JPH1138703A - 電子写真装置のトナー濃度制御方法 - Google Patents

電子写真装置のトナー濃度制御方法

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JPH1138703A
JPH1138703A JP9190245A JP19024597A JPH1138703A JP H1138703 A JPH1138703 A JP H1138703A JP 9190245 A JP9190245 A JP 9190245A JP 19024597 A JP19024597 A JP 19024597A JP H1138703 A JPH1138703 A JP H1138703A
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toner
printing rate
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JP9190245A
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English (en)
Inventor
Shoji Nakamura
昌次 中村
Masahito Asanuma
雅人 浅沼
Mitsuru Tokuyama
満 徳山
Mihoko Tanimura
美保子 谷村
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数枚の記録を行う場合においても、画像の
印字濃度を一定に保ち、画質を安定化し得る電子写真装
置のトナー濃度制御方法を提供する。 【解決手段】 画像処理回路31には、印字すべき画像
の印字率を算出する印字率算出部31bが設けられると
共に、この印字率算出部31bにて算出された印字率に
基づきトナー濃度を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリアとトナー
とからなる2成分現像剤を使用したデジタル複写機やプ
リンタ等の電子写真装置のトナー濃度制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機やプリンタ等の電子写真
装置においては、キャリアとトナーとからなる2成分系
の現像剤がよく使用される。この2成分系の現像剤を使
用するに際しては、従来では、使用の初期の段階で基準
となるトナー濃度設定値を決定し、その後は、全ての連
続コピーやプリントが終了するまで、その基準トナー濃
度設定値にてコピー又はプリントを行っていた。
【0003】最近では、現像剤のそれまでの総使用時間
や総使用枚数に応じて基準トナー濃度設定値を変更する
制御も行われている。即ち、現像剤の総使用時間や総使
用枚数に伴って現像剤中のトナーの帯電性が低下する。
このため、トナー濃度設定値が一定のままでは、多数枚
のコピー又はプリントにより、実際の現像剤中のトナー
濃度が上昇するので、画像の印字濃度が上がったりトナ
ー飛散が増加したりする。そこで、現像剤の寿命に対し
て基準トナー濃度設定値を一定のまま推移させるのでは
なく、現像剤のそれまでの総使用時間や総使用枚数に応
じて現像剤中のトナー濃度が下がるように基準トナー濃
度設定値を変更するようにしている。
【0004】一方、トナー濃度を調整する技術として開
示されている公報としては、例えば、特開昭62−25
777号公報、特開昭62−25778号公報及び特開
平2−203369号公報等が挙げられる。
【0005】上記の特開昭62−25777号公報の技
術は、トナー補給頻度に応じてトナー濃度を調整するも
のである。また、特開昭62−25778号公報の技術
は、多数枚コピーを行った後のトナー濃度変化を防止す
るために、現像ユニットの駆動時間に応じてトナー濃度
を調整するものである。さらに、特開平2−20336
9号公報の技術は、多数枚をコピーするに際して、その
現像プロセスの初期に一時的にトナー濃度が下がること
を補正するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子写真装置のトナー濃度制御方法では、多数枚の
コピーを行う場合に、いずれも印字率の変化に伴う画像
の印字濃度、つまり画像濃度の変化を考慮していないの
で、画像の品質が保証できないという問題点を有してい
る。
【0007】即ち、印字率と連続コピー枚数による画像
濃度変化(マクベス濃度)との関係は表1のように示さ
れる。
【0008】
【表1】
【0009】この表1から、連続コピー枚数が例えば1
0枚のように少ないときには、印字率が1〜20%と変
化しても、画像濃度はマクベス濃度1.40と一定で変
化しないことが分かる。
【0010】しかし、連続コピー枚数が多くなると、印
字率によって画像濃度が異なることが分かる。具体的に
は、同表より、100枚印字では印字率1%のときはマ
クベス濃度1.38であるのに対し、印字率20%のと
きはマクベス濃度1.42となり、印字率によって少し
差が出ることが分かる。そして、この差は、印字枚数が
多くなる程大きくなる。例えば、1000枚印字で印字
率1%のときはマクベス濃度1.10であるのに対し、
印字率20%のときはマクベス濃度1.50となり、そ
の差が0.4と大きくなる。
【0011】また、同表から、印字率4%のときには、
印字枚数が増加してもマクベス濃度1.40と変化しな
いことが分かる。但し、この印字率4%よりも小さいと
きには、印字率1%の欄に示すように、印字枚数が多く
なる程画像濃度が薄くなる。
【0012】一方、この印字率4%よりも大きいときに
は、印字率20%の欄に示すように、印字枚数が多くな
る程画像濃度が濃くなる。
【0013】このように、多数枚のコピーを行う場合に
は、印字率の変化に伴い画像濃度が変化するので、これ
を考慮しないと画像の品質が保証できないことになる。
【0014】従って、前述した現像剤のそれまでの総使
用時間や総使用枚数に応じて基準トナー濃度設定値を変
更する制御する方法では、印字率の変化に伴う現像剤の
帯電性の変化を考慮することがないので、トナーの付着
量を一定に保つこと、即ち印字濃度を一定に保つことは
困難である。
【0015】また、前記特開昭62−25778号公報
及び特開平2−203369号公報の技術についても、
印字率、即ちトナー消費量に応じて変化する現像剤の特
性が考慮されていないため印字濃度を一定に保つことは
困難である。さらに、特開昭62−25777号公報の
技術では、トナー補給頻度をみた上でトナー濃度を変え
ることになり、画質を一定に保つという点からは後手に
回り、実際に出ている画質との対応には遅れてしまうと
いう問題点を有している。
【0016】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、多数枚の記録を行う場合
においても、画像の印字濃度を一定に保ち、画質を安定
化し得る電子写真装置のトナー濃度制御方法を提供する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の電
