JP3970081B2 - 現像剤の補給量決定方法、及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トナー及びキャリヤを含む現像剤の補給量決定方法、及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トナーとキャリヤとを主成分とする二成分現像剤を用いたレーザビームプリンタ等の画像形成装置においては、画像形成ごとにトナーが消費されて、現像装置内の現像剤濃度(トナーとキャリヤの混合比)が変化する。このため現像剤濃度を一定に維持するべく、現像剤濃度を正確に検知する技術が重要となる。
【0003】
現像剤濃度の検知は、普通、光センサによって行う。帯電済みの感光ドラム(ドラム状の電子写真感光体)上に、所定の潜像コントラストでパッチ潜像を形成し、このパッチ潜像を現像装置に収容されている二成分現像剤により現像し、パッチ画像とする。この感光ドラム上のパッチ画像に対して、光センサによって光を照射し、そのときの反射光の大小によって現像剤濃度を検知する。
【0004】
反射光の大小の基準となる初期濃度は、画像形成装置の設置時及び現像剤交換時に設定される。この初期濃度は、光センサの感度が最もよい濃度(以下「基準濃度」という。)になるように設定される。画像形成装置の設置時及び現像剤交換時には、現像剤は密閉された密閉容器から現像装置の現像容器へ入れられる。密閉容器中の現像剤は密閉容器中の水分量(以下「容器内水分量」という。)に調湿されているが、現像装置の現像容器に入れられている間に外気に触れて、画像形成装置にある環境センサで検出される水分量(以下「雰囲気水分量」という。)に調湿される。
【0005】
この間に、現像剤のトリボ(摩擦帯電電荷量)も、容器内水分量に対応した値から、雰囲気水分量に対応した値へと変化する。したがってこの初期濃度は、環境センサの検出値によって潜像コントラストを変えることにより、すべての環境で基準濃度になるように制御されているのが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、高画質化を目的として、現像剤中のトナー及びキャリヤが小径化される傾向にある。これらトナー及びキャリヤが小径化された現像剤は、同重量の大径の現像剤と比較した場合、現像剤全体としての表面積が大きくなる。表面積が大きくなると、現像剤が調湿されるのに要する時間が長くなる。このため、画像形成装置の設置時及び現像剤交換時に、パッチ画像の初期濃度設定をするまでに現像剤が十分調湿されず、現像剤のトリボが環境センサの検出する水分量に対応した値になる前に初期濃度を設定することになる。
【0007】
密閉容器中の水分量(空気1m3中に含まれる水の質量)は現像剤を密閉容器に充填するときの環境に依存しおり、一般には10g程度である。密閉容器は密閉されているので、長時間たっても容器内水分量はほとんど変化しない。例えば、密閉容器中の水分量が10gで、画像形成装置の設置時又は現像剤交換時の環境センサの検出水分量が1gであったとすると、潜像コントラストは水分量1gに対応した値で設定されるのに対し、現像剤の摩擦帯電量は水分量10gに対応した値で決定されるため、パッチ画像の濃度が基準濃度から大きくずれてしまうという現象が生じた。
【0008】
この結果、初期濃度の設定ができなかったり、仮にできたとしても、基準濃度から大きくずれてしまったりした。
【0009】
後者のように、初期濃度が基準濃度から大きくずれると、濃度センサによる濃度検知がセンサ感度の悪い範囲で行われることになり、現像剤の濃度制御が不安定になってしまう。このため、例えば、現像剤が調湿されてトリボの変化により形成されるパッチ画像の濃度が低くなり、これを検知した濃度センサからの出力により、現像剤の濃度を高めるべく現像剤にトナーが補給されてしまい、現像剤濃度が異常に高くなってしまう。これが原因で、かぶりやトナー飛散、極端な場合は現像装置からの現像剤の溢れ出しという問題を招いた。
【0010】
そこで、本発明は、画像形成装置の初期設置時や現像剤交換時の初期設定を精度よく行い、その後の現像剤の補給量を適正にすることができる現像剤の補給量決定方法、及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、少なくともトナーを含む補給用現像剤が収容され密閉された現像剤補給容器を画像形成装置に新たに装着した後、前記補給用現像剤をトナーとキャリアを含む現像剤を収容する現像装置に補給する工程と、環境センサによる雰囲気環境の検知結果に応じて決定された画像形成条件に基づいて、前記現像装置に補給された前記補給用現像剤を用いて像担持体上に濃度検知用画像を形成する画像形成工程と、前記濃度検知用画像の濃度を濃度センサにより検知する検知工程と、前記雰囲気環境と前記密閉された現像剤補給容器内の環境との関係により事前に決められた前記雰囲気環境と変更量の関係から、前記環境センサの検知結果に応じた変更量を求め、該求められた変更量を用いて前記濃度センサの検知出力を補正する補正工程と、前記補正工程にて得られた補正値を、前記濃度センサの検知出力と比較する初期目標値として設定する初期設定工程と、前記濃度センサの検知出力と前記初期目標値とに応じて前記現像剤補給容器から前記現像装置へ補給すべき現像剤の補給量を決定する決定工程と、を有することを特徴とする。