JP2008162124A - 印刷システム、印刷制御装置、印刷制御用プログラム及びその記録媒体 - Google Patents

印刷システム、印刷制御装置、印刷制御用プログラム及びその記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 記録用紙の紙質に影響されることなく、使用者が希望する印刷結果を得る。
【解決手段】 使用者により設定された種別の記録用紙に対してプリンタが使用するインクとして、使用者により設定された定着性レベル(インクの定着性の度合)に対応するインクに設定する(S230)。これにより、インクの定着性の度合を使用者自身が設定することができるので、使用する記録用紙の特性(紙質)に合わせて、定着性レベルを適宜変更することができ、どの記録用紙(紙質)においても、使用者の希望する印刷結果を得ることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録用紙に対してインクを定着させることで画像を印刷する印刷部、及び印刷部を制御する印刷制御部を有する印刷システム、印刷制御装置、印刷制御用プログラム並びにその記憶媒体に関する。
印刷システムにおいて、例えば特許文献1に記載の発明では、普通紙や光沢紙等の記録用紙の種別に基づいて、予め設定されたインクの混合パターンの中から印刷に使用するインクを決めるようにしている。
なお、混合パターンとは、顔料インクのみが組み合わせられる場合、染料インクのみが組み合わされる場合、顔料インクの一部の色と染料インクの一部の色とが組み合わされる場合、及び顔料インクの全ての色と染料インクの全ての色とが組み合わされる場合等である。
特開2004−50504号公報
ところで、記録用紙の紙質は製造メーカによって異なるので、同じ種別(例えば、普通紙)の記録用紙であったとしても、記録用紙とインクとの相性は微妙に異なる。
このため、特許文献1に記載の発明では、記録用紙の種類に基づいて印刷時に使用するインクが決められるので、同じ種別の記録用紙を用いたとしても、その記録用紙の製造メーカが異なる場合には、インクの定着性に差が出てきてしまい、使用者の希望する印刷結果を得ることができない可能性があった。
本発明は、上記点に鑑み、記録用紙の紙質に影響されることなく、使用者が希望する印刷結果を得ることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、記録用紙にインクを定着させることで画像を印刷する印刷部、及び印刷部を制御する印刷制御部を有する印刷システムであって、印刷制御部に設けられ、使用者による入力操作もしくは予め設定されている設定内容に基づいて、印刷部が画像を印刷する記録用紙の種別を指定する用紙種別指定手段と、印刷制御部に設けられ、使用者による入力操作に基づいて、インクの定着性の度合を表すインク定着性情報の入力を受け付けた場合に、用紙種別指定手段により指定された記録用紙に対して印刷部が使用するインクとして、使用者により入力されたインク定着性情報に対応するインクに設定する印刷用インク設定手段とを備えたことを特徴とする。
これにより、インクの定着性の度合を使用者自身が設定することができるので、使用する記録用紙の特性(紙質)に合わせて、インクの定着性の度合を適宜変更することができ、どの記録用紙(紙質)においても、使用者の希望する印刷結果を得ることができる。
請求項2に記載の発明では、記録用紙にインクを定着させることで画像を印刷する印刷装置に接続され、印刷装置を制御する印刷制御部を有する印刷制御装置であって、使用者による入力操作もしくは予め設定されている設定内容に基づいて、印刷装置が画像を印刷する記録用紙の種別を指定する用紙種別指定手段と、使用者による入力操作に基づいて、インクの定着性の度合を表すインク定着性情報の入力を受け付けた場合に、用紙種別指定手段により指定された記録用紙に対して印刷装置が使用するインクとして、使用者により入力されたインク定着性情報に対応するインクに設定する印刷用インク設定手段とを備えたことを特徴とする。
これにより、請求項1に記載の発明と同様に、インクの定着性の度合を使用者自身が設定することができるので、使用する記録用紙の特性に合わせて、インクの定着性の度合を適宜変更することができ、どの記録用紙(紙質)においても、使用者の希望する印刷結果を得ることができる。
請求項3に記載の発明では、インクの定着性が異なる複数のインクを利用して印刷が実行される場合において、印刷用インク設定手段は、複数のインクを印刷装置が使用するインクとして設定するとともに、インク定着性情報に応じて、それら複数のインクの混合比を変更することを特徴とする。
これにより、インクの混合比を変えるだけで、インクの定着性の度合を適宜変更することができ、使用者の希望する印刷結果を容易に得ることができる。
請求項4に記載の発明では、インク定着性情報を使用者に選択入力させるための選択画像を表示装置に表示する選択画像表示制御手段を備えており、選択画像は、インクの定着性の度合を段階的に表示するとともに、その表示した度合のうち何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示されるものであり、印刷用インク設定手段は、選択画像において選択された度合に対応するインクに設定することを特徴とする。
これにより、インクの定着性の度合を段階的に表示するので、印刷時に利用されるインクの定着性の度合を選択することが容易になる。また、定着性の度合毎に使用するインクの種別や混合比を予め設定しておくことができ、定着性の度合に応じたインクの設定が簡易化される。
請求項5に記載の発明では、印刷装置が顔料インク及び染料インクのうち少なくとも一方のインクで印刷するように構成されている場合において、インク定着性情報を使用者に選択入力させるための選択画像を表示装置に表示する選択画像表示制御手段を備えており、選択画像は、顔料インクのみで印刷する場合、染料インクのみで印刷する場合、及び顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に選択させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示されるものであり、印刷用インク設定手段は、選択画像において選択されたインク種別あるいはインクの混合比に対応するインクに設定することを特徴とする。
これにより、上記3つの選択肢の中から使用者が所望するものを選択するだけで印刷時に使用されるインクを決定することができるので、印刷制御装置の操作性を向上させることができる。また、顔料インクと染料インクとの混合比が選択された場合には、より使用者の希望に対応することができる。
請求項6に記載の発明では、印刷装置が黒色を含む複数色のカラー印刷を実行可能に構成されている場合において、選択画像で顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させることが選択された場合に、選択画像表示制御手段は、さらに黒色とその他の色との各々に対して、顔料インクのみで印刷する場合、染料インクのみで印刷する場合、及び顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示される次選択画像を表示するものであり、印刷用インク設定手段は、次選択画像において、黒色とその他の色との各々に対して選択されたインク種別あるいはインクの混合比に対応するインクに設定することを特徴とする。
これにより、黒色のインクとその他(カラー)のインクとの両方について、個別に詳細な設定ができるので、より使用者の所望する印刷結果を簡単な選択操作により得ることができる。また、顔料インクと染料インクとの混合比が選択された場合には、黒色のインクとその他(カラー)のインクとの両方について、個別にインクの混合比の設定ができるので、より使用者の希望に対応することができる。
請求項7に記載の発明では、用紙種別指定手段により指定された記録用紙の種別が所定の種別の場合に、印刷用インク設定手段による作動を禁止する禁止手段を備えたことを特徴とする。
つまり、記録用紙の種別によっては、インクの定着性の度合を使用者が設定したとしても、かえって望ましくない印刷結果となる可能性があるので、請求項7に記載の発明では、そのような種別の記録用紙が指定された場合には、印刷用インク設定手段による作動を禁止することで、印刷結果に不具合が生じることを事前に防ぐことができる。
請求項8に記載の発明では、使用者による入力操作に基づいて、助言を求めるためのヘルプ情報の入力を受け付けた場合に、インクの度合の選び方についての助言が記載されたコメントを表示装置に表示する助言表示制御手段を備えたことを特徴とする。
これにより、インクの定着性について詳しくない使用者は、インクの定着性の度合の選び方について知ることができるので、印刷制御装置の使い勝手を向上させるができる。
請求項9に記載の発明では、インクの残量を取得するインク残量取得手段と、インク残量取得手段により取得されたインクの残量に基づいて、印刷用インク設定手段により設定されたインクで印刷することが可能か否かを判定する判定手段と、判定手段によって印刷用インク設定手段により設定されたインクで印刷することが不可能であると判定された場合に、その旨を使用者に対して報知する報知手段とを備えたことを特徴とする。
