JPH08292637A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH08292637A
JPH08292637A JP7098597A JP9859795A JPH08292637A JP H08292637 A JPH08292637 A JP H08292637A JP 7098597 A JP7098597 A JP 7098597A JP 9859795 A JP9859795 A JP 9859795A JP H08292637 A JPH08292637 A JP H08292637A
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JP
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toner
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toner concentration
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JP7098597A
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Tsutomu Imai
力 今井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、現像剤交換や出力画像に対する装
置条件や作像条件のバラツキ、変動の影響を最小限に抑
えることを目的とする。 【構成】 この発明は、現像装置内の2成分現像剤のト
ナー濃度を検知し、その検知結果により所定のトナー濃
度制御レベルで現像装置内の2成分現像剤のトナー濃度
を制御するトナー濃度制御手段26,31と、感光体上
の非画像部に付着したトナーの量を検知する非画像部ト
ナー付着量検知手段19と、この非画像部トナー付着量
検知手段19の検知結果によりトナー濃度制御レベルを
変える手段31とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2成分現像剤を用いる複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置は、感光体上に帯電手段に
よる均一な帯電及び露光手段による露光で静電潜像を形
成し、この感光体上の静電潜像を現像装置により2成分
現像剤で現像してトナー像とし、このトナー像を転写手
段により転写材に転写して定着装置により定着し、感光
体をクリーニング装置でクリーニングする複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等がある。特開昭53ー49438
号公報には、現像剤と接触可能な場所に設けた標準面
に、現像剤との接触時に少なくとも現像剤の劣化に応じ
てトナー付着量が減少するような第1の電位と、現像剤
との接触時に少なくとも現像剤の劣化に応じてトナー付
着量が増加するような第2の電位とを分けて設定し、第
1の電位に設定した標準面のトナー付着量と、第2の電
位に設定した標準面のトナー付着量とを検知してこれら
の差を測定することにより現像剤の劣化度を検知し、そ
の差が一定レベル以下に達したときに現像剤の交換時期
を示す信号を出す現像剤劣化検知方法が記載されてい
る。
【0003】また、特開昭57ー136667号公報に
は、記録装置の感光体に形成される潜像を現像する現像
剤のトナー濃度を検知する濃度検知手段と、前記感光体
に検知用の基準画像潜像を形成する手段と、前記基準画
像潜像を前記現像剤で現像した現像基準画像の画像濃度
に応じて前記トナー濃度を検知する検知レベルを可変と
する制御手段とを具えるように構成したことを特徴とす
る現像剤濃度制御装置が記載されている。
【0004】また、特開平4ー208966号公報に
は、現像器のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段
と、該トナー濃度検出手段の検出値と制御基準値とを比
較して現像器への補給用トナーの補給を制御する補給制
御手段と、現像器で現像した所定電位部分へのトナーの
付着量を検出する付着量検出手段と、該付着量検出手段
の検出値と付着量基準値とを比較し、比較結果に基づい
て該制御基準値を補正する第1補正手段と、該トナー濃
度検出手段の検出値を記憶する記憶手段と、該トナー濃
度検出手段の検出値と該記憶手段に記憶されている検出
値とを比較し、比較結果に基づいて該制御基準値を補正
する第2補正手段とを設けたことを特徴とするトナー濃
度制御装置が記載されている。
【0005】さらに、特開平4ー174872号公報に