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の現像剤の補給量決定方法において、前記画像形成工程において前記濃度センサの検知出力が前記濃度センサの高感度領域内となるように濃度検知用画像を形成する、ことを特徴とする。
【0016】
請求項3に係る発明は、トナーとキャリアを含む現像剤を収容する現像装置と、少なくともトナーを含む補給用現像剤が収容されて密閉されており、画像形成装置本体に対して着脱可能な現像剤補給容器と、雰囲気環境を検知する環境センサと、該環境センサの検知結果に応じて決定された画像形成条件に基づいて、新たに装着された前記現像剤補給容器から前記現像装置に補給された前記補給用現像剤を用いて像担持体上に濃度検知用画像を形成する画像形成手段と、前記濃度検知用画像の濃度を検知する濃度センサと、前記雰囲気環境と前記密閉された現像剤補給容器内の環境との関係により事前に決められた前記雰囲気環境と変更量の関係から、前記環境センサの検知結果に応じた変更量を求め、該求められた変更量を用いて前記濃度センサの検知出力を補正する補正手段と、前記補正手段により得られた補正値を、前記濃度センサの検知出力と比較する初期目標値として設定する初期設定手段と、前記濃度センサの検知出力と前記初期目標値とに応じて前記現像剤補給容器から前記現像装置へ補給すべき現像剤の補給量を決定する決定手段と、を有することを特徴とする。
【0017】
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記画像形成手段は、前記濃度センサの検知出力が前記濃度センサの高感度領域内となるように濃度検知用画像を形成する、ことを特徴とする。
【0019】
請求項5に係る発明は、請求項3または4に記載の画像形成装置において、前記補正手段は、前記濃度センサの検知出力が前記初期目標値となるまで段階的に補正する、ことを特徴とする。
【0020】
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、前記補正手段によって前記濃度センサの検知出力の補正を所定時間経過する毎に、又は所定の画像形成回数毎に段階的に行う、ことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において同一の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
【0024】
まず、本発明の概略を説明する。
【0025】
本発明に係る画像形成装置は、現像装置の現像容器内に収容されたトナー及びキャリヤを含む現像剤のうち画像形成を繰り返すことによって消費されたトナーを補充可能な構成になっている。その補充用の現像剤(トナー、あるいはトナー及びキャリヤ)は画像形成装置に着脱可能に装着される密閉容器(現像剤補給容器)に充填されており、適宜、ユーザによって密閉容器から画像形成装置へ現像剤補給を行うように構成されている。また画像形成装置に設けられた環境センサで検出した環境情報(温度及び相対湿度)から得られた絶対水分量によって潜像コントラストを変えるようになっており、そして像担持体上に濃度検知用のパッチ潜像を形成し、このパッチ潜像を現像装置により上述の現像剤を使用して現像してパッチ画像を形成(現像)し、このパッチ画像の濃度を濃度センサによって検知する現像剤濃度検知を行う画像形成装置において、濃度センサの検知出力と比較すべき初期目標値を設定するときは、環境センサが検知した水分量に基づく潜像コントラストで形成したパッチ潜像を現像して所定濃度となるようにパッチ画像を形成し、濃度センサにより濃度を検知し、そしてこの検知出力を補正した(所定の変更量を加算した)値を初期目標値(初期濃度)とすることを特徴とする画像形成装置である。
【0026】
上述の所定の変更量とは、初期濃度を設定するときに、環境センサの検知した水分量により決定される。また水分量により決まる変更量とは、環境センサで検知した水分量に基づく潜像コントラストで形成したパッチ潜像を、環境センサで検知した水分量に調湿された現像剤と、補給用の現像剤が充填されている密閉容器中の水分量に調湿された現像剤とで、現像した場合での濃度の差分である。
【0027】
前記所定の変更量は、好ましくはその加算を段階的に行う。
【0028】
<実施の形態1>
