JP2005189355A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スコロトロン帯電器による感光ドラムの表面電位の制御範囲を広げて、電位ムラに起因する画像不良を防止する。
【解決手段】 感光ドラム表面の調整目標とする目標電位に応じて、スコロトロン帯電器の放電ワイヤーに印加する電流を、放電電流決定手段51によって決定し、その電流値を放電電流記憶手段52に記憶する。記憶された電流値を放電ワイヤーに印加した状態で、グリッド電圧調整手段53によりグリッドに印加する電圧値を調整して目標電位を得る。このときの電圧値をグリッド電圧記憶手段54に記憶する。記憶手段52,54に記憶された値を放電ワイヤ及びグリッドに印加して感光ドラム表面を帯電する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、プリンタ,複写機,ファクシミリ等の画像形成装置に係り、詳しくは、スコロトロン帯電器により像担持体表面の電位制御を行う画像形成装置に関する。
プリンタ,複写機,ファクシミリ等の画像形成装置に使用される像担持体(例えば電子写真感光体)の表面を一様に帯電させる帯電器として、従来から、スコロトロン帯電器が広く用いられている。
スコロトロン帯電器は、放電ワイヤーに印加した電流又は電圧と、グリッドに印加した電流又は電圧によって、電子写真感光体を所望の表面電位に帯電させる。グリッドに印加する電圧を固定して、放電ワイヤーに印加する電流又は電圧を調整して所望の表面電位とする方法と、放電ワイヤーに印加する電流又は電圧を固定して、グリッドに印加する電流又は電圧を調整して所望の表面電位とする方法とが従来から提案されている。
上述のグリッドに印加する電圧を固定する方法としては、高圧電源の他にバリスタなどの定電圧素子を用いて、放電ワイヤーからの放電電荷を授受したグリッドの電位を所定の値に調節する方法も広く用いられている。
また、放電ワイヤーの電流値又は電圧値を調整する方法としては、切替えスイッチなどにより、変更可能なものもあり、上述のバリスタに回路的な可変抵抗を付与してグリッドに印加する電圧値を変更可能なものも提案されている。
さらに、特許文献1には、放電ワイヤーとしての主帯電電圧とグリッド電圧との双方を変更可能としたものが記載されている。これによると、グリッド電圧による異なる主帯電電圧対感光体表面電位の複数の特性を順次作動させ、その特性上においてできるだけ低い主帯電電圧で所望の表面電位を実現するようにしている。
特許第2773791号公報
前記従来技術による方法の多くは、放電ワイヤー又はグリッドのうちのいずれか一方に印加する電流値又は電圧値を固定する方法である。このため放電ワイヤー又はグリッドのうちの他方に印加する電流値又は電圧値を調整して制御を行う場合、以下の不具合が生じるため、制御範囲が狭くなってしまうことがわかっている。
例えば、放電ワイヤーの電流値又は電圧値を固定して、グリッドの電流値又は電圧値で調整する場合、グリッドの電流値又は電圧値が高いと、グリッドと感光体との間の電位差が大きくなり、この間で火花放電に至りやすくなる。逆にグリッド電流値又は電圧値は、回路的に下限値が決定されることが多く、自ずと制御範囲は限定される。
また、バリスタなどの定電圧素子を用いてグリッドの電圧値を固定して、放電ワイヤーの電流値又は電圧値で調整する場合、放電ワイヤーの電流値又は電圧値が高いと、放電ワイヤーとグリッドと間の電位差又は放電ワイヤーとスコロトロンのシールドとのの間電位差が大きくなり、これらの間での火花放電に至りやすくなる。あるいは、高圧電源回路内での耐圧限界を超えてしまい、電源回路内でのリークを生じてしまう場合もあり、リーク防止用の検知回路などの付属機構を必要とする。逆に放電ワイヤーの電流値又は電圧値が低い場合は、定電圧素子であるバリスタが有効に働かず、グリッド電圧が不安定となり、制御そのものが不完全となるため、こちらの方法でも、自ずと制御範囲は限定される。
一方、放電ワイヤーの電流値又は電圧値を切替えスイッチなどにより、変更可能なものや、バリスタに回路的な可変抵抗を付与してグリッドに印加する電圧値を変更可能なものは、あくまで補正のためのものであり、感光体の目標電位とは無縁のもので、設定が困難なため利便性に欠けていた。
さらに、上述の特許公報1では、複数の特性を順次作動させるため適正な状態が得られるまで制御時間が長大となる欠点があった。また、主帯電電圧である放電ワイヤーの印加電圧が低いということは、グリッド電圧を常に高めに設定することであるため、グリッドによる本来の整流効果を最も乏しくすることになる。そのため放電ワイヤーなどが経時変化して放電ムラを生じた場合には、グリッドの均一化が抑制され感光体の電位にムラを生じるなどの問題があった。