これにより、インクの残量不足のため、印刷用インク設定手段により設定されたインクでの印刷が不可能な場合には、その旨が予め報知されるので、使用者はインクの定着性の度合を変更するといった対処をすることができる。その結果、使用者の選択に基づいて使用するインクを設定したにも関わらず、インク不足により印刷が正常に行えないという不具合の発生を防止することができる。
請求項10に記載の発明では、記録用紙にインクを定着させることで画像を印刷する印刷部を有する印刷システムに用いられ、印刷部を制御するための印刷制御用プログラムであって、コンピュータを、使用者による入力操作もしくは予め設定されている設定内容に基づいて、印刷部が画像を印刷する記録用紙の種別を指定する用紙種別指定手段、及び使用者による入力操作に基づいて、インクの定着性の度合を表すインク定着性情報の入力を受け付けた場合に、用紙種別指定手段により指定された記録用紙に対して印刷部が使用するインクとして、使用者により入力されたインク定着性情報に対応するインクに設定する印刷用インク設定手段として機能させることを特徴とする。
これにより、請求項1に記載の発明と同様に、インクの定着性の度合を使用者自身が設定することができるので、使用する記録用紙の特性(紙質)に合わせて、インクの定着性の度合を適宜変更することができ、どの記録用紙(紙質)においても、使用者の希望する印刷結果を得ることができる。
請求項11に記載の発明では、インクの定着性が異なる複数のインクを利用して印刷が実行される場合において、印刷用インク設定手段は、複数のインクを印刷部が使用するインクとして設定するとともに、インク定着性情報に応じて、それら複数のインクの混合比を変更することを特徴とする。
これにより、請求項3に記載の発明と同様に、インクの混合比を変えるだけで、インクの定着性の度合を適宜変更することができ、使用者の希望する印刷結果を容易に得ることができる。
請求項12に記載の発明では、インク定着性情報を使用者に選択入力させるための選択画像を表示装置に表示する選択画像表示制御手段として機能させ、選択画像は、インクの定着性の度合を段階的に表示するとともに、その表示した度合のうち何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示されるものであり、印刷用インク設定手段は、選択画像において選択された度合に対応するインクに設定することを特徴とする。
これにより、請求項4に記載の発明と同様に、インクの定着性の度合を段階的に表示するので、印刷時に利用されるインクの定着性の度合を選択することが容易になる。また、定着性の度合毎に使用するインクの種別や混合比を予め設定しておくことができ、定着性の度合に応じたインクの設定が簡易化される。
請求項13に記載の発明では、印刷部が顔料インク及び染料インクのうち少なくとも一方のインクで印刷するように構成されている場合において、インク定着性情報を使用者に選択入力させるための選択画像を表示装置に表示する選択画像表示制御手段として機能させ、選択画像は、顔料インクのみで印刷する場合、染料インクのみで印刷する場合、及び顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に選択させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示されるものであり、印刷用インク設定手段は、選択画像において選択されたインク種別あるいはインクの混合比に対応するインクに設定することを特徴とする。
これにより、請求項5に記載の発明と同様に、上記3つの選択肢の中から使用者が所望するものを選択するだけで印刷時に使用されるインクを決定することができるので、印刷システムの操作性を向上させることができる。また、顔料インクと染料インクとの混合比が選択された場合には、より使用者の希望に対応することができる。
請求項14に記載の発明では、印刷部が黒色を含む複数色のカラー印刷を実行可能に構成されている場合において、選択画像で顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させることが選択された場合に、選択画像表示制御手段は、さらに黒色とその他の色との各々に対して、顔料インクのみで印刷する場合、染料インクのみで印刷する場合、及び顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示される次選択画像を表示するものであり、印刷用インク設定手段は、次選択画像において、黒色とその他の色との各々に対して選択されたインク種別あるいはインクの混合比に対応するインクに設定することを特徴とする。
これにより、請求項6に記載の発明と同様に、黒色のインクとその他(カラー)のインクとの両方について、個別に詳細な設定ができるので、より使用者の所望する印刷結果を簡単な選択操作により得ることができる。また、顔料インクと染料インクとの混合比が選択された場合には、黒色のインクとその他(カラー)のインクとの両方について、個別にインクの混合比の設定ができるので、より使用者の希望に対応することができる。
請求項15に記載の発明では、用紙種別指定手段により指定された記録用紙の種別が所定の種別の場合に、印刷用インク設定手段による作動を禁止する禁止手段として機能させるので、請求項7に記載の発明と同様に、印刷結果に不具合が生じることを事前に防ぐことができる。
請求項16に記載の発明では、使用者による入力操作に基づいて、助言を求めるためのヘルプ情報の入力を受け付けた場合に、インクの定着性の度合の選び方についての助言が記載されたコメントを表示装置に表示する助言表示制御手段として機能させることを特徴とする。
これにより、請求項8に記載の発明と同様に、インクの定着性について詳しくない使用者は、インクの定着性の度合の選び方について知ることができるので、印刷システムの使い勝手を向上させるができる。
請求項17に記載の発明では、インクの残量を取得するインク残量取得手段、インク残量取得手段により取得されたインクの残量に基づいて、印刷用インク設定手段により設定されたインクで印刷することが可能か否かを判定する判定手段、及び判定手段によって印刷用インク設定手段により設定されたインクで印刷することが不可能であると判定された場合に、その旨を使用者に対して報知する報知手段として機能させることを特徴とする。
これにより、請求項9に記載の発明と同様に、インクの残量不足のため、印刷用インク設定手段により設定されたインクでの印刷が不可能な場合には、その旨が予め報知されるので、使用者はインクの定着性の度合を変更するといった対処をすることができる。その結果、使用者の選択に基づいて使用するインクを設定したにも関わらず、インク不足により印刷が正常に行えないという不具合の発生を防止することができる。
請求項18に記載の発明では、記録用紙にインクを定着させることで画像を印刷する印刷部を有する印刷システムに用いられ、印刷部を制御するための印刷制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータを、使用者による入力操作もしくは予め設定されている設定内容に基づいて、印刷部が画像を印刷する記録用紙の種別を指定する用紙種別指定手段、及び使用者による入力操作に基づいて、インクの定着性の度合を表すインク定着性情報の入力を受け付けた場合に、用紙種別指定手段により指定された記録用紙に対して印刷部が使用するインクとして、使用者により入力されたインク定着性情報に対応するインクに設定する印刷用インク設定手段として機能させる印刷制御用プログラムを記録したことを特徴とする。
これにより、請求項1に記載の発明と同様に、インクの定着性の度合を使用者自身が設定することができるので、使用する記録用紙の特性(紙質)に合わせて、インクの定着性の度合を適宜変更することができ、どの記録用紙(紙質)においても、使用者の希望する印刷結果を得ることができる。
請求項19に記載の発明では、インクの定着性が異なる複数のインクを利用して印刷が実行される場合において、印刷用インク設定手段は、複数のインクを印刷部が使用するインクとして設定するとともに、インク定着性情報に応じて、それら複数のインクの混合比を変更することを特徴とする。
これにより、請求項3に記載の発明と同様に、インクの混合比を変えるだけで、インクの定着性の度合を適宜変更することができ、使用者の希望する印刷結果を容易に得ることができる。
請求項20に記載の発明では、インク定着性情報を使用者に選択入力させるための選択画像を表示装置に表示する選択画像表示制御手段として機能させる印刷制御用プログラムを記録し、選択画像は、インクの定着性の度合を段階的に表示するとともに、その表示した度合のうち何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示されるものであり、印刷用インク設定手段は、選択画像において選択された度合に対応するインクに設定することを特徴とする。
これにより、請求項4に記載の発明と同様に、インクの定着性の度合を段階的に表示するので、印刷時に利用されるインクの定着性の度合を選択することが容易になる。また、定着性の度合毎に使用するインクの種別や混合比を予め設定しておくことができ、定着性の度合に応じたインクの設定が簡易化される。
