JP3414474B2 - トナー濃度検知制御方法 - Google Patents

トナー濃度検知制御方法

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JP3414474B2
JP3414474B2 JP02763394A JP2763394A JP3414474B2 JP 3414474 B2 JP3414474 B2 JP 3414474B2 JP 02763394 A JP02763394 A JP 02763394A JP 2763394 A JP2763394 A JP 2763394A JP 3414474 B2 JP3414474 B2 JP 3414474B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機,プリンタ,ファ
クシミリ等の電子写真式画像形成装置のトナー濃度検知
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機,プリンタ,ファクシミ
リ等の電子写真式画像形成装置においては、ドラム状感
光体,ベルト状感光体等からなる感光体をモータにより
回転させ、この感光体上に帯電装置及び露光手段からな
る潜像形成手段により均一な帯電及び画像露光を行って
静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置で現像して
トナー像とし、このトナー像を転写装置により給紙装置
からの用紙に転写して定着装置で定着し、クリーニング
装置で感光体をトナー像転写後にクリーニングするとい
う画像形成工程を行っている。
【0003】また、電子写真式画像形成装置において、
トナー濃度が所定レベル以下になったとき画像形成のイ
ンターバル(転写工程の間隔とほぼ同じ)を標準より長
くする方法が特開昭63−243980号公報に記載さ
れている。また、電子写真式画像形成装置において、現
像装置内の現像剤のトナー濃度が所定レベル以下になっ
たときに用紙の給紙タイミングを遅らせたり、一時的に
画像形成動作を停止させたりする方法が特開昭63−2
87978号公報,特開昭63ー287979号公報,
特開昭63ー287980号公報などに記載されてい
る。
【0004】近年、複写機をはじめとする電子写真方画
像形成装置においては、発生するオゾンが少なく、かつ
用紙全体にわたって良好な転写が行なえるということで
中抵抗体からなる可撓性のエンドレスベルトを用いた転
写ベルト装置が使われている。この転写ベルト装置は、
駆動部により回転駆動されて感光体に接離される転写ベ
ルトと、この転写ベルトに転写バイアスを印加する転写
バイアス印加手段とを有し、転写時には転写ベルトが感
光体に当接するとともに、転写バイアス印加手段から転
写ベルトに転写バイアスが印加されて転写ベルトと感光
体とのニップ部を通過する用紙へ感光体上のトナー像を
転写させる。
【0005】また、現像装置内の現像剤のトナー濃度を
制御するためのトナー濃度検知方法は、感光体上に形成
した基準濃度パターン(以下Pセンサーパターンと呼
ぶ)の反射濃度を検知する光学センサー(以下Pセンサ
ーと呼ぶ)と、現像装置内の現像剤の透磁率を検知して
トナー濃度を推定する磁気センサー(以下Tセンサーと
呼ぶ)とを組み合わせて用いる方法がとられるようにな
ってきた。Pセンサーは、従来、現像装置の下流に配置
されていたが、現像装置からの飛散トナーによって引き
起こされる不具合を回避するために、クリーニング装置
の下部、つまり転写ベルト装置の下流に配置されるよう
になった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
方法は、いずれもトナー濃度が回復するまでの時間を稼
ぐことによって所定のトナー濃度において画像形成動作
を行わせようとするものであるが、1枚分の画像形成を
行うために必要な時間が長くなり、結局は画像形成物の
生産性が悪くなる。
【0007】また、上記転写ベルト装置を用いた電子写
真式画像形成装置では、Pセンサーが転写ベルト装置の
下流に置かれる場合は、感光体上の現像されたPセンサ
ーパターンの反射濃度を検出するには、Pセンサーパタ
ーンが転写ベルト装置に転写して持ち去られないように
しなければならず、つまり、転写ベルトを感光体から離
した状態にしなければならない。一般に、Pセンサーに
よるPセンサーパターンの反射濃度検出は数枚分の画像
形成毎に行う必要がある。したがって、転写ベルトを画
像形成工程毎(転写工程毎)に感光体から接離させる動
作を行うか、少なくともPセンサーパターンの反射濃度
検出時には転写ベルトを感光体から離隔する動作を行う
ように構成しなければならない。
【0008】しかし、電子写真式画像形成装置の中に
は、連続的に画像形成動作を行うリピート時の画像形成
工程の間隔(転写紙の搬送間隔)が短く、Pセンサーパ
ターンを形成できない場合もある。したがって、次の点
が問題となる。
【0009】(1)画像形成工程の間隔が比較的短い場
合のPセンサーパターン形成と転写ベルト装置の制御方
法をどのようにするか。
【0010】(2)画像形成工程を如何に効率良く行っ
て画像形成物の生産性を落とさないようにするか。
【0011】(3)転写ベルト装置の接離動作をできる
だけ少なくし、装置の信頼性を如何に上げるか。
【0012】(4)リピート時の画像形成工程を如何に
より制御し易い手順にするか。
【0013】本発明は、制御が簡単で画像形成物の生産
性を落とさずに画像形成工程を効率良く行うことがで
