JP2002236399A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP2002236399A
JP2002236399A JP2001031824A JP2001031824A JP2002236399A JP 2002236399 A JP2002236399 A JP 2002236399A JP 2001031824 A JP2001031824 A JP 2001031824A JP 2001031824 A JP2001031824 A JP 2001031824A JP 2002236399 A JP2002236399 A JP 2002236399A
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English (en)
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Kenichi Ashida
賢一 芦田
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Minolta Co Ltd
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーの残量が少ないために画像濃度が低下
しても、現像能力以上の現像電位の設定を禁止し、感光
体にキャリアが付着する等の不都合の発生することのな
い画像形成装置及び画像形成方法を提供する。 【解決手段】 テストパターンのトナー像の画像濃度を
画像濃度センサ20で検出し、システム制御部27は検
出された画像濃度に基づいて電位制御部26に最適な現
像バイアス電位、グリッド電圧を演算・設定し、作像動
作が実行される。現像装置14のトナー濃度はトナー濃
度センサ24で検出され、規定値よりも低下すると補給
される。トナー残量が許容限界に近付くと、システム制
御部27から電位制御部26に現像バイアス電位、グリ
ッド電圧の許容範囲の上限値の引き下げが指令され、引
き下げられた許容範囲で画像濃度の制御が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、プリン
タ等の電子写真方式の画像形成装置及びその画像形成方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ等の電子写真方式の画
像形成装置においては、記録媒体に記録された画像濃度
は、画像形成装置の置かれた環境温度等の変化や装置の
使用開始からの時間経過により変化し、濃度が濃くなつ
たり薄くなつたりする。そこで常に画像濃度を一定に保
つには、作像手段の像担持体上に形成された静電潜像の
コントラスト電位、現像装置の現像バイアス電位等の作
像条件や、現像装置内部の現像剤のトナー濃度(キャリ
アとトナーから構成される2成分現像剤における現像剤
総量に対するトナー量の比率)を適切に制御する必要が
ある。
【0003】画像濃度を一定に保つためには、予め設定
されている作像条件で像担持体上にテストパタンの静電
潜像を作成してこれをトナーで現像処理し、得られたト
ナー像の濃度(画像濃度)を光学的に測定し、その測定
結果に基づいて静電潜像のコントラスト電位、現像装置
の現像バイアス電位等の作像条件値を制御し、また現像
装置へのトナー補給量を制御するものが提案されている
(一例として、特開平8−171241号公報参照)。
【0004】また、現像装置のトナー不足又はトナー残
量が予め決定されている所定量に近付いた時など、画像
形成装置に異常があると判断されたときには、画像濃度
を修正する作像条件の変更を禁止するように制御するも
のが提案されている(一例として、特開平10−198
222号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】常に画像濃度を一定に
保つためには、環境温度等の変化や経年変化に基づく作
像条件の変動、即ち感光体の帯電電位、現像バイアス電
位、露光量等の変動を、十分に広い範囲にわたり補正で
きるようにする必要がある。
【0006】例えば、現像装置内のトナー残量が少なく
なつて画像濃度が低下すると、作像条件は画像濃度を高
める方向に変更されるが、このとき、2成分系の現像剤
を使用する現像装置においては、トナー残量が少なくな
つた状態で画像濃度を高めるために現像能力以上の現像
バイアス電位が付与されると、現像剤を構成する成分の
1つであるキャリアが感光体に付着してしまう等の不都
合が発生する。
【0007】この不都合を回避するためには、トナー残
量が予め設定された許容限界値に接近した時点で作像条
件の変更を禁止することが考えられるが、作像条件の変