請求項21に記載の発明では、印刷部が顔料インク及び染料インクのうち少なくとも一方のインクで印刷するように構成されている場合において、インク定着性情報を使用者に選択入力させるための選択画像を表示装置に表示する選択画像表示制御手段として機能させる印刷制御用プログラムを記録し、選択画像は、顔料インクのみで印刷する場合、染料インクのみで印刷する場合、及び顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に選択させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示されるものであり、印刷用インク設定手段は、選択画像において選択されたインク種別あるいはインクの混合比に対応するインクに設定することを特徴とする。
これにより、請求項5に記載の発明と同様に、上記3つの選択肢の中から使用者が所望するものを選択するだけで印刷時に使用されるインクを決定することができるので、印刷システムの操作性を向上させることができる。また、顔料インクと染料インクとの混合比が選択された場合には、より使用者の希望に対応することができる。
請求項22に記載の発明では、印刷部が黒色を含む複数色のカラー印刷を実行可能に構成されている場合において、選択画像で顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させることが選択された場合に、選択画像表示制御手段は、さらに黒色とその他の色との各々に対して、顔料インクのみで印刷する場合、染料インクのみで印刷する場合、及び顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示される次選択画像を表示するものであり、印刷用インク設定手段は、次選択画像において、黒色とその他の色との各々に対して選択されたインク種別あるいはインクの混合比に対応するインクに設定することを特徴とする。
これにより、請求項6に記載の発明と同様に、黒色のインクとその他(カラー)のインクとの両方について、個別に詳細な設定ができるので、より使用者の所望する印刷結果を簡単な選択操作により得ることができる。また、顔料インクと染料インクとの混合比が選択された場合には、黒色のインクとその他(カラー)のインクとの両方について、個別にインクの混合比の設定ができるので、より使用者の希望に対応することができる。
請求項23に記載の発明では、用紙種別指定手段により指定された記録用紙の種別が所定の種別の場合に、印刷用インク設定手段による作動を禁止する禁止手段して機能させる印刷制御用プログラムを記録しているので、請求項7に記載の発明と同様に、印刷結果に不具合が生じることを事前に防ぐことができる。
請求項24に記載の発明では、使用者による入力操作に基づいて、助言を求めるためのヘルプ情報の入力を受け付けた場合に、インクの定着性の度合の選び方についての助言が記載されたコメントを表示装置に表示する助言表示制御手段として機能させる印刷制御用プログラムを記録したことを特徴とする。
これにより、請求項8に記載の発明と同様に、インクの定着性について詳しくない使用者は、インクの定着性の度合の選び方について知ることができるので、印刷システムの使い勝手を向上させるができる。
請求項25に記載の発明では、インクの残量を取得するインク残量取得手段、インク残量取得手段により取得されたインクの残量に基づいて、印刷用インク設定手段により設定されたインクで印刷することが可能か否かを判定する判定手段、及び判定手段によって印刷用インク設定手段により設定されたインクで印刷することが不可能であると判定された場合に、その旨を使用者に対して報知する報知手段として機能させる印刷制御用プログラムを記録したことを特徴とする。
これにより、請求項9に記載の発明と同様に、インクの残量不足のため、印刷用インク設定手段により設定されたインクでの印刷が不可能な場合には、その旨が予め報知されるので、使用者はインクの定着性の度合を変更するといった対処をすることができる。その結果、使用者の選択に基づいて使用するインクを設定したにも関わらず、インク不足により印刷が正常に行えないという不具合の発生を防止することができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本実施形態では、本発明に係る印刷制御用プログラムを、プリンタに接続されたコンピュータに組み込む(インストールする)ことにより、コンピュータ及びプリンタを印刷システムとして機能させた場合を例として説明する。
(第1実施形態)
1.印刷システムの概要
図1は、本実施形態に係る印刷システムの概要を示す図であり、この印刷システムは、コンピュータ10及びプリンタ20等を有して構成されている。なお、以下の説明では、コンピュータ10をPC10という。
PC10は、図1に示すように、画像及び文字を表示するLCD(液晶表示パネル)やCRT(ブラウン管)等にて構成された表示装置11、表示装置11の特定部位を指し示すポインタ(図示省略)を移動させるポインティング手段をなすマウス(図示省略)及びキーボード(図示省略)等にて構成された操作部12、CPU(中央演算装置)13、ROM(読み込み専用記憶装置)14、RAM(随時読み書き可能な記憶装置)15、HDD(磁気記憶装置)16、並びにプリンタ20が接続されるプリンタポートI/F(Interface)17等を有して構成されている。
また、本実施形態に係るプリンタ20は、インクを液滴として記録用紙に向けて噴射することにより記録用紙に画像を形成する周知のインクジェット記録装置である。
また、プリンタ20には、顔料インクを各色毎に充填した複数(本実施形態では4つ)の顔料インクタンクからなる顔料インクタンク群(図示省略)、及び顔料インクよりもインクの定着性が高い染料インクを各色毎に充填した複数(本実施形態では4つ)の染料インクタンクからなる染料インクタンク群(図示省略)が設けられている。
そして、プリンタ20は、顔料インクタンク群に充填されたインク、及び染料インクタンク群に充填されたインクを記録用紙に向けて噴射することにより、記録用紙に画像を形成する。
顔料インクタンク群は、ブラック(Bk)の顔料インクが充填されたBk顔料インクタンク、シアン(C)の顔料インクが充填されたC顔料インクタンク、イエロー(Y)の顔料インクが充填されたY顔料インクタンク、及びマゼンタ(M)の顔料インクが充填されたM顔料インクタンクを有して構成されている。
また、染料インクタンク群は、ブラック(Bk)の染料インクが充填されたBk染料インクタンク、シアン(C)の染料インクが充填されたC染料インクタンク、イエロー(Y)の染料インクが充填されたY染料インクタンク、及びマゼンタ(M)の染料インクが充填されたM染料インクタンクを有して構成されている。
そして、プリンタ20は、図1に示すように、プリンタ20が備える機能を選択等するための操作キー21、操作内容や作業状況を表示する表示パネル22、記録用紙等の被記録媒体に文字や画像等を印刷する印刷部23、CPU24、ROM25、RAM26、HDD27、電力の供給が停止した場合であっても記憶された内容を保持することが可能な不揮発性RAM28、並びにプリンタ20をPC10に直接接続するためのプリンタポートインターフェース29等を有して構成されている。
2.印刷設定ウインドウ30
印刷設定ウインドウ30は、図2に示すように、使用者が印刷画像の印刷設定を行うためのものであり、この印刷設定ウインドウ30は、印刷画像の印刷設定を行うための印刷設定指令が、使用者の操作によって入力された場合に、後述するプログラム(プリンタドライバ)に基づいて、表示装置11に表示される。
印刷設定ウインドウ30(本発明の選択画像に相当)は、図2に示すように、普通紙や光沢紙等の記録用紙の種別(種類)、インクの定着性の度合(以下、定着性レベルという。)、記録用紙のサイズ(寸法)、及び印刷部数等の印刷に関する印刷設定用項目を設定するための基本設定入力部32、印刷を実行することを表すOKボタン34並びにキャンセルボタン36等にて構成されている。
そして、本実施形態では、印刷設定ウインドウ30のOKボタン34が使用者により選択(クリック)された場合に、印刷設定用項目に入力された設定内容に従って印刷画像の印刷が行われる。
また、印刷設定ウインドウ30(基本設定入力部32)の各印刷設定用項目には、デフォルト値(初期設定値)が予め入力されており、これら各項目が使用者により設定変更されずにOKボタン34が選択された場合には、そのデフォルト値の内容で印刷画像の印刷が行われる。これらの処理も後述するプログラム(プリンタドライバ)に基づいて、実行される。
また、印刷画像の印刷が行われたときに各印刷設定用項目に入力されている値(内容)は、次回以降に各印刷設定用項目に入力されるデフォルト値として、HDD16等に記憶(更新)される。
基本設定入力部32は、記録用紙の種別を選択(指定)するための用紙種別選択部38、定着性レベルの設定変更を許可するか否かを選択するための定着性レベル設定変更許可選択部39、及び定着性レベルを設定変更するための定着性レベル設定部40等を有して構成されている。
用紙種別選択部38は、普通紙、インクジェット紙、光沢紙、はがき及びOHP紙等の記録用紙の中から、プリンタ20が印刷時に使用する記録用紙の種別を選択可能にされている。例えば、プルダウン表示により複数の記録用紙の名称を表示させ、その中から使用者が任意のものを選択する構成とされる。
