JP2789488B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2789488B2
JP2789488B2 JP2046749A JP4674990A JP2789488B2 JP 2789488 B2 JP2789488 B2 JP 2789488B2 JP 2046749 A JP2046749 A JP 2046749A JP 4674990 A JP4674990 A JP 4674990A JP 2789488 B2 JP2789488 B2 JP 2789488B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真式或は静電記録式などの画像形成
装置に関するものであり、特に潜像担持体上に形成され
た静電潜像を現像剤によって現像する際の画像濃度の制
御に特徴を有する画像形成装置に関するものである。
従来の技術 従来、例えば、電子写真感光体のような潜像担持体表
面に潜像を形成し、該潜像を現像剤で現像し、顕像化す
る工程を含む電子写真プロセスを利用した周知の画像形
成装置は、現像剤として、例えばトナーと磁性キャリア
を含む二成分系現像剤を使用するものが広く実用化され
ている。
このような二成分系現像剤を使用する画像形成装置で
は、現像作業を継続すると現像剤中のトナー量が減少
し、画像濃度が低下する。従って、常時トナー濃度を検
知し、これが低下したときには、トナーを補給すること
が必要となる。
このための現像剤濃度検知手段、即ち、トナー量検知
手段としては、現像剤中のトナー量の変化による現像剤
の反射率の変化を検知する光学的手段、透磁率変化を検
知する磁気的手段など幾多のものが従来提案され、実用
化されている。
ところで、このような二成分系現像剤を使用する従来
の画像形成装置における現像装置は、一般に、現像剤収
納部内には撹拌部材が配設されており、トナーが供給さ
れたのち、この撹拌部材によって現像剤を撹拌して磁性
キャリア中にトナーを均一に分散させるようになってい
る。従って、トナーは、撹拌部材による撹拌によって磁
性キャリアとの間に摩擦を生じ、所望の電荷量に帯電さ
れる。
又、従来の画像形成装置における現像装置の撹拌動作
は、現像剤の循環を行なわせるためのものであり、トナ
ー補給とは無関係に現像動作の継続中、連続的に或は断
続的に行なわれていた。従って、トナーの帯電量が撹拌
時間に比例して徐々に大きくなる系においては、例えば
トナー消費が極端に少ない原稿を複写し続けるような場
合には、トナー供給がなされず、撹拌過多状態となるた
め、トナーの帯電量が非常に大きくなり、所謂、トナー
のチャージアップによる画像濃度薄という現象が発生し
た。
従って、本出願人は、上記問題を解決するために、ト
ナー量検知手段からのトナー補給信号が予め設定された
時間内に所定の回数だけ発生していないと判定した場合
には、像担持体の表面に所定の静電潜像を形成し、この
静電潜像を現像し、これによりチャージアップしたトナ
ーを現像剤担持部材から離脱させ現像剤担持部材上のト
ナーの入れ替わりを促進することにより、現像剤担持部
材上のトナーの帯電量が、常時、所望の値となる現像装
置を提案した。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の画像形成装置における現像
装置に設けられたトナー量検知手段によるトナー補給信
号は、一般に、トナー収納部内のトナー量が減少し、単
位時間当たりのトナー補給量が減少すると、それを補う
ために、ある所定時間内に発生するトナー補給信号の回
数が増加する傾向にある。
つまり、現像過程において、ある一定量のトナーを消
費し続けた場合でも、単位時間当たりのトナー補給量が
一定でない場合には、上記トナー補給信号の出力間隔は
一定とはならない。
従って、単位時間当たりのトナー補給量が、ほぼ一定
とならない系においては、上述従来例の現像剤担持部材
上のチャージアップトナーを入れ換えるという制御シー
ケンスは正確な動作をしないという問題点があった。
従って、本発明の目的は、現像剤の補給が一回もない
場合、或は、単位時間当たりの現像剤の補給量が減少し