き、転写ベルト装置の接離動作を少なくできてトナー飛
散を防止でき信頼性を上げることができるトナー濃度検
知制御方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、回転される感光体と、この
感光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記感
光体上の静電潜像を現像してトナー像とする現像手段
と、この現像手段内の現像剤のトナー濃度を推定するト
ナー濃度検知手段と、前記感光体上のトナー像を用紙に
転写させる転写ベルト装置と、前記感光体の回転方向に
対して前記転写ベルト装置より下流側で前記感光体上の
トナー像の濃度を検知する濃度検知手段とを有する電子
写真式画像形成装置のトナー濃度検知制御方法におい
て、前記転写ベルト装置で前記感光体上のトナー像を用
紙に転写させる転写工程の間隔を長短2つ設定し、転写
工程の間隔が長い場合には前記転写ベルト装置を前記感
光体から離隔させる動作を行わせるとともに、前記感光
体上に基準濃度パターンの静電潜像を形成して前記現像
手段で現像することにより基準濃度パターンのトナー像
を形成し、この基準濃度パターンのトナー像の濃度を前
記濃度検出手段で検知し、転写工程の間隔が短い場合に
は前記基準濃度パターンの静電潜像形成を行わず、前記
基準濃度パターンの静電潜像形成,現像及び濃度検知は
前記トナー濃度検知手段の出力値が所定の検知濃度範囲
を逸脱した場合に行う。
【0015】請求項2記載の発明は、回転される感光体
と、この感光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段
と、前記感光体上の静電潜像を現像してトナー像とする
現像手段と、この現像手段内の現像剤のトナー濃度を推
定するトナー濃度検知手段と、前記感光体上のトナー像
を用紙に転写させる転写ベルト装置と、前記感光体の回
転方向に対して前記転写ベルト装置より下流側で前記感
光体上のトナー像の濃度を検知する濃度検知手段とを有
する電子写真式画像形成装置のトナー濃度検知制御方法
において、前記転写ベルト装置で前記感光体上のトナー
像を用紙に転写させる転写工程を長短2つ設定して複数
の短い転写工程の間に1つの長い転写工程を介入し、転
写工程の間隔が長い場合にのみ前記転写ベルト装置を前
記感光体から離隔させる動作を行わせるとともに、前記
感光体上に基準濃度パターンの静電潜像を形成して前記
現像手段で現像することにより基準濃度パターンのトナ
ー像を形成し、この基準濃度パターンのトナー像の濃度
を前記濃度検出手段で検知し、前記基準濃度パターンの
静電潜像形成,現像及び濃度検知は前記トナー濃度検知
手段の出力値が所定の検知濃度範囲を逸脱した場合に行
う。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【実施例】本発明の実施例は、転写ベルト装置とPセン
サー、または転写ベルト装置とPセンサーおよびTセン
サーとを有する電子写真式画像形成装置における画像形
成動作に関係するトナー濃度検知制御方法であり、図2
は請求項1,2記載の発明を応用した電子写真式複写機
からなる電子写真式画像形成装置の第1例を示す。感光
体、例えばドラム状感光体11の周りには、電子写真プ
ロセスで用いる帯電チャージャからなる帯電手段12、
露光手段13、イレーサ14、現像装置からなる現像手
段15、転写ベルト装置からなる転写分離手段16、反
射型光学センサーからなる濃度検出器(Pセンサー)1
7、クリーニング装置18、除電ランプからなる除電手
段19等が感光体11の回転方向へ順次に設置されてお
り、帯電手段12及び露光手段13は潜像形成手段を構
成する。
【0021】画像形成動作時(複写動作時)には、感光
体11がメインモータにより回転駆動されて帯電チャー
ジャ12により均一に帯電され、露光手段13により画
像露光がなされて静電潜像が形成される。露光手段13
は、原稿台20上に自動原稿搬送装置21により又は手
でセットされた原稿を露光ランプからなる光源22によ
り照明し、その反射光像をミラー23〜25、レンズ2
6、ミラー27〜29を介して感光体11に結像すると
ともに、可動光学系22〜25を往動させることによっ
て原稿を走査する。可動光学系22〜25は原稿走査が
終了した後にホームポジションに復動する。なお、露光
手段13は、原稿を読み取る原稿読み取り装置と、この
原稿読み取り装置からの画像信号を光信号に変換して感
光体11に照射する光電変換手段とにより構成してもよ
く、また、光電変換手段だけでもよい。
【0022】感光体11は、静電潜像形成後にイレーサ
14により不要な領域が除電され、現像装置15により
静電潜像が現像されてトナー像となる。現像装置15に
おいては、現像容器30内のトナーとキャリアを含む2
成分系現像剤は撹拌部材31,32で撹拌されて現像容
器30内を循環する。感光体11と対向して配置された
現像スリーブ33,34は、内部の磁石により現像剤を
磁気的に吸着して磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシ
を回転に伴って搬送する。感光体11上の静電潜像は感
光体11と現像スリーブ33,34との間を搬送される
現像剤により現像されてトナー像となる。トナー補給装
置35は現像容器30内の現像剤にトナーを補給する。
【0023】感光体11は現像装置15により静電潜像
が現像された後に転写前除電器61により除電される。
