JP4250226B2 - 偏向走査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザビームプリンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられる偏向走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レーザビームプリンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられる偏向走査装置は、回転多面鏡の反射面にレーザ光等の光ビームを照射し、回転多面鏡の高速回転によって偏向走査して、得られた走査光を回転ドラム上の感光体に結像させて静電潜像を形成する。次いで、感光体の静電潜像を現像装置によってトナー像に顕像化し、これを記録紙等の記録媒体に転写して定着装置へ送り、記録媒体上のトナーを加熱定着させることで印刷(プリント)が行なわれる。
【0003】
近年では偏向走査装置の高速化が進み、回転多面鏡の回転速度が10,000rpmを越えるものも開発されている。
【0004】
図7は一従来例による偏向走査装置の主要部を示すもので、これは、図示しない光学箱にボールベアリング102を介して支承された回転軸103と、該回転軸103と一体であるフランジ部材104と、焼き嵌めによってフランジ部材104に結合された駆動マグネット105と、ボールベアリング102のハウジング102aと一体であるモータ基板106に固定されたステータコア107aとこれに巻かれたステータコイル107bからなるステータ107を有する。回転多面鏡101は、押えバネ108によってフランジ部材104に押圧されており、フランジ部材104を介して回転軸103や駆動マグネット105と一体化されている。
【0005】
モータ基板106上の駆動回路から供給された駆動電流によってステータコイル107bが励磁されると、駆動マグネット105が回転多面鏡101とともに高速度で回転し、前述のように、回転多面鏡101に照射された光ビームを偏向走査する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の技術によれば、前述のように回転軸と一体であるフランジ部材が焼き嵌めによって駆動マグネットに結合されていると、モータのステータコイルを励磁させて駆動マグネットを回転駆動したときに、画像形成装置本体の機内昇温およびモータの自己発熱によるモータ自身の昇温と、高速回転による遠心力のために駆動マグネットが変形し、フランジ部材との間の焼き嵌め部の締め代量が減少して、駆動マグネットとフランジ部材の接触面積が著しく縮小する。その結果、両者を結合している接触圧が小さくなって不安定な結合状態となるという未解決の課題がある。
【0007】
詳しく説明すると、図6の(a)に示すように、高速回転駆動時の遠心力による駆動マグネットの変形は、モータの周囲の雰囲気の温度上昇およびモータの自己発熱によるモータ自身の昇温によってさらに助長されてより大きな変形となり、特に、駆動マグネットの内径部における焼き嵌め部は著しく変形し、駆動マグネットとフランジ部材の間の締め代量が大幅に減少する。このように高温状態で高速回転する場合の焼き嵌め部における接触面積の幅B0は、常温で高速回転させたときの幅寸法A0に比べて著しく減少し、駆動マグネットの支持が極めて不安定となり、その結果、回転部のバランスが悪化する。このようなバランス悪化に起因する振動が、モータの構造体であるモータ基板、ハウジング等を伝わって、モータを固定している光学箱や、その光学箱を支持している光学台を振動させると、騒音を発生したり、走査光学系の折り返しミラー等の光学部品の振動による光学性能の劣化を招く。
【0008】
本発明は、上記従来の技術の有する未解決の課題に鑑みてなされたものであり、回転多面鏡のモータの高温下での高速駆動においても駆動マグネットとフランジ部材の間の接触面積が著しく減少することなく、モータのバランス悪化に伴なう騒音や振動、および振動に伴なう光学性能の劣化等を回避できる高性能な偏向走査装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の偏向走査装置は、光ビームを偏向走査する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を支持するフランジ部材と、前記フランジ部材と焼き嵌めによって結合される駆動マグネット及び前記駆動マグネットに対向するステータを有するモータとを備える偏向走査装置であって、前記フランジ部材と前記駆動マグネットとの当接面には接着剤が塗布されており、前記フランジ部材と前記駆動マグネットが当接すると前記接着剤の一部が前記フランジ部材と前記駆動部材の当接面の末端にはみ出して硬化することを特徴とする。