図1に、本発明に係る画像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、電子写真方式でデジタル方式の4色フルカラーの画像形成装置であり、同図はその構成を示す縦断面図である。
【0029】
同図を参照して、画像形成装置全体の構成及び動作について説明する。
【0030】
同図に示す本画像形成装置は、下部のデジタルカラー画像プリンタ部(以下単に「プリンタ部」という。)Iと、上部のデジタルカラー画像リーダ部(以下単に「リーダ部」という。)IIとを備えており、例えば、リーダ部IIで読み取った原稿Dの画像に基づき、プリンタ部Iで記録材Pに画像を形成する。
【0031】
以下、プリンタ部Iの構成、つづいてリーダ部IIの構成について説明する。
【0032】
プリンタ部Iは、矢印R1方向に回転駆動される像担持体としての感光ドラム1を有する。感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿って順に、一次帯電器(帯電手段)2、露光装置(露光手段)3、現像装置(現像手段)4、転写装置(転写手段)5、クリーニング装置(クリーニング手段)6、前露光ランプ(前露光手段)7等が配置されている。
【0033】
転写装置5の下方、すなわちプリンタ部Iの下半部には、記録材Pの供給搬送部(給搬送手段)8が設けてある。また、転写装置5の上部には分離装置(分離手段)9が、また分離装置9の下流側(記録材Pの搬送方向についての下流側)には定着器(定着手段)10、排紙部(排紙手段)11がそれぞれ配置されている。また、プリンタ部Iの現像装置4の近傍には、環境検知手段としての環境センサ(不図示)が配置されている。なお、本実施の形態では、環境センサとして、現像装置近傍の雰囲気の湿度を検知する湿度センサが配設されている。
【0034】
感光ドラム1は、アルミニウム製のドラム状の基体1aと、その表面を覆うOPC(有機光半導体)の感光層1bとを有している。感光ドラム1は、駆動手段(不図示)により矢印R1方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動される。
【0035】
一次帯電器2は、例えば、スコロトロンタイプのコロナ帯電器によって構成されている。この一次帯電器2は、感光ドラム表面に対向する部分が開口したシールド2aと、シールド2aの内側に感光ドラム表面の母線と平行に配置された放電ワイヤ2bと、シールド2aの開口部に配置された帯電電位を規制するグリッド2cとを有している。一次帯電器2は、帯電バイアス印加電源(不図示)によって帯電バイアスが印加され、これにより、感光ドラム表面を所定の極性・電位に均一(一様)に帯電するようになっている。
【0036】
露光装置3は、リーダ部IIからの画像信号に基づいてレーザ光Eを発光するレーザ出力部(不図示)と、レーザ光Eを反射するポリゴンミラー3aと、レンズ3bと、ミラー3cとを有する。露光装置3は、このレーザ光Eを感光ドラム表面に照射することによって露光し、露光部分の電荷を除去して静電潜像を形成する。本実施の形態では、原稿Dの画像がイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色に色分解され、感光ドラム表面にそれぞれの色に対応した静電潜像が順次に形成されるようになっている。
【0037】
現像装置4は、感光ドラム1の回転方向に沿って上流側から順に4個の現像器、すなわち現像器4Y、4C、4M、4Kを備えている。これら4個の現像器4Y、4C、4M、4Kは、それぞれ現像容器(不図示)を有していて、これら現像容器には、それぞれ樹脂を基体としたイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のトナーとキャリヤを有する二成分の現像剤を収納している。各現像器4Y、4C、4M、4Kは、それぞれ現像スリーブ4aとこの現像スリーブ4aを感光ドラム表面に接離させる偏心カム4bとを有している(ただし、同図では、イエローの現像器4Yのもののみ図示)。この現像スリーブ4aは、その表面に現像剤を担持して感光ドラム1と対向した現像部へ搬送し、感光ドラム上の静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像するものである。静電潜像の現像に際しては、現像に供される所定の色の現像器が、偏心カム4bによって択一的に感光ドラム表面に近接した現像位置に配置されて、現像スリーブ4aを介して静電潜像にトナーを付着させて現像し、静電潜像をトナー像として可視化するようになっている。現像に供せられる現像器以外の他の3つの現像器は、現像位置から離れた退避位置に配置される。
【0038】
本実施の形態においては、各現像容器4Y、4C、4M、4Kに補給するためのトナーが収納されたホッパーが設けられている。この各ホッパーからは、後述するパッチ画像の濃度に応じた量のトナー(あるいはトナー及びキャリヤ)が現像容器に補給されるようになっている。このトナーの補給によって、パッチ画像の濃度が所定の濃度となるようにしている。