現像剤の補給が少なく撹拌過多となる場合においても、
現像剤のチャージアップ現象を防止することができ、常
に高品質の画像を得ることのできる画像形成装置の提供
することである。
課題を解決するための手段 上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成され
る。要約すれば本発明は、潜像担持体と、該潜像担持体
に潜像を形成する潜像形成手段と、現像剤を現像剤担持
体に担持し、前記潜像担持体上の潜像を現像する現像装
置と、原稿の画像濃度を、前記潜像形成以前に、或は潜
像形成時に検知する原稿画像濃度検知手段とを有する画
像形成装置において、前記原稿画像濃度検知手段により
検知され、出力される画像濃度情報信号が、予め設定さ
れた画像濃度値に比して或る所定時間以上濃度薄信号を
出力し続けた場合に、前記潜像担持体表面に所定の潜像
を形成するための潜像形成指令信号を前記潜像形成手段
に与え、且つ現像剤を潜像担持体に供給するための現像
剤供給信号を前記現像剤担持体の駆動部に与えることを
特徴とする画像形成装置である。又、好ましくは、前記
原稿画像濃度検知手段によって得られる画像濃度信号に
応じて、前記潜像担持体に供給される現像剤の量が段階
的或は連続的に切り換えられ、現像剤のチャージアップ
の仕方に応じて、現像剤の入れ替え量を可変させ、常に
現像剤の帯電量が適正範囲内に制御される。
実施例 以下、本発明に係る画像形成装置を添付図面に基づい
て更に詳しく説明する。
第1図には、本発明の一実施例を示す電子写真複写装
置が図示される。本実施例にて、ドラム状の電子写真感
光体とされる潜像担持体9が回転自在に担持され、その
上方に、光学露光手段が配置される。
つまり、像担持体9の上方に原稿台ガラス3が配置さ
れ、該原稿台ガラス3上に原稿(写真原稿、或は写真と
文字から成る複合原稿など)2を載置した後原稿圧板1
で押圧する。なお、原稿圧板1の、原稿台ガラス3と接
触する面は白色とされる。
原稿2は、例えばハロゲンランプなどのような原稿照
明ランプ(ランプ)、ミラー5a〜5cからなる、当業者に
は周知の走査光学系にて走査され、光学レンズ6、ミラ
ー5d〜5eを介して一定速度で回転する感光ドラム9に結
像する。
原稿画像濃度検知手段、即ち、センサー22が光学レン
ズ6の側面にとりつけられる。原稿画像濃度検知は、複
写過程に入る前に、予めランプ4で原稿画像を走査し、
原稿画像からの反射光を原稿画像濃度検知センサー22に
入射させることによって行う。
本実施例によると、半導体レーザー、ポリゴンミラ
ー、結像レンズ、スキャナモータ等から構成されるレー
ザー光源部7が設けられ、、コントローラ12から出力さ
れる露光データに基づいてレーザービームを発射し、折
り返しミラー8を介して感光ドラム9上を露光する。
感光ドラム9の周囲には、電子写真プロセスのための
画像形成手段が配置される。つまり、画像形成プロセス
に備えて感光ドラム9の残留電荷を除電する除電ランプ
10、感光ドラム9を一様に帯電する一次帯電器11などの
潜像形成手段、更に、例えば赤色の現像剤を収容し、感
光ドラム9に形成された静電潜像を赤色に現像する第1
の現像装置13、例えば黒色の現像剤を収容し、感光ドラ
ム9に形成された静電潜像を黒色に現像する第2の現像
装置14が配置される。
なお、第1の現像装置13と第2の現像装置14は、コン
トローラ12からの現像制御信号に応じて、どちらか一方
の現像装置が感光ドラム9に対して接近して配置され、
他方の現像装置は感光ドラム9に対して退避位置に配置
される。
感光ドラム9上の現像像、即ち、トナー像は、搬送ガ
イド20を介して搬送され、一旦レジストローラ位置で停
止、感光ドラム9上に形成されたトナー像先端との同期
が取られた後再給紙される記録紙21上に、転写帯電器15
の作用により転写される。記録紙21は、分離帯電器16に
て感光ドラム9から分離された後、搬送ベルト18で定着
器19へと搬送される。定着器19は、記録紙21に転写され
たトナー像を、熱ローラ及び圧力ローラにより加圧し、
記録紙21に熱定着させる。
一方、感光ドラム9に残留するトナーはクリーナー17
で回収する。