【0011】
前記フランジ部材または前記駆動マグネットは、前記フランジ部材と前記駆動マグネットとが当接する当接面内に塗布された接着剤を溜めるための凹所を有するものでもよい。
【0012】
【作用】
回転多面鏡を支持するフランジ部材とモータの駆動マグネットを焼き嵌め等の方法で結合しても、モータの自己発熱等による高温状態で高速回転させると、遠心力等による変形が大きいために結合部の接触面積が小さくなって安定した結合状態を維持することが難しい。そこで、駆動マグネットとフランジ部材の結合部の一端または両端に接着剤を塗布し、結合部の結合力を強化する。
【0013】
これによって、高温状態で高速回転させてもフランジ部材と駆動マグネットの結合部の接触面積が著しく減少して駆動マグネットの支持が不安定になるのを防ぎ、モータバランスの悪化を回避できる。
【0014】
モータバランスの悪化による振動のために騒音や光学性能の劣化を招くおそれのない安定した高品質な偏向走査装置を実現できる。
【0015】
光ビームを偏向走査する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を支持するフランジ部材と、前記フランジ部材と焼き嵌めによって結合される駆動マグネット及び前記駆動マグネットに対向するステータを有するモータとを備える偏向走査装置であって、前記フランジ部材と前記駆動マグネットとの当接面には接着剤が塗布されており、前記フランジ部材と前記駆動マグネットが当接すると前記接着剤の一部が前記フランジ部材と前記駆動部材の当接面の末端にはみ出して硬化することを特徴とする偏向走査装置であれば、駆動マグネットとフランジ部材を結合する前に両者の当接面に適量の接着剤を塗布しておき、焼き嵌め等の工程で結合部からはみ出した接着剤を利用することで、接着剤の塗布工程や硬化工程を大幅に簡略化し、組立コストを低減できるという利点が付加される。
【0016】
さらに、前記フランジ部材または前記駆動マグネットは、前記フランジ部材と前記駆動マグネットとが当接する当接面内に塗布された接着剤を溜めるための凹所を有していれば、凹所の接着剤によってフランジ部材と駆動マグネットをより一層強固に結合できるという利点がある。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は参考例による偏向走査装置の主要部を示すもので、これは、多角柱状の側面に複数の反射面1aを有する回転多面鏡1と、後述する光学箱50(図4参照)にボールベアリング2を介して支承された回転軸3と、該回転軸3に固着されたフランジ部材4を介して回転軸3と一体的に結合された駆動マグネット5と、ボールベアリング2を支持するハウジング2aと、該ハウジング2a上のモータ基板6に立設されたステータコア7aとこれに巻回されたステータコイル7bからなるステータ7を有し、該ステータ7は、駆動マグネット5に対向してこれとともに回転多面鏡1を回転駆動するインナロータタイプのモータを構成する。回転多面鏡1は、押えバネ8によってフランジ部材4に押圧され、フランジ部材4を介して駆動マグネット5と一体化されている。
【0019】
モータ基板6上の駆動回路から供給された駆動電流によってステータコイル7bが励磁されると、駆動マグネット5が回転軸3や回転多面鏡1とともに回転し、回転多面鏡1の反射面1aに照射されたレーザビーム等の光ビームを偏向走査する。
【0020】
ステータコア7aは、モータ基板6にビス等の公知の手段で締結されており、ステータコア7aの内周部のティースにステータコイル7bが巻かれている。
【0021】
