JPH05188727A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05188727A
JPH05188727A JP4022084A JP2208492A JPH05188727A JP H05188727 A JPH05188727 A JP H05188727A JP 4022084 A JP4022084 A JP 4022084A JP 2208492 A JP2208492 A JP 2208492A JP H05188727 A JPH05188727 A JP H05188727A
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JP
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toner
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electrostatic latent
signal
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JP4022084A
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Tatsuya Tada
達也 多田
Yoshinobu Baba
善信 馬場
Satoshi Yoshida
聡 吉田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像剤の異なる現像装置に交換された場合、
或いは、現像剤の異なる複数の現像装置が配された場合
においても、それぞれの現像装置にてトナーチャージア
ップを防止し、常に適正な画像を得る。 【構成】 所定時間tp 以内にトナー補給信号が一度も
出ないとき、つまりtp時間以上の間、Vb (現像剤濃
度)>Vc (基準値)のときには、ベタ現像を行う。こ
のとき、時間tp は、予め現像剤に応じて定められた時
間に選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真式或は静電記
録式などの画像形成装置に関するものであり、特に潜像
担持体上に形成された静電潜像を現像剤によって現像す
る際の画像濃度の制御に特徴を有する画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、電子写真感光体のような
潜像担持体表面に潜像を形成し、該潜像を現像剤で現像
し、顕像化する工程を含む電子写真プロセスを利用した
周知の画像形成装置は、現像剤として、例えばトナーと
磁性キャリアを含む二成分系現像剤を使用するものが広
く実用化されている。
【0003】このような二成分系現像剤を使用する画像
形成装置では、現像作業を継続すると現像剤中のトナー
量が減少し、画像濃度が低下する。従って、常時トナー
濃度を検知し、これが低下したときには、トナーを補給
することが必要となる。
【0004】このための現像剤濃度検知手段、即ち、ト
ナー量検知手段としては、現像剤中のトナー量の変化に
よる現像剤の反射率の変化を検知する光学的手段、透磁
率変化を検知する磁気的手段など幾多のものが従来提案
され、実用化されている。
【0005】ところで、このような二成分系現像剤を使
用する従来の画像形成装置における現像装置は、一般
に、現像剤収納部内には撹拌部材が配設されており、ト
ナーが供給されたのち、この撹拌部材によって現像剤を
撹拌して磁性キャリア中にトナーを均一に分散させるよ
うになっている。従って、トナーは、撹拌部材による撹
拌によって磁性キャリアとの間に摩擦を生じ、所望の電
荷量に帯電される。
【0006】又、従来の画像形成装置における現像装置
の撹拌動作は、現像剤の循環を行なわせるためのもので
あり、トナー補給とは無関係に現像動作の継続中、連続
的に或は断続的に行なわれていた。従って、トナーの帯
電量が撹拌時間に比例して徐々に大きくなる系において
は、例えばトナー消費が極端に少ない原稿を複写し続け
るような場合には、トナー供給がなされず、撹拌過多状
態となるため、トナーの帯電量が非常に大きくなり、所
謂、トナーのチャージアップによる画像濃度薄という現
象が発生した。
【0007】従って、本出願人は、上記問題を解決する
ために、以前に、静電潜像担持体と、該静電潜像担持体
に静電潜像を形成させる静電潜像形成手段と、該静電潜
像を現像するためのキャリアとトナーを有する現像剤を
収納する現像剤収納室と、現像剤収納室に供給されるト
