JPH01187580A - 記録装置の自動トナー濃度制御装置 - Google Patents

記録装置の自動トナー濃度制御装置

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JPH01187580A
JPH01187580A JP1165388A JP1165388A JPH01187580A JP H01187580 A JPH01187580 A JP H01187580A JP 1165388 A JP1165388 A JP 1165388A JP 1165388 A JP1165388 A JP 1165388A JP H01187580 A JPH01187580 A JP H01187580A
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toner concentration
target
consumption rate
concentration
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JP1165388A
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Tamotsu Shimizu
保 清水
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真法を用いて記録する複写機やプリン
タ等の記録装置において、感光体上に形成された静電潜
像を顕像化するトナーの濃度を自動制御する記録装置の
自動トナー濃度制御装置に関する。
さらに詳しくは、トナーとキャリアとからなる二成分型
現像剤によって静電潜像を現像する現像装置にキャリア
透磁率を測定してトナー濃度として出力するトナー濃度
検出手段を付設し、目標トナー濃度を出力するトナー濃
度設定手段を設け、前記トナー濃度検出手段による検出
トナー濃度と、前記トナー濃度設定手段からの目標トナ
ー濃度との比較に基づいて、トナー濃度が前記目標トナ
ー濃度となるように前記現像装置にトナーを補給するト
ナー補給手段を設けるとともに、前記トナー濃度設定手
段の目標トナー濃度を調整する目標トナー濃度調整手段
を設けた記録装置の自動トナー濃度制御装置に関する。
〔従来の技術〕
トナーの濃度を自動制御する自動トナー濃度制御装置に
おいては、一般に、トナー濃度検出手段からの検出トナ
ー濃度が目標トナー濃度を下回った場合にはトナー補給
手段によって現像装置にトナーを補給し、一方、検出ト
ナー濃度が目標トナー濃度を上回った場合にはトナー補
給手段による現像装置へのトナーの補給を停止して、ト
ナー濃度が目標トナー濃度となるようにトナーの補給動
作を制御することが行われる。
上述したトナー濃度の自動制御は、トナー濃度検出手段
からの出力値が実際のトナー濃度と一対一の対応関係に
あるとの認識に基づいて行われるものである。そして、
この種のトナー濃度検出手段として一般的な、キャリア
透磁率を以てトナー濃度として検出する方式においては
、直接検出することができない現像装置中のトナーの濃
度を便宜的に検出することができるものの、その出力値
は、間接的な検出方式であるが由に、トナー濃度だけで
はなく他の要因によっても変化する。そこで、検出トナ
ー濃度を目標トナー濃度と比較するにあたって、その目
標トナー濃度を、前記性の要因の変動によるトナー濃度
検出手段の出力値の変動を除去することができるように
変更するための目標トナー濃度調整手段を設けたものが
提案されている。
そのような記録装置の自動トナー濃度制御装置のひとつ
として、従来、キャリア透磁率を以てするトナー濃度検
出手段からの出力値が、トナーの帯電量に応じて変化す
るものであることに着目し、そのトナーの帯電量が現像
装置の稼働率に応じて変化するトナーの攪拌時間に依存
するものであることから、累積記録枚数を計数するカウ
ンタを設け、そのカウンタによる設定記0枚数の計数時
に現像装置の稼働率を求め、その稼働率に応じて目標ト
