JP4250623B2 - 画像形成装置及び光沢度制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び光沢度制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4250623B2
JP4250623B2 JP2005252344A JP2005252344A JP4250623B2 JP 4250623 B2 JP4250623 B2 JP 4250623B2 JP 2005252344 A JP2005252344 A JP 2005252344A JP 2005252344 A JP2005252344 A JP 2005252344A JP 4250623 B2 JP4250623 B2 JP 4250623B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
glossiness
image forming
change
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005252344A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007065384A5 (ja
JP2007065384A (ja
Inventor
直人 渡辺
隆子 花田
邦恭 木村
寛人 西原
幸生 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005252344A priority Critical patent/JP4250623B2/ja
Priority to US11/468,120 priority patent/US7471910B2/en
Publication of JP2007065384A publication Critical patent/JP2007065384A/ja
Publication of JP2007065384A5 publication Critical patent/JP2007065384A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4250623B2 publication Critical patent/JP4250623B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5025Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the original characteristics, e.g. contrast, density
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置及び光沢度制御方法に関し、特に、現像剤を定着する電子写真方式の画像形成装置及び該画像形成装置に適用される光沢度制御方法に関する。
近年、印刷装置、複写機等の画像形成装置においては、より高画質な画像出力を求められるようになってきている。画質の評価尺度の1つとして、印刷画像の光沢度が挙げられる。特に写真やイラストのような画像では、光沢度の高い画像が好まれる傾向にある。
静電気を利用してトナーを定着させる電子写真方式の画像形成装置において、画像の光沢度を決める要素は、未定着トナー像を用紙やOHPフィルムなどのシートに定着させるための定着装置における定着時間や定着温度である。すなわち定着時にシートに加える熱量である。定着時にシートに加えられる熱量によって、トナーの溶融状態やシートに対する浸透率が変化し、これにより画像の光沢度が変化する。通常、加えられた熱量が多くなるほど、画像の光沢度が高くなる。
この画像の光沢度は、ユーザによって好みが分かれる。写真のような画像を出力する場合は、光沢度を高くするユーザが多い。逆にビジネス文書などでは、あまり光沢があると筆記具による記入がしにくい等の理由から、低光沢を望むユーザが多い。ただしこれはあくまで一般的な傾向であり、出力画像に求められる光沢度はユーザ個々に違うので、ユーザの要望に応じた画像の光沢度を提供できる画像形成装置が望まれている。
従来、ユーザの望む光沢度を実現するため、ユーザの指定に応じて画像の光沢度を設定変更することを可能にした装置(例えば、特許文献1参照)や、画像の種類を判定して画像の種類に応じた光沢度で画像出力する装置(例えば、特許文献2参照)が知られる。
特開平6−202520号公報 特開平9−160315号公報
しかしながら、例えば、特許文献2に示す従来装置では、ページ毎に画像の種類を判定して光沢度を決定するようにしているため、文字と写真といった種類の異なる画像が混在した原稿においてページ毎に光沢度が異なってしまう。このため出力画像の出力束全体を同一の光沢度にしたいユーザにとって不都合であった。また、該従来装置では、ページを構成する画像の種類の構成比率を表示してユーザが所望の光沢度を選択することができるようにしている。この従来装置では、ユーザが、画像種類の構成比率が表示されるまでの時間待たなければならず、また、表示結果をもとに光沢度を設定しなければならないという問題もあった。
また例えば、特許文献1に示す装置では、原稿を構成する文字、写真といった画像の比率をユーザ自身で判定して、ユーザが光沢度を設定しなければならないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、出力画像の出力束全体の光沢度の均一性を確保するとともに、最適な光沢度をもった出力物を容易に得ることを可能にした画像形成装置及び光沢度制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、現像剤を定着する電子写真方式の画像形成装置において、画像出力束を構成する各ページ毎に画像種類を判定する画像種類判定手段と、前記画像種類判定手段によって判定された画像種類に基づき、前記画像出力束を構成する全ページにおける各画像種類の構成比率を算出する構成比率算出手段と、前記構成比率算出手段によって算出された画像種類の構成比率に基づき、前記画像出力束の画像形成における光沢度を決定する光沢度決定手段と、前記光沢度決定手段によって決定された光沢度に基づき、前記画像出力束の各ページの光沢度が均一になるように画像形成を行う自動画像形成手段とを有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
また、請求項10記載の発明によれば、現像剤を定着する電子写真方式の画像形成装置に適用される光沢度制御方法において、現像剤を定着する電子写真方式の画像形成装置に適用される光沢度制御方法において、画像出力束を構成する各ページ毎に画像種類を判定する画像種類判定ステップと、前記画像種類判定ステップにおいて判定された画像種類に基づき、前記画像出力束を構成する全ページにおける各画像種類の構成比率を算出する構成比率算出ステップと、前記構成比率算出ステップにおいて算出された画像種類の構成比率に基づき、前記画像出力束の画像形成における光沢度を決定する光沢度決定ステップと、前記光沢度決定ステップにおいて決定された光沢度に基づき、前記画像出力束の各ページの光沢度が均一になるように画像形成を画像形成手段に行なわせる自動画像形成ステップとを有することを特徴とする光沢度制御方法が提供される。