そこで、本発明は、スコロトロン帯電器による像担持体の表面電位の制御範囲を広げて、電位ムラに起因する画像不良を防止することのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、放電ワイヤーとグリッドとを有し像担持体表面を帯電するスコロトロン帯電器と、帯電後の前記像担持体表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を現像剤によって現像する現像手段と、前記像担持体上の現像剤像を転写媒体に転写する転写手段と、を備えた画像形成装置において、前記放電ワイヤーに第1のバイアスとして電流又は電圧を印加する第1の電源と、前記グリッドに第2のバイアスとして電流又は電圧を印加する第2の電源と、前記第1の電源及び前記第2の電源を制御する制御手段と、前記像担持体表面の電位を検知する電位検知手段と、前記像担持体表面の調整目標とする目標電位に応じて、前記第1のバイアスと前記第2のバイアスとのうちの一方のバイアス値を決定する決定手段と、決定された前記一方のバイアス値を記憶する第1の記憶手段と、決定された前記一方のバイアス値を印加した状態で、他方のバイアス値を調整して、前記目標電位を得る調整手段と、調整された前記他方のバイアス値を記憶する第2の記憶手段と、を備える、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記第1の記憶手段に記憶された前記一方のバイアス値、及び前記第2の記憶手段に記憶された前記他方のバイアス値に基づいて、前記像担持体表面を帯電する、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記決定手段が決定する、前記目標電位に応じた前記一方のバイアス値を調整するシフト量を設定可能である、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、複数の画像形成モードを有し、前記目標電位が、前記複数の画像形成モードごとに設定されている、ことを特徴とする。
本発明によると、像担持体の目標電位に応じて、放電ワイヤーに印加する第1のバイアスとグリッドに印加する第2のバイアスとのうちの、一方のバイアス値を決定し、他方のバイアスを調整することにより、従来技術に比べて像担持体表面の電位の制御範囲を広げて、かつ最適な電位制御を簡便に行うことができる。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において同一の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
<実施の形態1>
図1に、本発明に係る画像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置1は、電子写真方式のプリンタであり、同図はその概略構成を示す模式図である。なお、本発明に係る画像形成装置としては、上述の電子写真方式のプリンタのほかに、例えば電子写真方式の複写機,ファクシミリ、また静電記録方式のプリンタ,複写機,ファクシミリ等であってもよい。
同図を参照して、画像形成装置1全体の概略構成及び動作について説明する。
同図に示す画像形成装置1は、画像形成装置本体(以下「装置本体」という。)1aの内側に、像担持体としてドラム形の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)2を備えている。
感光ドラム2は、装置本体1aによって矢印R2方向に回転自在に支持されており、感光ドラム2の周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、感光ドラム2表面の電位を消去する除電器(除電手段)3、感光ドラム2表面を一様に帯電する一次帯電器(帯電手段)4、一様帯電後の感光ドラム2表面を露光して静電潜像を形成する潜像形成手段としての露光装置(露光手段)5、露光後の感光ドラム2表面の電位を測定する電位センサ(電位検知手段)6、静電潜像にトナー(現像剤)を付着させてトナー像(現像剤像)を形成する現像装置(現像手段)7、感光ドラム2上のトナー像を転写媒体としての転写材P(例えば、シート状の紙,透明フィルム)上に転写する転写帯電器(転写手段)8、トナー像転写後の転写材Pを感光ドラム2から分離する分離帯電器(分離手段)9、感光ドラム2上の残留トナーを除去するクリーナ(クリーニング手段)10が配置されている。