第2図は、現像装置13の断面図である。現像装置13
は、その内部が隔壁35によりトナーを収納したトナー収
納部Dと、磁性キャリアを含有する二成分現像剤を収納
する現像剤収納部Cとに区画されている。なお、トナー
収納部D内の収納トナー及び現像剤収納部C内の現像剤
は、図を明瞭にするために省略した。
現像剤収納部Cは、隔壁34により現像剤撹拌部C1と、
現像剤担持体31への現像剤供給部C2に区画されている。
現像剤撹拌部C1及び現像剤供給部C2には、それぞれスク
リュー33及び32が設けられている。詳しくは後述する。
トナー収納部D内の収納トナーは、トナー搬送部材39
が回転駆動されることによりトナー補給口36から現像剤
収納部C内に補給される。補給口36のうち、スクリュー
33の最下流側に位置する補給口(第3図参照)から補給
されたトナーは、数秒以内に現像剤担持体31上に搬送さ
れはじめる。従って、補給されたトナーは、現像剤担持
体31に達した時に、現像剤と十分に撹拌、混合された状
態でなければならない。
そこで、本実施例では第3図に示したように、スクリ
ュー33の最下流側に配設されたトナー補給口36と、現像
剤撹拌部C1から現像剤担持体31及び現像剤撹拌部C2への
現像剤受け渡し部である開口34bとの間のスクリュー33
上に、ヒレ状部材33bが配設されている。
上記のような構成によれば、ヒレ状部材33bが配設さ
れた位置で、現像剤の一時的な乱流による滞留状態が生
じ、その乱流状態において現像剤と供給されたトナーと
が十分に撹拌、混合されて、その後、受け渡し部34bに
搬送される。
現像剤担持体31は、現像剤収納部C内に配設され、マ
グネットロール31bを内臓した非磁性物質の現像スリー
ブ31aを有している。図中のN1、N2、N3、S1、S2、S
3は、、マグネットロール31bの着磁位置を示している。
マグネットロール31bは両端部を固定支持されているた
め回転せず、その外側に配設された現像スリーブ31aが
マグネットロール31bの周りを所定の周速で図中の矢印
方向に回転駆動される。
上記スクリュー32、33はそれぞれ現像スリーブ31にほ
ぼ平行に配設された現像剤撹拌、搬送手段として作用
し、この二つのスクリュー32、33の現像剤の搬送方向
は、互いに逆方向になるように設定されている。本実施
例においては、第3図の矢印方向に現像剤を搬送するよ
うに設定されている。
現像剤収納部C内に設けられた隔壁34は、第3図に示
すように、その両端部に開口34a及び34bが形成されてお
り、スクリュー32、33によって搬送された現像剤は、開
口34a及び34bにより現像剤の受け渡しが行われる。スク
リュー32及び33には、上述したように、現像剤の受け渡
しが速やかになされるように、ヒレ状部材32a、32b及び
33a、33bが図中に示した位置に取り付けられている。
さらに、現像装置13の現像剤収納部Cには、現像スリ
ーブ31aの周面上の現像剤の循環領域を指定するための
現像剤量規制部材41及び45が設けられている。
現像スリーブ31aの周面上の現像剤は、現像剤掻き落
とし部材43によりその一部が掻き落とされ、他は現像部
の方向に搬送される。掻き落とし部材43によって掻き落
とされた現像剤は、現像剤搬送スクリュー32により搬送
される現像剤と混合されながら搬送される。また、搬送
スクリュー32によって搬送される現像剤の一部は、開口
47を通って現像スリーブ31a方向に搬送される。現像ス
リーブ31aの回転に伴って、感光ドラム9と対向した現
像部方向に搬送される現像剤は、現像剤循環規制部材41
と現像スリーブ31aの間隙に押し込まれ、密な状態で、
且つ速やかに搬送される。現像剤は、更に、ドクターブ
レード46によって現像剤のブラシの高さが規制され、現
像装置13の外部側へと搬送される。
また、現像剤量規制部材41の現像スリーブ31aに対向
する面と同一面内の所定の位置には、現像剤濃度検知手
段としての現像剤量検知部材42が配設されている。現像
剤量検知部材42が上記の位置に配設されたことにより、
トナー濃度制御に必要な現像剤量検知部材42への現像剤
の迅速な搬送、現像剤量検知部材42における適正な現像
剤の撹拌、混合状態、及び現像剤量検知部材42において
