JP6041935B2 - ラップフィルムケースの受け皿システム。 - Google Patents

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本発明は、ラップフィルムを巻き芯に巻いたロールから、ラップフィルムを必要量引き出し、切断して使用するラップフィルムケースの受け皿システムに関するものである。
図10に示す従来の、使い捨て式ラップフィルムケースは、巻き芯に巻いたロール54が、紙製のケース本体51に収納されている。使用する場合ケース蓋体52を半分ほど開き、ラップフィルム55の先端を目視できる状態とした後、ラップフィルム55を摘み、必要な長さだけ引き出し、ケース蓋体52の縁部に設けた切断刃53を、ケース蓋体52を閉じながらラップフィルム55に押し当て、切断する構造である。
図10に示す、従来のラップフィルムケースには、鋸刃状の切断刃53が常時露出しているので、ラップフィルム55の切断作業中は常に切断刃53で指先を傷つける危険がある。
図10に示す通り、ラップフィルム55の切断後はその先端がケース蓋体52に覆われていて目視できない。
そこで、図11に示すように、ラップフィルム55の先端を目視するために、ケース蓋体52を半分程開く作業の必要がある。次の作業として目視出来たラップフィルム55を摘まむのであるが、ラップフィルムはミクロン単位の薄膜であり、静電気や親和性等によりケース本体51に被着していて、ラップフィルム55の先端を摘むのは自在でない。
この解決法として、図10、11で示すように、ラップフィルム55先端を摘み易くする、摘み補助加工56がされたラップフィルムケースもあるが、材質が紙製で、使い捨て容器の制約の中で装具なので、十分に満足するものではない。
図12に示す、別タイプのラップフィルムケースでは、切断したラップフィルム55先端が、目視出来て、摘み易くして有り、摘む作業は改善された。しかし、一番怪我をしやすいケース本体51の角部に、鋸歯状の切断刃61が露出しているので、危険性は増大している。
従来のラップフィルムケースではラップフィルム55先端が、ロール54に貼り付いて作業が継続できない事が生じる場合がある。ラップフィルム55先端がロール54に貼り付いた場合、爪の先や、セロテープを使用して先端を剥がすのであるがこの復帰作業は大変煩雑である。
この原因は2つ有り、その1として、ケース蓋体52を開く時に、ラップフィルム55が引き上げられて舞い上がり、ロール54へ貼り付いてしまう場合である。
原因その2として、ロール54がケース本体51の中で空転する事により巻き戻りが生じて、ラップフィルム55がロール54へ貼り付いてしまう場合である。
原因その1の解決法は、図10、11に示すように、粘着材塗布部57をケース本体51へ設け、ラップフィルム55を一時的に貼り付ける方法である。しかし、粘着物でラップフィルム55を貼り付ける方法なので、ラップフィルム55を引き出す作業では、初めに、ラップフィルム55をまくり上げてケース本体51から剥がす事が必要となるので使い勝手が良いとは言えない。
原因その2の解決法は、図10、図12に示すように、ロール54の巻き戻りとロール54の飛び出しを防止する、巻き芯押え加工58を形成する方法である。しかし、ボール紙を押し曲げるだけの為、又ロール54の残量が少なくなり、ロール直径が小さくなると防止機能は十分でない。
従来の、使い捨て式ラップフィルムケースは、ラップフィルム使い切り後、紙類、金属類、プラスチック類を分解分別して廃棄処分するのであるが、手数が煩雑であるのと、切断刃の分別作業で指先を怪我する危険がある。
従来の、ラップフィルムケースはロールごとに紙ケースを使い捨てるので、大切な森林資源の無駄使いである。