図2に示すように、上述の露光装置5は、画像信号に応じてレーザ光を照射する半導体レーザ20と、照射されたレーザ光を走査するポリゴンミラー21と、走査されたレーザ光を結像する結像レンズ22と、結像されたレーザ光を帯電後の感光ドラム2表面に導く反射ミラー23とを有している。
また同図に示すように、一次帯電器4は、放電ワイヤー31とグリッド32とシールド33とを有している。このうち放電ワイヤー31は、感光ドラム2の軸(感光ドラム2表面の母線)に平行に配設された金属製のワイヤーである。放電ワイヤー31には、これに高圧バイアスを印加する放電ワイヤー高圧電源(第1の電源)34が接続されている。この放電ワイヤー高圧電源34は、放電ワイヤー31への放電電流値を任意に設定可能であり、回路上800〜1600μAまで通電可能である。シールド33は、同図に示すように、放電ワイヤー31の左方、右方、及び上方を覆うように形成された断面コ字状の金属板であり、感光ドラム2表面に対向する部分が開口されている。グリッド32は、上述のシールド33の開口部に配設された複数の平行な金属ワイヤーによって構成されている。グリッド32には、これに高圧バイアスを印加するグリッド高圧電源(第2の電源)35が接続されている。このグリッド高圧電源35は、グリッド32に印加する電圧を任意に設定可能であり、回路上1100Vまで印加が可能であるが、後述の理由により駆動するソフトシーケンスにより900Vを上限としている。
上述構成の画像形成装置1の動作の概略を説明する。
感光ドラム2は、駆動手段(不図示)によって矢印R2方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動され、その表面が一次帯電器4によって所定の極性・電位に一様に帯電される。帯電後の感光ドラム2表面は、露光装置5によって画像情報に応じた露光が行われ、露光部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置7によってトナーが付着されてトナー像として現像される。
一方、転写材Pは、給紙ローラ12によって給紙デッキ11から給紙され、搬送ローラ13によってレジストローラ14に搬送される。転写材Pは、レジストローラ14によって一旦停止される。レジストローラ14は、感光ドラム2のトナー像とタイミングを合わせるようにして転写部に転写材Pを供給する。転写部に供給された転写材Pは、転写帯電器8によって感光ドラム2上のトナー像が転写され、さらに分離帯電器9により感光ドラム2表面から分離される。転写材P分離後の感光ドラム2は、その表面に残ったトナー(残留トナー)がクリーニング装置10によって除去され、さらに除電気によって電荷が除去され、次の画像形成に供される。
一方、分離後の転写材Pは、搬送ベルト15によって定着装置16に搬送され、ここで、定着ローラ16a、加圧ローラ16bによって加熱・加圧され、表面にトナー像が定着される。トナー像定着後の転写材Pは、排紙ローラ17によって排紙トレイ18上に排出される。これにより1枚の転写材Pに対する画像形成が終了する。
図3は、一次帯電器4のグリッド電圧を固定した場合の、放電ワイヤー31の電流値Ipr(横軸)と感光ドラム2表面の暗部電位VD(縦軸)との関係を示す図である。同図に示すように、放電ワイヤー31の電流値Iprを増加させると感光ドラム2上の暗部電位VDは増加する傾向にある。定電圧素子であるバリスタ(不図示)などを利用してグリッド電圧を一定に保ちながら、上述の傾向を利用して放電ワイヤー31の電流値Iprを調整して暗部電位VDを目標電位とする電位制御方法が従来から広く採用されている。
図4は、一次帯電器4の放電ワイヤー31の電流値を固定した場合の、グリッド電圧Vg(横軸)と感光ドラム2表面の暗部電位VD(縦軸)との関係を示す図である。同図に示すように、グリッド電圧Vgを増加させると感光ドラム2上の暗部電位VDは増加する傾向にある。放電ワイヤー31の電流値を固定しながら、上述の傾向を利用してグリッド電圧Vgを調整して暗部電位VDを目標電位とする電位制御方法も従来から広く採用されている。
図5は、本発明の電位制御として、感光ドラム2上の表面電位を調整するための制御基板周辺の電気構成概略図である。図において、制御基板40内には制御プログラムの記述されたROM41と、プログラム上の必要データの一時記憶素子であるRAM42が処理の中心素子であるCPU(制御手段)43に接続されている。またインターフェイス素子であるI/O44と、データの変換素子であるA/D変換器45及びD/A変換器46が外部の周辺機器と接続され、制御基板40へ情報が入出力される。