子写真装置のトナー濃度制御方法は、上記課題を解決す
るために、画像処理回路からの信号に基づいて感光体を
露光することにより、感光体に静電潜像を形成し、現像
器内に収容されかつトナー濃度調整されたキャリアとト
ナーとの2成分からなる現像剤にて現像し、記録紙に転
写する電子写真装置のトナー濃度制御方法において、上
記画像処理回路には、印字すべき画像の印字率を算出す
る印字率算出手段が設けられると共に、この印字率算出
手段にて算出された印字率に基づきトナー濃度を調整す
ることを特徴としている。
【0018】即ち、電子写真装置にて記録される画像の
印字濃度は、キャリアとトナーとの総量に対するトナー
量の割合であるトナー濃度を一定に保っていても、使用
されるトナーの消費量、つまり画像の印字率によって変
化する。また、この印字率の変化に伴う画像の印字濃度
変化は、連続記録する場合の記録枚数の増加に伴って拡
大される。従って、画像の印字濃度を一定に保つために
は、画像の印字率によって、トナー濃度を調整する必要
がある。
【0019】そこで、本発明においては、画像処理回路
に、印字すべき画像の印字率を算出する印字率算出手段
を設け、この印字率算出手段にて算出した画像の印字率
に基づいてトナー濃度を調整する。尚、画像処理回路に
は、例えば原稿読み取り装置にて読み取られた原稿画像
の画像データや他の方法にて取り込まれた画像の画像デ
ータが入力される。
【0020】この結果、画像の印字濃度の変化における
直接的な要因である画像の印字率に基づいてトナー濃度
を調整するので、直接的に画像の印字濃度を調整するこ
とができ、最適な画像の印字濃度を得ることができる。
そして、この方法は、連続記録する場合の記録枚数が増
加し、そのままのトナー濃度では画像の印字濃度が変化
する場合においても適用することができる。
【0021】従って、多数枚の記録を行う場合において
も、画像の印字濃度を一定に保ち、画質を安定化し得る
電子写真装置のトナー濃度制御方法を提供することがで
きる。
【0022】請求項2に係る発明の電子写真装置のトナ
ー濃度制御方法は、上記課題を解決するために、請求項
1記載の電子写真装置のトナー濃度制御方法において、
上記画像処理回路の印字率算出手段にて算出された印字
率が基準とする印字率よりも大きいときは、上記基準と
する印字率に基づく基準トナー濃度よりも低くなるよう
にトナー濃度を調整することを特徴としている。
【0023】即ち、印字率の変化に伴う画像の印字濃度
変化は、連続記録する場合の記録枚数の増加に伴って拡
大される。その際、印字率算出手段にて算出された印字
率が基準とする印字率よりも大きいときは画像の印字濃
度が濃くなる方へ変化し、該算出された印字率が基準と
する印字率よりも小さいときは画像の印字濃度が薄くな
る方へ変化する。
【0024】そこで、本発明では、画像処理回路の印字
率算出手段にて算出された印字率が基準とする印字率よ
りも大きいときは、上記基準とする印字率に基づく基準
トナー濃度よりも低くなるようにトナー濃度を調整す
る。
【0025】従って、高印字率が続くときは、トナー濃
度設定値を低くすることでトナーの過度な付着を抑える
ことができ、これによって、画像の印字濃度を一定に保
ち、画質を安定化することができる。
【0026】また、高印字率の時、つまりトナー消費の
多い時に、現像器内においては必要最低限のトナー補給
量に抑えることができるため、現像剤の撹拌による疲労
も抑制することができる。
【0027】請求項3に係る発明の電子写真装置のトナ
ー濃度制御方法は、上記課題を解決するために、画像処
理回路からの信号に基づいて感光体を露光することによ
り、感光体に静電潜像を形成し、現像器内に収容されか
つトナー濃度調整されたキャリアとトナーとの2成分か
らなる現像剤にて現像し、記録紙に転写する電子写真装
置のトナー濃度制御方法において、上記画像処理回路に
は、印字すべき画像の印字率を算出する印字率算出手段
が設けられると共に、この印字率算出手段にて算出され
た印字率に基づきトナー濃度を調整するに際して、多数
枚の原稿を記録するときは、予め求めた、印字率及び記
録枚数に応じた適正トナー濃度データに基づきトナー濃
度を調整することを特徴としている。
【0028】上述したように、画像の印字濃度は、画像
の印字率によって変化し、この印字率の変化に伴う画像
の印字濃度変化は、連続記録する場合の記録枚数の増加
に伴って拡大される。そして、この画像の印字率及び記
録枚数に伴う画像の印字濃度変化に基づいて、予め、画
像の印字率及び記録枚数に伴う適正トナー濃度を実験等
により求めることができる。
【0029】そこで、本発明では、印字率算出手段にて
算出された印字率に基づきトナー濃度を調整するに際し
て、多数枚の原稿を記録するときは、予め求めた、印字
率及び記録枚数に応じた適正トナー濃度データに基づき
トナー濃度を調整する。
【0030】従って、多数枚の原稿を記録するときに、
印字されるであろう全体の印字率と記録枚数とを予め把
握し、適正トナー濃度データに基づきトナー濃度を設定
することで、その一連の画像の記録の最初から最後まで
安定した画質を得ることが可能となる。
【0031】請求項4に係る発明の電子写真装置のトナ
ー濃度制御方法は、上記課題を解決するために、請求項
3記載の電子写真装置のトナー濃度制御方法において、
多数枚の原稿を記録するに際して、トナー濃度設定値
を、記録枚数に伴って順次変更していくことを特徴とし
ている。
【0032】上記の発明によれば、多数枚の原稿を記録
するに際して、トナー濃度設定値を、記録枚数に伴って
順次変更していく。
【0033】従って、多数枚の印字を実行するとき、初
めからトナー濃度設定値を最終の設定値にするのではな
く、枚数に応じて順次設定値を変えていく。
【0034】この結果、トナー濃度の急激な変化を抑え
ることができ、画質を安定することができる。
【0035】また、トナー濃度を急激に増加させると、
現像剤における帯電量の低下を招き、トナー飛散等が発
生し易くなる。しかし、本発明では、トナー濃度の急激
な変化を抑えることができるので、画質の安定化に限ら
ずトナー飛散等も抑えることができ、システムとして良
好なものとなる。
【0036】請求項5に係る発明の電子写真装置のトナ
ー濃度制御方法は、上記課題を解決するために、請求項
3記載の電子写真装置のトナー濃度制御方法において、
多数枚の原稿を記録するに際して、上記の適正トナー濃
度データに対して、総記録枚数又は現像器内での総撹拌
時間に基づく現像剤の寿命に関する補正をした後、トナ
ー濃度を調整することを特徴としている。
【0037】即ち、画像の印字濃度は、トナー濃度を一
定に保っていても、画像の印字率によって変化し、この
印字率の変化に伴う画像の印字濃度変化は、連続記録す
る場合の記録枚数の増加に伴って拡大される。ところ
が、この変化の度合いは、現像剤の寿命によって異な
る。また、現像剤の寿命は、総記録枚数又は現像器内で
の総撹拌時間に関係する。
【0038】そこで、本発明では、多数枚の原稿を記録
するに際して、上記の適正トナー濃度データに対して、