更を禁止した状態で作像動作を継続すると、形成される
画像の濃度が低下するという不都合が発生し、また、作
像条件の変更を禁止と共に作像動作を禁止すると、画像
形成作業が中断してしまうという不都合が発生する。
【0008】この発明は、上記した種々の不都合を解決
し、トナー残量が予め設定された許容値に接近した時点
からトナー切れにより作像動作が停止するまで、安定し
た画像濃度で作像動作を継続できる画像形成装置、及び
画像形成装置による画像形成方法を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決することを目的とするもので、請求項1の発明は、
画像情報に基づいて静電潜像が形成される像担持体と、
前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段
と、形成された像を記録媒体上に転写する転写手段とか
らなる作像手段に、所定の作像条件値を設定して画像記
録を行う画像形成装置において、前記作像手段の動作状
態を示す情報を検出する第1の検知手段と、テストパタ
ンの現像に使用されたトナー量を検出する第2の検知手
段と、前記第2の検知手段の検出結果に基づいて前記作
像手段の作像条件を制御する制御手段とを備え、前記制
御手段は、前記第1の検知手段で検出された作像手段の
動作状態を示す情報に基づいて演算された作像条件値
が、予め設定されている所定の範囲を越えたときは、作
像条件の範囲を規定する限界値を小さく設定することを
特徴とする画像形成装置である。
【0010】そして、前記第1の検知手段で検出される
作像手段の動作状態を示す情報には、トナー消費量、ト
ナー残存量、記録媒体使用枚数、プリント枚数から選択
されたいずれか1つ又は2以上が含まれる。
【0011】また、前記第2の検知手段は、像担持体、
トナー像を一次保持する中間転写体、記録媒体のいずれ
かの上に形成されたテストパタンのトナー量を検出する
検知手段であり、具体的にはテストパタンの濃度の検出
結果に基づいてトナー量を検出する検知手段である。
【0012】さらに、前記制御手段は、前記第1の検知
手段の検出結果に基づいて演算された作像条件の限界値
が、予め決定されている作像条件の範囲を規定する限界
値を越えるときは、前記作像手段の作像条件を変更しな
いように制御する。
【0013】また、前記制御手段は、前記作像手段にト
ナーが補給されたときは前記作像条件値を予め決定され
ている基準値に設定する。
【0014】前記作像条件値には、感光体の帯電電位、
現像バイアス電位、露光量から選択されたいずれか1つ
又は2以上が含まれる。
【0015】請求項8の発明は、画像情報に基づいて静
電潜像が形成される像担持体と、前記静電潜像を現像し
てトナー像を形成する現像手段と、形成された像を記録
媒体上に転写する転写手段とからなる作像手段に、所定
の作像条件値を設定して画像記録を行う画像形成装置の
画像形成方法であつて、前記作像手段の動作状態を示す
情報に基づいて演算された作像条件値が、予め設定され
ている所定の範囲を越えたときは、作像条件の範囲を規
定する限界値を小さく設定することを特徴とする画像形
成方法である。
【0016】そして、前記作像手段の動作状態を示す情
報には、トナー消費量、トナー残存量、記録媒体使用枚
数、プリント枚数から選択されたいずれか1つ又は2以
上が含まれる。
【0017】また、前記作像条件の範囲を規定する限界
値は、像担持体、トナー像を一次保持する中間転写体、
記録媒体のいずれかの上に形成されたテストパタンのト
ナー量に基づいて決定される。
【0018】そして、決定された作像条件の限界値が、
予め設定されている作像条件の範囲を規定する限界値を
越えるときは、作像条件値を変更しないものとする。
【0019】また、作像手段にトナーが補給されたとき
は、作像条件値を予め決定されている基準値に設定する
ものとする。
【0020】また、前記作像条件値には、感光体の帯電
電位、現像バイアス電位、露光量から選択されたいずれ
か1つ又は2以上が含まれる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0022】[第1の実施の形態]図1は、この発明の
実施の形態の画像形成装置の構成の概略を説明する正面
図である。図1において、画像形成装置10は、感光体
11と、その周辺に配置された帯電チャージャ12、レ
ーザ光投射部を備えた露光装置13、現像装置14、転
写チャージャ15、分離チャージャ16、クリーナ1
7、イレーサ18からなる作像手段を備えている。
【0023】現像装置14の内部には、現像スリーブ2
1、現像パドル22、トナー補給装置23が設けられて