そして、本発明の周辺機器として、電位センサ6が帯電及び露光後の感光ドラム2上の電位を測定することが可能となっている。出力機器として、上述のように、一次帯電器4の放電ワイヤー31に高圧バイアスを印加する放電ワイヤー高圧電源34と、一次帯電器4のグリッド32に高圧バイアスを印加するグリッド高圧電源35が接続されている。また画像信号に応じた所定の潜像電位を形成するために半導体レーザ20も接続されている。
図6は、本発明の電位制御として、図5で示した電気構成概略図を機能に関して説明するブロック図である。周辺機器は、電位センサ6と放電ワイヤー高圧電源34とグリッド高圧電源35と半導体レーザ20であり、これらの条件を決定するために、放電ワイヤー31の電流を決定する放電電流決定手段(決定手段)51と、この電流値を記憶する放電電流記憶手段(第1の記憶手段)52と、グリッド電圧を調整するグリッド電圧調整手段(調整手段)53と、この電圧値を記憶するグリッド電圧記憶手段(第2の記憶手段)54で構成されている。ここで各手段は、図5に示す、CPU43、ROM41、RAM42等で構成される。
図7は、放電ワイヤー31の電流値とグリッド電圧Vgと暗部電位VDの関係図である。図2及び図3で示した傾向を、放電ワイヤー31の電流値及びグリッド32の電圧値としてプロットしたものである。放電ワイヤー31の電流値は説明の都合上1000μAと1200μAと1400μAの3種としている。これらの放電特性には、自ずと上下限が存在していることがわかっている。
すなわち領域Aに示されている領域は、グリッド32に印加する電圧値が高い場合であり、本実施の形態では900V以上の領域である。例えばグリッド電圧が900Vよりもやや高い1000Vを超えるような場合、図4で示した感光ドラム2とグリッド32との電位差が1000V前後となり、感光ドラム2とグリッド32との間での異常な火花放電を発生する可能性が出てくる。とりわけ感光ドラム2とグリッド32との間の距離が製品のバラツキ上、近接した場合に発生しやすくなる。火花放電が発生すると、感光ドラム2に均一な帯電が行われず、帯電ムラや濃度異常などの画像異常を生じ、また感光ドラム2の感光層を電気的に破損するおそれもある。このためグリッド32に印加する電圧は管理する必要があり、図7で示した領域Aのような状態はグリッド電圧を制御する制御基板40上、あるいは制御基板40をコントロールするプログラム上900Vを上限としている。
逆に、グリッド32に印加する電圧値が低い領域Bについても、使用上問題となる場合がある。こちらは放電ワイヤー高圧電源34とグリッド高圧電源35の回路の都合上、放電ワイヤー31に印加する電流値とグリッド32に印加する電圧の下限値に相関があるためである。本実施の形態での回路では、グリッド32に印加する電圧の下限値は、放電ワイヤー31に印加する電流値×230kΩという関係が存在した。すなわち1000μAならば下限は230V、1200μAならば下限は276V、1400μAならば下限は322Vという具合である。
これらの領域A及び領域Bにより限定されるグリッド電圧Vgにより、図7の放電ワイヤー31に印加する3種の電流値による暗部電位VDの制御範囲は、それぞれ範囲1、範囲2、範囲3に限定されることが理解できる。このため広い制御範囲を必要とする場合はグリッド電圧Vgのみを調整するだけでは限界があることがわかる。本発明の発明者らの検討では、放電ワイヤー31とシールド33や感光ドラム2との位置関係を固定し、気圧及び温湿度を一定とした条件下での測定の結果、範囲1が120〜350V、範囲2が170〜400V、範囲3が、230V〜480Vであった。
本発明では、範囲1〜3には重複領域があるが、このことを逆に言えば、グリッド電圧を常に高めに設定することはなく、前述の特許文献1とは本質に異なる。したがってグリッド32による本来の整流効果を最も乏しくすることはなく、放電ワイヤー31が経時変化して放電ムラを生じた場合でも、グリッド32の均一化効果が作用し、感光ドラム2表面の電位のムラを抑制する効果が高くなる。
この傾向は、定電圧素子であるバリスタなどでグリッド電圧Vgを固定して放電ワイヤー31の電流値を調整する場合にも、当然存在する。放電ワイヤー31の電流値を上げ過ぎた場合には、放電ワイヤー31とグリッド32との間、又は放電ワイヤー31とシールド3との間で火花放電を生じる場合もあり、また放電ワイヤー高圧基板内の耐圧も考慮しなければならない。逆に放電ワイヤー31の電流値が低い場合は、定電圧素子であるバリスタが有効に働かず、グリッド電圧が不安定となり、制御そのものが不完全となるため、こちらの方法でも、自ずと制御範囲は限定される。