ナー濃度を変化させることで、トナーの帯電量の高低に
拘らず現像装置内のトナーの濃度が目標から大きく逸脱
しないように構成したものが知られている(例えば、特
開昭62−24286号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述した従来の自動トナー濃度制御装置におい
ては、目標トナー濃度調整手段による目標トナー濃度の
調整が、所定枚数の記録が終了した後に、その時点で求
められたそれまでの現像装置の稼働率に応じて行われる
ものであったから、その時点でのトナーの帯電量の把握
に基づいて目標トナー濃度がそのトナー帯電量に見合っ
たものになるように調整することはできたものの、それ
以後の実際にトナー濃度制御がリアルタイムで必要とな
る記録時の記録状態、すなわち、文字や画像の密度が高
かったりサイズが大きかったりするトナーの消費率の高
い記録なのか、或いは、逆に、文字や画像の密度が低か
ったりサイズが小さかったりするトナーの消費率の低い
記録なのかについては考慮されていなかったから、折角
目標トナー濃度を調整したのにも拘らず、以後の記録に
おいて、その記録状態の上述のような違いでトナーの消
費率が変わると、トナーが補給されてから消費されるま
での時間、すなわちトナーの攪拌時間が変化してトナー
の帯電量が目標トナー濃度の調整時とは大きく変化する
ことがあり、その結果、目標トナー濃度の調整量が不充
分であったり或いはその調整方向が逆になっていたりし
、そのことに起因して、トナー濃度過剰によるカブリや
背景部の汚れ、もしくは、トナー濃度不足によるカスレ
やボケといった画質低下が生じることがあった。
本発明の目的は、上記実情に鑑み、実際の記録時におけ
る目標トナー濃度を、その記録状態に見合うように適切
に調整することのできる記録装置の自動トナー濃度制御
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕 本発明による記録装置の自動トナー濃度制御装置の特徴
構成は、記録予定画像におけるトナー消費率を算出する
トナー消費率算出手段を設け、このトナー消費率算出手
段による算出トナー消費率に応じて、トナー濃度設定手
段の目標トナー濃度が予め設定されたトナー消費半割の
複数の目標トナー濃度のうち前記算出トナー消費率に応
じた目標トナー濃度となるように、トナー濃度設定手段
の目標トナー濃度を調整するた必の目標トナー濃度調整
手段を作動させる制御手段を設けたことにある。
〔作 用〕
つまり、文字や画像の密度が高かったり記録サイズが大
きかったりしてトナーの消費率が高ければ、トナーは多
量に消費されるから、新たに補給されるトナーは短時間
攪拌されるだけで直ぐに消費されることとなり、一方、
文字や画像の密度が低かったり記録サイズが小さかった
りしてトナーの消費率が低ければ、トナーの消費量は少
ないから、新たに補給されるトナーは長時間攪拌された
後に消費されることとなる。
すなわち、トナーの攪拌時間は、トナーの消費率が高く
なるほど短くなる。そして、トナーの帯電量はその攪拌
時間に依存し、攪拌時間が増加するに連れてトナーの帯
電量が増加するか減少するかはトナーの組成によって違
うものの、何れにしても攪拌時間が変化するのに伴って
トナーの帯電量は変化し、それによりトナー濃度検出手
段からの出力値も変化する。
従って、予め、トナー消費半割に、記録中の上述したト
ナー濃度検出手段からの出力値の変化を予測し、その予
測結果に基づいて、トナー濃度が同じで単にトナーの帯
電量のみが変化した場合であってもトナー濃度検出手段
からの出力と目標トナー濃度との比較結果がほぼ同じと
なるようなトナー消費半割の複数の目標トナー濃度を求
めておき、例えば複写機であれば、原稿の白黒比の検出
結果と記録紙のサイズの検出結果とを掛は合わせて記録
予定画像におけるトナー消費率を算出するトナー消費率
算出手段による算出トナー消費率に応じて、記録動作を
開始するまでに前辺て、トナー濃度設定手段の目標トナ
ー濃度を、その算出トナー消費率に応じたものになるよ
うに前記複数の目標トナー濃度のうちから選んで調整す