検知に必要な所定の現像剤量とその密度の一様性という
条件が満足される。
特に、現像剤量検知部材42の検知面が現像スリーブ対
向面と同一面内に配設されているため、検知領域と、検
知領域外の現像剤の流れが同等になり、現像剤量検知部
材42を現像スリーブ31aに近接して配設した場合の弊害
を除去することができる。
第4図には、現像剤量検知部材42の拡大断面図が示さ
れている。
本実施例において、現像剤量検知部材42は、現像剤中
のトナー量を測定するための発光体としてのランプ42a
と、それぞれランプからの光の現像剤による反射光の光
量及びランプの直接光の光量を検知するセンサー42b及
び42cとを具備する。また、ハウジング48は、遮光性の
部材により形成されており、透光性の部材で形成された
検知窓44は、現像剤量規制部材41の現像スリーブ31aと
対向した面と同一面内の所定の位置に配設されている。
センサー42b及び42cに入射する光量は、後述する所定の
回路により電圧に変換される。
センサー42b、42cによる電圧をそれぞれVb、Vcとし、
現像剤が所定の濃度になるような基準値をVcとする場
合、Vbはトナー濃度の増減に対応して増減する。今、Vb
=Vcとなるように、トナー補給のオン、オフの信号を供
給するトナー濃度制御回路(図示せず)を調整すると、
トナー濃度制御回路は、Vcが常に一定であるため、Vb
Vcのときはトナー濃度が高い状態であり、トナー濃度が
適正な状態であると判断し、トナー補給をオフにするた
めの信号を、トナー搬送部材39及び40を駆動させるコン
トローラ(図示せず)に供給する。また、Vb<Vcのとき
には、トナー濃度制御回路はトナー補給信号をコントロ
ーラに供給し、コントローラは、例えば第10図に示すよ
うな補給パターンをもつトナー補給信号をトナー補給制
御部に供給する。トナー補給制御部は、補給パターン信
号に同調してトナー搬送部材39、40を駆動し、現像剤収
納部Cにトナーを供給することによって、現像剤のトナ
ー濃度が所定の値となるように制御する。
又、本実施例では、基準値Vcのほかに、第二基準値V
c1が設定されており、このVc1と、濃度薄限界トナー濃
度の電位Vmin及び基準値Vcとは以下の条件、 Vmin<Vc1<Vc を満たすように予め設定されている。
第5図及び第6図は、トナー濃度検知信号が、電位で
出力された場合の例を示したもので、第5図は画像比率
が少ない原稿の場合、第6図は、画像比率が多い場合の
コピー枚数(または時間)とセンサー電位(トナー濃
度)の関係がそれぞれ示されている。
図を参照すると明らかなように、センサー電位Vbの挙
動は、画像比率の少ない原稿を複写している際にはなだ
らかに現象し、画像比率の多い原稿を複写している際に
は、急激に現象する。従って、上記のように第二基準値
Vc1を設けた場合、例えば、第二基準値をトナー補給量
が消費に追いつかなくなる点に設定すると、トナー消費
量に応じたトナー補給が行われる場合には。常に、Vb
Vc1であり、またトナー消費量にトナー補給が追いつか
なくなる場合にはVb<Vc1となる。従って、例えば第11
図のフローチャートに示されるように、 Vc≦Vbのとき、トナー補給オフ(同図中、ステップ8
0)、 Vc1≦Vb<Vcのとき、コピー状態で且つトナー補給オ
ン(同図中、ステップ82)、 Vb<Vc1のとき、コピーを一時停止しトナー補給オン
(同図中、ステップ84及び86)、 という制御を行うと、第6図に示すように画像比率の多
い原稿を複写し続けた際にもセンサ電位VbをVminとVmax
の間になるように、トナー濃度を制御することができ
る。
更に、本実施例においては非常に消費の少ない原稿を
複写し続けた場合に、トナーが消費されずに撹拌のみが
行われ続けたときに生ずる、所謂、トナーのチャージア
ップによる濃度薄を解決するため、トナー濃度制御回路
には、原稿画像濃度検知センサー22の信号出力VAEを予
め定められた基準値VDENSと比較する比較回路(図示せ
ず)と、計数回路(図示せず)とが設けられている。
該比較回路は、原稿画像濃度検知センサー22の出力信
号が予め定けられた基準濃度の時の出力基準値VDENS