図8は、本実施の形態の目標暗部電位VDTと放電ワイヤー31の電流値の決定テーブルを説明する図である。本実施の形態では、感光ドラム2の電位センサ6位置における表面電位を目標とする暗部電位VDTとし、電位制御を行う。この暗部電位VDTは、現像装置7などにおける環境依存を補正するため、画像形成装置1の置かれた温度及び湿度などからその都度目標とする暗部電位VDTが設定されるものである。図8から明らかなように、目標暗部電位VDTは低いほど、放電ワイヤー31に印加する電流値も低く設定してある。ただし、ソフト的な制約として、下限を900μAとし上限を1400μAとして、これらを超えた場合は、下限又は上限で変化しないような制限を設けている。
図9は、本実施の形態の電位制御におけるフローチャートである。
まずはじめに前述したように、画像形成装置1が置かれた環境を検知して目標とする暗部電位VDTを算出する(S1)。ここで決定された暗部電位VDTから、図8で示した決定テーブルから放電ワイヤー31の電流値Iprを決定する(S2)。そして、半導体レーザ20を消灯し(S3)、前回使用していたグリッド電圧Vg(0)を用意しておく(S4)。前回使用していたグリッド電圧とは、直前の電位制御で決定した値であり、一番はじめにはデフォルト値であってもよい。これらの条件にて放電ワイヤー31の電流値Ipr及びグリッド電圧Vg(0)を印加して、暗部電位を測定しVDMとする(S5)。
測定した暗部電位VDMが目標の暗部電位VDTに対して、±5Vと近似的に等しいかを比較する(S6)。近似的に等しくなければ、グリッド電圧を調整して(S7)、再度の暗部電位を測定する(S5)。暗部電位の測定及びグリッド電圧の調整回数であるnは最大20回としているが、それでも目標電位VDTと測定電位VDMが近似的に等しくないような、異常な場合には、エラー表示(不図示)をするようになっている。近似的に等しくなれば、決定した放電ワイヤー31の電流値Iprと、調整したグリッド電圧Vg(n)を記憶し(S8)、これらを用いて、半導体レーザ20を点灯し、光量LP(n’)を変調して、明部電位の調整を行い(S9)、電位制御を終了する。
図10は、本実施の形態の画像出力におけるフローチャートである。図9で示した電位制御で決定した放電ワイヤー31の電流値Iprとグリッド電圧Vg(n)を印加して(S11)、同じく電位制御で決定した半導体レーザ20の光量LP(n’)でレーザを駆動する(S12)。このような状態にて、画像信号に従い画像出力を行う(S13)。
以上説明したように、本実施の形態では、目標とする暗部電位VDTに応じた放電ワイヤー31の電流値Iprを決定テーブルから決定し、この条件下でグリッド電圧Vg(n)を調整するようにしている。このため、図11に示すように、従来技術に比べて、制御範囲が広がっていることが明らかである。従来技術では、例えば放電ワイヤー31の電流値を1200μAと固定した場合、最終的な暗部電位の制御範囲は170〜400Vに限定される。これに対し、本実施の形態のように、目標とする暗部電位VDTに合わせて放電ワイヤー31の電流値を決定するため、暗部電位の制御範囲は100〜480Vもの広さに拡大することができる。
なお、本実施の形態では、第1のバイアスとしての放電ワイヤー31の電流値を目標とする暗部電位に応じて決定し、この電流値を用いて、第2のバイアスとしてのグリッド32の電圧値を調整する方法について説明を行ったが、逆にグリッド32の電圧値を目標とする暗部電位に応じて決定し、この電圧値を用いて、放電ワイヤー31の電流値を調整する方法であってもよい。また、放電ワイヤー31の印加電圧値を決定又は調整してもよいし、グリッド32の電流値を決定又は調整するようにしてもよいことは、明らかである。
すなわち、本発明においては、全部で8通りの組み合わせが可能である。はじめに放電ワイヤー31に印加するバイアス値(電流又は電圧)を決定し、グリッド32に印加するバイアス値(電流又は電圧)を調整する場合には、放電ワイヤー31の電流を決定して、グリッド32の電流又は電圧を調整する2通りと、放電ワイヤー31の電圧を決定して、グリッド32の電流又は電圧を調整する2通りの合計4通りがある。一方、はじめにグリッド32に印加するバイアス値(電流又は電圧)を決定し、放電ワイヤー31に印加するバイアス値(電流又は電圧)を調整する場合には、グリッド32の電流を決定して、放電ワイヤー31の電流又は電圧を調整する2通りと、グリッド32の電圧を決定して、放電ワイヤー31の電流又は電圧を調整する2通りの合計4通りがある。
<実施の形態2>
上述の実施の形態1では、目標とする暗部電位と放電ワイヤー31の電流値の決定テーブルを単一として説明を行ったが、本実施の形態では、複数の決定テーブルを持つ電位制御について説明する。