ナーを収納するトナー収納室と、該トナー収納室内のト
ナーを上記現像剤収納室に搬送する搬送手段と、上記現
像剤収納室から供給された現像剤を表面に担持して現像
部に搬送する現像剤担持体と、現像剤中のトナー濃度を
検知する現像剤検知手段と、該現像剤検知手段からの検
知信号により上記搬送手段を駆動せしめるトナー補給信
号を該搬送手段に与える制御手段とを有する画像形成装
置において、上記制御手段は、上記トナー補給信号の発
生回数を計数する計数手段を有して、予め設定された時
間内に該トナー補給信号が所定の回数だけ発生していな
いと判定された場合に、上記静電潜像担持体表面に所定
の静電潜像を形成させるための潜像形成指令信号を上記
静電潜像形成手段に与え、現像剤を静電潜像担持体に供
給するための現像剤供給信号を上記現像剤担持体の駆動
部に与えることにより、トナーの補給がない場合でも、
現像剤担持体上のトナーを消費させ、トナーの入れ替え
を行うことにより、トナーがチャージアップするという
問題を解決した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】当業者には周知のよう
に、トナーの種類、或いは、現像剤の種類が異なるとト
ナーのチャージアップの挙動も異なる。又、近年、現像
剤の異なる現像装置を複数個有する画像形成装置、或い
は現像剤の異なる現像装置が交換可能に配された画像形
成装置が増えてきている。
【0009】しかしながら、上記従来装置における制御
手段は、トナーの種類によらず同一の制御を行うため
に、チャージアップの速度が速いトナーには対応でき
ず、一方、チャージアップの速度の遅いトナーに対して
もチャージを下げ過ぎて、飛散、カブリ現象を誘発して
しまうという問題があった。
【0010】従って、本発明の目的は、チャージアップ
の挙動の異なるそれぞれの現像剤に対して、現像剤検知
手段からのトナー補給信号が、予め現像剤の種類に応じ
て設定された時間内に、所定の回数だけ発生していない
と判定した場合に、静電潜像担持体の表面に所定の静電
潜像を形成させ、この静電潜像を現像することにより現
像剤の入れ替えを行うように構成し、それによって、現
像剤の異なる現像装置に交換された場合、或いは、現像
剤の異なる複数の現像装置が配された場合においても、
それぞれの現像装置にてトナーチャージアップを防止
し、常に適正な画像を得ることのできる画像形成装置を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
静電潜像担持体と、該静電潜像担持体に静電潜像を形成
させる静電潜像形成手段と、該静電潜像を現像するため
のトナーとキャリアを有する現像剤と、該現像剤を収納
する現像剤収納室と、該現像剤収納室に供給されるトナ
ーを収納するトナー収納室と、該トナー収納室内のトナ
ーを上記現像剤収納室に搬送する搬送手段と、上記現像
剤収納室から供給された現像剤を表面に担持して現像部
に搬送する現像剤担持体と、現像剤中のトナー濃度を検
知する現像剤検知手段と、該現像剤検知手段からの検知
信号により上記搬送手段を駆動せしめるトナー補給信号
を該搬送手段に与える制御手段とを有する画像形成装置
において、上記トナーの種類を識別し、識別情報信号を
上記制御手段に与えるトナー識別手段を備え、又、上記
制御手段は、上記トナー補給信号の発生回数を計数する
手段を有し、予め上記トナー識別情報信号に応じて設定
された時間内に、該トナー補給信号が所定の回数だけ発
生していないと判定された場合に、上記静電潜像担持体
表面に所定の静電潜像を形成させるための潜像形成指令
信号を上記静電潜像形成手段に与え、現像剤を静電潜像
担持体に供給するための現像剤供給信号を上記現像剤担
持体の駆動部に与えることを特徴とする画像形成装置で
ある。
【0012】好ましくは、静電潜像担持体表面に形成さ
れる静電潜像は、現像剤担持体の周方向の少なくとも1
周分形成され、又、静電潜像担持体表面に形成される静
電潜像は、現像剤毎に予め設定され、トナー識別信号に
応じて選択可能とされる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る画像形成装置を添付図面
に基づいて更に詳しく説明する。
【0014】図1には、本発明の一実施例を示す電子写
真複写装置が図示される。本実施例にて、ドラム状の電
子写真感光体とされる潜像担持体9が回転自在に担持さ
れ、その上方に、光学露光手段が配置される。
【0015】つまり、像担持体9の上方に原稿台ガラス