り高い時、即ち、濃度が濃い時に、濃度高信号を出力す
る。
該計数回路は、予め設定された所定時間内に濃度高信
号が、所定の回数以下の場合、感光ドラム9に静電潜像
を形成させるための潜像形成部、及び現像スリーブ31な
どを制御して感光ドラム9の表面に所定幅のベタ潜像を
形成し、且つ該潜像を現像するように設定されている。
第8図(A)に示すように、トナー収納部D内のトナ
ー量に応じて、単位時間当たりの補給トナー量は、Iの
領域では、適正トナー補給量より多くなり、IIの領域で
は、適正トナー量よりも少なくなる。図のMinの量の時
点で、トナー無し信号がトナー濃度制御回路より出力さ
れる。
従って、第8図(B)に示すように、図中Aの時点か
ら、消費の非常に少ない原稿を複写し続けると、トナー
濃度は、殆ど変化しないため、I、IIの場合は、Vb>Vc
という状態が続き、トナーが補給されずに撹拌のみが行
なわれる。この時のトナーの帯電量は、第8図(C)の
領域I、IIで示されているように、Aの時点から徐々に
高くなり、B I、B IIの時点で帯電量の高めの適正限度
値Qmaxを越える。
また、第8図(A)の領域IIIの場合には、第8図
(B)に示すように、Vb≒Vcという状態となり、トナー
補給信号は出力されるのだが、単位時間当たりのトナー
補給量が少ないために、撹拌のみが、行なわれている状
態と等しくなる。従って第8図(C)に示すように、B
IIIの時点で、トナーの帯電量は、高めの適正限度値Q
maxを越える。
従って、第8図(C)のB I、B II、B III以降の画像
は、適正トナー濃度にもかからず、トナーのチャージア
ップ現象により濃度薄となる。
しかし、第8図(D)に示すように、原稿画像濃度セ
ンサー22の出力は、I、II、IIIの状態にかからず、消
費量の少ないチャートを複写し続け始めた点Aから常
に、VDENSより低く、濃度高信号を出力しない。
従って、上記のように構成した装置では、第12図のフ
ローチャートに示したように、所定時間tP以内に、原稿
画像濃度検知センサー22より、濃度高信号が一度も出力
されない時、即ち、tP時間以上の間、原稿画像濃度検知
センサー22の出力がVDENSより小さい時には、I、IIの
場合、第9図(A)に示すように、図中Pでベタ現像を
行うとトナーの帯電量Qmaxを越える前にVb<Vcとなり新
しいトナーが補給される。従って、トナーの帯電量変化
は、第9図(B)に示されているように、常に適正範囲
内、即ち、Qmin以上、Qmax以下の間に制御される。
又、IIIの場合には、第9図(C)に示すように、図
中Pでベタ現像を行うと、Vb<Vcとなり、トナー補給が
行われるが、トナー補給量が少ないために、tR時間以内
にVb<Vcという状態にならない。従って、第12図のフロ
ーチャートに示すように、トナー無し表示でストップす
る。この時、第9図(D)で示すように、トナーの帯電
量は高めの適正限度Qmaxをこえる前にストップする。こ
こでトナーをトナー収納部D内に補給すると、Iの状態
となるので、上記Iの場合と同様になる。
従って、上記のように構成した装置では、トナーの単
位時間当たりのトナー補給量が変化した場合において
も、トナーの帯電量変化は常に適正範囲内、即ち、Qmin
以上、Qmax以下の間に制御される。
上記tP時間とベタ現像の現像幅、そして原稿画像濃度
が基準濃度の時の出力基準値VDENSは、現像剤の特性と
現像装置の構成によるが、本実施例においては、 tP:数秒から数十秒の間、 ベタ幅現像:現像スリーブ31の周方向一周分以上、 VDENS:原稿の画像比率が、数%から数十%の間の時の
出力値、 に設定することによって良好な結果が得られた。
なお、上記のように形成されたベタ現像の像は、本実
施例では記録紙上に転写せずそのまま、クリーニング部
材により除去するように構成されている。
上記第1の実施例においては、トナー濃度検知手段に
光検知方式を用いたが、トナー濃度検知手段はこれに限
るものではなく、例えば、体積検知、透磁率検知、誘電
率検知などの他の方法を用いてもよい。又、画像形成装
置の構成も第1実施例の電子写真複写装置に限定される
ものではない。
また、第1実施例詠において、ベタ現像の像は記録紙