定着性レベル設定変更許可選択部39は、この項目に符号(レ点)が表示されている場合に定着性レベルの設定変更を許可し、符号が表示されていない場合には定着性レベルの設定変更を禁止する。
定着性レベル設定部40は、使用者が定着性のレベルを複数段階(本実施形態では5段階)の中から選択可能に構成されている。定着性レベル設定部40において、定着性レベルは「定着性重視」と「鮮明性重視」との間を段階的に区切って選択可能に表示されており、この定着性レベル設定部40には、使用者により操作されるカーソル42が複数段階の定着性レベルに対応して移動可能に設けられている。
また、この定着性レベル設定部40は、使用者による入力操作を受け付け、使用者による入力操作が行われた場合に、カーソル42の位置に対応する定着性レベルを、印刷時に使用されるインクの定着性レベルとして設定する。
ここで、本実施形態において、「定着性レベルが高くなる」とは、「インクの定着性の度合が高くなる」ということを意味しており、インクの定着性の度合が高くなるほど、記録用紙に付着したインクは乾きやすくなる。
なお、本実施形態では、用紙種別選択部38のデフォルト値としては「普通紙」が設定されており、定着性レベル設定変更許可選択部39のデフォルト値としては定着性レベルの設定変更を禁止する(項目に符号を入力しない)旨が設定され、定着性レベル設定部40のデフォルト値としては定着性レベルが「3(中間値)」に設定されている。
3.印刷制御用プログラム(印刷システム)の特徴的作動
次に、本実施形態に係るPC10において、プリンタ20を制御するためのプログラム(プリンタドライバ)の特徴的作動を説明する。
図3は、プリンタ20を制御するためのプログラムの特徴的作動を示すフローチャートであり、このプログラムは、印刷選択指令が入力されたときに実行され、通常、HDD16等に記憶されている。
図3に示すプログラムが起動されると、まず印刷設定ウインドウ30(図2参照)が表示装置11に表示される(S110)。このとき、印刷設定ウインドウ30の各印刷設定用項目には、HDD16に記憶されているデフォルト値が入力される。
そして、印刷設定ウインドウ30が表示装置11に表示されると(S110)、用紙種別選択部38(図2参照)の印刷設定用項目に入力されている値(内容)に基づいて、記録用紙の種別に変更があったか否かが判定される(S120)。
そして、記録用紙の種別に変更がないと判定された場合には(S120:NO)、その時点で設定されている記録用紙、すなわち印刷時に使用される記録用紙が、使用者により任意に設定される定着性レベルのインクで印刷してもよい種別の記録用紙であるか否かが判定される(S140)。
具体的に説明すると、印刷時に使用される記録用紙の種別が、「普通紙」及び「はがき」については、使用者により設定される定着性レベルのインクで印刷し、「インクジェット紙」、「光沢紙」及び「OHP紙」については、使用者により設定される定着性レベルのインクでの印刷を許可しないと判断する。
また、記録用紙の種別に変更があると判定された場合には(S120:YES)、用紙種別選択部38の印刷設定用項目に入力されている値がデフォルト値としてHDD16に記憶(更新)されるとともに、この値(種別)が印刷時に使用される記録用紙の種別に設定され(S130)、処理がS140へ移行される。
そして、S140にて、印刷時に使用される記録用紙が、使用者により設定される定着性レベルのインクで印刷してはいけない種別であると判定された場合には(S140:NO)、使用者による定着性レベルの設定変更が禁止され(S150)、各記録用紙の種別に対して予め設定された定着性レベルが、印刷時に使用されるインクの定着性レベルに設定される。続いて、記録用紙のサイズや印刷部数等のその他の設定に変更があったか否かが判定される(S200)。
一方、S140にて、使用者により設定される定着性レベルのインクで印刷してもよい種別であると判定された場合には(S140:YES)、定着性レベル設定変更許可選択部39(図2参照)の印刷設定用項目に符号が表示されているか否かが判定される(S160)。
そして、定着性レベル設定変更許可選択部39の印刷設定用項目に符号が表示されていないと判定された場合には(S160:NO)、デフォルト値が定着性レベルに設定されて、上記と同様に、記録用紙のサイズや印刷部数等のその他の設定に変更があったか否かが判定される(S200)。
また、定着性レベル設定変更許可選択部39の印刷設定用項目に符号が表示されていると判定された場合には(S160:YES)、使用者による定着性レベル設定部40(図2参照)への入力操作が受け付けられ、実際に定着性レベルの変更が行われた(カーソル42位置が変更された)か否かが判定される(S170)。
そして、定着性レベルの変更が行われていないと判定された場合には(S170:NO)、デフォルト値が定着性レベルとして設定されて、この設定された定着性レベルがデフォルト値としてHDD16に記憶される(S190)。
一方、定着性レベルの変更が行われたと判定された場合には(S170:YES)、使用者による定着性レベル設定部40への入力操作に応じた定着性レベルが、印刷時に使用されるインクの定着性レベルに設定される(S180)。
ここで、図4に示すように、定着性レベル設定部40において1番左側の位置40Aにカーソル42がある状態では、定着性レベルが「1」に設定されて、印刷時に使用されるインクは顔料インクのみに設定される。
また、左側から2番目の位置40Bにカーソル42がある状態では、定着性レベルが「2」に設定されて、印刷時に使用されるインクは、染料インクと顔料インクとの混合比が「1:3」になるように設定される。また、左側から3番目(中央)の位置40Cにカーソル42がある状態では、定着性レベルが「3」に設定されて、印刷時に使用されるインクは、染料インクと顔料インクとの混合比が「1:1」になるように設定される。
また、左側から4番目の位置40Dにカーソル42がある状態では、定着性レベルが「4」に設定されて、印刷時に使用されるインクは、染料インクと顔料インクとの混合比が「3:1」になるように設定される。また、左側から5番目の位置40Eにカーソル42がある状態では、定着性レベルが「5」に設定されて、印刷時に使用されるインクは染料インクのみに設定される。
そして、S180にて定着性レベルが設定されると、この設定された定着性レベルが新たなデフォルト値としてHDD16に記憶され(S190)、続いて、記録用紙のサイズや印刷部数等のその他の設定に変更があったか否かが判定される(S200)。
そして、その他の設定に変更がないと判定された場合には(S200:NO)、OKボタン34が選択(クリック)されたか否かが判定され(S220)、逆にその他の設定に変更があったと判定された場合には(S200:YES)、その変更結果がデフォルト値としてHDD16に記憶される(S210)。
また、S220にて、OKボタン34が選択されていないと判定された場合には(S220:NO)、再度S120に移行し、記録用紙の種別に変更があったか否かが判定され(S120)、逆にOKボタン34が選択されたと判定された場合には(S220:YES)、今回印刷設定ウインドウ30にて設定された各印刷設定用項目の内容がプリンタ20へ出力され(S230)、その内容に従った印刷がプリンタ20により実行され、本プログラムが終了する。
つまり、本実施形態では、インクの定着性レベルが使用者により設定変更され、OKボタン34が選択されたと判定された場合に(S220:YES)、インクの定着性の度合を表すインク定着性情報の入力を使用者から受け付ける。そして、プリンタ20が印刷時に使用するインクとして、インク定着性情報(定着性レベル設定部40にて設定された定着性レベル)に対応するインク(具体的には、インクの種別や、そのインクの混合比によって決定される)をプリンタ20の印刷部23において使用するインクに設定する(S230)。
4.本実施形態に係る印刷システムの特徴
本実施形態では、定着性レベル(インクの定着性の度合)を使用者自身が設定することができるので、使用する記録用紙の特性(紙質)に合わせて、定着性レベルを適宜設定変更することができ、どの記録用紙(紙質)においても、使用者の希望する印刷結果を得ることができる。
また、本実施形態では、インクの混合比を変えるだけで、定着性レベルを適宜変更することができるので、より使用者の希望する印刷結果を容易に得ることができる。
また、本実施形態では、定着性レベルを段階的に表示するので、使用者は、印刷時に利用される定着性レベルを設定することが容易になる。また、定着性レベル毎に使用するインクの種別や混合比を予め設定しておくことができ、定着性レベルに応じたインクの設定が簡易化される。
また、本実施形態では、定着性レベルを使用者が設定したとしても、かえって望ましくない印刷結果となる可能性があるOHP紙や光沢紙等が指定された場合には、使用者による定着性レベルの設定を禁止しているので、印刷結果に不具合が生じることを事前に防ぐことができる。
5.発明特定事項と実施形態との対応関係
