JP3451470B2 - トナー濃度制御装置 - Google Patents

トナー濃度制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二成分現像剤を用
いる電子写真装置のトナー濃度制御装置に関し、特に現
像剤のトナー濃度と基準値との差からトナー補給量を決
定するとともに、感光体上における基準パターンの形成
状態に応じて前記基準値を修正するように構成したトナ
ー濃度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、二成分現像剤を用いる電子写
真装置においては、その現像剤のトナー濃度をいかに制
御するかが重要な課題であった。トナー濃度の制御方法
としては、特開平1−154179号公報に示されるよ
うにトナー濃度センサを用いて一定のトナー濃度になる
ようにトナー補給を行う技術がある。この場合、特開昭
63−58472号公報に示されるようにトナー濃度セ
ンサの出力のばらつきを抑えるために何らかの回路を付
加し、トナー濃度センサの出力が所定の範囲内に入るよ
うに調整するのが一般的であった。ところが、このよう
なトナー濃度を一定に制御する技術の場合には、次のよ
うな欠点がある。すなわち、トナー濃度が同じでも、周
辺環境の温度湿度や現像剤の使用条件により電子写真装
置の出力画像の濃度は変化してしまうのである。これ
は、電子写真がトナーを摩擦帯電させることによって現
像を行うことに起因した問題であり、きわめて本質的な
問題である。この問題を解決するためのトナー濃度制御
方法としては、感光体上に基準パターンを作り、このパ
ターンの濃度が一定になるようにトナーを補給するとい
う技術がある。
【0003】ところが、このようなパターン濃度を一定
に制御する制御方法においても、次のような問題があ
る。すなわち、温湿度環境や使用条件によりパターン濃
度を保証しようとして著しくトナー濃度を上げなければ
ならない場合、トナーを十分に帯電しきれなくなって、
現像器からトナーが吹き出して機械内を汚し故障を招い
たり、逆に、トナー濃度を極端に下げなければならない
場合、キャリアが感光体上に付着して故障の原因となる
ことがある。このような場合には、パターン濃度が狙い
から少々ずれても、トナー濃度を一定範囲内に抑えた方
がよい。そこで、上記トナー濃度センサと、感光体の基
準パターンの反射濃度を検知するパターン濃度センサを
組み合わせて使う技術が開発された。このような技術に
は、例えば、特開平2−34877号公報に記載された
技術がある。この技術では、通常は、トナー濃度センサ
によりトナー濃度を一定に保つようにトナー補給を行
い、所定時間おき或いは所定のコピー枚数毎に基準パタ
ーンを作り、そのパターン濃度をパターン濃度センサで
検知し、その検知結果に応じてトナー濃度センサの出力
値に基づく制御の基準値を変える。そして、トナー濃度
の上下限値に対応する基準値を予め定めておき、その上
下限基準値の範囲外にはたとえパターン濃度が狙いから
ずれていも基準値をずらさないように制御する。この技
術を採用することにより、不具合なく安定した画像濃度
が得られる電子写真装置を提供できるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平2−3
4877号公報に記載の技術では、画像濃度を安定に制
御できる反面、トナー濃度制御のために二つのセンサ、
すなわちトナー濃度センサとパターン濃度センサとを装
備する必要があるため、装置のコストがどうしても高く
なるという問題があった。これは各センサ自体のコスト
に加え、特に、トナー濃度センサの初期設定のための調
整回路がコスト高であるためである。そこで、トナー濃
度センサの初期設定調整を行わないようにすることが考
えられる。しかし、トナー濃度センサの初期設定調整を
単純に省略すると、現像剤やセンサ取り付け精度のばら
つきなどにより、図2中に点線で示すように、トナー濃
度センサの出力がトナー濃度に対してばらついてしまう
ため、トナー濃度の最初の基準値や、上限値、下限値を
定めることができない。しかも、トナー濃度センサの出
力曲線には、図2中の領域Lのように、トナー濃度の変
化に対しセンサ出力の変化が鈍くなる領域、すなわちセ
ンサ感度の良くない領域があり、この領域に入ってしま
うと制御そのものもできない。したがって、トナー濃度
センサを使うときは、初期設定を行う調整回路を備える
必要があった。少なくとも、上記のようにパターン濃度
センサと併用する上では調整回路は必須の構成要素とさ