フランジ部材4と駆動マグネット5は焼き嵌めによって一体的に結合され、焼き嵌めによる両者の結合部の両端には嫌気性の紫外線硬化型接着剤である接着剤9,10が塗布され、これによってフランジ部材4と駆動マグネット5が互いに接着されている。すなわち、フランジ部材4の大径部と駆動マグネット5の上面は、フランジ部材4の外周に沿ってリング状に塗布された接着剤9によって接着され、また、フランジ部材4の小径部(ボス部)と駆動マグネットの内径部は、フランジ部材4の下面にリング状に塗布された接着剤10によって接着されている。
【0022】
これらの接着剤9,10は、フランジ部材4に駆動マグネット5を焼き嵌めしたうえで、それぞれ上記の部位に塗布され、紫外線の照射によって硬化される。紫外線の照射は、図1の(b)に示すように、上方の接着剤9は回転多面鏡1の取り付け前に図示上方から、下方の接着剤10は、回転軸3をボールベアリング2に組み付ける前に図示下方からそれぞれ行なわれる。
【0023】
フランジ部材4と駆動マグネット5を焼き嵌めによって結合させるだけでは、図6の(a)に示す従来例のように、回転多面鏡1のモータの自己発熱や画像形成装置機内の昇温による高温状態で高速回転させたときに遠心力等による変形が助長されると、焼き嵌めによる結合部の接触圧を得る接触面積が小さくなる。その結果、駆動マグネット5の支持状態が不安定となってモータのバランス悪化を招き、振動のために騒音や後述する折り返しミラー53の光学性能劣化等のトラブルを生じる。このようなトラブルを回避するために、焼き嵌めによるフランジ部材4と駆動マグネット5の結合部の両端をリング状に塗布された接着剤9,10によって接着し、前記結合部の結合力を強化することで、高温状態において高速回転させてもフランジ部材4と駆動マグネット5の結合部が離れることなく安定した結合状態を保つことができるように構成したものである。
【0024】
このようにしてフランジ部材と駆動マグネットの間の焼き嵌めによる結合部の結合を強化すれば、図6の(b)に示すように、高温状態でモータを高速回転させても、結合部の接触面積の幅B1は常温で高速回転させたときの幅寸法A1とほぼ同じであり、充分な接触圧を維持することができる。
【0025】
高温時に焼き嵌め部の結合が不充分になることに起因するモータバランスの悪化を回避することで、振動や騒音が少なくて光学性能にもすぐれた高品質の偏向走査装置を実現できる。
【0026】
なお、本参考例は、駆動マグネットがステータコアの内周側に対向して配置されているインナロータタイプのモータを採用しているが、ステータコアが駆動マグネットの内側に配置されたアウタロータタイプのモータについても同様に適用可能である。アウタロータタイプのモータでは、駆動マグネットの外径が大きくなる傾向にあるため、高速回転時の遠心力がより一層増大する。従って、本発明の適用は特に有効であると言える。
【0027】
また、接着剤を、駆動マグネットとフランジ部材の結合部の両端にリング状に塗布しているが、場合によっては、結合部の上下どちらか一端のみに接着剤を塗布してもよいし、全周をリング状に接着する替わりに部分的すなわち断続的に接着剤を塗布してもよい。
【0028】
図2は第1の実施の形態を示す。これは、駆動マグネット25をフランジ部材24に焼き嵌めによって結合するに当って、図2の(a)に示すように、組み付け前に予め結合部におけるフランジ部材24側の当接面あるいは駆動マグネット25側の当接面に所定量の接着剤29aまたは29bを塗布しておく。駆動マグネット25をフランジ部材24に焼き嵌めすると、図2の(b)に示すように、接着剤29aまたは29bは駆動マグネット25とフランジ部材24の結合部から押し出される。このように結合部の末端へはみ出た接着剤30を硬化させることで、焼き嵌めによる結合部の結合を強化する。
【0029】
接着剤は、参考例と同様に嫌気性の紫外線硬化型接着剤であり、紫外線の照射によって硬化させる。回転多面鏡1、回転軸3、押えバネ8等については参考例と同様であるので同一符号で表わし説明は省略する。なお、図2は、回転多面鏡1がすでに取り付けられている状態を示すが、一般的には、回転多面鏡1が取り付けられる前に、図示上方からの紫外線照射によって接着剤30の硬化が行なわれる。
【0030】
駆動マグネット25とフランジ部材24の間に接触圧が発生している接触面積は、高速回転駆動に高温状態が加わるような条件下においても、駆動マグネット25とフランジ部材24の結合部の末端にはみ出た接着剤30により結合部が接着されているために大きく減少することなく、安定した結合状態を維持できる。その結果、モータのバランス悪化に伴なう騒音と振動および振動に伴なう光学性能の劣化等が少ない、極めて高性能な偏向走査装置を実現できる。