本実施形態では、PC10が特許請求の範囲に記載された印刷制御部及び印刷制御装置に相当し、プリンタ20が特許請求の範囲に記載された印刷装置に相当する。また、S120及びS130の処理が特許請求の範囲に記載された用紙種別指定手段に相当し、S160〜S190及びS230の処理が特許請求の範囲に記載された印刷用インク設定手段に相当する。また、S110の処理が特許請求の範囲に記載された選択画像表示制御手段に相当し、S140及びS150の処理が、特許請求の範囲に記載された禁止手段に相当する。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、インクの色に関係なく定着性レベルを使用者が変更していたが、本実施形態は、ブラックのインクとブラック以外の色(C、Y、M)のインクとにおいて定着性レベル(顔料インクと染料インクとの混合比)を使用者が変更することができるようにしたものである。なお、以下の説明では、ブラック以外の色(C、M、Y)のことをカラーという。
1.印刷システムの概要
図5は、本実施形態の印刷システムを示す模式図であり、本実施形態のプリンタ20には、図5に示すように、インクの残量を検出するインク残量検出部43が設けられている。そして、このインク残量検出部43は、各インクタンクに対応して設けられている。
2.印刷設定ウインドウ30
図6は、本実施形態の印刷設定ウインドウ30(本発明の選択画像に相当)の説明図であり、印刷設定ウインドウ30の定着性レベル設定部50は、顔料インクのみで印刷する場合、染料インクのみで印刷する場合、及び顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能になっている。
また、定着性レベル設定部50には、定着性レベルの詳細を使用者に設定させるための詳細設定ボタン52が設けられており、この詳細設定ボタン52は、定着性レベル設定部50において、顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させることが選択された場合に、すなわち図6に示す「カスタム」の印刷設定用項目に符号が表示されている場合に、選択(クリック)可能にされており、この詳細設定ボタン52がクリックされると、図7に示すように、顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させるための定着性レベル詳細設定ウインドウ60(本発明の次選択画像に相当)が表示される。
定着性レベル詳細設定ウインドウ60は、ブラックのインクとカラーのインクとにおいて定着性レベルを別々に設定変更するためのものであり、この定着性レベル詳細ウインドウは、図7に示すように、ブラック用定着性レベル設定部62、カラー用定着性レベル設定部64、OKボタン66、及び後述のアドバイスウインドウ70(図7参照)を表示するためのアドバイスボタン68等を有して構成されている。
ブラック用定着性レベル設定部62は、ブラックのインクにおいて定着性レベルを設定変更するためのものであり、このブラック用定着性レベル設定部62では、印刷時に使用されるブラックのインクを、顔料インクのみにする場合、染料インクのみにする場合、及び顔料インクと染料インクとを混合させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能になっている。
そして、ブラック用定着性レベル設定部62において、顔料インクと染料インクとを混合させる旨が選択された場合、すなわち図7のブラック用定着性レベル設定部62に示す「顔料と染料を混ぜる」の印刷設定用項目が選択されている場合には、上述した第1実施形態と同様、ブラックのインクの定着性レベルを段階的(本実施形態では5段階)に設定できるようにされている。
カラー用定着性レベル設定部64は、カラーのインクにおいて定着性レベルを設定変更するためのものであり、このカラー用定着性レベル設定部64は、印刷時に使用されるカラーのインクを、顔料インクのみにする場合、染料インクのみにする場合、及び顔料インクと染料インクとを混合させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能になっている。
そして、カラー用定着性レベル設定部64において、顔料インクと染料インクとを混合させる旨が選択された場合、すなわち図7のカラー用定着性レベル設定部64に示す「顔料と染料を混ぜる」が選択されている場合には、上述した第1実施形態と同様、カラーのインクの定着性レベルを段階的(本実施形態では5段階)に設定できるようにされている。
アドバイスウインドウ70は、図8に示すように、定着性レベルの選び方についてのアドバイス(助言)が記載されたコメントが表示されており、具体的には、顔料インクと染料インクとの違いが記載されている。なお、アドバイスの内容は図8に記載の内容に限定されるものではなく、さらに詳しいアドバイスが表示されるような複数のウインドウにわたるものであってもよい。
3.印刷制御用プログラムの特徴的作動
図9は、本実施形態に係るプリンタ20を制御するためのプログラムの特徴的作動を示すフローチャートであり、このプログラムは、使用者が操作部12を操作することにより印刷指令が入力されたときに実行され、通常、HDD16等に記憶されている。そして、図9に示すプログラムが起動されると、まず印刷設定ウインドウ30(図6参照)が表示装置11に表示される(S310)。
以降、S320〜S360の処理は、図3のフローチャートにおけるS120〜S160の処理と実質的に同じであり、S380〜S410の処理は、S200〜S230の処理と実質的に同じであるため、説明を省略する。そして、図3のフローチャートと異なるS370の定着性レベル設定処理について説明する。
3.1.定着性レベル設定処理
次に、図10は、定着性レベル設定処理(図9のS370)を示すフローチャートであり、図9のフローチャートにおいて、定着性レベル設定変更許可選択部39の印刷設定用項目に符号が表示されていると判定された場合(S360:YES)に実行される。
この定着性レベル設定処理が開始されると、まず定着性レベル設定部50(図6参照)において、「顔料インク」の印刷設定用項目、「染料インク」の印刷設定用項目、及び「カスタム」の印刷設定用項目のうち、何れの印刷設定用項目に符号が表示されているかが判定される(S510)。
そして、S510にて、「顔料インク」の印刷設定用項目に符号が表示されていると判定された場合には、顔料インクタンク群のインク残量検出部43の検出結果がプリンタ20から取得され、この検出結果に基づいて、顔料インクの残量が所定量以上残っているか否かが判定される(S520)。
S520にて、顔料インクの残量が所定量未満であると判定された場合には(S520:NO)、顔料インクで印刷することができないと判断され、図11に示すように、使用者により設定された定着性レベルでは印刷ができない旨を表すエラーメッセージが記載されたエラーメッセージウインドウ80が表示装置11に表示され(S530)、処理がS510へ移行される。
一方、S520にて、顔料インクの残量が所定量以上残っていると判定された場合には(S520:YES)、顔料インクで印刷することができると判断され、顔料インクが、印刷時に使用されるインクに設定され(S540)、この旨がインクの定着性レベルのデフォルト値としてHDD16に記憶され(S550)、定着性レベル設定処理が終了する。
また、S510にて、「染料インク」の印刷設定用項目に符号が表示されていると判定された場合には、染料インクタンク群のインク残量検出部43の検出結果がプリンタ20から取得され、この検出結果に基づいて、染料インクの残量が所定量以上残っているか否かが判定される(S560)。
S560にて、染料インクの残量が所定量未満であると判定された場合には(S560:NO)、染料インクで印刷することができないと判断され、エラーメッセージウインドウ80(図11参照)が表示装置11に表示される(S530)。
一方、S560にて、染料インクの残量が所定量以上残っていると判定された場合には(S560:YES)、染料インクで印刷することができると判断され、染料インクが、印刷時に使用されるインクに設定され(S570)、この旨がインクの定着性レベルのデフォルト値としてHDD16に記憶され(S550)、定着性レベル設定処理が終了する。
また、S510にて、「カスタム」の印刷設定用項目に符号が表示されていると判定された場合には、詳細設定ボタン52が選択(クリック)されたか否かが判定される(S580)。
そして、詳細設定ボタン52がクリックされていないと判定された場合には(S580:NO)、処理がS510へ移行され、印刷設定用項目に変更がある場合に備える。逆に詳細設定ボタン52がクリックされたと判定された場合には(S580:YES)、顔料インクと染料インクとの混合比(定着性レベル)を使用者に設定させるための定着性レベル詳細設定処理(後述の図12、13参照)が実行されて(S590)、定着性レベル設定処理が終了する。
3.2.定着性レベル詳細設定処理
次に、図12及び図13は、定着性レベル詳細設定処理(図10のS590)を示すフローチャートであり、この定着性レベル詳細設定処理が開始されると、図12に示すように、まず定着性レベル詳細設定ウインドウ60(図7参照)が表示装置11に表示される(S610)。
そして、定着性レベル詳細設定ウインドウ60のブラック用定着性レベル設定部62において、「顔料インク」の印刷設定用項目、「染料インク」の印刷設定用項目、及び「顔料インクと染料インクを混ぜる」の印刷設定用項目のうち、何れの印刷設定用項目に符号が表示されているかが判定される(S620)。