また、用紙が給紙装置36〜39のうち選択されたもの
からレジストローラ40へ給紙され、レジストローラ4
0は用紙を感光体11上のトナー像に合わせて送出す
る。レジストローラ40からの用紙は、転写ベルト装置
16により感光体11上のトナー像が転写前除電器61
による除電後に転写され、感光体11から分離されて搬
送される。転写ベルト装置16により搬送された用紙
は、定着装置41によりトナー像が定着され、コピーと
して排出される。このような複写動作は、操作部のスタ
ートスイッチが押されることにより開始され、操作部で
設定された複写枚数だけ連続的に繰り返して行われる。
【0024】図1はこの第1例の制御系を示す。この第
1例は、現像装置15の現像能力を安定させるべく可変
制御するために、感光体11上のPセンサーパターンの
トナー像の反射濃度を光学的に検知するPセンサー17
と、現像装置15内の現像剤の透磁率(2成分系現像剤
における磁性体であるキャリアと,樹脂であるトナーと
の混合比によって変化する現像剤の透磁率)を検知して
現像剤のトナー濃度を推定する磁気センサー(Tセンサ
ー)からなるトナー濃度検知手段42とを用いている。
メイン制御板からなる制御手段43は、トナー補給量決
定部44を含む現像制御部45と、露光操作値決定部4
6及び帯電操作値決定部47を含む潜像制御部48とを
有し、現像制御部45はPセンサー17の出力値とTセ
ンサー42の出力値とを組み合わせてトナー補給量決定
部44でトナー補給量を決定する。
【0025】トナー補給制御部49は、トナー補給量決
定部44で決定されたトナー補給量に基づいてトナー補
給装置35を制御することによりトナー補給装置35か
ら現像装置15内の現像剤へのトナー補給を制御して現
像装置15内の現像剤のトナー濃度を制御する。また、
表面電位計50は感光体11の表面電位をイレーサ14
と現像装置15との間で測定し、温度センサー51は感
光体11、Pセンサー17及びクリーニング装置18の
近傍で温度を測定する。
【0026】潜像制御部48は、表面電位計50の測定
値及び温度センサー51の測定値等に基づいて露光操作
値決定部46及び帯電操作値決定部47で露光操作値及
び帯電操作値を決定する。露光制御部52は露光操作値
決定部46で決定された露光操作値に基づいて露光ラン
プ22の発光量を制御し、帯電制御部53は帯電操作値
決定部47で決定された帯電操作値に基づいて帯電チャ
ージャ12を制御することにより感光体11の帯電量を
制御する。ADSパターン55(図3参照)は露光ラン
プ22からの光を反射し、その反射光量がADSセンサ
ー54により検知される。現像バイアス制御部56は表
面電位計50の出力値及びADSセンサー54の出力値
等に基づいて現像スリーブ33,34への現像バイアス
電圧を制御する。
【0027】図3に示すように原稿は先端を原稿スケー
ル57に合わせて原稿台20上にセットされるが、原稿
台20の先端部(原稿スケール57の下側及びその手前
側の原稿がセットされない領域)にはVLパターン59
及びVDパターン60からなるPセンサーパターンが形
成されている。VDパターン60は基準濃度、例えば黒
ベタの画像パターンからなる暗部パターンであり、VL
パターン59は感光体11の地肌部濃度、もしくはそれ
より少し暗い低濃度の画像パターンからなる明部パター
ンである。
【0028】Pセンサー17により感光体11上のPセ
ンサーパターンのトナー像の反射濃度を光学的に検知す
る場合には、VLパターン59及びVDパターン60が原
稿台20上の原稿に先立って走査されて露光ランプ22
により照明され、その反射光像がミラー23〜25、レ
ンズ26、ミラー27〜29を介して感光体11に投影
されることによりPセンサーパターンの静電潜像が原稿
画像の静電潜像と重複することなくそれより感光体11
の回転方向上流側に形成される。このPセンサーパター
ンの静電潜像はイレーサ14により消去されずに現像装
置15により現像されてトナー像となる。このPセンサ
ーパターンのトナー像は、転写ベルト装置16をそのま
ま通過してPセンサー17により光学的に濃度が検知さ
れ、クリーニング装置18によりクリーニングされる。
【0029】転写ベルト装置16は、図4に示すように
駆動ローラ62及び従動ローラ63に張架された転写ベ
ルト64と、プランジャソレノイド72(図6参照)の
吸引力により上方向に駆動されて転写ベルト64を感光
体11へ接触させたりプランジャソレノイド72のオフ
でバネの力により下方向に復帰して転写ベルト64を感
光体11から離隔したりする接離レバー65と、転写ベ
ルト64の内側に当接してバイアス電源装置を構成する
DC高圧電源装置71(図6参照)から転写バイアスが
印加される転写バイアスローラ66と、クリーニングブ
ラシ67及びクリーニングブレード68を有する転写ベ
ルトクリーニング装置69と、転写ベルト64の内側に
当接する接触板からなるフィードバック電極75とを備
えている。転写ベルト64は、可撓性を有していて一定
の電気抵抗を持つエンドレスベルトからなる。駆動ロー
ラ62はモータにより回転駆動されて転写ベルト64を
回転させる。
【0030】図6に示すようにDC高圧電源装置71
は、プランジャソレノイド72を駆動し、接触板75か
らのフィードバック電流を高圧制御板からなる高圧制御
手段73へフィードバックして転写バイアス出力を転写
バイアスローラ66に印加する。高圧制御板73は、メ
イン制御板43からの指令に基づいてコネクタ74を介
してDC高圧電源装置71を制御し、接触板75からの