いる。このほか、現像装置14には現像装置14の内部
のトナー濃度(キャリアとトナーから構成される2成分
現像剤における現像剤総量に対するトナー量の比率)を
検出するトナー濃度センサ(ATDCセンサ)24と、
トナー補給装置23内のトナーの残量を計測するトナー
エンドセンサ25が設けられており、トナー濃度センサ
24とトナーエンドセンサ25は、作像手段の動作状態
を示す情報を検出する第1の検知手段を構成している。
【0024】このほか、第2の検知手段として、感光体
11の上に形成されたトナー像のトナー付着量を計測す
る画像濃度センサ(AIDCセンサ)20が、感光体1
1の外周面に接近して配置されている。
【0025】さらに、画像形成装置10の下側には図示
されていない給紙部が設けられており、記録媒体を1枚
づつ転写チャージャ15の配置されている転写位置に給
送するように構成されている。この他、図示されていな
いが、画像形成装置10には給紙部から給紙される記録
媒体の枚数を計数するカウンタ、画像が形成されて排出
部に搬送される記録媒体の枚数を計数するカウンタが設
けられており、これ等のカウンタも作像手段の動作状態
を示す情報を検出する第1の検知手段を構成している。
【0026】この他、画像形成装置10には、帯電チャ
ージャ12のグリッド12aに印加するグリッド電圧の
制御、露光装置13による感光体11への露光量の制
御、現像装置14の現像スリーブ21に印加する現像バ
イアス電位の制御等を行う電位制御部26、及び画像濃
度センサ(AIDCセンサ)20、トナー濃度センサ
(ATDCセンサ)24、トナーエンドセンサ25の検
出信号に基づいて電位制御部26を制御すると共に、画
像形成装置10全体を制御するシステム制御部27が備
えられている。
【0027】次に、画像形成装置10の動作の概略を説
明する。まず、帯電チャージャ12の作用により感光体
11の表面が均一に帯電される。露光装置13のレーザ
光投射装置から画像信号で変調されたレーザ光が帯電さ
れた感光体11の表面に投射されて画像の静電潜像が形
成され、形成された画像の静電潜像は現像装置14によ
り現像され、感光体11の表面にトナー像が形成され
る。
【0028】感光体11の矢印a方向の回転により感光
体11の表面のトナー像が転写位置に来るタイミングに
合わせて、図示しない給紙部から記録媒体が搬送され
る。転写チャージャ15の作用により感光体11の表面
のトナー像は記録媒体の上に転写される。トナー像が転
写された記録媒体は分離チャージャ16の作用により感
光体11の表面から剥離され、図示しない搬送経路を経
てこれも図示されていない定着部を経て定着処理されて
排紙部に搬送される。
【0029】感光体11の表面に残留したトナーはクリ
ーナ17により除去され、さらに感光体11の表面の残
留電荷がイレーサ18により除電される。以上説明した
構成は、公知の電子写真方式の画像形成装置と変わらな
い。
【0030】なお、露光装置13のレーザ光投射装置に
供給される画像信号は、イメージスキャナ等の画像読取
装置から出力される画像信号、パソコン等から出力され
る画像信号、通信ネットワークを経て伝送された画像信
号など、いずれの画像信号であつてもよい。
【0031】次に、画像濃度の制御について説明する。
画像濃度の制御は、画像形成装置10の電源投入時、作
像動作の間の待機時間中など、作像動作が実行されない
予め設定されている所定のタイミングで実行されるもの
とする。
【0032】図2は、画像形成装置の電位制御部26に
設定可能な作像条件値、即ち現像バイアス電位、グリッ
ド電圧の設定可能範囲の一例を示すもので、これらの数
値は、画像形成装置の製造時に予め設定しておくものと
する。図2のテーブルでその数値の最大値、最小値が、
設定可能範囲の上限値、下限値であるが、後述するよう
に、トナーの残量が許容限界に近付いた場合は、設定可
能範囲の上限値が下側に変更される。
【0033】まず、予め設定されている作像条件設定値
(現像バイアス電位、グリッド電圧)で、感光体11の
表面にテストパターンの静電潜像を形成し、これを現像
して得られたテストパターンのトナー量を検出する。ト
ナー量の検出は、テストパターンの濃度を光学的に検出
する画像濃度センサ(AIDCセンサ)20により検出
すれば、テストパターンの大きさが一定であるからトナ
ー量を検出することができる。
【0034】検出された画像濃度データはシステム制御
部27に入力され、ここで検出された画像濃度データに
基づいて最適な現像装置14の現像スリーブ21に印加
する現像バイアス電位、帯電チャージャ12のグリッド
12aに印加するグリッド電圧が演算され、電位制御部
26に対して現像バイアス電位、グリッド電圧の修正が