図12は、本実施の形態の目標暗部電位VDTと放電ワイヤー31の電流値の決定テーブルを説明する図である。同図から明らかなように、3つのテーブル(シフト値1,シフト値2,シフト値3)から構成されている。3つのテーブルは放電ワイヤー31の設定をシフトするための電流シフトスイッチを3段階保持することを意味しており、サービスマン設定として3段階のうちの一つを選択するようになっている。
本実施の形態では電流シフトスイッチは、ソフト的に画像形成装置本体1aの操作パネル(不図示)から変更可能であるが、これに代えてハード的なスイッチを使用してもよい。デフォルトの設定はシフト値を2としている。これら3つのテーブルは、実施の形態1の図8で示したテーブルと同様、目標暗部電位VDTは低いほど放電ワイヤー31に印加する電流値も低く設定してある。またソフト的な制約として、下限と上限とをそれぞれ設けており、これらを超えた場合は、下限又は上限で変化しないような制限を設けている。
図13は、本実施の形態の電位制御におけるフローチャートである。
まずはじめに、画像形成装置1が置かれた環境を検知して目標とする暗部電位VDTを算出する(S21)。次に、本実施の形態では画像形成装置1に設定された放電ワイヤー31の電流シフトスイッチを参照して、現在のシフト値を読み込む(S22)。ここで決定された暗部電位VDTと電流シフトスイッチのシフト値を使い、図12で示したテーブルから、放電ワイヤー31の電流値Iprを決定する(S23)。そして、半導体レーザ20を消灯し(S24)、前回使用していたグリッド電圧Vg(0)を用意しておく(S25)。これらの条件にて放電ワイヤー31の電流値Ipr及びグリッド電圧Vg(0)を印加して、暗部電位を測定しVDMとする(S26)。測定した暗部電位VDMが目標の暗部電位VDTに対して、±5Vと近似的に等しいかを比較して(S27)、近似的に等しくなければ、グリッド電圧を調整して(S28)、再度の暗部電位を測定する(S26)。暗部電位の測定及びグリッド電圧の調整回数であるnは最大20回としているが、それでも目標電位VDTと測定電位VDMが近似的に等しくないような、異常な場合には、エラー表示(不図示)をするようになっている。近似的に等しくなれば、決定した放電ワイヤー31の電流値Iprと、調整したグリッド電圧Vg(n)を記憶し(S29)、これらを用いて、半導体レーザ20を点灯し、光量LP(n’)を変調して、明部電位の調整を行い(S30)、電位制御を終了する。
このように、本実施の形態では、3つのテーブルを任意に選択可能であり、本発明の放電ワイヤー31の電流値を目標とする暗部電位に応じて変更することを合わせて、実施の形態1以上に対応可能な電位制御範囲が広くなる。また本実施の形態の効用は、単純に電位制御範囲を広げるだけでなく、その分の効果を、放電ワイヤー31とシールド33や感光ドラム2との位置関係のバラツキや、感光ドラム2の帯電特性のバラツキなど、画像形成装置本体1aの個々のバラツキに対して、望ましい電流値を提供できることにある。
一次帯電器4内に放電ワイヤー31の放電分布の傾きを調整するための位置調整機構(不図示)が設けられている場合には、当然、放電ワイヤー31の位置とシールド33や感光ドラム2との位置関係が、画像形成装置間で異なることは、避けられない。つまり放電ワイヤー31と感光ドラム2との距離が近い場合には、暗部電位は載りやすいため、放電ワイヤー31の電流量は多くを必要せず、逆に距離が遠い場合には、放電ワイヤー31の電流量は多く必要となる。また感光ドラム2の帯電特性にもバラツキがあり、同じ暗部電位を載せるための条件が全く同じでも、感光ドラム2が異なるだけで必要とする放電ワイヤー31の電流値が異なる場合がある。
また、本実施の形態では採用していないが、感光ドラム2の回転速度であるプロセススピードを複数持つ場合にも、目標とする暗部電位だけでない要因が働くことは考えられる。したがって、放電ワイヤー31の電流シフトスイッチを設ける本実施の形態のような構成は、目標とする暗部電位に応じて放電ワイヤー31の電流量を決定する方法と併用することで、より一層画像形成装置1の設定やバラツキに対応可能であり、電位制御の制御範囲が広がり、かつ最適な電位制御が簡便に行うことが可能となり利便性がさらに向上する。
<実施の形態3>
本実施の形態では、画像形成装置1が複数の画像モードを有する場合について説明する。本実施の形態では、画像モードとしてコピーモードとプリンタモードとを有し、コピー出力する場合とプリント出力する場合の目標暗部電位を異なるようにしている。これは、画像が、原稿であるコピー出力と、信号であるプリント出力とでは画像の味付けが異なるためである。
図14は、本実施の形態の電位制御におけるフローチャートである。