文献、特開2005−88991に有る、詰め替え型のハードケースがある。ケース蓋体を閉じた状態では切断刃が蓋体内部に収納され、怪我の心配が無く安全である。しかし、ケース蓋体を開けた状態では切れ味の良い切断刃の刃先が露出し指先を怪我する状態となる。怪我をする危険は防止されず安全性が改善されたとは言えない。
前記ハードケースは、ラップフィルムの巻き戻りによるラップフィルム先端のロールへの貼り付き防止の固定法に、粘着材料をケース本体へ塗布して、ラップフィルムを一時的に貼り付けているので、ラップフィルムを、摘まみ、引き出す為にケース蓋体を開き粘着材塗布部からラップフィルムを剥がしてから、ラップフィルムを引き出さねばならない、又、切断する為に再びケース蓋体を閉じる作業が必要で、使い勝手は改善されていない。
総じて言えるのは、従来の使い捨て式ラップフィルムケースは、露出した切断刃で常に指先を怪我する危険が有り指先を気にしながらの作業となり信頼性がたりない。切断作業にはそのつどケース蓋体の開閉をして煩雑である。強い力を入れると安定性が無い。ラップフィルムのロールへの貼り付き、使いきり後の分別分解作業、資源の無駄使いなど。老若男女が安心してさわやかに使えるとは言えないのが従来のラップフィルムケースの背景である。
特開2006−36311 特開2005−88991 特開2001−163328 特許第3258482号
これらの問題解決のために、次のような課題が存在する。
露出した切断刃の刃先で、指先を傷つける危険と心配を取り除く課題。
ラップフィルム先端が常時、目視出来て、自在につまみ引き出せる課題。
ラップフィルム切断作業のつど、ケース蓋体を開けたり、閉めたりの煩雑さを無くす課題。
ケース蓋体を開けた時に、ラップフィルム先端が舞い上がり、ロールへ貼り付き、摘めなくなってしまうことを防止する課題。
切断終了時の反動や、ケースを動かすことで、ロールが空回転し、ラップフィルム先端が巻き戻されてロールへ貼り付き、摘めなくなってしまうことを防止する課題。
ラップフィルム使い切り後の、紙類、金属類、プラスチック類などに分別分解する作業を無くし、分解作業中の切断刃による怪我を無くす課題。
手持ち式としての使用法だけでなく、これを固定式としても使用できるシステムとする課題。
ハードケースにして長期間使用する、又、短いロールも使えることの課題。
資源の無駄を無くす時なのに、紙ケースの使い捨て方式である。使い捨てる森林資源の無駄使いを無くす課題。
本発明は前記課題を解消する為に考案され、以下概要を説明する。
蓋体縁部に固定されていた、切断刃を分離独立し、ケース蓋体の切断刃収納部へ切断刃を引き込み式に自動収納する方式の切断装置を構成する。
ケース蓋体ラップフィルム引き出し側縁部に指先が入る切欠部を形成し、ケース蓋体を閉じた時に相対するケース本体底辺角部へも指先が入る切欠部を形成し、ケース蓋体を開けることなくラップフィルムが目視でき、そのまま摘まめるようにする複合切欠部を形成する。
前記切断装置と複合切欠部により、ラップフィルムの切断作業から、蓋体の開閉が不要でワンタッチ切断のできるラップフィルムケースとする。
収納したロールを覆う蓋形状で、ケース本体縁部のヒンジにより連結され、自在に開閉が出来る貼り付き防止具を構成する。貼り付き防止具の幅はラップフィルム8の中央部だけでもよく、全幅でも良い。貼り付き防止具の閉止方法は磁力引き付け力とし、貼り付き防止具縁部と相対する本体縁部に磁力体を設ける。
ケース本体に収納したロールのガタやロールの空回転を防止する為、ロールを押圧する回転制御具を構成し、ロールを押圧するロール押え部には弾性部を設け、蓋体に固定され、蓋体を閉じた時にロールを一定の押圧にて押圧する機能を持たせる。
詰め替え式で、短いロールも使用出来、長期間使用出来る、ハードケースを製作する。
固定式として使用するラップフィルムケースを、専用の受け皿を設け、ラップフィルムケース側面に凹凸形状部を設け、受け皿両側端にも凹凸形状部を設け、配置しやすく、脱落しない、固定式受け皿のシステムを構成する。
