JP4474064B2 - 駆動モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転軸に取り付けた回転鏡で光ビームを偏向走査する偏向走査装置に関し、特にその回転軸を動圧軸受によって支持する機構を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の偏向走査装置は、たとえば、レーザビームプリンタ・複写機・ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に広く利用されている。
【0003】
近年、この種の偏向走査装置では、回転多面鏡を高速かつ高精度に回転させることが要求されており、特にレーザビームプリンタ等では、この要求を満たすために非接触で回転する動圧空気軸受が用いられている。
【0004】
図5は特開平11−14929に記載されている動圧空気軸受を有する偏向走査装置を示す図である。同図において、回転多面鏡101を固定支持した回転軸102が、ハウジング103に固定された固定スリーブ104に回転自在に嵌合されている。回転軸102と固定スリーブ104との間には数μmの隙間が設けられ、回転軸102のラジアル方向を支持するための動圧空気軸受が構成されている。
【0005】
回転軸102の下端面には第1の永久磁石105が固定され、固定スリーブ104の下端面には第2の永久磁石106が固定されている。第1、第2の永久磁石105,106は磁気的な吸引力を生じるように配置され、回転軸102のスラスト方向を浮揚支持するための磁気スラスト軸受が構成されている。
【0006】
しかし、回転軸102が磁気的な吸引力によって浮揚支持されているだけでは、外部から回転軸102に振動等が加わった場合に回転軸102の振動の振幅が大きくなったり、減衰時間が長くなったりする。このような回転軸102の振動の振幅を小さくしたり、減衰時間を短縮するために、第1の永久磁石105の下方に空気溜り107が設けられているとともに、この空気溜り107を密封するためのカバー108が第2の永久磁石106の下端面に固定されている。
【0007】
なお、回転軸102の上部には支持部材109が固定されており、この支持部材109の側面には駆動マグネット110が固定されている。上記の回転多面鏡101は支持部材109の上面に取り付けられ、板ばね111、押え板112、Cリング113によって固定されている。また、ハウジング103の上面には基板114が固定されており、基板114にはコイル115とコア116などによって構成されるステータが駆動マグネット110に対向するように配置され、駆動モータが構成されている。そして、回転多面鏡101と駆動マグネット110には図示しない重りが載置され、回転体全体のバランスが取られている。
【0008】
このような偏向走査装置においては、回転軸102と固定スリーブ104の間の隙間が数μmと極めて狭くされているとともに、空気溜り107が密封されているために、回転軸102が上下動しても空気溜り107の圧力が変化して回転軸102の振動を減衰させる作用、即ちエアダンパの役割を担っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述したような従来技術においては、第1,第2の永久磁石105,106の加工精度や、第1の永久磁石105やカバー108の取り付け精度によっては、空気溜り107の容積が大きくなってしまう場合があり、回転軸102が上下動しても空気溜り107の圧力変化が小さく回転軸102の振動を減衰させるエアダンパ効果が充分に作用せず、回転軸102を含む回転体が固定部材に衝突したりして、精度を劣化させたり破損させたりして、信頼性を低下させることがある。
【0010】
また、カバー108を第2の永久磁石106に直接接着する構成をとっているため、接着時に未硬化の接着剤が空気溜り107に入り込んでしまうおそれがあった。万一、未硬化の接着剤がラジアル方向を支持するための動圧空気軸受まで到達してしまうと、軸受そのものの作動に影響を及ぼすことがある。
【0011】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、空気溜りの容積を決定する誤差要因を少なくして、軸受の構成部材の加工および取り付けの容易化を図るとともに、安定して回転軸の振動を抑制し得る信頼性の高い駆動モータを提供することにある。