ることで、トナー補給手段によるトナーの補給は、トナ
ーの帯電量の変化に起因したトナー濃度検出手段からの
出力値の変化が減殺されてほぼ実際のトナー濃度のみの
変化を検出した結果に基づいて行われることとなる。
要約すれば、本発明による自動トナー濃度制御装置は、
キャリア透磁率測定型のトナー濃度検出方式においてト
ナー濃度以外の検出出力変動の要因であるトナーの帯電
量の変化を記録動作の開始前に予測し、その予測に基づ
いて、その変化が減殺された状態でトナーの補給が制御
されるように、制御の目標値である目標トナー濃度を、
算出トナー消費率に見合うものに変更するものである。
〔実施例〕 以下、図面に基づいて、本発明の詳細な説明する。
第1図は、記録装置の一例である電子写真複写機の、感
光体(1)周りの概略を示している。
感光体(1)はドラム状で、DCモータ(図示せず)の
駆動によって、図中時計方向に定速回転されるように構
成されている。感光体(1)の周囲には、その回転方向
に沿って、その表面を一様に帯電させるための帯電装置
軸)、原稿からの画像光を受ける露光部(3)、現像装
置(4)、転写装置(5)、分離装置(6)、クリーニ
ング装置(7)、および、イレーザランプ(8)等が配
設されている。
帯電装置(2)により表面に一様に帯電された感光体(
1)は、その回転に伴って露光部(3)に達し、この露
光部(3)で受けた画像光の明暗に応じて明部に対応し
た箇所の表面電荷が減衰される。これにより、感光体(
1)の表面に、原稿の画像に対応した静電潜像が形成さ
れる。
この静電潜像は、感光体(1)がその回転に伴って続い
て通過する現像装置(4)において、トナーの選択的な
付着により顕像化される。その後、感光体(1)はさら
に回転して転写装置(5)に達し、この転写装置(5)
において、感光体(1)の回転に同期して給紙ガイド(
9)を経て転写装置(5)に送り込まれた記録紙(P)
上に、静電吸着によって上述のように顕像化されたトナ
ー像を転写するように構成されている。
トナー像が転写された記録紙(P)は、その後、分離装
置(6)によって感光体(1)の表面から剥離され、搬
送ベル) (10)によって定着装置(11)に送られ
る。そして、その記録紙(P) は、この定着装置(1
1)における加圧を伴った加熱で前記トナー像が融解さ
れてその表面に定着された後、機外に排出されるように
構成されている。
一方、トナー像を記録紙(P) に転写した後の感光体
(1)は、クリーニング装置(7)のクリーニングブレ
ード(12)によってその表面に付着した残存トナーを
掻き落とされた後、イレーザランプ(8)によってその
表面の残存電荷を消滅させられて初期状態に戻り、その
後、再度帯電装置(2)に達して新たな帯電が行われる
ことで、次の複写動作に備えるように構成されている。
前記現像装置(4)は、トナーを収容するホッパー(1
3)、トナーと混合される磁性キャリアを収容するキャ
リア溜り(14)、攪拌羽根(15)、マグネットロー
ラ(16a)を内装した現像スリーブ(16)、前記ホ
ッパー(13)からキャリア溜り(14)へのトナーの
流れを断続するシャッタ(17)、このシャッタ(17
)の開閉駆動用のモータ(18)等からなっている。
前記モータ(18)、マイクロコンピュータ(19)か
らの制御信号を受けて前記シャック(17)を開閉する
ように構成されている。そして、シャッタ(17)の開
状態において、ホッパー(13)内のトナーがキャリア
溜り(14)に補給される。トナーは、キャリア溜り(
14)内において磁性キャリアに混合され、駆動回転さ
れる攪拌羽根(15)によって攪拌されることで、磁性
キャリアとの接触摩擦で帯電される。一方、磁性キャリ
アはトナーとは逆極性に帯電され、この磁性キャリアの
周囲に、摩擦帯電の吸引力によってトナーが付着する。
現像スリーブ(16)の周辺には、マグネットローラ(
16a)の異なる磁極間に形成される磁力線に沿って、
トナーを付着した磁性キャリアが鎖状に連なり、磁性キ
ャリアとトナーとからなる二成分現像剤の穂が形成され