まずはじめに、画像形成装置1が置かれた環境を検知してコピーモードにおける目標とする暗部電位VDTcを算出する(S31)。次に、本実施の形態では画像形成装置1に設定された放電ワイヤー31の電流シフトスイッチを参照して、コピーモードにおける現在のシフト値を読み込む(S32)。ここで決定されたコピーモードにおける暗部電位VDTと電流シフトスイッチのシフト値から、図12で示したテーブルからコピーモードにおける放電ワイヤー31の電流値Iprcを決定する(S33)。そして、半導体レーザ20を消灯し(S34)、コピーモードにおける前回使用していたグリッド電圧Vgc(0)を用意しておく(S35)。これらの条件にてコピーモードにおける放電ワイヤー31の電流値Iprc及びグリッド電圧Vgc(0)を印加して、暗部電位を測定しVDMcとする(S36)。
測定した暗部電位VDMcが目標の暗部電位VDTcに対して、±5Vと近似的に等しいかを比較して(S37)、近似的に等しくなければ、グリッド電圧を調整して(S38)、再度の暗部電位を測定する(S36)。暗部電位の測定及びグリッド電圧の調整回数であるnは最大20回としているが、それでも目標電位VDTcと測定電位VDMcが近似的に等しくないような、異常な場合には、エラー表示(不図示)をするようになっている。近似的に等しくなれば、決定したコピーモードにおける放電ワイヤー31の電流値Iprcと、調整したグリッド電圧Vgc(n)を記憶し(S39)、これらを用いて、半導体レーザ20を点灯し、コピーモードにおける光量LPc(n’)を変調して、明部電位の調整を行い(S40)、コピーモードにおける電位制御を終了する。
つづいて、画像形成装置1が置かれた環境を検知してプリンタモードにおける目標とする暗部電位VDTpを算出する(S41)。次に、本実施の形態では画像形成装置1に設定された放電ワイヤー31の電流シフトスイッチを参照して、プリンタモードにおける現在のシフト値を読み込む(S42)。ここで決定されたプリンタモードにおける暗部電位VDTpと電流シフトスイッチのシフト値から、図12で示したテーブルからプリンタモードにおける放電ワイヤー31の電流値Iprpを決定する(S43)。そして、半導体レーザ20を消灯し(S44)、プリンタモードにおける前回使用していたグリッド電圧Vgp(0)を用意しておく(S45)。これらの条件にてプリンタモードにおける放電ワイヤー31の電流値Iprp及びグリッド電圧Vgp(0)を印加して、暗部電位を測定しVDMpとする(S46)。
測定した暗部電位VDMpが目標の暗部電位VDTpに対して、±5Vと近似的に等しいかを比較して(S47)、近似的に等しくなければ、グリッド電圧を調整して(S48)、再度の暗部電位を測定する(S46)。暗部電位の測定及びグリッド電圧の調整回数であるmは最大20回としているが、それでも目標電位VDTpと測定電位VDMpが近似的に等しくないような、異常な場合には、エラー表示(不図示)をするようになっている。近似的に等しくなれば、決定したプリンタモードにおける放電ワイヤー31の電流値Iprpと、調整したグリッド電圧Vgp(m)を記憶し(S49)、これらを用いて、半導体レーザ20を点灯し、プリンタモードにおける光量LPp(m’)を変調して、明部電位の調整を行い(S50)、プリンタモードにおける電位制御を終了する。
図15は、本実施の形態の画像出力におけるフローチャートである。画像を出力する場合に、その出力がコピーモードでの出力か、プリンタモードでの出力かを判定し(S51)、コピーモードの場合、図14で示した電位制御で決定したコピーモードにおける放電ワイヤー31の電流値Iprcとグリッド電圧Vgc(n)を印加して(S52)、同じく電位制御で決定した半導体レーザ20の光量LPc(n’)でレーザを駆動する(S53)。このような状態にて、画像信号に従い画像出力を行う(S54)。プリンタモードの場合、プリンタモードにおける放電ワイヤー31の電流値Iprpとグリッド電圧Vgp(m)を印加して(S55)、同じく電位制御で決定した半導体レーザ20の光量LPp(m’)でレーザを駆動する(S56)。このような状態にて、画像信号に従い画像出力を行う(S57)。
このように本実施の形態では、複数の画像モードに対しても、それぞれ個別に放電ワイヤー31の電流値とグリッド電圧とを記憶しておき、画像出力時に画像モードに応じた値とすることで、画像モードにかかわらず電位制御の制御範囲が広がり、かつ最適な電位制御が簡便に行うことが可能となっている。