フィードバック電流を用いて転写バイアス電流が一定に
なるようにDC高圧電源装置71から転写バイアスロー
ラ66への転写バイアス出力を制御する。
【0031】用紙70がレジストローラ40から送られ
て来ない通常の非転写時には、プランジャソレノイド7
2のがオフで図5(a)に示すように転写ベルト64が
感光体11から離隔している。用紙70がレジストロー
ラ40から送られて来る転写時には、プランジャソレノ
イド72がオンしてその吸引力により接離レバー65が
図5(b)に示すように駆動されて転写ベルト64を感
光体11へ接触させ、DC高圧電源装置71から転写バ
イアスローラ66へ転写バイアス出力が印加される。
【0032】レジストローラ40により送出された用紙
70は、転写ベルト64により静電的に吸着されて転写
ベルト64と感光体11とのニップ部で感光体11上の
原稿により作成されたトナー像が静電的に転写された後
に感光体11から分離されて搬送され、駆動ローラ62
の所で用紙70の腰による曲率分離で転写ベルト64か
ら分離されて定着装置41へ送られる。
【0033】Pセンサー17は転写ベルト装置16の感
光体11回転方向下流側に位置しているので、感光体1
1上にPセンサーパターンのトナー像が形成された時に
は転写ベルト64は図5(a)に示すように感光体11
から離れていなければならない。仮に、感光体11上に
Pセンサーパターンのトナー像が形成された時に転写ベ
ルト64が感光体11に接触していたとすると、たとえ
転写ベルト64に転写バイアスがかかっていなかったと
しても、感光体11上のPセンサーパターンのトナー像
は一部が転写ベルト64に剥ぎ取られて乱されることに
なる。
【0034】また、このとき、転写ベルト64上に電荷
が残っていた場合は、感光体11上のPセンサーパター
ンのトナー像は転写ベルト64に転写されることにな
る。これでは、感光体11上のPセンサーパターンのト
ナー像の正確な濃度をPセンサー17で検知することが
できなくなり、Pセンサー17の機能が果たせないこと
になる。そこで、感光体11上にPセンサーパターンの
トナー像が作成された場合には、確実に転写ベルト64
が感光体11から離隔される。
【0035】ところで、各種のコピー速度10cpm,2
0cpm,30cpm,40cpmで連続的に原稿を複写する一
般的な場合は、動作タイミングが図8(a)〜(d)の
タイミングチャートで示すようになる。この図8は、A
4判の用紙を横長に送ったときの転写部での用紙70の
感光体11に対する接離状態のタイミングを表してお
り、図中のP.T.は転写時の状態である。
【0036】この場合、コピー速度と用紙搬送速度(プ
ロセス線速度)は、以下の条件としている。 コピー速度(cpm) 用紙搬送速度(mm/s) 10 100 20 120 30 180 40 240 コピー速度が10cpmのように遅い場合は、前述の不具
合があまり生じないといえる。連続的に原稿を複写する
連続複写時の用紙搬送間隔を全く均等にとった場合、各
用紙間の時間TP(用紙間隔時間)は以下のようにな
る。
【0037】 コピー速度(cpm) 用紙間隔時間(sec) 20 1.25 30 0.83 40 0.63 Pセンサーパターンを感光体11上に作成して転写ベル
ト装置16より下流のPセンサー17まで持っていくた
めに、感光体11に接触していた転写ベルト64を感光
体11から離隔したり、転写ベルト64上の残留電荷が
周囲に影響しないようにするのに、この第1例のよう
に、距離;130mmプラス時間;1秒が必要であると
すると、PセンサーパターンをPセンサー17で検知す
るときには、以下のような用紙間隔時間TL1が必要にな
る。
【0038】 コピー速度(cpm) 用紙間隔時間(sec) 20 2.08 30 1.72 40 1.54 このような場合において第1例では図9に示すように用
紙間隔時間TL1(転写工程の間隔)を制御している。こ
れは、連続複写時に5枚連続複写毎に1回のPセンサー
パターン濃度検知を行えるようにしたものである。5枚
連続複写毎に1回のPセンサーパターン濃度検知を行う
こととしたのは、この位の転写工程間隔であればPセン
サーパターン濃度の検知間隔も十分であるからである。
この第1例によれば、ある複写枚数においてコピー生産
性は増すことはあっても決して劣化することがない利点
がある。ちなみに、この場合の短い方の用紙間隔時間T
S1及び長い方の用紙間隔時間TL1は以下のようになる。
【0039】 コピー速度(cpm) 短用紙間隔時間(sec) 長用紙間隔時間(sec) 20 1.04 2.08 30 0.61 1.72 40 0.40 1.54 第1例では、図9のように部分的に転写ベルト64を感
光体11から離隔させる転写ベルト装置16離隔動作を
行える時間を確保しているのであるが、長用紙間隔のと
きに必ずしも転写ベルト装置16離隔動作を行う必要は
ない。また、現像装置15内の現像剤トナー濃度をTセ
ンサー42で検知しているが、この検知値が所定の範囲
を超えたときのみにPセンサーパターンによる濃度検知
動作を実行すればよい。つまり、長用紙間隔に対して転
写装置16の離隔動作の有無判断を、現像剤トナー濃度
が一定範囲を超えているか否かの判定結果から行わせれ
ばよい。
【0040】図7はPセンサーパターンの濃度と感光体
11の表面電位との関係、感光体11の表面電位とトナ
ー付着量との関係、感光体11のトナー付着量とPセン
サー17の出力値の関係を示す。Pセンサー17とTセ
