ滑り止め部23に接触して固定されているラップフィルム5の切縁部を指で摘んで引き出すことになるが、その場合、上記刃部収納壁部19,20に形成された上記切欠部21,22に指先を挿入することにより容易に摘んで引き出すことができる。
ラップフィルム5を使い切ってラップ4を新しいものと交換する場合は、上記ラップ係止部材7を収納ケース部2の端壁部8から抜き出した状態、又は外方へ移動させた状態にして、ラップ4を容易に交換することができる。
使用しない場合は、上記蓋部3を閉じた状態で保管する。この場合、上記ロック機構39により蓋部3の閉止状態が固定されて安易に開くのを防止できるので、ラップ4が抜け落ちたり、汚れるのを防止することができる。
そして、保管する場合は、上記収納ケース部2の底板部24の裏面側に取り付けられた磁力を利用した固定手段25により、冷蔵庫等の良く利用する機器に吸着させて保管することができる。
蓋部を開いた状態を示す斜視図である。 蓋部を開いた状態を示す断面図である。 蓋部を閉じた状態を示す斜視図である。 蓋部を閉じた状態を示す断面図である。 ラップ係止部材でラップを保持した状態を示す断面図である。 ラップ係止部材をラップから外した状態を示す断面図である。 蓋部を閉止してロックした状態を示す断面図である。 蓋部を閉じた状態の断面図である。 蓋部を開いてストッパにより所要角度で停止させた状態を示す断面図である。
1ラップケース
2収納ケース部
3蓋部
4ラップ
5ラップフィルム
6巻芯
7ラップ係止部材
8端壁部
9頭部
10筒部
11スリット
12係止部
13孔
14リブ
15ラップ摺接面
16前壁部
17顎板部
18刃部収納部
19刃部収納壁部
20刃部収納壁部
21切欠部
22切欠部
23ラップ滑り止め部
24底板部
25固定手段
26粉末マグネット混入プラスチック板
27後壁部
28後壁部
29ヒンジ部
30ヒンジ部
31回動中心軸
32ストッパ
33ストッパ
34刃部材
35細幅金属板
36鋸歯
37前壁部
38背板
39ロック機構
40ロック片
41係止溝
42端壁部
43フック部
44ツマミ

Claims (11)

  1. 合成樹脂製であって、円筒状のラップを収納する収納ケース部と、この収納ケース部に回動可能に設けられ、上記収納ケース部を開閉可能に覆いうると共に、引き出されたラップフィルムを切断しうる刃部材を有する蓋部とを備え、上記蓋部は、引き出されたラップフィルムを上記収納ケース部を閉止する際に上記刃部材により切断しうるように構成され、
    上記収納ケース部は、上記円筒状のラップを収納しうるように上方部が開放された箱状に形成され、上記ラップを内部で回転可能に支持して収納ケース部の幅方向前方へ引き出し得るように構成されると共に、上記蓋部は上記収納ケース部の幅方向後端部に回動可能に固定され、上記蓋部の回動方向先端部には刃部材が設けられ、
    上記収納ケース部の幅方向前端部には、蓋部が収納ケース部を被覆する際に、上記刃部材が収納されうる刃部収納部が形成され、上記刃部収納部に上記刃部材が収納される際に上記刃部材により上記刃部収納部上に配置されたラップフィルムを切断しうるように構成され、
    上記刃部収納部は、上記収納ケース部を形成する幅方向前端部側の壁部の上端部に形成され、幅方向に所定間隔を置いて対向して形成された前後一対の刃部収納壁部により形成されると共に、上記前後一対の刃部収納壁部における後方の刃部収納壁部の上面部、前側面部及び後側面部には、上記前側面部及び後側面部の間において、上記ラップを緊張状態で固定しうるラップ滑り止め部が設けられ、
    上記刃部材の近傍には、長さ方向に沿って背板が設けられ、上記刃部材の刃先は、蓋部の回動方向先端部に形成された前壁部の先端及び上記背板の先端よりも低く形成されると共に、上記背板の先端部は上記前壁部先端部よりも高く形成され、上記背板は、蓋部が上記収納ケース部を閉止した状態で、上記刃部収納壁部の上に載置されたラップフィルムを後側の刃部収納壁部の後方で下方へ押し下げるように構成されていることを特徴とするラップケース。
  2. 上記刃部収納部を構成する前後一対の刃部収納壁部には、使用者が指を上記刃部収納部内に挿入しうる切欠部が形成され、ラップフィルムを引き出す際には上記切欠部に指を挿入して、ラップフィルム先端部を保持しうるように構成されていることを特徴とする請求項記載のラップケース。
  3. 上記収納ケース部と上記蓋部における長さ方向の端部には、上記蓋部が上記収納ケース部を閉止した状態を固定しうるロック機構が設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2いずれか一つの請求項記載のラップケース。
  4. 上記収納ケース部の長さ方向の端壁部には、その端壁部を貫通して着脱可能で、装着されることにより上記収納ケース部に配置したラップの巻芯内に挿入してラップを回転しうるように保持すると共に、上記端壁部から抜出されることによりラップの巻芯から脱出して上記収納ケース部からラップを取り出し可能とするラップ係止部材が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3いずれか一つの請求項記載のラップケース。
  5. 上記刃部材は細長板状に形成され、蓋部の長さ方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4いずれか一つの請求項記載のラップケース。
  6. 上記蓋部と収納ケース部を回動自在に連結する部位には、蓋部が収納ケース部に対し全開しないように所要角度だけ回転した状態でその回転を停止させうるストッパが設けられたことを特徴とする請求項1から請求項5いずれか一つの請求項記載のラップケース。
  7. 上記収納ケース部の底部には、円筒状のラップを回転可能に保持しうる曲面からなるラップ摺接面を有するリブが設けられたことを特徴とする請求項1から請求項6いずれか一つの請求項記載のラップケース。
  8. 上記収納ケース部及び蓋部はABS樹脂製であることを特徴とする請求項1から請求項7いずれか一つの請求項記載のラップケース。
  9. 上記収納ケース部の底部裏面側には磁力による固定手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項8いずれか一つの請求項記載のラップケース。
  10. 上記ラップフィルムはポリエチレン製、又はポリプロピレン製、又はポリエチレンとポリプロピレンの複合構造であることを特徴とする請求項1から請求項9いずれか一つの請求項記載のラップケース。
  11. 上記刃部材は目立てされていることを特徴とする請求項1から請求項10いずれか一つの請求項記載のラップケース。
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