画像形成装置の一例としての複写機の概略構成を模式的に示す図である。 帯電装置と露光装置とを説明する図である。 グリッド電圧を固定した場合の、放電ワイヤーの電流値と暗部電位との関係を示す図である。 放電ワイヤーの電流値を固定した場合の、グリッド電圧と暗部電位との関係を示す図である。 本発明の電位制御を行うための制御基板周辺の電気構成概略図である。 本発明の電位制御を行うためのブロック図である。 放電ワイヤーの電流値とグリッド電圧と暗部電位との関係を示す図である。 実施の形態1における、目標暗部電位と放電ワイヤーの電流値との決定テーブルを説明する図である。 実施の形態1の電位制御を説明するフローチャートである。 実施の形態1における画像出力を説明するフローチャートである。 従来技術と本実施の形態との比較を示す図である。 実施の形態2における、目標暗部電位と放電ワイヤーの電流値との決定テーブルを説明する図である。 実施の形態2の電位制御を説明するフローチャートである。 実施の形態3における電位制御を説明するフローチャートである。 実施の形態3の画像出力を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
1a 画像形成装置本体
2 像担持体(感光ドラム)
4 帯電手段(一次帯電器:スコロトロン帯電器)
5 潜像形成手段(露光手段,露光装置)
6 電位検知手段(電位センサ)
7 現像手段(現像装置)
8 転写手段(転写帯電器)
9 分離手段(分離帯電器)
10 クリーニング手段(クリーニング装置)
16 定着手段(定着装置)
20 半導体レーザ
31 放電ワイヤ
32 グリッド
33 シールド
34 第1の電源(放電ワイヤー高圧電源)
35 第2の電源(グリッド高圧電源)
43 制御手段(CPU)
51 決定手段(放電電流決定手段)
52 第1の記憶手段(放電電流記憶手段)
53 調整手段(グリッド電圧調整手段)
54 第2の記憶手段(グリッド電圧記憶手段)
VDT 目標電位(目標の暗部電位)
VDM 測定した暗部電位
Ipr 放電ワイヤーの電流値
Vg(n) グリッド電圧
LP(n’) 半導体レーザのレーザパワー
VDTc コピーモードにおける目標の暗部電位
VDMc コピーモードにおける測定した暗部電位
Iprc コピーモードにおける放電ワイヤーの電流値
Vgc(n) コピーモードにおけるグリッド電圧
LPc(n’) コピーモードにおける半導体レーザのレーザパワー
VDTp プリンタモードにおける目標の暗部電位
VDMp プリンタモードにおける測定した暗部電位
Iprp プリンタモードにおける放電ワイヤーの電流値
Vgp(m) プリンタモードにおけるグリッド電圧
LPp(m’) プリンタモードにおける半導体レーザのレーザパワー

Claims (4)

  1. 放電ワイヤーとグリッドとを有し像担持体表面を帯電するスコロトロン帯電器と、帯電後の前記像担持体表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を現像剤によって現像する現像手段と、前記像担持体上の現像剤像を転写媒体に転写する転写手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記放電ワイヤーに第1のバイアスとして電流又は電圧を印加する第1の電源と、
    前記グリッドに第2のバイアスとして電流又は電圧を印加する第2の電源と、
    前記第1の電源及び前記第2の電源を制御する制御手段と、
    前記像担持体表面の電位を検知する電位検知手段と、
    前記像担持体表面の調整目標とする目標電位に応じて、前記第1のバイアスと前記第2のバイアスとのうちの一方のバイアス値を決定する決定手段と、
    決定された前記一方のバイアス値を記憶する第1の記憶手段と、
    決定された前記一方のバイアス値を印加した状態で、他方のバイアス値を調整して、前記目標電位を得る調整手段と、
    調整された前記他方のバイアス値を記憶する第2の記憶手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の記憶手段に記憶された前記一方のバイアス値、及び前記第2の記憶手段に記憶された前記他方のバイアス値に基づいて、前記像担持体表面を帯電する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記決定手段が決定する、前記目標電位に応じた前記一方のバイアス値を調整するシフト量を設定可能である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 複数の画像形成モードを有し、
    前記目標電位が、前記複数の画像形成モードごとに設定されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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