そして、S620にて、「顔料インク」の印刷設定用項目に符号が表示されていると判定された場合には、Bk顔料インクタンクのインク残量検出部43の検出結果がプリンタ20から取得され、この検出結果に基づいて、Bk顔料インクの残量が所定量以上残っているか否かが判定される(S630)。
そして、S630にて、Bk顔料インクの残量が所定量未満であると判定された場合には(S630:NO)、Bk顔料インクで印刷することができないと判断され、エラーメッセージウインドウ80(図11参照)が表示装置11に表示され(S640)、処理がS620へ移行される。
一方、S630にて、Bk顔料インクの残量が所定量以上残っていると判定された場合には(S630:YES)、Bk顔料インクで印刷することができると判断され、Bk顔料インクが、印刷時に使用されるBkインクに設定され(S650)、この旨がBkインク用の定着性レベルのデフォルト値としてHDD16に記憶される(S660)。
また、S620にて、「染料インク」の印刷設定用項目に符号が表示されていると判定された場合には、Bk染料インクタンクのインク残量検出部43の検出結果がプリンタ20から取得され、この検出結果に基づいて、Bk染料インクの残量が所定量以上残っているか否かが判定される(S670)。
そして、S670にて、Bk染料インクの残量が所定量未満であると判定された場合には(S670:NO)、Bk染料インクで印刷することができないと判断され、エラーメッセージウインドウ80(図11参照)が表示装置11に表示される(S640)。
一方、S670にて、Bk染料インクの残量が所定量以上残っていると判定された場合には(S670:YES)、Bk染料インクで印刷することができると判断され、Bk染料インクが、印刷時に使用されるBkインクに設定され(S680)、この旨がBkインク用の定着性レベルのデフォルト値としてHDD16に記憶される(S660)。
また、S620にて、「顔料インクと染料インクを混ぜる」の印刷設定用項目に符号が表示されていると判定された場合には、Bk顔料インクタンク及びBk染料インクタンクのインク残量検出部43の検出結果がプリンタ20から取得され、この検出結果に基づいて、Bk顔料インク及びBk染料インク(以下単に、Bkインクという。)の残量が所定量以上残っているか否かが判定される(S690)。
そして、S690にて、Bkインクの残量が所定量未満であると判定された場合には(S690:NO)、Bkインクで印刷することができないと判断され、エラーメッセージウインドウ80(図11参照)が表示装置11に表示され(S640)、処理がS620へ移行される。
一方、S690にて、Bkインクの残量が所定量以上残っていると判定された場合には(S690:YES)、Bkインクで印刷することができると判断され、使用者によるブラック用定着性レベル設定部62への入力操作に応じた定着性レベルが、印刷時に使用されるBkインクの定着性レベルに設定され(S700)、この定着性レベルがデフォルト値としてHDD16に記憶される(S660)。
そして、S660の処理が終了すると、次に、図13に示すように、定着性レベル詳細設定ウインドウ60のカラー用定着性レベル設定部64において、「顔料インク」の印刷設定用項目、「染料インク」の印刷設定用項目、及び「顔料インクと染料インクを混ぜる」の印刷設定用項目のうち、何れの印刷設定用項目に符号が表示されているかが判定される(S710)。
そして、S710にて、「顔料インク」の印刷設定用項目に符号が表示されていると判定された場合には、カラー(C、Y、M)顔料インクタンクのインク残量検出部43の検出結果がプリンタ20から取得され、この検出結果に基づいて、カラー顔料インクの残量が所定量以上残っているか否かが判定される(S720)。
S720にて、カラー顔料インクのうち一色でも残量が所定量未満であると判定された場合には(S720:NO)、カラー顔料インクで印刷することができないと判断され、エラーメッセージウインドウ80(図11参照)が表示装置11に表示され(S730)、処理がS710へ移行される。
一方、S720にて、カラー顔料インクの残量が所定量以上残っていると判定された場合には(S720:YES)、カラー顔料インクで印刷することができると判断され、カラー顔料インクが、印刷時に使用されるカラーインクに設定され(S740)、この旨がカラーインク用の定着性レベルのデフォルト値としてHDD16に記憶され(S750)、定着性レベル詳細設定処理が終了する。
また、S710にて、「染料インク」の印刷設定用項目に符号が表示されていると判定された場合には、カラー染料インクタンクのインク残量検出部43の検出結果がプリンタ20から取得され、この検出結果に基づいて、カラー染料インクの残量が所定量以上残っているか否かが判定される(S760)。
S760にて、カラー染料インクのうち一色でも残量が所定量未満であると判定された場合には(S760:NO)、カラー染料インクで印刷することができないと判断され、エラーメッセージウインドウ80(図11参照)が表示装置11に表示される(S730)。
一方、S760にて、カラー染料インクの残量が所定量以上残っていると判定された場合には(S760:YES)、カラー染料インクで印刷することができると判断され、カラー染料インクが、印刷時に使用されるカラーインクに設定され(S770)、この旨がカラーインク用の定着性レベルのデフォルト値としてHDD16に記憶され(S750)、定着性レベル詳細設定処理が終了する。
また、S710にて、「顔料インクと染料インクを混ぜる」の印刷設定用項目に符号が表示されていると判定された場合には、カラー顔料インクタンク及びカラー染料インクタンクのインク残量検出部43の検出結果がプリンタ20から取得され、この検出結果に基づいて、カラー顔料インク及びカラー染料インク(以下単に、カラーインクという。)の残量が所定量以上残っているか否かが判定される(S780)。
S780にて、カラーインクのうち一色でも残量が所定量未満であると判定された場合には(S780:NO)、カラーインクで印刷することができないと判断され、エラーメッセージウインドウ80(図11参照)が表示装置11に表示される(S730)。
一方、S780にて、カラーインクの残量が所定量以上残っていると判定された場合には(S780:YES)、カラーインクで印刷することができると判断され、使用者によるカラー用定着性レベル設定部64への入力操作に応じた定着性レベルが、印刷時に使用されるカラーインクの定着性レベルに設定され(S790)、この定着性レベルがデフォルト値としてHDD16に記憶され(S750)、定着性レベル詳細設定処理が終了する。
4.本実施形態に係る印刷システムの特徴
本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、定着性レベル(インクの定着性の度合)を使用者自身が設定することができるので、使用する記録用紙の特性に合わせて、定着性レベルを適宜設定変更することができ、どの記録用紙(紙質)においても、使用者の希望する印刷結果を得ることができる。
また、本実施形態では、定着性レベル設定部50(図6参照)に表示される3つの印刷設定用項目(選択肢)の中から使用者が所望するものを選択するだけで印刷時に使用されるインクを設定することができるので、印刷システムの操作性を向上させることができる。また、顔料インクと染料インクとの混合比が選択された場合には、より使用者の希望に対応することができる。
また、本実施形態では、Bkインクとカラーインクとの両方について、個別に定着性レベルの設定を行うことができるので、より使用者の所望する印刷結果を簡単な選択操作により得ることができる。さらに、顔料インクと染料インクとの混合比が選択された場合には、黒色のインクとその他(カラー)のインクとの両方について、個別にインクの混合比の設定ができるので、より使用者の希望に対応することができる。
また、本実施形態では、インクの定着性について詳しくない使用者は、アドバイスウインドウ70(図7参照)を表示させることで、インクの定着性の度合(定着性レベル)の選び方について知ることができるので、印刷システムの使い勝手を向上させるができる。
また、本実施形態では、インクの残量不足のため、使用者により設定された定着性レベルのインクでの印刷が不可能な場合には、その旨が予め報知されるので、使用者はインクの定着性レベルを変更するといった対処をすることができる。その結果、使用者の選択に基づいて使用するインクを設定したにも関わらず、インク不足により印刷が正常に行えないという不具合の発生を防止することができる。
なお、上記実施形態では、インクの残量がない旨を表示することで使用者に報知するようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば音声にて使用者に報知するようにしてもよい。
5.発明特定事項と実施形態との対応関係
本実施形態では、S320及びS330の処理が特許請求の範囲に記載された用紙種別指定手段に相当し、S360、S370及びS410の処理が特許請求の範囲に記載された印刷用インク設定手段に相当する。また、S310が特許請求の範囲に記載された選択画像表示手段に相当し、S340及びS350の処理が、特許請求の範囲に記載された禁止手段に相当する。