本発明によれば、文字や写真といった種類の異なる複数の画像が混在した原稿に基づく画像形成を行う際に、全画像出力束を構成する画像の種類の構成比率を基に、画像出力束の光沢度を自動的に決定し、この光沢度をもつ画像形成を行う。これにより、画像出力束全体に亘って均一で、且つ最適な光沢度をもった画像出力束を容易に得ることが可能となる。
また、ユーザが光沢度をマニュアルで設定できるようにするので、ユーザビリティを向上させることができる。
また、画像形成中に光沢度設定の変更を可能とし、出力された画像出力物にユーザが満足できない場合に、光沢度設定の途中変更を行うことができる。これによって、ユーザビリティを向上することができる。
また、光沢度設定を変更する際に、光沢度を変更してよいか否かを確認できるようにし、これによって、ユーザが誤って光沢度設定変更を行うことを防止できる。
更に、自動的に決定された光沢度をユーザに報知する。これにより、画像形成時の光沢度をユーザが認識でき、光沢度を変更する際の参考にでき、ユーザビリティを向上することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す縦断面図である。
画像形成装置は、図1に示すように、画像形成装置本体10と後処理装置500とから構成され、画像形成装置本体10は、原稿画像を読み取るイメージリーダ400およびプリンタ300を備える。
イメージリーダ400には、原稿給送装置100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ左方向へ搬送し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左から流し読取り位置を経て右へ搬送し、その後外部の排紙トレイ112に向けて排出する。この原稿がプラテンガラス102上の流し読取り位置を左から右へ向けて通過するときに、この原稿画像が、流し読取り位置に対向する位置に保持されたスキャナユニット104により読み取られる。この読取り方法は、一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。具体的には、原稿が流し読取り位置を通過する際に、原稿の読取り面がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像する。
このように原稿を、流し読取り位置において左から右へ通過するように搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読取り走査が行われる。すなわち、原稿が流し読取り位置を通過する際に、原稿画像が、イメージセンサ109で主走査方向に1ライン分読み取られるとともに、原稿が副走査方向に搬送される。これによって、原稿画像全体の読取りが行われ、イメージセンサ109によって光学的に読み取られた画像は、イメージセンサ109で画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、後述する画像信号制御部において所定の処理が施された後に、プリンタ300の露光制御部110にビデオ信号として入力される。
なお、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿を読み取ることも可能である。この読取り方法は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法である。
原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、まず、ユーザが原稿給送装置100を持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を載置し、そして、スキャナユニット104を左から右へ移動させることにより原稿の読取りが行われる。すなわち、原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、原稿固定読みが行われる。
プリンタ300の露光制御部110は、入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力し、該レーザ光は、ポリゴンミラー110aにより走査されながら各色(Y,M,C,Bk)に対応する各感光ドラム111a、111b、111c111d上に照射される(図1では4つの感光ドラムのうちの1つを「111」と表示)。感光ドラム111a〜dには、照射されたレーザ光に応じた静電潜像がそれぞれ形成される。
この感光ドラム111a〜d上の静電潜像は、各色(Y,M,C,Bk)に対応する現像器113a、113b、113c、113d(図1では4つの現像器のうちの1つを「113」と表示)からそれぞれ供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。また、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、各カセット114,115、手差給紙部125、両面搬送パス124のいずれかから用紙が給紙され、この用紙が感光ドラム111a〜dと転写部116a〜d(図1では4つの転写部のうちの1つを「116」と表示)との間に搬送される。感光ドラム111a〜dにそれぞれ形成された現像剤像は、転写部116a〜dにより用紙上にそれぞれ転写される。
現像剤像が転写された用紙は定着ローラ117に搬送され、定着ローラ117において熱圧されることによって、現像剤像が用紙上に定着される。定着ローラ117を通過した用紙は、フラッパ121および排出ローラ118を経てプリンタ300から外部に向けて排出される。
ここで、用紙をその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出する場合には、定着ローラ117を通過した用紙を、フラッパ121の切換動作により一旦反転パス122内に導く。そして、用紙の後端がフラッパ121を通過した後に、用紙をスイッチバックさせて排出ローラ118に導き、プリンタ300から排出する。こうした表裏反転排紙は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像の画像形成を行うときや、外部装置から送られた画像データに基づいて画像形成を行うときなどのように、先頭頁から順に画像形成が行われるときに実行される。これによって、排紙後の用紙積載順序が正しい頁順になる。
また、手差給紙部125からOHPシートなどの硬い用紙が給紙され、この用紙に画像を形成するときには、用紙を反転パス122に導くことなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ローラ118により排出する。
さらに、用紙の両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合には、フラッパ121の切換動作により用紙を反転パス122に導いた後に両面搬送パス124へ搬送し、両面搬送パス124へ導かれた用紙を上述したタイミングで感光ドラム111a〜dと転写部116a〜dとの間に再度給紙する制御が行われる。
プリンタ300から排出された用紙は後処理装置500に送られる。この後処理装置500では、製本処理、綴じ処理、穴あけ処理などの各処理が行われる。
図2は、図1に示す画像形成装置の動作制御を行なう制御部の構成を示すブロック図である。
図2において、200はコントローラであり、CPU200a、ROM200b、RAM200c等から構成される。CPU200aが、ROM200bに格納された制御プログラムを実行することによって、画像形成に関する各種処理が実行される。