以上の構成により、本発明は次のような効果を生じる。
切断装置により切断刃が自動的にケース蓋体の切断刃収納部へ収納されるので、切断刃で指先を怪我する危険が無くなり安全性が向上する。
複合した切欠部の構成で、ラップフィルム先端は常時目視出来、そのまま摘み、引き出せるので利便性が良くなる。
切断装置による切断方法と、複合した切欠部の構成で、ラップフィルムがワンタッチで切断出来て、ケース蓋体を開く作業と閉じる作業が不要となり、利便性が向上する。
貼り付き防止具を構成し、ケース蓋体を開けた時のラップフィルム舞い上がりによる、ロールへの貼り付つきを防止して、煩雑な復帰作業が無くなる。
回転制御具を構成し、ロールのから回転による巻き戻りが無く、ラップフィルム先端がロールへ貼り付いてしまうことが防止され、煩雑な復帰作業が無くなる。
回転制御具を構成し、ラップフィルムロールの残量に左右されず常にスムースにラップフィルムを引き出せるので、作業の安定性が向上する。
固定式受け皿とラップフィルムケースのシステムで、手持ち式としても、固定式としても、両用で使用できるので、利便性が向上する。
仕切り具を構成し、短いロールの使用も出来、ハードケースとなり作業の信頼性が向上する。
詰め替え式なので、紙類、金属、プラスチックなど、分解分別作業が不要となった。又、切断刃の分解作業での怪我の心配が無くなり安全性が向上する。
詰め替え式なので、使い捨て紙ケースが不要となり、森林資源の節約が出来る。
図1は、本発明のラップフィルムケースの受け皿システムにおけるラップフィルムケースのケース蓋体を開きフィルムロールを収納した状態を示す斜視図である。 図2は、本発明のラップフィルムケースの受け皿システムにおけるラップフィルムケースを手持ち式として使用し、ケース蓋体4を閉じた状態を示す斜視図である。 図3は、本発明のラップフィルムケースの受け皿システムにおけるラップフィルムケースの切断刃が切断刃収納部に収納されている状態を示す斜視図である。 図4は、本発明のラップフィルムケースの受け皿システムにおけるラップフィルムケースの切断刃押し具を押して、切断刃刃先が切断刃収納部より押し出され、ラップフィルムが切断出来る状態を示す斜視図である。 図5は、本発明のラップフィルムケースの受け皿システムにおけるラップフィルムケースのラップフィルム停止具(切断刃押し具)を押し下げた状態を示す断面図である。 図6は、本発明のラップフィルムケースの受け皿システムにおけるラップフィルムケースの回転制御具がロールを押し圧する状態を示す断面図である。 図7は、本発明のラップフィルムケースの受け皿システムにおけるラップフィルムケースの固定式受け皿へラップフィルムケースを配置しようとしている状態を示す側面図である。 図8は、本発明のラップフィルムケースの受け皿システムにおけるラップフィルムケースを固定式として使用する場合の斜視図である。 図9は、本発明のラップフィルムケースの受け皿システムにおける切断刃刃先の形状を示す正面図である。 図10は、従来品ケースの斜視図、ラップフィルム先端が見えない説明図である。 図11は、従来品ケースの斜視図であって、ケース蓋体の開閉の説明図である。 図12は、従来品ケースの斜視図であって、外部切断刃の説明図である。
以下本発明の実施の形態を図1〜図9に基づいて説明する。
図1はケース蓋体4を開きラップフィルムのロール9を収納した状態を示している。ケース本体1は箱型の上方開口式でロール9が配置出来るサイズであり、長期間使用出来る材質で形成されている。ケース蓋体4が本体縁部のヒンジ6Bにより連結され、自在に開閉が出来る。