は、像担持体上に付着したトナー量を検知センサにより
光学的に検知し、その検知結果に基づいてトナー量及び
作像条件を制御するトナー付着量検知方法において、像
担持体上にトナーが略付着していない状態を検知して制
御基準信号とし、前記像担持体の周囲に配置された各ユ
ニットが作動状態にある時に該像担持体上のトナー付着
量を検知して検知信号とし、前記制御基準信号と該検知
信号とを比較してわずかな差異がある場合は検知信号の
値を制御基準信号の値に近づけるべく作像条件を補正
し、通常の作像時には前記比較の結果の差に基づいてト
ナー量を制御することを特徴とするトナー付着検知方法
が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭53ー49
438号公報記載の現像剤劣化検知方法では、特別な装
置を要するという不具合がある。そこで、この現像剤劣
化検知方法において、第1の電位、第2の電位として感
光体上の黒部電位、地肌電位を使うことが考えられる。
しかし、この場合は感光体、帯電手段の帯電状態、露光
手段の露光状態の変動で現像剤の劣化を正しく検知でき
ないことがある。本発明は、現像剤交換や出力画像に対
するの装置条件や作像条件のバラツキ、変動の影響を最
小限に抑えることができる電子写真装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、感光体上に潜像を形成する
潜像形成手段と、前記感光体上の潜像を2成分現像剤で
現像してトナー像とする現像装置とを有する電子写真装
置において、前記現像装置内の2成分現像剤のトナー濃
度を検知し、その検知結果により所定のトナー濃度制御
レベルで前記現像装置内の2成分現像剤のトナー濃度を
制御するトナー濃度制御手段と、前記感光体上の非画像
部に付着したトナーの量を検知する非画像部トナー付着
量検知手段と、この非画像部トナー付着量検知手段の検
知結果により前記トナー濃度制御レベルを変える手段と
を備えたものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
子写真装置において、前記トナー濃度制御レベルが決め
られた値より低くなっても前記非画像部トナー付着量検
知手段の検知信号がまだ非画像部のトナー付着量が多い
ことを示す信号である時に現像剤交換信号を出す現像剤
交換信号出力手段を備えたものである。請求項3記載の
発明は、請求項2記載の電子写真装置において、前記現
像剤交換信号出力手段は前記トナー濃度制御レベルが決
められた値より低くなっても前記非画像部トナー付着量
検知手段の検知信号がまだ非画像部のトナー付着量が多
いことを示す信号と予め設定された現像剤使用時間とか
ら現像剤交換信号を出すものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、トナー濃度制御手段
は、現像装置内の2成分現像剤のトナー濃度を検知し、
その検知結果により所定のトナー濃度制御レベルで現像
装置内の2成分現像剤のトナー濃度を制御する。感光体
上の非画像部に付着したトナーの量が非画像部トナー付
着量検知手段により検知され、この非画像部トナー付着
量検知手段の検知結果によりトナー濃度制御レベルが変
えられる。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
電子写真装置において、現像剤交換信号出力手段はトナ
ー濃度制御レベルが決められた値より低くなっても非画
像部トナー付着量検知手段の検知信号がまだ非画像部の
トナー付着量が多いことを示す信号である時に現像剤交
換信号を出す。請求項3記載の発明では、請求項2記載
の電子写真装置において、現像剤交換信号出力手段はト
ナー濃度制御レベルが決められた値より低くなっても非
画像部トナー付着量検知手段の検知信号がまだ非画像部
のトナー付着量が多いことを示す信号と予め設定された
現像剤使用時間とから現像剤交換信号を出す。
【0011】
【実施例】図2は請求項1、2記載の発明を適用した複
写機からなる電子写真装置の一実施例を示す。この実施
例は、電子写真装置において、.現像剤の劣化を最も
良く示す感光体上の非画像部のトナー付着量を検知し、
.感光体上の非画像部のトナー付着量に影響するトナ
ー濃度の過多による要因を、トナー濃度を下げる動作を
行うことによって排除し、.同時に現像剤の性能が低
下して感光体上の非画像部のトナー付着量が増えること
による画像の地肌汚れをによって未然に防いで現像剤
の見かけ上の寿命を伸ばし、.によって画像の地肌
汚れをトナー濃度を下げつつ改善するが、トナー濃度を
予め設定されたトナー濃度以下に下げても画像の汚れが
防げない時にはじめて現像剤交換の信号を出す。また、