【0012】
さらに、本発明の第2の目的は、蓋部材を固定するための接着剤が空気溜りまたは軸受に侵入することを防いで、軸受の作動の信頼性を向上することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、貫通孔を有するハウジングと、
前記ハウジングの貫通孔の内周面に固定された固定スリーブと、前記固定スリーブに回転自在に嵌合された回転軸と、前記回転軸の軸方向一端に固定された第1の永久磁石と、前記第1の永久磁石と対向して前記固定スリーブに固定された第2の永久磁石とを有し、前記回転軸を磁気力によって軸方向に浮揚させる浮揚手段と、前記回転軸の前記軸方向一端側に密閉された空気溜りを形成するための蓋部材と、を備え、前記浮揚手段及び前記空気溜りによって前記回転軸を軸方向に浮揚支持する駆動モータであって、前記ハウジングは前記貫通孔の内周面から前記回転軸の軸方向に垂直な方向に突出して設けられた突条部を有し、該突条部の前記軸方向一端側に前記固定スリーブを当接させ、且つ他端側に前記蓋部材を当接させて、前記固定スリーブ及び前記蓋部材を前記軸方向に位置決めし、前記蓋部材は外周面を接着面として前記ハウジングの貫通孔の内周面に接着固定されていることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0024】
(第1の実施の形態)まず、図3を参照して、本発明の第1の実施の形態における偏向走査装置の全体構成について説明する。
【0025】
図3は本実施の形態の偏向走査装置を模式的に示した平面図である。同図において、偏向走査装置は、レーザ光等の光ビーム(光束)を発生する光源51と、その光ビームを回転多面鏡7の反射面に線状に集光させるシリンドリカルレンズ51aとを有し、光ビームを回転多面鏡7の回転によって偏向走査し、結像光学系である結像レンズ系52および折り返しミラー53を経て回転ドラム上の感光体54の結像面に結像させる。結像レンズ系52は球面レンズ52a、トーリックレンズ52b等を有し、感光体54に結像する点像の走査速度等を補正するfθ機能を有する。
【0026】
不図示のモータによって回転多面鏡7が矢印Aの方向へ回転すると、その反射面は、回転多面鏡7の軸線まわりに等速で回転する。前述のように光源51から発生され、シリンドリカルレンズ51aによって集光される光ビームの光路と回転多面鏡7の反射面の法線とがなす角、すなわち該反射面に対する光ビームの入射角は、回転多面鏡7の回転とともに経時的に変化し、同様に反射角も変化するため、感光体54上で光ビームが集光されてできる点像は回転ドラムの軸方向(主走査方向)に移動(走査)する。
【0027】
結像レンズ系52は、回転多面鏡7において反射された光ビームを感光体54上で所定のスポット形状の点像に集光するとともに、その点像の主走査方向への走査速度を等速に保つように設計されたものである。
【0028】
感光体54に結像する点像は、回転多面鏡7の回転による主走査と、感光体54を有する回転ドラムがその軸まわりに回転することによる副走査に伴って、静電潜像を形成する。
【0029】
感光体54の周辺には、感光体54の表面を一様に帯電するための帯電装置、感光体54の表面に形成された静電潜像をトナー像に顕像化するための現像装置、トナー像を記録紙に転写する転写装置(いずれも不図示)等が配置されており、光源51から発生する光ビームによる記録情報が記録紙等にプリントされる。
【0030】
検出ミラー55は、感光体54の表面における記録情報の書き込み開始位置に入射する光ビームの光路よりも主走査方向上流において光ビームを反射して、レンズ56aを経てフォトダイオード等を有する受光素子56bの受光面に導入する。受光素子56bはその受光面が前記光ビームによって照射されたときに、走査開始位置(書き出し位置)を検出するための走査開始信号を出力する。
【0031】
光源51は、ホストコンピュータからの情報を処理する処理回路57から与えられる信号に対応した光ビームを発生する。光源51に与えられる信号は、感光体54に書き込むべき情報に対応しており、処理回路57は、感光体54の表面において結像する点像が作る軌跡である一走査線に対応する情報を表す信号を一単位として光源51に与える。この情報信号は、受光素子56bからライン56cを経て与えられる走査開始信号に同期して送信される。