図2はケース蓋体4を閉じた状態を示している、ケース蓋体4のラップフィルム出口側の切断刃収納部5には切断刃11を収納した切断装置13が構成してある。ケース本体1のフィルム出口側角部には蓋体閉止具10が設けてあり、ケース蓋体4を閉状態において自動的に閉止し、ロール9の飛び出しを無くしている。蓋体閉止具10を押すことにより閉止を解除し、ケース蓋体4を開けることが出来る。
図3を参照して切断刃閉止具16を説明する。切断刃11を収納することが第一の安全装置であり、切断刃閉止具16は第二の安全装置である。ロール9の交換時に不要意に切断刃押し具5を押した場合や、幼児などが誤って触ってしまっても、切断刃刃先33が外部へ押し出されることを閉止し安全を高める。
切断刃閉止具16は切断刃押し具5に接する位置の蓋体2に回転可能に設けられ、切断刃押し具5に設けた押し具凹部17に切断刃閉止具16の一部を挿入させ、切断刃押し具5の動きを止める。
切断装置13について、図3、図4を参照して説明する。
切断装置13は引き出したラップフィルム8をケース蓋体4の開閉をすることなくワンタッチ切断することが出来ること、又、切断刃11を内納して安全性を高めた装置である。
図3は切断刃11が切断刃収納部5に収納されている状態を示し、図4は切断刃押し具5を押して、切断刃刃先33が切断刃収納部5より押し出され、ラップフィルム8を切断出来る状態を示している。
切断装置13にはラップフィルム8の幅をカバーする切断刃11が構成され、切断刃11の背部中央部には、切断刃11を押し出す切断刃押し具12が形成され、切断刃押し具12上部はケース蓋体4の上部中央部に開けた穴部よりケース蓋体4の外部へ露出している。
切断刃押し具12には弾性体支持部15、15Bが設けられ、切断装置13に設けた受け具14、14Bにより支持され、切断刃11は切断装置13の内部を上下に自由にスライドする。切断刃押し具12を押し、切断刃11を押し出してラップフィルム8を切断後、押した力を解放すると、弾性体支持部15、15Bの弾性復元力により引き戻され、切断刃11は切断装置13内部へ自動的に収納される。
切断刃押し具12を押し、切断刃刃先33が外部へ露出するのは、ラップフィルム8を切断する瞬間だけであり、切断時以外は常時、切断装置13内部へ自動的に収納される。
切断刃刃先33の形状について、図3、図9を参照して説明する。
切断刃刃先33の形状は、切断刃幅方向の中央部に2箇所の頂点を設け、頂点34と頂点34Bの間は谷35を形成し、各頂点から切断刃幅方向の末端へはケース本体1の底辺に対して暖傾斜した形状である。例えれば、切断刃刃先33先線全長は緩やかなW字形状である。
切断刃刃先33の形状をW字形状の2頂点切断刃にすると、一つの頂点の切断より、センター優先切断がさらにスピーディ、スムースに出来る。
切断刃刃先33の形状は蓋体切欠部7の形状に合致させた、緩やかな谷形状である。頂点34と頂点34Bの間隔は切り欠部の幅とほぼ同じである。
フィルム停止具18について、図5により説明する。
フィルム停止具18は、切断する時だけラップフィルム8の引き出しを強制的に停止させ、確実な切断をさせる機能である。もしも、切断時に抵抗なく自由にラップフィルム8が引き出された場合、切断刃刃先33にラップフィルム8が引っかかりながら引き出される状態となり、かぎ裂き、又、破断などしてラップフィルム8の切断作業が中断されてしまうので、これを防止する。
フィルム停止具18は切断刃押し具12のラップフィルム8側に設けられている。図5は、切断刃押し具12を、つまりフィルム停止具18が押し下げられて、フィルム停止具18の突起部19が本体縁部2に接し、ラップフィルム8を挟み押え、当該ラップフィルム8の引き出しを停止した状態を示している。
フィルム停止具18つまり切断刃押し具12を押し下げない状態では、フィルム停止具18の突起部19と本体縁部2の間は自由空間でありラップフィルム8は押さえつけられず自由に引き出すことが出来る。
貼り付き防止具20について、図1を参照して説明する。