総記録枚数又は現像器内での総撹拌時間に基づく現像剤
の寿命に関する補正をした後、トナー濃度を調整する。
【0039】この結果、現像剤が劣化した状態において
も、多数枚の記録を行う場合において、画像の印字濃度
を一定に保ち、画質を安定化し得る電子写真装置のトナ
ー濃度制御方法を提供することができる。
【0040】請求項6に係る発明の電子写真装置のトナ
ー濃度制御方法は、上記課題を解決するために、請求項
3記載の電子写真装置のトナー濃度制御方法において、
前回記録してから今回記録するまでの放置時間に基づい
て、トナー濃度を調整することを特徴としている。
【0041】即ち、例えば、低印字率の印字が続き、ト
ナー濃度設定値を上げて記録をした後に、そのまま暫く
放置し、再び、記録する場合には、現像剤の放置による
帯電量の低下のためトナー濃度が過補正つまり過大とな
っている。従って、このまま記録したのでは、画像の印
字濃度が濃くなる。
【0042】しかし、本発明では、前回記録してから今
回記録するまでの放置時間に基づいて、トナー濃度を調
整する。
【0043】従って、前回のトナー濃度がどのような状
態であっても、放置時間を考慮に入れて、自動的に最適
なトナー濃度設定値に戻す。このため、放置後、記録を
再開したときに、画質を適正なものにすることができ
る。
【0044】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。
尚、本実施の形態では、電子写真装置としてデジタル複
写機を例示して説明するが、必ずしもこれに限らず、例
えばプリンタやFAX等の電子写真装置に適用すること
も可能である。
【0045】本実施の形態のトナー濃度制御方法の対象
となる電子写真装置としての例えばデジタル複写機1
は、図2に示すように、スキャナ部2、レーザプリンタ
部3及びソータを含む後処理装置4を備えている。
【0046】スキャナ部2は、透明ガラスからなる原稿
載置台21、原稿載置台21上へ自動的に原稿を供給搬
送するための両面対応自動原稿送り装置(以下、「RA
DF( Recirculating Automatic Document Feeder)」と
称する)22、及び原稿載置台21上に載置された原稿
画像を走査して読み取るための原稿読取り装置、つまり
スキャナユニット20を備えている。このスキャナユニ
ット20にて読み取られた原稿画像は、画像情報つまり
画像データとして後述する画像処理回路31へ送られ、
ここで所定の画像処理が施される。
【0047】スキャナユニット20は、第1走査ユニッ
ト20a、第2走査ユニット20b、光学レンズ体23
及びCCD(Charge Coupled Device) 24を備えてい
る。上記第1走査ユニット20aは、原稿載置台21上
の原稿の面に光を照射して走査するランプリフレクタア
センブリ25及び第1反射ミラー26aからなる。第2
走査ユニット20bは、第2反射ミラー26b及び第3
反射ミラー26cからなる。上記第1ないし第3反射ミ
ラー26a〜26cは、原稿からの反射光をCCD24
に導くためのものである。光学レンズ体23は、原稿か
らの反射光像をCCD24に結像させるものである。C
CD24は、原稿からの反射光像を電気的画像信号に変
換する素子である。
【0048】スキャナ部2は、上記RADF22とスキ
ャナユニット20との連携動作により、原稿載置台21
上に原稿を順次載置させながら、原稿載置台21の下面
に沿ってスキャナユニット20を移動させて原稿画像を
読み取り、画像データに変換するように構成されてい
る。
【0049】スキャナ部2から得られた画像データは、
後述する画像処理回路31へ送られ、各種画像処理が施
された後、画像処理回路31の図示しないメモリに一旦
記憶される。その後、上記画像データは、出力指示に応
じてレーザプリンタ部3に与えられ、記録紙上に画像と
して記録される。
【0050】レーザプリンタ部3は、上部に、画像処理
基板に設けられた画像処理回路31、プロセスコントロ
ール基板32、レーザ書込みユニット33、及び画像を
形成するための電子写真プロセス部34を備え、下部に
記録紙収納・搬送部40を備えている。
【0051】上記画像処理回路31は、CCD24にて
電気的画像信号に変換された原稿画像を画像処理して、
記録可能な信号にするためのものであり、本実施の形態
では、後述するように、印字率の算出等も行う。
【0052】プロセスコントロール基板32は、画像処
理回路31からの画像データを入力し、トナー濃度コン
トロールを行うものである。具体的には、後述する現像
器36に取付けられたトナー濃度コントロールセンサ3
6aにより、現像器36のトナー濃度を制御する。
【0053】レーザ書込みユニット33は、上述の画像
処理回路31のメモリから画像データに応じたレーザ光
を出射する半導体レーザ、上記レーザ光を等角速度偏向
するポリゴンミラー、等角速度偏向されたレーザ光が電
子写真プロセス部34の感光体ドラム35上で等速度偏
向されるように補正するf−θレンズ等を有している。
【0054】電子写真プロセス部34は、周知の態様に
従い、感光体としての感光体ドラム35、この感光体ド
ラム35の周囲に配置された帯電器、現像器36、転写
器37、剥離器、クリーニング器及び定着器38等によ
り構成されている。
【0055】上記の画像が形成されるべき記録紙の搬送
方向における定着器38の下流側には、搬送路41が設
けられている。この搬送路41は、後処理装置4へ通じ
ていると共に、搬送路42に分岐して記録紙収納・搬送
部40にも通じている。
【0056】記録紙収納・搬送部40は、第1カセット
43、第2カセット44、両面複写ユニット45及びマ
ルチ手差しトレイ46を備えている。第1カセット43
及び第2カセット44には、記録紙の束が収容されてお
り、操作者にて所望するサイズの記録紙を収容するカセ
ットが選択されると、そのカセット内の記録紙束の上か
ら記録紙が1枚ずつ送り出され、電子写真プロセス部3
4へ向けて順次搬送される。両面複写ユニット45は、
電子写真プロセス部34にて画像の形成された記録紙
を、表裏反転させて、或いは表裏反転させることなく再
度電子写真プロセス部34に供給するためのものであ
る。
【0057】レーザプリンタ部3において、画像処理回
路31のメモリから読み出された画像データは、レーザ
書込みユニット33からレーザ光線として出射され、電
子写真プロセス部34の感光体ドラム35を露光するこ
とにより、感光体ドラム35の表面に静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は、現像器36にて可視像化されて
トナー像となり、このトナー像は、記録紙収納・搬送部
40から搬送された記録紙に転写器37にて静電転写さ
れた後、定着器38により記録紙に定着される。
【0058】このようにして画像が形成された記録紙
は、定着器38から搬送路41を介して後処理装置4へ
送られたり、搬送路41・42及び両面複写ユニット4
5を介して電子写真プロセス部34へ再度供給される。
【0059】尚、上記のデジタル複写機1の構成は、一