3が配置され、該原稿台ガラス3上に原稿(写真原稿、
或は写真と文字から成る複合原稿など)2を載置した後
原稿圧板1で押圧する。原稿2は、例えばハロゲンラン
プなどのような原稿照明ランプ(ランプ)4、ミラー5
a〜5cからなる、当業者には周知の走査光学系にて走
査され、光学レンズ6、ミラー5d〜5eを介して一定
速度で回転する感光ドラム9に結像する。
【0016】本実施例によると、半導体レーザー、ポリ
ゴンミラー、結像レンズ、スキャナモータ等から構成さ
れるレーザー光源部7が設けられ、、コントローラ12
から出力される露光データに基づいてレーザービームを
発射し、折り返しミラー8を介して感光ドラム9上を露
光する。
【0017】感光ドラム9の周囲には、電子写真プロセ
スのための画像形成手段が配置される。つまり、画像形
成プロセスに備えて感光ドラム9の残留電荷を除電する
除電ランプ10、感光ドラム9を一様に帯電する一次帯
電器11などの潜像形成手段、更に、例えば赤色の現像
剤を収容し、感光ドラム9に形成された静電潜像を赤色
に現像する第1の現像装置13、例えば黒色の現像剤を
収容し、感光ドラム9に形成された静電潜像を黒色に現
像する第2の現像装置14が配置される。第1の現像装
置13に収容する現像剤は、他の色に入れ換えることが
可能である。又、別法として、第1の現像装置13自体
を他の色を収容した現像装置と交換することもできる。
【0018】なお、第1の現像装置13と第2の現像装
置14は、コントローラ12からの現像制御信号に応じ
て、どちらか一方の現像装置が感光ドラム9に対して接
近して配置され、他方の現像装置は感光ドラム9に対し
て退避位置に配置される。
【0019】感光ドラム9上の現像像、即ち、トナー像
は、搬送ガイド20を介して搬送され、一旦レジストロ
ーラ位置で停止、感光ドラム9上に形成されたトナー像
先端との同期が取られた後再給紙される記録紙21上
に、転写帯電器15の作用により転写される。記録紙2
1は、分離帯電器16にて感光ドラム9から分離された
後、搬送ベルト18で定着器19へと搬送される。定着
器19は、記録紙21に転写されたトナー像を、熱ロー
ラ及び圧力ローラにより加圧し、記録紙21に熱定着さ
せる。
【0020】一方、感光ドラム9に残留するトナーはク
リーナー17で回収する。
【0021】図2は、現像装置13の断面図である。現
像装置13は、現像容器38を備え、現像容器38は、
その内部が隔壁35によりトナーを収納したトナー収納
室Dと、磁性キャリアを含有する二成分現像剤を収納す
る現像剤収納室Cとに区画されている。なお、トナー収
納室D内の収納トナー及び現像剤収納室C内の現像剤
は、図を明瞭にするために省略した。
【0022】現像剤収納室Cは、隔壁34により現像剤
撹拌部C1 と、現像剤担持体31への現像剤供給部C2
に区画されている。現像剤撹拌部C1 及び現像剤供給部
2には、それぞれスクリュー33及び32が設けられ
ている。詳しくは後述する。
【0023】トナー収納室D内の収納トナーは、トナー
搬送手段39が回転駆動されることによりトナー補給口
36から現像剤収納室C内に補給される。補給口36の
うち、スクリュー33の最下流側に位置する補給口(図
3参照)から補給されたトナーは、数秒以内に現像剤担
持体31上に搬送され始める。従って、補給されたトナ
ーは、現像剤担持体31に達した時に、現像剤と十分に
撹拌、混合された状態でなければならない。
【0024】そこで、本実施例では図3に示したよう
に、スクリュー33の最下流側に配設されたトナー補給
口36と、現像剤撹拌部C1 から現像剤担持体31及び
現像剤供給部C2 への現像剤受け渡し部である開口34
bとの間のスクリュー33上に、ヒレ状部材33bが配
設されている。
【0025】上記のような構成によれば、ヒレ状部材3
3bが配設された位置で、現像剤の一時的な乱流による
滞留状態が生じ、その乱流状態において現像剤と供給さ
れたトナーとが十分に撹拌、混合されて、その後、受け
渡し部34bに搬送される。
【0026】現像剤担持体31は、現像剤収納室C内に
配設され、マグネットロール31bを内蔵した非磁性物
質の現像スリーブ31aを有している。図中のN1 、N
2 、N3 、S1 、S2 、S3 は、、マグネットロール3
1bの着磁位置を示している。マグネットロール31b
は両端部を固定支持されているため回転せず、その外側
に配設された現像スリーブ31aがマグネットロール3
1bの周りを所定の周速で図中の矢印方向に回転駆動さ
れる。
【0027】上記スクリュー32、33はそれぞれ現像