【0039】
なお、画像形成装置に着脱可能に装着された、例えば、現像剤カートリッジのような補給用の現像剤を収容した各現像剤補給容器から各現像容器へ現像剤を直接補給するような構成であっても構わない。
【0040】
また、上述したように、補給する現像剤としてはトナーだけでなく、トナー及びキャリヤが混合されたものを補給する構成であっても構わない。
【0041】
転写装置5は、表面に記録材Pを担持する転写ドラム(記録材担持体)5a、感光ドラム上のトナー像を記録材Pに転写する転写帯電器5b、記録材Pを転写ドラム5aに静電吸着するための吸着帯電器5cとこれに対向する吸着ローラ5d、内側帯電器5e及び外側帯電器5fを有している。転写ドラム5aは、矢印R5方向に回転駆動されるように軸支されており、その周面開口域には、誘電体からなる記録材担持シート5gが円筒状に一体的に張設されている。記録材担持シート5gは、ポリカーボネートフィルム等の誘電体シートを使用している。
【0042】
クリーニング装置6は、記録材Pに転写されずに感光ドラム表面に残ったトナー(残留トナー)を掻き落とすクリーニングブレード6a、及び掻き落としたトナーを収容する回収容器6bを備えている。
【0043】
前露光ランプ7は、一次帯電器2の上流側に隣接して配置されている。前露光ランプ7は、クリーニング装置6によって清掃された感光ドラム表面の不要な電荷を除去するものである。
【0044】
給紙搬送部8は、大きさの異なる記録材Pを積載収納する複数の給紙カセット8a、給紙カセット8a内の記録材Pを給紙する給紙ローラ8b、多数の搬送ローラ、及びレジストローラ8c等を有している。給紙搬送部8は、画像形成に供される記録材Pを転写ドラム5aに供給するものである。なお、手差しとなる記録材Pは、手差しトレイ20から給紙される。
【0045】
分離装置9は、トナー像転写後の記録材Pを転写ドラム5aから分離するための分離帯電器9a、分離爪9b、及び分離押し上げコロ9c等を有している。
【0046】
定着器10は、内側にヒータを有する定着ローラ10aと、この定着ローラ10aの下方に配置されて記録材Pを定着ローラ10aに押し付ける加圧ローラ10bとを有する。
【0047】
排紙部11は、定着器10の下流側に配置された、搬送パス切り換えガイド11a、排出ローラ11b、排紙トレイ11c等を有する。搬送パス切り換えガイド11aの下方には、1枚の記録材Pに対してその両面に画像形成を行うための搬送縦パス11d、反転パス11e、積載部11f、中間トレイ11g、さらに搬送ローラ11h、11i、反転ローラ11j等が配置されている。
【0048】
感光ドラム1の周囲における一次帯電器2と現像装置4との間には、感光ドラム表面の帯電電位を検出する電位センサS1が、また現像装置4と転写ドラム5aとの間には、感光ドラム上のトナー像の濃度を検知する濃度センサS2が、それぞれ配置されている。濃度センサS2については後に詳述する。
【0049】
つづいて、リーダ部IIについて説明する。
【0050】
プリンタ部Iの上方に配置されたリーダ部IIは、原稿Dが載置される原稿台ガラス12a、移動しながら原稿Dの画像面を露光走査する露光ランプ12b、原稿Dからの反射光をさらに反射させる複数のミラー12c、反射光を集光するレンズ12d、及びレンズ12dからの光に基づいてカラー色分解画像信号を形成するフルカラーセンサ12e等を有する。カラー色分解画像信号は、増幅回路(不図示)を経てビデオ処理ユニット(不図示)によって処理された後、上述のプリンタ部Iに送出される。
【0051】
上記構成の画像形成装置の動作を簡単に説明する。画像としては、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順に4色のフルカラー画像を形成するものとする。
【0052】
リーダ部IIの原稿台ガラス12a上に載置された原稿Dの画像は、露光ランプ12bによって照射され、色分解された後、まず、イエローの画像がフルカラーセンサ12eによって読み取られ、所定の処理を施されて、画像信号としてプリンタ部Iに送られる。
【0053】
プリンタ部Iでは、感光ドラム1が矢印R1方向に回転駆動され、一次帯電器2によって表面が均一に帯電される。上述のリーダ部IIから送られてきた画像信号に基づいて、露光装置3のレーザ出力部からレーザ光Eが照射される。このレーザ光Eは、ポリゴンミラー3a等を介して、帯電済みの感光ドラム表面を露光する。感光ドラム表面の露光を受けた部分は電荷が除去され、これによりイエロー成分色に対応した静電潜像が形成される。
【0054】