例であり、必ずしもこれと同一である必要はない。例え
ば、RADF22や後処理装置4及び両面複写ユニット
45は、必ずしも装備されていなくて良い。
【0060】ところで、本実施の形態のデジタル複写機
1では、複写の初期に印字率の測定を行いトナー濃度補
正を行うようになっている。この動作を行う制御部は、
図1に示すように、CCD24、並びに画像処理部31
a、印字率算出手段としての印字率算出部31b及び記
録枚数把握部31cを備えた画像処理回路31、並びに
トナー濃度算出部32aを備えたプロセスコントロール
基板32、並びにレーザ書込みユニット(LD)33、
感光体ドラム35、現像器36、トナー濃度センサ36
a、転写器37等から構成されている。
【0061】上記の制御部では、先ず、前記スキャナ部
2のCCD24で読み取られた原稿の画像データは画像
処理回路31に入力され、画像処理部31aにて、例え
ば文字モードや写真モードに応じた各種の画像処理を受
け、その処理の内容に沿って各画素の表現が行われ、レ
ーザ書込みユニット33に画像データが送られる。
【0062】一方、このとき、画像処理回路31では、
記録枚数把握部31cにて、コピー使用とする枚数を把
握すると共に、印字率算出部31bにて画素データの統
計を取り、原稿画像1枚当たりの印字率を算出する。例
えば、400DPIで読み取ったA4サイズの原稿であ
れば全画素数は約1542万個であり、これを2値画像
化して例えば77万画素に対しレーザをONする処理と
なった時は、印字率は5%となる。
【0063】そして、その印字率は、プロセスコントロ
ール基板32のトナー濃度算出部32aに入力され、そ
の印字率に基づいて、トナー濃度が設定される。また、
このトナー濃度設定値は、現像器36に取り付けられた
トナー濃度センサ36aに出力されることにより、現像
器36のトナー補給が調整される。
【0064】上記の制御部によるトナー濃度制御方法に
ついて、さらに詳述する。先ず、本実施の形態では、現
像剤は、キャリアとトナーとの2成分からなる現像剤を
使用しており、図2に示す現像器36内に例えば850
g入れられている。尚、基準とするトナー濃度は4.0
%に設定されている。この基準トナー濃度設定値4.0
%は、上述した印字率5%を基準に設定したものであ
る。
【0065】トナー濃度の制御は、例えば磁力センサか
らなるトナー濃度センサ36aを用いる。このトナー濃
度センサ36aの特性は、図3に示すように、トナー濃
度を4.0%に保つための基準電圧を2.5Vとしてい
る。従って、トナー濃度を上げる場合はトナー濃度セン
サ36aの電圧設定値を下げることで可能である。
【0066】また、本実施の形態では、印字率に対する
トナー濃度設定値を、図4に示すように区分している。
従って、例えば、原稿の印字率が5%と計算されたとき
は、トナー濃度設定値は、標準トナー濃度設定値4.0
%であるので、変更する必要はない。一方、印字率が1
%の原稿のときには、目的とするトナー濃度設定値は6
%になり、その設定のため、トナー濃度センサ36aの
基準電圧を、図3に基づき1.8Vに下げる。
【0067】この状態で、図示しないコピー開始ボタン
を押すとデジタル複写機1はコピーを開始し、コピープ
ロセスに伴って、順次トナーが図示しないホッパーから
現像器36に供給され撹拌されて所定のトナー濃度にな
るように動作する。
【0068】ここで、本実施の形態では、コピーが1枚
だけで終了したときは、所定のトナー濃度に達する前に
コピープロセスを終了することもある。即ち、通常、ト
ナー濃度が低いときはトナー濃度が所定のトナー濃度設
定値になるまでトナー補給をしてからコピープロセスに
入るが、本実施の形態ではコピープロセスと共にトナー
補給を行うため、ファーストコピー時間に影響を与えな
いようになっている。
【0069】また、コピー枚数が複数枚のときは、図5
に示すように、印字枚数と印字率とトナー濃度設定値と
の関係データが画像処理回路31における図示しないメ
モリに記憶されているので、この関係データに基づいて
トナー濃度の設定が行われる。尚、この関係データは、
予め実験で求めたものである。
【0070】同図において、例えば、印字率が1%でコ
ピー枚数が100枚にセットされたときには、目的とす
るトナー濃度は5%になり、トナー濃度センサ36aの
基準電圧を、図3に基づき、2.2Vに下げる。
【0071】一方、本実施の形態では、多数枚原稿を繰
り返し印字するときは、印字率を各原稿における印字率
の平均値とするようになっている。従って、例えば、原
稿が5種類有り、各々の印字率が1%、2%、10%、
3%、9%と算出されたときには、平均の印字率は5%
となることから、上記の状態から引続き操作するときに
は、トナー濃度の設定を変える必要は無い。
【0072】また、この5種類の原稿に対し、各30枚
合計150枚のコピーをとるときは、この場合も平均印
字率が5%であるため、トナー濃度設定値を変える必要
はない。
【0073】しかし、例えば、5枚の印字率が1%、2
%、2%、2%、1%と算出され平均印字率が1.6%
となったときは、各60枚合計300枚をコピーすると
きには、図5に基づき、トナー濃度を5.2%に設定す
る。
【0074】このように、本実施の形態では、画像処理
回路31からの信号に基づいて感光体ドラム35を露光
することにより、感光体ドラム35に静電潜像を形成
し、現像器36内に収容されかつトナー濃度調整された
キャリアとトナーとの2成分からなる現像剤にて現像
し、記録紙に転写する電子写真装置のトナー濃度制御方
法において、画像処理回路31には、印字すべき画像の
印字率を算出する印字率算出部31bが設けられると共
に、この印字率算出部31bにて算出された印字率に基
づきトナー濃度を調整する。
【0075】即ち、電子写真装置にて記録される画像の
印字濃度は、キャリアとトナーとの総量に対するトナー
量の割合であるトナー濃度を一定に保っていても、使用
されるトナーの消費量、つまり画像の印字率によって変
化する。また、この印字率の変化に伴う画像の印字濃度
変化は、連続記録する場合の記録枚数の増加に伴って拡
大される。従って、画像の印字濃度を一定に保つために
は、画像の印字率によって、トナー濃度を調整する必要
がある。
【0076】そこで、本実施の形態においては、画像処
理回路31に、印字すべき画像の印字率を算出する印字
率算出部31bを設け、この印字率算出部31bにて算
出した画像の印字率に基づいてトナー濃度を調整する。
尚、画像処理回路31には、例えばスキャナ部2にて読
み取られた原稿画像の画像データや他の方法にて取り込
まれた画像の画像データが入力される。
【0077】この結果、画像の印字濃度の変化における
直接的な要因である画像の印字率に基づいてトナー濃度
を調整するので、直接的に画像の印字濃度を調整するこ
とができ、最適な画像の印字濃度を得ることができる。
そして、この方法は、連続記録する場合の記録枚数が増
加し、そのままのトナー濃度では画像の印字濃度が変化
する場合においても適用することができる。
【0078】従って、多数枚の記録を行う場合において
も、画像の印字濃度を一定に保ち、画質を安定化し得る