また、S520、S560、S630、S670、S690、S720、S760及びS780の処理が、特許請求の範囲に記載されたインク残量取得手段及び判定手段に相当し、S530、S640、S730の処理が、特許請求の範囲に記載された報知手段に相当する。また、アドバイスウインドウ70が特許請求の範囲に記載された助言表示制御手段に相当する。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、インクの定着性レベルを段階的に変更するようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、インクの定着性レベルを連続的に変更するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、Bkインク(顔料インク、染料インクの双方)の残量が所定量未満であると判定された場合には、Bkインクで印刷することができないと判断され、エラーメッセージウインドウ80が表示されたが、Bk顔料インクあるいはBk染料インクの残量を個別に検出した結果、一方が残量が少なく、他方が残量が多い場合も考えられるため、そのような場合には、残量が少ない方のインクを多く消費するような混合比の設定を行えないように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、記録用紙の種別の選択や、インクの定着性レベルの設定等をPC10側で行うようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、プリンタ側でこれらの設定を行うようにしてもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
第1実施形態に係る印刷システムの模式図である。 第1実施形態の印刷設定ウインドウの説明図である。 第2実施形態のプリンタを制御するためのプログラムの特徴的作動を示すフローチャートである。 第1実施形態の定着性レベル設定部の説明図である。 第2実施形態に係る印刷システムの模式図である。 第2実施形態の印刷設定ウインドウの説明図である。 定着性レベル詳細設定ウインドウの説明図である。 アドバイスウインドウの説明図である。 第2実施形態のプリンタを制御するためのプログラムの特徴的作動を示すフローチャートである。 定着性レベル設定処理を示すフローチャートである。 エラーメッセージウインドウの説明図である。 定着性レベル詳細設定処理を示すフローチャートである。 定着性レベル詳細設定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10…コンピュータ、11…表示装置、12…操作部、13…CPU、14…ROM、15…RAM、16…HDD、17…プリンタポートI/F、20…プリンタ、21…操作キー、22…表示パネル、23…印刷部、24…CPU、25…ROM、26…RAM、27…HDD、28…不揮発性メモリ、29…プリンタポートI/F、30…印刷設定ウインドウ、32…基本設定入力部、34…OKボタン、38…用紙種別選択部、39…定着性レベル設定変更許可選択部、40、50…定着性レベル設定部、42…カーソル、43…インク残量検出部、52…詳細設定ボタン、60…定着性レベル詳細設定ウインドウ、62…ブラック用定着性レベル設定部、64…カラー用定着性レベル設定部、66…OKボタン、70…アドバイスウインドウ、80…エラーメッセージウインドウ。

Claims (25)

  1. 記録用紙にインクを定着させることで画像を印刷する印刷部、及び前記印刷部を制御する印刷制御部を有する印刷システムであって、
    前記印刷制御部に設けられ、使用者による入力操作もしくは予め設定されている設定内容に基づいて、前記印刷部が画像を印刷する記録用紙の種別を指定する用紙種別指定手段と、
    前記印刷制御部に設けられ、使用者による入力操作に基づいて、インクの定着性の度合を表すインク定着性情報の入力を受け付けた場合に、前記用紙種別指定手段により指定された記録用紙に対して前記印刷部が使用するインクとして、使用者により入力されたインク定着性情報に対応するインクに設定する印刷用インク設定手段と
    を備えたことを特徴とする印刷システム。
  2. 記録用紙にインクを定着させることで画像を印刷する印刷装置に接続され、前記印刷装置を制御する印刷制御部を有する印刷制御装置であって、
    使用者による入力操作もしくは予め設定されている設定内容に基づいて、前記印刷装置が画像を印刷する記録用紙の種別を指定する用紙種別指定手段と、
    使用者による入力操作に基づいて、インクの定着性の度合を表すインク定着性情報の入力を受け付けた場合に、前記用紙種別指定手段により指定された記録用紙に対して前記印刷装置が使用するインクとして、使用者により入力されたインク定着性情報に対応するインクに設定する印刷用インク設定手段と
    を備えたことを特徴とする印刷制御装置。
  3. インクの定着性が異なる複数のインクを利用して印刷が実行される場合において、
    前記印刷用インク設定手段は、前記複数のインクを前記印刷装置が使用するインクとして設定するとともに、前記インク定着性情報に応じて、それら複数のインクの混合比を変更することを特徴とする請求項2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記インク定着性情報を使用者に選択入力させるための選択画像を表示装置に表示する選択画像表示制御手段を備えており、
    前記選択画像は、インクの定着性の度合を段階的に表示するとともに、その表示した度合のうち何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示されるものであり、
    前記印刷用インク設定手段は、前記選択画像において選択された前記度合に対応するインクに設定することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の印刷制御装置。
  5. 前記印刷装置が顔料インク及び染料インクのうち少なくとも一方のインクで印刷するように構成されている場合において、
    前記インク定着性情報を使用者に選択入力させるための選択画像を表示装置に表示する選択画像表示制御手段を備えており、
    前記選択画像は、顔料インクのみで印刷する場合、染料インクのみで印刷する場合、及び顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に選択させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示されるものであり、
    前記印刷用インク設定手段は、前記選択画像において選択されたインク種別あるいはインクの混合比に対応するインクに設定することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の印刷制御装置。
  6. 前記印刷装置が黒色を含む複数色のカラー印刷を実行可能に構成されている場合において、
    前記選択画像で顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させることが選択された場合に、前記選択画像表示制御手段は、さらに黒色とその他の色との各々に対して、顔料インクのみで印刷する場合、染料インクのみで印刷する場合、及び顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示される次選択画像を表示するものであり、
    前記印刷用インク設定手段は、前記次選択画像において、黒色とその他の色との各々に対して選択されたインク種別あるいはインクの混合比に対応するインクに設定することを特徴とする請求項5に記載の印刷制御装置。
  7. 前記用紙種別指定手段により指定された記録用紙の種別が所定の種別の場合に、前記印刷用インク設定手段による作動を禁止する禁止手段を備えたことを特徴とする請求項2ないし請求項6の何れか1項に記載の印刷制御装置。
  8. 使用者による入力操作に基づいて、助言を求めるためのヘルプ情報の入力を受け付けた場合に、インクの定着性の度合の選び方についての助言が記載されたコメントを表示装置に表示する助言表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項2ないし請求項7の何れか1項に記載の印刷制御装置。
  9. インクの残量を取得するインク残量取得手段と、
    インク残量取得手段により取得されたインクの残量に基づいて、前記印刷用インク設定手段により設定されたインクで印刷することが可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記印刷用インク設定手段により設定されたインクで印刷することが不可能であると判定された場合に、その旨を使用者に対して報知する報知手段と
    を備えたことを特徴とする請求項2ないし請求項8の何れか1項に記載の印刷制御装置。
  10. 記録用紙にインクを定着させることで画像を印刷する印刷部を有する印刷システムに用いられ、前記印刷部を制御するための印刷制御用プログラムであって、
    コンピュータを、
    使用者による入力操作もしくは予め設定されている設定内容に基づいて、前記印刷部が画像を印刷する記録用紙の種別を指定する用紙種別指定手段、及び