貼り付き防止具20はケース蓋体4を開けた時に、ラップフィルム8が舞上り、ロール9へ貼り付いてしまうことを防止する機能である。ロール9へ貼り付いたラップフィルム8を剥がすのは大変煩雑である。
貼り付き防止具20は、ロール9を覆う蓋形状でケース本体縁部2のヒンジ21Bにより連結され自在に開閉が出来る。貼り付き防止具20の幅はラップフィルム8の中央部だけでもよく、全幅でも良い。
貼り付き防止具20のラップフィルム出口側でラップフィルム8と接する縁部に、磁性体22を設け、この磁性体22の相対する位置の本体縁部2にも磁性体23が設けてあり、磁力により貼り付き防止具20を閉じている。
貼り付き防止具20の磁性体22とケース本体1の磁性体23の磁力は、通常、磁力引きつけ力によりフィルム8を挟み押えてラップフィルム8を停止させていて、ラップフィルム引き出し時にはラップフィルム8が自在に通過出来る磁力である。
貼り付き防止具20の開閉は基本的には手動であるが、閉じる時にはケース蓋体2を閉じることにより連動して自動的に閉じる。
従来のラップフィルムケースでは、ラップフィルムの巻き戻り防止、舞い上がり防止には、ケース外部へ塗布した粘着材へ、ラップフィルムを一時的に貼り付ける方法を採用している。効果は十分あるが、粘着材の有効性が短期であり、長期使用の詰替え式ラップフィルムケースには不適である。
前項の通り、粘着材でラップフィルムを貼り付けてあるので、ラップフィルムを引き出す為には、ケース蓋体を開いてから、ラップフィルムを剥がす作業が必要である。本発明ラップフィルムケースでの切断作業では、ケース蓋体4の開閉をしない機構なのでラップフィルム8をまくり上げて、粘着材から引き剥がす作業は出来ない。よって本発明ではまくり上げる必要の無い、効果の劣化がない永久使用できる、磁力引き付け力による貼り付き防止具20を構成した。
回転制御具24、24Bについて図1、図6により説明する。
回転制御具24、24Bは、ケース本体1でのロール9の不要な動きと、空回転を止めることで、巻き戻りを防止して、ラップフィルム8先端のロール9への貼り付きを防止し、ラップフィルム8の引き出しを一定でスムースにする機能を有する。
回転制御具24、24Bは、図1で示す通り、弾性体25とロール押え部26により構成され、ケース蓋体4の内側で蓋体連結ヒンジ側に設けてある。
回転制御具24、24Bは図6で示す通り、ケース蓋体4を閉じることでロール9を押し圧する機構である。
ロール押え部26は弾性部材25の弾性力により、ロール9の直径の変化に合わせて直径方向に自在に角度を変える。
回転制御具24、24Bのロール押え部26は弾性体25の弾性力によるロール9への接触圧力により、ロール9の残量直径の変化に対応し回転を制御する。
本体切欠部3と蓋体切欠部7を図1、図2、により説明する。
本体切欠部3と蓋体切欠部7の複合切欠部には、前回切断されたラップフィルム8の先端が見えるように残留するので、ケース蓋体4を開けることなく、そのまま見えて、そのまま摘まめ、引き出せる。
本体切欠部3は図1、図2で示す通り、ケース本体1の底面角部のラップフィルム出口側中央に、指が入る凹形状の切欠として形成されている。蓋体切欠部7はケース蓋体4のラップフィルム出口側中央部の縁部に、指が入る凹形状の切欠として形成されている。二つの切欠部は相対している複合切欠部である。
本体切欠部3と蓋体切欠部7の複合切欠部を切断刃11が遮断するのは、ラップフィルム8を切断する瞬間だけである。
仕切り具28、28Bについて図1、図6、により説明する。
仕切り具28、28Bは、短いサイズのロール9も使用できるための機能である。
仕切り具28、28Bは図1に示す通り、ケース本体1の内側でフィルム出口側底面に短いロール9に合わせた位置に支点27、27Bを設け、当該支点27、27Bをヒンジとして連結されロール直径方向へ90度ほど回転が出来る。