現像装置4においては、イエローの現像器4Yが所定の現像位置に配置され、その他の現像器4C、4M、4Kは現像位置から退避される。感光ドラム上の静電潜像は、現像器4Yによってイエロートナーが付着され、イエロートナー像として現像される。この感光ドラム上のイエロートナー像は、転写ドラム5aに担持されている記録材Pに転写される。
【0055】
記録材Pは、原稿画像に適した大きさのものが所定の給紙カセット8aから給紙ローラ8b、搬送ローラ、及びレジストローラ8c等を介して所定のタイミングで転写ドラム5aに供給される。このように供給された記録材Pは、転写ドラム表面の記録材担持シート5fに吸着されて巻き付き、転写ドラム5aの矢印R5方向の回転に伴って回転して、転写帯電器5bによって感光ドラム上のイエロートナー像が転写される。
【0056】
トナー像が転写された後の感光ドラム1は、表面の残留トナーがクリーニング装置6によって除去され、さらに前露光ランプ7によって不要な電荷が除去されて、上述の一次帯電から始まる次の色の画像形成に供される。
【0057】
以上の、イエローの対する一連の画像形成プロセス、すなわち原稿Dの読取り、一次帯電、露光、現像、転写、クリーニングを、イエロー以外の他の3色、すなわちシアン、マゼンタ、ブラックについても同様に行い、転写ドラム上の記録材P上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する。
【0058】
4色のトナー像の転写を受けた記録材Pは、分離帯電器9a、分離爪9b等によって転写ドラム5aから分離される。分離された記録材Pは、4色の未定着のトナー像を表面に担持した状態で定着器10に搬送される。記録材Pは、定着器10の定着ローラ10a及び加圧ローラ10bによって加熱・加圧され、表面にトナー像が溶融固着されて定着される。トナー像定着後の記録材Pは、排出ローラ11bによって排紙トレイ11c上に排出される。
【0059】
なお、記録材Pの両面に画像を形成する場合は、記録材Pが定着器10を出た後、直ぐに搬送パス切り換えガイド11aを駆動して、記録材Pを搬送縦パス11dを経て反転パス11eに一旦導いた後、反転ローラ11jの逆転により、送り込まれた際の後端を先頭にして、送り込まれた方向と反対向きに退出させ、中間トレイ11gに収納する。その後、再度、上述の画像形成プロセスによって記録材Pのもう一方の面に画像を形成した後、排紙トレイ11c上に排出する。
【0060】
記録材分離後の転写ドラム5aにおいては、記録材担持シート5g上への粉体の飛散付着、記録材P上のオイルの付着等を防止するために、記録材担持シート5gを介して対向するファーブラシ13aとバックアップブラシ13b、及びオイル除去ローラ14aとバックアップブラシ14bによって清掃する。このような清掃は、画像形成前又は画像形成後に行い、またジャム(紙詰まり)発生時には随時行う。
【0061】
つぎに、本発明の特徴である現像剤補給量決定方法について説明する。
【0062】
前述の濃度センサS2としては、例えば、図2に示すように、発光部51と受光部52とを有する反射型の光センサによって構成され、これら発光部51と受光部52とは、CPU(制御手段)53に接続されている。発光部51から発生された照射光L1は、感光ドラム上に形成されたパッチ画像Aによって反射される。その反射光L2が受光部52によって受光される。受光された反射光L2の光量は、CPU53によって出力電圧に変換される。
【0063】
上述のパッチ画像Aは、帯電後の感光ドラム表面を露光装置3(図1参照)のレーザ光Eで露光することにより形成されたパッチ潜像に、現像装置4によってトナーを付着させてトナー像として現像したものである。このときのパッチ画像Aの濃度は、例えばレーザ光Eの強さによって上述のCPU53により潜像コントラスト(静電潜像の明部(画像部)電位と暗部(非画像部)電位との差)を変えることにより、比較的容易に変更することができる。
【0064】
したがって、本発明では、濃度制御時、レーザ光Eの強度を変えて潜像コントラストを変更することにより、濃度の異なる複数のパッチ画像を形成し、それぞれの濃度を検知するようにしている。
【0065】
ところで、この場合、潜像コントラストが一定であっても、現像剤の水分量によってパッチ画像の濃度が変わる。そこで、環境センサによって画像形成装置の雰囲気の水分量を検出して、その水分量による変動分をキャンセルするように、CPU53によりレーザ光Eによる潜像コントラストを制御するようにしている。
【0066】
図3を参照して、本実施の形態における初期濃度の設定方法、及び現像剤の補給量決定方法について説明する。
【0067】
本発明においては、雰囲気環境(湿度)に応じて決定された画像形成条件に基づいて現像器4Y,4C,4M,4Kの現像容器内の二成分現像剤を用いて像担持体(感光ドラム)1上に濃度検知用画像(パッチ画像)Aを形成する画像形成手段(一次帯電器2,露光装置3,現像装置4)と、濃度検知用画像の濃度を検知する濃度センサS2と、濃度センサS2の検知出力を補正する補正手段と、補正手段により得られた補正値を、濃度センサS2の検知出力と比較する初期目標値として設定する初期設定手段と、濃度センサS2の検知出力と上述の初期目標値とに応じて現像剤補給容器から現像容器へ補給すべき現像剤の補給量を決定する決定手段と、を有することを特徴としている。