れていた。
【0005】本発明は、上述した従来の技術の欠点解消
すべく創案されたものであり、請求項1では、トナー濃
度センサとパターン濃度センサとを併用したトナー濃度
制御装置を前提にして、トナー濃度センサの調整手段を
省いた安価な装置構成で、画像濃度を安定に制御できる
トナー濃度制御装置を提供することを目的としている。
さらに、請求項2では、請求項1に加え、トナー濃度の
過上昇を確実に抑えることができるトナー濃度制御装置
を提供すること目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1では、電子写真装置のトナー濃度制御装置
であって、前記電子写真装置における現像装置内の現像
剤の透磁率から現像剤濃度を検知するトナー濃度センサ
と、前記電子写真装置における感光体上に作像された基
準パターンの濃度を検知するパターン濃度センサとを備
え、通常動作時は、前記トナー濃度センサの出力と基準
値との差から前記現像装置のトナー補給量を決定し、所
定のタイミングで前記感光体上に基準パターンを作って
その濃度を前記パターン濃度センサで検知し、その検知
結果に応じて前記基準値を修正するように構成したトナ
ー濃度制御装置において、現像剤交換直後に前記現像装
置を駆動して前記トナー濃度センサの出力値Vtiを検
知し、前記基準値Vrefをその出力値Vtiに合わせ
るように決定し、前記出力値Vtiをもとに前記基準値
Vrefの上限値VrefH及び下限値VrefLを決
定し、次の現像剤交換までの間、前記パターン濃度セン
サの検知結果による前記基準値の修正は前記VrefH
〜VrefLの範囲内で行うようになしたことを特徴と
している。また、請求項2では、請求項1記載のトナー
濃度制御装置において、装填されるべき新現像剤のトナ
ー濃度がその電子写真装置で許容できる最大トナー濃度
であり、かつ、トナー濃度の上限を規定するVrefL
と前記トナー濃度センサの出力値Vtiとが等しくなる
ように設定されていることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。まず、本発明の実施の形態の説明に先立
ち、従来の技術による電子写真装置の構成及び動作につ
いて説明する。図1は電子写真装置の作像システムの主
要部を示す断面図である。図示するように、ドラム状の
感光体1の周囲には、作像プロセス順に、帯電器2、露
光光学系3、現像装置4、転写装置5、搬送機構6、定
着装置7、クリーニング装置8、等が配置されている。
感光体1は矢印A方向に回転しており、感光体1の表面
は帯電器2により所定の電位に帯電させられる。そし
て、感光体1の一様に帯電した表面に、露光光学系3か
らのレーザー光Lにより出力画像が書き込まれる。感光
体1の表面は光を受けると抵抗が低下する性質を有して
おり、レーザー光Lが照射された部分の電位が低下し、
感光体1の表面に画像に応じた静電潜像が形成されるわ
けである。この静電潜像は現像装置4により現像され
る。現像装置4内にはトナーとキャリアとからなる二成
分現像剤11が入っている。現像剤11は現像装置4の
攪拌装置4aにより攪拌され、トナーがキャリアにより
摩擦帯電される。帯電したトナーは、キャリアとともに
現像装置4の現像ローラ4b上に搬送され、感光体1を
摺擦する。その際、トナーが感光体1上の静電潜像に応
じて感光体1上に静電的に付着することにより現像がな
される。感光体1上に現像されたトナー像は転写装置5
により転写紙10上に転写される。トナー像が転写され
た転写紙10は、搬送機構6により定着装置7へ搬送さ
れ、トナー像が紙面に定着された後、機外に排出され
る。感光体1上には定着処理後にも若干のトナーが残る
がこれはクリーニング装置8により除去される。上記動
作が繰り返されることにより、次々と画像形成がなされ
る。
【0008】次に、従来のトナー濃度制御装置について
説明する。トナー濃度制御装置は、トナー濃度センサ9
Aとパターン濃度センサ9Bとを有している。上記のよ
うな電子写真装置の動作により、現像装置4内の現像剤
11のトナー濃度は減少していく。このトナー濃度の変
化は、トナー濃度制御装置のトナー濃度センサ(以下、
Tセンサと呼ぶ。)9Aにより検知される。Tセンサ9
Aは現像剤11の透磁率がトナー濃度により変化するこ
とを利用してトナー濃度を検知するものである。Tセン
サ9Aの出力Vtとトナー濃度との間には図2のような
関係がある。したがって、所望のトナー濃度に対応する
基準値Vrefとセンサ出力と比較し、その差Vref