.現像剤の寿命は、予め設定されているが、その値よ
り大きく下回る場合には現像剤交換の信号を出さず、こ
れにより無用な現像剤交換を減らす。
【0012】図2に示すように露光手段としての周知の
スリット露光装置は光源によりコンタクトガラスからな
る原稿台11上の原稿を照明してその反射光を図示矢印
のように感光体、例えば感光体ドラム12に照射し、か
つ、原稿台11上の原稿を可動光学系の移動で走査する
ことによって感光体ドラム12に原稿台11上の原稿の
画像露光を行う。感光体ドラム12は、駆動部により回
転駆動されて除電ランプ13により除電された後に帯電
チャージャからなる帯電手段14により均一に帯電さ
れ、上記露光手段による画像露光で静電潜像が形成され
る。したがって、帯電チャージャ14及び露光手段は潜
像形成手段を構成する。
【0013】感光体ドラム12は、画像露光後にイレー
サ10による光照射で不要領域が除電され、静電潜像が
現像装置15により2成分現像剤で現像されてトナー像
となる。このトナー像は給紙装置から給送されてくる転
写紙からなる転写材へ転写チャージャからなる転写手段
16により転写される。この転写紙は、分離チャージャ
17により感光体ドラム12から分離され、定着装置に
よりトナー像が定着されてコピーとして外部に排出され
る。
【0014】また、感光体ドラム12は、転写紙分離後
にクリーニング装置18によりクリーニングされて残留
トナーが除去され、除電ランプ13により残留電荷が除
去されて次の帯電チャージャ14による帯電に備える。
また、現像装置15と転写チャージャ16との間には光
学センサ19が設置され、この光学センサ19は感光体
ドラム12上の非画像部のトナー付着量を光学的に検知
する。
【0015】現像装置15においては、現像容器20内
に収容されているトナーとキャリアからなる2成分現像
剤はパドルローラ21及び現像ローラ22により撹拌さ
れて搬送されることにより循環し、現像ローラ22は現
像剤を磁気的に保持して回転に伴って搬送する。感光体
ドラム12上の静電潜像は現像ローラ22上の現像剤に
より現像され、トナー補給部23はカートリッジ24と
トナー補給ローラ25を有し、トナー補給ローラ25の
回転によりカートリッジ24内のトナーが現像容器20
内の現像剤に補給される。また、トナー濃度検知手段と
してのトナー濃度センサ26は現像容器20内の現像剤
の透磁率を検知することで現像剤のトナーとキャリアの
混合比(トナー濃度)を検知する。
【0016】図1は本実施例の電装部を示す。CPU2
7、ROM28、RAM29及びI/Oユニット30は
制御部31を構成し、この制御部31は光学センサ19
やトナー濃度センサ26などからの入力信号を取り込ん
でモータ32などを制御する。モータ32はトナー補給
ローラ25を駆動してカートリッジ24内のトナーを現
像容器20内の現像剤に補給させる。
【0017】制御部31は、複写動作毎にトナー濃度セ
ンサ26のトナー濃度検知値Vpを取り込んでRAM2
9内のトナー濃度制御レベルV0より大きいか否かを判
断し、トナー濃度検知値Vpがトナー濃度制御レベルV
0より大きい場合に現像容器20内の現像剤のトナー濃
度が低いと判定して所定時間モータ32を駆動すること
により、トナー補給ローラ25を回転させてカートリッ
ジ24内のトナーを現像容器20内の現像剤に補給させ
る。この所定時間は一定時間に固定してもよいし、トナ
ー濃度検知値Vpとトナー濃度制御レベルV0との差等
に基づいて設定するようにしてもよい。制御部31は、
後述するようにトナー濃度制御レベルV0と現像剤の劣
化を検出するための光学センサ19の出力値に基づいて
補正する。
【0018】図3は制御部31の制御内容の一部を示す
フローチャートである。制御部31は、操作部のコピー
スイッチからの入力信号をチェックしてコピースイッチ
がオンした時には感光体ドラム12等を回転させるメイ
ンモータを駆動することにより感光体ドラム12を回転
させ、帯電チャージャ14、露光手段及び現像装置15
等が停止している状態で感光体ドラム12の地肌(トナ
ーが付着していない非画像部)に対する光学センサ19
の出力値VSGを読み込む。この時、感光体ドラム12は
回転して感光体ドラム12の周囲の各装置が停止してい
るが、感光体ドラム12は必ずしも回転させる必要はな
い。
【0019】次に、制御部31は、現像装置15の動作
を開始させ、帯電チャージャ14をオフのままとしてイ
レーサ10をオンさせ、感光体ドラム12の地肌(非画
像部)に対する光学センサ19の出力値VSG’を読み込
む。この時、感光体ドラム12の地肌は現像装置15に
よる現像作用を受けてからトナー付着量が光学センサ1
9により検知され、その検知値VSG’が制御部31によ
り読み込まれる。