る。前記現像スリーブ(16)は固定状態に設けられる
とともに、前記マグネットローラ(16a)が、感光体
(1)の回転速度よりも速い(11〜3.0倍)の速度
で図中反時計方向に駆動回転されており、その回転に伴
って、現像スリーブ(16)の表面の現像剤の穂も図中
反時計方向に搬送されて感光体(1)の表面と接触する
領域にまで達する。
そして、現像剤中のトナーは、現像スリーブ(16)に
印加された現像バイアス電圧および感光体(1)上の静
電潜像で形成される電場と、磁性キャリアへの摩擦帯電
による吸着力との静電気的な力関係によって、静電潜像
のうちの電荷非減衰域に選択的に吸着されるように構成
されている。これにより、静電潜像が顕像化される。
一方、磁性キャリアは現像スリーブ(16)によってさ
らに搬送されてキャリア溜り(14)に至り、再び使用
される。
一方、キャリア溜り(14)には、磁性キャリアの透磁
率を測定してトナー濃度として出力するキャリア透磁率
センサ(20)が付設されている。
つまり、この種の現像装置(4)においては、前述のよ
うにトナーと磁性キャリアとが混在しており、トナー濃
度を直接検出することはできないものの、磁性キャリア
はその透磁率の測定をリアルタイムに行うことによって
所定体積の現像剤中における磁性キャリアの量を検出で
きるから、それをもってトナーの濃度として出力するの
である。
トナー濃度検出手段であるこのキャリア透磁率センサ(
20)の出力は、前記マイクロコンピュータ(19)に
入力されている。マイクロコンピュ−タ(19)のトナ
ー補給手段(19a)は、キャリア透磁率センサ(20
)から入力される検出トナー濃度と、内蔵のトナー濃度
設定手段(19b)から出力される目標トナーとの比較
に基づいて、検出トナー濃度が目標トナー濃度を下回れ
ばホッパー (13)からキャリア溜り(14)へトナ
ーを補給するように、一方、検出トナー濃度が目標トナ
ー濃度を越えればホッパー(13)からキャリア溜り(
14)へのトナーの補給を停止するように、それぞれモ
ータ(18)へ制御信号を出力し、現像装置(4)内の
トナー濃度が目標トナー濃度となるように現像装置(4
)へのトナーの補給を自動的に制御する。
さらに、上述したトナー濃度設定手段(19b)には、
それから出力される目標トナー濃度を調整するための目
標トナー濃度調整手段(19c)が付設されている。つ
まり、上述した構成によるトナー補給の自動制御は、ト
ナー濃度検出手段であるキャリア透磁率センサ(20)
の出力値が、現像装置(4)内のトナーの濃度のみに依
存してるが、実際には、キャリア透磁率センサ(20)
の出力値は、トナーの濃度のみではなく、トナーの帯電
量にも依存して変化することが知られている。
第2図および第3図のグラフに、上記キャリア透磁率セ
ンサ(20)の出力値[E]の、トナー濃度が低いほど
多くなる一対一の関係にあるキャリア量[C]およびト
ナー濃度が一定のときのトナー帯電量[Q]との関係を
示す。キャリア透磁率センサ(20)からの出力値[E
]は具体的には電圧信号で、所定体積あたりのキャリア
量が多くてトナー濃度が低いほど、その出力値[E]は
大きくなるものである。また、トナー濃度が同じでもト
ナー帯電量が低いほど、その出力値[E]は大きくなる
ものである。
さらに、第6図のグラフに、実際のトナー濃度[D]を
パラメータとしてキャリア透磁率センサ(20)の出力
値[E]とトナー帯電量[Q]との関係を示す。
すなわち、これらのグラフから分かるように、実際のト
ナー濃度[D]が同じであってもキャリア透磁率センサ
(20)からの出力値[E]は、トナー帯電量[Q]に
よっても変化する。その理由としては、トナー帯電量が
低い場合にはトナーと磁性キャリアとの吸着力が小さい
のでトナーは比較的自由に移動でき、第4図(イ)に示
すように、トナーが磁性キャリアに囲まれた部分に多数
存在することで磁性キャリアの嵩密度が高くなるから、
キャリア透磁率センサ(20)からの出力値はトナー濃
度が低下した場合の変化方向への変化を示し、一方、ト
ナー帯電量が高い場合にはトナーと磁性キャリアとの吸