ンサー42の両方を使ってトナー濃度を制御する一般的
な場合のTセンサー42の使い方は、主に現像装置への
トナー補給動作の異常により短時間に濃度過多になって
現像装置外へのトナー飛散等の多大な障害を未然に防ぐ
ことを目的にしていることが多く、この第1例でも同様
である。
【0041】図11はメイン制御板43の処理フローを
示す。メイン制御板43は、操作部のスタートスイッチ
が押されて複写動作を開始させる場合には、5回の連続
複写動作に付き1回の長用紙間隔時間をとるように複写
間隔などを設定することによりコピーモードを設定す
る。そして、メイン制御板43は、転写間隔(転写工程
の間隔)が短くて短用紙間隔時間をとるコピーサイクル
時には、Tセンサー42をオンさせることによりTセン
サー42に現像装置15内の現像剤の透磁率を検知させ
て現像剤のトナー濃度を推定させ、このTセンサー42
の出力値に基づいてトナー補給制御部49に現像剤トナ
ー濃度制御動作を行わせる。
【0042】この場合、メイン制御板43は、例えばT
センサー42の出力値を基準値と比較してその結果によ
りトナー補給動作の要否を判断し、トナー補給動作が必
要である場合にはトナー補給制御部49にトナー補給装
置35を動作させてトナー補給装置35から現像容器3
0内の現像剤へトナーを補給させる。次に、メイン制御
板43は第1例の各部を制御して上述のように複写動作
を行わせる。
【0043】また、メイン制御板43は、転写間隔が長
くて長用紙間隔時間をとるコピーサイクル時には、第1
例の各部を制御してPセンサーパターンのトナー像を形
成させる。この場合、Vパターン59及びVDパター
ン60が原稿台20上の原稿に先立って走査されて露光
ランプ22により照明され、その反射光像がミラー23
〜25、レンズ26、ミラー27〜29を介して感光体
11に投影されることによりPセンサーパターンの静電
潜像が原稿画像の静電潜像と重複することなくそれより
感光体11の回転方向上流側に形成される。このPセン
サーパターンの静電潜像はイレーサ14により消去され
ずに現像装置15により現像されてトナー像となる。
【0044】そして、メイン制御板43は、高圧制御板
73、コネクタ74及びDC高圧電源装置71を介して
プランジャソレノイド72をオフさせて接離レバー65
を下側に復帰させることにより転写ベルト64を感光体
11から離隔させ、Pセンサー17をオンさせる。Pセ
ンサーパターンのトナー像は、転写ベルト装置16をそ
のまま通過してPセンサー17により光学的に濃度が検
知される。
【0045】次に、メイン制御板43は、Pセンサーパ
ターンにおけるVDパターン60のトナー像に対するP
センサー17の出力値Vspと、Pセンサーパターンにお
けるVLパターンのトナー像に対するPセンサー17の
出力値Vsgとの比Vsp/Vsgを算出し、このVsp/Vsg
に基づいてトナー補給制御部49に現像剤トナー濃度制
御動作を行わせる。
【0046】この場合、メイン制御板43は、Vsp/V
sgがトナー補給基準値を中心とする適正範囲内にあるか
否かを判断することによりトナー補給動作の要否を判断
し、トナー補給動作が必要である場合にはトナー補給制
御部49にトナー補給装置35を動作させてトナー補給
装置35から現像容器30内の現像剤へトナーを補給さ
せる。次に、メイン制御板43は、高圧制御板73、コ
ネクタ74及びDC高圧電源装置71を介してプランジ
ャソレノイド72をオンさせて接離レバー65により転
写ベルト64を感光体11に当接させ、第1例の各部を
制御して上述のように複写動作を行わせる。
【0047】この第1例では、転写ベルト装置16で感
光体11上のトナー像を用紙70に転写させる転写工程
の間隔を長短2種類設定し、転写工程の間隔が長い場合
には転写ベルト装置16を感光体11から離隔させる動
作を行わせるとともに、感光体11上にPセンサーパタ
ーンの静電潜像を形成して現像装置15で現像すること
によりPセンサーパターンのトナー像を形成し、このP
センサーパターンのトナー像の濃度をPセンサー17で
検知し、転写工程の間隔が短い場合にはPセンサーパタ
ーンの静電潜像形成を行わないので、制御手順が複雑に
ならずコピー生産性を落とすことなく複写動作を効率良
く継続することができる。
【0048】また、転写ベルト装置16で感光体11上
のトナー像を用紙70に転写させる転写工程の間隔を長
短2つ設定して間隔が短い複数の転写工程の間に間隔が
長い1つの転写工程を介入し、転写工程の間隔が長い場
合にのみ転写ベルト装置16を感光体11から離隔させ
る動作を行わせるとともに、感光体11上にPセンサー
パターンの静電潜像を形成して現像装置15で現像する
ことによりPセンサーパターンのトナー像を形成し、こ
のPセンサーパターンのトナー像の濃度をPセンサー1
7で検知するので、制御手順が長いものと短いものとの
組み合わせになって制御が簡単になるとともに、コピー
生産性の低下を最小限にとどめることができる。
【0049】請求項3記載の発明を応用した電子写真式
複写機からなる電子写真式画像形成装置の第2例は、上
記第1例において、コピー速度が低い場合に用紙間隔時
間として長用紙間隔時間と短用紙間隔時間を交互にして
用紙間隔時間が長い時に転写ベルト64を感光体11か
ら離隔するようにしたものであり、図10はその動作タ
イミングを示す。この第2例では用紙間隔時間が以下の
ように設定される。
【0050】 コピー速度(cpm) 短用紙間隔時間(sec) 長用紙間隔時間(sec) 20 0.42 2.08 30 0.33 1.33 コピー速度が30cpmの場合には、本来、長用紙間隔