【0032】
なお、回転多面鏡7、結像レンズ系52等は光学箱50に収容され、光源51等は光学箱50の側壁に取り付けられる。光学箱50に回転多面鏡7、結像レンズ系52等を組み付けたうえで、光学箱50の上部開口部に図示しないフタを装着する。
【0033】
続いて、本実施の形態における偏向走査装置の回転多面鏡の軸受部(駆動モータ)の構成について、図1と図2を参照しながら詳細に説明する。
【0034】
図1は本実施の形態における偏向走査装置の軸受部(駆動モータ)の構成を示す半断面図であり、図2は図1の要部を示す断面図である。
【0035】
図1に示すように、モータハウジング1の貫通孔に例えばセラミック材料からなる固定スリーブ2が固定されている。モータハウジング1の貫通孔の周面には、軸方向の断面形状が略矩形状を呈する突条部19が全周的に設けられており、固定スリーブ2は下端面の一部をその突条部19の上面に当接させることにより軸方向に位置決めされている。
【0036】
この固定スリーブ2には例えばセラミック材料からなる回転軸3が回転自在に嵌合されている。固定スリーブ2と回転軸3との間には数μmの隙間が設けられ、回転軸3のラジアル方向を支持するための動圧空気軸受が構成されている。そして、回転軸3の下方には回転軸3のスラスト方向を支持するための後述の磁気スラスト軸受が構成されている。
【0037】
回転軸3の上部には、例えば金属製の支持部材4が焼嵌め等により固定されており、この支持部材4の下部には金属製のロータ5がかしめ等により固定され、このロータ5の内周面には駆動マグネット6が取り付けられている。
【0038】
支持部材4には回転多面鏡7が嵌め込まれ、回転多面鏡7の上面には板ばね8、押え板9及びCリング10が順次に配置され、Cリング10が支持部材4に取り付けられることにより、回転多面鏡7が支持部材4に固定されている。
【0039】
そして、モータハウジング1の上面には基板11が固定されており、基板11の上面にはコイル12とコア13等によって構成されるステータが駆動マグネット6に対向するように配置され、駆動モータが構成される。
【0040】
回転軸3の下端面には第1の永久磁石14が接着等により固定されている。固定スリーブ2の下端面には第2の永久磁石15が接着等により固定されている。浮揚手段としての第1,第2の永久磁石14,15は相互に磁気的な力によって軸方向に中立点で釣り合うように配置され、回転軸3のスラスト方向を浮揚支持する磁気スラスト軸受が構成されている。
【0041】
そして、モータハウジング1の貫通孔の下端部には、蓋部材としてのスラストカバー17が取り付けられ、回転軸3および固定スリーブ2(第1の永久磁石4)の下方に空気溜り16を形成している。このときスラストカバー17は、その上面をモータハウジング1の突条部19の下面に当接させることによって位置決めされ固定されている。
【0042】
スラストカバー17はモータハウジング1の貫通孔を完全に密閉しており、また、固定スリーブ2と回転軸3との隙間は数μmに設定されているので、空気溜り16は充分に密封されていると言える。
【0043】
なお、このとき、回転軸3が押し下げられてスラストカバー17に衝突すると、回転軸3とスラストカバー17が損傷して密封性が保たれなくなることもあるため、それらが衝突しないように構成する必要がある。
【0044】
ここで、前述したように固定スリーブ2とスラストカバー17はモータハウジング1に軸方向に位置決めされて固定されるため、固定スリーブ2とスラストカバー17との間隔はモータハウジング1の突条部19の軸方向の厚みLによって決定することができる。
【0045】
そして、固定スリーブ2の下端面に固定される第2の永久磁石15の厚みtをL≧tの関係、即ちLはtと同等または僅かに小さい関係とすることにより、スラストカバー17をモータハウジング1に密着させて固定することができる。
【0046】
スラストカバー17の固定は、スラストカバー17の外周面に嫌気性紫外線硬化型の接着剤18を塗布し、モータハウジング1の突条部19に密着させた後に、紫外線を照射することによって接着剤18を硬化させることにより行われる。
【0047】
このようにスラストカバー17の上面を突条部19に密着させるとともに、スラストカバー17の外周面を接着面とすることによって、接着剤18の軸受への侵入を防止することができる。