指令され、作像条件設定値が最適値範囲内に設定され
る。
【0035】例えば、前記した予め決定されている作像
条件値が、現像バイアス電位450V、グリッド電圧6
00V(基準値)に設定されているとき、この作像条件
で感光体11の表面に15mm×40mmのテストパタ
ーンを作成し、これを黒色トナーで現像して黒ベタパタ
ーンのトナー像を形成する。
【0036】得られたテストパターンのトナー像の画像
濃度を画像濃度センサ(AIDCセンサ)20で検出
し、システム制御部27では検出された画像濃度データ
に基づいて最適な現像バイアス電位、グリッド電圧を演
算し、現在設定されている現像バイアス電位、グリッド
電圧が演算された最適な現像バイアス電位、グリッド電
圧の範囲内にあるか否かを判定する。
【0037】最適範囲内にあるときは、システム制御部
27から電位制御部26に対して現在設定されている現
像バイアス電位、グリッド電圧を維持する指令信号が出
力される。
【0038】検出された画像濃度が適正範囲よりも濃い
場合は、電位制御部26に対して現在設定されている現
像バイアス電位、グリッド電圧を1ステップ低い側(図
2では、前記した基準値よりも1段下の、現像バイアス
電位400V、グリッド電圧550V)に変更する指令
信号が出力され、作像条件設定値が指令された値(現像
バイアス電位400V、グリッド電圧550V)に変更
される。
【0039】この後、再度テストパターンのトナー像を
形成し、画像濃度の検出、画像濃度データに基づく最適
現像バイアス電位、グリッド電圧の演算、現在設定され
ている現像バイアス電位、グリッド電圧が演算された最
適な現像バイアス電位、グリッド電圧の範囲内にあるか
否かの判定が行われ、この処理を繰り返して作像条件設
定値(現像バイアス電位、グリッド電圧)が最適範囲内
の値に設定される。
【0040】検出された画像濃度が適正範囲よりも薄い
場合は、電位制御部26に対して現在設定されている現
像バイアス電位、グリッド電圧を1ステップ高い側(図
2では、前記した基準値よりも1段上の、現像バイアス
電位500V、グリッド電圧650V)に変更する指令
信号が出力され、作像条件設定値が指令された値に変更
される。
【0041】この後、再度テストパターンのトナー像を
形成し、画像濃度の検出、画像濃度データに基づく最適
現像バイアス電位、グリッド電圧の演算、現在設定され
ている現像バイアス電位、グリッド電圧が演算された最
適な現像バイアス電位、グリッド電圧の範囲内にあるか
否かの判定が行われ、この処理を繰り返して作像条件設
定値(現像バイアス電位、グリッド電圧)が最適範囲内
の値に設定される。
【0042】図4は、上記した作像条件の設定処理を説
明するフローチャートである。まず、予め決定されてい
る作像条件設定値(現像バイアス電位、グリッド電圧)
で、感光体11の表面にテストパターンの静電潜像を形
成し(ステップP1)、テストパターンのトナー像の画
像濃度を画像濃度センサ(AIDCセンサ)20で検出
する(ステップP2)。画像濃度が適正範囲か否かを判
定し(ステップP3)、適正範囲にあれば現在設定され
ている現像バイアス電位、グリッド電圧を維持するよう
決定して(ステップP4)、処理を終了する。
【0043】ステップP3の判定で画像濃度が適正範囲
でない場合は、画像濃度が適正範囲よりも濃いか否かを
判定する(ステップP5)。画像濃度が濃い場合は現在
設定されている作像条件設定テーブルの1ステップ下段
に設定して現像バイアス電位、グリッド電圧を設定し
(ステップP6)、また、ステップP5の判定で画像濃
度が濃くない、即ち薄い場合は現在設定されている作像
条件設定テーブルの1ステップ上段に設定して現像バイ
アス電位、グリッド電圧を設定し(ステップP7)、ス
テップP1に戻り、以降の処理の実行に移る。
【0044】次に、現像装置内部のトナー濃度が低下し
た場合の処理について説明する。現像装置14の内部の
トナー濃度は、トナー濃度センサ(ATDCセンサ)2
4の検出結果に基づいてシステム制御部27で演算さ
れ、トナー濃度が規定値よりも低下した場合、即ち現像
装置14の内部のトナー量が少なくなつた場合は、トナ
ー補給装置23から現像装置14にトナーが補給され
る。
【0045】トナー補給装置23内部のトナー量はトナ
ーエンドセンサ25により常時検出されてシステム制御
部27に入力されており、システム制御部27は、トナ
ーの消費量やトナーの残量を確認している。そして、ト
ナーの残量が予め設定された許容限界に近付いたことが
検出された場合には、システム制御部27から図示しな
い表示部にトナー残量の表示、トナーの補充を促す表示
等をしたり、警告音の発生を指令する信号等が出力され
る。
【0046】これと同時に、システム制御部27から電
位制御部26に対して現像バイアス電位、グリッド電圧
の許容範囲の上限値を引き下げる指令が出力され、引き
下げられた許容範囲で画像濃度の制御が実行される。
【0047】例えば、作像条件設定テーブルとして図2
に示すテーブルが設定されており、当初の現像バイアス
電位、グリッド電圧の許容範囲の上限値がそれぞれ75
0V、900Vに設定されていた場合には、トナーの残
量が許容限界に近付くと、作像条件設定テーブルを図3
に示すテーブルに切替えられ、現像バイアス電位、グリ
ッド電圧の許容範囲の上限値をそれぞれ800V、65
0Vに引き下げる指令が出力され、引き下げられた許容
範囲で画像濃度の制御が実行される。
【0048】なお、検出された画像濃度から演算される
作像条件、即ち現像バイアス電位、グリッド電圧が、作
像条件設定テーブルの現像バイアス電位、グリッド電圧
の許容範囲の上限値を越えるとき、例えば、画像濃度が
薄いために現像バイアス電位、グリッド電圧を高めよう
としたとき、その修正値が作像条件設定テーブルの許容
範囲の上限値を越えるときは、許容範囲を越えて作像条
件を修正することはしない。
【0049】図5は、トナーの残量が許容限界に近付い
た場合の、作像条件の設定処理を説明するフローチャー
トである。まず、トナーの残量が予め設定された限界
量、即ち許容限界以下か否かを判定し(ステップP1
1)、限界量以上であれば作像条件設定テーブルとして
図2に示すテーブルを設定し(ステップP12)、限界
量以下であれば作像条件設定テーブルとして図3に示す
テーブルを設定する(ステップP13)。
【0050】予め決定されている作像条件テーブル(図
2又は図3に示すテーブル)に基づいて決定された現像
バイアス電位、グリッド電圧で、感光体11の表面にテ
ストパターンの静電潜像を形成し(ステップP14)、
テストパターンのトナー像の画像濃度を画像濃度センサ
(AIDCセンサ)20で検出する(ステップP1
5)。画像濃度が適正範囲か否かを判定し(ステップP
16)、適正範囲にあれば現在設定されている現像バイ
アス電位、グリッド電圧を維持するよう決定して(ステ
ップP17)、処理を終了する。
【0051】ステップP16の判定で画像濃度が適正範
囲でない場合は、画像濃度が適正範囲よりも濃いか否か
を判定する(ステップP18)。画像濃度が濃い場合は
現在設定されている作像条件設定テーブルの1ステップ
下段を設定して現像バイアス電位、グリッド電圧を設定
する(ステップP19)。また、ステップP18の判定
で画像濃度が濃くない、即ち薄い場合は現在設定されて
いる作像条件設定テーブルの1ステップ上段に設定して
現像バイアス電位、グリッド電圧を設定し(ステップP
20)、ステップP14に戻り、以降の処理の実行に移
る。
【0052】トナー補給装置23の内部に新しいトナー
が補給され、補給されたことがトナーエンドセンサ25
により検出されると、システム制御部27は図示しない
表示部に表示されていたトナー残量の表示、補充を促す
表示等を消去し、また警告音の発生を指令する信号の出
力を停止する。
【0053】これと同時に、システム制御部27から電
位制御部26に対して現像バイアス電位、グリッド電圧
の許容範囲の上限値を引き上げる指令が出力され、引き
上げられた許容範囲で画像濃度の制御が実行される。例
えば、作像条件設定テーブルとして図2に示すテーブル
を設定し、現像バイアス電位、グリッド電圧の許容範囲
の上限値をそれぞれ750V、900Vのデフォルト値
に設定する。
【0054】以上説明した実施の形態では、電位制御部
で行われる現像バイアス電位、グリッド電圧の許容範囲
の変更は、図2と図3とに示す2つの作像条件設定テー
ブルの切替えによつて行つているが、これに代えて、例
えば、図6に示すように設定可能な現像バイアス電位、
グリッド電圧をステップ1からステップ5までの複数段
階に別けた作像条件設定テーブルの上に、例えばステッ
プ5を切替え下限値とする等、切替え下限値を設定して
おき、トナーの残量が許容限界に接近した時点からトナ
ー残量が零になるまでの間、現像バイアス電位、グリッ
ド電圧の許容範囲の上限値をステップ1からステップ5
まで順次引き下げて設定するようにしてもよい。
【0055】以上説明した実施の形態によれば、トナー
の残量が許容限界に接近したとき、画像濃度に基づいて
設定された作像条件値の限界値を引き下げる処理を行う
から、トナーの残量が少ないために画像濃度が低下した
状態が発生しても、画像濃度を高める作像条件値の限界
値が低くなつているので、現像能力以上の現像電位が設
定されることがなく、感光体にキャリア等が付着する等
の不都合が発生することなく、より安定した画像を形成
することができる。
【0056】上記した実施の形態では、作像状態を検出
する第1の検知手段として、現像装置内部のトナー濃度
を検出するトナー濃度センサ(ATDCセンサ)24、
トナー補給装置23内部のトナー消費量、トナー残量を
検出するトナーエンドセンサ25を使用しているが、こ
の他、記録媒体の給紙枚数の検出、プリント枚数(排出
枚数)の検出等により作像状態を検出することもでき
る。
【0057】また、上記した実施の形態では、画像濃度
を検出するために、感光体上に形成されたテストパター
ンのトナー像の画像濃度を画像濃度センサ(AIDCセ
ンサ)20で検出する構成を備えているが、この他、記
録媒体上のトナー像や、中間転写体を使用する画像形成
装置であれば、中間転写体上のトナー像の画像濃度を検
出するように構成することもできる。
【0058】また、上記した実施の形態では、作像条件
の変更のために現像バイアス電位、グリッド電圧(感光
体の帯電電位)を変更しているが、これに代えて露光装
置の露光量を変更して作像条件を変更することもでき
る。
【0059】さらに、上記した実施の形態では、帯電チ
ャージャはグリッドを備えた非接触型のものが使用され
ているが、これに代えて接触型のものとし、帯電印加電
位を変化させるものでもよい。さらに、現像装置に現像
バイアス電位を付与するためには直流電圧のみを印加し
てもよく、また、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧、
或いは振動電圧を印加してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれ
ば、現像装置内部に装填されているトナーの残量が許容
限界値に接近したときは、画像濃度に基づいて設定され
た作像条件値の限界値を引き下げる処理を行うから、ト
ナーの残量が少ないために画像濃度が低下した状態が発
生しても、画像濃度を高める作像条件値の限界値が引き
下げられているので、現像能力以上の現像電位が設定さ
れることがなく、感光体にキャリア等が付着する等の不
都合が発生することなく、より安定した画像を形成する
ことができる。
【0061】そして、画像濃度に基づいて設定された作
像条件値が予め設定されている限界値を越えるときは、
限界値を越えて作像条件値を変更しないから、現像能力
以上の現像電位が設定されることがなく、感光体にキャ
リア等が付着する等の不都合が発生することがない。
【0062】さらに、この発明によれば、トナーの残量
が許容限界値に接近したとき、画像濃度に基づいて設定
された作像条件値の限界値を低く設定して画像形成動作
を継続させるから、現像装置内部のトナーがなくなるま
で画像形成動作を継続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の画像形成装置の構成の
概略を説明する正面図。
【図2】電位制御部における現像バイアス電位、グリッ
ド電圧の設定可能範囲を示す図(その1)。
【図3】電位制御部における現像バイアス電位、グリッ
ド電圧の設定可能範囲を示す図(その2)。
【図4】作像条件の設定処理を説明するフローチャート
(その1)。
【図5】作像条件の設定処理を説明するフローチャート
(その2)。
【図6】電位制御部における現像バイアス電位、グリッ
ド電圧の設定可能範囲を示す図(その3)。
【符号の説明】
10 画像形成装置 11 感光体 12 帯電チャージャ 12a グリッド 13 露光装置 14 現像装置 15 転写チャージャ 16 分離チャージャ 17 クリーナ 18 イレーサ 20 画像濃度センサ(AIDCセンサ) 21 現像スリーブ 22 現像パドル 23 トナー補給装置 24 トナー濃度センサ(ATDCセンサ) 25 トナーエンドセンサ 26 電位制御部 27 システム制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 500 Fターム(参考) 2H003 AA02 DD14 2H027 DA09 DA10 DA45 DD02 EA01 EA02 EA05 EC03 EC06 EC10 EK19 2H076 DA07 2H077 DA03 DA15 DA47 DA49 DB08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に基づいて静電潜像が形成され
    る像担持体と、前記静電潜像を現像してトナー像を形成
    する現像手段と、形成された像を記録媒体上に転写する
    転写手段とからなる作像手段に、所定の作像条件値を設
    定して画像記録を行う画像形成装置において、 前記作像手段の動作状態を示す情報を検出する第1の検
    知手段と、 テストパタンの現像に使用されたトナー量を検出する第
    2の検知手段と、 前記第2の検知手段の検出結果に基づいて前記作像手段
    の作像条件を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記第1の検知手段で検出された作像
    手段の動作状態を示す情報に基づいて演算された作像条
    件値が、予め設定されている所定の範囲を越えたとき
    は、前記第2の検知手段の検出結果に基づいて制御され
    る作像条件の範囲を規定する限界値を小さく設定するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の検知手段で検出される作像手
    段の動作状態を示す情報には、トナー消費量、トナー残
    存量、記録媒体使用枚数、プリント枚数から選択された
    いずれか1つ又は2以上が含まれることを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の検知手段は、像担持体、トナ
    ー像を一次保持する中間転写体、記録媒体のいずれかの
    上に形成されたテストパタンのトナー量を検出する検知
    手段であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2の検知手段は、テストパタンの
    濃度の検出結果に基づいてトナー量を検出する検知手段
    であることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記第1の検知手段の
    検出結果に基づいて演算された作像条件の限界値が、予
    め設定されている作像条件の範囲を規定する限界値を越
    えるときは、前記作像手段の作像条件値を変更しないこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記作像手段にトナー
    が補給されたときは前記作像条件値を予め決定されてい
    る基準値に設定することを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記作像条件値には、感光体の帯電電
    位、現像バイアス電位、露光量から選択されたいずれか
    1つ又は2以上が含まれることを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 画像情報に基づいて静電潜像が形成され
    る像担持体と、前記静電潜像を現像してトナー像を形成
    する現像手段と、形成された像を記録媒体上に転写する
    転写手段とからなる作像手段に、所定の作像条件値を設
    定して画像記録を行う画像形成装置の画像形成方法であ
    つて、 前記作像手段の動作状態を示す情報に基づいて演算され
    た作像条件値が、予め設定されている所定の範囲を越え
    たときは、作像条件の範囲を規定する限界値を小さく設
    定することを特徴とする画像形成方法。
  9. 【請求項9】 前記作像手段の動作状態を示す情報に
    は、トナー消費量、トナー残存量、記録媒体使用枚数、
    プリント枚数が含まれることを特徴とする請求項7記載
    の画像形成方法。
  10. 【請求項10】 前記作像条件の範囲を規定する限界値
    は、像担持体、トナー像を一次保持する中間転写体、記
    録媒体のいずれかの上に形成されたテストパタンのトナ
    ー量に基づいて決定されることを特徴とする請求項7記
    載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の検知手段の検出結果に基づ
    いて演算された作像条件の限界値が、予め設定されてい
    る作像条件の範囲を規定する限界値を越えるときは、前
    記作像手段の作像条件値を変更しないことを特徴とする
    請求項7記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 前記作像条件は、前記作像手段にトナ
    ーが補給されたときは前記作像条件値を予め決定されて
    いる基準値に設定されることを特徴とする請求項7記載
    の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 前記作像条件値には、感光体の帯電電
    位、現像バイアス電位、露光量から選択されたいずれか
    1つ又は2以上が含まれることを特徴とする請求項7記
    載の画像形成方法。
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