−Vtをもとに必要なトナー補給量を求めることができ
る。この必要なトナー補給量に応じて現像装置4のトナ
ー補給装置4cを駆動させれば、現像装置4内の現像剤
11を一定の濃度に保つことができる。しかし、Tセン
サ9Aは、現像剤11のばらつきや取り付け位置のばら
つきなどにより、一般に、トナー濃度に対して、図2中
に点線で示すような出力のばらつき(上下の点線間の斜
線領域内での変動)が発生する。
【0009】そこで、トナー濃度制御装置では、感光体
1に所定のタイミング、例えば一定枚数以上の出力動作
が終了する度毎に、基準パターンを作像し、その基準パ
ターンのトナー像部分の濃度をパターン濃度センサ(以
下Pセンサーと呼ぶ)9Bで検知し、その結果に応じて
現像装置4のトナー補給量を制御する。なお、このトナ
ー濃度制御装置が提供される以前は、この種のばらつき
に対しては、Tセンサ9Aに調整用の回路を付加し、現
像剤セット時にサービスマンが調整を行い、図2中の実
線のような特性曲線が得られるように調整を行ってい
た。Pセンサ9Bは、感光体1の表面に光を照射する発
光素子と、感光体1の表面からの反射光を受光する受光
素子とを備え、上記基準パターンの作像タイミングに同
期して駆動される。
【0010】上記基準パターンの作像タイミング及びP
センサ9Bの動作タイミングは、図示しない制御装置
(CPU)により判定される。すなわち、制御装置は、
例えば一定枚数以上の出力動作が終了すると、基準パタ
ーンの作像タイミングであると判断し、電子写真装置の
作像システムを制御して感光体1上に基準パターンを作
像させ、その基準パターンの濃度をPセンサ9Bにより
検出する。その際、先ず、帯電器2により一様に帯電さ
せられた感光体1の表面に露光光学系3からのレーザー
光照射によって所定の大きさの潜像パターンが書き込ま
れる。次に、この潜像パターンが現像装置3により現像
されることによりトナーによる基準パターンが作像され
る。その後、転写装置5が解除された状態で、感光体1
の回転に伴い基準パターンが転写領域を通り抜け、Pセ
ンサ9Bの前を通過する。その間に、Pセンサ9Bは、
基準パターンのトナー像部分からの反射光の強度により
濃度を検知する。
【0011】そして、制御装置は、Pセンサ9Bにより
検知された基準パターンの濃度が狙いより薄ければTセ
ンサ9Aの基準値をトナー濃度アップの方向に動かし、
狙いより濃ければトナー濃度ダウンの方向に動かす。こ
のようにすれば、基準パターンの濃度が一定に保たれる
ので出力画像の濃度も一定に保たれる。Pセンサ9Bの
出力に対してTセンサ9Aの基準値をどのくらい動かす
かについては、従来、実験結果に基づくデータテーブル
(ルックアップテーブル)を図示しないメモリに格納し
ておき、Pセンサ9Bの出力値に対応する基準値(或い
はその修正量)をデータテーブルを使用して決定してい
た。そして、トナー濃度の上昇し過ぎや低下し過ぎを抑
えるため、所定のリミッタ値が定められ、その値の範囲
を超えては、Tセンサ9Aの基準値を動かさないように
していた。以上が従来のトナー濃度制御装置の構成及び
動作である。このようなトナー濃度制御装置は、画像濃
度を安定して不具合なく制御できる反面、センサーを2
個使用しているためコストが高いという問題があった。
これは前述したように、各センサ自体のコストに加え、
特に、Tセンサ9Aの初期設定のための調整回路がコス
ト高であるためである。
【0012】そこで本発明は、Tセンサ9Aの初期設定
のための調整回路をなくすことによりコストダウンを図
る。しかし、Tセンサ9Aの初期設定調整を単純に省略
すると、現像剤やセンサ取り付け精度のばらつきなどに
より、Tセンサ9Aの出力がトナー濃度に対してばらつ
いてしまうため、トナー濃度の最初の基準値や、上限
値、下限値を定めることができない。しかも、トナー濃
度センサの出力曲線には、図2中の領域Lのように、ト
ナー濃度の変化に対しセンサ出力の変化が鈍くなる領
域、すなわちセンサ感度の良くない領域があり、この領
域に入ってしまうと制御そのものもできない。したがっ
て、Tセンサ9Aを使う場合は、調整回路を設けること
が常識とされていた。少なくとも、上記のようにPセン
サ9Bと併用する場合においては、Tセンサ9Aに調整
回路を設けることは必須と考えられていた。これに対
し、本発明者らは、Tセンサ9Aの出力特性を詳細に調
べた結果、トナー濃度の変化に対しセンサ出力の変化が
鈍くなる領域(領域L)がある場合においてもTセンサ
によるトナー濃度検知が十分可能であることを見い出
し、本発明に至ったものである。