操作部210は、キー入力部と表示部とで構成される。キー入力部は、複写モード設定キー、複写枚数設定キー、複写動作開始キー、複写動作停止キー、動作モードを標準状態に復帰させるリセットキーなどで構成される。表示部は、LED、液晶表示装置等からなり、動作モードの設定状態等を表示したり、ポンティングデバイスによるクリック動作で操作される入力キーを表示したりする。
サーミスタ221は、定着ローラ117の表面温度を検出し、このアナログの表面温度検出値がA/D変換器222でデジタル値に変換され、定着制御部220に入力される。定着制御部220には、定着ローラ117を加熱するための定着ヒータ223が接続される。定着制御部220は、入力された定着ローラ117の表面温度検出値に基づき、定着ローラ117の表面温度が、後述の光沢度制御信号に応じて決まる所定値になるように定着ヒータ223を制御する。
画像信号制御部230には画像メモリ231および画像判定制御部232が接続され、画像判定制御部232には画像比率算出部233が接続される。画像メモリ231には画像信号制御部230から画像信号データが一時的に格納される。画像判定制御部232は、画像メモリ231に一時的に格納された画像信号データを、画像信号制御部230を介して読み出し、画像の種類(文字、写真、コンピュータグラフィックス画像など)を判定する。画像比率算出部233は、画像判定制御部232によって判定された画像の種類に基づいて、画像出力束を構成する全ページにおける画像種類の構成比率を算出する。
モータ制御部240には駆動モータ241が接続される。駆動モータ241は、各種搬送ローラ、感光ドラム111a〜d、定着ローラ117を駆動するための複数のモータを一括して示すものであり、モータ制御部240は、この駆動モータ241の駆動を制御する。
光沢度制御部250は、操作部210から送られた設定情報、画像信号制御部230から出力された全画像の画像種類の構成比率データを基に、定着制御部220およびモータ制御部240に対して、光沢度を切り換える為の制御や、画像出力動作中における光沢度変更制御を行う。
なお、定着制御部220、モータ制御部240、光沢度制御部250、画像信号制御部230、画像判定制御部232、および画像比率算出部233は、コントローラ200におけるCPU200aが、ROM200bに格納された制御プログラムを実行することによって実現される機能を示すものである。ただし、定着制御部220およびモータ制御部240は、電流駆動回路も含んでいる。
次に、画像判定制御部232において行われる画像の種類の判定について説明するが、それに先立って、判定原理を説明する。
図3〜図5は、画像種類が異なる複数の画像における各濃度制御信号の典型的な時間推移を示す図である。この濃度制御信号とは、画像を主走査ラインに沿って読み取ったときに得られる、最大濃度を100、最小濃度を0として表される画像の濃度を示す信号である。本画像形成装置においては、濃度制御信号は、プリンタ300の露光制御部110においてレーザ光の変調に使用されるビデオ信号、または画像メモリ231に一時的に格納される画像信号データに相当するものである。なお上記の時間推移は、画像上の主走査方向の空間推移でもある。
図3は、文字画像に関する濃度制御信号の時間的変化の一例を示す図である。
文字画像に関する濃度制御信号は、文字部分では最大濃度100となり、文字以外の用紙地部分では最小濃度0となり、矩形波状の信号形態となる。
図4は、中間調濃度からなる写真画像に関する濃度制御信号の時間的変化の一例を示す図である。
写真画像に関する濃度制御信号は、通常、最大濃度100より小さく、最小濃度0より大きく、規則性のない連続した変化を示す信号となる。
図5は、パーソナルコンピュータなどにより作成されたコンピュータグラフィックス(以下「CG」という)画像に関する濃度制御信号の時間的変化の一例を示す図である。
CG画像に関する濃度制御信号は、文字画像に関する濃度制御信号と似た信号形態となるが、最大濃度を示す継続時間が文字画像より長い(すなわち、最大濃度を示す画像域が文字画像より広い)。また、文字画像の濃度制御信号の変化は不規則であるが、CG画像の濃度制御信号はリニアに変化する。
こうした画像の種類ごとの濃度制御信号の形態の違いに注目して、濃度制御信号を基に、画像判定制御部232が画像種類を判定する。まず、第1の画像種類判定方法を説明する。
図3〜図5に示した濃度制御信号を基にして、濃度が0より大きい画像領域部が‘1’に、濃度が0である非画像領域部が‘0’になるように二値化を行うと、図6〜図8に示すようになる。
図6は、図3に示す文字画像の濃度制御信号を二値化して得られた信号変換値を示す図である。二値化前後の波形が同一になる特徴をもつ。
図7は、図4に写真画像の濃度制御信号を二値化して得られた信号変換値を示す図である。写真画像は、その画像のほぼ全域が画像領域部であるので、二値化後の信号変換値がすべて‘1’になる特徴をもつ。
図8は、CG画像の濃度制御信号を二値化して得られた信号変換値を示す図である。文字画像に比べて、信号変換値が‘1’である領域が広い特徴をもつ。
図9は、図6〜図8に示した信号変換値の一般的な形態を示す図である。
図9においてt1〜tnは、信号変換値が‘1’である期間であり、Tは、1ページ分の画像における濃度制御信号(信号変換値)の出力開始時点から出力終了時点までの総時間である。
こうした期間t1〜tn、総時間Tを用いて、画像判定制御部232は、下記数式(1)〜(3)に基づき、画像種類を判定する。すなわち、数式(1)を満たす画像の種類は文字画像であり、数式(2)を満たす画像の種類はCG画像であり、数式(3)を満たす画像の種類は写真画像であると判定する。
Σti < T/a …(1)
T/a ≦ Σti < T/b …(2)
T/b ≦ Σti …(3)
なお、i=1,…,nである。また、a,bは、a>bの関係にある定数であり、例えば、a=5、b=2である。
なお、上記の第1の画像種類判定方法では、1ページ分の画像における全域に亘る濃度制御信号に基づき画像種類の判定を行っているが、これに代わって、1ページ分の画像の一部の所定領域における濃度制御信号に基づき画像種類の判定を行うようにしてもよい。この判定方法を第2の画像種類判定方法として、以下に説明する。
図10は、第2の画像種類判定方法を説明する図である。(A)は、1ページ分の全画像域に相当する描画領域301に設けられた複数の判定領域302を示し、(B)は、複数の判定領域302の各々において得られる濃度制御信号を示し、(C)は、この濃度制御信号を二値化して得られた信号変換値を示す。
すなわち、第2の画像種類判定方法では、複数の判定領域302の各々における二値化信号変換値(C)を基に、画像種類の判定を行う。これにより、第1の画像種類判定方法に比べ、画像種類の判定に必要な画像信号データを一時記憶しておくための画像メモリ231の記憶容量サイズを小さくすることができるとともに、画像種類の判定処理に要する時間を短縮することができる。
なお、複数の判定領域302の合計面積を、描画領域301の約20%を占めるようにし、複数の判定領域302の各領域を、描画領域301の中にできるだけ均等に分散させる。図10に示す例では、右上、右下、左上、左下および中央の5個所に判定領域302の各々を分散している。なおまた、判定領域302の数は5個所、その合計面積は描画領域301の約20%に限らず、判定領域302の数を増やしたり、合計面積を広げたりして、画像種類を正確に判定するようにしてもよい。また逆に、判定領域302の数を減らしたり、合計面積を狭めたりして、画像メモリ231の記憶容量サイズを小さくするとともに、画像種類の判定処理に要する時間を短縮するようにしてもよい。