【0048】
さらに、図示のように第2の永久磁石15の厚みtを突条部19の軸方向の厚みLよりも僅かに小さく設定して、第2の永久磁石15とスラストカバー17との間に間隙を設ければ、スラストカバー17の接着時に未硬化の接着剤が内側に入り込んだ場合であっても、その接着剤を間隙内に留めて硬化させることができ、接着剤の軸受への侵入をより確実に防止することが可能となる。
【0049】
このように第1の実施の形態では、固定スリーブ2とスラストカバー17の距離をモータハウジング1の突条部19の寸法精度だけで決定できるので、空気溜り16の容積を決める誤差要因を少なくすることができ、回転軸3が上下動した時の空気溜り16の圧力変化による回転軸3の振動を抑制させるエアダンパ効果をより確実に得ることができる。
【0050】
また、未硬化の接着剤が存在してもスラストカバー17とモータハウジング1または第2の永久磁石15との間で硬化する可能性が高く、仮にここで硬化しなくても、ラジアル方向を支持するための動圧空気軸受を形成する固定スリーブ2と回転軸3との間にまで到達する可能性はほとんど無くすことができる。したがって、回転軸の振動を抑制し得る信頼性の高い偏向走査装置(駆動モータ)とすることができる。
【0051】
(第2の実施の形態)
図4には、本発明の第2の実施の形態が示されている。上記第1の実施の形態では、蓋部材たるスラストカバーを平らな円盤状部材にて構成したが、本実施の形態では、スラストカバーに段差を設けて空気溜りに突出する突出部を形成している。
【0052】
図4は第2の実施の形態における偏向走査装置の軸受部(駆動モータ)の構成を示す半断面図である。上記第1の実施の形態と同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0053】
同図4において、スラストカバー27には回転軸3と同心的に段差部27aが設けられ、その段差部27aの外周側は空気溜り26に突出する突出部27bとなっている。この段差部27aの直径Dは回転軸3の下端に固定された第1の永久磁石14の外径dより僅かに大きくなっている(D>d)。
【0054】
また、段差部27aの内周側は突出部27bに比べ相対的に凹んだ凹部27cとなっており、その深さは、回転軸3の下端面に固定された第1の永久磁石14の下端面が最下支点に達した時でも、僅かに隙間が形成されるように設定される。本実施の形態においては、支持部材4の下端面と固定スリーブ2の上端面との距離Sが最も接近して配置されているため、第1の永久磁石14とスラストカバー27の凹部27cの上面との距離Kが、K>Sの関係となるように設定される。すなわち、凹部27cは、回転軸3および第1の永久磁石14の上下動の範囲から待避するように形成されている。
【0055】
第1の実施の形態と同様に、スラストカバー27はその上面をモータハウジング1の突条部19下面に当接させて位置決めされ、スラストカバー27の外周部に嫌気性紫外線硬化型の接着剤28を塗布し紫外線を照射することにより固定される。
【0056】
本実施の形態によれば、スラストカバー27の一部を空気溜り26側に突出させたことで、その突出分だけ空気溜り26の容積を小さくできるので、空気溜り26の圧力変化が大きくなり、第1の実施の形態のようにフラットな形状のスラストカバーを設けた場合に比べて、良好なエアダンパ効果を得ることができる。
【0057】
また、回転軸3が最下支点まで押し下げられてもスラストカバー27に回転部材が衝突することがないので、精度の劣化や破損のおそれのない信頼性の高い偏向走査装置を実現できる。また、第1,第2の永久磁石14,15を空気溜りの容積を増やすことなく、最適な大きさを選択することができるなど、設計の自由度をあげることも可能となる。
【0058】
なお、本実施の形態では、スラストカバー27の外周側に突出部27bを、内周側に凹部27cを設けた構成としたが、回転軸3の最下支点が比較的上方にあり、スラストカバーと干渉しないのであれば、スラストカバーの内周側に突出部を設けてもよい。その場合も空気溜りの容積を小さくしてエアダンパ効果を高めることができる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、固定スリーブと蓋部材の軸方向の位置をハウジングによって位置決めすることにより、両部材の間に形成される空気溜りの容積を決定する誤差要因を少なくすることができるので、軸受の構成部材の加工および取り付けが容易になるとともに、エアダンパ効果の安定化を図り、偏向走査装置(駆動モータ)の信頼性を向上させることが可能となる。