スリーブ31aにほぼ平行に配設された現像剤撹拌、搬
送手段として作用し、この二つの搬送スクリュー32、
33の現像剤の搬送方向は、互いに逆方向になるように
設定されている。本実施例においては、図3の矢印方向
に現像剤を搬送するように設定されている。
【0028】現像剤収納室C内に設けられた隔壁34
は、図3に示すように、その両端部に開口34a及び3
4bが形成されており、搬送スクリュー32、33によ
って搬送された現像剤は、開口34a及び34bにより
現像剤の受け渡しが行われる。搬送スクリュー32及び
33には、上述したように、現像剤の受け渡しが速やか
になされるように、ヒレ状部材32a、32b及び33
a、33bが図中に示した位置に取り付けられている。
【0029】更に、現像装置13の現像剤収納室Cに
は、現像スリーブ31aの周面上の現像剤の循環領域を
指定するための現像剤量規制部材41及び45が設けら
れている。
【0030】現像スリーブ31aの周面上の現像剤は、
現像剤掻き落とし部材43によりその一部が掻き落とさ
れ、他は現像部の方向に搬送される。掻き落とし部材4
3によって掻き落とされた現像剤は、現像剤搬送スクリ
ュー32により搬送される現像剤と混合されながら搬送
される。また、搬送スクリュー32によって搬送される
現像剤の一部は、開口47を通って現像スリーブ31a
方向に搬送される。現像スリーブ31aの回転に伴っ
て、感光ドラム9と対向した現像部方向に搬送される現
像剤は、現像剤循環規制部材41と現像スリーブ31a
の間隙に押し込まれ、密な状態で、且つ速やかに搬送さ
れる。現像剤は、更に、ドクターブレード46によって
現像剤のブラシの高さが規制され、現像装置13の外部
側へと搬送される。
【0031】また、現像剤量規制部材41の現像スリー
ブ31aに対向する面と同一面内の所定の位置には、現
像剤濃度検知手段としての現像剤量検知部材42が配設
されている。現像剤量検知部材42が上記の位置に配設
されたことにより、トナー濃度制御に必要な現像剤量検
知部材42への現像剤の迅速な搬送、現像剤量検知部材
42における適正な現像剤の撹拌、混合状態、及び現像
剤量検知部材42において検知に必要な所定の現像剤量
とその密度の一様性という条件が満足される。
【0032】特に、現像剤量検知部材42の検知面が現
像スリーブ対向面と同一面内に配設されているため、検
知領域と、検知領域外の現像剤の流れが同等になり、現
像剤量検知部材42を現像スリーブ31aに近接して配
設した場合の弊害を除去することができる。
【0033】図4には、現像剤量検知部材42の拡大断
面図が示される。
【0034】本実施例において、現像剤量検知部材42
は、現像剤中のトナー量を測定するための発光体として
のランプ42aと、それぞれランプからの光の現像剤に
よる反射光の光量及びランプの直接光の光量を検知する
センサー42b及び42cとを具備する。また、ハウジ
ング48は、遮光性の部材により形成されており、透光
性の部材で形成された検知窓44は、現像剤量規制部材
41の現像スリーブ31aと対向した面と同一面内の所
定の位置に配設されている。センサー42b及び42c
に入射する光量は、当業者には周知の或る所定の回路
(図示せず)により電圧に変換される。
【0035】センサー42b、42cによる電圧をそれ
ぞれVb 、Vc とし、現像剤が所定の濃度になるような
基準値をVc とする場合、Vb はトナー濃度の増減に対
応して増減する。今、Vb =Vc となるように、トナー
補給のオン、オフの信号を供給するトナー濃度制御回路
(図示せず)を調整すると、トナー濃度制御回路は、V
c が常に一定であるため、Vb ≧Vc のときはトナー濃
度が高い状態であり、トナー濃度が適正な状態であると
判断し、トナー補給をオフにするための信号を、トナー
搬送手段39及び40を駆動させるコントローラ(図示
せず)に供給する。また、Vb <Vc のときには、トナ
ー濃度制御回路はトナー補給信号をコントローラに供給
し、コントローラは、例えば図10に示すような補給パ
ターンをもつトナー補給信号をトナー補給制御部に供給
する。トナー補給制御部は、補給パターン信号に同調し
てトナー搬送手段39、40を駆動し、現像剤収納室C
にトナーを供給することによって、現像剤のトナー濃度
が所定の値となるように制御する。
【0036】又、本実施例では、基準値Vc のほかに、
第二基準値Vc1が設定されており、このVc1と、濃度薄
限界トナー濃度の電位Vmin 及び基準値Vc とは以下の
条件、 Vmin <Vc1<Vc を満たすように予め設定されている。