次に、上記の第1の画像種類判定方法のように画像1ページごとに行われた画像種類の判定処理の結果得られた各ページの画像種類に基づき、または上記の第2の画像種類判定方法のように判定領域ごとに行われた画像種類の判定処理の結果得られた各判定領域の画像種類に基づき、原稿の1束(全ページ)における各画像種類の構成比率を、画像比率算出部233(図2)において算出する。これを、図11を参照して説明する。
図11は、画像比率算出部233で行われる各画像種類の構成比率の算出処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS101では、画像形成ジョブが開始されるのを待ち、画像形成ジョブが開始されたらステップS102へ進む。
ステップS102では、自動光沢度モードが指定されているか否かを判定し、自動光沢度モードが指定されていればステップS103へ進み、指定されていなければ本算出処理を終了する。
ステップS103では、画像判定制御部232で行われるべき画像種類の判定処理の実行回数である判定回数MEASURE_CNT_MAXを確定する。この判定回数MEASURE_CNT_MAXは、第1の画像種類判定方法が適用される場合にはページ毎に画像種類の判定処理を実行するので、原稿一束の総ページ数となる。例えば、50ページの原稿束であれば、MEASURE_CNT_MAX=50である。また、第2の画像種類判定方法が適用される場合には判定領域毎に画像種類の判定処理を実行するので、1ページあたりの判定領域の数に総ページ数を乗算した値となる。例えば、50ページの原稿束で、判定領域が1ページに5箇所設けてあれば、MEASURE_CNT_MAX=50×5=250である。
更にステップS103では、画像種類の判定処理が行われた実回数をカウントする判定カウンタMEASURE_CNTと、画像種類が文字画像と判定された回数をカウントする画像判定カウンタCHARA_CNTをそれぞれ0に初期化する。また画像種類が写真画像と判定された回数をカウントする画像判定カウンタPHOTO_CNTと、画像種類がCG画像と判定された回数をカウントする画像判定カウンタCG_CNTとをそれぞれ0に初期化して、ステップS104へ進む。
ステップS104では、第1の画像種類判定方法による1ページ分の画像種類の判定、または第2の画像種類判定方法による1判定領域分の画像種類の判定の完了を待ち、ステップS105へ進む。
ステップS105では、ステップS104で完了した画像種類の判定の結果が、文字画像であるか否かを判別し、文字画像であればステップS107へ進み、文字画像でなければステップS106へ進む。ステップS107では、画像判定カウンタCHARA_CNTを1だけカウントアップしてステップS110へ進む。
ステップS106では、ステップS104で完了した画像種類の判定の結果が、写真画像であるか否かを判別し、写真画像であればステップS108へ進み、写真画像でなければステップS109へ進む。ステップS108では、画像判定カウンタPHOTO_CNTを1だけカウントアップしてステップS110へ進む。
ステップS109では、画像判定カウンタCG_CNTを1だけカウントアップしてステップS110へ進む。
ステップS110では、1ページ分の画像種類の判定、または1判定領域分の画像種類の判定が終了したので、判定カウンタMEASURE_CNTを1だけカウントアップしてステップS111へ進む。
ステップS111では、判定処理の既に行われた実行回数を示す判定カウンタMEASURE_CNTのカウント値が、判定処理の目標実行回数を示す判定回数MEASURE_CNT_MAXの値に等しいか否かを判別し、等しければ本算出処理を終了する。まだ等しくなっていなければステップS104へ戻る。
こうした各画像種類の構成比率の算出処理を実行することにより、画像出力束(画像全ページ)における各画像種類の構成比率が明らかになる。例えば、判定回数MEASURE_CNT_MAX=100で、CG画像の画像判定カウンタCG_CNT=20、写真画像の画像判定カウンタPHOTO_CNT=30、文字画像の画像判定カウンタCHARA_CNT=50という結果であったとする。この画像出力束(画像全ページ)のうち、CG画像が20%、写真画像が30%、文字画像が50%を占めていると判定されたことになる。
なお、画像種類は上記の3種類に限られるものではなく、画像種類の判定基準をさらに設けるようにして、さらに4種類以上に分類することもできる。
こうして画像比率算出部233で得られた画像種類の構成比率は、図2に示す光沢度制御部250へ通知される。
次に、光沢度制御部250で行われる光沢度切り換え制御について説明する。まず、画像の光沢度を制御する3つの方法について説明する。
図12は、定着温度と出力画像の光沢度との関係を示す図である。
一般的に定着温度が高くなるほど、トナーで形成された画像の表面近傍におけるトナーが溶けて滑らかになり、出力画像の光沢度が高くなる。したがって、定着温度を制御すれば、所望の光沢度をもった出力画像を得ることができる。
図13は、定着制御部220が定着ヒータ223の温度を制御する第1の光沢度制御方法が適用される回路構成を示す図である。
すなわち、画像比率算出部233から画像種類の構成比率の通知を受けた光沢度制御部250は、操作部210から入力されたユーザ指示および該画像種類の構成比率に基づき、図22および図23を参照して後述する処理により、画像出力時における画像光沢度を決定して、光沢度制御信号414を定着制御部220に出力する。
定着制御部220は、光沢度制御信号414とサーミスタ221で検出された定着ローラ117の表面温度検出値とに基づき、定着ヒータ223の温度を制御する。すなわち、定着制御部220は、光沢度制御信号414に応じて決まる所定目標温度になるように定着ヒータ223を制御する。この所定目標温度は、画像種類に応じて決まる最適な光沢度が得られるように予め設定されている。
図14は、サーミスタ221により測定される定着ローラ117の表面温度(定着温度)と時間との関係を示す図である。
時刻t0において光沢度制御信号414により高光沢度が指示されると、定着制御部220は、その指示に応じた所定目標温度がサーミスタ221で検知されるように、定着ヒータ223を制御し、その後、その画像の定着が終了するまで、その所定目標温度を維持すべく制御する。
なお、例えば、通常の光沢度に相当する定着温度が約150℃の場合、定着温度を約170℃まで上げることにより、光沢度を45%程度に上げて、質感のある画像を出力することができる。また、例えば、定着温度を約140℃まで下げることにより、光沢度を10%程度に下げることができる。
次に、光沢度制御部250で行われ得る第2の光沢度制御方法について説明する。
図15は、定着圧力と出力画像の光沢度との関係を示す図である。
一般的に定着圧力が高くなるほど、トナーで形成された画像の光沢度が高くなる。したがって、定着圧力を制御すれば、所望の光沢度をもった出力画像を得ることができる。
図16は、定着制御部220が定着ローラ117の定着圧力を制御する第2の光沢度制御方法が適用される構成を示す図である。
図16において、定着ローラ117(図1)は、軸441を中心に回転し、空間位置が固定された定着ローラ448と、軸442を中心に回転し、空間位置が移動する加圧側の定着ローラ449とからなる。定着ローラ449には、軸受け443および軸受け支持台444を介して、定着圧力を規制するばね445から、定着ローラ448に向けた押圧力が作用する。ばね445が発する力は、ばね支持台446の位置を制御する可変カム447の回転位置によって制御される。