【0060】
さらに、ハウジングの貫通孔の周面に設けられた突条部によって固定スリーブと蓋部材を位置決めする構成とすれば、その突条部の軸方向の厚みによって空気溜りの容積が決定されることになるので、厳密な寸法精度が要求されるのはこの突条部の軸方向の厚みだけで足り、加工および取り付けを一層容易化することが可能となる。
【0061】
そして、蓋部材の外周面を接着面とすることによって、未硬化の接着剤が軸受まで侵入することを防止することができ、軸受の作動の信頼性を向上させることが可能となる。
【0062】
また、空気溜りに突出する突出部を蓋部材に設けることによって、空気溜りの容積を小さくしてエアダンパ効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る偏向走査装置の軸受部の構成を示す半断面図である。
【図2】図1の要部を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る偏向走査装置を模式的に示した平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る偏向走査装置の軸受部の構成を示す半断面図である。
【図5】従来の偏向走査装置の軸受部の構成を示す半断面図である。
【符号の説明】
1 モータハウジング
2 固定スリーブ
3 回転軸
4 支持部材
5 ロータ
6 駆動マグネット
7 回転多面鏡
8 板ばね
9 押え板
10 Cリング
11 基板
12 コイル
13 コア
14 第1の永久磁石
15 第2の永久磁石
16 空気溜り
17 スラストカバー
18 接着剤
19 突条部
26 空気溜り
27 スラストカバー
27a 段差部
27b 突出部
27c 凹部
28 接着剤
50 光学箱
51 光源
51a シリンドリカルレンズ
52 結像レンズ系
52a 球面レンズ
52b トーリックレンズ
53 折り返しミラーミラー
54 感光体
55 検出ミラー
56a レンズ
56b 受光素子
56c ライン
57 処理回路

Claims (3)

  1. 貫通孔を有するハウジングと、
    前記ハウジングの貫通孔の内周面に固定された固定スリーブと、
    前記固定スリーブに回転自在に嵌合された回転軸と、
    前記回転軸の軸方向一端に固定された第1の永久磁石と、前記第1の永久磁石と対向して前記固定スリーブに固定された第2の永久磁石とを有し、前記回転軸を磁気力によって軸方向に浮揚させる浮揚手段と、
    前記回転軸の前記軸方向一端側に密閉された空気溜りを形成するための蓋部材と、を備え、
    前記浮揚手段及び前記空気溜りによって前記回転軸を軸方向に浮揚支持する駆動モータであって
    前記ハウジングは前記貫通孔の内周面から前記回転軸の軸方向に垂直な方向に突出して設けられた突条部を有し、
    該突条部の前記軸方向一端側に前記固定スリーブを当接させ、且つ他端側に前記蓋部材を当接させて、前記固定スリーブ及び前記蓋部材を前記軸方向に位置決めし、
    前記蓋部材は外周面を接着面として前記ハウジングの貫通孔の内周面に接着固定されていることを特徴とする駆動モータ
  2. 前記回動軸は軸方向に変位可能であり、
    前記回動軸の軸方向の変位によって変位する前記第1の永久磁石の可動域は、前記回転軸の軸方向において前記第2の永久磁石よりも前記蓋部材側にあり、
    前記蓋部材は、前記空気溜りに面する面のうち前記第1の永久磁石に対向する第1の面と、前記第2の永久磁石に対向する第2の面とを有し、前記第1の面と前記第2の面とが前記回転軸の軸方向においてずれており、且つ前記回転軸の軸方向において前記第2の面が前記第1の面よりも前記回転軸側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動モータ
  3. 前記蓋部材は嫌気性紫外線硬化型の接着剤で接着されることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動モータ
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