電子写真装置のトナー濃度制御方法を提供することがで
きる。
【0079】一方、印字率の変化に伴う画像の印字濃度
変化は、連続記録する場合の記録枚数の増加に伴って拡
大される。その際、印字率算出手段にて算出された印字
率が基準とする印字率よりも大きいときは画像の印字濃
度が濃くなる方へ変化し、該算出された印字率が基準と
する印字率よりも小さいときは画像の印字濃度が薄くな
る方へ変化する。
【0080】そこで、本実施の形態では、画像処理回路
31の印字率算出部31bにて算出された印字率が基準
とする印字率よりも大きいときは、上記基準とする印字
率に基づく基準トナー濃度よりも低くなるようにトナー
濃度を調整する。
【0081】従って、高印字率が続くときは、トナー濃
度設定値を低くすることでトナーの過度な付着を抑える
ことができ、これによって、画像の印字濃度を一定に保
ち、画質を安定化することができる。
【0082】また、高印字率の時、つまりトナー消費の
多い時に、現像器36内においては必要最低限のトナー
補給量に抑えることができるため、現像剤の撹拌による
疲労も抑制することができる。
【0083】尚、本実施の形態では、画像処理回路31
の印字率算出部31bにて算出された印字率が基準とす
る印字率よりも小さいときは、上記基準とする印字率に
基づく基準トナー濃度よりも高くなるようにトナー濃度
を調整するこれにより、低印字率の印字が続くときはト
ナー濃度設定値を高くすることで、画像濃度を高く表現
できる。
【0084】さらに、上述したように、画像の印字濃度
は、画像の印字率によって変化し、この印字率の変化に
伴う画像の印字濃度変化は、連続記録する場合の記録枚
数の増加に伴って拡大される。そして、この画像の印字
率及び記録枚数に伴う画像の印字濃度変化に基づいて、
予め、画像の印字率及び記録枚数に伴う適正トナー濃度
を実験等により求めることができる。
【0085】そこで、本実施の形態では、印字率算出部
31bにて算出された印字率に基づきトナー濃度を調整
するに際して、多数枚の原稿を記録するときは、予め求
めた、印字率及び記録枚数に応じた適正トナー濃度デー
タに基づきトナー濃度を調整する。
【0086】従って、多数枚の原稿を記録するときに、
印字されるであろう全体の印字率と記録枚数とを予め把
握し、適正トナー濃度データに基づきトナー濃度を設定
することで、その一連の画像の記録の最初から最後まで
安定した画質を得ることが可能となる。
【0087】また、本実施の形態の電子写真装置のトナ
ー濃度制御方法では、多数枚の原稿を繰り返して記録す
るときには、印字率をそれらの平均値とするようしてい
る。
【0088】このため、例えば、原稿を読み取って、画
像処理回路31のメモリに記憶させ、それらの画像デー
タを順次出しながら印字するとき、それら複数枚の画像
データの印字率の平均を採用することで、トナー濃度設
定の急激な変化を抑えることができ、安定した画質を保
つことができる。
【0089】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について、説明すれば、以下の通りである。尚、説明の
便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一
の機能を有する部材については、同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0090】前記実施の形態1においては、例えば、ト
ナー濃度を5%に設定するとき、1枚目から5%に設定
すると急速にトナーが現像器36に補給されるため、ト
ナーの帯電量が低下し、これによって、トナー飛散や感
光体ドラム35へのトナーの付着量が増える。
【0091】そこで、本実施の形態の電子写真装置のト
ナー濃度制御方法では、トナー濃度を4%から5%まで
100枚印字中に上げるときは、10枚印字毎に0.1
%ずつ上げ、最終的に5%になるようにしている。
【0092】これによって、より安定した画質を得るこ
とができた。尚、本実施の形態では、トナー濃度設定値
を変化させる際に、階段状に変化させたが、必ずしもこ
れに限らず、例えば、連続的に変化させることも可能で
ある。これによって、より安定した画質を得ることがで
きる。
【0093】このように、本実施の形態の電子写真装置
のトナー濃度制御方法では、多数枚の原稿を記録するに
際して、トナー濃度設定値を、記録枚数に伴って順次変
更していく。従って、多数枚の印字を実行するとき、初
めからトナー濃度設定値を最終の設定値にするのではな
く、枚数に応じて順次設定値を変えていく。この結果、
トナー濃度の急激な変化を抑えることができ、画質を安
定することができる。
【0094】また、トナー濃度を急激に増加させると、
現像剤における帯電量の低下を招き、トナー飛散等が発
生し易くなる。しかし、本実施の形態では、トナー濃度
の急激な変化を抑えることができるので、画質の安定化
に限らずトナー飛散等も抑えることができ、システムと
して良好なものとなる。
【0095】〔実施の形態3〕本発明の他の実施の形態
について、説明すれば、以下の通りである。尚、説明の
便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一
の機能を有する部材については、同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0096】一般に、現像剤の使用されてきた枚数又は
現像器36内での撹拌による現像剤の回転時間によっ
て、現像剤の劣化の度合いが変化する。現像剤の劣化が
大きいと一般的に印字率による画質の変化も大きくな
る。
【0097】そこで、本実施の形態の電子写真装置のト
ナー濃度制御方法では、新しく現像剤を現像器36に入
れた時点からのコピー枚数を記憶しておき、現像剤の劣
化度合いを把握するようにしている。
【0098】具体的には、前記図5のトナー濃度設定値
と印字枚数と印字率との関係に対して、現像剤の劣化度
合いを考慮したデータを記憶させておく。例えば、現像
剤の公称寿命が100千枚のとき、表2の係数に基づい
て図5に示す関係データの横軸(印字枚数)を変えてト
ナー濃度設定値の変化を早くさせる。これによって、現
像剤の寿命に関係なく良好な画質を得ることが可能とな
った。
【0099】
【表2】
【0100】尚、表2では印字総枚数をモニタした例を
示したが、必ずしもこれに限らず、例えば、現像器36
内の現像剤の回転時間をモニタした補正方法でも良い。
即ち、過去の現像剤の履歴を考慮することで、より正確
なトナー濃度設定が可能となる。
【0101】このように、本実施の形態の電子写真装置
のトナー濃度制御方法では、多数枚の原稿を記録するに
際して、上記の適正トナー濃度データに対して、総記録
枚数又は現像器36内での総撹拌時間に基づく現像剤の
寿命に関する補正をした後、トナー濃度を調整する。
【0102】即ち、画像の印字濃度は、トナー濃度を一
定に保っていても、画像の印字率によって変化し、この
印字率の変化に伴う画像の印字濃度変化は、連続記録す
る場合の記録枚数の増加に伴って拡大される。ところ