すなわち、画像を出力する際、定着制御部220が、光沢度制御信号414に応じて、可変カム447を回転させるためのモータ(不図示)を駆動し、可変カム447を所定の回転位置に回転させる。
図16は、定着ローラ449から定着ローラ448に向けた押圧力が最小になる可変カム447のカム置を示し、これによって光沢度の低い画像が出力される。また、図17は、定着ローラ449から定着ローラ448に向けた押圧力が最大になる可変カム447のカム位置を示し、これによって光沢度の高い画像が出力される。
次に、光沢度制御部250で行われ得る第3の光沢度制御方法について説明する。
図18は、定着スピードと出力画像の光沢度との関係を示す図である。
一般的に定着スピードが速くなるほど、トナーで形成された画像の光沢度が低くなる。ここで言う定着スピードとは、記録紙が定着ローラ117を通過するスピードのことである。したがって、定着スピードを制御すれば、所望の光沢度をもった出力画像を得ることができる。
図19は、モータ制御部240が定着スピードを制御する第3の光沢度制御方法が適用される構成を示す図である。
モータ制御部240は、光沢度制御信号414に基づいて、駆動モータ241のうち、定着スピードに関連する記録紙の搬送を行う各ローラを駆動するモータの回転速度を制御する。すなわち、モータ制御部240は、光沢度制御信号414に応じて決まる所定目標速度になるように上記モータを制御する。この所定目標速度は、画像種類に応じて決まる最適な光沢度が得られるように予め設定されている。
次に、操作部210の表示部に表示される、光沢度に関する指示を入力するための画面について、図20および図21を参照して説明する。
図20は、画像形成装置の操作部210の表示部に表示される第1の画面を示す図である。この第1の画面には、光沢度に関するユーザからの指示を入力するための操作キーが表示される。
メッセージ表示部600は、画像出力時の画像の光沢度などを表示する。
オートモードキー601(「自動」と表示)は、全ページの原稿における画像種類の構成比率を算出して、最適な光沢度を自動的に決定する自動光沢度制御を選択するためのキーである。
画像モードキー602〜604(「文字」「文字/写真」「写真」と表示)は、ユーザが光沢度を指定するマニュアル光沢度制御を選択するためのキーである。本実施の形態ではユーザが、文字、文字/写真、写真の3種類の光沢度モードを設定することが可能となっている。「文字モード」は低光沢度、「文字/写真モード」は通常光沢度、「写真モード」は高光沢度を設定することになる。
光沢度設定キー605(「光沢度なし」、「光沢度あり」と表示)は、ユーザが任意に光沢度を設定するキーである。前述したオートモードキー601、画像モードキー602〜604によって設定される光沢度は、画像形成装置側で予め設定した度合の光沢度であるので、ユーザがこの光沢度設定キー605を操作すると、これらの予め設定された光沢度の度合を、ユーザが任意に調整することができる。
光沢度設定表示部606は、光沢度設定キー605による光沢度調整を表示するためのものであり、光沢度設定キー605を押すことで、ポインタ607が左または右に移動し、ユーザは、現在設定されている光沢度を容易に認識することができる。
なお、オートモードキー601が操作されて自動光沢度制御が実行されている場合に、画像出力束が最終的に、文字用の低光沢度、文字/写真用の通常光沢度、写真用の高光沢度のうちのどの光沢度で出力されるかをユーザに知らせるため、メッセージ表示部600に表示が行われる。すなわち、画像種類の構成比率が測定され、実行されるべき光沢度モードが決定した時点で、例えば文字用の光沢度モードが決定したら、メッセージ表示部600に「文字比率が高いので低光沢を選択しました。」といったメッセージが表示される。また前述のように、光沢度設定表示部606に、現在設定されている光沢度が表示される。
さらに、オートモードキー601が操作されて自動光沢度制御が実行され、画像出力が実行されている最中に、自動光沢度モードにて設定された光沢度が所望する光沢度でないとユーザが判断した場合には、光沢度を変更することが可能である。すなわち、図24を参照して後述するように、ユーザが光沢度設定表示部606を参照して、画像モードキー602〜604または光沢度設定キー605を操作し、これによって、マニュアル光沢度制御に切り換えられる。
なお、画像出力が実行されている最中に、画像モードキー602〜604または光沢度設定キー605が操作された場合には、図20に示すような、光沢度の途中変更の実行を確認する画面が、操作部210の表示部に表示される。この画面において、キー「はい」700を押すと光沢度の変更が実行され、キー「いいえ」701を押すと光沢度の変更がキャンセルされる。
なおまた、ユーザが所望の光沢度で画像出力されるかを確認するために、1ページ分だけ画像出力した後、図21の画面を表示して、そのままの光沢度の設定にてジョブを継続するか、または光沢度の変更を行うかの選択ができるようにする「お試しモード」を備えるようにしてもよい。そして、キー「いいえ」701が操作された場合には、ユーザが、画像モードキー602〜604または光沢度設定キー605を操作して、所望の光沢度に変更することができるようにしてもよい。
以上のような光沢度制御部250で行われる光沢度制御を、図22および図23を参照して詳述する。
図22および図23は、光沢度制御部250で行われる光沢度制御処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS201では、画像形成ジョブが開始されるのを待ち、画像形成ジョブが開始されたらステップS202へ進む。
ステップS202では、図20のオートモードキー601が操作されて自動光沢度モードが指定されているか否かを判定し、自動光沢度モードが指定されていればステップS203へ進み、自動光沢度モードが指定されていなければステップS211へ進む。
ステップS203では、自動光沢度モード(自動光沢度制御)が設定され、ステップS204へ進む。
ステップS204では、画像判定制御部232により全ページの画像種類の判定を行い、画像比率算出部233により画像種類の構成比率の算出を行う。画像種類の構成比率の算出が完了したらステップS205へ進む。
ステップS205では、ステップS204で算出された画像種類の構成比率に基づき、(文字画像の構成比率+CG画像の構成比率)と、写真画像の構成比率とを比較し、(文字画像の構成比率+CG画像の構成比率)が、写真画像の構成比率よりも大きいならばステップS206へ進む。写真画像の構成比率以下であるならばステップS207へ進む。
ステップS206では、(文字画像の構成比率+CG画像の構成比率)から写真画像の構成比率を差し引いて得られた差が40%以上であるか否かを判別し、この差が40%以上である場合にはステップS208へ進み、文字用の低光沢度を選択する。差が40%未満であればステップS209へ進み、文字/写真用の通常光沢度を選択する。
ステップS207では、写真画像の構成比率から(文字画像の構成比率+CG画像の構成比率)を差し引いて得られた差が40%以上であるか否かを判別し、この差が40%以上である場合にはステップS210へ進み、写真用の高光沢度を選択する。差が40%未満であればステップS209へ進み、文字/写真用の通常光沢度を選択する。