    使用者による入力操作に基づいて、インクの定着性の度合を表すインク定着性情報の入力を受け付けた場合に、前記用紙種別指定手段により指定された記録用紙に対して前記印刷部が使用するインクとして、使用者により入力されたインク定着性情報に対応するインクに設定する印刷用インク設定手段
    として機能させることを特徴とする印刷制御用プログラム。
  11. インクの定着性が異なる複数のインクを利用して印刷が実行される場合において、
    前記印刷用インク設定手段は、前記複数のインクを前記印刷部が使用するインクとして設定するとともに、前記インク定着性情報に応じて、それら複数のインクの混合比を変更することを特徴とする請求項10に記載の印刷制御用プログラム。
  12. 前記インク定着性情報を使用者に選択入力させるための選択画像を表示装置に表示する選択画像表示制御手段として機能させ、
    前記選択画像は、インクの定着性の度合を段階的に表示するとともに、その表示した度合のうち何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示されるものであり、
    前記印刷用インク設定手段は、前記選択画像において選択された前記度合に対応するインクに設定することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の印刷制御用プログラム。
  13. 前記印刷部が顔料インク及び染料インクのうち少なくとも一方のインクで印刷するように構成されている場合において、
    前記インク定着性情報を使用者に選択入力させるための選択画像を表示装置に表示する選択画像表示制御手段として機能させ、
    前記選択画像は、顔料インクのみで印刷する場合、染料インクのみで印刷する場合、及び顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に選択させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示されるものであり、
    前記印刷用インク設定手段は、前記選択画像において選択されたインク種別あるいはインクの混合比に対応するインクに設定することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の印刷制御用プログラム。
  14. 前記印刷部が黒色を含む複数色のカラー印刷を実行可能に構成されている場合において、
    前記選択画像で顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させることが選択された場合に、前記選択画像表示制御手段は、さらに黒色とその他の色との各々に対して、顔料インクのみで印刷する場合、染料インクのみで印刷する場合、及び顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示される次選択画像を表示するものであり、
    前記印刷用インク設定手段は、前記次選択画像において、黒色とその他の色との各々に対して選択されたインク種別あるいはインクの混合比に対応するインクに設定することを特徴とする請求項13に記載の印刷制御用プログラム。
  15. 前記用紙種別指定手段により指定された記録用紙の種別が所定の種別の場合に、前記印刷用インク設定手段による作動を禁止する禁止手段として機能させることを特徴とする請求項10ないし請求項14の何れか1項に記載の印刷制御用プログラム。
  16. 使用者による入力操作に基づいて、助言を求めるためのヘルプ情報の入力を受け付けた場合に、インクの定着性の度合の選び方についての助言が記載されたコメントを表示装置に表示する助言表示制御手段として機能させることを特徴とする請求項10ないし請求項15の何れか1項に記載の印刷制御用プログラム。
  17. インクの残量を取得するインク残量取得手段、
    インク残量取得手段により取得されたインクの残量に基づいて、前記印刷用インク設定手段により設定されたインクで印刷することが可能か否かを判定する判定手段、及び
    前記判定手段によって前記印刷用インク設定手段により設定されたインクで印刷することが不可能であると判定された場合に、その旨を使用者に対して報知する報知手段
    として機能させることを特徴とする請求項10ないし請求項16の何れか1項に記載の印刷制御用プログラム。
  18. 記録用紙にインクを定着させることで画像を印刷する印刷部を有する印刷システムに用いられ、前記印刷部を制御するための印刷制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    コンピュータを、
    使用者による入力操作もしくは予め設定されている設定内容に基づいて、前記印刷部が画像を印刷する記録用紙の種別を指定する用紙種別指定手段、及び
    使用者による入力操作に基づいて、インクの定着性の度合を表すインク定着性情報の入力を受け付けた場合に、前記用紙種別指定手段により指定された記録用紙に対して前記印刷部が使用するインクとして、使用者により入力されたインク定着性情報に対応するインクに設定する印刷用インク設定手段
    として機能させる印刷制御用プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  19. インクの定着性が異なる複数のインクを利用して印刷が実行される場合において、
    前記印刷用インク設定手段は、前記複数のインクを前記印刷部が使用するインクとして設定するとともに、前記インク定着性情報に応じて、それら複数のインクの混合比を変更することを特徴とする請求項18に記載の記録媒体。
  20. 前記インク定着性情報を使用者に選択入力させるための選択画像を表示装置に表示する選択画像表示制御手段として機能させる印刷制御用プログラムを記録し、
    前記選択画像は、インクの定着性の度合を段階的に表示するとともに、その表示した度合のうち何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示されるものであり、
    前記印刷用インク設定手段は、前記選択画像において選択された前記度合に対応するインクに設定することを特徴とする請求項18又は請求項19に記載の記録媒体。
  21. 前記印刷部が顔料インク及び染料インクのうち少なくとも一方のインクで印刷するように構成されている場合において、
    前記インク定着性情報を使用者に選択入力させるための選択画像を表示装置に表示する選択画像表示制御手段として機能させる印刷制御用プログラムを記録し、
    前記選択画像は、顔料インクのみで印刷する場合、染料インクのみで印刷する場合、及び顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に選択させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示されるものであり、
    前記印刷用インク設定手段は、前記選択画像において選択されたインク種別あるいはインクの混合比に対応するインクに設定することを特徴とする請求項18又は請求項19に記載の記録媒体。
  22. 前記印刷部が黒色を含む複数色のカラー印刷を実行可能に構成されている場合において、
    前記選択画像で顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させることが選択された場合に、前記選択画像表示制御手段は、さらに黒色とその他の色との各々に対して、顔料インクのみで印刷する場合、染料インクのみで印刷する場合、及び顔料インクと染料インクとの混合比を使用者に設定させる場合のうち、何れかが使用者による入力操作に応じて選択可能に表示される次選択画像を表示するものであり、
    前記印刷用インク設定手段は、前記次選択画像において、黒色とその他の色との各々に対して選択されたインク種別あるいはインクの混合比に対応するインクに設定することを特徴とする請求項21に記載の記録媒体。
  23. 前記用紙種別指定手段により指定された記録用紙の種別が所定の種別の場合に、前記印刷用インク設定手段による作動を禁止する禁止手段して機能させる印刷制御用プログラムを記録したことを特徴とする請求項18ないし請求項22の何れか1項に記載の記録媒体。
  24. 使用者による入力操作に基づいて、助言を求めるためのヘルプ情報の入力を受け付けた場合に、インクの定着性の度合の選び方についての助言が記載されたコメントを表示装置に表示する助言表示制御手段として機能させる印刷制御用プログラムを記録したことを特徴とする請求項18ないし請求項23の何れか1項に記載の記録媒体。
  25. インクの残量を取得するインク残量取得手段、
    インク残量取得手段により取得されたインクの残量に基づいて、前記印刷用インク設定手段により設定されたインクで印刷することが可能か否かを判定する判定手段、及び
    前記判定手段によって前記印刷用インク設定手段により設定されたインクで印刷することが不可能であると判定された場合に、その旨を使用者に対して報知する報知手段
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