【0037】図5及び図6は、トナー濃度検知信号が、
電位で出力された場合の例を示したもので、図5は画像
比率が少ない原稿の場合、図6は、画像比率が多い場合
のコピー枚数(または時間)とセンサー電位(トナー濃
度)の関係をそれぞれ示している。
【0038】図を参照すると明らかなように、センサー
電位Vb の挙動は、画像比率の少ない原稿を複写してい
る際にはなだらかに減少し、画像比率の多い原稿を複写
している際には、急激に減少する。従って、上記のよう
に第二基準値Vc1を設けた場合、例えば、第二基準値を
トナー補給量が消費に追いつかなくなる点に設定する
と、トナー消費量に応じたトナー補給が行われる場合
は、常に、Vb >Vc1であり、またトナー消費量にトナ
ー補給が追いつかなくなる場合にはVb <Vc1となる。
従って、例えば図11のフローチャートに示されるよう
に、 Vc ≦Vb のとき、トナー補給オフ(同図中、ステッ
プ80)、 Vc1≦Vb <Vc のとき、コピー状態で且つトナー補
給オン(同図中、ステップ82)、 Vb <Vc1のとき、コピーを一時停止しトナー補給オ
ン(同図中、ステップ84及び86)、 という制御を行うと、図7に示すように、画像比率の多
い原稿を複写し続けた際にもセンサ電位Vb をVmin
max の間になるように、トナー濃度を制御することが
できる。
【0039】更に、本実施例においては非常に消費の少
ない原稿を複写し続けた場合に、トナーが消費されずに
撹拌のみが行われ続けたときに生ずる、所謂、トナーの
チャージアップによる濃度薄を解決するため、トナー濃
度制御回路には、計数手段としての計数回路が設けら
れ、予め設定された所定時間内にトナー補給信号を所定
の回数供給しない場合、静電潜像担持体としての感光ド
ラム9に静電潜像を形成させるための潜像形成手段、及
び現像スリーブ31a等を制御して感光ドラム9の表面
に所定幅のベタ潜像を形成させ、かつ該潜像を現像する
ように設定されている。
【0040】図8(A)に示すように、図中Aの時点か
ら消費の非常に少ない原稿を複写し続けると、トナー濃
度は、殆ど変化しないため、Vb >Vc という状態が続
き、トナーが補給されずに撹拌のみが行われる。このと
きのトナーの帯電量は、図8(B)に示されているよう
に、Aの時点から徐々に高くなり、Bの時点では帯電量
の高めの適正限度値Qmax を越える。従って、これ以降
の画像は適正トナー濃度にも拘らず、トナーのチャージ
アップ現象により濃度薄となる。
【0041】しかし、上記のように構成した装置では、
図12のフローチャートに示したように、所定時間tp
以内にトナー補給信号が一度も出ないとき、つまりtp
時間以上の間、Vb >Vc のときには、図9(A)に示
すように図中Pでベタ現像を行うとトナーの帯電量がQ
max を越える前にVb <Vc となり、新しいトナーが補
給される。従って、トナーの帯電量変化は図9(B)に
示されているように、常に適正範囲内、すなわちQmin
以上、Qmax 以下の間に制御される。
【0042】上記tp 時間とベタ現像の現像幅は、同一
構成の現像装置においても、現像剤の特性が異なると、
適正値が異なる。従って、本実施例においては、図13
に示すように、第1の現像剤D1 を現像装置13に投入
した時には、スイッチSW1を接続し、また、他の第2
の現像剤D2 を現像装置13に投入した時には、スイッ
チSW2を接続し、現像剤の種類の識別信号を制御手段
に送る構成としている。
【0043】そして、図14のフローチャートのステッ
プ90に示すように、予め現像剤に応じて定められたt
p を、現像剤識別信号に応じて選択するように制御して
いる。
【0044】上記tp 時間とベタ現像の現像幅は、現像
剤の特性と現像装置の構成により異なるが、本実施例に
おいては、 . −(a) tP :数秒から数十秒の間 −(b) チャージアップしやすい現像剤ほどtp
小とする ベタ現像幅:現像スリーブ31の周方向一周分以上に
設定することによって、良好な結果が得られた。
【0045】なお、上記のように形成されたベタ現像の
像は、本実施例では転写紙上に転写せず、そのままクリ
ーナー17により除去するように構成されている。
【0046】上記第1の実施例においては、現像剤の識
別信号は、スイッチを接続することによって制御手段に
信号を送ったが、本発明はこれに限るものではなく、現
像剤の色情報を光検知方式で検出し、その信号を処理す
ることにより現像剤の種類を判別し、上記制御手段に送
ってもよい。
【0047】更に、上記第1の実施例においては、現像