【0031】
加えて、駆動マグネットとフランジ部材の結合を強化するための接着剤を塗布する工程および接着剤の硬化工程が簡単であるから、組立コストが低減されるという利点がある。その他の点については参考例と同様である。
【0032】
図3は第2の実施の形態をその変形例とともに示す。
【0033】
図3の(a)の装置は、フランジ部材34と駆動マグネット35の結合部に面した接着剤溜りとなる環状の凹所40をフランジ部材34の当接面に設けたもので、図3の(b)に示すように同様の凹所41を駆動マグネット35の側の当接面に設けてもよい。また、同様の凹所42,43を、図3の(c)に示すようにフランジ部材34の下面(当接面)、あるいは図3の(d)に示すように駆動マグネット35の上面(当接面)にそれぞれ設けてもよい。
【0034】
回転多面鏡1、回転軸3は参考例と同様であるから、同一符号で表わし、説明は省略する。
【0035】
また、このような接着剤溜りとなる凹所は1カ所に限らず、例えば、駆動マグネットとフランジ部材のフランジ部の当接面や、駆動マグネットとフランジ部材のボス部の当接面の2カ所に設けてもよい。
【0036】
図3の(a)ないし(d)の装置においては、駆動マグネット35をフランジ部材34に焼き嵌め結合するに当って、組み付け前に予め接着剤溜りとなる凹所40〜43に接着剤49aを付着させた後に、焼き嵌めによって駆動マグネット35をフランジ部材34に組み付ける。このとき接着剤49aは、その一部が接着剤溜りである凹所40〜43に封入され、嫌気性ゆえに凹所40〜43の中で硬化する。また一部は、駆動マグネット35とフランジ部材34の結合部の末端から押し出され、はみ出た接着剤49bが紫外線照射によって硬化される。
【0037】
接着剤溜りの接着剤49aは、結合部からはみ出た接着剤49bとともに、駆動マグネット35とフランジ部材34の間の焼き嵌めによる結合を強化するのに役立つ。すなわち、第1の実施の形態に比べて、接着剤溜りの接着剤49aによる接着力が付加されるため、より一層結合強化の効果が高く、駆動マグネット35の変形を防ぐうえでの信頼性が向上するという利点がある。その他の点は参考例と同様である。
【0038】
図4は偏向走査装置全体を示すもので、これは、レーザ光等の光ビーム(光束)を発生する光源51と、前記光ビームを回転多面鏡1の反射面1aに線状に集光させるシリンドリカルレンズ51aとを有し、前記光ビームを回転多面鏡1の回転によって偏向走査し、結像レンズ52と折り返しミラー53を経て図5に示す回転ドラム上の感光体54に結像させる。結像レンズ52は球面レンズ部、トーリックレンズ部等を有し、感光体54に結像する点像の走査速度等を補正するいわゆるfθ機能を有する。
【0039】
前記モータによって回転多面鏡1が回転すると、その反射面1aは、回転多面鏡1の軸線まわりに等速で回転する。前述のように光源51から発生され、シリンドリカルレンズ51aによって集光される光ビームの光路と回転多面鏡1の反射面1aの法線とがなす角、すなわち該反射面1aに対する光ビームの入射角は、回転多面鏡1の回転とともに経時的に変化し、同様に反射角も変化するため、感光体54上で光ビームが集光されてできる点像は回転ドラムの軸方向(主走査方向)に移動(走査)する。
【0040】
結像レンズ52は、回転多面鏡1において反射された光ビームを感光体54上で所定のスポット形状の点像に集光するとともに、該点像の主走査方向への走査速度を等速に保つように設計されたものである。
【0041】
感光体54に結像する点像は、回転多面鏡1の回転による主走査と、感光体54が回転ドラムの軸まわりに回転することによる副走査に伴なって、静電潜像を形成する。
【0042】
感光体54の周辺には、感光体54の表面を一様に帯電するための帯電装置、感光体54の表面に形成される静電潜像をトナー像に顕像化するための現像装置、前記トナー像を記録紙に転写する転写装置(いずれも不図示)等が配置されており、光源51から発生する光ビームによる記録情報が記録紙等にプリントされる。
【0043】