【0020】次に、制御部31は、いま光学センサ19
から読み込んだVSG、VSG’に基づいて(VSG−0.3
V)とVSG’とを比較して(VSG−0.3V)>VSG
であるか否かを判断する。ここに、図5は現像ポテンシ
ャルと感光体ドラム12のトナー付着量との関係、感光
体ドラム12のトナー付着量と光学センサ19の出力値
との関係を示す。VSG>VSG’となる時は現像剤が劣化
していなくてそのトナー濃度が高い時、又は、トナー濃
度が適正であっても現像剤が劣化している時であり、現
像剤が劣化していなくてそのトナー濃度が適正であれば
SG>VSG’とはならない。また、VSGを4Vに設定し
た時、VSGが3.7V以下になると、実質的に不具合が
出始める。このVSGの(4V−3.7V)=0.3Vの
低下分は感光体ドラム12上のトナー付着量M0で約
0.015mg/cm2に相当する。
【0021】制御部31は、(VSG−0.3V)>
SG’でなければそのまま本実施例の各部を制御して上
述の複写動作を行わせる。また、制御部31は、(VSG
−0.3V)>VSG’であれば現像装置15から感光体
ドラム12にトナーが必要以上に飛散して画像の地肌汚
れが生じていると判断し、RAM29内のトナー濃度制
御レベルV0にKを加算することでトナー濃度制御レベ
ルV0を補正してその補正後のトナー濃度制御レベルV0
が制御レベルCより大きいか否かを判断することによ
り、現像剤の劣化で現像剤を交換すべきであるか否かを
判断する。制御部31は、V0がCより大きい場合には
本実施例の各部を制御して上述の複写動作を行わせ、V
0がCより大きくない場合には現像剤交換信号を出力し
て表示部に現像剤劣化の表示を行わせることでユーザに
現像剤の交換を促す。
【0022】図4はトナー濃度とトナー濃度センサ26
の出力値との関係を示す。画像の地肌汚れを防ぐにはト
ナー濃度制御レベルV0を上げてトナー濃度を低めにす
ればよい(現像剤の劣化がひどくない場合)。1回のト
ナー濃度の下げ幅Kは通常のトナー濃度制御レベルV0
の5〜10%が適当である。例えば、通常のトナー濃度
制御レベルV0が3wt%であれば1回のトナー濃度の
下げ幅Kは0.15〜0.30wt%が適当である。
【0023】しかし、現像剤の劣化が進むと、トナー濃
度を下げても画像の地肌汚れを防げなくなる。また、現
像剤の劣化が進んでいる時にトナー濃度を下げすぎる
と、画像が薄くなるのはもちろん、キャリア付着等が生
じて装置にダメージを与えることがある。そこで、あら
かじめ下限のトナー濃度レベルを設定してそれに対応す
るトナー濃度制御レベルCを決めておき、例えば通常の
トナー濃度制御レベルV0が3wt%である現像剤では
Cを1〜1.5wt%としておき、V0がCに達した時
に制御部31が表示部に現像剤劣化の表示を行わせる。
【0024】また、図4は現像剤が高帯電量の時と低帯
電量の時におけるトナー濃度とトナー濃度センサ26の
出力値との関係を示している。現像剤が高帯電量の時に
は、現像剤はチャージアップして流動性が悪くなり、ト
ナー濃度センサ26は恰もトナー濃度が高くなったと検
知してしまう。逆に、現像剤が低帯電量の時にはトナー
濃度センサ26は恰もトナー濃度が低くなったと検知し
てその結果としてトナー濃度を高めにしてしまう。一般
に、トナー濃度センサ26として現像剤の透磁率の変化
を検知することでトナー濃度を検知するセンサを用いた
場合には、このような傾向を持ち、帯電量が下がって画
像の地肌汚れがしやすくなった現像剤はさらにトナー濃
度が高くするように制御されるので、地肌汚れの危険性
が増す。
【0025】この点、本実施例では、地肌汚れを検知し
て直ぐに現像剤劣化の表示を行うのではなく、最適なト
ナー濃度であるかどうかを一度チェックするので、無用
な現像剤の交換を防ぐことができる。現像剤は使用する
に従い帯電量が高→低または中→高→低と推移するもの
が殆どであり、現像剤の透磁率変化を検知することでト
ナー濃度を検知するトナー濃度センサを用いる時に本実
施例は効果が大きい。
【0026】このように、本実施例は、請求項1記載の
発明の実施例であって、感光体12上に潜像を形成する
潜像形成手段を構成する帯電チャージャ14及び露光手
段と、感光体12上の潜像を2成分現像剤で現像してト
ナー像とする現像装置15とを有する電子写真装置にお
いて、現像装置15内の2成分現像剤のトナー濃度を検
知し、その検知結果により所定のトナー濃度制御レベル
で現像装置15内の2成分現像剤のトナー濃度を制御す
るトナー濃度制御手段を構成する制御部31と、感光体
12上の非画像部に付着したトナーの量を検知する非画
像部トナー付着量検知手段としての光学センサ19と、
この非画像部トナー付着量検知手段19の検知結果によ