【0013】以下、本発明に係るトナー濃度制御装置の
実施の形態について説明する。請求項1に記載の発明に
係るトナー濃度制御装置は、上述した従来のトナー濃度
制御装置、すなわち、現像装置4内の現像剤11の透磁
率から現像剤濃度を検知するTセンサ9Aと、感光体1
上に作像された基準パターンの濃度を検知するPセンサ
9Bとを備え、通常動作時は、Tセンサ9Aの出力と基
準値との差からトナー補給量を決定し、所定のタイミン
グで、例えば定期的に或いは画像形成動作が所定回数実
行される度毎に、感光体1上に基準パターンを作像して
その濃度をPセンサ9Bで検知し、その検知結果に応じ
て前記基準値を修正するように構成したトナー濃度制御
装置を前提にして、現像剤装填直後に現像装置4を駆動
してTセンサ9Aの出力を検知し、その出力値Vtiを
もとに基準値Vrefの上限値VrefH及び下限値V
refLを決定し、次の現像剤交換までの間、Pセンサ
9Bの検知結果による基準値の修正はVrefH〜Vr
efLの範囲内で行うようになしたものである。すなわ
ち、請求項1に記載の発明の要旨は、図3に示したよう
に、トナー濃度とTセンサの出力値の傾きは、曲線aで
示される特性を有するセンサの場合でも、曲線bで示さ
れる特性を有するセンサの場合でも、新現像材を装填し
た時点でのセンサ出力値Vtiによりほぼ決まるという
ことから、新現像材を装填した直後におけるセンサ出力
値Vtiに基づいて、Pセンサ9Bの出力による基準値
の補正量やトナー補給量、Tセンサ9Aの出力の上下限
値VrefH、VrefLを補正して適切なトナー濃度
制御を行うことにある。
【0014】図4は請求項1に対応する発明の実施の形
態における初期設定動作のフロー図である。このフロー
では、まず通常動作と同じシーケンスにて画像形成装置
のメインモータ、帯電器、現像装置、等の各部を動作可
能状態にする(S1)。従来はこの初期動作時にTセン
サ9Aの出力を一定値に納めるよう調整していたが、こ
の実施の形態では、新現像材を装填した直後のTセンサ
9Aの出力値Vtiを検知するだけで調整は行わない
(S2)。そして、新現像材を装填した直後のTセンサ
9Aの出力値Vtiに基準値Vrefを合わせる(S
3)。ついで、Tセンサ9Aの基準値Vrefの上限値
VrefH及び下限値VrefLは、例えば、図5に示
すようなVtiとΔTC(各Vtiの±0.05voltの
範囲におけるトナー濃度変化量)との対応関係を示した
データテーブルを基に、そのときのTセンサ9Aの出力
値から一定トナー濃度分ずれたTセンサ9Aの出力値は
いくつであるかを計算することにより決定される(S
4)。たとえば、初期設定時のTセンサ9Aの出力値V
tiが2vで初期設定時の現像剤より1%トナー濃度が
高いところを上限としたいならば、そこから1%濃くな
ったときのTセンサ9Aの出力値はいくつであるかが図
5のデータテーブルにおける△TCがVti=2vのと
ころから積算され、1%を越えたところのVtiが基準
値Vrefの上限値VrefHとして決定される。ま
た、基準値Vrefの下限値VrefLの計算も同様に
行われる。その後、上限値VrefH及び下限値Vre
fLを図示しないメモリ(RAM)に記録し、Tセンサ
9Aの出力値Vtiを画像形成装置のコントロールパネ
ルの表示部などに表示して(S5)、この初期設定動作
を終了し、通常動作に移行する。そして、通常動作にお
いては、次の現像剤交換(装填)までの間、Pセンサ9
Bの検知結果による基準値の修正はVrefH〜Vre
fLの範囲内で行う。次に、請求項2に係る発明の実施
の形態について説明する。
【0015】請求項2では、上記請求項1に対応するト
ナー濃度制御装置において、装填されるべき新現像剤の
トナー濃度がその電子写真装置で許容できる最大トナー
濃度であり、かつ、トナー濃度の上限を規定するVre
fLとTセンサ9Aの出力値Vtiとが等しくなるよう
に設定される。図6は請求項2に対応する発明の実施の
形態における初期設定動作のフロー図である。このフロ
ーでは、請求項1の場合と同様に、まず、通常動作と同
じシーケンスにて画像形成装置のメインモータ、帯電
器、現像装置、等の各部を動作可能状態とし、新現像材
を装填した直後のTセンサ9Aの出力値Vtiを検知す
る(S11、S12)。そして、その時のTセンサ9A
の出力値Vtiを基準値Vrefの下限値VrefLに
設定し(S13)、図5のようなデータテーブルを基に
その後のTセンサ9Aの基準値Vrefと上限値Vre
fHを計算する(S14)。その後、基準値Vrefと