着力が大きいのでトナーの移動が抑制され、第4図(ロ
)に示すように、トナーが磁性キャリアどうしの間に束
縛された状態で存在することで磁性キャリアの嵩密度が
低くなるから、キャリア透磁率センサ(20)からの出
力値はトナー濃度が上昇した場合の変化方向への変化を
示すものと考えられる。
従って、キャリア透磁率センサ(20)からの出力値[
E]を常に同一の目標トナー濃度と比較した結果に基づ
いてトナーの補給を制御すると、制御の目標値が実際の
目標値とは異なることとなって、トナーの供給過剰によ
る画像のカブリや背景部の汚れが生じたり、トナーの供
給不足による画像のボケやカスレが生じる場合がある。
そこで、目標トナー濃度調整手段(19c)によって目
標トナー濃度を適宜変更して調整することにより、キャ
リア透磁率センサ(20)が間接的なトナー濃度検出手
段であるが由に生じるトナー濃度以外の要因によるその
出力値の変動を除去し、トナー補給手段(19a)によ
るトナー補給の自動制御が、所望のトナー濃度から大き
く逸脱することのない状態で行われるように構成しであ
る。
具体的には、トナーの帯電量は、現像装置(4)内にお
けるトナーの磁性キャリアとの攪拌時間に応じて変化す
る。その変化の方向は、トナーの組成等によって、第5
図(イ)に示すように、攪拌時間が長くなるほど帯電量
が増加するものと、第5図(ロ)に示すように、攪拌時
間が長くなるほど帯電量が減少するものとがある。以下
の説明においては、攪拌時間とともに帯電量が増加する
トナーを例にとって説明するが、それとは逆の特性のト
ナーの場合であっても同様の考え方ができる。
今、第6図において、[Da]ないし[Dd ]のライ
ンは、それぞれ異なる4つのトナー濃度におけるトナー
帯電量[Q]とキャリア透磁率センサ(20)の出力[
E]との関係を示し、各トナー濃度[Da] 、 [D
b] 、 [Dc] 、 [Ddlは、Da >Db 
>Dc >Dd の関係にあるものとする。
検出トナー濃度となるキャリア透磁率センサ(20)か
らの出力[E]と比較される目標トナー濃度に対応した
基準電圧を図中の[11]に設定して現像装置(4)内
でのトナー濃度を、この[■1]のラインと[b]点で
交わる標準的な濃度の[Db]に制御しようとする場合
に、攪拌時間が長くなってトナーの帯電量が高くなると
、実際のトナー濃度はこの[11]のラインと[d1点
で交わる[Ddlになってしまい、トナー濃度不足に起
因したカスレ等が生じ易くなる。
そこで、攪拌時間が長くなることが予想される場合には
、予め目標トナー濃度に対応した基準電圧を前記[■1
]よりも小さな[I2]に設定しておくことによって、
目標トナー濃度は高狛に設定されることとなり、実際の
トナー濃度はこの[I2]のラインと[C]点で交わる
[Dc]に制御されるので、トナー濃度不足を回避する
ことができるのである。
具体的には、目標トナー濃度の調整は、記録予定画像に
おけるトナー消費率を算出するトナー消費率算出手段(
19d) による算出トナー消費率に応じて行われるよ
うに構成されている。すなわち、トナー消費率が高けれ
ば、トナーが多量に消費されるので、補給されたトナー
は短時間攪拌されるだけで直ぐに消費され、一方、トナ
ー消費率が低ければ、トナーの消費量は少ないので、補
給されたトナーは長時間攪拌された後に消費されるから
、トナー消費率が高くなるほど攪拌時間が短くなる。
そこで、電圧信号であるキャリア透磁率センサ(20)
からの出力と比較する目標トナー濃度に対応した基準電
圧[I]が、第7図に示すように、算出トナー消費率が
高いほど高くなるように、トナー消費算出手段(19[
]) による算出トナー消費率に応じて調整されるよう
に目標トナー濃度制御手段(19c)を作動させる制御
手段(19e)を設け、トナー補給手段(19a) に
よるトナー補給の自動制御の適正化を計るように構成し
である。
前記マイクロコンピュータ(19)には、原稿濃度に見
合うように複写濃度を自動制御するための原稿濃度検出
用の光センサ(21)と、記録紙(P)のサイズを給紙