【0068】
上述の補正手段,初期設定手段,決定手段は、いずれもCPU53内に設けられている。
【0069】
上述の図3は、1m3当たりの水分量が1g、10g、20gの状態で十分調湿された現像剤による、潜像コントラストとパッチ濃度(パッチ画像の濃度、以下同じ。)との関係を示している。同図の横軸は潜像コントラスト(V)を、また縦軸はパッチ濃度(光学濃度:O.D.)を示している。
【0070】
このとき現像バイアスは適宜の値に設定している。コントラストの変更はグリッド電位(暗部電位Vd)の変更で行った。Vback(暗部電位と現像バイアスの直流成分(DC)との差)は固定(120V)とし、現像バイアスは各コントラストに対し適宜決まる。水分量が大きくなるに従って現像剤(トナー)のトリボ(摩擦帯電電荷量)が小さくなるので、同じ潜像コントラストでもパッチ濃度が高くなっている。
【0071】
なお、同図中のパッチ濃度については、濃度センサS2が画像形成装置の機種によってばらつくことや、発光部51のLEDの温度特性等があることなどを考慮して、感光ドラム上に形成したパッチ画像を一旦、記録材Pとしての紙上に転写し、この転写後のパッチ画像の濃度を、1個の共通の反射型濃度測定装置(X−Rite404)で測定して求めた。
【0072】
水分量1g、10g、20gにおけるパッチ濃度は、潜像コントラストが300Vのときそれぞれ0.6(c点、)、0.8(b点)、1.1(a点)となり、また潜像コントラストが400Vのときそれぞれ0.8g(f点)、1.2(e点)、1.6(d点)となる。パッチ濃度の基準濃度を0.8とした。水分量1g、10g、20gでパッチ濃度が0.8になるための潜像コントラストは、それぞれ400V、300V、200Vとなっている。
【0073】
図4に、パッチ濃度と濃度センサのセンサ出力値(出力電圧)との関係示す。横軸にパッチ濃度(O.D.)を、また縦軸にセンサ出力値(V)を取っている。同図から分かるように、濃度センサS2の感度(パッチ濃度の感度)は、濃度−出力曲線の傾きが最大となるパッチ濃度0.8のときに最も良好となる。なお、パッチ濃度が0.4〜1.2の間であれば、十分にパッチ濃度が制御可能であることが、過去の検討から分かっている。
【0074】
そこで、本実施の形態では、パッチ濃度が0.4以上1.2以下を初期濃度の設定可能領域とした。またパッチ濃度と現像剤濃度の関係は、パッチ濃度が0.2変わると現像剤濃度が1%変わることが分かっている。かつ、現像剤濃度が初期濃度から3%以上大きくなると、かぶり及びトナー飛散がひどくなり、4%以上になると、現像剤が現像器から溢れ出てくることも分かっている。このことから現像剤濃度の変化を3%以内、したがってパッチ濃度の変化を0.6以内に止めなければならない。
【0075】
本実施の形態においては、濃度センサの高感度領域を使用するために、初期設定時のパッチ濃度が0.8となるよう、各環境毎に潜像コントラストを設定している。潜像コントラスト設定値は過去の検討結果より決めており、初期設定時には上述の初期濃度設定可能領域である0.4以上1.2以下をほぼ満足する。初期設定時に上述の設定可能領域を外れた場合には、レーザ光Eの強度を変更し、再度初期設定を行う。再設定時は、濃度が1.2を超えたときはレーザの出力レベルを16レベル下げ、一方、濃度が0.4を下回ったときはレーザの出力レベルを16レベル上げてパッチを形成する。レーザ出力レベルは0〜255(8bit)で変更可能であり、最大濃度で255レベルとしている。
【0076】
本実施の形態において、一例として、画像形成装置の環境センサの検出した水分量が1g、現像容器内の水分量が10gの条件のとき、潜像コントラストを400Vとして初期濃度設定を行った。この潜像コントラスト400Vは、画像形成装置の環境センサが検出した水分量1gのときにパッチ濃度が0.8となる値である。各水分量で調湿された現像剤で現像したパッチ濃度が、基準濃度である0.8になるよう潜像コントラストを設定している。
【0077】
図3から分かるように、上述の条件で設定されたパッチ画像の初期濃度はe点の1.2であり、現像剤が水分量1gに調湿された場合のf点の0.8とは濃度で0.4ずれており、このまま初期設定を行い、その後に現像剤が調湿された場合、パッチ濃度の低下により、現像器にトナーを補給してパッチ濃度を1.2に制御する。このとき現像剤濃度は2%高めとなる。すなわち目標とする現像剤濃度が高めとなる。上述したように現像剤濃度が初期濃度から3%以上高くなるとかぶりやトナー飛散が多くなることから、目標値自体が2%高めになると、かぶりやトナー飛散に対するマージンが1%となる。このため、通常使用上においても様々なバラツキ要因により、各現像容器内の現像剤濃度(T/C比(トナー及びキャリヤ重量に対するトナーの重量比))が初期に対し3%以上高くなることがあり、かぶりやトナー飛散が発生していた。