検出ミラー55は、感光体54の表面における記録情報の書き込み開始位置に入射する光ビームの光路よりも主走査方向上流側において光ビームを反射して、フォトダイオード等を有する受光素子56の受光面に導入する。受光素子56はその受光面が前記光ビームによって照射されたときに、走査開始位置(書き出し位置)を検出するための走査開始信号を出力する。
【0044】
光源51は、ホストコンピュータからの情報を処理する処理回路から与えられる信号に対応した光ビームを発生する。光源51に与えられる信号は、感光体54に書き込むべき情報に対応しており、処理回路は、感光体54の表面において結像する点像が作る軌跡である一走査線に対応する情報を表す信号を一単位として光源51に与える。この情報信号は、受光素子56から与えられる走査開始信号に同期して送信される。
【0045】
なお、回転多面鏡1、結像レンズ52等は光学箱50に収容され、光源51等は光学箱50の側壁に取り付けられる。光学箱50に回転多面鏡1、結像レンズ52等を組み付けたうえで、光学箱50の上部開口にふた60を装着する。
【0046】
【発明の効果】
本発明は上述のとおり構成されているので、次に記載するような効果を奏する。
【0047】
回転多面鏡を高速回転させたときに駆動マグネットとフランジ部材の結合が不安定になりモータバランスが悪化するのを回避して、騒音や振動による光学性能の劣化等のトラブルの少ない高性能な偏向走査装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例による偏向走査装置の主要部を示すもので、(a)はその模式部分断面図、(b)は接着剤を硬化させる工程を説明する図である。
【図2】 第1の実施の形態による偏向走査装置の主要部を示すもので、(a)は駆動マグネットを組み付ける前の状態を示す模式部分断面図、(b)は駆動マグネットを組み付けた後の状態を示す同様の図である。
【図3】 第2の実施の形態をその変形例とともに示す図である。
【図4】 偏向走査装置の全体を説明する図である。
【図5】 図4のA−A線に沿ってとった断面図である。
【図6】 高温状態で高速回転駆動したときと常温で高速回転させたときの駆動マグネットの変形を比較する図である。
【図7】 一従来例を示す模式部分断面図である。
【符号の説明】
1 回転多面鏡
3 回転軸
4,24,34 フランジ部材
5,25,35 駆動マグネット
6 モータ基板
7 ステータ
7a ステータコア
7b ステータコイル
8 押えバネ
9,10,30,49a,49b 接着剤
40〜43 凹所
50 光学箱
Claims (2)
- 光ビームを偏向走査する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を支持するフランジ部材と、前記フランジ部材と焼き嵌めによって結合される駆動マグネット及び前記駆動マグネットに対向するステータを有するモータとを備える偏向走査装置であって、前記フランジ部材と前記駆動マグネットとの当接面には接着剤が塗布されており、前記フランジ部材と前記駆動マグネットが当接すると前記接着剤の一部が前記フランジ部材と前記駆動部材の当接面の末端にはみ出して硬化することを特徴とする偏向走査装置。
- 前記フランジ部材または前記駆動マグネットは、前記フランジ部材と前記駆動マグネットとが当接する当接面内に塗布された接着剤を溜めるための凹所を有することを特徴とする請求項1記載の偏向走査装置。
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Cited By (1)
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1998
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KR20190007377A (ko) * | 2017-07-12 | 2019-01-22 | 니혼 덴산 산쿄 가부시키가이샤 | 흔들림 보정 기능을 구비한 광학 유닛 |
KR102044632B1 (ko) | 2017-07-12 | 2019-11-13 | 니혼 덴산 산쿄 가부시키가이샤 | 흔들림 보정 기능을 구비한 광학 유닛 |
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