剤の種類によらず、ベタ現像の幅は、同一であったが、
本発明は、これに限るものではなく、現像剤に応じて定
められたベタ幅を、現像剤識別信号に応じて選択可能と
してもよい。即ち、図14のフローチャートのステップ
92のあとに、図15に示すような、現像剤識別信号に
応じてベタ幅を選択する処理を設けてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、現像剤の種類を識別する手段を配し、
又、この識別信号を画像形成装置の制御手段に送り、そ
して、この制御手段には、トナー補給信号の発生回数を
計数する計数手段を設ける構成とされるので、現像剤検
知手段からのトナー補給信号が予め識別信号に応じて定
められた時間内に所定の回数だけ発生しない場合には、
静電潜像担持体に所定の静電潜像を形成させ、その静電
潜像を現像し、現像スリーブのような現像剤担持体上の
トナーの入れ替えを行うことにより、各現像剤において
トナーの補給が一回もない場合においても、トナーのチ
ャージアップ現象を防止することができ、それによって
常に高品位の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例の断面図
である。
【図2】現像装置の断面図である。
【図3】現像装置の上面断面図である。
【図4】現像剤濃度検知部の断面図である。
【図5】現像剤濃度検知センサの出力例を示す図であ
る。
【図6】現像剤濃度検知センサの出力例を示す図であ
る。
【図7】現像剤濃度検知センサの出力例を示す図であ
る。
【図8】トナー消費の少ない原稿を複写した場合のコピ
ー枚数とセンサ電位の関係、及びコピー枚数とトナーの
帯電量の関係の一例を示す図である。
【図9】トナー消費の少ない原稿を複写した場合に、本
発明を実施した時の現像剤濃度検知センサの出力例及び
トナー帯電量の時間依存性の説明図である。
【図10】トナ−補給パタ−ンの一例を示す図である。
【図11】本発明の作動を説明するためのフロ−チャ−
トである。
【図12】本発明の作動を説明するためのフロ−チャ−
トである。
【図13】現像剤識別手段の一実施例を示すブロック図
である。
【図14】現像剤識別信号に応じてtp を選択する場合
の本発明の作動を説明するためのフロ−チャ−トであ
る。
【図15】現像剤識別信号に応じてベタ幅を選択する場
合の本発明の作動を説明するためのフロ−チャ−トであ
る。
【符号の説明】
9 潜像担持体(感光ドラム) 13、14 現像装置 31 現像剤担持体(現像スリーブ) 32、33 搬送スクリュー 39、40 トナー搬送手段 C 現像剤収納室 D トナー収納室 42 現像剤濃度検知手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体に
    静電潜像を形成させる静電潜像形成手段と、該静電潜像
    を現像するためのトナーとキャリアを有する現像剤と、
    該現像剤を収納する現像剤収納室と、該現像剤収納室に
    供給されるトナーを収納するトナー収納室と、該トナー
    収納室内のトナーを上記現像剤収納室に搬送する搬送手
    段と、上記現像剤収納室から供給された現像剤を表面に
    担持して現像部に搬送する現像剤担持体と、現像剤中の
    トナー濃度を検知する現像剤検知手段と、該現像剤検知
    手段からの検知信号により上記搬送手段を駆動せしめる
    トナー補給信号を該搬送手段に与える制御手段とを有す
    る画像形成装置において、上記トナーの種類を識別し、
    識別情報信号を上記制御手段に与えるトナー識別手段を
    備え、又、上記制御手段は、上記トナー補給信号の発生
    回数を計数する手段を有し、予め上記トナー識別情報信
    号に応じて設定された時間内に、該トナー補給信号が所
    定の回数だけ発生していないと判定された場合に、上記
    静電潜像担持体表面に所定の静電潜像を形成させるため
    の潜像形成指令信号を上記静電潜像形成手段に与え、現
    像剤を静電潜像担持体に供給するための現像剤供給信号
    を上記現像剤担持体の駆動部に与えることを特徴とする
    画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1138703A (ja) * 1997-07-15 1999-02-12 Sharp Corp 電子写真装置のトナー濃度制御方法

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