【0078】
そこで、本実施の形態においては、環境センサで検知した水分量に基づく潜像コントラストで形成したパッチ潜像を、環境センサで検知した水分量に調湿された現像剤と、補給用の現像剤が充填されている密閉容器中の水分量に調湿された現像剤との双方で現像した場合の濃度の差分をキャンセルするように、初期設定時に検知した濃度に対し所定の変更量を加算して初期濃度(初期目標値)とした。
【0079】
本実施の形態では、画像形成装置の環境センサの検出した水分量が1g、密閉容器内の水分量が10gの条件としたため、初期時と調湿後のパッチ濃度差を−0.4とし、初期設定時のパッチ濃度1.2に加算して、初期濃度を0.8として設定した。この場合、前述したかぶりやトナー飛散は発生せず、各現像容器内の現像剤濃度を正確に制御できた。
【0080】
環境センサが検出した水分量に対するパッチ濃度の変更量は、図3のデータをもとに図5に示すように決めた。本実施の形態においては、初期設定時に環境センサが検知した水分量に対する変更量を図5のテーブルから選択し、検知したパッチ濃度に加算し、初期濃度として自動的に設定するようにした。
【0081】
そして、その後の濃度制御は、この初期濃度(初期目標値)に基づいて行う。すなわち、濃度センサの検知出力と初期濃度とを比較して、その結果に基づいて、ホッパーから現像容器に補給するトナーの量を決定し、その量のトナーを補給して、現像容器内の現像剤の濃度が所定の値となるようにしている。
【0082】
<実施の形態2>
本実施の形態に係る画像形成装置は、現像剤の濃度制御として、実施の形態1で用いたパッチ濃度を濃度センサで検知し制御する方式(パッチ検ATR)に、さらに現像容器内に設置した濃度センサ(光学センサ)により現像器内の現像剤濃度を反射光量で検知して制御する方式(現像剤反射ATR)を組み合わせたことを特徴としている。この現像剤反射ATRセンサは、現像容器から現像スリーブ上に現像剤が汲み上げられた後であってこれが現像領域へ搬送される前の時点での、現像スリーブ上の現像剤濃度を検知するように配置するのが好ましい。
【0083】
本実施の形態における現像剤濃度制御は、現像剤反射ATRによりトナー補給を行わせる。本実施の形態においても上述の実施の形態1と同様な初期設定を行い、初期のパッチの濃度を目標値として設定しておく、加えて初期設定時に現像剤反射ATRの出力値も現像剤反射ATRの目標値として設定しており、現像剤反射ATRはその目標値と現在の出力値の差分を見てトナー補給を行う。さらに、パッチ画像の濃度差(目標値と検出値との差)の出力信号から、パッチ画像濃度を初期濃度に戻すのに必要なトナー過不足量を制御装置CPUで演算し、そのトナー補給量を現像剤反射ATR目標値補正量とし、それに相当する信号レベルに変換して、現像剤反射ATRに設定した目標濃度を補正し、現像剤反射ATR方式によるトナー補給制御を、補正された目標値に基づいたトナー補給量により行わせる。またその補正量に画像安定のための上限値及び下限値を設けるというものである。本実施の形態においては、現像剤反射ATRによる制御を各現像器が現像可能となる毎に(1枚出力するごとに1回)行い、パッチ検ATRによる制御は25枚出力するごとに1回行った。
【0084】
このような現像剤濃度制御においても、前述の実施の形態1と同様に、パッチ画像の初期濃度を、初期検知濃度に水分量に対応する変更量を加算して決めることで、現像剤の調湿による現像剤濃度の変動を抑えることができる。
【0085】
<実施の形態3>
本実施の形態では、目標値の初期設定時の変更量を、段階的に初期濃度に加算していくことを特徴としている。
【0086】
図3を参照して本実施の形態を説明する。初期濃度の設定条件は、前述の実施の形態1と同様に行ったので、パッチ画像の初期濃度はe点の1.2であり、その後、現像剤が水分量1gに調湿されると、パッチ濃度はf点の0.8へ下がる。このパッチ濃度の補正を、変更量を加算して行う。
【0087】