時間として1.72秒必要であるが、この第2例では
1.33秒しか確保されていない。このため、Pセンサ
ーパターンの濃度をPセンサー17で検知するタイミン
グの前後の余裕度や転写ベルト装置接離動作の余裕度の
減少になっている。これはタイミング精度の向上などで
十分対処出来る範囲の数値である。
【0051】また、短用紙間隔時間は、主に可動光学系
が原稿を走査し終わってから再びホームポジションに戻
るまでのリターン時間により制約される。短用紙間隔時
間は、基本的には可動光学系の加速/減速時の加速度の
大小によるが、一般には可動光学系の復動/往動の比は
6倍弱まで可能であり、この第2例でコピー速度が30
cpmの場合は、短用紙間隔時間が0.2秒くらいにな
る。従って、上記0.33秒の短用紙間隔時間は、少し
減らせる値である。
【0052】この第2例では、転写ベルト64で感光体
11上のトナー像を用紙70に転写させる転写工程の間
隔を長短2つ設定して間隔が長い転写工程と間隔が短い
長い転写工程とを交互に行わせ、転写工程の間隔が長い
場合にのみ転写ベルト64を感光体11から離隔させる
動作を行わせるとともに、感光体11上にPセンサーパ
ターンの静電潜像を形成して現像装置15で現像するこ
とによりPセンサーパターンのトナー像を形成し、この
Pセンサーパターンのトナー像の濃度をPセンサー17
で検知するので、制御手順は転写工程間隔が長いときの
手順と転写工程間隔が短いときの手順の繰り返しになっ
て制御が定型的になり、複数回の連続複写動作に付き1
回の長用紙間隔時間をとる場合に比べて制御が一層簡単
になる。
【0053】上記第1例及び第2例では、転写間隔(転
写工程の間隔)が短くて短用紙間隔時間をとるコピーサ
イクル時には、Tセンサー42の出力値に基づいて現像
剤トナー濃度制御動作を行ったが、本発明を応用した電
子写真式複写機からなる電子写真式画像形成装置の他の
例は、上記第1例,第2例において、メイン制御板43
は図12に示すように転写間隔が短い場合にはTセンサ
ー42の出力値に基づく現像剤トナー濃度制御動作を行
わずに各部を制御して上述のように複写動作を行わせる
ようにしたものである。
【0054】上記第1例では、5回の連続複写動作に付
き1回の長用紙間隔時間をとっているが、請求項5,6
記載の発明を応用した電子写真式複写機からなる電子写
真式画像形成装置の第3例及び第4例は、上記第1例,
第2例において、それぞれ現像装置15内のTセンサー
42出力値が所定の検知濃度範囲を逸脱しているか否
か、表面電位計50によるPセンサーパターン濃度の検
知値と感光体11上の表面電位検出値が所定の関係を逸
脱しているか否かを判断し、Tセンサー42出力値が所
定の検知濃度範囲を逸脱している場合及びPセンサーパ
ターン濃度の検知値と感光体11上の表面電位検出値が
所定の関係を逸脱している場合にPセンサーパターン濃
度検知動作の実行を指令することにより上記回数を可変
するようにし、しかも、1分間にわたる連続複写動作の
中で、Pセンサー17による検知動作回数と長短用紙間
隔時間を次の式で規定して動作させるものである。
【0055】 m:搬送する用紙の1分間の連続複写枚数[cpm] VP:用紙搬送速度[mm/s] LP:搬送する用紙の搬送方向長さ[mm] Ta:転写ベルト装置離隔動作において用紙の搬送時間
に関係なく確保すべき時間[sec] LB:Pセンサーパターンを読み取るとき必要な感光体
11上の長さ とすると、TL:長用紙間隔時間[sec]、TS:短用紙
間隔時間[sec]は、 TL=LB/VP+Ta[sec] Ts=((5・(60/m)−TL)−5・(LP/V
P))/4[sec] で規定され、または、これを整理した次の式でTsが規
定される。
【0056】 Ts=(5・(60/m−LP/VP)−TL)/4[se
c] この例では、転写ベルト64を感光体11に対して接離
させるための駆動源はプランジャーソレノイド72であ
り、このソレノイド72は転写ベルト装置16のバイア
ス電源装置71から供給される電力で駆動されるように
なっている。第3例では、第1例において、転写工程の
間隔が長い場合に対してPセンサーパターンの静電潜像
形成,現像及び濃度検知を行うか否かを、現像装置15
内の現像剤トナー濃度が所定の濃度範囲を逸脱したか否
かによって判断するようにしたので、必要最小限の転写
ベルト装置接離動作とトナー濃度検出動作を行うことが
でき、トナー飛散の防止や転写ベルト装置接離動作が少
なくなって信頼性も上がり、合理的な制御システムを実
現できる。
【0057】また、第4例では、第2例において、転写
工程の間隔が長い場合に対して基準濃度パターンの静電
潜像形成,現像及び濃度検知を行うか否かを、現像装置
15内の現像剤トナー濃度が所定の濃度範囲を逸脱した
か否かによって判断するようにしたので、基本パターン
の繰り返しの制御になって制御が簡便になるとともに、
転写ベルト装置接離動作及びトナー濃度検出動作を必要
最小限にでき、トナー飛散の防止や転写ベルト装置接離
動作が少なくなって信頼性も上がり、合理的な制御シス
テムを実現できる。
【0058】請求項4記載の発明を応用した電子写真式
複写機からなる電子写真式画像形成装置の他の例は、上
述の第1例において、複数(n)回の間隔が短い転写工
程の間に1回の間隔が長い転写工程を介在させて少なく
ともn≧5とし、1分間での連続複写枚数が規定の枚数
を確保するように、n回の短い用紙間隔時間と長い用紙