なお、上記では構成比率差40%を閾値にして光沢度の設定を分けたが、この閾値となる構成比率差は、40%に限定されるものではない。
ステップS211では、図20の画像モードキー602〜604によって画像種類の指定がされたか否かを判定し、指定されていればステップS212へ進み、指定されていなければステップS215へ進む。
ステップS212では、画像種類の指定に基づく光沢度制御を行う画像指定光沢モードが設定され、ステップS213へ進む。
ステップS213では、文字画像が指定されたか否かを判定し、文字画像が指定されていればステップS208へ進んで、文字用の光沢度を選択する。文字画像が指定されていなければステップS214へ進む。
ステップS214では、文字/写真画像が指定されたか否かを判定し、文字/写真画像が指定されていればステップS209へ進んで、文字/写真用の光沢度を選択する。文字/写真画像が指定されていなければステップS210へ進んで、写真用の光沢度を選択する。
ステップS215では、マニュアル光沢モードが設定され、次のステップS216で、ユーザによって指定された光沢度が選択される。
ステップS217では、光沢度制御部250が、選択された光沢度を示す光沢度制御信号414を定着制御部220またはモータ制御部240へ出力し、前述した第1〜3の光沢度制御方法のいずれかの方法によって光沢度を制御する。また、画像モードキー602〜604で指定された光沢度、または自動光沢度モードによって決定された光沢度を操作部210の表示部に表示してユーザへ報知する。
ステップS218では、選択された光沢度により画像形成動作を開始し、ステップS219で画像形成動作が完了したと判断されると、本光沢度制御処理を終了する。
これによって、画像出力束全体に亘って均一で適切な光沢度をもった画像出力束が得られる。
図24は、光沢度制御部250によって行われる画像出力動作中における光沢度変更制御処理の手順を示すフローチャートである。
この光沢度変更制御処理は、先に説明した図22及び図23のフローチャートにおけるステップS201〜ステップS218が実行されて、ステップS219でジョブ終了待ち状態のときに開始される。
ステップS301では、ジョブが終了したか(画像出力動作が終了したか)否かを判定し、ジョブが終了していれば本光沢度変更制御処理を終了する。ジョブが終了していなければステップS302へ進む。
ステップS302では、ユーザによって光沢度が変更されたか否かを監視し、光沢度が変更されたならばステップS303へ進む。光沢度が変更されなければステップS301へ戻る。
ステップS303では、光沢度の設定が変更されたので、変更された光沢度設定をユーザへ報知するとともに、図21に示すように、光沢度の変更の確認を行う画面を操作部210の表示部に表示する。この画面におけるキー「はい」700がユーザによって押されて、変更の承認がされたならばステップS304へ進む。キー「いいえ」701がユーザによって押されて、変更の承認がなされなかったならばステップS301へ戻る。
ステップS304では、光沢度切り換え時に画像形成ジョブの中断が必要であれば中断状態にして、前述した第1〜3の光沢度制御方法のいずれかの方法によって光沢度を変更する。光沢度を切り換えるタイミングは、特に限定するものではなく、例えば、ページの切れ目であってもよい。
ステップS305では、光沢度の変更(切り換え)が完了したか否かを判別し、完了したらステップS306へ進む。
ステップS306では、画像形成ジョブを再開してステップS301へ戻る。
以上説明したように、本実施の形態によれば、画像出力束全体に亘って均一で適切な光沢度をもった画像出力束を容易に得ることができ、ユーザビリティの向上を図ることができる。
また、画像形成動作中に光沢度を変更することができるので、ユーザが任意のタイミングで光沢度を調整することができ、ユーザビリティを向上することができる。
〔他の実施の形態〕
本発明の目的は、上記の各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードを、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行う。その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す縦断面図である。 図1に示す画像形成装置の動作制御を行なう制御部の構成を示すブロック図である。 文字画像に関する濃度制御信号の時間的変化の一例を示す図である。 中間調濃度からなる写真画像に関する濃度制御信号の時間的変化の一例を示す図である。 パーソナルコンピュータなどにより作成されたCG画像に関する濃度制御信号の時間的変化の一例を示す図である。 図3に示す文字画像の濃度制御信号を二値化して得られた信号変換値を示す図である。 図4に写真画像の濃度制御信号を二値化して得られた信号変換値を示す図である。 CG画像の濃度制御信号を二値化して得られた信号変換値を示す図である。 図6〜図8に示した信号変換値の一般的な形態を示す図である。 第2の画像種類判定方法を説明する図である。 画像比率算出部で行われる各画像種類の構成比率の算出処理の手順を示すフローチャートである。 定着温度と出力画像の光沢度との関係を示す図である。 定着制御部が定着ヒータの温度を制御する第1の光沢度制御方法が適用される回路構成を示す図である。 サーミスタにより測定される定着ローラの表面温度(定着温度)と時間との関係を示す図である。 定着圧力と出力画像の光沢度との関係を示す図である。 定着制御部が定着ローラの定着圧力を制御する第2の光沢度制御方法が適用される構成を示す図である。 定着ローラから定着ローラに向けた押圧力が最大になる可変カムのカム置を示す図である。 定着スピードと出力画像の光沢度との関係を示す図である。 モータ制御部が定着スピードを制御する第3の光沢度制御方法が適用される構成を示す図である。 画像形成装置の操作部の表示部に表示される第1の画面を示す図である。 画像形成装置の操作部の表示部に表示される第2の画面を示す図である。 光沢度制御部で行われる光沢度制御処理の手順を示すフローチャート(1/2)である。 光沢度制御部で行われる光沢度制御処理の手順を示すフローチャート(2/2)である。 光沢度制御部によって行われる画像出力動作中における光沢度変更制御処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10:画像形成装置本体
117:定着ローラ
200:コントローラ(自動画像形成手段)
200a:CPU
200b:ROM
200c:RAM
210:操作部
221:サーミスタ
222:A/D変換器
223:定着ヒータ
230:画像信号制御部
231:画像メモリ
232:画像判定制御部(画像種類判定手段)
233:画像比率算出部(構成比率算出手段)
240:モータ制御部
241:駆動モータ
250:光沢度制御部(光沢度決定手段、自動画像形成手段)
300:プリンタ
400:イメージリーダ
500:後処理装置
601:オートモードキー
602〜604:画像モードキー

Claims (14)

  1. 現像剤を定着する電子写真方式の画像形成装置において、
    画像出力束を構成する各ページ毎に画像種類を判定する画像種類判定手段と、
    前記画像種類判定手段によって判定された画像種類に基づき、前記画像出力束を構成する全ページにおける各画像種類の構成比率を算出する構成比率算出手段と、
    前記構成比率算出手段によって算出された画像種類の構成比率に基づき、前記画像出力束の画像形成における光沢度を決定する光沢度決定手段と、