仕切り具28、28Bは、図1に示す通り、通常のロール9を配置して使用する場合、ケース本体1の長さ方向に収納してある。
仕切り具28、28Bは、図6に示す通り、短いロール9を配置する場合に方向を変えて使用する。仕切り具28、28Bを90度回転させ、つまり、ロール直径方向に90度回転させ、1対の仕切り具28、28Bの間に、短いサイズのロール9を配置して使用する。
固定式受け皿30を図7、図8、により説明する。
固定式受け皿30を壁面、ボードなどに固定設置することで、本発明ラップフィルムケースは、固定式として使用できるシステムである。
固定式受け皿30はケース本体1が配置できる上部開口型で、固定式受け皿30の両側端には受け皿凹凸部31Bが設けられていている。
ケース本体1の両側面には、ケース本体凹凸部29、29Bが形成されている。ラップフィルムケースを固定式として使用する場合に、受け皿凹凸部31Bへ挿入する部分である。
固定式受け皿30へラップフィルムケースを配置する場合。図7で示すように、ラップフィルムケースを手前に少し傾けて固定式受け皿30へ入れ、ケース本体凹凸部29、29Bを受け皿凹凸部31Bへはめ合わせることで、配置できる。
固定式受け皿30よりラップフィルムケースを取り外す場合、ラップフィルムケースを手前に少し傾けながら、受け皿凹凸部31Bよりケース本体凹凸部29、29Bを外すことで取り外せる。
固定式受け皿30の受け皿凹凸部31Bへケース本体凹凸部29、29Bを挿入し合致させることで、固定式受け皿30からラップフィルムケースの脱落を防止している。
前記受け皿凹凸部31Bとケース本体凹凸部29、29Bがはめ合わされ、摩擦力とテコの原理にて、ラップフィルムケースが固定式受け皿30から脱落しないシステムである。
前記とは異なる、受け皿凹凸部とケース本体凹凸部を構成していないシンプルな上方開放型の受け皿の場合、又は、いずれかの固定手段が無い場合は、引き出したラップフィルムを、図8で示す矢印▲3▼の方向、上方へ引き上げるだけで、ラップフィルムケースは簡単に、受け皿より飛び出し脱落してしまう。
本発明ラップフィルムケースを手持ち式としての使用方法を図2、図3、図4により説明する。
▲1▼、蓋体切欠部7に見えるラップフィルム8を、そのまま摘まんで引き出す。
▲2▼、切断刃押し具12を指先で押し、切断刃11を押し出し、保持する。
▲3▼、ラップフィルム8を上方へ90度程、引き上げると瞬時に切断される。
図2で示すのは、前回の切断が終了した状態で、ラップフィルム8の先端が本体切欠部3と蓋体切欠部7で、ラップフィルム8の上面、下面とも開放された空間に、目視出来てそのまま的確に摘まめる状態を示している。
図3で示すのは、ラップフィルム8をそのまま摘み、必要量引き出した状態を示している。
図4で示すのは、切断刃押し具12を押して切断刃11を押し出した状態である。引き出したラップフィルム8を少し引っ張りながら90度ほど切断刃11側に傾けるか、ラップフィルムケースを90度ほど回転させれば、瞬時に切断される。
切断が終了し切断刃押し具12より指を離すことで、切断刃11は自動的に切断刃収納部5に収納され作業は完了する。
再び図2の状態になり、ラップフィルム8の先端が本体切欠部3と蓋体切欠部7の空間に、目視出来て、そのまま的確につまめる状態になっているのが特徴である。速やかに2回目、3回目の切断作業が出来る。
切断作業において、ラップフィルム8を、摘む、引き出す、切断するまで、ケース蓋体4の開閉作業はまったく不要である。ケース蓋体4の開閉は、ロール9をケース本体1へセットする時とロール9の残量を点検する時だけである。
本発明のラップフィルムケースを固定式としての使用方法を、図8、により、説明する。
▲1▼固定式受け皿30にセットし、切欠部7に見えるフィルム8を、そのまま引き出す。
▲2▼切断刃押し具12を他方の指先で押し、切断刃11を押し出し、保持する。