りトナー濃度制御レベルを変える手段としての制御部3
1とを備えたので、出力画像に対する装置条件や作像条
件のバラツキ、変動の影響を最小限に抑えることがで
き、地肌汚れ等の不良画像を出さないようにできる。
【0027】また、本実施例は、請求項2記載の発明の
実施例であって、請求項1記載の電子写真装置におい
て、トナー濃度制御レベルが決められた値より低くなっ
ても(V0>Cとなっても)非画像部トナー付着量検知
手段19の検知信号がまだ非画像部のトナー付着量が多
いことを示す信号である時{(VSG−0.3V)>
SG’である時}に現像剤交換信号を出す現像剤交換信
号出力手段としての制御部31を備えたので、現像剤交
換に対する装置条件や作像条件のバラツキ、変動の影響
を最小限に抑えることができ、トナー濃度を下げても非
画像部のトナー付着が改善されないことにより現像剤交
換信号を出すことができてサービス時の対応がすぐ分か
る。
【0028】請求項1、2記載の発明を適用した複写機
からなる電子写真装置の他の実施例では、上記実施例に
おいて、トナー濃度センサ26として光学センサを使用
するようにしたものであり、トナー濃度センサ26を現
像装置15内に設ける必要がない。この実施例では、感
光体ドラム12上に基準パターンの潜像を形成し、例え
ば図2に示すように原稿台11の端部に基準パターン3
3を設けて上記スリット露光装置により感光体ドラム1
2に基準パターン33の露光を行うことで基準パターン
33の静電潜像を形成する。この基準パターン33の静
電潜像は現像装置15により現像されてトナー像とな
り、このトナー像のトナー付着量がトナー濃度センサ2
6としての光学センサにより検知される。制御部31
は、トナー濃度センサ26としての光学センサの出力値
を上述のようにトナー濃度制御レベルV0と比較してそ
の結果によりモータ32を制御してトナー濃度を制御
し、かつ、上述のようにトナー濃度制御レベルV0を光
学センサ19の出力値に基づいて補正する。
【0029】この実施例では、現像剤として帯電量の変
化パターンが中→高→低と推移するものを用いた場合に
効果がある。すなわち、現像剤の使用初期において帯電
量の変化パターンが中→高→低と推移すると、画像が薄
くなるので、トナー濃度センサ26としての光学センサ
はトナー濃度を高めて画像が薄くなるのを補うように動
作する。トナー濃度が上がると、地肌汚れが出易くな
り、ここで一度トナー濃度を下げるようにすることで
(画像は若干薄目になるが)、画像が薄くなるのを防止
する。ましてや、ここで現像剤の寿命が来たと判断して
現像剤交換信号を出すこともない。
【0030】ところで、現像剤の寿命は予め設計され、
十分に確定はされている。しかし、実使用モードでは、
環境、稼動率等で現像剤の寿命が異なってしまう。それ
により、現像剤の寿命を確実に予測するのが難しいため
に上記実施例を採用したのであるが、現像剤があまりに
短期間で劣化することは実際上はあり得ない。上述した
トナー濃度センサ26として光学センサを使用した実施
例において、帯電量が中→高→低と推移する現像剤の初
期におけるトナー濃度の上昇は現像剤の劣化によるもの
ではない。
【0031】そこで、請求項3記載の発明の実施例で
は、上記実施例において、現像剤の劣化を判定する条件
に予め設定された現像剤使用時間を加えるようにしたも
のであり、制御部31は予め設定された枚数の画像形成
が行われて予め設定された現像剤使用時間が経過した上
で、上記実施例と同様にトナー濃度制御レベルが決めら
れた値より低くなっても(V0>Cとなっても)光学セ
ンサ19の検知信号がまだ非画像部のトナー付着量が多
いことを示す信号である時{(VSG−0.3V)>
SG’である時}に現像剤交換信号を出す。つまり、制
御部31は、予め設定された枚数の画像形成が行われて
予め設定された現像剤使用時間が経過した上で、トナー
濃度を下げたにもかかわらず感光体ドラム12上の非画
像部のトナー付着を検知した時には現像剤交換信号を出
して表示部に現像剤劣化の表示を行わせる。これによっ
て、現像剤交換時の条件設定ミスや装置側の異常による
非画像部のトナー付着で現像剤劣化を判定してしまうこ
とも防げる。制御部31は予め設定された枚数の画像形
成が行われなくて予め設定された現像剤使用時間が経過
しない時には現像剤交換信号を出さない。
【0032】このように、この実施例は、請求項3記載
の発明の実施例であって、請求項2記載の電子写真装置
において、現像剤交換信号出力手段としての制御部31
はトナー濃度制御レベルが決められた値より低くなって
も非画像部トナー付着量検知手段の検知信号がまだ非画
像部のトナー付着量が多いことを示す信号と予め設定さ
れた現像剤使用時間とから現像剤交換信号を出すので、