    前記光沢度決定手段によって決定された光沢度に基づき、前記画像出力束の各ページの光沢度が均一になるように画像形成を行う自動画像形成手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像種類判定手段は、前記各ページにおける画像濃度を示す信号の変化形態に基づき、画像種類を判定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像種類判定手段は、前記各ページにおける画像濃度を示す信号を二値化して得られたパルス信号の高レベルの継続時間の全体に対する比に基づき、画像種類を判定することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像種類判定手段によって判別される画像種類は、少なくとも文字画像および写真画像であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記自動画像形成手段は、用紙に付着された現像剤を定着する定着装置の定着温度、定着圧力、定着速度の少なくとも1つを調整することにより、前記光沢度決定手段によって決定された光沢度を実現することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. ユーザによって指定された光沢度を受け取る受取手段と、
    前記受取手段によって受け取られた光沢度をもつ画像形成を行うマニュアル画像形成手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記自動画像形成手段による画像形成中に、ユーザによって行われた光沢度の変更指示を受け取る変更指示受取手段と、
    前記変更指示受取手段によって受け取られた光沢度の変更指示に従い、該変更指示された光沢度をもつ画像形成を行う変更光沢度画像形成手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記変更指示受取手段によって受け取られた光沢度の変更指示に従い、該変更指示された光沢度をもつ画像形成を行ってよいか否かの確認をユーザに対して行う光沢度変更確認手段を更に有し、
    前記変更光沢度画像形成手段は、前記光沢度変更確認手段による確認の結果、ユーザから前記変更指示された光沢度をもつ画像形成を行ってよいと指示があったときに、前記画像形成を行うことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記自動画像形成手段により画像形成される際の光沢度を報知する光沢度報知手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 現像剤を定着する電子写真方式の画像形成装置に適用される光沢度制御方法において、
    画像出力束を構成する各ページ毎に画像種類を判定する画像種類判定ステップと、
    前記画像種類判定ステップにおいて判定された画像種類に基づき、前記画像出力束を構成する全ページにおける各画像種類の構成比率を算出する構成比率算出ステップと、
    前記構成比率算出ステップにおいて算出された画像種類の構成比率に基づき、前記画像出力束の画像形成における光沢度を決定する光沢度決定ステップと、
    前記光沢度決定ステップにおいて決定された光沢度に基づき、前記画像出力束の各ページの光沢度が均一になるように画像形成を画像形成手段に行なわせる自動画像形成ステップと
    を有することを特徴とする光沢度制御方法。
  11. ユーザによって指定された光沢度を受け取る受取ステップと、
    前記受取ステップにおいて受け取られた光沢度をもつ画像形成を前記画像形成手段に行わせるマニュアル画像形成ステップと
    を更に有することを特徴とする請求項10記載の光沢度制御方法。
  12. 前記自動画像形成ステップによる画像形成中に、ユーザによって行われた光沢度の変更指示を受け取る変更指示受取ステップと、
    前記変更指示受取ステップにおいて受け取られた光沢度の変更指示に従い、該変更指示された光沢度をもつ画像形成を前記画像形成手段に行わせる変更光沢度画像形成ステップと
    を更に有することを特徴とする請求項10記載の光沢度制御方法。
  13. 前記変更指示受取ステップにおいて受け取られた光沢度の変更指示に従い、該変更指示された光沢度をもつ画像形成を前記画像形成手段に行わせてよいか否かの確認をユーザに対して行う光沢度変更確認ステップを更に有し、
    前記変更光沢度画像形成ステップは、前記光沢度変更確認ステップによる確認の結果、ユーザから前記変更指示された光沢度をもつ画像形成を行ってよいと指示があったときに、前記画像形成を前記画像形成手段に行わせることを特徴とする請求項12記載の光沢度制御方法。
  14. 前記自動画像形成ステップにより画像形成される際の光沢度を報知する光沢度報知ステップを更に有することを特徴とする請求項10記載の光沢度制御方法。
JP2005252344A 2005-08-31 2005-08-31 画像形成装置及び光沢度制御方法 Expired - Fee Related JP4250623B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005252344A JP4250623B2 (ja) 2005-08-31 2005-08-31 画像形成装置及び光沢度制御方法
US11/468,120 US7471910B2 (en) 2005-08-31 2006-08-29 Image forming apparatus and gloss level control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005252344A JP4250623B2 (ja) 2005-08-31 2005-08-31 画像形成装置及び光沢度制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007065384A JP2007065384A (ja) 2007-03-15
JP2007065384A5 JP2007065384A5 (ja) 2009-01-29
JP4250623B2 true JP4250623B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=37894127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005252344A Expired - Fee Related JP4250623B2 (ja) 2005-08-31 2005-08-31 画像形成装置及び光沢度制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7471910B2 (ja)
JP (1) JP4250623B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162124A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Brother Ind Ltd 印刷システム、印刷制御装置、印刷制御用プログラム及びその記録媒体
JP5197043B2 (ja) * 2008-02-12 2013-05-15 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法、記憶媒体、プログラム