カセットとの当接によって検出するためのマイクロスイ
ッチ式の記録紙サイズセンサ(22)からの検出信号、
および、複写倍率や複写枚数等を設定するための複数の
操作キー(23)からの制御信号が入力されている。
そして、トナー消費率算出手段(19d)は、上述の両
センサ(21>、 (22)および操作キー(23)か
らの人力信号に基づいて、これから行おうとする記録動
作のトナー消費率を算出するように構成されている。例
えば、原稿濃度が高いほど1枚当りのトナー付着量が多
いのでトナー消費率は大きく、記録紙サイズが大きいほ
ど同様にトナー消費率は大きく、複写枚数が多いほど単
位時間あたりのトナー消費量が多いのでトナー消費率は
大きくなるから、トナー消費率算出手段(19d)は、
それら検出された各パラメータの結果を組み合わせて、
全体としてのトナー消費率を算出するように構成されて
いる。すなわち、例えば、原稿濃度が高く大きな記録紙
にその原稿を複写する場合、トナー消費率は大きな値と
して算出される。
上述のような制御による実際のトナー濃度の変化を説明
すると、例えばトナー消費率が標準的な状態で連続使用
した後にトナー消費率が極端に低い1枚だけの複写を行
う場合、連続使用後のトナー濃度は、[■11の基準電
圧に基づく制御が行われた結果、標準的な[Db ]に
なっている。その後、トナー消費率が低いと算出される
ことで、基準電圧は[12]に調整され、トナー濃度が
低いと判定されるので、トナーを補給するように制御が
行われるが、その複写動作に伴って長時間の攪拌が行わ
れる結果、トナーの帯電量が増加し、実際のトナー濃度
は、図中11]の破線および[j]の破線に沿って、[
Delとなるように制御される。その後、例えば再びト
ナー消費率が標準的な複写状態に復帰することで基準電
圧が[11]に調整されると、トナー濃度が高いと判定
されるのでトナー補給が停止されるように制御が行われ
るが、その複写動作中トナーが消費されるとともに攪拌
時間が短くなることでトナーの帯電量が減少し、実際の
トナー濃度は、図中の[k]の破線および[β]の破線
に沿って、[Db]となるように制御されるのである。
〔別実施例〕
次に本発明の別の実施例を列記する。
く1〉先の実施例では、攪拌時間の増加とともにトナー
帯電量が増加するトナーを例にとって説明したが、第5
図(ロ)に示すように攪拌時間の増加とともにトナー帯
電量が減少するトナーを用いる場合には、第8図に示す
ように、第7図に示す変化特性とは逆の変化特性を持た
せて目標トナー濃度に対応する基準電圧[I]を変化さ
せればよい。
く2〉攪拌時間の変化に見合う目標トナー濃度に対応す
る基準電圧[I]の変化特性は、必ずしも第7図或いは
第8図に示すように変化量が一定のものでなくてもよく
、現像装置(4)へのトナーの補給の形態、或いは、現
像装置(4)内における攪拌の形態等に応じて、トナー
消費率の増加に伴って変化量が次第に小さくなったり或
いは変化量が次第に大きくなったりするものにしてもよ
い。
〈3〉本発明による自動トナー濃度制御装置は、記録動
作を開始するまでに、前辺てその記録動作の形態の違い
によるトナー帯電量の変化を予測し、その予測結果に基
づいて、目標トナー濃度を調整するものであるが、それ
に加えて、トナー濃度を累積記録枚数に応じて調整する
といった機能を持たせてもよい。
〈4〉本発明による自動トナー濃度制御装置は、先の実
施例で説明した複写機のほか、レーザビームプリンタや
LEDプリンタ等の電子写真法を用いた各種のプリンタ
に適用することができ、それらを記録装置と総称する。
く5〉 トナー消費率算出手段(19d) によるトナ
ー消費率の算出は、複写機の場合、先の実施例の構成に
替えて、原稿濃度・記録紙サイズ・複写枚数・複写倍率
・手動設定された複写濃度等の各種パラメータを適宜組
み合わせた結果に基づいて、或いは1個のパラメータの
みに基づいて行ってもよい。さらに、原稿濃度について
は、原稿全体の濃度のみでなく、その一部分の濃度を測
定して用いる方式でもよい。また、プリンタの場合、例
えば文字や画像であれば各文字のフォントデータの集合
から算出したり、写真画像であ゛ればビットマツプデー
タから算出したりすることが可能である。
く6〉本発明による自動トナー濃度制御装置は現像器本
体に内蔵されたものであっても良いし、又、その一部を
記録装置側に設け、使用される現像器、現像剤に応じて
基準電圧[I]の変化特性を選択するものであってもよ
い。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、本発明による記録装置の自動ト
ナー濃度制御装置は、トナー消費率毎の攪拌時間の違い
に起因したトナーの帯電量の変化だけで生じるトナー濃
度検出手段の出力値の変化を、算出トナー消費率から予
測し、記録動作を開始する前に、トナー濃度をほぼ一定
にすべく行うトナー補給の制御の目標値を、予測される
トナー濃度検出手段の出力値の変化を減殺するように予
め変更しておくことによって、2日 常に実際のトナー濃度の変化によりよく対応したトナー
補給を行うことができるようにしたものであるから、ト
ナー濃度検出手段におけるトナー濃度以外の変動要因で
あるトナー帯電量の影響を少なくして、文字や画像の密
度の高低、或いは、記録サイズの大小といった記録状態
の如何に拘らず、その記録動作の間中、適正なトナー補
給を行って、実際のトナー濃度が目標から大きく外れる
ことを回避でき、その結果、濃度不足や濃度過剰の少な
い良質な画像を得ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る記録装置の自動トナー濃度制御装置
の実施例を示し、第1図は概略構成図、第2図はキャリ
ア量とキャリア透磁率センサの出力との関係を示すグラ
フ、第3図はトナー帯電量とキャリア透磁率センサの出
力との関係を示すグラフ、第4図(イ)および(ロ)は
トナーとキャリアとの混在状態を示す概念図、第5図(
イ)および(ロ)は攪拌時間とトナー帯電量との関係を
示すグラフ、第6図はトナー濃度をパラメータとしたト
ナー帯電量とキャリア透磁率センサの出力との関係を示
すグラフ、第7図および第8図は算出トナー消費率と基
準電圧との関係を示すグラフである。 (4)・・・・・・現像装置、(19a)・・・・・・
トナー補給手段、(19b)・・・・・・トナー濃度設
定手段、(19c)・・・・・・目標トナー濃度調整手
段、(19d)・・・・・・トナー消費率算出手段、(
19e)・・・・・・制御手段、(20)・・・・・・
トナー濃度検出手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 二成分型現像剤によって静電潜像を現像する現像装置に
    キャリア透磁率を測定してトナー濃度として出力するト
    ナー濃度検出手段を付設し、目標トナー濃度を出力する
    トナー濃度設定手段を設け、前記トナー濃度検出手段に
    よる検出トナー濃度と、前記トナー濃度設定手段からの
    目標トナー濃度との比較に基づいて、トナー濃度が前記
    目標トナー濃度となるように前記現像装置にトナーを補
    給するトナー補給手段を設けるとともに、前記トナー濃
    度設定手段の目標トナー濃度を調整する目標トナー濃度
    調整手段を設けた記録装置の自動トナー濃度制御装置に
    おいて、記録予定画像におけるトナー消費率を算出する
    トナー消費率算出手段を設け、このトナー消費率算出手
    段による算出トナー消費率に応じて、前記トナー濃度設
    定手段の目標トナー濃度が予め設定されたトナー消費率
    別の複数の目標トナー濃度のうち前記算出トナー消費率
    に応じた目標トナー濃度となるように、前記目標トナー
    濃度調整手段を作動させる制御手段を設けてある記録装
    置の自動トナー濃度制御装置。
JP1165388A 1988-01-21 1988-01-21 記録装置の自動トナー濃度制御装置 Pending JPH01187580A (ja)

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