が、この変化の度合いは、現像剤の寿命によって異な
る。また、現像剤の寿命は、総記録枚数又は現像器36
内での総撹拌時間に関係する。
【0103】そこで、本実施の形態の電子写真装置のト
ナー濃度制御方法を採ることによって、現像剤が劣化し
た状態においても、多数枚の記録を行う場合において、
画像の印字濃度を一定に保ち、画質を安定化し得る電子
写真装置のトナー濃度制御方法を提供することができ
る。
【0104】〔実施の形態4〕本発明の他の実施の形態
について、図6に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示
した部材と同一の機能を有する部材については、同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0105】本実施の形態では、トナー濃度設定値の限
界値について述べる。先ず、1000枚連続コピーした
後に適正な画像濃度1.3(マクベス社の濃度計による
濃度)以上が得られるときの印字率とトナー濃度との関
係を、図6に示す。
【0106】同図において、印字率が小さいときはトナ
ー濃度を上げることによって、きめの細かいきれいな画
質を維持することができる一方、印字率が大きいときは
トナー濃度を下げても新鮮なトナーが十分補給され、帯
電量が下がるため、きめの細かい画質を維持できる。
【0107】しかし、一方で、トナー濃度が8%を超え
たときには、トナー飛散や次の印字プロセスへの影響が
文字の盛り上がりとなって現れると共に、トナー濃度が
2%以下になるとキャリアが感光体ドラム35上に付着
するという弊害が発生した。
【0108】そこで、本実施の形態では、トナー濃度設
定の上下限は標準トナー濃度設定値に対し−50%、+
100%が妥当と判断した。これによって、極端なトナ
ー濃度の増加を抑えてトナー飛散等を防止すると共に、
極端なトナー濃度の減少を抑えてキャリアが感光体ドラ
ム35上に付着するという弊害を防止することができ
た。
【0109】このように、本実施の形態の電子写真装置
のトナー濃度制御方法では、トナー濃度設定範囲は、基
準となるトナー濃度に対し、−50%〜+100%とし
ている。
【0110】この結果、トナー濃度設定の上下限を設け
ることで、トナー濃度を下げたときのキャリア付着、及
びトナー濃度を上げたときのトナー飛散等の弊害を防止
することができる。
【0111】〔実施の形態5〕本発明の他の実施の形態
について、図7に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示
した部材と同一の機能を有する部材については、同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0112】例えば、時間を置いて新たにコピーすると
き、前回のコピー動作にて(以下、「前歴」と称する)
印字率1%での印字が1000枚行われた結果、トナー
濃度が既に6%まで上昇しているとする。このとき、例
えば、印字率10%の原稿を500枚印字する場合に
は、通常であれば前記図5に基づいてトナー濃度は3.
4%に設定すれば良い。
【0113】しかし、前歴で既にトナー濃度が6%まで
上昇しているため、放置時間が長いと、図7に示すよう
に、現像剤中のトナーの帯電量が低下し、トナー飛散が
発生する可能性がある。
【0114】この問題を防止するため、本実施の形態の
電子写真装置のトナー濃度制御方法では、高トナー濃度
から低トナー濃度に移る必要があるときは、前記図5に
示した関係データに対して、表3のような補正を行っ
て、トナー濃度設定を通常の設定より早く下がるように
設定を行う。
【0115】
【表3】
【0116】例えば、前歴が標準的な印字率の印字であ
ったときには、放置前のトナー濃度は4%であり、放置
時間240分後の新たな設定が3.4%目標で印字枚数
が500枚とする。このときには、トナー濃度を4%か
ら3.4%まで0.6%下げるため、前記の実施の形態
2で述べた方法では、80枚印字毎に0.1%下げて行
くと481枚目から3.4%になる。
【0117】一方、本実施の形態では、例えば、前述の
ように前歴で6%までトナー濃度が上がっているとき
に、240分の放置後に目標トナー濃度を3.4%にし
て500枚印字する場合には、表3より、初めの200
枚目(=500枚*0.4)までにトナー濃度設定値を
トナー濃度2%(=(6.0−3.4)*0.75)落
とし、4%とする。その後、201枚目から50枚毎に
0.1%ずつトナー濃度設定値を落とすと、451枚目
から3.4%設定となる。
【0118】この補正方法により、平均ぺースでトナー
濃度設定値を下げていくよりもトナー飛散等の問題も抑
えることができた。これはトナー濃度が高い時間が短く
済んだためと考えられる。
【0119】以上のように、本実施の形態では、放置時
間10分以上で補正を行い、かつこれは電源がON/O
FFに関係なく実施する。次に、トナー濃度設定は、放
置時間により、トナー濃度設定変化幅の0.75倍まで
の変化を印字枚数に表3の係数を掛けた枚数までに行
い、次いで、残りのトナー濃度設定変化幅の0.25倍
に対し、平均ぺースでトナー濃度設定を変化させてい
る。
【0120】尚、本実施の形態においては、放置時間に
伴って、トナー濃度設定値を変化させているが、必ずし
もこれに限定されず、例えば、放置時間に伴ってコピー
動作開始と共に、表4のように現像剤の撹拌時間を長く
取りトナーの帯電量を回復させた後、印字を開始するこ
とも可能である。
【0121】
【表4】
【0122】尚、トナー濃度が下がっているときには、
放置時間によるトナー飛散等の問題は発生し難いことか
ら、現像器36における現像剤の撹拌時間の補正は、表
4に基づいては行わなかった。
【0123】このように、本実施の形態の電子写真装置
のトナー濃度制御方法では、前回記録してから今回記録
するまでの放置時間に基づいて、トナー濃度を調整す
る。
【0124】即ち、例えば、低印字率の印字が続き、ト
ナー濃度設定値を上げて記録をした後に、そのまま暫く
放置し、再び、記録する場合には、現像剤の放置による
帯電量の低下のためトナー濃度が過補正つまり過大とな
っている。従って、このまま記録したのでは、画像の印
字濃度が濃くなる。
【0125】しかし、本実施の形態では、前回記録して
から今回記録するまでの放置時間に基づいて、トナー濃
度を調整する。
【0126】従って、前回のトナー濃度がどのような状
態であっても、放置時間を考慮に入れて、自動的に最適
なトナー濃度設定値に戻す。このため、放置後、記録を
再開したときに、画質を適正なものにすることができ
る。
【0127】また、本実施の形態においては、必ずしも
トナー濃度設定値を変える必要はなく、例えば、前回記
録してから今回記録するまでの放置時間に基づいて、現
像器36内の現像剤の撹拌時間を変えることも可能であ
る。
【0128】このように現像剤に撹拌を与えることで、
放置後であっても、現像剤自体を現像十分な帯電に保ち
ことができ、良好な画質を維持することができる。
【0129】〔実施の形態6〕本発明の他の実施の形態
について、説明すれば、以下の通りである。尚、説明の
便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一
の機能を有する部材については、同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0130】例えば、主樹脂がポリエステルのトナーで
は、現像剤の温度が約50°C以上になると、コピー画
面におけるべた部が粗な画質となり、視覚による印象が
劣る。この現象は、低い印字率の印字が続いたときは、
特に、加速され、非常に粗な画質になる。
【0131】そこで、本実施の形態では、これを防止す
るために、現像剤の温度と印字率とを組み合わせたデー
タをプロセスコントロール基板32の図示しないメモリ
に記憶させ、そのデータに基づきトナー濃度を補正し
た。
【0132】その補正係数の一例を表5に示す。
【0133】
【表5】
【0134】例えば、現像剤温度が50°Cに上昇した
ときには、前記図5で示した印字率1.6%、300枚
印字でのトナー濃度設定値5.2%に対し、表5の係数
を掛けて6.2%(=5.2*1.2)に設定する。こ
れによって、粗になる速度を著しく抑えることができ
た。
【0135】尚、現像剤そのものの温度をモニタできな
いときは、現像器36周辺の温度、又は外気温をモニタ
することで、表5と同様のデータを記憶させておけば同
じ効果が得られる。
【0136】このように、本実施の形態の電子写真装置
のトナー濃度制御方法では、現像剤又は現像器36の周
辺環境温度に基づき、トナー濃度設定値を定めるように
している。
【0137】このため、例えば、高温になると画質が劣
化するポリエステル系トナーを使った2成分系現像剤に
おいても、印字率と現像剤温度とを組み合わせた形でト
ナー濃度設定を行うことにより、安定した緻密な画質を
得ることができる。
【0138】〔実施の形態7〕本発明の他の実施の形態
について、図8に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示
した部材と同一の機能を有する部材については、同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0139】前記の全ての実施の形態においては、印字
率の算出はスキャナ部2で読み込んだデータを2値化し
て、その0(白)、1(黒)の数により印字率を求めて
いた。
【0140】しかし、より正確に印字率を求めるために
は書き込み系の1画素の階調性で算出する方が好まし
い。
【0141】例えば、1画素を、256階調の書き込み
階調性になるように時間制御すると、1画素の書き込み
時間比と画像濃度との関係は、図8に示すように、理想
的には一点鎖線で示す濃度直線Bとなる。しかし、実際
には、同図において実線で示す濃度曲線Aとなる。
【0142】簡易的にはこの一点鎖線で示す濃度直線B
の印字データに基づいて印字率を計算しても良いが、さ
らに印字率の精度を上げるためには、印字画素の階調性
を実線で示す濃度曲線Aとなるように、同図において破
線で示す補正曲線Cの値で印字データに補正を行う。例
えば、印字階調性が192の時、理想的には画像濃度は
1.13となるが実際には1.45の画像濃度となる。
そのため、1.45/1.13=1.29の補正係数を
印字階調性にかける。
【0143】尚、こうして求めた印字率は、飽くまでも
書き込みデータを元に算出したものであり、実際の感光
体ドラム35上に付着したトナー占有率ではない。
【0144】このように、本実施の形態では、印字率の
精度を印字後のものに近づけるために、印字データから
求めた印字率と実際に使用する書き込み系での印字率と
の関係(以下、ここでは「太り率」という)を求めてお
く。
【0145】尚、本実施の形態では、太り率が129%
の書き込み系を用いたが、それに対応した印字枚数と印
字率とトナー濃度の関係を実験で求めて良い結果を得る
ことができた。
【0146】このように、本実施の形態の電子写真装置
のトナー濃度制御方法では、印字率は、印字データを書
き込み時の1画素の階調性に基づいて算出する。
【0147】この結果、印字率は書き込み系の解像度を
基本に求めることで正確な印字率を求めることができ
る。
【0148】但し、メモリ、計算速度等の面から書き込
み解像度そのもので印字率を求めることが困難なときが
生じる。
【0149】そのようなときには、1画素の階調性にお
ける多値データを2値や4値等に変換して印字率を求め
る。
【0150】これにより、画像データの圧縮を行い、メ
モリの低減を図ることができると共に、計算速度等を増
大することができる。
【0151】一方、電子写真プロセスを使ったとき、画
像データをそのまま印字しても線幅が太くなったりして
実際には印字データと画像データとの印字率は一致しな
い。
【0152】このときには、本実施の形態の電子写真装
置のトナー濃度制御方法では、印字率を、算出された印
字率に所定の補正係数を掛けることにより求める。
【0153】このように、使用する電子写真プロセスに
あった補正係数を印字率に掛けることで、より正確な印
字率を求めることができ、精度が向上する。
【0154】
【発明の効果】請求項1に係る発明の電子写真装置のト
ナー濃度制御方法は、以上のように、画像処理回路に
は、印字すべき画像の印字率を算出する印字率算出手段
が設けられると共に、この印字率算出手段にて算出され
た印字率に基づきトナー濃度を調整する方法である。
【0155】これにより、画像の印字濃度の変化におけ
る直接的な要因である画像の印字率に基づいてトナー濃
度を調整するので、直接的に画像の印字濃度を調整する
ことができ、最適な画像の印字濃度を得ることができ
る。そして、この方法は、連続記録する場合の記録枚数
が増加し、そのままのトナー濃度では画像の印字濃度が
変化する場合においても適用することができる。
【0156】従って、多数枚の記録を行う場合において
も、画像の印字濃度を一定に保ち、画質を安定化し得る
電子写真装置のトナー濃度制御方法を提供することがで
きるという効果を奏する。
【0157】請求項2に係る発明の電子写真装置のトナ
ー濃度制御方法は、以上のように、請求項1記載の電子
写真装置のトナー濃度制御方法において、上記画像処理
回路の印字率算出手段にて算出された印字率が基準とす
る印字率よりも大きいときは、上記基準とする印字率に
基づく基準トナー濃度よりも低くなるようにトナー濃度
を調整する方法である。
【0158】それゆえ、高印字率が続くときは、トナー
濃度設定値を低くすることでトナーの過度な付着を抑え
ることができ、これによって、画像の印字濃度を一定に
保ち、画質を安定化することができるという効果を奏す
る。
【0159】また、高印字率の時、つまりトナー消費の
多い時に、現像器内においては必要最低限のトナー補給
量に抑えることができるため、現像剤の撹拌による疲労
も抑制することができるという効果を奏する。
【0160】請求項3に係る発明の電子写真装置のトナ
ー濃度制御方法は、以上のように、画像処理回路には、