JP5197056B2 (ja) * 2008-02-15 2013-05-15 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法、及びコンピュータプログラム
JP5387372B2 (ja) * 2009-12-01 2014-01-15 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP5350197B2 (ja) * 2009-12-01 2013-11-27 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5375573B2 (ja) * 2009-12-09 2013-12-25 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体
US10114307B2 (en) 2012-09-27 2018-10-30 Electronics For Imaging, Inc. Method and apparatus for variable gloss reduction
US9952539B2 (en) 2012-09-27 2018-04-24 Electronics For Imaging, Inc. Method and apparatus for variable gloss reduction
CN105164722B (zh) * 2013-06-13 2019-04-16 惠普发展公司,有限责任合伙企业 建立图像流水线
JP5932730B2 (ja) * 2013-07-29 2016-06-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
ES2702660T3 (es) * 2013-10-15 2019-03-04 Electronics For Imaging Inc Procedimiento y aparato para la reducción variable de brillo
JP2016085320A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06202520A (ja) 1992-12-28 1994-07-22 Canon Inc 画像形成装置
JPH09160315A (ja) 1995-12-12 1997-06-20 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
US5852462A (en) * 1996-03-07 1998-12-22 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for forming high gloss images using low gloss toner formulation
US6430389B1 (en) * 2000-10-27 2002-08-06 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Picture image forming system with stapler
US20030031371A1 (en) * 2001-08-02 2003-02-13 Shinichi Kato Image encoding apparatus and image decoding apparatus
JP4617135B2 (ja) * 2004-10-25 2011-01-19 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20070071474A1 (en) 2007-03-29
US7471910B2 (en) 2008-12-30
JP2007065384A (ja) 2007-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4250623B2 (ja) 画像形成装置及び光沢度制御方法
US7280131B2 (en) Image formation device
JP4364261B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、および画像処理プログラム
US20090316178A1 (en) Image forming apparatus and method for controlling image forming apparatus
JP2004032704A (ja) 画像形成装置、その制御方法、プログラム、記憶媒体、印刷システムに好適な方法および印刷システム
JP2006021527A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2006021407A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP4871916B2 (ja) 印刷システム及びその制御方法、印刷制御装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP4939241B2 (ja) 画像形成装置
JP2003327345A (ja) 画像形成装置および画像形成制御方法
JP5155045B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の画質調整方法及びプログラム
JP2007137002A (ja) 画像形成システム
JP2005037478A (ja) 画像形成装置
JP2006086693A (ja) 画像読取装置及び画像読取方法
JP2004090457A (ja) キャリブレーション方法および印刷装置
JP2001305931A (ja) 画像形成装置
JP5268517B2 (ja) 画像形成装置
JP4337576B2 (ja) 画像形成装置
JP2018025645A (ja) 画像形成装置
JP2005157180A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2016186520A (ja) 画像形成装置
JP2006133479A (ja) 画像形成装置
JPH1138703A (ja) 電子写真装置のトナー濃度制御方法
JP2021060531A (ja) 定着装置
JP2007097344A (ja) 電子装置、画像形成装置及びこれらの制御方法、並びに制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080828

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081205

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20081205

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20081224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120123

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140123

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees