JPH05150653A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH05150653A
JPH05150653A JP3317982A JP31798291A JPH05150653A JP H05150653 A JPH05150653 A JP H05150653A JP 3317982 A JP3317982 A JP 3317982A JP 31798291 A JP31798291 A JP 31798291A JP H05150653 A JPH05150653 A JP H05150653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image density
developer
detector
charge amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3317982A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutaka Maeda
恭孝 前田
Yoichi Shimazawa
耀一 嶋澤
Hiroshi Kawamoto
博司 川本
Hideyuki Nishimura
英幸 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP3317982A priority Critical patent/JPH05150653A/ja
Publication of JPH05150653A publication Critical patent/JPH05150653A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像剤の経時変化や環境変化にかかわりなく
画像濃度を安定させる。 【構成】 現像剤のライフ中の画像濃度の変化を常に画
像濃度検出器8によりモニターし、その変化を知ると同
時に、現像剤抵抗値検出器7による現像剤の抵抗と、ト
ナー濃度検出器2によるトナー濃度と、表面電位検出器
4による感光体3の表面電位を常にモニターする。現像
剤の抵抗値変化および画像濃度変化より、現像剤の帯電
量の変化を判断して、トナー補給ローラ21あるいはマ
グネツトローラ5を回転して、トナー濃度を基準濃度か
ら変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の画像形成装
置において、画像濃度に影響を及ぼす現像剤の経時変化
や環境変化に応じて、トナー濃度あるいは感光体の表面
電位を変化させる画像形成プロセスの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機で用いられている画像形成
プロセス制御とは、感光体上のトナー付着量により現像
剤のライフでの変化を読みとり、画像濃度が初期と同一
となるように、感光体の表面電位を変化させていた。
【0003】また、それと併用して、現像剤中のトナー
濃度が常に初期と同一となるように、現像剤中の透磁率
を読みとり、トナー濃度のコントロールをしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術で
は、画像濃度の変化は読み取れるが、その原因が何にあ
るかを判断せずに無条件に感光体の表面電位を変化させ
ている。
【0005】この場合、例えば原因が環境の変化によ
り、機械設置場所の温度が上昇(もしくは現像剤中のキ
ヤリヤーが露結した場合)し、現像剤のトナー濃度が初
期と同一であるにもかかわらず、現像剤の帯電量が低下
した場合を考えてみる。
【0006】今までの方法では、帯電量の低下によりモ
ニターしている画像濃度が上昇してくるため、感光体の
表面電位を低下させていく。
【0007】そして画像濃度としては、初期と同一レベ
ルまでもつて行くことが可能である。しかし、原因は現
像剤中のトナーの帯電量の低下にあるため、白地部のか
ぶり、および帯電量の分布の違いにより現像剤が広がつ
てしまうことによるベタ部に生じるハケスジ現象につい
ては、何ら改善はされていない。
【0008】また、逆に温度が低下し、現像剤の帯電量
が上昇した場合を考えてみると、やはり従来の方法で
は、原因となる帯電量の変化とは関係ない表面電位でカ
バーするため、画像濃度は一定となるが、帯電量の上昇
による文字部のトナーの転写不良(中ぬけ)は改善され
ない。
【0009】逆に画像濃度をモニターし、全て現像剤中
のトナー濃度でカバーしようとすると、今度はライフに
おいての現像剤の抵抗上昇による感光体へのトナー付着
低下に対しても、トナー濃度を上昇させることでカバー
しようとすると、かぶり濃度上昇、ハケスジ増加を起こ
してしまう。
【0010】本発明は、上記に鑑み、画像濃度の変化の
原因を推定して、その原因を改善することにより画像濃
度を安定させることができる画像形成装置の提供を目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1,2の如く、感光体3の表面電位を検出する
表面電位検出器4と、現像槽1内の現像剤のトナー濃度
を検出するトナー濃度検出器2と、現像剤の抵抗値を検
出する現像剤抵抗値検出器7と、トナー像が形成される
感光体3あるいは転写体の画像濃度を検出する画像濃度
検出器8と、前記現像剤抵抗値検出器7および画像濃度
検出器8の出力によりトナーの帯電量変化を検知してト
ナー濃度および感光体3の表面電位を変化させ画像濃度
を安定させる画像濃度制御装置10とが設けられ、該画
像濃度制御装置10は、前記現像剤抵抗値検出器7の出
力値を基準抵抗値と比較する現像剤抵抗値比較手段11
と、前記画像濃度検出器8の出力値を基準画像濃度と比
較する画像濃度比較手段12と、これらの比較結果によ
りトナーの帯電量の変化を判断するトナー帯電量検知手
段13と、トナー帯電量が少ないと判断されたときトナ
ー帯電量が適正となるようにトナー濃度を低下させるト
ナー減少手段14と、トナー帯電量が多いと判断された
ときトナー帯電量が適正となるようにトナー濃度を上昇
させるトナー補給手段15とを有せしめられたものであ
る。
【0012】また、前記画像濃度制御装置10に、トナ
ー帯電量が適正と判断されたとき画像濃度が基準濃度と
なるように感光体3の表面電位を変化させる感光体帯電
手段16を有せしめたものである。
【0013】
【作用】上記課題解決手段において、現像剤抵抗値比較
手段11により、現像剤の抵抗の検出値を基準抵抗値と
比較してその差を算出する。
【0014】次に感光体3上の画像濃度を画像濃度検出
器8で読みとり、画像濃度比較手段12によりその検出
値と基準画像濃度との差を算出する。
【0015】そして、トナー帯電量検知手段13によ
り、その抵抗値変化と画像濃度変化から現像剤の帯電量
の変化を判断する。
【0016】これに基づいて、現像剤抵抗が高くなつて
いるのに、画像濃度が高くなつてきている、つまり帯電
量の低下の恐れがあるときは、トナー減少手段14によ
りトナーを消費させてトナー濃度を低下させる。
【0017】逆に、帯電量が増加している場合は、トナ
ー補給手段15によりトナーを補給してトナー濃度を上
昇させる。
【0018】そして、帯電量が通常レベルであると判断
された場合は、再度画像濃度を検出し、感光体帯電手段
16により基準画像濃度となるまで感光体3の表面電位
を調整する。
【0019】このように、画像濃度を調整することが可
能となり、現像剤の経時変化にかかわらず画像濃度の変
化が安定し、また、環境変化による画像濃度も、その原
因となる部分で補正されるため、より初期画像に近い画
質を維持することが可能となる。
【0020】
【実施例】画像形成装置としての複写機において、画像
濃度を変化させる主な原因として下記の4点があげられ
る。
【0021】現像剤のトナー濃度 感光体の表面電位 現像剤の抵抗値 現像剤中のトナーの帯電量 これらの値を検出するための検出器として、,につ
いては、従来から比較的安定したセンサーがあり、図1
に示すようにに対しては現像槽1に取付けられた透磁
率センサー2、に対しては感光体3に近接して配され
た表面電位計4が用いられており、モニターはたやす
く、またフイードバツクも難しくはない。
【0022】特に感光体3の表面電位は、スコロトロン
の設計を上手くすれば、ほぼモニターシステムがなくて
も安定設計は可能である。
【0023】次に、現像剤の抵抗値に対しては、図1の
ように、現像槽1のマグネツトローラ5に、高圧電流よ
り現像バイアスを印加するよう高圧基板6が接続されて
おり、現像剤のバイアス電流を常に検出する電流測定計
7が、その高圧基板6と現像槽1の間に接続されてい
る。
【0024】図3にエージングによるバイアス電流の低
下と画像濃度IDの低下を示す。この図のように同一帯
電量、表面電位、トナー濃度であれば、現像剤の抵抗値
変化と画像濃度変化には相関がある。
【0025】次にトナーの帯電量であるが、これを安易
に測定できるセンサーは今のところない。測定には、非
常に大きな装置が必要になり、その方法は帯電した現像
剤中のトナーとキヤリヤーを空気等で分離し、キヤリヤ
ーに残つている電荷を測定するというものであり、複写
機の中にその測定系を内蔵させることは非常に難しい。
【0026】そこで、本実施例では、トナー濃度、感光
体3の表面電位、現像剤の抵抗値を検出し、かつ、トナ
ー像が形成される感光体上もしくは転写中間体上の画像
濃度を画像濃度検出器8により検出し、その画像濃度
が、トナー濃度および表面電位を安定化させて現像剤の
抵抗値の変化を考えても、画像濃度が合わない場合、現
像剤の帯電量が原因と考え、画像濃度を安定させるよう
にトナー濃度あるいは表面電位を変更する画像濃度制御
装置10を設けている。
【0027】該画像濃度制御装置10は、図1,2の如
く、現像剤抵抗値検出器(電流測定計)7の出力値を基
準抵抗値と比較する現像剤抵抗値比較手段11と、前記
画像濃度検出器8の出力値を基準画像濃度と比較する画
像濃度比較手段12と、これらの比較結果によりトナー
の帯電量の変化を判断するトナー帯電量検知手段13
と、トナー帯電量が少ないと判断されたときトナー帯電
量が適正となるようにトナー濃度を低下させるトナー減
少手段14と、トナー帯電量が多いと判断されたときト
ナー帯電量が適正となるようにトナー濃度を上昇させる
トナー補給手段15と、トナー帯電量が適正と判断され
たとき画像濃度が基準濃度となるように感光体3の表面
電位を変化させる感光体帯電手段16とを有せしめられ
ている。
【0028】なお、図1中、20はトナーホツパー、2
1はトナー補給ローラ、22は撹拌ローラ、23は帯電
チヤージヤ、24はスクリーングリツドである。
【0029】前記画像濃度制御装置10には、画像形成
装置を設置したときにトナー濃度、現像剤の抵抗値、表
面電位、画像濃度の基準値として、それぞれ透磁率
μ0、バイアス電流r0、表面電位V0、反射濃度D0が初
期設定され記憶されている。
【0030】また、画像濃度制御装置10は、動作中常
にトナー濃度検出器(透磁率センサー)2からの検出信
号によりトナー濃度が基準濃度より高くなるように現像
槽1へのトナー補給を行なうトナー濃度調整手段25
と、表面電位検出器(表面電位計)4からの検出信号に
より表面電位が基準値となるようにグリツド電圧を調整
する表面電位調整手段26も有している。
【0031】前記トナー帯電量検知手段13は、現像剤
抵抗値検出器7で検出されたバイアス電流rと基準値r
0との差△rおよび画像濃度検出器8で検出された画像
濃度Dと基準値D0との差△Dの関係を、図4に示すよ
うな予め記憶されている関係式に照らし合わせて、どの
領域に属するかを判断する機能を有している。
【0032】図4において、A領域は、トナー濃度検出
器2と現像剤の抵抗値との関係が適正である、つまり現
像剤の帯電量が通常レベルにある範囲であり、C領域
は、現像剤の抵抗値が高くなつているのにトナー濃度が
高くなつてきている、つまり帯電量が低下している範囲
であり、D領域は、C領域とは逆で帯電量が増加してい
る範囲を示す。
【0033】前記トナー減少手段14は、トナー帯電量
が少ないC領域であると判断されたとき、トナーを消費
してトナー濃度を低下させる機能を有し、前記トナー補
給手段15は、トナー帯電量が多いD領域であると判断
されたとき、トナーを補給してトナー濃度を増加させる
機能を有している。
【0034】なお、トナー濃度の変更は、直線的にする
のではなく、1%〜0.5%刻みぐらいで行ない、トナ
ー濃度の変更方法は、トナー補給モーターを駆動してト
ナー補給ローラ21を回転させる強制補給、および感光
体3上に帯電像を形成し、現像してトナー像を作像する
強制低下の方法をとる。ただし、このとき紙には転写し
ない。
【0035】前記感光体帯電手段16は、トナー濃度を
変更するだけでは画像濃度変化の応答性が悪いため、1
回トナー濃度のレベルを変更した後、画像濃度と現像剤
の抵抗の関係を再チエツクし、適正範囲(A領域)内に
入つた後に、グリツド電圧にて基準電位になるように微
調整する機能を有している。。
【0036】なお、このような現像剤の抵抗値および画
像濃度によるトナー濃度および表面電位の変更は、常に
行なうのではなく、環境変化を生じているであろう時
期、例えば電源オン直後で、かつ定着ローラー温度が1
00℃以下の場合、コピーレデイ状態で4時間以上放置
された場合に実施するのが良い。
【0037】次に、最も画像濃度のコントロールの必要
なフルカラー画像形成装置に前記画像濃度制御装置10
を適用した実施例を図5に示す。
【0038】このフルカラー複写機は、上部に露光光学
系30を有しており、この露光光学系30は、原稿載置
台31上に載置された原稿に光を照射する光源ランプ3
0aを有している。
【0039】露光光学系30は、上記の光源ランプ30
aの他、原稿からの反射光を例えば一点鎖線で示すよう
に感光体32上に導く複数の反射鏡30bと、光路上に
配設された結像レンズ30cおよび3原色(赤、緑、
青)の色フイルタを有する色分解フイルタ30dとを有
しており、原稿から反射された光学像は、前記反射鏡3
0b、結像レンズ30c、および色分解フイルタ30d
で色成分別に分解されながらA部にて感光体32に照射
されるようになつている。
【0040】上記の光学像が照射される感光体32は、
第一ローラ33と第二ローラ34とで回転駆動されるよ
うになつており、この感光体32の上面付近には、各色
フイルタの補色(イエロ、マゼンタ、シアン)の現像剤
およびブラツクの現像剤を有する現像槽35〜38が非
接触状態で配設されている。
【0041】また、この感光体32の第一ローラ33側
には、感光体32を均一に帯電させる帯電チヤージヤ3
9が配設されており、この帯電チヤージヤ39は、スク
リーングリツド40をもつており、画像濃度制御装置1
0で出力が制御される高圧基板に接続されている。さら
に、第一ローラ33側の感光体32の下面には、この感
光体32上に残留するトナーを除去するクリーニング機
構41が配設されている。
【0042】一方、感光体32の第二ローラ34側に
は、転写中間体42が配設されており、この転写中間体
42は、第一ローラ43a、第二ローラ43b、および
第三ローラ43cで回転駆動されるようになつている。
【0043】また、感光体32の第二ローラ34側が圧
接された部位における転写中間体42の内周側には、感
光体32に形成された可視像を転写中間体42に転写さ
せる転写ローラ44が配設されている。
【0044】さらに、転写中間体42の第三ローラ43
cの下方には、給紙カセツト45から給紙ローラ46に
より搬送された転写紙に転写中間体42の可視像を転写
させる転写ローラ47が配設されている。そして、この
転写紙は、搬送路48を経て定着器49へ導入され、カ
ラー画像が定着されるようになつている。
【0045】また、前記転写中間体42には、転写中間
体42に対向して例えば赤外線センサ等の画像濃度検出
器8および図示しない基準センサが配設されており、こ
の画像濃度検出器8および基準センサは、トナー付着量
を検出するようになつている。
【0046】該画像濃度検出器8は、転写中間体42に
形成されたイエロ、マゼンタ、およびシアンのトナーパ
ツチからなる画像パツチを検出するようになつている一
方、基準センサは、白色のトナーパツチを検出する。
【0047】そして、画像濃度制御装置10には、基準
センサが白色のトナーパツチを常時検出することで画像
濃度検出器8の発光素子の電流を制御する調整プログラ
ムが記憶されている。そして、この調整プログラムは、
画像濃度検出器8の測定部の寿命による特性変化や温度
変化を初期状態と同様となるように補正することで、高
精度にトナー付着量を検出させるようになつている。
【0048】一方、画像濃度検出器8からの出力値が比
較される画像濃度制御装置10に記憶されている基準値
0は、転写中間体42に一定の表面電位にて2cm×
3cmのトナーパツチを各色(イエロ、マゼンタ、シア
ン)について形成し、これらの各トナーパツチを画像濃
度検出器8で検出したときの出力値に設定されている。
【0049】また、この画像濃度制御装置10は、画像
濃度の変化を補正する表面電位△Vgに応じた光量補正
電圧VCLを算出する光量算出式を有しており、この光量
算出式で得られた光量補正電圧VCLで光源ランプ30a
を制御した場合には、現像濃度に対する画像濃度曲線で
あるrカーブの立ち上がり点が一致して画像濃度のみが
変更されるようになつている。
【0050】さらに、感光体32の表面電位を読みとる
表面電位検出器4が感光体32に対向して配され、現像
剤35〜38には、現像剤の透磁率を読みとるトナー濃
度検出器2が各マグネツトローラの現像剤の穗立を規制
するドクター部に取り付けられている。
【0051】各現像槽35〜38に、トナー補給用のト
ナーホツパー50が装着され、各々にトナー補給ローラ
51が設けられ、モーターにより回転駆動される。この
モーターは、トナー濃度検出器2からの検出値に基づく
画像濃度制御装置10からの信号により動作するよう制
御されている。
【0052】なお、図5中、52は除電器、53はレジ
ストローラ、54は剥離爪である。
【0053】また、画像形成装置全体のプロセス条件に
ついて下記する。
【0054】感光体:OPC 表面電位:作像時 −400〜−500V 基準濃度作像時 −200〜−300V 現像バイアス:作像時 −200V バイアス電流測定時 −100〜−50V 現像剤:鉄粉フツ素コートキヤリヤー ポリエステルトナー 現像条件:ドクターギヤツプ 0.5〜0.7mm 感光体−マグネツトローラ間 1〜0.8mm 上記構成においてフルカラー複写機を作動させたとき
に、画像濃度制御装置10が感光体32の表面電位およ
び現像剤中のトナー濃度を調整する動作について、図6
に基づいて以下に説明する。
【0055】先ず、原稿載置台31に載置された原稿を
光源ランプ30aが照射してスキヤンを数回行い、反射
鏡30bにて結像レンズ30cおよび色分解フイルタ3
0dを介して光学像を色成分別に分解する。
【0056】数回に分けたスキヤンで色分解フイルタ3
0dの各色フイルタを透過した色成分別の光学像は、順
番に帯電チヤージヤ39にて均一に帯電された感光体3
2に像露光される。ここで順番に形成された各色成分別
の潜像は、現像槽35〜37に収容された色分解フイル
タ30dの各色フイルタの補色(イエロ、マゼンタ、シ
アン)の現像剤でそれぞれ現像されて可視化された後、
転写ローラー44で転写中間体42へ順番に転写され
る。これにより、転写中間体42上で各色成分別のトナ
ー像が重ねられることで完成したカラートナー像が形成
されることになる。
【0057】そして、このカラートナー像は、一方の給
紙カセツト45から搬送されて転写中間体42の下面に
密着された転写紙に転写ローラ47で転写される。この
後、転写中間体42から転写紙が分離されると共に、搬
送路48を経て定着器49へ導入されてカラー画像とし
て定着されることになる。
【0058】この動作の中で、トナー濃度検出器2、表
面電位検出器4は、常にトナー濃度および表面電位を検
出しており、トナー補給およびグリツド電圧の調整を行
なつている。
【0059】この際、カラー画像を定着させる温度が1
00℃以下の場合、あるいは4時間以上に亘り電源ON
で放置されていた場合には、現像剤抵抗値比較手段11
により、まず感光体32を帯電せずに回転し、この時各
現像槽を動作させ、感光体32へ流れるバイアス電流を
現像剤抵抗値検出器7で読みとる。そして、すでに記憶
してある設置直後の基準バイアス電流値r0との差△r
を算出する。
【0060】次に感光体32に一定の表面電位を印加
し、その像を転写ローラ44にて転写中間体42へ移
し、画像濃度検出器8で画像濃度Dを読みとる。そし
て、画像濃度比較手段12により記憶してある設定直後
の基準画像濃度D0との差△Dを算出する。
【0061】トナー帯電量検知手段13により、その△
rと△Dの関係が、図4のどの領域にあるかを判断す
る。
【0062】A域であれば、現像剤のトナー濃度は、そ
のまま初期値μ0でコントロールする。
【0063】C域であれば、現像剤抵抗が高くなつてい
るのに、画像濃度が高くなつてきている、つまり帯電量
の低下の恐れがあるため、トナー減少手段14によりト
ナー濃度を0.5%低下させるように、感光体3上に紙
に転写しない画像をいくらか作像してトナーを消費さ
せ、トナー濃度を低下させる。その後、同じ動作を再度
実施し、A域に入るまで動作をくり返す。
【0064】D域であれば、トナー補給手段15により
逆にトナーを補給してトナー濃度を上昇させるように、
トナー補給ローラ51を回転させる。この動作をA域に
入るまでくり返す。
【0065】そして、画像濃度と現像剤抵抗の関係がA
域に入ると、帯電量が通常レベルに入つたと判断して、
再度画像濃度を検出し、感光体帯電手段16により基準
画像濃度D0となるまでグリツド電圧を調整して表面電
位を△Vg変化させる。
【0066】ここで、先ず画像濃度の変化を補正する表
面電位△Vgが画像パツチから算出される。
【0067】なお、画像パツチの測定は、画像パツチの
両端から5mm内を除いた部分について行われると共
に、一つの画像パツチ内を10msecおきに測定し、
これらの平均を測定値とするようになつている。これに
より、画像パツチの測定は、静電潜像の電気力線の影響
で両端部分に生じるトナー付着量のばらつきによる画像
濃度検出器8の読み取り誤差が低減されるようになつて
いると共に、ノイズ的な測定変動が防止されるようにな
つている。
【0068】次いで、表面電位△Vgに応じた光量補正
電圧VCLが光量算出方式で算出される。これにより、光
源ランプ30aを制御して、イエロ、マゼンタ、および
シアンの各色は、rカーブの立ち上がり点が一致したも
のとなり、画像濃度のみが変更され、色バランスを良好
に画像濃度を調整することが可能になる。
【0069】したがつて、現像剤の経時変化にかかわら
ず複写画像濃度の変化が安定し、また、環境変化による
複写画像濃度も、その原因となる部分で補正されるた
め、より初期画像に近い画質を維持することが可能とな
る。
【0070】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0071】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、現像剤抵抗値検出器および画像濃度検出器の出
力によりトナーの帯電量変化を検知してトナー濃度およ
び感光体の表面電位を変化させ画像濃度を安定させる画
像濃度制御装置により、現像剤のライフ中の画像濃度の
変化を常に画像濃度検出器によりモニターし、その変化
を知ると同時に、現像剤抵抗値検出器による現像剤の抵
抗と、トナー濃度検出器によるトナー濃度と、表面電位
検出器による感光体の表面電位を常にモニターして、そ
の画像濃度変化の原因となる所を推定し、その原因を改
善するよう感光体の表面電位およびトナー濃度を変化さ
せ、画像濃度を安定させることができる。
【0072】したがつて、現像剤のライフでの画像濃度
の変化が安定し、環境変化による画像濃度もその原因を
補正できるため、初期画像に近い画質を維持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す画像形成装置の画像形成
部の構成図
【図2】画像濃度制御装置の機能ブロツク図
【図3】マグネツトローラのバイアス電流および画像濃
度のエージングによる変化を示す図
【図4】トナー濃度変化と現像剤の抵抗値変化により現
像剤帯電量の変化を導くための図
【図5】フルカラー画像形成装置の全体構成図
【図6】画像濃度安定化のための画像形成プロセス制御
のフローチヤート
【符号の説明】
1 現像槽 2 トナー濃度検出器 3 感光体 4 表面電位検出器 7 現像剤抵抗値検出器 8 画像濃度検出器 10 画像濃度制御装置 11 現像剤抵抗値比較手段 12 画像濃度比較手段 13 トナー帯電量検知手段 14 トナー減少手段 15 トナー補給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 英幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像槽内の現像剤のトナー濃度を検出す
    るトナー濃度検出器と、現像剤の抵抗値を検出する現像
    剤抵抗値検出器と、トナー像が形成される感光体あるい
    は転写体の画像濃度を検出する画像濃度検出器と、前記
    現像剤抵抗値検出器および画像濃度検出器の出力により
    トナーの帯電量変化を検知してトナー濃度および感光体
    の表面電位を変化させ画像濃度を安定させる画像濃度制
    御装置とが設けられ、該画像濃度制御装置は、前記現像
    剤抵抗値検出器の出力値を基準抵抗値と比較する現像剤
    抵抗値比較手段と、前記画像濃度検出器の出力値を基準
    画像濃度と比較する画像濃度比較手段と、これらの比較
    結果によりトナーの帯電量の変化を判断するトナー帯電
    量検知手段と、トナー帯電量が少ないと判断されたとき
    トナー帯電量が適正となるようにトナー濃度を低下させ
    るトナー減少手段と、トナー帯電量が多いと判断された
    ときトナー帯電量が適正となるようにトナー濃度を上昇
    させるトナー補給手段とを有せしめられたことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光体の表面電位を検出する表面電位検
    出器と、現像槽内の現像剤のトナー濃度を検出するトナ
    ー濃度検出器と、現像剤の抵抗値を検出する現像剤抵抗
    値検出器と、トナー像が形成される感光体あるいは転写
    体の画像濃度を検出する画像濃度検出器と、前記現像剤
    抵抗値検出器および画像濃度検出器の出力によりトナー
    の帯電量変化を検知してトナー濃度および感光体の表面
    電位を変化させ画像濃度を安定させる画像濃度制御装置
    とが設けられ、該画像濃度制御装置は、前記現像剤抵抗
    値検出器の出力値を基準抵抗値と比較する現像剤抵抗値
    比較手段と、前記画像濃度検出器の出力値を基準画像濃
    度と比較する画像濃度比較手段と、これらの比較結果に
    よりトナーの帯電量の変化を判断するトナー帯電量検知
    手段と、トナー帯電量が少ないと判断されたときトナー
    帯電量が適正となるようにトナー濃度を低下させるトナ
    ー減少手段と、トナー帯電量が多いと判断されたときト
    ナー帯電量が適正となるようにトナー濃度を上昇させる
    トナー補給手段と、トナー帯電量が適正と判断されたと
    き画像濃度が基準濃度となるように感光体の表面電位を
    変化させる感光体帯電手段とを有せしめられたことを特
    徴とする画像形成装置。
JP3317982A 1991-12-02 1991-12-02 画像形成装置 Pending JPH05150653A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3317982A JPH05150653A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3317982A JPH05150653A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05150653A true JPH05150653A (ja) 1993-06-18

Family

ID=18094166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3317982A Pending JPH05150653A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05150653A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1138703A (ja) * 1997-07-15 1999-02-12 Sharp Corp 電子写真装置のトナー濃度制御方法
JP2005189790A (ja) * 2003-12-03 2005-07-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US8918980B2 (en) 2007-04-23 2014-12-30 Khs Gmbh Beverage bottle handling machine construction method
US9042753B2 (en) 2011-09-01 2015-05-26 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1138703A (ja) * 1997-07-15 1999-02-12 Sharp Corp 電子写真装置のトナー濃度制御方法
JP2005189790A (ja) * 2003-12-03 2005-07-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4480066B2 (ja) * 2003-12-03 2010-06-16 株式会社リコー 画像形成装置
US8918980B2 (en) 2007-04-23 2014-12-30 Khs Gmbh Beverage bottle handling machine construction method
US9042753B2 (en) 2011-09-01 2015-05-26 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6121986A (en) Process control for electrophotographic recording
JP2619218B2 (ja) 現像装置の経時劣化によるトナー濃度ドリフトに対する自動補償方法
US5649266A (en) In-station calibration of toner concentration monitor and replenisher drive
EP0966701B1 (en) Image forming apparatus and method with control of electrostatic transfer using constant current
CA2076765C (en) Esv readings of toner test patches for adjusting ird readings of developed test patches
JPH01222273A (ja) 画像形成装置の画像制御方法
US4419010A (en) Method for controlling the toner concentration in an electrostatic copier
JP4056216B2 (ja) 画像形成装置
US6006047A (en) Apparatus for monitoring and controlling electrical parameters of an imaging surface
US5839020A (en) Method and apparatus for controlling production of full productivity accent color image formation
US6665502B2 (en) Image forming apparatus with electrostatic potential-based developer correction
US5862433A (en) Electrostatographic method and apparatus with improved auto cycle up
JP3234138B2 (ja) 画像安定化装置
JPH05150653A (ja) 画像形成装置
JP2000162834A (ja) カラー画像形成装置
JP2001305808A (ja) 画像形成装置
JP2003215867A (ja) 画像形成装置
JP3214515B2 (ja) 感光体の表面電圧を測定する方法
JP4631325B2 (ja) 画像濃度調整装置、及びこれを用いた画像形成装置
US6118953A (en) Electrostatographic apparatus and method with programmable toner concentration decline with the developer life
JPH08123263A (ja) 画像形成装置及び現像剤の交換時期を判別する方法
JP2001117297A (ja) 画像形成装置
US5631728A (en) Process control for electrophotographic recording
JP3957992B2 (ja) 画像形成装置
JP2003330232A (ja) 画像制御方法