上限値VrefHを図示しないメモリ(RAM)に記録
し、Tセンサ9Aの出力値Vtiを画像形成装置のコン
トロールパネルの表示部などに表示して(S15)、こ
の初期設定動作を終了し、通常動作に移行する。このよ
うにすれば、初期設定時のトナー濃度上限設定に対する
誤差を小さくすることができる。ただし、初期設定動作
終了後しばらくはトナー濃度が高めになるが、一般にト
ナー濃度が高くともトナー補給を行わなければ、そのま
ま使用しても不具合は生じない。あるいは、初期設定動
作終了後、トナー消費モードを設定し、適正なトナー濃
度になるまで強制的にトナーを消費させるようにしても
よい。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような優れた効果を発揮できる。請求項1に記載の
発明によれば、トナー濃度センサとパターン濃度センサ
とを併用しつつも、現像剤装填直後に現像装置を駆動し
てトナー濃度センサの出力を検知し、その出力値Vti
をもとに基準値Vrefの上限値VrefH及び下限値
VrefLを決定し、次の現像剤交換までの間、パター
ン濃度センサの検知結果による基準値の修正はVref
H〜VrefLの範囲内で行うようになしたことによ
り、トナー濃度センサの調整手段を省いた安価な装置構
成で、画像濃度を安定に制御できるトナー濃度制御装置
を提供することができる。また、請求項2の発明によれ
ば、請求項1に加え、新現像剤のトナー濃度をその電子
写真装置で許容できる最大トナー濃度とし、かつ、トナ
ー濃度の上限を規定するVrefLとトナー濃度センサ
の出力値Vtiとが等しくなるように設定したことによ
り、トナー濃度の過上昇を確実に抑えることができるト
ナー濃度制御装置を提供することができる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真装置の作像システムの主要部を示す断
面図である。
【図2】トナー濃度センサの特性をグラフにより示した
説明図である。
【図3】トナー濃度センサの特性をグラフにより示した
別の説明図である。
【図4】請求項1に対応する発明の実施の形態における
初期設定動作のフロー図である。
【図5】トナー濃度センサの出力値とトナー濃度変化量
との対応関係を示したデータテーブルの説明図である。
【図6】請求項2に対応する発明の実施の形態における
初期設定動作のフロー図である。
【符号の説明】
1・・・感光体、3・・・露光光学系、4・・・現像装
置、9A・・・トナー濃度センサ(Tセンサ)、9B・
・・パターン濃度センサ(Pセンサ)、11・・・現像
剤。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子写真装置のトナー濃度制御装置であっ
    て、前記電子写真装置における現像装置内の現像剤の透
    磁率から現像剤濃度を検知するトナー濃度センサと、
    記電子写真装置における感光体上に作像された基準パタ
    ーンの濃度を検知するパターン濃度センサとを備え、通
    常動作時は、前記トナー濃度センサの出力と基準値との
    差から前記現像装置のトナー補給量を決定し、所定のタ
    イミングで前記感光体上に基準パターンを作ってその濃
    度を前記パターン濃度センサで検知し、その検知結果に
    応じて前記基準値を修正するように構成したトナー濃度
    制御装置において、 現像剤交換直後に前記現像装置を駆動して前記トナー濃
    度センサの出力値Vtiを検知し、前記基準値Vref
    その出力値Vtiに合わせるように決定し、前記出力
    値Vtiをもとに前記基準値Vrefの上限値Vref
    H及び下限値VrefLを決定し、次の現像剤交換まで
    の間、前記パターン濃度センサの検知結果による前記
    準値の修正は前記VrefH〜VrefLの範囲内で行
    うようになしたことを特徴とするトナー濃度制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のトナー濃度制御装置におい
    て、装填されるべき新現像剤のトナー濃度がその電子写
    真装置で許容できる最大トナー濃度であり、かつ、トナ
    ー濃度の上限を規定するVrefLと前記トナー濃度セ
    ンサの出力値Vtiとが等しくなるように設定されてい
    ることを特徴とするトナー濃度制御装置。
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