印字すべき画像の印字率を算出する印字率算出手段が設
けられると共に、この印字率算出手段にて算出された印
字率に基づきトナー濃度を調整するに際して、多数枚の
原稿を記録するときは、予め求めた、印字率及び記録枚
数に応じた適正トナー濃度データに基づきトナー濃度を
調整する方法である。
【0161】それゆえ、多数枚の原稿を記録するとき
に、印字されるであろう全体の印字率と記録枚数とを予
め把握し、適正トナー濃度データに基づきトナー濃度を
設定することで、その一連の画像の記録の最初から最後
まで安定した画質を得ることが可能となるという効果を
奏する。
【0162】請求項4に係る発明の電子写真装置のトナ
ー濃度制御方法は、以上のように、請求項3記載の電子
写真装置のトナー濃度制御方法において、多数枚の原稿
を記録するに際して、トナー濃度設定値を、記録枚数に
伴って順次変更していく方法である。
【0163】それゆえ、多数枚の印字を実行するとき、
初めからトナー濃度設定値を最終の設定値にするのでは
なく、枚数に応じて順次設定値を変えていく。
【0164】この結果、トナー濃度の急激な変化を抑え
ることができ、画質を安定することができるという効果
を奏する。
【0165】また、トナー濃度を急激に増加させると、
現像剤における帯電量の低下を招き、トナー飛散等が発
生し易くなる。しかし、本発明では、トナー濃度の急激
な変化を抑えることができるので、画質の安定化に限ら
ずトナー飛散等も抑えることができ、システムとして良
好なものとなるという効果を奏する。
【0166】請求項5に係る発明の電子写真装置のトナ
ー濃度制御方法は、以上のように、請求項3記載の電子
写真装置のトナー濃度制御方法において、多数枚の原稿
を記録するに際して、上記の適正トナー濃度データに対
して、総記録枚数又は現像器内での総撹拌時間に基づく
現像剤の寿命に関する補正をした後、トナー濃度を調整
する方法である。
【0167】それゆえ、現像剤が劣化した状態において
も、多数枚の記録を行う場合において、画像の印字濃度
を一定に保ち、画質を安定化し得る電子写真装置のトナ
ー濃度制御方法を提供することができるという効果を奏
する。
【0168】請求項6に係る発明の電子写真装置のトナ
ー濃度制御方法は、以上のように、請求項3記載の電子
写真装置のトナー濃度制御方法において、前回記録して
から今回記録するまでの放置時間に基づいて、トナー濃
度を調整する方法である。
【0169】それゆえ、前回のトナー濃度がどのような
状態であっても、放置時間を考慮に入れて、自動的に最
適なトナー濃度設定値に戻す。このため、放置後、記録
を再開したときに、画質を適正なものにすることができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における電子写真装置のトナー濃度制御
方法の実施の一形態を示すものであり、制御部を示すブ
ロック図である。
【図2】上記電子写真装置を示す全体概要図である。
【図3】上記電子写真装置のトナー濃度制御方法に適用
されるトナー濃度センサのトナー濃度とセンサ出力との
関係を示す特性図である。
【図4】上記電子写真装置のトナー濃度制御方法に適用
される印字率とトナー濃度設定値との関係を示す説明図
である。
【図5】上記電子写真装置のトナー濃度制御方法に適用
すべく、実験的に求めた、印字枚数と印字率とに基づく
適正トナー濃度設定値を示す説明図である。
【図6】上記電子写真装置のトナー濃度制御方法に適用
される、連続印字1000枚後において画像濃度が1.
3以上となるときの印字率とトナー濃度との関係を示す
説明図である。
【図7】上記電子写真装置のトナー濃度制御方法に適用
される、放置時間と現像剤中のトナー帯電量との関係を
示す説明図である。
【図8】上記電子写真装置のトナー濃度制御方法に適用
される、1画素書込み時間比と画像濃度及び補正係数を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 デジタル複写機 31 画像処理回路 35 感光体ドラム(感光体) 36 現像器 31b 印字率算出部(印字率算出手段) 31c 記録枚数把握部 32a トナー濃度算出部 36a トナー濃度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷村 美保子 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像処理回路からの信号に基づいて感光体
    を露光することにより、感光体に静電潜像を形成し、現
    像器内に収容されかつトナー濃度調整されたキャリアと
    トナーとの2成分からなる現像剤にて現像し、記録紙に
    転写する電子写真装置のトナー濃度制御方法において、 上記画像処理回路には、印字すべき画像の印字率を算出
    する印字率算出手段が設けられると共に、この印字率算
    出手段にて算出された印字率に基づきトナー濃度を調整
    することを特徴とする電子写真装置のトナー濃度制御方
    法。
  2. 【請求項2】上記画像処理回路の印字率算出手段にて算
    出された印字率が基準とする印字率よりも大きいとき
    は、上記基準とする印字率に基づく基準トナー濃度より
    も低くなるようにトナー濃度を調整することを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真装置のトナー濃度制御方法。
  3. 【請求項3】画像処理回路からの信号に基づいて感光体
    を露光することにより、感光体に静電潜像を形成し、現
    像器内に収容されかつトナー濃度調整されたキャリアと
    トナーとの2成分からなる現像剤にて現像し、記録紙に
    転写する電子写真装置のトナー濃度制御方法において、 上記画像処理回路には、印字すべき画像の印字率を算出
    する印字率算出手段が設けられると共に、この印字率算
    出手段にて算出された印字率に基づきトナー濃度を調整
    するに際して、 多数枚の原稿を記録するときは、予め求めた、印字率及
    び記録枚数に応じた適正トナー濃度データに基づきトナ
    ー濃度を調整することを特徴とする電子写真装置のトナ
    ー濃度制御方法。
  4. 【請求項4】多数枚の原稿を記録するに際して、トナー
    濃度設定値を、記録枚数に伴って順次変更していくこと
    を特徴とする請求項3記載の電子写真装置のトナー濃度
    制御方法。
  5. 【請求項5】多数枚の原稿を記録するに際して、上記の
    適正トナー濃度データに対して、総記録枚数又は現像器
    内での総撹拌時間に基づく現像剤の寿命に関する補正を
    した後、トナー濃度を調整することを特徴とする請求項
    3記載の電子写真装置のトナー濃度制御方法。
  6. 【請求項6】前回記録してから今回記録するまでの放置
    時間に基づいて、トナー濃度を調整することを特徴とす
    る請求項3記載の電子写真装置のトナー濃度制御方法。
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