間隔時間とを設定したものである。この例では、トナー
濃度検知に必要な最小限度の回数を確保しつつ、転写ベ
ルト64の感光体11に対する接離回数を抑えることが
でき、トナー飛散など不具合の確率を減らすことができ
るとともに、コピー生産性の低下をきたすことがない。
なお、本発明は、上述の例に限定されるものではなく、
例えば乾式現像装置を有するファクシミリ,プリンタ等
の電子写真式画像形成装置などに応用することもでき
る。
【0059】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、回転される感光体と、この感光体上に静電潜像を形
成する潜像形成手段と、前記感光体上の静電潜像を現像
してトナー像とする現像手段と、前記感光体上のトナー
像を用紙に転写させる転写ベルト装置と、前記感光体の
回転方向に対して前記転写ベルト装置より下流側で前記
感光体上のトナー像の濃度を検知する濃度検知手段とを
有する電子写真式画像形成装置のトナー濃度検知制御方
法において、前記転写ベルト装置で前記感光体上のトナ
ー像を用紙に転写させる転写工程の間隔を長短2つ設定
し、転写工程の間隔が長い場合には前記転写ベルト装置
を前記感光体から離隔させる動作を行わせるとともに、
前記感光体上に基準濃度パターンの静電潜像を形成して
前記現像手段で現像することにより基準濃度パターンの
トナー像を形成し、この基準濃度パターンのトナー像の
濃度を前記濃度検出手段で検知し、転写工程の間隔が短
い場合には前記基準濃度パターンの静電潜像形成を行わ
ないので、制御手順が複雑にならず、画像形成物の生産
性を落とすことなく画像形成動作を効率良く継続するこ
とが出来る。
【0060】請求項2記載の発明によれば、回転される
感光体と、この感光体上に静電潜像を形成する潜像形成
手段と、前記感光体上の静電潜像を現像してトナー像と
する現像手段と、前記感光体上のトナー像を用紙に転写
させる転写ベルト装置と、前記感光体の回転方向に対し
て前記転写ベルト装置より下流側で前記感光体上のトナ
ー像の濃度を検知する濃度検知手段とを有する電子写真
式画像形成装置のトナー濃度検知制御方法において、前
記転写ベルト装置で前記感光体上のトナー像を用紙に転
写させる転写工程の間隔を長短2つ設定して複数の短い
転写工程の間に1つの長い転写工程を介入し、転写工程
の間隔が長い場合にのみ前記転写ベルト装置を前記感光
体から離隔させる動作を行わせるとともに、前記感光体
上に基準濃度パターンの静電潜像を形成して前記現像手
段で現像することにより基準濃度パターンのトナー像を
形成し、この基準濃度パターンのトナー像の濃度を前記
濃度検出手段で検知するので、制御手順は長いときの手
順と短いときの手順の組み合わせとなって制御が簡単に
なるとともに、画像形成物の生産性の低下を最少限にと
どめることが出来る。
【0061】請求項3記載の発明によれば、回転される
感光体と、この感光体上に静電潜像を形成する潜像形成
手段と、前記感光体上の静電潜像を現像してトナー像と
する現像手段と、前記感光体上のトナー像を用紙に転写
させる転写ベルト装置と、前記感光体の回転方向に対し
て前記転写ベルト装置より下流側で前記感光体上のトナ
ー像の濃度を検知する濃度検知手段とを有する電子写真
式画像形成装置のトナー濃度検知制御方法において、前
記転写ベルト装置で前記感光体上のトナー像を用紙に転
写させる転写工程の間隔を長短2つ設定して間隔が長い
転写工程と間隔が短い長い転写工程とを交互に行わせ、
転写工程の間隔が長い場合にのみ前記転写ベルト装置を
前記感光体から離隔させる動作を行わせるとともに、前
記感光体上に基準濃度パターンの静電潜像を形成して前
記現像手段で現像することにより基準濃度パターンのト
ナー像を形成し、この基準濃度パターンのトナー像の濃
度を前記濃度検出手段で検知するので、制御手順は転写
工程間隔が長いときの手順と転写工程間隔が短いときの
手順の繰り返しになって制御が定型的になり、複数回の
画像形成動作に付き1回の制御を行う場合に比べて一層
簡単になる。
【0062】請求項4記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載のトナー濃度検知制御方法において、間隔が
短い複数(n)回の転写工程の間に間隔が長い1回の転
写工程を介在させる場合には、少なくともn≧5とし、
1分間での連続画像形成枚数が規定の枚数を確保するよ
うに、n回の短い用紙間隔時間と長い用紙間隔時間とを
設定するので、トナー濃度検知に必要な最小限度の転写
ベルト接離動作回数を確保しつつ、転写ベルト接離動作
回数を抑えてトナー飛散など不具合の確率を減らすこと
ができるとともに、画像形成物の生産性の低下をきたす
ことがない。
【0063】請求項5記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載のトナー濃度検知制御方法において、転写工
程の間隔が長い場合に対して前記基準濃度パターンの静
電潜像形成,現像及び濃度検知を行うか否かを、前記現
像手段内の現像剤トナー濃度が所定の濃度範囲を逸脱し
たか否かによって判断するので、転写ベルト装置接離動
作とトナー濃度検出動作を必要最小限にでき、トナー飛
散の防止や転写ベルト装置接離動作を少なくできて信頼
性も上がり、制御システムとして合理的である。
【0064】請求項6記載の発明によれば、請求項3記
載のトナー濃度検知制御方法において、転写工程の間隔
が長い場合に対して前記基準濃度パターンの静電潜像形
成,現像及び濃度検知を行うか否かを、前記現像手段内