無用な現像剤交換を防止することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、感光体上に潜像を形成する潜像形成手段と、前記感
光体上の潜像を2成分現像剤で現像してトナー像とする
現像装置とを有する電子写真装置において、前記現像装
置内の2成分現像剤のトナー濃度を検知し、その検知結
果により所定のトナー濃度制御レベルで前記現像装置内
の2成分現像剤のトナー濃度を制御するトナー濃度制御
手段と、前記感光体上の非画像部に付着したトナーの量
を検知する非画像部トナー付着量検知手段と、この非画
像部トナー付着量検知手段の検知結果により前記トナー
濃度制御レベルを変える手段とを備えたので、出力画像
に対するの装置条件や作像条件のバラツキ、変動の影響
を最小限に抑えることができ、地肌汚れ等の不良画像を
出さないようにできる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の電子写真装置において、前記トナー濃度制御レベル
が決められた値より低くなっても前記非画像部トナー付
着量検知手段の検知信号がまだ非画像部のトナー付着量
が多いことを示す信号である時に現像剤交換信号を出す
現像剤交換信号出力手段を備えたので、現像剤交換に対
する装置条件や作像条件のバラツキ、変動の影響を最小
限に抑えることができ、トナー濃度を下げても非画像部
のトナー付着が改善されないことにより現像剤交換信号
を出すことができてサービス時の対応がすぐ分かる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の電子写真装置において、前記現像剤交換信号出力手
段は前記トナー濃度制御レベルが決められた値より低く
なっても前記非画像部トナー付着量検知手段の検知信号
がまだ非画像部のトナー付着量が多いことを示す信号と
予め設定された現像剤使用時間とから現像剤交換信号を
出すので、無用な現像剤交換を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2記載の発明の実施例の電装部を示
すブロック図である。
【図2】同実施例の概略を示す断面図である。
【図3】同実施例の制御部の制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図4】同実施例のトナー濃度とトナー濃度センサの出
力値との関係を示す特性図である。
【図5】同実施例の現像ポテンシャルと感光体ドラムの
トナー付着量との関係、感光体ドラムのトナー付着量と
光学センサの出力値との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
12 感光体ドラム 14 帯電チャージャ 15 現像装置 19 光学センサ 26 トナー濃度センサ 31 制御部 32 モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体上に潜像を形成する潜像形成手段
    と、前記感光体上の潜像を2成分現像剤で現像してトナ
    ー像とする現像装置とを有する電子写真装置において、
    前記現像装置内の2成分現像剤のトナー濃度を検知し、
    その検知結果により所定のトナー濃度制御レベルで前記
    現像装置内の2成分現像剤のトナー濃度を制御するトナ
    ー濃度制御手段と、前記感光体上の非画像部に付着した
    トナーの量を検知する非画像部トナー付着量検知手段
    と、この非画像部トナー付着量検知手段の検知結果によ
    り前記トナー濃度制御レベルを変える手段とを備えたこ
    とを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電子写真装置において、前
    記トナー濃度制御レベルが決められた値より低くなって
    も前記非画像部トナー付着量検知手段の検知信号がまだ
    非画像部のトナー付着量が多いことを示す信号である時
    に現像剤交換信号を出す現像剤交換信号出力手段を備え
    たことを特徴とする電子写真装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の電子写真装置において、前
    記現像剤交換信号出力手段は前記トナー濃度制御レベル
    が決められた値より低くなっても前記非画像部トナー付
    着量検知手段の検知信号がまだ非画像部のトナー付着量
    が多いことを示す信号と予め設定された現像剤使用時間
    とから現像剤交換信号を出すことを特徴とする電子写真
    装置。
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