上に転写させていないが、ベタ現像の像を記録紙上に転
写させる構成とすることもできる。更に、第1実施例に
おいては、一様なベタ潜像を形成させたが、ベタ潜像
は、例えば予め定められたパターンをもつものでもよ
い。
原稿画像濃度の検知は、現像動作以前に行うことに限
るものではなく、現像動作時に同時に検知することもで
き、又、現像動作終了後に行うこともできる。
上記第1実施例においては、磁性キャリアとトナーを
有する現像剤、即ち、二成分系の現像剤を用いたが、本
発明はこれに限るものではなく、本発明の他の実施例に
よると、撹拌過多状態の場合に、帯電量が適正範囲内か
ら外れてしまう一成分系現像剤を用いてもよい。また、
帯電量が、適正範囲の上限をこえる場合に限るものでも
なく、下限を越えてしまう場合に用いてもよい。
更に、上記第1実施例においては、トナーの帯電量が
撹拌過多状態となった場合を例として説明したが、本発
明はこれに限るものではなく、現像剤特性の一つが撹拌
過多状態になった場合に適正値から外れてしまう場合に
おいて、本発明の原理は有効に採用し得るものである。
発明の効果 以上説明したように、本発明に係る画像形成装置は、
現像剤担持部材上のチャージアップした現像剤を入れ換
える制御シーケンスを正確に作動させ、現像剤の補給が
一回もない場合、或は、単位時間当たりの現像剤の補給
量が減少し現像剤の補給が少なく撹拌過多となる場合に
おいても、現像剤のチャージアップ現象を防止すること
ができ、常に高品質の画像を得ることができるという作
用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る画像形成装置の一実施例の断面
図である。 第2図は、現像装置の断面図である。 第3図は、現像装置の上面断面図である。 第4図は、現像剤濃度検知部の断面図である。 第5図〜第7図は、現像剤濃度検知センサの出力例を示
す図である。 第8図(A)は、トナー補給量と収納部内トナー量との
相関図である。 第8図(B)〜(D)は、原稿画像濃度の低い原稿を複
写し続けた場合の現像剤濃度検知センサの出力例と、ト
ナー帯電量の時間依存性、原稿画像濃度検知センサーの
出力例を示した図である。 第9図(A)〜(D)は、本発明を実施した場合の現像
剤濃度検知センサの出力例及びトナー帯電量の時間依存
性の説明図である。 第10図は、トナー補給パターンの一例を示す図である。 第11図及び第12図は、本発明の作動を説明するためのフ
ローチャートである。 9:潜像担持体 11:一次帯電器 13、14:現像装置 22:原稿画像濃度検知手段 42:現像剤濃度検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/08 507

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体と、該潜像担持体に潜像を形成
    する潜像形成手段と、現像剤を現像剤担持体に担持し、
    前記潜像担持体上の潜像を現像する現像装置と、原稿の
    画像濃度を、前記潜像形成以前に、或は潜像形成時に検
    知する原稿画像濃度検知手段とを有する画像形成装置に
    おいて、前記原稿画像濃度検知手段により検知され、出
    力される画像濃度情報信号が、予め設定された画像濃度
    値に比して或る所定時間以上濃度薄信号を出力し続けた
    場合に、前記潜像担持体表面に所定の潜像を形成するた
    めの潜像形成指令信号を前記潜像形成手段に与え、且つ
    現像剤を潜像担持体に供給するための現像剤供給信号を
    前記現像剤担持体の駆動部に与えることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】前記原稿画像濃度検知手段によって得られ
    る画像濃度信号に応じて、前記潜像担持体に供給される
    現像剤の量が段階的或は連続的に切り換えられることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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