しかし、初期設定時に1度にこの変更量を加算してしまうと、現像剤が調湿されるまでの間は、逆に現像剤濃度を下げてしまい、出力画像濃度の低下を招いてしまう。このため、変更量を現像剤の調湿具合に合わせて段階的に加算することで、より精度よく現像剤濃度を制御することができる。変更量を段階的に加算するタイミングは、初期設定からの時間や出力枚数(画像形成枚数)等に基づいて決めることができる。例えば、実施の形態2において、本実施の形態の方法である変更量を段階的に加算する方法を適用した場合、パッチATRを行う毎に、変更量の1/10を初期濃度に加算していき、10回加算が終わったときに(パッチATRが10回行われたときに)初期濃度の変更を終了するとすると、250枚を出力する間に段階的に目標値を変更したこととなり、またその間に現像剤の調湿が十分に進むため、1度に変更した場合の濃度低下を防ぐことができる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、現像剤の調湿状態を考慮して、画像形成装置の初期設置時等において検知センサの初期目標値設定を行うので、現像容器内の現像剤濃度を精度よく検知することができ、したがって、現像剤の補給量を精度よく決定して濃度制御を良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明でパッチ画像の濃度検知に使用する濃度センサ(光センサ)を説明する図である。
【図3】本発明の初期濃度の設定方法の説明で使用した、潜像コントラストとパッチ濃度との関係を示す図である。
【図4】パッチ濃度と濃度センサの出力値(出力電圧)との関係を示す図である。
【図5】環境センサ(湿度センサ)が検出した水分量に対する、パッチ濃度の変更量を示す図である。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム)
4 現像装置
4Y,4C,4M,4K
現像器
53 制御手段(CPU)
A 濃度検知用画像(パッチ画像)
S1 電位センサ
S2 濃度センサ(光センサ)
Claims (6)
- 少なくともトナーを含む補給用現像剤が収容され密閉された現像剤補給容器を画像形成装置に新たに装着した後、前記補給用現像剤をトナーとキャリアを含む現像剤を収容する現像装置に補給する工程と、
環境センサによる雰囲気環境の検知結果に応じて決定された画像形成条件に基づいて、前記現像装置に補給された前記補給用現像剤を用いて像担持体上に濃度検知用画像を形成する画像形成工程と、
前記濃度検知用画像の濃度を濃度センサにより検知する検知工程と、
前記雰囲気環境と前記密閉された現像剤補給容器内の環境との関係により事前に決められた前記雰囲気環境と変更量の関係から、前記環境センサの検知結果に応じた変更量を求め、該求められた変更量を用いて前記濃度センサの検知出力を補正する補正工程と、
前記補正工程にて得られた補正値を、前記濃度センサの検知出力と比較する初期目標値として設定する初期設定工程と、
前記濃度センサの検知出力と前記初期目標値とに応じて前記現像剤補給容器から前記現像装置へ補給すべき現像剤の補給量を決定する決定工程と、を有する、
ことを特徴とする現像剤の補給量決定方法。 - 前記画像形成工程において前記濃度センサの検知出力が前記濃度センサの高感度領域内となるように濃度検知用画像を形成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像剤の補給量決定方法。 - トナーとキャリアを含む現像剤を収容する現像装置と、
少なくともトナーを含む補給用現像剤が収容されて密閉されており、画像形成装置本体に対して着脱可能な現像剤補給容器と、
雰囲気環境を検知する環境センサと、
該環境センサの検知結果に応じて決定された画像形成条件に基づいて、新たに装着された前記現像剤補給容器から前記現像装置に補給された前記補給用現像剤を用いて像担持体上に濃度検知用画像を形成する画像形成手段と、
前記濃度検知用画像の濃度を検知する濃度センサと、
前記雰囲気環境と前記密閉された現像剤補給容器内の環境との関係により事前に決められた前記雰囲気環境と変更量の関係から、前記環境センサの検知結果に応じた変更量を求め、該求められた変更量を用いて前記濃度センサの検知出力を補正する補正手段と、
前記補正手段により得られた補正値を、前記濃度センサの検知出力と比較する初期目標値として設定する初期設定手段と、
前記濃度センサの検知出力と前記初期目標値とに応じて前記現像剤補給容器から前記現像装置へ補給すべき現像剤の補給量を決定する決定手段と、を有する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成手段は、前記濃度センサの検知出力が前記濃度センサの高感度領域内となるように濃度検知用画像を形成する、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記補正手段は、前記濃度センサの検知出力が前記初期目標値となるまで段階的に補正する、
ことを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。 - 前記補正手段によって前記濃度センサの検知出力の補正を所定時間経過する毎に、又は所定の画像形成回数毎に段階的に行う、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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