▲3▼ラップフィルム8を上方へ90度程、引き上げると瞬時に切断される。
本発明のラップフィルムケースを、固定式又は手持ち式の方法で使用しても、ラップフィルム8が、そのまま摘まめて、引き出せ、ケース蓋体4を開閉することなく、ワンタッチ切断が出来る利便性は同じである。
本発明のラップフィルムケースを、固定式として使用しても、切断終了時には、再び複合切欠部にラップフィルム8が目視できる状態になるので、そのまますぐに2回目の切断作業が出来る。
本発明のラップフィルムケースを、固定式として、使用すると、たとえば手こねハンバーグなどの料理で両手が食材でふさがれていても、ラップフィルムケースに触ることなく、ワンタッチ切断が出来るので、大変便利である。
尚、本発明による、ラップフィルムケースは上述した例に限られるものではなく、本発明構成において、種々の変更を行うことが出来るものである。
1 ケース本体
2 本体縁部
3 本体切欠部
4 ケース蓋体
5 切断刃収納部
6 ヒンジ(6B)
7 蓋体切欠部
8 ラップフィルム
9 ロール
10 蓋体閉止具
11 切断刃
12 切断刃押し具
13 切断装置
14 支持具(14B)
15 弾性体支持具(15B)
16 切断刃閉止具
17 押し具凹部
18 フィルム停止具
19 突起部
20 貼り付き防止具
21 ヒンジ(21B)
22 磁性体
23 磁性体
24 回転制御具(24B)
25 弾性部(25B)
26 ロール押え部
27 支点(27B)
28 仕切り具(28B)
29 ケース本体凹凸部(29B)
30 固定式受け皿
31B 受け皿凹部
32 取り付けボード
33 切断刃刃先
34 頂点(34B)
35 谷
36 角度
37 幅
38−50 欠番
51 ケース本体
52 ケース蓋体
53 切断刃
54 ロール
55 ラップフィルム
56 摘み補助具
57 粘着材塗布部
58 巻き芯押さえ具
59 ケース本体
60 ケース蓋体
61 切断刃

Claims (1)

  1. ラップフィルム(8)を巻き芯に巻いたロール(9)を収納する開口部を有したケース本体(1)と、前記ケース本体(1)の前記開口部を開閉自在に覆うケース蓋体(4)と、前記ラップフィルム(8)を切断する切断刃(11)とを含むラップフィルムケースと、前記ラップフィルムケースを固定可能な受け皿を含むラップフィルムケースの受け皿システムであって、
    前記ケース本体(1)の両側面にケース本体凹凸部(29、29B)を設け、
    前記ケース本体凹凸部(29、29B)は、側面視、前記ケース本体(1)の底面側から反底面側へ向かい、かつ、ラップフィルム引き出し側から遠ざかる方向に傾斜する傾斜部、及び、前記底面に対して垂立する垂立部によって形成された台形状凹部、及び、前記台形状凹部に隣接して矩形に突出状態に形成された矩形状凸部を有し、
    前記ラップフィルムケースを載せて固定状態に保持する受け皿(30)は、その両側端に受け皿凹凸部(31B)が設けられ、
    前記受け皿凹凸部(31B)は、前記底面が支えられる水平部、前記水平部に続いて反ラップフィルム引き出し側に位置すると共に前記受け皿凹凸部(31B)の傾斜部と同一角度で傾斜する傾斜部、及び、前記水平部に対し垂立する垂立部によって形成された台形状凸部、及び、前記台形状凸部に隣接して矩形の凹状に形成された矩形状凹部を有し、前記ケース本体凹凸部(29、29B)は前記受け皿凹凸部(31B)にはまり合うことを特徴とするラップフィルムケースの受け皿システム。
JP2015129355A 2015-06-28 2015-06-28 ラップフィルムケースの受け皿システム。 Expired - Fee Related JP6041935B2 (ja)

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