の現像剤トナー濃度が所定の濃度範囲を逸脱したか否か
によって判断するので、制御が基本パターンの繰り返し
の制御になって簡便になるとともに、転写ベルト装置接
離動作、トナー濃度検出動作が必要最小限になり、トナ
ー飛散の防止や転写ベルト装置接離動作を少なくできて
信頼性も上がり、制御システムとして合理的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2記載の発明を応用した複写機の第
1例を示す概略図である。
【図2】同第1例を示す断面図である。
【図3】同第1例におけるPセンサーパターンを示す背
面図及び斜視図である。
【図4】同第1例の転写ベルト装置を示す正面概略図で
ある。
【図5】同第1例の転写ベルト装置接離状態を示す正面
概略図である。
【図6】同第1例の一部を示すブロック図である。
【図7】同第1例の原稿濃度からPセンサー出力値まで
の関係を示す特性図である。
【図8】複写機の各種コピー速度における連続複写動作
中の転写部での通紙タイミングを示すタイミングチャー
トである。
【図9】上記第1例の各種コピー速度における連続複写
動作中の転写部での通紙タイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【図10】請求項3記載の発明を応用した複写機の第2
例の各種コピー速度における連続複写動作中の転写部で
の通紙タイミングを示すタイミングチャートである。
【図11】上記第1例におけるメイン制御板の処理フロ
ーを示すフローチャートである。
【図12】本発明を応用した複写機の他の例におけるメ
イン制御板の処理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 感光体 13 露光手段 15 現像装置 16 転写ベルト装置 17 Pセンサー 43 メイン制御板 49 トナー補給制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−323791(JP,A) 特開 平4−60674(JP,A) 特開 平5−254196(JP,A) 特開 平4−36776(JP,A) 特開 平2−205873(JP,A) 特開 平3−251878(JP,A) 特開 平2−251865(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 G03G 15/08 - 15/08 507

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転される感光体と、この感光体上に静電
    潜像を形成する潜像形成手段と、前記感光体上の静電潜
    像を現像してトナー像とする現像手段と、この現像手段
    内の現像剤のトナー濃度を推定するトナー濃度検知手段
    と、前記感光体上のトナー像を用紙に転写させる転写ベ
    ルト装置と、前記感光体の回転方向に対して前記転写ベ
    ルト装置より下流側で前記感光体上のトナー像の濃度を
    検知する濃度検知手段とを有する電子写真式画像形成装
    置のトナー濃度検知制御方法において、前記転写ベルト
    装置で前記感光体上のトナー像を用紙に転写させる転写
    工程の間隔を長短2つ設定し、転写工程の間隔が長い場
    合には前記転写ベルト装置を前記感光体から離隔させる
    動作を行わせるとともに、前記感光体上に基準濃度パタ
    ーンの静電潜像を形成して前記現像手段で現像すること
    により基準濃度パターンのトナー像を形成し、この基準
    濃度パターンのトナー像の濃度を前記濃度検出手段で検
    知し、転写工程の間隔が短い場合には前記基準濃度パタ
    ーンの静電潜像形成を行わず、前記基準濃度パターンの
    静電潜像形成,現像及び濃度検知は前記トナー濃度検知
    手段の出力値が所定の検知濃度範囲を逸脱した場合に行
    うことを特徴とするトナー濃度検知制御方法。
  2. 【請求項2】回転される感光体と、この感光体上に静電
    潜像を形成する潜像形成手段と、前記感光体上の静電潜
    像を現像してトナー像とする現像手段と、この現像手段
    内の現像剤のトナー濃度を推定するトナー濃度検知手段
    と、前記感光体上のトナー像を用紙に転写させる転写ベ
    ルト装置と、前記感光体の回転方向に対して前記転写ベ
    ルト装置より下流側で前記感光体上のトナー像の濃度を
    検知する濃度検知手段とを有する電子写真式画像形成装
    置のトナー濃度検知制御方法において、前記転写ベルト
    装置で前記感光体上のトナー像を用紙に転写させる転写
    工程を長短2つ設定して複数の短い転写工程の間に1つ
    の長い転写工程を介入し、転写工程の間隔が長い場合に
    のみ前記転写ベルト装置を前記感光体から離隔させる動
    作を行わせるとともに、前記感光体上に基準濃度パター
    ンの静電潜像を形成して前記現像手段で現像することに
    より基準濃度パターンのトナー像を形成し、この基準濃
    度パターンのトナー像の濃度を前記濃度検出手段で検知
    し、前記基準濃度パターンの静電潜像形成,現像及び濃
    度検知は前記トナー濃度検知手段の出力値が所定の検知
    濃度範囲を逸脱した場合に行うことを特徴とするトナー
    濃度検知制御方法。
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